●投票でご当地や企業のキャラクター日本一を決める｢ゆるキャラグランプリ2020 THE FINAL 未来へつなぐ いわて幸せ大作戦！！｣の結果発表が 4日、岩手県滝沢市の岩手産業文化センターアピオであり、ご当地部門で同県陸前高田市の｢たかたのゆめちゃん｣が28万17票を獲得し、栄冠に輝いた。大会は10回目の今年で最後となる。2011年の開始以降、知名度上昇や経済効果を狙い、各地のキャラが出場する一大イベントに成長。一方で上位進出のため過熱する選挙対策が度々問題視された。大会の実行委員会は｢勝つことが目標となり、地方創生という本来の目的が崩れてきた｣と判断。大会の幕を閉じる一因となった。今大会にはご当地と企業などのキャラ計 691体がエントリー。企業・その他部門は滋賀県甲賀市のバーチャルユーチューバー｢甲賀流忍者！ぽんぽこ｣が｢優勝｣した。ご当地部門の 2位は大阪府泉佐野市の｢ゆるナキン｣、 3位は埼玉県鶴ケ島市の｢つるゴン｣だった。インターネット投票と来場者の投票の結果で順位を決めた。
●岐阜商工会議所は 4日、｢新型コロナウイルス｣の影響で苦しい状況にある岐阜市の伝統漁｢長良川鵜飼(うかい)｣の新たな楽しみ方を模索するため、関係者が伝統工芸の｢岐阜提灯(ちょうちん)｣を持って、長良川河畔から観覧する社会実験｢長良川ブランド かわべのゆうべ｣を行った。鵜飼い開始とともにプロムナード沿いのホテルの明かりが消え、ちょうちんとかがり火が夜の長良川を照らした。友人と 4人で参加した名古屋市中区の会社員加藤咲子さん(34)は喜んでいた。商工会議所は、プロムナード活用のように、市が運営してきた観覧船以外の長良川鵜飼の在り方を模索。｢長良川がある日常｣をテーマに、文化的な意味や価値のある風景として鵜飼いの新たな観覧方法が続けられ、長良川自体がブランドになることを目指す。この日はプロモーション用の映像も撮影。今後、インターネットで公開するなどし、社会情勢に合わせた観光の方法を市や岐阜県に提案していく。
●陸上自衛隊は朝霞駐屯地(東京都練馬区など)で実施された教育課程に各地の部隊から参加した20代の女性隊員22人が｢新型コロナウイルス｣に感染したことが、 4日までに分かった。陸上自衛隊は 4日、朝霞駐屯地(東京都練馬区など)で実施された教育課程に参加していた20代の隊員 5人が新たに｢新型コロナウイルス｣に感染したと発表した。 3日までに別の隊員22人も感染が確認されており、感染者は計27人となった。教育課程に参加した感染者の濃厚接触者で、東立川(東京都)、明野(三重県)各駐屯地に所属する20代隊員も 4日、感染が判明した。濃厚接触者とされた隊員の感染は計 3人となった。
●熊本県で 4日、熊本市中央区のキャバクラの従業員や客を中心に男女19人の｢新型コロナウイルス感染｣が確認された。発表の内訳は県が 4人、市が15人。県内の感染確認は計 606人になった。市は店を訪れ、体調に不安がある人は市や県の相談窓口に連絡するよう求めている。
●フランスメディアは 4日、日本を代表するファッションデザイナー高田賢三さんが 4日、｢新型コロナウイルス｣感染により、パリ近郊の病院で死去したと報じた。81歳だった。高田さんはブランド｢KENZO(ケンゾー)｣の創始者で、今春には和柄なども取り入れたインテリア商品を中心とした新ブランド｢Ｋ三｣の立ち上げを発表。精力的に活動を続けていた。兵庫県出身。文化服装学院出身。60年｢第８回装苑賞｣受賞。その後、1964年に渡仏。以来、パリに住む。70年に最初の店｢ジャングル・ジャップ｣(現在のKENZO)を出店。今年が｢５０周年｣だった。