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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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大山弾で巨人に6.5差!「外様」西勇輝初巨人斬り!西勇輝スクイズで自ら援護、スリーバント決めた!

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「2位」阪神が首位巨人との直接対決 4連戦の初戦を制し、ゲーム差を「6.5」に縮めた。終盤に追い上げられたが、なんとか耐えて巨人の連勝を「5」で止めた。阪神は 2回に大山悠輔内野手(25)の自己最多に並ぶ「14号ソロ」で先制。西勇輝投手(29)のスクイズで 2点目を挙げた。首位巨人との 4連戦の初戦をまずは 1点差で逃げ切った。「6.5ゲーム」差とし、この 4連戦での「自力V」消滅はなくなった。差を縮めるにはあと13試合ある直接対決に勝つことが近道。矢野監督は「先のことを考えるとどうしても苦しくなるんですけど、ぼくらは 1戦 1戦、目の前の試合をどう戦うか。 1戦 1戦を全員で戦っていきたいと思います」と「奇跡の逆転優勝」へ、勝ってカブトの緒を締めた。先発西勇輝投手は 3回まで無失点。巨人は 6回まで 1安打無得点。阪神は 6回、ジェリー・サンズ外野手(32=キウム・ヒーローズ)の「15号2ラン」、小幡竜平内野手(19)の適時打で 3点を挙げ、リードを 5点に広げた。阪神西勇輝投手は 8回途中 4失点でオリックス時代も含めて「巨人戦初勝利」。首位巨人は 6回途中 5失点の戸郷が誤算で「6連勝」を逃した。阪神西勇輝投手は「5勝」目、ロベルト・スアレス投手(29=福岡ソフトバンク)は「13セーブ」目。巨人戸郷翔征投手(20)は「3敗」目。

大山悠輔内野手が 2回に先制の「14号ソロ」を放った。19年に並ぶ「自己最多タイ」となった。 2回の先頭で打席に立つと、 3ボール 1ストライクから巨人先発戸郷のスライダーをとらえ左翼席へ運んだ。今季、この試合前までの対戸郷は「6打数2安打」だった。チームにとっても対巨人29イニングぶりの得点となった。首位巨人との 4連戦の初戦をまずは 1点差で逃げ切った。「6.5ゲーム」差とし、この 4連戦での「自力V消滅」はなくなった。差を縮めるにはあと13試合ある直接対決に勝つことが近道。矢野燿大監督(51)は「奇跡の逆転優勝」へ、勝ってカブトの緒を締めた。

ジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)も戸郷打ちだ。 2回、大山の先制弾の直後。左中間 2塁打で得点機を演出した。過去 2試合、戸郷には「6打数0安打」に抑えられていたが、快音を響かせた。守備でも 2回二死 1塁で吉川尚輝内野手(25)の 1塁線への打球を処理する好プレー。攻守でG倒に貢献した。

江越大賀外野手(27)は足で巨人バッテリーを攻めた。 6回、 2塁打を放った糸井の代走として出場。「4番」サンズへの初球に 3盗を試み、セーフに。今季 3個目の盗塁で重圧をかけ、直後にサンズのバックスクリーン弾で生還した。矢野監督も称えていた。

阪神の「4番」ジェリー・サンズ外野手が 2- 0の 6回に戸郷の真ん中に入った 147キロ直球を寸分狂わず強振した。追加点となる「15号2ラン」をバックスクリーンへたたき込んだ。無死 3塁、 2ボール 1ストライクから戸郷の低めの直球を豪快にたたいた。中堅丸佳浩外野手(30)が一瞬で追う気をなくした豪快弾。ここ 5試合で「4本塁打」と量産している。 2回にソロを放った大山に「14号」で並ばれたが、この時点で再び「チーム単独トップ」となる「15号2ラン」で試合の流れを決定づけた。この日は家族が観戦に訪れていた。チーム、自身ともに今季 2度目の「ユニ・チャーム バックスクリーンホームラン賞」で再び賞金 100万円を贈られ、冗談交じりに照れ笑いだ。チームも家庭も貯金でウハウハ!?優良助っ人の勢いが止まらない。

