●来季こそ｢Ｇ倒｣で｢優勝｣だ！ 西勇輝投手(30)が 2日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸 2億円プラス出来高でサインした。 4年契約の 3年目を迎えるエース右腕は男の誓い。今季｢防御率１．７７｣でカード別最高だった宿敵巨人を倒し、チーム16年ぶりの｢優勝｣を引っ張る。西勇の誓いの言葉に迷いはなかった。タテジマに身を包んで来季 3年目を迎える。一番の目標はもちろん、16年ぶりとなるチームの｢優勝｣だ。今季は巨人相手に開幕投手を務めて｢１１勝｣をマーク。 2年連続でチームトップの勝ち星を挙げた。投球回の 147回 2/3は｢リーグ２位｣、クオリティースタート( 6回自責 3以内)は、｢リーグトップ｣の17回。こだわってきた数字には満足のシーズンだった。 4年契約の 3年目は現状維持の年俸 2億円プラス出来高でサイン。約 1時間の話し合いは、今季を振り返りつつ球団と意見を交わした。藤川球児投手(40)や能見篤史投手(41)、福留孝介外野手(43)らのベテラン勢が抜け、来季はより中心選手として期待される。自分よりチームのことに時間を割いた。昨オフまで米国ハワイで自主トレを行ってきたが、今オフは球団が海外自主トレを禁止しており、国内で汗を流すことになる。歓喜の胴上げを目指し、ベストな状態を作りあげる。 (金額は推定)
●兵庫・淡路市は 2日、同市の｢スポーツ親善大使｣である近本光司外野手(26)が、今月10日に母校の淡路市立学習小学校 5年生の生徒とリモート交流を行うことを発表した。ビデオ会議アプリ｢ＺＯＯＭ｣を使って、阪神の球団事務所と同校の体育館をつなぎ、交流を行う。近本は今回の開催にあたりコメントを寄せた。近本は11月29日に｢淡路市制１５周年記念表彰 教育文化功労部門｣にも選ばれていた。
●高橋遥人投手(25＝亜細亜大學ＯＢ)は故障しない体作りを徹底する。今季はコンディション不良で開幕に出遅れ、シーズン中も疲労がたまって登板間隔を空けることもあった。 1年を通してローテーションを守るために、土台再構築のオフにする。
●阪神｢ドラフト２位｣のＪＲ東日本・伊藤将司投手(24)が 2日、都内ホテルで入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1300万円で仮契約を結んだ。 1年目の目標を問われ｢１０勝したい｣ときっぱり。阪神新人左腕の｢２桁勝利｣は、1967年(昭42)の江夏豊を最後に出ていない。今季｢３勝９敗｣と負け越した東京ドームも、先日の都市対抗で好投連発の好相性だ。最速 146キロの即戦力左腕が｢Ｇ倒｣の使者になる。虎の新人投手にとって、｢２ケタ勝利｣は高い壁の 1つでもある。長い歴史をひもといても、過去の達成者はわずか 6人。直近では13年藤浪がクリアしているが、左腕に限れば67年に｢１２勝｣した江夏豊氏(72＝現解説者・評論家・タレント)までさかのぼる。54年ぶりの快挙達成なるか。伊藤将には、この左腕ならばと期待させるだけの力はある。 (金額は推定)
●阪神が中日を戦力外となった鈴木翔太投手(25)の獲得調査を行っていることが 2日、分かった。2014年に｢ドラフト１位｣で入団した右腕は、右手の血行障害の手術の影響で最近 2年間は 1軍登板がなかった。
