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豪雨と雷で開始遅れる!ゲリラ豪雨も声援背に1時間で整備!阪神が巨人に大敗…藤浪11失点でKO…

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豪雨と雷により、試合開始が遅れると発表があった。午後 6時の試合開始だったが、ビジターである巨人の打撃練習が終了した午後 5時前、グラウンドにはシートが敷かれた。空はすぐに雲に覆われ、激しい降雨でグラウンドは水浸し。球場のある兵庫・西宮市内は雷注意報も発令されており、稲光のたびにスタンドからはどよめきも起こった。強風でグラウンドを覆うシートが吹き飛ばされそうになり、試合開始が遅れるというアナウンスが行われた。甲子園の整備を担当する阪神園芸が、 1時間 2分遅れの試合開始をサポートした。ビジターの巨人が試合前練習を終えた午後 5時前、まだ雨が降っていない段階で内野部分を覆うシートを敷いた。すると、間もなくしてゲリラ豪雨と雷が発生。30分以上降り続いた影響で、外野などは水浸しとなった。雨も弱まってきた午後 6時ごろからシートの撤去作業を開始。懸命な水抜き、整備などで午後 7時 2分にプレーボールがかかった。

阪神が今季ワーストタイの11失点を喫し、痛恨の大敗だ。先発藤浪晋太郎投手(26)の乱調がすべてだった。巨人は 2回に大城の 2点適時 2塁打で先制。 3回には押し出し四球からゼラス・ウィーラー外野手(33=東北楽天)、大城卓三捕手(27)、吉川尚輝内野手(25)の連続適時打で一挙 5得点。巨人は 5回に相手失策や亀井義行外野手(37)の 2点適時打で 4点を追加。阪神の先発藤浪は 5回途中 9安打11失点(自責 7)でノックアウト。阪神は 7回に大山悠輔内野手(25)がシーズン自己最多の「15号ソロ」で 1点を返すも大敗。阪神藤浪は「5敗」目。巨人の先発今村信貴投手(26)は 8回 5安打 1失点で「3勝」目を挙げた。

悪夢だった。藤浪晋太郎投手が、プロ 8年目で自己ワーストとなる「11失点(自責は7)を喫し、 5回途中 9安打 6四球でマウンドを降りた。 2回に 2 2塁打 1四球で 2点を失うと、 3回だ。「1番」坂本から始まる巨人打線が藤浪を襲った。 5安打 2四球などで打者一巡の猛攻を食らい、一気に 5失点。 3、 4回は無安打で立ち直ったかのように思われたが、 5回にも 1安打 2四球で二死満塁のピンチ。「2番」松原聖弥外野手(25)への 150キロ直球は 1、 2塁間深くへ運ばれ、 2塁手小幡竜平内野手(19)がなんとか好捕したが 1塁へ送球エラー。 2人の走者が生還した。さらに二死 2、 3塁から「3番」のベテラン亀井に 151キロ直球を中前へ 2点適時打を浴びて11失点目。 5回を投げ切れずに「2番手」能見篤史投手(41)に交代した。阪神の 1人の投手が 1試合に11失点を喫するのは初めて。過去最多は10失点だった。藤浪は1227日ぶりの「甲子園白星」、約 4年半ぶりの「巨人戦白星」を目指したが、お預けとなった。

木浪聖也内野手(26=亜細亜大學OB)が好調を維持している。 1回一死の第 1打席で中前打を放つと、 6回二死でも中前打と「マルチ安打」を記録した。 8月26日の中日戦(甲子園)から「2番」に定着。その間、「猛打賞」 1度を含む 5試合で複数安打をマーク。離脱前は「2番」だった糸原健斗内野手(27)がこの日、復帰後初出場したが、負けじと存在感を示している。

2年連続主将を務める糸原健斗内野手が 6回から 2塁守備で 1軍戦に復帰した。先頭丸佳浩外野手(30)のゴロを難なくさばき、 7回には先頭打者で、今村の 145キロ外角直球を打って遊ゴロ。 9回の第 2打席では「2番手」沼田の 145キロ直球に空振り三振に倒れた。