小幡竜平内野手が 5戦ぶりの適時打を放った。巨人戸郷から 4点を奪い、なおも 6回一死 1、 2塁の好機で、 1ストライクからの 2球目の直球を左翼線へ運び、 2塁走者大山が生還した。 9戦連続で 2塁のスタメンとして起用され、この日は初めての巨人戦出場。延岡学園時代、聖心ウルスラ学園の戸郷と同じ宮崎県でしのぎを削った右腕から、うれしい適時打となった。終わってみれば 1点差勝ちだっただけに、貴重な 5点目となった。 9戦連続スタメンで、この日は初めて「伝統の一戦」に出場。小幡は 8月29日広島戦(マツダスタジアム)に続いて 2度目。阪神の10代選手が巨人戦で適時打を打ったのは91年新庄以来。若虎の象徴がチームに勢いをつけている。

西勇輝投手が「伝統の一戦」の「初勝利」をつかんだ。初回から持ち味の制球力を発揮し、前日 3日に13得点した打線を 6回まで 1安打。 1点差に迫られた 8回途中に降板したが、 7安打 4失点、 123球の力投だった。西勇輝投手がスリーバントスクイズを決め、自らを援護した。大山の「14号ソロ」で 1点を先制し、なおも一死 1、 3塁で、「9番」西勇は 2球続けてバント失敗。それでも 3球目を 1塁線に転がし、捕球した巨人 1塁手中島がタッチしている間に、 3塁走者ボーアが生還した。「3連勝」で今季「5勝」目は重みのある「白星」。レジェンド右腕が抱いてきた思いを、新たなエースがしっかり受け取った。

阪神の新守護神ロベルト・スアレス投手が、 1点差に追い上げられた 8回二死 1塁のピンチで登板。好調の丸に真っ向勝負を挑み、 159キロのど真ん中直球で空振り三振を奪った。前日 3日ヤクルト戦はベンチ入りメンバーには入っていたが、休養のためベンチには入っていなかった。休養十分の守護神が、巨人に傾いていた試合の流れを引き戻した。今季初のイニングまたぎでのセーブだった。巧みに操り、巨人との差を詰めていく。

今季限りでの引退を表明し、右上肢のコンディション不良で 2軍調整中の藤川球児投手(40)が 4日、鳴尾浜で本格的なブルペン投球を行った。プロテクターを装着した小宮山慎二ブルペン捕手(34)を座らせて20~30球。見守った安藤優也 2軍育成コーチ(41)は、実戦復帰については慎重に見定める方針だ。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 5- 4巨人>◇11回戦◇阪神 3勝 8敗 0分◇ 4日◇阪神甲子園球場

 阪神は 2回に大山の自己最多に並ぶ「14号ソロ」で先制。西勇のスクイズで 2点目を挙げた。先発西勇は 3回まで無失点。

 巨人は 6回まで 1安打無得点。阪神は 6回、サンズの「15号2ラン」、小幡の適時打で 3点を挙げ、リードを 5点に広げた。

 阪神西勇は 8回途中 4失点でオリックス時代も含めて「巨人戦初勝利」。首位巨人は 6回途中 5失点の戸郷が誤算で「6連勝」を逃した。

 阪神西勇輝は「5勝」目、スアレスは「13セーブ」目。巨人戸郷は「3敗」目。

  8回表巨人二死 1塁、西勇輝投手(右)は後続を抑えたスアレス投手を出迎える=阪神甲子園球場

 「2位」阪神が首位巨人との直接対決 4連戦の初戦を制し、ゲーム差を「6.5」に縮めた。終盤に追い上げられたが、なんとか耐えて巨人の連勝を「5」で止めた。

 前回対戦した 8月18日から20日までの東京ドーム 3連戦は「3戦連続完封負け」。半月前の屈辱を脳裏から消し去ったのは「5番」大山悠輔内野手だ。 2回、先頭で右腕戸郷のスライダーをとらえ、左翼席に「自己最多タイの14号ソロ」を届かせた。

 大山の先制弾で巨人戦29イニングぶりの得点を記録すると、なおも 2回一死 1、 3塁から「9番」西勇輝投手がスクイズを成功させて 2点目をゲット。試合を優位に進めた。

  2点リードの 6回には「4番」ジェリー・サンズ外野手がバックスクリーンに「15号2ラン」を運ぶ。さらに「8番」小幡竜平内野手が左前適時打を放ち、一気に突き放した。