2004年のアテネ五輪日本代表の公式ユニホームもデザインした。 9月上旬に感染が判明、入院治療を受け、関係者は回復を祈っていたがかなわなかった。ファッションデザイナーのコシノジュンコさん(81)ら高田さんを知る関係者らは喪失感をあらわにした。文化服装学院在学中に｢装苑賞｣受賞。1965年渡仏し、70年にパリにブティック｢ジャングル・ジャップ｣を開いて最初のコレクションを発表。その中の 1着が雑誌｢ELLE｣の表紙を飾り、日本の生地を使った服などで一躍注目を集めた。81年の日仏合作映画「夢・夢のあと」で映画監督に挑戦。83年から紳士服も手掛けた。世界中で親しまれたが、会社をモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)に売却。99年秋開催のパリ・コレクションを最後に｢ケンゾー｣ブランドからも離れた。例年 4月にイタリア・ミラノで開催される世界最大級の家具見本市｢ミラノサローネ｣でお披露目する予定だった。が、同見本市も｢新型コロナ｣の影響で開催されなかった。
記事をまとめてみました。
｢ゆるキャラグランプリ2020 THE FINAL｣で優勝した岩手県陸前高田市の｢たかたのゆめちゃん｣＝岩手県滝沢市・岩手産業文化センターアピオ
投票でご当地や企業のキャラクター日本一を決める｢ゆるキャラグランプリ2020 THE FINAL 未来へつなぐ いわて幸せ大作戦！！｣の結果発表が 4日、岩手県滝沢市の岩手産業文化センターアピオであり、ご当地部門で同県陸前高田市の｢たかたのゆめちゃん｣が28万17票を獲得し、栄冠に輝いた。大会は10回目の今年で最後となる。
2011年の開始以降、知名度上昇や経済効果を狙い、各地のキャラが出場する一大イベントに成長。一方で上位進出のため過熱する選挙対策が度々問題視された。大会の実行委員会は｢勝つことが目標となり、地方創生という本来の目的が崩れてきた｣と判断。大会の幕を閉じる一因となった。
たかたのゆめちゃん＝岩手県滝沢市 (2013年 4月19日撮影)
たかたのゆめちゃんは12年 1月に誕生。バッグに入った夢や幸せを届ける妖精、という設定で、耳は東日本大震災の津波で被災した高田松原のマツをイメージした。震災から10年目であるほか、県内開催でもあり 6年ぶりにエントリー。地元の手厚い支援でグランプリの座をつかんだ。
今大会にはご当地と企業などのキャラ計 691体がエントリー。企業・その他部門は滋賀県甲賀市のバーチャルユーチューバー｢甲賀流忍者！ぽんぽこ｣が｢優勝｣した。ご当地部門の 2位は大阪府泉佐野市の｢ゆるナキン｣、 3位は埼玉県鶴ケ島市の｢つるゴン｣だった。インターネット投票と来場者の投票の結果で順位を決めた。
｢暫定２位｣からの｢優勝｣を狙った大阪府泉佐野市の｢ゆるナキン｣(左)＝ 3日午前、岩手県滝沢市
妻と訪れた富山県小矢部市の会社員山田淳志さん(48)は｢ゆるキャラファンの妻についていくうちに自分も好きになった。帰ったら撮影した写真を見て楽しみたい｣と話した。
3、 4日の 2日間開催し、会場には11年の｢第１回大会｣優勝のくまモン(熊本県)ら約90体が各地から集合。キャラたちは投票呼び掛けのほか、盛岡さんさ踊りを披露しながら会場を練り歩くなどして盛り上げた。
▼ゆるキャラグランプリ公式サイト https://www.yurugp.jp/jp/
▼「ゆるキャラ®グランプリ2020 THE FINAL 未来へつなぐ いわて幸せ大作戦！！」特設サイト http://www.2020iwate.yurugp.jp/index.html