大山悠輔内野手がシーズン自己最多となる「15号ソロ」を放ち、「ゼロ行進」のスコアボードに風穴をあけた。 7回一死。ここまで散発3安打無得点に抑えられていた巨人の先発今村をようやく捉えた。外角 143キロ直球を逆方向へはじき返すと、打球はそのまま右中間席最前列に飛び込んだ。完封ペースだった今村に一矢報いた。昨季は「開幕4番」を務めたが、今季はジェフリー・マルテ内野手(28)との 3塁争いに敗れて開幕はベンチスタートとなった。 7月上旬にマルテが負傷離脱して出場機会が回ってくると、悔しさをぶつけるように快音を響かせている。ただ、大山は普段から自身の記録よりもチームの勝利を最優先に考える首位巨人に対してファイティングポーズを見せつける一振りとなった。

坂本誠志郎捕手(26)が今季13打席目で初打点を挙げた。 6回表の守備から梅野隆太郎捕手(29)に代わってマスクをかぶると、 9回二死 2塁の好機で巨人沼田翔平投手(20)の外角高め 143キロ直球を左前へ。すでに10点差をつけられていたが、意地のタイムリーで存在感を示した。守っては藤浪が降板後に、救援陣を無失点リレー。リード面でもアピールした。

阪神ルーキー小川一平投手(23=東海大学九州)が 3者凡退でアピールした。走者を背負う投球が続いていたが、 6月21日巨人戦以来、プロ 2度目の 3者凡退だった。

快投を続ける阪神の高橋遥人投手(24=亜細亜大學OB)が中 5日で 7日巨人戦に先発する可能性が高まった。前日 4日は登板 3日前の調整を行い、この日もブルペン投球とミドルダッシュなど登板 2日前の調整だった。今季は左肩コンディション不良から 8月に復帰し、 4試合で「2勝1敗、防御率0.93」チームが苦しんでいる巨人戦も 2試合で「防御率0.64」と抑え込んでいる。もともと、13連戦の 7戦目となる 7日は先発ローテの谷間となっていた。首位巨人の独走をストップさせるためにも、登板間隔を詰めて安定感抜群の左腕を投入するとみられる。さらに 8~10日のDeNA 3連戦(横浜)に、 2年目右腕の斎藤友貴哉投手(25)が「プロ初先発」する可能性が浮上した。斎藤はこの日のウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)に先発して 2回 1安打無失点で交代。週明けカードの 1軍戦登板を見据えた動きと思われる。 1軍は高橋が今回中 5日登板することで、DeNA 3連戦に先発ローテの谷間が生まれる。斎藤の 1軍登板はルーキーイヤーの昨年、中継ぎ 1試合のみ。その右腕にチャンスが巡ってくる可能性は高い。若き力も生かし、虎が巨人を追う。

ゴリラパフォーマンスで人気の陽川尚将内野手(29)の「斬新バナナグッズ」が誕生し、 5日からチームショップアルプスなどで発売開始となった。  本塁打を打った際にベンチ前で、胸を両手でたたくドラミングポーズをチームメートと一緒に行ってベンチを盛り上げることで知られる。グッズ発売のキッカケは、ガルシアらとお立ち台に上がった 8月26日中日戦(甲子園)だった。先発した助っ人左腕が 6回 2失点で降板。直後の攻撃で陽川が「GP(ゴリラパンチ)」と自身で表現した「今季1号逆転3ラン」を放ち、オネルキ・ガルシア投手(31)に「白星」をつけた。発売されるグッズはフェースタオルで、大きなバナナがひときわ目立つデザイン。税込み1800円で、好評発売中だ。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 2-11巨人>◇12回戦◇阪神 3勝 9敗 0分◇ 5日◇阪神甲子園球場