●阪神谷本修球団副社長兼本部長(56)が 2日、ロッテの保留者名簿から外れて｢自由契約｣選手となったチェン・ウェイン投手(35)について、獲得交渉に乗り出すかどうか検討する方針を示した。元中日で大リーグでも活躍したチェンは今季途中ロッテに入団。勝利こそないが 4試合に先発して好投し、ソフトバンクとのＣＳ第 2戦にも先発した。投手補強に関して阪神は、韓国プロ野球(ＫＢＯ)で今季｢２０勝｣をマークしたラウル・アルカンタラ投手(27＝斗山)の動向も注視しており、チェンを含めて進展が注目される。ＮＰＢから来季の｢契約保留選手名簿｣が公示され、今季中にロッテに加入した左腕は外れた。同時に｢自由契約｣となり、全球団との交渉が可能。先発投手が重要な補強ポイントである阪神も席に着く方向だという。 150キロを超える直球は健在で、球界関係者の間で評価は高いままだ。貴重な左のスターターについて、谷本副社長は注目した。ジャスティン・ボーア内野手(32＝エンゼルス)、オネルキ・ガルシア投手(31)、呂彦青(ルー・イェンチン)投手(24)が退団し、｢米大リーグ移籍｣を視野に入れるロベルト・スアレス投手(29＝福岡ソフトバンク)との残留交渉の行き先も不透明。チェン・ウェインについては慎重に話したが、新戦力の調査に動いていることは事実。支配下は｢保留者名簿｣に記載した55人、ドラフト会議で指名した｢Ｄ１位・佐藤輝明｣(21＝近畿大學)ら 8人、巨人から金銭トレードで獲得した山本泰寛内野手(27)を合わせ64人。スアレスを加えても65人と余裕はある。本格的に獲得に乗り出すことになれば争奪戦は必至だが、それだけ価値の高い戦力。動向を注視しながら、交渉の席に着く用意を進める。
記事をまとめてみました。
契約更改を終え会見場に入る西勇輝投手＝阪神球団事務所
来季こそ｢Ｇ倒｣で｢優勝｣だ！ 西勇輝投手が 2日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸 2億円プラス出来高でサインした。 4年契約の 3年目を迎えるエース右腕は｢来年はみんなで矢野監督を胴上げできるように｣と男の誓い。今季｢防御率１．７７｣でカード別最高だった宿敵巨人を倒し、チーム16年ぶりの｢優勝｣を引っ張る。 (金額は推定)
《西勇輝投手の一問一答はこちら》
西勇の誓いの言葉に迷いはなかった。｢今年は『２位』だったので、なんとか来年はみんなで矢野監督を胴上げできるように、頑張っていきたいと思います｣。タテジマに身を包んで来季 3年目を迎える。一番の目標はもちろん、16年ぶりとなるチームの｢優勝｣だ。
今季は巨人相手に開幕投手を務めて｢１１勝｣をマーク。 2年連続でチームトップの勝ち星を挙げた。投球回の 147回 2/3は｢リーグ２位｣、クオリティースタート( 6回自責 3以内)は、｢リーグトップ｣の17回。｢この 2つが上位に入ることができて、自分の中ではすごく充実していました｣。こだわってきた数字には満足のシーズンだった。
契約更改を終え会見に臨む西勇輝投手＝阪神球団事務所
｢通算防御率２．２６｣と安定感抜群だったが、中でも対巨人には｢１．７７｣。対戦カード別で最良の数字を誇る。オリックス時代から巨人相手の白星に恵まれなかったが、 9月 4日にプロ12年目で｢初勝利｣を挙げるなど 5試合で｢３勝１敗｣。今季はチームが｢８勝１６敗｣と負け越した中で、強力打線を抑え込んだ。｢続ける難しさもありますし、対策を練られるというのもある。対策に対して、自分が超えられるようにしっかり考えながら、練っていきたいなと思います｣。苦戦した西勇攻略へ、巨人はこれまで以上に対策を講じるはず。そんな相手の思惑を上回る姿で、来季も圧倒的な投球を見せる。
4年契約の 3年目は現状維持の年俸 2億円プラス出来高でサイン。約 1時間の話し合いは、今季を振り返りつつ球団と意見を交わした。｢しっかり自分の話もしたし、球団からの話もありましたので、いい話し合いになりました。自分のことよりもチームのことのほうが多い。年に 1回しかないので｣。藤川や能見、福留らのベテラン勢が抜け、来季はより中心選手として期待される。自分よりチームのことに時間を割いた。