 先発の西勇は 6回終了時点で 1安打無失点の安定感。終盤に失点を重ねたが、 8回途中4失点で今季「5勝」目。オリックス時代を含めて、巨人戦11試合目の登板で初めて「白星」を手にした。

 「ラッキー7」でジェット風船タオルを掲げ盛り上がる阪神ファン=阪神甲子園球場

 「2位」阪神が首位巨人との 4連戦初戦を取った。 2回に大山悠輔内野手が今季G戦初アーチとなる先制の「14号ソロ」で、宿敵から29イニングぶり得点。この 1発を口火にこの回 2点を先取し、 6回も 3点を加えて逃げ切った。前回東京ドームで味わった「同一3連戦零封負け」の悔しさを甲子園でまず 1つお返し。「6.5」差とし、この 4連戦でのマジック点灯を阻止した。残り13試合ある「伝統の一戦」が「逆転V」の行方を握る。

◇  ◇  ◇

 大山の 1発が「G倒」への号砲だった。両軍無得点の 2回。先頭打者で巨人戸郷の外角高めスライダーを捉えた。「入ってくれ、と思って走っていた」。打球は浜風に乗って左翼席へ。宿敵からの29イニングぶりの得点が生まれた。

  6回裏阪神無死、大山悠輔内野手は中前打を放った=阪神甲子園球場

 前回は半月前に東京ドームで対戦し、巨人本拠地では57年ぶりとなる 3連戦 3完封負けを喫した。大山の今季G戦初アーチで、このカードの「0行進」に終止符。勢いに乗って 2回は西勇のスクイズで加点し、 6回はサンズの「2ラン」、小幡の適時打プラス大山の激走生還で 3点を奪った。「チーム全員が一丸となっての点数。そういう点数をもっともっと増やしていけるように」。今季 2戦で「2勝」を稼がれ、 1点しか奪えていなかった売り出し中の戸郷を攻略した。矢野監督は「悠輔のホームランという形でリズムはできました」と納得顔だった。

  6回裏阪神無死、大山悠輔内野手は中前打を放った=阪神甲子園球場

 大山は19年に並ぶ自己最多のシーズン「14本」目。「自分超え」に王手をかけたが「ホームランがすべてではない」と語ったことがある。「どういう形で打てたか、どういうスイングができたか。なんで打てたのか…。そういうことの方がよっぽど大事」。今春キャンプから練習試合や紅白戦、ケース打撃後さえも自分の打席を動画で見返してきた。打席で感じたスイングと、外から見るスイングは一致しているのか。時には現代らしからぬ? 静止画を見つめて分析したことも。過程を大事にするからこそアーチは生まれる。「これで満足しているようでは…まだまだです。レベルアップしていきたいのはずっと思っている。 1本でも多く打つことを目標にしています」。探求心の結晶が大事な場面で結果に表れている。

 お立ち台でガッツポーズする、左から大山悠輔内野手、小幡竜平内野手、西勇輝投手=阪神甲子園球場

 首位巨人との 4連戦の初戦をまずは 1点差で逃げ切った。「6.5ゲーム」差とし、この 4連戦での「自力V」消滅はなくなった。差を縮めるにはあと13試合ある直接対決に勝つことが近道。矢野監督は「先のことを考えるとどうしても苦しくなるんですけど、ぼくらは 1戦 1戦、目の前の試合をどう戦うか。 1戦 1戦を全員で戦っていきたいと思います」と「奇跡の逆転優勝」へ、勝ってカブトの緒を締めた。

  2回裏阪神無死、先制の左越え本塁打を放った大山悠輔内野手(右)を迎える矢野燿大監督(左)=阪神甲子園球場

 「2位」阪神が首位巨人との 4連戦初戦を取った。 2回に大山悠輔内野手が今季G戦初アーチとなる先制の「14号ソロ」で、宿敵から29イニングぶり得点。この 1発を口火にこの回 2点を先取し、 6回も 3点を加えて逃げ切った。前回東京ドームで味わった「同一3連戦零封負け」の悔しさを甲子園でまず 1つお返し。「6.5」差とし、この 4連戦でのマジック点灯を阻止した。

