●阪神は今季初のブルペンデーが機能し、 7投手で 1失点リレー。「オープナー」藤浪晋太郎投手(26)の好投から最後は藤川球児投手(40)が試合を締め、負ければ「V逸」の崖っぷちから「4連勝」とした。中日は 1回二死満塁から福田永将外野手(31) が押し出し四球を選んで先制。阪神は 2回無死 1、 3塁から木浪聖也内野手(26=ホンダ=亜細亜大學OB)の左前適時打で同点とした。阪神先発の藤浪は 4回 1失点で降板。打線は同点で迎えた 5回にジェフリー・マルテ内野手(29)の「適時2塁打」、「打点王」を争う大山悠輔内野手(25)の適時打で 2点を勝ち越した。阪神は 8回に大山の「2点適時打」などで 4点を追加。救援陣は「3番手」以降をジョン・エドワーズ投手(32)、桑原謙太朗投手(34)、岩貞祐太投手(29)、谷川昌希投手(27)と継投。 9回二死からは藤川が「7番手」で登板してブルペンデーを締め、「4連勝」とした。岩貞「6勝」目。勝野昌慶投手(23)「5敗」目。
●阪神先発藤浪晋太郎投手の大ファウルに、球場がどよめいた。同点の 2回一死 2、 3塁で迎えた第 1打席。中日先発勝野の直球を捉えた当たりは、左翼ポール際へ飛んだ。入れば「勝ち越し3ラン」だったが、打球はわずかにポールの外へ切れた。それでも場内は投手藤浪の大飛球に騒然となった。この日はブルペンデーの「オープナー」として 9月13日広島戦以来の先発マウンド。打席も同試合以来、約 1カ月半ぶりだった。ブルペンデーの「オープナー」として先発した藤浪晋太郎投手は、 4回76球 2安打 1失点(自責 0)でバトンをつないだ。 4回まで「無安打無失点投球」。威力抜群の直球に変化球を効果的に織り交ぜ、 4回で 6三振を奪う好投。同点の 4回裏に代打を送られ、お役御免となった。今季チーム初となった「オープナー」の役割を果たし、「2番手」岩貞にマウンドを託した。この日は藤浪から投手 7人で継投。「V消滅」がかかった試合で 4度目の「勝利」を収め、ともしびを消さなかった。今度は「先発・藤浪」で「白星」を-。
●岩貞祐太投手がブルペンデーで今季「6勝」目を飾った。 5回から「2番手」で登板し、上位打線の大島洋平外野手(34)、京田陽太内野手(26)らと対戦。 1イニングを 3者凡退に抑えた。その裏に味方の反撃で勝ち越した。
●今季限りで現役を引退する藤川球児投手が 9回二死、「あと1人」コールから「7番手」でマウンドに上がった。後輩の谷川からバトンを受けチームメートに感謝した。聖地をおなじみの登場曲が包む。球場後方のビジョンに映像が流れると、老若男女問わずスタンドの阪神ファンから大歓声に包まれた。今季限りでの「現役引退」を表明した後に限れば、初めてリードした場面での登板。「あと1人」コールが響き渡る中、「7番」シエラを 145キロ直球で 1邪飛に仕留めて笑顔だ。登板は 1軍復帰以来、 3試合目。阪神が勝った試合を藤川で締めたのは、 7月9日の巨人戦(甲子園以来)。「引退試合」となる11月10日の巨人戦まで、思いをマウンドでも体現する。
●快足が持ち味の近本光司外野手(25)が、まさかのミスで左越え単打を記録した。初回先頭で先発勝野の高め直球を逆方向の左翼へはじき返した。鋭い当たりは左翼福田を越えて長打コースかと思われたが、打球を目で追っていた近本は歩幅が合わずに 1塁を踏み忘れ。 1塁を大きく回ったところでベースを踏み直すために戻ったため、 2塁進塁はならなかった。痛いミスだったが、すぐさま快足で挽回した。続く糸原健斗内野手(27)の 2球目にスタートを切って 2盗に成功。「盗塁王」争いトップを走る「25個」目の盗塁を決めて、チャンスを広げた。打撃でも 5回に勝ち越しへつなげる右前安打を放つなど、計 4安打。今季12度目の「猛打賞」を決めた。
●木浪聖也内野手が、守備でのミスを取り返す同点打を放った。 1点を追う 2回無死 1、 3三塁の好機。先発勝野の外角低め直球を左翼前へ運んだ。初回の守りでは 1塁悪送球で失策を記録。ピンチが広がり、先制点につながってしまった。 3試合連続安打と好調のバットで、試合を振り出しに戻した。