契約更改を終え会見に臨む西勇輝投手＝阪神球団事務所
昨オフまで米国ハワイで自主トレを行ってきたが、今オフは球団が海外自主トレを禁止しており、国内で汗を流すことになる。｢自分なりのペースを保ちながら、ケガしないようにしっかりとケアして、キャンプに向けて頑張っていきたいと思います｣。歓喜の胴上げを目指し、ベストな状態を作りあげる。
＜阪神西勇輝投手の今季巨人戦ＶＴＲ＞
▼ 6月19日( 2● 3＝東京ドーム)：阪神移籍後初の開幕投手として菅野と相対した。 6回 1失点と好投し、リードしてバトンを渡すが、｢２番手｣岩崎が｢２ラン｣を浴び逆転負けを喫した。
▼ 9月 4日( 5○ 4＝甲子園)：若手右腕戸郷と投げ合い。 8回途中まで 4失点も、サンズ、大山の援護弾などでリードを保ち、スアレスの救援でプロ12年目で｢巨人戦初勝利｣を挙げた。
▼ 同 17日(11○ 0＝東京ドーム)：首位独走チーム相手に敵地で｢散発４安打完封勝ち｣。同11日の広島戦に続いて、 2試合連続の快投となった。近本の｢２本塁打｣など打線も大量援護した。
▼10月 2日( 4○ 1＝甲子園)：大山の先制ソロなどで援護を受け、 8回を 5安打。失点は 8回にウィーラーに喫した｢ソロ本塁打｣だけの、安定した投球で巨人打線を寄せ付けなかった。
▼10月23日( 4● 5＝東京ドーム)： 2回に丸に先制弾を浴びると、マルテのセ・リーグ 1塁手初の 1イニング 3失策など守備が乱れ、 5回 7安打 5失点。｢自責２｣ながら｢５敗｣目を喫した。
契約更改を終え会見に臨む西勇輝投手＝阪神球団事務所
西勇輝投手が 2日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改を行い、現状維持の年俸2億円プラス出来高でサインした。来季は4年契約の3年目となる。一問一答は以下の通り。 (金額は推定)
－今季は｢１１勝、防御率２．２６｣と素晴らしい数字
西勇 去年と同様、ローテーションを守り、 2ケタ勝つことができた。なんとか自分なりに成績を出すことができたので良かったです。
－矢野監督が来季も開幕投手を西勇に期待すると
西勇 うれしいことですし、自分の中で先発で、開幕で始まるという気持ちもあるんですけど。後輩たちの底上げが欲しいですし、後輩達が抜かして、僕が｢３番手、４番手｣という位置になるチーム作りだと、本当に強いチームになるのかなと思う。みんなで切磋琢磨(せっさたくま)して頑張っていきたいと思ってます。
契約更改を終え会見に臨む西勇輝投手＝阪神球団事務所
－年齢的にも軸になると思うが、どんなチームに
西勇 明るく前向きに。失敗しても次取り返すという、そういう前向きなチームになればいいかなと思ってます。
－今年
143試合換算なら｢１８０イニング｣近くに到達するが、来季の目標は 西勇 それぐらいの数字(１８０イニング)はいきたいと思いますし。ケガなく 1年間回ることが優先。しっかりとチームのために投げられればいいなと思います。
－11月で30歳。体作りで考えていることは
西勇 阪神に来てから、自分の体の変化をすごく感じてきた。今までできたことができなかったりというのが何個かありました。そこをできるようにとか、維持できるように、向上できるように、今は考えながら練習しています。
－オフのトレーニングも変わってきている部分も
西勇 メニューのセット数だったりもそうですし、ランニングだったり、家に帰って治療することも、全てにおいて変わってきました。
阪神谷本修球団副社長 (2019年12月17日撮影)