◇   ◇   ◇

 矢野燿大監督の一問一答

-厳しいゲーム。接戦をものにした

 めちゃくちゃドキドキして、みんなが粘って粘ってやってたので、あとは応援するだけでした。

-打ちあぐねてきた戸郷に大山が見事な先制

 そうですね。やっぱり先制できてリズムはできましたし、悠輔のホームランという形で。それで終わらずにもう 1点いけたっていうのも大きかった。

  2回裏阪神一死 1、 3塁、西勇輝投手はセーフティースクイズを決める=阪神甲子園球場

- 2点目は西勇のスクイズで

 西は投げるだけじゃなくてバッティングもいいですし、本当に野球センスがすごくある。打つ方にも期待しています。

-中盤には糸井の 2塁打から江越の盗塁、サンズの「2ラン」

 うちの野球はこういう野球。(江越は)あの場面で勇気をもってスタート切るのもすごいこと。途中からいく選手のああいうプレーって大変なプレーなんですけど、本当に失敗を恐れずチャレンジしてくれて。それがサンズのホームランを呼び込めたかなと思います。

-サンズは勝負強い

 走者を置くと集中力高めて。チームのために来てくれて頼もしいです。

-小幡にもタイムリー

 ピッチャーも同級生で、宮崎で一緒に戦ったりしてるピッチャーだと思いますし。そういうところでは向かっていって積極的に 2本打ってくれたっていうのはうれしいですね。

  6回裏阪神一死 1、 2塁、左前に適時打を放った小幡竜平内野手=阪神甲子園球場

-西勇が好投

 ほんと西らしくね、気合も入っていましたし。気持ちが入ると心が乱れるっていうのはありがちなんですけどね。気持ちが入りながらもちゃんとコントロールしながらね。西がまずリズムを作ってくれたのが、一番の勝因。

-スアレスをイニングまたぎで

 こういうことも想定してスアレスには(肩を)つくってもらっていた。ジャイアンツを追いかける立場としてはこういうこともしていかないとダメかなと思って、思い切っていきました。

- 4連戦初戦をとった

 ゲーム差とか先のことを考えるとどうしても苦しくなるんですけど、ぼくらは 1戦 1戦目の前の試合をどう戦うか。明日からも 1戦 1戦を全員で戦っていきたいと思います。

 6回裏阪神無死 3塁、「中越え2点本塁打」を放ったジェリー・サンズ外野手=阪神甲子園球場

-今日は特に選手から戦う姿勢が見えた

 みんなも分かってくれているし、巨人に負けてるのは分かっているし、巨人を追っかける立場っていうのも十二分に分かってくれている。もちろんその気持ちはすごく感じたし。さっきも言ったようにそれをまずつくってくれたのが西で。本当に気合も入ってテンポもよく抑えてくれたっていうのが先制につながったのでね。みんな気合入りながら、でもしっかり気持ちをコントロールしながら、やってくれたかな。

-小幡は同い年の戸郷相手に燃えている

 宮崎で日本代表と宮崎代表が戦ったときに、戸郷が投げて竜平(小幡)が出ているはずなので。そういうところでは活躍で圧倒的に上にいかれている同級生に対して、負けられない気持ちもあるだろうし。それを結果で出すことは簡単ではない。打つことは良かったので、あそこ( 7回)の先頭打者のエラーはね。あそこで捕れば西もリズム良くいけたイニングでこのゲーム(接戦)になっていない可能性もあるのでね。打てたことは、より前を向いてやっていけばいい。でもあそこで、しっかり守って小幡だな、と言われるところまでこれるようにしてほしいなと思います。

  6回裏阪神無死 3塁、サンズに「中越え3点本塁打」を打たれ落胆する原辰徳監督=阪神甲子園球場

-西に託した

 ( 8回は)岡本のところでも(継投が)頭にあったんだけど、西にいかしたい気持ちの方が上回っていた。そこまでの投球を見ていたら、代える理由もなかった。気持ちの中で任せよう、と。スアちゃん(スアレス)もイニングまたぎもね、あの流れの中でいってくれた。全員で頑張ってうちらしい野球ができた勝ちというのは大きいかなと思います。

-昨日(試合前に)スアレスを帰宅させた意味があった

 まあまあ、結果的には…それはどうかは分からないけど、自分のやることをしっかり、大賀(江越)の盗塁も海(植田)の盗塁も。キャプテン(糸原)も帰ってきたしね。出るチャンスはなかったけど、健斗(糸原)も声を出してくれていたんでね。みんながみんなちゃんと役割を果たそうという気持ちを出してやってくれたかなというのが一番、手応えを感じています。

