●阪神は 5日、ファン感謝デーをオンラインで開催した。甲子園の室内練習場からライブ配信する異例の形となる中、矢野燿大監督(52)はファンに呼びかけた。｢打倒巨人｣、16年ぶり｢Ｖ奪還｣へ－－。矢野阪神が一致団結で戦う。球団初のオンラインでのファン感を虎テレ会員やファンクラブ会員など約10万人が視聴した。企画などに携わった大西邦佳営業部次長(47)は安堵(あんど)の表情だった。
●矢野燿大監督が 6日、52歳の誕生日を迎え抱負を語った。報道陣から贈られた阪神カラーの誕生日ケーキを前に、笑顔でガッツポーズ。50歳を超えた今も、現役時代と変わらぬ細身の体形をキープしている。体を鍛え続けることも、自信につながると話した。前日 5日に発表した来季のスローガン｢挑・超・頂－挑む 超える 頂へ－｣を引き合いに出し、自らも挑戦し続けることを誓った。
●矢野燿大監督がルーキーたちのハートに火を付けた。兵庫・西宮市内の球団施設で育成を含む新人 9選手と対面すると、目を輝かせる相手に矢野野球が掲げる積極性などを力説。さらにハッパを掛けるように来春の 1軍キャンプについて予告した。居ても立ってもいられず、 7日の新入団発表前にルーキーの下に駆けつけた。過去のスローガンを用いてチームの方針を説明し、開幕を意識したオフの過ごし方も伝えた。お互いが椅子に座る形で行われた訓示は、約30分間にも及んだ。期待の表れだ。矢野監督は今年の新人について認めた。｢ドラフト１位｣の近畿大學・佐藤輝明内野手(21)はもちろん、即戦力ルーキーを競争の輪に加えるつもりだ。
●阪神の新入団選手 9人が 6日、甲子園で体力測定に臨み、｢ドラフト１位｣の近大・佐藤輝明内野手は握力が右76.1キロ、左73.5キロと怪力を披露した。ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(46)が巨人の新人体力測定で記録した右70キロを超越。アマNO.1スラッガーとされる期待のルーキーが、底知れないポテンシャルを見せつけた。やる気満々だった。甲子園球場に隣接する室内練習場。体力測定が始まる前、佐藤輝は上着とマスクを脱ぎ捨て、ぴょんぴょんと跳ねながら待っていた。モチベーションは最高潮に高ぶっていた。度肝を抜くような数値をたたき出したのは握力測定だった。右76.1キロ、左73.5キロ。ともに新人トップで、現在はヤンキースＧＭ特別アドバイザーを務める松井秀喜氏が巨人の新人体力測定で記録した右70キロを優に超えた。関西学生リーグ通算｢１４本塁打｣で22年ぶりに記録更新した大学NO.1スラッガーは、同じ右投げ左打ちで｢日米通算５０７本塁打｣のゴジラを上回っていた。立ち幅跳びもトップの 281センチをマークした。30メートル走ではトップクラスと言われる 3秒台に肉薄する 4秒00。身長 187センチ、体重94キロのスラッガー体形ながら瞬発力もピカイチで、権田康徳トレーナーを驚かせた。パワフルな打撃に俊足、強肩を兼備する高い身体能力を正式入団前から見せつけた。
●｢ドラフト２位｣のＪＲ東日本・伊藤将司投手(24)は｢横浜高校｣の大先輩のように躍動だ。見学した｢甲子園歴史館｣には、西武松坂大輔投手(40)の横浜高時代のユニホームがあった。自身も着ていた｢ＹＯＫＯＨＡＭＡ｣の文字を見て気持ちも新た。引退した藤川球児氏(40)の特別展示にも目を引かれた。
●｢ドラフト３位｣の上武大學・佐藤蓮投手(22)は決意の丸刈り姿で現れ、笑顔で集合写真に納まった。身長 188センチと阪神の新人で最も高く、体力測定では 187センチの｢同１位｣の佐藤輝と 2人で目立つ存在となった。｢同７位｣の髙寺望夢内野手(18＝上田西高)だけが高卒となるだけに気遣いも見せた。
●｢ドラフト４位｣の立命舘大學・栄枝裕貴捕手(22)は、矢野燿大監督と初対面し感激した。捕手出身監督だけに意欲は高まった。体力測定では｢同１位｣佐藤輝のパワーや｢同６位｣中野の足の速さを見て刺激をもらい、自信の強肩に磨きをかける決意をした。