 豪雨と雷により、試合開始が遅れると発表があった。午後 6時の試合開始だったが、ビジターである巨人の打撃練習が終了した午後 5時前、グラウンドにはシートが敷かれた。

 空はすぐに雲に覆われ、激しい降雨でグラウンドは水浸し。球場のある兵庫・西宮市内は雷注意報も発令されており、稲光のたびにスタンドからはどよめきも起こった。強風でグラウンドを覆うシートが吹き飛ばされそうになり、試合開始が遅れるというアナウンスが行われた。

 突然雨が降り出しバックスクリーン後方に落雷した甲子園球場

 豪雨と雷によって開始が遅れていた甲子園は、午後 6時にグラウンドを覆っていたシートが外された。

 午後 5時過ぎから降り続いていた激しい雨も止み、プレーボールに向けて準備が始まった。甲子園のグラウンドを整備する阪神園芸のスタッフがグラウンドに姿を見せると、スタンドからは「阪神園芸がんばれー!」と声が響いた。試合開始予定を遅らせて行われる見込みだ。

 雨がやみグラウンドを整備する阪神園芸

 甲子園の整備を担当する阪神園芸が、 1時間 2分遅れの試合開始をサポートした。

 ビジターの巨人が試合前練習を終えた午後 5時前、まだ雨が降っていない段階で内野部分を覆うシートを敷いた。すると、間もなくしてゲリラ豪雨と雷が発生。30分以上降り続いた影響で、外野などは水浸しとなった。雨も弱まってきた午後 6時ごろからシートの撤去作業を開始。観客から「阪神園芸がんばれー!」などと声が飛ぶ中、懸命な水抜き、整備などで午後 7時 2分にプレーボールがかかった。

 

 巨人は 2回に大城の 2点適時 2塁打で先制。 3回には押し出し四球からウィーラー、大城、吉川尚の連続適時打で一挙 5得点。

 巨人は 5回に相手失策や亀井の 2点適時打で 4点を追加。阪神の先発藤浪は 5回途中 9安打11失点(自責 7)でノックアウト。

 阪神は 7回に大山がシーズン自己最多の「15号ソロ」で 1点を返すも大敗。阪神藤浪は「5敗」目。巨人の先発今村は 8回 5安打 1失点で「3勝」目を挙げた。

  5回途中で藤浪晋太郎投手を交代させベンチへ引き揚げる矢野燿大監督=阪神甲子園球場

 阪神が今季ワーストタイの11失点を喫し、痛恨の大敗だ。先発藤浪晋太郎投手の乱調がすべてだった。

 細かい制球を欠き、甘い球をことごとく痛打された。 5回途中を 9安打 6四球で、阪神投手では史上初の「1試合11失点」の惨状だ。これまで18年のメッセンジャーらの10失点がワーストだった。藤浪は16年以来、 4年ぶりの「巨人戦勝利」を目指したが、痛恨の返り討ちに遭った。 チームは勝負の13連戦中。救援陣を早いイニングからつぎ込めない事情もあり、藤浪が125球を投げた末に不名誉な記録になってしまった。首位巨人を2位で追うが、7・5ゲーム差に広がった。

  3回表巨人一死 1塁、亀井義行外野手の打球を後逸する中堅手の近本光司外野手=阪神甲子園球場

 両リーグワーストの阪神のチーム失策は「49」となった。

  3回一死 1塁で亀井の中前打が、雨上がりの影響で不規則にはずむ不運もあり、 1走の 3塁進塁に近本の失策がついた。 5回二死満塁では松原の 1、 2塁間の打球をさばいた小幡が 1塁に送球エラー。矢野監督は「うまくなろうとコーチも選手もやっている中で、そのエラーが出たというのは俺の責任だし。俺の中では次に向かって、うまくなるためにチャレンジすることの方が大事」と話していた。