●ジェフリー・マルテ内野手が「勝ち越し適時打」を放った。同点の 5回二死 1塁、先発勝野の直球をはじき返し、左翼フェンスを直撃。ボールが転々とする間に 1塁走者近本が快足を飛ばし、一気に生還した。残留へアピールを続ける 2年目助っ人が 4試合ぶりの打点でアピールした。 7回にも犠飛を決め、大勝に貢献。ヒーローインタビューの直後には子供にバットをプレゼントし、満面の笑みで球場を後にした。
●「打点王」を争う大山悠輔内野手が、 2試合ぶりの適時打で76打点とした。 1点リードの 5回一死 3塁。「2番手」又吉克樹投手(29)の内角シュートを詰まりながらも中前に運び、追加点をもたらした。試合前の時点で「打点ランキング」は「1位」ダヤン・ビシエド外野手(31)の「82打点」まで「7」差の「リーグ4位」。他球場では争う巨人岡本和真内野手(24)、東京ヤクルト村上宗隆内野手(20)が打点を挙げる中、大山も負けじと加算した。 6点リードの 8回二死満塁では、「4番手」岡野祐一郎投手(26)から「中前2点適時打」。合計 3打点で「78打点」とし、昨年の自己記録(76打点)を塗り替えた。昨季は 143試合出場での記録だが、今季は 110試合目でマークした。「本塁打王」争いは岡本に「単独トップ」を譲り、「26本」で村上と「2位タイ」になった。それでも「2冠」は射程圏にある。矢野燿大監督(51)は「4番」の勝負強さを評価。ハッパをかけた。シーズンは残り10試合。大山の打席から目が離せない。
●29日中日戦(甲子園)に先発する西勇輝投手(29)が、移籍後初めて中日大野雄大投手(32)と投げ合う。中 5日で迎えるマウンドで、昨季を超える「11勝」目を目指す。
記事をまとめてみました。
<阪神 9- 1中日>◇23回戦◇阪神13勝10敗 0分◇28日◇阪神甲子園球場
中日は 1回二死満塁から福田が押し出し四球を選んで先制。阪神は 2回無死 1、 3塁から木浪の左前適時打で同点とした。
阪神先発の藤浪は 4回 1失点で降板。打線は同点で迎えた 5回にマルテの「適時2塁打」、大山の適時打で 2点を勝ち越した。
阪神は 8回に大山の「2点適時打」などで 4点を追加。 9回二死からは藤川が「7番手」で登板してブルペンデーを締め、「4連勝」とした。岩貞「6勝」目。勝野「5敗」目。
9回二死から登板した藤川球児投手は一人を抑え梅野隆太郎捕手(右)とグータッチする=阪神甲子園球場
阪神は今季初のブルペンデーが機能し、 7投手で 1失点リレー。「オープナー」藤浪の好投から最後は藤川が試合を締め、負ければ「V逸」の崖っぷちから「4連勝」とした。
藤浪は中継ぎへの配置転換前となる 9月13日広島戦以来の先発。初回に二死満塁から押し出し四球で先制を許すも、最少失点で切り抜けた。 2回以降は立ち直り、 4回まで無安打投球。 4回 1失点(自責 0)で「2番手」岩貞にバトンをつないだ。
同点の 5回を岩貞が無失点に抑えると、直後にマルテが勝ち越し適時打。その後は「打点王」を争う大山が「2本の適時打」を放つなど、点差を広げた。救援陣は「3番手」以降をエドワーズ、桑原、岩崎、谷川と継投。 9回二死からは今季限りで現役を引退する藤川が試合を締めた。
岩貞祐太投手(左)、藤浪晋太郎投手、谷川昌希投手に声を掛ける藤川球児投手=阪神甲子園球場
阪神は今季初のブルペンデーが機能し、 7投手で 1失点リレー。 「オープナー」藤浪晋太郎投手の好投から最後は藤川球児投手が試合を締め、負ければ「V逸」の崖っぷちから「4連勝」とした。
以下、矢野監督の一問一答。
(テレビ取材)
-「4連勝」の手ごたえは
そうですね。もうちょっと点が取れそうなところで点が取れないっていうのはあるんですけど、全員でよくやってくれていますし、とくにピッチャーがよく粘ったと思います。
-藤浪の先発の狙いは
中継ぎでね、いい形で晋太郎もいってたので、そのままいくっていうのも考えてたんですけど、よくなってるところで 1回先発でも見てみたいなっていうところで。あの 1点でしのいでくれて、落ち着いて投げてくれたなと。いいピッチングでした。
-もう 1イニングの選択は
いや、あったんですけど、本人も久しぶりの先発でちょっと疲れも出てるっていう感じだったので替えました。
-今後の起用法は
先発で次回も行こうかなと思います。
-中継ぎ陣は頼もしい
そうですね。それぞれが出たいイニングしっかり投げてくれてますし、こちら出す方も自身もって送り出せるんで、本当に頼もしいです。