●｢ドラフト５位｣の東洋大・村上頌樹投手(22)が「甲子園歴史館｣で活躍を誓った。智弁学園で｢センバツ優勝投手｣として名をはせ、同施設でグラブを展示。 4年ぶりに“再会”し声を上ずらせた。
●今年唯一の高卒指名となった｢７位・髙寺望夢内野手｣は、｢２年連続盗塁王｣の近本光司外野手(26)に匹敵する圧巻のスピードを披露した。走って、跳んで、同期の“お兄さん”たちに驚異の身体能力を見せつけた。新入団 9選手で唯一の高校生、｢Ｄ７位・髙寺｣がポテンシャルの高さで周囲を驚かせた。まずは30メートル走。自慢の快足でさっそうと駆け抜けた。トップの 3秒93。 2年前にトップだった近本の 3秒87へ肉薄するスピードをみせた。10メートル走では、さらに驚きの数字を叩き出した。大阪ガス時代、近本より10メートルのタイムが速かったといわれているが後輩の楽天・小深田大翔内野手(25)。その小深田が今年 1月の楽天の新人合同自主トレで記録したのが1.72秒だが…。高寺はそれを上回る 1秒61秒( 9人中 1位)！ 単純比較はできないが、近本級どころか近本超え！？の速さだ。 9月の｢プロ志望高校生合同練習会｣で 8打席 5安打 2四球と猛アピールした遊撃手の潜在能力は、抜群だ。
記事をまとめてみました。
｢ファン感謝デー｣で矢野燿大監督から来季スローガンが発表された＝阪神甲子園球場室内練習場
阪神は 5日、ファン感謝デーをオンラインで開催した。甲子園の室内練習場からライブ配信する異例の形となる中、矢野燿大監督は｢てっぺんの景色を一緒に見に行きましょう｣とファンに呼びかけた。｢打倒巨人｣、16年ぶり｢Ｖ奪還｣へ－－。矢野阪神が一致団結で戦う。
ファン感謝デーで｢ＭＶＰ｣を獲得しあいさつする高山俊外野手＝阪神甲子園球場室内練習場
球団初のオンラインでのファン感を虎テレ会員やファンクラブ会員など約10万人が視聴した。企画などに携わった大西邦佳営業部次長は｢想定以上にご視聴いただけた｣と安堵(あんど)の表情だった。｢コロナ対策｣にも万全を期し、会場となった甲子園の室内練習場の換気や、選手らの距離感にも配慮したという。来年はファンを入れる通常の開催ができることが理想としながらも、初の試みとなった配信にも手応えを示し｢そういったハイブリッドなことも考えられるヒントも得た｣と振り返った。
52歳の誕生日を迎えバースデーケーキのチョコを口にする矢野燿大監督
矢野燿大監督が 6日、52歳の誕生日を迎え抱負を語った。
報道陣から贈られた阪神カラーの誕生日ケーキを前に、笑顔でガッツポーズ。50歳を超えた今も、現役時代と変わらぬ細身の体形をキープしている。｢バカみたいにトレーニングやってるもんな。健康かどうか分からんけど、何かをやってると自分に自信が持てる。自分も選手に伝えたり、人に伝えたりしていくのにさ、俺がだらしないことでは、それは何も伝わらない｣。体を鍛え続けることも、自信につながると話した。
52歳の誕生日を迎えバースデーケーキを前に｢矢野ガッツ｣を決める矢野燿大監督
学びを大切にする指揮官は｢本を読んでも、誰かに学ばせてもらうのも、この年だから学べることはたくさんある。やっぱり俺ももっともっと学ばなあかんなとか、もっともっと成長していけるとか。スローガンじゃないけど、俺自身もチャレンジしていけたらいいなと｣。前日 5日に発表した来季のスローガン｢挑・超・頂－挑む 超える 頂へ－｣を引き合いに出し、自らも挑戦し続けることを誓った。
矢野燿大監督がルーキーたちのハートに火を付けた。兵庫・西宮市内の球団施設で育成を含む新人 9選手と対面すると、目を輝かせる相手に矢野野球が掲げる積極性などを力説。さらにハッパを掛けるように来春の 1軍キャンプについて｢ほぼほぼ連れて行こうと思っているよ｣と予告した。
居ても立ってもいられず、 7日の新入団発表前にルーキーの下に駆けつけた。｢チームとしては、こういう風にやるとか、こういうことを大事しているとか…｣。過去のスローガンを用いてチームの方針を説明し、開幕を意識したオフの過ごし方も伝えた。お互いが椅子に座る形で行われた訓示は、約30分間にも及んだ。
甲子園球場の施設見学を行いガッツポーズする新人選手たち＝阪神甲子園球場アルプススタンド