西勇輝投手が 2日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、現状維持の年俸 2億円でサインした。来季は 4年契約の 3年目となる。
谷本球団副社長兼本部長は西勇との契約更改交渉について｢来季に向けて、とにかく勝とうと、いろいろ話したら、あっという間の 1時間でした｣と振り返った。谷本副社長からは｢今年はいろいろあった中で最後まで粘って、 120試合しかなかった中で、 143試合の通常の規定投球回を投げ切ってくれたのはすごく感謝している｣と言葉をかけたという。(金額は推定)
兵庫・淡路市は 2日、同市の｢スポーツ親善大使｣である近本光司外野手が、今月10日に母校の淡路市立学習小学校 5年生の生徒とリモート交流を行うことを発表した。ビデオ会議アプリ｢ＺＯＯＭ｣を使って、阪神の球団事務所と同校の体育館をつなぎ、交流を行う。近本は今回の開催にあたり｢野球もそうですけど、それ以外のことも何か伝えられたらいいなと思っています。今回は母校で実施させてもらいますが、そういうところで淡路の人にひとつ楽しみが増えてもらえたらいいと思います｣とコメントを寄せた。
近本は昨年12月に｢淡路市スポーツ親善大使｣に就任。今季は、淡路市民を対象にした甲子園観戦チケット｢近本シート｣のプレゼントを企画していたが、｢新型コロナウイルスの感染拡大｣を受けて中止に。あらためて来季の｢近本シート｣プレゼントを企画中だという。
近本は11月29日に｢淡路市制１５周年記念表彰 教育文化功労部門｣にも選ばれていた。
阪神近本光司外野手＝阪神甲子園球場 (20年 7月撮影)
兵庫・淡路市は 2日、阪神・近本光司外野手が、母校の淡路市立学習小学校の児童とリモート交流会を行うことを発表した。
10日にビデオ会議アプリで阪神の球団事務所と同校の体育館を接続。 5年生 2クラスの46人と触れ合う。同市のスポーツ親善大使も務める近本は｢実際に出向いて、野球教室や話とかもできたらいいなと思うんですけど、こういう状況(コロナ禍)なので。野球もそうですけど、それ以外のことも何か伝えられたらいいなと思います。今回は母校で実施させてもらいますが、そういうところで淡路の人にひとつ楽しみが増えてもらえたらいいと思います｣とコメントした。
高橋遥人投手＝阪神甲子園球場 (2020年11月28日)
高橋遥人投手は故障しない体作りを徹底する。今季はコンディション不良で開幕に出遅れ、シーズン中も疲労がたまって登板間隔を空けることもあった。
｢上半身はインナーを重点的に。インナーが弱いというのが肩や肘にきていると思う。強くなったらケガもしないし、もっと強いボールが投げられる。それは絶対に休まずやる。あとは下半身ですね｣。 1年を通してローテーションを守るために、土台再構築のオフにする。
夢はでっかく54年ぶりの快挙だ！阪神｢ドラフト２位｣のＪＲ東日本・伊藤将司投手が 2日、都内ホテルで入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1300万円で仮契約を結んだ。 1年目の目標を問われ｢１０勝したい｣ときっぱり。阪神新人左腕の｢２桁勝利｣は、1967年(昭42)の江夏豊を最後に出ていない。今季｢３勝９敗｣と負け越した東京ドームも、先日の都市対抗で好投連発の好相性だ。最速 146キロの即戦力左腕が｢Ｇ倒｣の使者になる。 (金額は推定)
◇ ◇ ◇
爽やかでスマートな外見からは想像できない、骨太な宣言だ。｢ドラフト２位｣伊藤将はプロ 1年目の目標を問われると、迷うことなく言い切った。
｢来年から即戦力として使っていただくと思うので、それに応えられるように頑張ります。やっぱり目標は大きく、『１０勝』したいという気持ちがあります｣