9回、最後を締め矢野耀大監督(左)とタッチを交わす藤川球児投手=阪神甲子園球場
-最後に藤川が登板
本当に球団にすごく貢献してくれたピッチャーですし、そういう出せる場面で「球児を見たい」というファンの皆さんの気持ちもよく分かりましたし。そういうところでは、みんながそういう演出をしてくれて、谷川もしっかり抑えてくれたので、いい形で球児がいけて、その姿を見てもらえてよかったと思います。
-中日との差も縮まってきた。モチベーションになる
そういう戦いは最後まで続きますし、 1つでも多く勝って、 1つでも上の順位を狙うというのは僕たちのやることなので。 1戦 1戦戦いながら上を目指していきたいと思います。
-明日は大野雄と対戦
こっちも西(勇)ですし、緊迫したゲームになると思いますけど。大野に勝ってさらに自信をつけていきたいですね。
(囲み取材)
-藤浪は押し出しのボールも悪くなかった
うん、まあ、いいボールだったよね。
-初回を 1点でしのいだのは大きかった
立ち上がりって難しいしね。しかも久しぶりの先発やったし、そういうところではあそこを 1点でしのげたのは振り返るとやっぱりすごく大きいところなんで。よく粘ってくれた。
-中継ぎの経験はいきている
すぐに今、今日いきているかっていうと分からない部分もあるけど、これからの晋太郎には絶対にいきてくるから。今日もそのことが無関係だとは思わないけど。
試合を締めた藤川球児投手(右)とエアタッチを交わす藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
-次回は先発
まあ本人もやりたいであろうし、まあ逆にこういうことも出来るというカードというか発想にもなるし、でもスケールの大きいピッチャーなんでそういうところでは先発で投げるっていうところが、目指すところなのかなと思う。
-中継ぎの桑原も良かった
そうやね。だからイニングがどうしてもね、晋太郎が 4回までよくいってくれたんだけど、ちょっといつもの勝ちパターンというよりはクワとかにも頑張ってもらわないとダメだし。本当にそれぞれがエドワーズもなんとかしのいでくれたし。だからああいう点になった。投手が頑張ったところの打線の絡みが絶対ある。中継ぎが本当によくやってくれています。
-マルテも打った
もともと、しぶといしね。チャンスになれば、相手にとっては嫌な打者になってくる。チャンスメークももちろん、かえす打撃も特長なんで。本塁打は入ってるのかなと思ったけど。
-大山は走者をかえす打撃
貴重だよ、やっぱり。全部本塁打を打てるわけじゃない。しぶとく又吉のヒットもそうやし、最後もそうやし、そういうところで走者をかえす、もちろん打点も本塁打も試合の中で結果的に考えて関係のないところで出たりというのは、なくはないけど、打点はね、「一番チームに直結する部分」でもある。ここまで来たら、タイトルはどっちも狙える位置にまだいると思うんで、そういうところでは貪欲に本塁打王も打点王も意識しながらどこまでできるかを挑戦してもらいたい。
2回裏阪神一死 2、 3塁、藤浪晋太郎投手が左へ大きな当たりもファウルとなる=阪神甲子園球場
阪神先発藤浪晋太郎投手の大ファウルに、球場がどよめいた。
同点の 2回一死 2、 3塁で迎えた第 1打席。中日先発勝野の直球を捉えた当たりは、左翼ポール際へ飛んだ。入れば「勝ち越し3ラン」だったが、打球はわずかにポールの外へ切れた。それでも場内は投手藤浪の大飛球に騒然となった。
この日はブルペンデーの「オープナー」として 9月13日広島戦以来の先発マウンド。打席も同試合以来、約 1カ月半ぶりだった。
阪神先発の藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
ブルペンデーの「オープナー」として先発した藤浪晋太郎投手は、 4回76球 2安打 1失点(自責 0)でバトンをつないだ。
9月下旬に中継ぎへ配置転換され、 9月13日広島戦以来の先発マウンド。初回から 2本の安打と味方失策で一死満塁のピンチを招いた。「5番」高橋は 2直に抑えるも、続く福田には押し出し四球。際どいコースの判定もあり、先制点を許した。しかし、大きく崩れることはなかった。続くシエラは 134キロ変化球で空振り三振。立ち上がりの窮地を最少失点でしのいだ。