岐阜商工会議所は 4日、｢新型コロナウイルス｣の影響で苦しい状況にある岐阜市の伝統漁｢長良川鵜飼(うかい)｣の新たな楽しみ方を模索するため、関係者が伝統工芸の｢岐阜提灯(ちょうちん)｣を持って、長良川河畔から観覧する社会実験｢長良川ブランド かわべのゆうべ｣を行った。
参加した商工会議所の企業関係者や岐阜市職員ら約230人は、右岸に位置するプロムナードでちょうちんを掲げ、ソーシャルディスタンスを保ちながら観覧。鵜飼いの明かりとちょうちんの明かりが新しい風景になることを狙った。
鵜飼い開始とともにプロムナード沿いのホテルの明かりが消え、ちょうちんとかがり火が夜の長良川を照らした。友人と 4人で参加した名古屋市中区の会社員加藤咲子さんは｢ちょうちんとかがり火の雰囲気が良かった｣と喜んでいた。
伝統工芸の｢岐阜提灯｣を持って、長良川河畔から伝統漁｢長良川鵜飼｣を観覧する社会実験｢長良川ブランド かわべのゆうべ｣＝岐阜市
今年は｢新型コロナ｣の影響で鵜飼いの観覧船は例年より約 1カ月遅れで開始。感染防止のため、乗船者数を定員の半分に制限している。 7月の豪雨などの影響で計21日間の運休があり、10月 3日までの乗船客数は約 1万 3千人と、前年の15％に落ち込んでいる。
商工会議所は、プロムナード活用のように、市が運営してきた観覧船以外の長良川鵜飼の在り方を模索。｢長良川がある日常｣をテーマに、文化的な意味や価値のある風景として鵜飼いの新たな観覧方法が続けられ、長良川自体がブランドになることを目指す。
この日はプロモーション用の映像も撮影。今後、インターネットで公開するなどし、社会情勢に合わせた観光の方法を市や岐阜県に提案していく。
陸上自衛隊は朝霞駐屯地(東京都練馬区など)で実施された教育課程に各地の部隊から参加した20代の女性隊員22人が｢新型コロナウイルス｣に感染したことが、 4日までに分かった。陸自は感染拡大の経緯を調べているが、クラスター(集団感染)の可能性もある。
陸自によると、教育課程の終盤だった 9月29日に、体調不良を訴えた隊員が医療機関で｢ＰＣＲ検査｣を受けたところ、30日に｢陽性｣が確認された。 9月末に教育課程が終了し、各駐屯地に戻った隊員からも次々と感染が確認されている。感染が確認された隊員の所属は、真駒内、滝川(北海道)から那覇(沖縄)まで、10都県以上の駐屯地。
陸上自衛隊は 4日、朝霞駐屯地(東京都練馬区など)で実施された教育課程に参加していた20代の隊員 5人が新たに｢新型コロナウイルス｣に感染したと発表した。
3日までに別の隊員22人も感染が確認されており、感染者は計27人となった。陸自によると、新たに感染が確認された隊員の所属は札幌、東千歳、島松、帯広(いずれも北海道)、桂(京都府)の各駐屯地。いずれも所属部隊に戻ってから感染が分かった。教育課程に参加した感染者の濃厚接触者で、東立川(東京都)、明野(三重県)各駐屯地に所属する20代隊員も 4日、感染が判明した。濃厚接触者とされた隊員の感染は計 3人となった。
熊本県で 4日、熊本市中央区のキャバクラの従業員や客を中心に男女19人の｢新型コロナウイルス感染｣が確認された。発表の内訳は県が 4人、市が15人。県内の感染確認は計 606人になった。
熊本市によると、キャバクラは｢Mermaid(マーメイド)｣。感染者が22人に上り、市はクラスター(感染者集団)が発生したとみている。 2日から営業を取りやめている。
市は店を訪れ、体調に不安がある人は市や県の相談窓口に連絡するよう求めている。
フランスメディアは 4日、日本を代表するファッションデザイナー高田賢三さんが 4日、｢新型コロナウイルス｣感染により、パリ近郊の病院で死去したと報じた。81歳だった。