期待の表れだ。矢野監督は今年の新人について｢来年すぐ競争できるというところでドラフトしてる選手ばかり｣と認めた。｢競争に入るために取っている。わざわざ 2軍からスタートする必要もない。初めに 1軍ってどういうところなのか経験してみることも大事｣。｢ドラフト１位｣の近大・佐藤輝はもちろん、即戦力ルーキーを競争の輪に加えるつもりだ。
この日は52歳の誕生日だった。読書家として知られる指揮官は｢本を読んでも、誰かに学ばせてもらうのも、この年だから学べることはたくさんある。やっぱりもっと学ばなあかん｣と貪欲だ。さらに体形も｢バカみたいにトレーニングやってるもんな｣と現役時代と変わらない。｢スローガンじゃないけど、俺自身もチャレンジしていけたら｣。前日 5日に発表した来季スローガン｢挑・超・頂－挑む 超える 頂へ－｣を引き合いに出し、自らも挑戦し続けることを誓った。
52歳の誕生日を迎えた矢野監督は、ケーキの前でこの笑顔
超速訓示！ 阪神・矢野燿大監督が 6日、甲子園に施設見学に訪れた新入団の 9選手へ約30分間に渡る訓示を行い、オフの過ごし方など自覚を促した。支配下 8人のうち 7人が大学・社会人出身で、ほとんどの選手を来年 2月の春季キャンプで 1軍に呼ぶことを明言。52歳の誕生日を迎えた指揮官から、競争を加熱させる新戦力へ。入団会見よりも前に異例のメッセージだ。
入団会見前の新人に早くも緊張が走った。椅子に座った選手の前に立った虎将からの熱い訓示。52歳の誕生日を迎えた矢野監督は施設見学の場に登場し、最速でプロの魂を注入した。
｢きょう時間があるなら。早めに伝えて、何も悪いことはないんじゃないかな｣
ユニホームに袖を通す前の異例の時期に本気のメッセージを発信した。｢Ｄ１位・佐藤輝明内野手｣(近大)以外は初対面の 9人に約30分間の挨拶。｢今まで選手に伝えてきているようなこと。うちのチームはこういう風にやるとか、こういうことを大事しているとか｣。新入団会見や、来年 1月の合同自主トレで話しても不思議ではない内容を伝えた。
｢長いかどうか、異例かどうかも知らんけど。早めに伝えた方がさ。来年になったら、オフどう過ごしていいかもイメージもできへんし｣
体力測定を前に集合する阪神の新入団選手たち＝阪神甲子園球場室内練習場
時間を確保できただけでなく、来季の新人ならでは－の意味もある。支配下 8人のうち、 7人が大学・社会人。｢すぐに競争できるというところでドラフトしている選手ばかりやから｣。春季キャンプは、ほとんどの選手を 1軍に呼ぶ考えも明かした。
｢ほぼほぼ連れて行こうと思ってるよ。競争に入るために獲っている。わざわざ 2軍からスタートする必要もない｣
常に強調してきた競争を活性化させる人材たちに｢はじめに 1軍ってどういうところか経験してみることも大事。けがで調整が遅れているとか状態が上がっていないとか、そういうのがない限り( 1軍キャンプ)｣と期待。だからこそ、準備に大切なオフを過ごす前に席を設けた。
前日 5日に｢挑・超・頂｣と来季スローガンを発表したが、今季まで 2年間のスローガンも引き合いに矢野虎の精神を伝えた。積極性や全力プレー、諦めない気持ち。決意を言葉にすることの大切さ。｢野球を辞めてからの方が人生は長い｣と人としての心構えにも及んだ。｢どう思う？｣と語りかけながらの初コミュニケーション。 2月はすぐに実戦に入ることも伝え、準備を促した。
｢伝えたことを頭に置きながら、来年までの自主トレ期間を過ごすというのも大事なので｣
誕生日の節目に｢人に伝えていくのに、俺がだらしないことでは何も伝わらない｣と決意を新たにした指揮官。未来を担う金の卵を、最速で勝負の世界に迎えた。
甲子園球場の施設見学を行い笑顔でポーズを決める佐藤輝明内野手＝阪神甲子園球場アルプススタンド
ゴジラ超えや！ 阪神の新入団選手 9人が 6日、甲子園で体力測定に臨み、｢ドラフト１位｣の近大・佐藤輝明内野手は握力が右76.1キロ、左73.5キロと怪力を披露した。ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏が巨人の新人体力測定で記録した右70キロを超越。アマNO.1スラッガーとされる期待のルーキーが、底知れないポテンシャルを見せつけた。