2回以降は完全に立ち直り、 4回まで「無安打無失点投球」。威力抜群の直球に変化球を効果的に織り交ぜ、 4回で 6三振を奪う好投。同点の 4回裏に代打を送られ、お役御免となった。今季チーム初となった「オープナー」の役割を果たし、「2番手」岩貞にマウンドを託した。
阪神先発の藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
いよいよ先発に本格復帰だ。藤浪晋太郎投手がブルペンデーの中日戦(甲子園)で 9月13日以来の先発マウンドに上がり、 4回 1失点と好投。チーム内の「コロナ禍」の影響もあって中継ぎに配置転換されて以来、結果を積み重ねてきた豪腕に、矢野燿大監督は次回先発起用を明言した。阪神は負ければ「V逸」のピンチをしのいで「4連勝」。「2位」中日に「1ゲーム」差に迫った。
◇ ◇ ◇
約 1カ月半ぶりに立ったまっさらなマウンドで、藤浪は確かな成長の証しを見せた。「やっぱり先発したいっていう気持ちは自分の中で強いので、ゲームの最初から投げるのは久しぶりだったので良かったと思います」。ピンチはいきなりやってきた。初回二死満塁で迎えた福田に、カウント 3- 1から外いっぱいに 158キロ直球を投げ込むも判定はボール。押し出し四球に苦笑いを浮かべたが、自らを納得させるように 2度うなずくと再びマウンドへ。続くピンチで、シエラをカットボールで空振り三振に仕留めた。
3回表、 3者凡退に抑え、ナインとグラブでタッチしながらベンチへ戻る藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
2回以降、走者を出したのは四球の 1度だけ。「オープナー」の先発で 4回 2安打 1失点(自責 0) 6奪三振。変化球でカウントをつくり、直球で空振りを奪った。好投した右腕の次回について、矢野監督は「先発で次回も行こうかなと思います」と明言。「スケールの大きいピッチャーなんで、先発で投げるっていうところが、目指すところなのかなと思う」。進化した姿に期待した。
緊急の配置転換が功を奏した。先発では 8月21日ヤクルト戦で 692日ぶりに「勝利」したが、 3戦連続 5回未満の降板で 9月14日に登録抹消。その後 9月下旬にチームの「コロナ禍」で緊急昇格すると、中継ぎで13試合に登板した。直近 8試合で「連続無失点」を続け、19日ヤクルト戦(甲子園)では球団最速の 162キロもマーク。「より配球を考えたり、印象づけだったり、そういうところを、中継ぎでいろいろ勉強できた部分もあるので、生きた部分はあると思います」。プロ 8年目に得た大きな財産だ。
この日は藤浪から投手 7人で継投。「V消滅」がかかった試合で 4度目の「勝利」を収め、ともしびを消さなかった。今度は「先発・藤浪」で「白星」を-。「多分シーズン最後になると思いますけど、いい形で来シーズンにつながるように投げられたらなと思います」と力強く意気込んだ。
5回表、阪神「2番手」として登板した岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
岩貞祐太投手がブルペンデーで今季「6勝」目を飾った。
5回から「2番手」で登板し、上位打線の大島、京田らと対戦。「 0点で抑えることができて良かったです」と 1イニングを 3者凡退に抑えた。その裏に味方の反撃で勝ち越し。「(藤浪)晋太郎が頑張って投げてくれましたし、自分もチームの勝ちに繋がるようなピッチングをするという気持ちで投げました」と振り返った。
9回二死から登板した藤川球児投手=阪神甲子園球場
今季限りで現役を引退する藤川球児投手が 9回二死、「あと1人」コールから「7番手」でマウンドに上がった。
後輩の谷川からバトンを受け「みんなが心強いので。ああいう場面で登板させてもらえるということは、いい形で後輩たちにつなげていると思うとうれしいですね」とチームメートに感謝した。
聖地をおなじみの登場曲が包む。球場後方のビジョンに映像が流れると、老若男女問わずスタンドの阪神ファンから大歓声に包まれた。
9回表中日二死、阪神「7番手」で登板した藤川球児投手=阪神甲子園球場