 巨人に勝利し整列しあいさつする矢野燿大監督(左から 2人目)ら=阪神甲子園球場

-小幡は高卒 2年目で「伝統の一戦」のタイムリーは新庄以来

 メディアの方がそういう数字好きなんで。何でも名前を残せるのは将来、いまはあまりピンと本人はこないやろうけど、それはそれでそういうのをまだまだ残していけるチャンスがあるというのはね。それを頭にありながらやることはまずないんでね。目の前のプレーをした結果ついてくるんで。それはごほうび、おまけの部分だと思います。

 

  2回裏阪神無死、大山悠輔内野手は先制の「左越え本塁打」を放った=阪神甲子園球場

 大山悠輔内野手が 2回に先制の「14号ソロ」を放った。19年に並ぶ「自己最多タイ」となった。

  2回の先頭で打席に立つと、 3ボール 1ストライクから巨人先発戸郷のスライダーをとらえ左翼席へ運んだ。「先制点を取ることができて良かったですし、しっかり自分のスイングをすることができました」。今季、この試合前までの対戸郷は「6打数2安打」だった。チームにとっても対巨人29イニングぶりの得点となった。

  2回、本塁打を放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場

 「2位」阪神が首位巨人との 4連戦初戦を取った。 2回に大山悠輔内野手が今季「G戦初アーチ」となる先制の「14号ソロ」で、宿敵から29イニングぶり得点。この 1発を口火にこの回 2点を先取し、 6回も 3点を加えて逃げ切った。前回東京ドームで味わった「同一3連戦零封負け」の悔しさを甲子園でまず 1つお返し。「6.5」差とし、この 4連戦でのマジック点灯を阻止した。残り13試合ある「伝統の一戦」が「逆転V」の行方を握る。

◇  ◇  ◇

 大山の 1発が「G倒」への号砲だった。両軍無得点の 2回。先頭打者で巨人戸郷の外角高めスライダーを捉えた。「入ってくれ、と思って走っていた」。打球は浜風に乗って左翼席へ。宿敵からの29イニングぶりの得点が生まれた。

 前回は半月前に東京ドームで対戦し、巨人本拠地では57年ぶりとなる「3連戦3完封負け」を喫した。大山の今季「G戦初アーチ」で、このカードの「0」行進に終止符。勢いに乗って 2回は西勇のスクイズで加点し、 6回はサンズの「2ラン」、小幡の適時打プラス大山の激走生還で 3点を奪った。「チーム全員が一丸となっての点数。そういう点数をもっともっと増やしていけるように」。今季 2戦で「2勝」を稼がれ、 1点しか奪えていなかった売り出し中の戸郷を攻略した。矢野監督は「悠輔のホームランという形でリズムはできました」と納得顔だった。

  2回裏阪神無死、大山悠輔内野手は先制の「左越え本塁打」を放ち出迎えに笑顔でハイタッチ=阪神甲子園球場

 大山は19年に並ぶ自己最多の「シーズン14本」目。「自分超え」に王手をかけたが「ホームランがすべてではない」と語ったことがある。「どういう形で打てたか、どういうスイングができたか。なんで打てたのか…。そういうことの方がよっぽど大事」。今春キャンプから練習試合や紅白戦、ケース打撃後さえも自分の打席を動画で見返してきた。打席で感じたスイングと、外から見るスイングは一致しているのか。時には現代らしからぬ? 静止画を見つめて分析したことも。過程を大事にするからこそアーチは生まれる。「これで満足しているようでは…まだまだです。レベルアップしていきたいのはずっと思っている。 1本でも多く打つことを目標にしています」。探求心の結晶が大事な場面で結果に表れている。

 首位巨人との 4連戦の初戦をまずは 1点差で逃げ切った。「6.5ゲーム」差とし、この 4連戦での「自力V消滅」はなくなった。差を縮めるにはあと13試合ある直接対決に勝つことが近道。矢野監督は「先のことを考えるとどうしても苦しくなるんですけど、ぼくらは 1戦 1戦、目の前の試合をどう戦うか。 1戦 1戦を全員で戦っていきたいと思います」と「奇跡の逆転優勝」へ、勝ってカブトの緒を締めた。