  3回表巨人一死満塁、木浪聖也内野手はウィーラー外野手の打球に横っ跳びするが捕球できず=阪神甲子園球場

 阪神が今季ワーストタイの11失点を喫し、痛恨の大敗だ。先発藤浪晋太郎投手の乱調がすべてだった。

 細かい制球を欠き、甘い球をことごとく痛打された。 5回途中を 9安打 6四球で、阪神投手では史上初の 1試合11失点の惨状だ。これまで18年のメッセンジャーらの10失点がワーストだった。藤浪は16年以来、 4年ぶりの「巨人戦勝利」を目指したが、痛恨の返り討ちに遭った。 チームは勝負の13連戦中。救援陣を早いイニングからつぎ込めない事情もあり、藤浪が 125球を投げた末に不名誉な記録になってしまった。首位巨人を「2位」で追うが、「7.5ゲーム」差に広がった。

  5回表巨人二死満塁、松原聖弥外野手の打球を捕球した 2塁手の小幡竜平内野手の 1塁送球をボーア内野手が後逸し 2者生還を許す=阪神甲子園球場

◇   ◇   ◇

 矢野燿大監督の一問一答

-藤浪について

 立ち上がりは良かったと思うけどね。やっぱり条件つくと、なんていうのかな。ピッチングって走者もいるし、いろんな状況があるので。その状況に対する、通用する部分とまだまだ課題の部分はやっぱり出てくるので。それを…投げていくしかないんでね。

  4回裏の攻撃を終えた矢野燿大監督(左後方)は額の汗を手でぬぐう=阪神甲子園球場

-続投は連戦の中での監督のメッセージも

 いや、それはない。13連戦、チーム全体のことがあるし、もちろん晋太郎に頑張れ、という思いはいつも持っているし、この展開、中継ぎの登板も多くなってる中では、自分の中では苦渋の選択をしてるだけ。

-藤浪の次回以降は

 それは分からんけど。

  5回表巨人二死 2、 3塁、藤浪は亀井義行外野手に中前 2点適時打を浴び、11点目を失って降板し汗を拭う=阪神甲子園球場

-打線は 0点で終わるのではなく、大山の 1発も出た

 ちょっと展開的にね。ちょっとしんどいかなっていう、それを言い訳にするわけにはいかないけど。

-エラーも出た

 だからそれは俺の責任なので。エラーは出るんでね。もちろん減らしていかなあかん。次に向かってみんなうまくなろうと、コーチも選手もやっている中で、そのエラーが出たというのは俺の責任だし。いつも言うように、それをとがめて俺が「何してんだ、お前」っていうことで選手が自発的に動けるのかっていうと、俺はそういう考えはないから。俺の中では次に向かって、うまくなるためにチャレンジすることの方が大事。まだ 2年目の選手、エラーしない方がいいけど、エラーも出る。それを使っているんだから、それは俺の責任だよ。

 負け投手となった藤浪晋太郎投手(左)はグラウンドに深々と一礼する=阪神甲子園球場

-6回以降、主力交代は13連戦見据えて

 もちろん。この展開でね。打席立てない選手が打席立てたり。海(植田)も外野をなかなか守ってないけど、外野を守れたり。こういうときだからこそできることもあるかなというところで。俺の中で判断して。

-糸原も出場

 昨日も使いたかったんだけど、展開的に使える場面もなかったし。昨日も言ったけどベンチでキャプテンらしくチーム引っ張ろうという意識。きょうも声を出してやってくれたしね。これだけ早く戻ってきてくれたのは大きなプラスなんでね。きょうは使いたいというのがあったので、使えて良かったと思っています。 -明日が大事になる  毎日、俺らにとっては。明日も明後日も大事だし、だから言うように 1戦 1戦戦っていくしかない。

 