この日はブルペンデー。藤浪が先発し、 9回までに 9- 1と大きくリード。初回の 1失点以降は 6投手が無失点で藤川につなげ、舞台を整えた。「7番」シエラに対し、初球は 145キロ低め直球でボール。 2球目も 145キロ直球を投じ、 1邪飛に抑えた。「本当にありがたいことに、ずっと歓声をいただいていたので。だけど、何かを感じていただければと思います。体も状態的にもそんなに良くないので。そういうところでは最後まで何とかというところなので」。
登板は 1軍復帰以来、 3試合目。阪神が勝った試合を藤川で締めたのは、 7月9日の巨人戦(甲子園以来)。
9回、最後を締め大山悠輔内野手(左から 3人目)らとタッチを交わす藤川球児投手(右から 2人目)=阪神甲子園球場
藤川球児投手はゲームの締めくくりを任され、大歓声に直球で応えた。 8点リードの 9回二死。なじみの登場曲が流れると、甲子園がこの日一番の盛り上がりを見せた。今季限りでの「現役引退」を表明した後に限れば、初めてリードした場面での登板。「あと1人」コールが響き渡る中、「7番」シエラを 145キロ直球で 1邪飛に仕留めて笑顔だ。
「締まった試合ができるというのは、みんなの頑張りがあってなので。プラスワンという形で登板させてもらうくらい、現状のリリーフというか投手陣の強さを感じます。心強く思います」と後輩たちに感謝。「ファンの方とともに最後の時間を一緒に過ごせること自体がすごく貴重。誰もが味わえる時間じゃないところをいただけるというのは、本当に今まで頑張ってきて良かったなというところです」。「引退試合」となる11月10日の巨人戦まで、思いをマウンドでも体現する。
1回裏阪神無死、左越えの打球を近本光司が放つも 1塁ベースを踏み忘れ 2塁に進めず単打となる=阪神甲子園球場
快足が持ち味の近本光司外野手が、まさかのミスで左越え単打を記録した。
初回先頭で先発勝野の高め直球を逆方向の左翼へはじき返した。鋭い当たりは左翼福田を越えて長打コースかと思われたが、打球を目で追っていた近本は歩幅が合わずに 1塁を踏み忘れ。 1塁を大きく回ったところでベースを踏み直すために戻ったため、 2塁進塁はならなかった。
痛いミスだったが、すぐさま快足で挽回した。続く糸原の 2球目にスタートを切って 2盗に成功。「盗塁王」争いトップを走る「25個」目の盗塁を決めて、チャンスを広げた。
8回裏阪神二死 2、 3塁、近本光司外野手は右前へ2点適時打を放った=阪神甲子園球場
近本光司外野手が初回のミスを取り返す活躍を見せた。
初回、先発勝野の高め直球を左翼へはじき返して 2塁進塁を狙ったが、打球を目で追っており歩幅が合わずに 1塁を踏み忘れ。 1塁を大きく回ったところで踏み直すために戻ったため、 2塁進塁はならず。だが、「3番」マルテの 2球目に「25個」目の盗塁を成功。「盗塁王」を争う巨人増田大がこの日 3盗塁を決め、「3つ」差に迫られたがトップをキープ。打撃でも 5回に勝ち越しへつなげる右前安打を放つなど、計 4安打。今季12度目の「猛打賞」を決めた。
2回裏阪神無死 1、 3塁、左前へ同点適時打を放った木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
木浪聖也内野手が、守備でのミスを取り返す同点打を放った。 1点を追う 2回無死 1、 3三塁の好機。先発勝野の外角低め直球を左翼前へ運んだ。
「チャンスの場面だったので、とにかく積極的にスイングしていこうという気持ちで打席に入りました。打つことができて良かったですし、まずは同点に追いつくことができて良かったです」
初回の守りでは 1塁悪送球で失策を記録。ピンチが広がり、先制点につながってしまった。 3試合連続安打と好調のバットで、試合を振り出しに戻した。
2回裏阪神無死 1、 3塁、左前へ同点適時打を放った木浪聖也内野手=阪神甲子園球場
木浪聖也内野手が、守備でのミスを取り返す同点打を放った。 1点を追う 2回無死 1、 3塁の好機。先発勝野の外角低め直球を左翼前へ運んだ。
「チャンスの場面だったので、とにかく積極的にスイングしていこうという気持ちで打席に入りました。打つことができて良かったですし、まずは同点に追いつくことができて良かったです」
初回の守りでは 1塁悪送球で失策を記録。ピンチが広がり、先制点につながってしまった。「3試合連続安打」と好調のバットで、試合を振り出しに戻した。
5回裏阪神一死 1塁、「左越えの勝ち越し適時2塁打」を放ったマルテ内野手=阪神甲子園球場