虎の新人投手にとって、｢２ケタ勝利｣は高い壁の 1つでもある。長い歴史をひもといても、過去の達成者はわずか 6人。直近では13年藤浪がクリアしているが、左腕に限れば67年に｢１２勝｣した江夏までさかのぼる。54年ぶりの快挙達成なるか。伊藤将には、この左腕ならばと期待させるだけの力はある。
最速 146キロの直球に多彩な変化球を交えた、高いゲームメーク能力の持ち主。｢制球力だったり見にくいフォームだったりを生かしていけたら｣。横浜高校の先輩で、ロッテなどでも活躍した成瀬善久(35＝現ＢＣ栃木投手兼任コーチ)をほうふつさせる投球フォームも、魅力の 1つといえる。
11月下旬には東京ドームを舞台とする都市対抗でも好投を続け、評価をさらに高めた。 1回戦の三菱自動車岡崎戦で｢２失点完投勝利｣。敗退した 2回戦のホンダ熊本戦でも救援で 1回 2/3を無失点に抑えた。｢しっかり低めに投げるためのピッチングができた。そういう確認ができた｣と納得顔だ。
阪神から｢２位指名｣を受け笑顔でタオルを広げるＪＲ東日本・伊藤将司投手 (2020年10月26日撮影)
阪神は今季、東京ドームで開幕から｢８連敗｣を喫するなど｢３勝９敗｣と大きく負け越し、｢Ｖ逸｣のきっかけになった。｢東京ドームアレルギー｣払拭(ふっしょく)へ、ルーキー左腕が貴重な存在となる可能性もありそうだ。
24歳。宿敵の強力打線で対戦してみたい選手は｢４番｣岡本だという。｢歳が“同級生”なので。対戦してみたいです｣。チームは今季も巨人に｢８勝１６敗｣と苦しみ、｢９年連続負け越し｣の屈辱を味わった。雪辱へ。16年ぶりの｢Ｖ奪回｣へ。伊藤将が背負う｢即戦力｣への期待値は、小さくない。
◆伊藤将司(いとう・まさし)
◆生まれ：1996年(平 8) 5月 8日、千葉県生まれ。
◆球 歴：横浜では 2年春からエース。同夏の甲子園では丸亀(香川)との初戦で14三振を奪い、｢完投勝利｣。 3年のセンバツは初戦で八戸学院光星に敗れた。国際武道大からＪＲ東日本に進み、19年から 2年連続で都市対抗に出場。
◆球 種：直球、カーブ、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ。
◆座右の銘：報恩謝徳(ほうおんしゃとく)受けた恩義や徳に対して感謝の気持ちを持ち、お返しをすること。
◆投げ合いたい投手：楽天｢ドラフト１位｣早川。千葉・横芝中軟式野球部時代の 2学年後輩。｢一緒にプロで活躍することを夢見た。対戦してみたい｣。
◆サイズ： 178センチ、85キロ。左投げ左打ち。
阪神が中日を戦力外となった鈴木翔太投手の獲得調査を行っていることが 2日、分かった。
2014年に｢ドラフト１位｣で入団した右腕は、右手の血行障害の手術の影響で最近 2年間は 1軍登板がなかった。今季はウエスタンで18試合に登板して｢２勝２敗２セーブ、防御率５．７４｣も、再起の気配を見せていた。
戦力外の選手とは 7日の｢１２球団合同トライアウト｣後に交渉が可能で、調査を進めている。
阪神谷本修球団副社長兼本部長が 2日、ロッテの保留者名簿から外れて｢自由契約｣選手となったチェン・ウェイン投手について、獲得交渉に乗り出すかどうか検討する方針を示した。
｢実績はありますよね。いいピッチャー。(左の先発は)何人いてもいい。でも制限あるので。枠の兼ね合いがある。その中で考えていきます｣と話した。元中日で大リーグでも活躍したチェンは今季途中ロッテに入団。勝利こそないが 4試合に先発して好投し、ソフトバンクとのＣＳ第 2戦にも先発した。
投手補強に関して阪神は、韓国プロ野球(ＫＢＯ)で今季｢２０勝｣をマークしたラウル・アルカンタラ投手(斗山)の動向も注視しており、チェンを含めて進展が注目される。
ロッテのチェン・ウェイン投手＝福岡PayPayドーム