 

  2回裏阪神無死、ジャスティン・ボーア内野手は「左越え2塁打」を放った=阪神甲子園球場

 ジャスティン・ボーア内野手も戸郷打ちだ。 2回、大山の先制弾の直後。左中間 2塁打で得点機を演出した。

 過去 2試合、戸郷には「6打数0安打」に抑えられていたが、快音を響かせた。その後、一死 1、 3塁となった場面で 3走として西勇のスクイズで生還。守備でも 2回二死 1塁で吉川尚の 1塁線への打球を処理する好プレー。攻守でG倒に貢献した。

 

  6回裏阪神無死 2塁、 2走の代走江越大賀外野手は 3塁盗塁を決める、右は岡本和真内野手=阪神甲子園球場

 江越大賀外野手は足で巨人バッテリーを攻めた。 6回、 2塁打を放った糸井の代走として出場。「4番」サンズへの初球に 3盗を試み、セーフに。今季 3個目の盗塁で重圧をかけ、直後にサンズのバックスクリーン弾で生還した。

 矢野監督も「あの場面で勇気をもってスタートをきるのもすごいこと。途中からいく選手のああいうプレーって大変なプレーなんですけど、失敗を恐れずチャレンジしてくれて。それがサンズのホームランを呼び込めたかなと思います」と称えていた。

 

 試合前、サンズ外野手はファンサービスする=阪神甲子園球場

 阪神の「4番」ジェリー・サンズ外野手が 2- 0の 6回に追加点となる「15号2ラン」をバックスクリーンへたたき込んだ。

 無死 3塁、 2ボール 1ストライクから戸郷の低めの直球を豪快にたたいた。「( 6回先頭の)糸井さんがツーベースを打ってくれて、(代走の)江越が 3盗を決めてくれたから、ホームまでかえしたいと思っていたし、かえすことのできるボールを待っていた。ミスショットすることなくバックスクリーンまで運ぶことができて良かったよ」。ここ 5試合で「4本塁打」と量産している。 2回にソロを放った大山に「14号」で並ばれたが、この時点で再び「チーム単独トップ」となった。

  3回裏阪神二死、ジェリー・サンズ外野手は中前打を放った=阪神甲子園球場

 パパは貯蓄上手デ~ス! 絶好調のジェリー・サンズ外野手が今季 2本目の「甲子園バックスクリーン弾」で「G倒」に導いた。 2点リードの 6回無死 3塁。戸郷の真ん中に入った 147キロ直球を寸分狂わず強振した。中堅丸が一瞬で追う気をなくした豪快弾。「チーム単独トップ」となる「15号2ラン」で試合の流れを決定づけた。

  6回裏阪神無死 3塁、ジェリー・サンズ外野手は「中越え2点本塁打」を放った=阪神甲子園球場

 直前に「3番」糸井が 1塁強襲の 2塁打で出塁し、代走江越が 3盗を決めていた。「チャンスを広げてもらっていた。強くたたいて外野まで飛ばせるボールを待っていた」。両リーグトップの得点圏打率を誇る勝負師。集中力が高まらないわけがなかった。今季 2戦で「防御率0.66」と抑え込まれていた戸郷を打ち砕き、直近 8試合で「6本塁打」。厳しい内角攻めにもフォームを崩さないメンタルが頼もしい。

  6回裏阪神無死 3塁、ジェリー・サンズ外野手は「中越え2点本塁打」を放ち「ハッピーハンズ」で喜ぶ=阪神甲子園球場

 この日は家族が観戦に訪れていた。チーム、自身ともに今季 2度目の「ユニ・チャーム バックスクリーンホームラン賞」で再び賞金 100万円を贈られ、「子供が大学に行く費用をしっかりためたいね」と冗談交じりに照れ笑いだ。チームも家庭も貯金でウハウハ!?優良助っ人の勢いが止まらない。

 