 藤浪晋太郎投手は 2回に 2点を失い、汗を拭きながらベンチに戻る=阪神甲子園球場

 悪夢だった。藤浪晋太郎投手が、プロ 8年目で自己ワーストとなる「11失点(自責は7)を喫し、 5回途中 9安打 6四球でマウンドを降りた。

  2回に 2 2塁打 1四球で 2点を失うと、 3回だ。「1番」坂本から始まる巨人打線が藤浪を襲った。 5安打 2四球などで打者一巡の猛攻を食らい、一気に 5失点。 3、 4回は無安打で立ち直ったかのように思われyたが、 5回にも 1安打 2四球で二死満塁のピンチ。「2番」松原への 150キロ直球は 1、 2塁間深くへ運ばれ、 2塁手小幡がなんとか好捕したが 1塁へ送球エラー。 2人の走者が生還した。さらに二死 2、 3塁から「3番」のベテラン亀井に 151キロ直球を中前へ 2点適時打を浴びて11失点目。

 藤浪 大事な4連戦で勝たなければいけない試合でしたが、崩れてしまいチームに迷惑をかけて申し訳ないです。

  5回を投げ切れずに「2番手」能見に交代した。

 阪神の 1人の投手が 1試合に11失点を喫するのは初めて。過去最多は10失点だった。藤浪は1227日ぶりの「甲子園白星」、約 4年半ぶりの「巨人戦白星」を目指したが、お預けとなった。

 藤浪晋太郎投手(右)は 3回に 5失点し、うつむきながらベンチへ引き揚げる=阪神甲子園球場

 歴史的な大敗だ。阪神の藤浪晋太郎投手が5回途中で11失点と大炎上した。甲子園 3年ぶり、巨人戦 4年半ぶりの「白星」を懸けたマウンドで、自己ワーストどころか「創設85周年」の球団の失点記録をも更新した。13連戦の 5戦目。中継ぎ陣への負担を考慮した戦略的続投となる中、藤浪は 9安打を浴びて押し出し含む 6四球、火だるまになって 125球を投じた。首位巨人と再び「7.5」差となった。

◇   ◇   ◇

 騒然とした雰囲気の中、「2番手」能見がマウンドに走る。藤浪は顔面を硬直させたまま、帽子を取って頭を下げるしかなかった。うつむいて 1塁ベンチへ駆ける。全身に注がれた温かい拍手に切なさすら覚えた。

 最後はもう気力のみに映った。 7失点で迎えた 5回、カットボールが引っかかる。抜ける。直球も引っかかる。ブロッキングに定評のある梅野ですら後逸を余儀なくされた。二死満塁から内野ゴロ悪送球でさらに 2失点。直後に 2点打を浴びて降板を告げられた。

 「大事な4連戦で勝たなければいけない試合でしたが、崩れてしまい、チームに迷惑を掛けてしまい、申し訳ないです」

  4回 2/3で 125球を投げ、 9安打6 四球で11失点(自責 7)。降板直後はぼうぜんとうなだれた。「11試合11失点」は1936年からの球団史をひもといてもワーストの数字となった。

 藤浪晋太郎投手は 2回に 2点を失い、汗を拭きながらベンチに戻る=阪神甲子園球場

  「7.5ゲーム」差でスタートした首位巨人との本拠地 4連戦。前日 4日の初戦を大黒柱・西勇で取り、一気に勢いを加速させたかった。絶対に負けられない-。高ぶる感情が力みにつながったのかもしれない。

  2回、カウントを悪くした後に痛打されて2失点した。 3回は一死満塁から「5番」丸に押し出し四球を献上。「6番」ウィーラー、「7番」大城、「8番」吉川には甘くなった直球を狙われ、「3者連続適時打」を浴びた。際どいゾーンのボール判定に思わず天を仰ぐ場面もあった。

  3回までに 7失点。矢野監督が「苦渋の選択」と振り返った通り、それでも続投させざるを得ない事情があった。13連戦の 5戦目。せめて少しでも中継ぎ陣の負担を減らしたかったが、最後は限界が訪れた。

 この日は雷雨の影響で試合開始が 1時間 2分遅れていた。調整に難しさがあったとはいえ、想定外の大炎上で「5敗」目。これで巨人戦は登板 9戦連続で「白星」なし。甲子園戦も11戦連続で「白星」なしとなった。