◇ ◇ ◇
やる気満々だった。甲子園球場に隣接する室内練習場。体力測定が始まる前、佐藤輝は上着とマスクを脱ぎ捨て、ぴょんぴょんと跳ねながら待っていた。｢応援の声は届いています。頑張ろうという気持ちになっています｣。モチベーションは最高潮に高ぶっていた。
体力測定で立ち幅跳びを行う佐藤輝明内野手＝阪神甲子園球場室内練習場
度肝を抜くような数値をたたき出したのは握力測定だった。右76.1キロ、左73.5キロ。ともに新人トップで、現在はヤンキースＧＭ特別アドバイザーを務める松井秀喜氏が巨人の新人体力測定で記録した右70キロを優に超えた。｢握力は割と強い方なんじゃないかなと思います｣。関西学生リーグ通算｢１４本塁打｣で22年ぶりに記録更新した大学NO.1スラッガーは、同じ右投げ左打ちで｢日米通算５０７本塁打｣のゴジラを上回っていた。立ち幅跳びもトップの 281センチをマークした。
30メートル走ではトップクラスと言われる 3秒台に肉薄する 4秒00。身長 187センチ、体重94キロのスラッガー体形ながら瞬発力もピカイチで、権田トレーナーを｢あの体格を考えると、 4秒フラットというのは走り方を改善していけば 3秒台も夢じゃない｣と驚かせた。パワフルな打撃に俊足、強肩を兼備する高い身体能力を正式入団前から見せつけた。
体力測定で垂直跳びを行う佐藤輝明内野手＝阪神甲子園球場室内練習場
この日は同期の仲間と甲子園などの球団施設や甲子園歴史館も見学。ウエートルームを見ると｢トレーニングがしたい｣とうずうずし、｢しっかり戦える体を作りたいと思います｣と自覚をにじませた。さらに矢野監督の希望で設けられた新人へ訓示で、背中を押された。｢自分がプラスのことを言っていくと物事はプラスになる、マイナスを吐いてしまうと、そういう風になってしまうと言われた。いい言葉をもらったので、心に入れながらやりたい｣。背番号｢８｣とチーム、虎党の期待を背負い、ゴジラ級スラッガーの道を突き進む。
阪神の新入団選手 9人が 6日、甲子園で体力測定に臨んだ。｢ドラフト２位｣のＪＲ東日本・伊藤将司投手は｢横高｣の大先輩のように躍動だ。
｢甲子園歴史館｣を見学し、村山実氏の展示品の前で笑顔を見せる伊藤将司投手(左)と佐藤輝明内野手＝阪神甲子園球場｢甲子園歴史館｣
見学した｢甲子園歴史館｣には、西武松坂の横浜高時代のユニホームがあった。｢やっぱり松坂さんが甲子園で活躍されたグラウンドでもあるので、自分もその舞台でしっかり活躍していきたい｣。自身も着ていた｢ＹＯＫＯＨＡＭＡ｣の文字を見て気持ちも新た。引退した藤川球児氏の特別展示にも目を引かれ｢自分もああいう展示に選ばれるような選手になっていきたい｣と話した。
阪神の新入団選手 9人が 6日、甲子園で体力測定に臨んだ。｢ドラフト３位｣の上武大・佐藤蓮投手は決意の丸刈り姿で現れた。｢気合を入れるためです！ 1週間前から。最初は(髪の長さが)五厘でした｣と笑顔で集合写真に納まった。
甲子園球場の施設見学を行い笑顔でポーズを決める佐藤蓮投手＝阪神甲子園球場アルプススタンド
身長 188センチと阪神の新人で最も高く、体力測定では 187センチの｢同１位｣の佐藤輝と 2人で目立つ存在となった。同7位の髙寺だけが高卒となるだけに｢そこはしっかり打ち解けやすい環境を、年齢的にもつくっていかないといけない｣と気遣いも見せた。
阪神の新入団選手 9人が 6日、甲子園で体力測定に臨んだ。｢ドラフト４位｣の立命大・栄枝裕貴捕手は、矢野燿大監督と初対面し感激した。｢今までテレビで見てきた人なので、名前を呼んでもらってうれしかった｣。
アルプススタンドでポーズを取る栄枝裕貴捕手＝阪神甲子園球場
捕手出身監督だけに｢大事にしてくれると思うので、矢野監督の(指揮する)間に一人前の捕手になりたい｣と意欲は高まった。体力測定では｢同１位｣佐藤輝のパワーや｢同６位｣中野の足の速さを見て｢自分も飛び抜けたものを身につけて武器にしていきたい｣と刺激をもらい、自信の強肩に磨きをかける決意をした。