  4回表巨人無死、松原聖弥外野手の打球を好守で 2ゴロに仕留める小幡竜平内野手=阪神甲子園球場

 小幡竜平内野手が 5戦ぶりの適時打を放った。巨人戸郷から 4点を奪い、なおも 6回一死 1、 2塁の好機で、 1ストライクからの 2球目の直球を左翼線へ運び、 2塁走者大山が生還した。 9戦連続で 2塁のスタメンとして起用され、この日は初めての巨人戦出場。「戸郷投手は高校の宮崎選抜でもチームメートでしたし、試合前から絶対に打ちたいと思っていました。食らいついて打つことができてよかったです」とコメント。延岡学園時代、聖心ウルスラ学園の戸郷と同じ宮崎県でしのぎを削った右腕から、うれしい適時打となった。

  4回表巨人無死、小幡竜平内野手は松原聖弥外野手の打球を好捕する=阪神甲子園球場

 小幡竜平内野手が 6回に高校時代のライバル巨人戸郷から適時打を放った。 6回。 4点差をつけてなおも一死 1、 2塁の好機で、 1ストライクからの 2球目直球を左翼線へ運び、 2塁から大山が生還。終わってみれば 1点差勝ちだっただけに、貴重な 5点目となった。 9戦連続スタメンで、この日は初めて「伝統の一戦」に出場。

▼阪神の10代選手による巨人戦での打点は、平尾博司が95年 6月13日に犠飛で記録して以来、25年ぶり。適時打に限ると、新庄剛志がプロ初出場の91年 9月10日の 9回、初打席を中前タイムリーで飾って以来、29年ぶり。

  6回裏阪神一死 1、 2塁、小幡竜平内野手は左前適時打を放った=阪神甲子園球場

  2年目の小幡竜平内野手が 6回に高校時代のライバルで同学年の巨人戸郷から適時打を放った。 6回。 4点差をつけてなお一死 1、 2塁で、 1ストライクからの 2球目直球を左翼線へ運び、 2塁から大山が生還。終わってみれば 1点差勝ちだっただけに、貴重な 5点目となった。

  9戦連続スタメンで、この日は初めて「伝統の一戦」に出場。「そこまで強く意識することはなかったが、相手が戸郷で、高校時代から顔なじみだったので、そこだけ意識していました」。小幡は延岡学園、戸郷は聖心ウルスラ学園とともに宮崎の強豪でプレーしたが、この日が高校時代も含め初対決。「昨年から活躍しているのを見て悔しかった。今日は絶対に打ってやろうという気持ちで臨んでいた」。 2回も右前打を放ち、 3打数 2安打 1打点と攻略した。

  6回裏阪神一死 1、 2塁、左前に適時打を放った小幡竜平内野手=阪神甲子園球場

  2人は宮崎県選抜でチームメートだった。 2年前の 8月31日に宮崎で「アジア選手権」前の「U18侍ジャパン」と練習試合で対決。小幡は「5番」遊撃、戸郷は「2番手」で登板した。相手には、それぞれ「ドラフト1位」の中日根尾、ロッテ藤原、広島小園、日本ハム吉田がいて、 1学年下のヤクルト奥川ら18人中 8人がプロ入りしたが、全員現在は 2軍で奮闘中。現在 1軍でプレーしているのは侍の相手だった小幡、戸郷だけだ。

 小幡は 8月29日広島戦(マツダスタジアム)に続いて 2度目、甲子園では初のお立ち台に立ち「 2年目の小幡です。自分も覚えてもらえるように頑張ります」と笑顔でアピール。阪神の10代選手が巨人戦で適時打を打ったのは91年新庄以来。若虎の象徴がチームに勢いをつけている。

 

 力投する阪神先発の西勇輝投手=阪神甲子園球場

 西勇輝投手がスリーバントスクイズを決め、自らを援護した。

 大山の「14号ソロ」で 1点を先制し、なおも一死 1、 3塁で、「9番」西勇は 2球続けてバント失敗。それでも 3球目を 1塁線に転がし、捕球した巨人 1塁手中島がタッチしている間に、 3塁走者ボーアが生還した。

  2回裏阪神一死 1、 3塁、西勇輝投手は 1塁線にスクイズバントを決める、右はタッチする中島宏之内野手=阪神甲子園球場

 西勇輝投手が「伝統の一戦」の「初勝利」をつかんだ。「本当に強い相手ですし、本当に初戦勝たないと流れというものを引きつけられないと思いました」。初回から持ち味の制球力を発揮し、前日 3日に13得点した打線を 6回まで 1安打。 1点差に迫られた 8回途中に降板したが、 7安打 4失点、 123球の力投だった。