  5回途中 4失点と苦しんだ前回 8月29日広島戦に続き、 2戦連続で背信投球。首位巨人とのゲーム差は再び「7.5」に戻った。矢野監督は藤浪の今後について「それは分からない」と話すにとどめたが、13連戦で先発の枚数が必要な状況でもあり、次回もチャンスが与えられる可能性は高い。

 ダメージを食らった 1敗を力に変えられるかどうか。藤浪の底力を見たい。

▼藤浪が 4回 2/3を投げて11失点。 1試合で11失点以上は、昨年 6月14日西武戦で 5回を投げて11失点のブキャナン(ヤクルト)以来になる。 1試合の最多失点記録は50年 5月31日伊藤(東急)の18失点だが、阪神で11失点は過去 7人が記録した10失点を抜く「球団ワースト記録」となった。

  5回表巨人二死 1塁、亀井義行外野手に「中前2点適時打」を打たれ降板の藤浪晋太郎投手(中央)は交代の能見(手前右)に頭を下げる=阪神甲子園球場

 悪夢だった。藤浪晋太郎投手が、プロ 8年目で自己ワーストとなる「11失点(自責は7)」を喫し、 5回途中 9安打 6四球でマウンドを降りた。

▽矢野燿大監督(藤浪晋太郎投手について)

 「立ち上がりは良かったと思うけどね。ピッチングって走者もいるし、いろんな状況があるので。その状況に対する、通用する部分と課題の部分はやっぱり出てくる。( 5回途中までの登板は)もちろん晋太郎に頑張れ、という思いはいつも持っているし、中継ぎの登板も多くなってる中では、自分の中では苦渋の選択をしてるだけ。(次回以降は)それはまあ分からんけど」

  5回表巨人二死一塁、藤浪晋太郎投手(左から 2人目)は11点を失い降板する=阪神甲子園球場

 藤浪晋太郎投手が、プロ 8年目で自己ワーストとなる「11失点(自責は7)」を喫し、 5回途中 9安打 6四球でマウンドを降りた。

▽福原忍投手コーチ( 3回までに 7失点の藤浪を 5回途中まで続投させ)

 「まだ 6イニング残っていましたし、まだまだ連戦が続く。晋太郎にいってもらわないと中継ぎも苦しくなるので、続投してもらいました。(藤浪の次回は)それはまた考えます」

 

  1回、安打を放った木浪聖也内野手=阪神甲子園球場

 木浪が好調を維持している。 1回一死の第 1打席で中前打を放つと、 6回二死でも中前打と「マルチ安打」を記録した。 8月26日の中日戦(甲子園)から「2番」に定着すると毎試合快音を響かせて、10戦連続安打。その間、「猛打賞」 1度を含む 5試合で複数安打をマーク。離脱前は「2番」だった糸原がこの日、復帰後初出場したが、負けじと存在感を示している。

 

 6回表巨人無死、 2塁守備に就いた糸原健斗内野手は、丸佳浩外野手の打球をさばき軽快に送球する=阪神甲子園球場

  2年連続主将を務める糸原健斗内野手が 6回から 2塁守備で 1軍戦に復帰した。

 先頭丸のゴロを難なくさばき、 7回には先頭打者で、今村の 145キロ外角直球を打って遊ゴロ。 9回の第 2打席では「2番手」沼田の 145キロ直球に空振り三振に倒れた。

  7月22日広島戦で右手有鉤(ゆうこう)骨を負傷し、同28日に手術。驚異的な回復ぶりで 9月 4日に 1軍へ昇格した。

 

 大山悠輔内野手がシーズン自己最多となる「15号ソロ」を放ち、「ゼロ行進」のスコアボードに風穴をあけた。

  7回一死。ここまで散発3安打無得点に抑えられていた巨人の先発今村をようやく捉えた。外角 143キロ直球を逆方向へはじき返すと、打球はそのまま右中間席最前列に飛び込んだ。「こういう試合展開になりましたけど、 0点で終わるのと 1点取るのとでは違うと思うので。そういう意味で打つことができて良かったです」。完封ペースだった今村に一矢報いた。