ジェフリー・マルテ内野手が「勝ち越し適時打」を放った。同点の 5回二死 1塁、先発勝野の直球をはじき返し、左翼フェンスを直撃。ボールが転々とする間に 1塁走者近本が快足を飛ばし、一気に生還した。
「投手もみんなよく投げてくれているし、逆転したいと思っていた。しっかり打ち返すことができて良かったね」
残留へアピールを続ける 2年目助っ人が 4試合ぶりの打点でアピールした。
5回裏阪神一死 1塁、マルテ内野手は「勝ち越しの左越え2塁打」を放った=阪神甲子園球場
ジェフリー・マルテ内野手は勝ち越し打で流れを引き寄せた。
同点の 5回一死 1塁、左翼フェンス直撃の適時 2塁打。「あの場面はしっかり打点を稼ぐことが重要だった。それができて良かったよ」。
7回にも犠飛を決め、大勝に貢献。ヒーローインタビューの直後には子供にバットをプレゼントし、満面の笑みで球場を後にした。
ヒーローインタビュー後、ファンの子どもにバットをプレゼントするジェフリー・マルテ内野手=阪神甲子園球場
「打点王」を争う大山悠輔内野手が、 2試合ぶりの適時打で76打点とした。 1点リードの 5回一死 3塁。「2番手」又吉の内角シュートを詰まりながらも中前に運び、追加点をもたらした。
「ランナーが 3塁にいましたし、とにかくランナーを返すだけでした」
試合前の時点で「打点ランキング」は「1位」ビシエドの「82打点」まで「7」差の「リーグ4位」。他球場では争う巨人岡本、ヤクルト村上が打点を挙げる中、大山も負けじと加算した。
5回裏阪神一死 3塁、中前適時打を放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
大山悠輔内野手が 2本の適時打で 3打点を稼ぎ、熾烈(しれつ)な「打点王」争いに食らいついた。打点数も一気にキャリアハイ更新となった。
まずは 1点リードの 5回一死 3塁。「ランナーが三塁にいましたし、とにかくランナーを返すだけでした」。「2番手」又吉の内角直球に詰まりながらも、中前に運んで中押し点をもたらした。 6点リードの 8回二死満塁では、「4番手」岡野から「中前2点適時打」。合計 3打点で「78打点」とし、昨年の自己記録(76打点)を塗り替えた。昨季は 143試合出場での記録だが、今季は 110試合目でマークした。
5回裏阪神一死 3塁、大山悠輔内野手は中前適時打を放った=阪神甲子園球場
タイトル争いは目まぐるしく動いた。他球場では巨人岡本が「27号3ラン」で「単独トップ」の「84打点」。ヤクルト村上が「25号、26号」とソロ本塁打 2発を放ち、「82打点」で中日ビシエドと並ぶ「2位」。大山も「1位」まで「6」差と、離されずに追いかける。
「本塁打王」争いは岡本に「単独トップ」を譲り、「26本」で村上と「2位タイ」になった。それでも「2冠」は射程圏にある。矢野監督は「4番」の勝負強さを「打点は『一番チームに直結する部分』でもある」と評価。「タイトルはどっちも狙える位置にまだいると思うので。ここまで来たら貪欲に『本塁打王』も『打点王』も意識しながら、どこまでできるかを挑戦してもらいたい」と、ハッパをかけた。シーズンは残り10試合。大山の打席から目が離せない。
8回裏阪神二死満塁、中前へ2点適時打を放った大山悠輔内野手=阪神甲子園球場
29日中日戦(甲子園)に先発する西勇輝投手が、移籍後初めて中日大野雄大と投げ合う。
現在「10勝」のチーム勝ち頭と、「45イニング連続無失点」中の左腕の対決は見応えのある試合になりそうだ。西勇は前回23日巨人戦(東京ドーム)で、味方の再三の失策がからみ今季最短 5回 5失点(自責 2)で降板。中 5日で迎えるマウンドで、昨季を超える「11勝」目を目指す。
練習で笑顔をみせる西勇輝投手=阪神甲子園球場
※10月29日の予告先発は、阪神・西勇輝投手(29)ー中日・大野雄大投手(32)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time!オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と 結果 (10月)
2020年 公式戦日程と 結果 (11月)
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