 打席でも 2回に大山のソロで先制した後、一死 1、 3塁で 2球失敗から 3球目で執念のスクイズを 1塁線に転がし、貢献した。これでオリックス以外の「11球団制覇」となり、それ以上に首位との 4連戦初戦で大きな「白星」だった。「本当に無事に勝つことが出来て良かったですし、球児さんの思いをしっかり選手全員が受け止めて、頑張っていかないといけないなと思いました」。お立ち台でどうしても伝えたい思いだった。

  2回裏阪神一死 1、 3塁、 3走ボーア内野手は西勇輝投手の 1塁線スクイズバントで生還する、左は炭谷=阪神甲子園球場

  1日に引退会見を終えた藤川からゲキを受けた時、西勇は言葉の端々から巨人戦に懸ける熱い気持ちを感じ取った。「今まで外様で、『伝統の一戦』と言っていいものなのか、感じていいものなのかと悩んでいました。それも関係なく向かっていく気持ちが大事だなと再確認できた。『伝統の一戦』の一員として加わって、躍動していければいい」。昨季オリックスからFA移籍。生え抜きではない自分が「伝統の一戦」の重みを口にしていいのか-。そんな迷いを拭い去ってくれた。

 藤川が引退会見を行っていた同時刻、甲子園に藤川の登場曲、LINDBERGの「every little thing every precious thing」が流れていた。仕掛け人は西勇だった。「言葉の重みはすごく大事に受け止めて、球児さんが花道を飾れるように、みんなで一生懸命やらないといけない」。「3連勝」で今季「5勝」目は重みのある「白星」。レジェンド右腕が抱いてきた思いを、新たなエースがしっかり受け取った。

 

  8回表巨人二死 1塁、丸佳浩外野手はロベルト・スアレス投手の前に空振り三振=阪神甲子園球場

 阪神の新守護神ロベルト・スアレス投手が、 1点差に追い上げられた 8回二死 1塁のピンチで登板。好調の丸に真っ向勝負を挑み、 159キロのど真ん中直球で空振り三振を奪った。

 前日 3日ヤクルト戦はベンチ入りメンバーには入っていたが、休養のためベンチには入っていなかった。休養十分の守護神が、巨人に傾いていた試合の流れを引き戻した。

  8回表巨人二死 1塁、ロベルト・スアレス投手は丸佳浩外野手から空振り三振を奪いガッツポーズを見せる=阪神甲子園球場

 矢野監督が繰り出した継投も決まった。 8回に 1点差に迫られ、なおも二死 1塁の場面で、西勇に代わって守護神スアレスを投入した。剛腕ストッパーは 159キロの直球で丸を空振り三振に。 9回は中島を投ゴロ、大城を遊ゴロ、最後はウィーラーを中飛に仕留めて勝利を決める「13セーブ」目。今季初のイニングまたぎでのセーブだった。

 巨人に勝利しスアレス投手(右)とエアタッチする矢野燿大監督=阪神甲子園球場

 矢野監督は「こういうことも想定して、スアレスには(肩を)つくってもらっていた。ジャイアンツを追いかける立場としては、こういうこともしていかないとダメかなと、思い切っていきました」。前日 3日はスアレスをベンチ登録していたものの試合メンバーに入れず、今回の 4連戦に備えさせていた。巧みに操り、巨人との差を詰めていく。

 

 キャッチボールをする藤川球児投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)

 今季限りでの引退を表明し、右上肢のコンディション不良で 2軍調整中の藤川球児投手が 4日、鳴尾浜で本格的なブルペン投球を行った。

 プロテクターを装着した小宮山ブルペン捕手を座らせて20~30球。見守った安藤 2軍育成コーチは「どこかをかばって投げているようには見えなかった。状態を見ながらやっていく」とし、実戦復帰については慎重に見定める方針だ。

 ブルペンで投球する藤川球児投手=阪神鳴尾浜球場

 

※ 9月 5日の予告先発は、阪神・藤浪晋太郎投手(26)ー巨人・今村信貴投手(26)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。

 これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。

 そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。

 

 2020年 オープン戦 最終順位表

 

 2020年 公式戦 順位表

 

 2020年 公式戦日程と 結果 (08月)

 

 2020年 公式戦日程と 結果 (09月)

 

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