阪神の新入団選手 9人が 6日、甲子園で体力測定に臨んだ。｢ドラフト５位｣の東洋大・村上頌樹投手が「甲子園歴史館｣で活躍を誓った。
智弁学園で｢センバツ優勝投手｣として名をはせ、同施設でグラブを展示。 4年ぶりに“再会”し｢何年ぶりですか、高 3以来ですかね。自分で見て少しテンション上がりました｣と声を上ずらせた。
｢甲子園歴史館｣を見学し笑顔を見せる、左から石井大智投手、岩田将貴投手、村上頌樹投手＝阪神甲子園球場｢甲子園歴史館｣
｢次は阪神のユニホームだったりを飾ってもらえるよう頑張りたい｣。最速 149キロの速球が武器で｢『最多勝』や『防御率』、『沢村賞』を目指して｣と決意した。
阪神の新入団 9選手が 6日、甲子園球場などで体力測定や施設見学などを行った。今年唯一の高卒指名となった｢７位・髙寺望夢内野手｣(上田西高)は、｢２年連続盗塁王｣の近本光司外野手に匹敵する圧巻のスピードを披露した。
走って、跳んで、同期の“お兄さん”たちに驚異の身体能力を見せつけた。新入団 9選手で唯一の高校生、｢Ｄ７位・髙寺｣がポテンシャルの高さで周囲を驚かせた。
｢握力よりは、足の方が自信があるというか。入ってからもしっかり足とかでアピールできたらと思います｣
まずは30メートル走。自慢の快足でさっそうと駆け抜けた。トップの 3秒93。 2年前にトップだった近本の 3秒87へ肉薄するスピードをみせた。
10メートル走では、さらに驚きの数字を叩き出した。大阪ガス時代、近本より10メートルのタイムが速かったといわれているが後輩の楽天・小深田。その小深田が今年 1月の楽天の新人合同自主トレで記録したのが1.72秒だが…。高寺はそれを上回る 1秒61秒( 9人中 1位)！ 単純比較はできないが、近本級どころか近本超え！？ の速さだ。
驚異のスピードを披露した髙寺望夢内野手。身体能力は抜群だ＝阪神甲子園球場室内練習場
しかも、 2年連続で｢セ・リーグ盗塁王｣に輝いた絶好のお手本が、チームメートになる。｢足が速いだけでは盗塁ができないので、スタートとかピッチャーとの駆け引きもあると思うので(近本さんに)そういう所を聞きたいです｣と、憧れの先輩から学びたいと意欲を口にした。
快足だけではない。垂直跳びもトップの73センチ。立ち幅跳びは｢Ｄ１位・佐藤輝｣に続く 2メートル80を記録し、権田トレーナーは｢チームとして、そういう(身体能力の高い)高校生を指導していけるのは、たくさん希望が出てくる｣と目を細めた。
｢とてもいい環境が整っていると思うので野球にしっかり集中して、技術を上げていきたい。早く 1軍の舞台で活躍できるような選手になりたいです｣と髙寺。 9月の｢プロ志望高校生合同練習会｣で 8打席 5安打 2四球と猛アピールした遊撃手の潜在能力は、抜群だ。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！来季こそ勝利を掴め！
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
「自分の壁を超える」「ライバルに勝つ」いろいろなことがありますが、普段から選手には「比べるのは昨日の自分」という話をしています。
ライバルが活躍すればモチベーションが下がったり、落ち込んだりすることもあ ると思いますが、自分自身を常に超えることを意識し、そういう自分であり続け たいと思い続けていきたいので「超える」を2つ目に掲げています。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
来季はこのスローガンで戦っていきます。
またやはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と結果 (11月)
2021年 公式戦日程表と結果(03月)
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