高田さんはブランド｢KENZO(ケンゾー)｣の創始者で、今春には和柄なども取り入れたインテリア商品を中心とした新ブランド｢Ｋ三｣の立ち上げを発表。精力的に活動を続けていた。
兵庫県出身。文化服装学院出身。60年｢第８回装苑賞｣受賞。その後、1964年に渡仏。以来、パリに住む。70年に最初の店｢ジャングル・ジャップ｣(現在のKENZO)を出店。今年が｢５０周年｣だった。2004年のアテネ五輪日本代表の公式ユニホームもデザインした。
｢高田賢三氏来日記念レセプション｣に出席した小室哲哉氏(左)と高田賢三氏 (2016年 8月18日撮影)
｢KENZO(ケンゾー)｣ブランドで世界のファッション界を先導した服飾デザイナーの高田賢三さんが 4日、｢新型コロナウイルス｣感染のため、パリ郊外の病院で死去した。81歳だった。広報担当者が発表した。兵庫県出身。
9月上旬に感染が判明、入院治療を受け、関係者は回復を祈っていたがかなわなかった。ファッションデザイナーのコシノジュンコさんら高田さんを知る関係者らは｢信じられない｣と喪失感をあらわにした。
文化服装学院在学中に｢装苑賞｣受賞。1965年渡仏し、70年にパリにブティック｢ジャングル・ジャップ｣を開いて最初のコレクションを発表。その中の 1着が雑誌｢ELLE｣の表紙を飾り、日本の生地を使った服などで一躍注目を集めた。
高田賢三氏 (2016年 8月18日撮影)
華やかな色彩、大胆な柄の組み合わせ、民族衣装からの着想、重ね着などを想像力豊かに展開。夏用の生地とされていた木綿を多用し、伸びやかな作風と相まって｢木綿の詩人｣などと評され、70年代前半には国際的な人気デザイナーとしての地位を確立した。
81年の日仏合作映画「夢・夢のあと」で映画監督に挑戦。83年から紳士服も手掛けた。世界中で親しまれたが、会社をモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)に売却。99年秋開催のパリ・コレクションを最後に｢ケンゾー｣ブランドからも離れた。
その後も通信販売向けの洋服デザインを手掛けたり、インテリア用品に進出したりするなど幅広いデザイナー活動を続けた。
紫綬褒章、フランス政府の芸術文化勲章などを受章。アテネ五輪の日本選手団ユニホームも担当した。
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世界的なファッションデザイナーで 4日にパリ近郊の病院で死去した高田賢三さんは、 9月上旬に｢新型コロナウイルス｣感染が判明、入院治療を続けていたことが 5日、分かった。関係者は回復を祈っていたが、その願いはかなわなかった。
関係者によると、高田さんは 9月初旬に南フランスへのバカンスからパリに戻った後の同10日ごろ、体調不良を訴えて入院。翌日に｢ＰＣＲ検査｣で｢コロナ感染｣が判明した。関係者に電話で｢体調が良くなってきた｣と話すなどしていたが、容体は一進一退を繰り返し、日本時間の10月 4日夜に亡くなったという。
｢60年来のたった一人の親友だった｣と話すファッションデザイナーのコシノジュンコさんは｢亡くなるなんてあり得ない。しかも『コロナ』なんて｣と喪失感をあらわにした。
高田さんは今年 3月、インテリア商品を中心とする新ブランド｢Ｋ三(ケースリー)｣を立ち上げ、例年 4月にイタリア・ミラノで開催される世界最大級の家具見本市｢ミラノサローネ｣でお披露目する予定だった。が、同見本市も｢新型コロナ｣の影響で開催されなかった。