  7回裏阪神無死、大山悠輔内野手は「右中間越え本塁打」を放った=阪神甲子園球場

 今季 4度目の「2試合連発」で、シーズン65試合目にして早くもキャリアハイ。入団した17年の「7本」から「11本、14本」と年々数字を伸ばし、進化を続けている。昨季は全 143試合に出場しての「14本」で、今季は61試合出場で「15本」。 2倍超のペースで量産し、チームメートのサンズと並んで「リーグ2位」につけている。データ上では逆方向が増加。昨季は「2本」だった右中間から右へのアーチが、今季はすでに「4本」。配球を絞って積極的にフルスイングすることで、打球方向に関係なく力強い当たりを飛ばしている。

  7回裏阪神無死、「15号ソロ」を放った大山悠輔内野手は筒井壮外野守備走塁コーチとハイタッチ=阪神甲子園球場

 昨季は「開幕4番」を務めたが、今季はマルテとの 3塁争いに敗れて開幕はベンチスタートとなった。 7月上旬にマルテが負傷離脱して出場機会が回ってくると、悔しさをぶつけるように快音を響かせている。

 ただ、大山は普段から自身の記録よりもチームの勝利を最優先に考える。「 1試合、 1試合」と全力プレーの積み重ねが、結果として最後に現れる。 9点差の大敗にも、次戦につながる唯一の得点。「明日やり返せるようにするだけです」。首位巨人に対してファイティングポーズを見せつける一振りとなった。

 

  9回裏阪神二死 2塁、坂本誠志郎捕手は左前適時打を放った=阪神甲子園球場

 坂本誠志郎捕手が今季13打席目で初打点を挙げた。

  6回表の守備から梅野に代わってマスクをかぶると、 9回二死 2塁の好機で巨人沼田の外角高め 143キロ直球を左前へ。すでに10点差をつけられていたが、意地のタイムリーで存在感を示した。守っては藤浪が降板後に、救援陣を無失点リレー。リード面でもアピールした。

 

  9回表、小川一平投手(右)がマウンドに上がる=阪神甲子園球場

 阪神ルーキー小川一平投手が 3者凡退でアピールした。 3日に 1軍昇格して、 8月 7日広島戦以来、約 1カ月ぶりの 1軍戦。 9回に登板すると増田大を内角速球で一邪飛に抑え、若林は 3直で、吉川尚にはチェンジアップで中飛に片づけた。

 「 1軍に定着するためにもアピールしていかなければいけない立場。今日は 3者凡退でゼロに抑えることができてよかったです」。走者を背負う投球が続いていたが、 6月21日巨人戦以来、プロ 2度目の 3者凡退だった。

  9回、阪神「4番手」で登板の小川一平投手=阪神甲子園球場

 

 快投を続ける阪神の高橋遥人投手が中 5日で 7日巨人戦に先発する可能性が高まった。前日 4日は登板 3日前の調整を行い、この日もブルペン投球とミドルダッシュなど登板 2日前の調整だった。

 今季は左肩コンディション不良から 8月に復帰し、 4試合で「2勝1敗、防御率0.93」チームが苦しんでいる巨人戦も 2試合で「防御率0.64」と抑え込んでいる。もともと、13連戦の 7戦目となる 7日は先発ローテの谷間となっていた。首位巨人の独走をストップさせるためにも、登板間隔を詰めて安定感抜群の左腕を投入するとみられる。

 高橋遥人投手

 正念場の13連戦で、虎のフレッシュな力に期待が高まる。まずは 7日巨人戦(甲子園)に、快投を続ける高橋遥人投手が今季初めて中 5日で先発する見込みとなった。

 高橋は前日 4日は登板 3日前の調整を行い、 5日も甲子園でブルペン投球とミドルダッシュなど登板 2日前の調整。今季は左肩コンディション不良から 8月に復帰し、 4試合で「2勝1敗、防御率0.93」。巨人戦も 2試合で「防御率0.64」と抑え込んでいる。宿敵の独走を止めるためにも、登板間隔を詰めて安定感抜群の左腕を投入するとみられる。