阪神が今季途中からロッテでプレーしたチェン・ウェイン投手の獲得調査を行っていることが 2日、分かった。日本野球機構(ＮＰＢ)から来季の｢契約保留者名簿｣が公示され、記載されなかった同投手は｢自由契約｣となって全球団との交渉が可能。｢日米通算９５勝｣左腕は争奪戦となることが確実だが、左の先発投手の補強を狙う虎も参戦の準備を整える。
補強の動きが活発化する中、大物が市場に現れた。日米で先発として十分な実績を誇るチェン・ウェインにタテジマも注目。球団事務所で取材に応じた谷本球団副社長兼本部長も興味を示した。
｢実績はありますよね。いい投手です｣
ＮＰＢから来季の｢契約保留選手名簿｣が公示され、今季中にロッテに加入した左腕は外れた。同時に｢自由契約｣となり、全球団との交渉が可能。ロッテも残留を目指して動いているが、球界関係者によると、チェンは代理人を通じて複数球団との交渉の準備を進めている。先発投手が重要な補強ポイントである阪神も席に着く方向だという。
台湾出身のチェン・ウェインは2004年から中日に在籍し、09年に最優秀防御率を獲得した。10、11年は｢リーグ連覇｣に貢献するなど通算｢３６勝｣を挙げて、米球界に渡った。メジャー 8年間でも｢５９勝｣。今季は 9月下旬から｢０勝３敗｣に終わったが、登板 4試合はすべて 6回以上を投げて｢自責３｣以下のクオリティースタート。 150キロを超える直球は健在で、球界関係者の間で｢『１０勝』できる力はある｣と評価は高いままだ。
阪神が獲得に興味を示しているチェン・ウェイン投手。今季途中にロッテに加入。その腕はさびていない
虎の先発陣は今季、西勇と青柳が規定投球回に達した。秋山も｢１１勝｣と奮闘した一方で、左投手は手薄。高橋はシーズンを通してローテーションを守った経験がなく、｢保留者名簿｣から外れたガルシアは退団が決定した。貴重な左のスターターについて、谷本副社長は｢何人いてもいい｣と注目した。
今季は球団史上最多の 8人の助っ人を駆使して戦った。矢野監督は来季も｢現状では外国人の力は必要｣と要望し、谷本副社長も｢必要な戦力は確保したい｣と話している。ボーア、ガルシア、呂彦青が退団し、｢米大リーグ移籍｣を視野に入れるスアレスとの残留交渉の行き先も不透明。チェン・ウェインについては｢『(支配下登録)枠』の兼ね合いがある。その中で考えていきます｣と慎重に話したが、新戦力の調査に動いていることは事実。支配下は保留者名簿に記載した55人、ドラフト会議で指名した｢Ｄ１位・佐藤輝｣(近大)ら 8人、巨人から金銭トレードで獲得した山本を合わせ64人。スアレスを加えても65人と余裕はある。
本格的に獲得に乗り出すことになれば争奪戦は必至だが、それだけ価値の高い戦力。動向を注視しながら、交渉の席に着く用意を進める。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！来季こそ勝利を掴め！
多くの方と話をする中で、"楽しむからこそ実力が発揮できる"そして"笑うということには大きなパワーがある"ということを教えてもらいました。
これからの1年はグラウンドで苦しい時こそ笑って、楽しいときはもっと楽しく、でもしっかり勝つようなチームを作っていきます。
そして、僕たちが勝つことでファンの皆さんにも思いっきり笑ってもらい、思いっきり喜んでもらえるようなシーズンにすべく、「It's 勝笑 Time！オレがヤル」というスローガンにしました。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と結果 (11月)
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