 高橋遥人投手=阪神甲子園球場 (2020年 9月 1日撮影)

 さらに 8~10日のDeNA 3連戦(横浜)に、 2年目右腕の斎藤友貴哉投手が「プロ初先発」する可能性が浮上した。斎藤はこの日のウエスタン・リーグ中日戦(ナゴヤ)に先発して 2回 1安打無失点で交代。週明けカードの 1軍戦登板を見据えた動きと思われる。

 斎藤は今季 2軍で13試合に登板。この日を含め、直近 3試合はいずれも先発で起用されている。その 3戦すべて無失点で、先発「13イニング連続0封」。最速 154キロを誇る直球が最大の武器で、救援登板も含めた 2軍戦24回 1/3で「33奪三振(先発13イニングでは17奪三振)。前回 8月29日の登板後に平田 2軍監督が「一番安定してるのは斎藤。見事」と絶賛するなど、昇格の最有力候補に名乗りを上げていた。

 阪神斎藤友貴哉投手=阪神甲子園球場 (2020年 8月22日撮影)

  1軍は高橋が今回中 5日登板することで、DeNA 3連戦に先発ローテの谷間が生まれる。斎藤の 1軍登板はルーキーイヤーの昨年、中継ぎ 1試合のみ。その右腕にチャンスが巡ってくる可能性は高い。若き力も生かし、虎が巨人を追う。

◆斎藤友貴哉(さいとう・ゆきや)

 1995年(平 7) 1月 5日生まれ、山形県出身。山形中央-桐蔭横浜大を経てホンダから18年「ドラフト4位」で阪神入団。 1年目の昨季は 1軍で 1試合に登板し、 2回 1安打無失点。今季は 2軍戦で13試合に登板して「防御率3.70」。 8月22日の 2軍中日戦から先発に転向した。 184センチ、92キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸 950万円。

 

 ゴリラパフォーマンスで人気の陽川尚将内野手の「斬新バナナグッズ」が誕生し、 5日からチームショップアルプスなどで発売開始となった。

 本塁打を打った際にベンチ前で、胸を両手でたたくドラミングポーズをチームメートと一緒に行ってベンチを盛り上げることで知られる。グッズ発売のキッカケは、ガルシアらとお立ち台に上がった 8月26日中日戦(甲子園)だった。先発した助っ人左腕が 6回 2失点で降板。直後の攻撃で陽川が「GP(ゴリラパンチ)」と自身で表現した「今季1号逆転3ラン」を放ち、ガルシアに「白星」をつけた。ヒーローインタビューでは、ガルシアがマイクに見立てたバナナを陽川に向け「バナナパワー!」と球場を盛り上げた。

 「バナナタオル」を手にポーズを決めるオネルキ・ガルシア投手(左)と陽川尚将内野手=阪神甲子園球場

 発売されるグッズはフェースタオルで、大きなバナナがひときわ目立つデザイン。球団の営業担当者は「陽川選手のゴリラポーズや、先日のバナナを使ったヒーローインタビューが大変盛り上がっていたので、陽川選手の応援グッズとして商品化しました。陽川選手本人にデザインを確認した際、ガルシア選手や梅野選手などチームメートからも『斬新』と好評でしたし、ファンのみなさんにはこのタオルで陽川選手の活躍を後押ししてほしいです」とコメント。

 税込み1800円で、好評発売中だ。

 

※ 9月 5日の予告先発は、阪神・秋山拓巳投手(29)-巨人・C.C.メルセデス投手(26)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。

 これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。

 そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。

 

 2020年 オープン戦 最終順位表

 

 2020年 公式戦 順位表

 

 2020年 公式戦日程と 結果 (08月)

 

 2020年 公式戦日程と 結果 (09月)

 

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