●阪神がロッテの「保留者名簿」から外れたチェン・ウェイン投手(35)の獲得交渉を進めていることが 7日、分かった。阪神はロッテの「保留選手名簿」を外れてからも動向を注視。熱い視線を送ってきた。先発左腕の補強は急務となっていただけに、経験豊富な左腕は補強ポイントと合致する。中日時代は吉見とともにダブルエースとして活躍し、09年には「防御率1.54」で「最優秀防御率」のタイトルも獲得。「日米通算95勝」と実績は十分だ。阪神は韓国・KTで今季「2冠、MVP」に輝いたメル・ロハス・ジュニア外野手(30)の獲得も目指しており、外国人補強も着々と進める。
●阪神がソフトバンクを戦力外になった加治屋蓮投手(29)の獲得調査を進めていることが 7日、分かった。また、中日を戦力外になった13年「ドラフト1位」の鈴木翔太投手(25)の獲得に動いていることも判明。
●阪神の新入団選手発表会が 7日、大阪市内のホテルで行われ、矢野燿大監督(51)がルーキー勢 9人にエールを送った。前日 6日には、来春の 1軍キャンプについて説明し、招集をほのめかしていた。この日も次代のタイガースを担う新人たちに期待した。
●阪神の新入団会見が 7日、大阪市内のホテルで行われた。「ドラフト1位」の近畿大學・佐藤輝明内野手(21)は背番号「8」のユニホームについてうれしそうに話した。一番の売りは長打力。「ドラフト1位」の近大・佐藤輝明内野手と「同3位」の上武大學・佐藤蓮投手(22)の呼称について 2人が「テル」と「レン」を希望した。矢野燿大監督は、自身の思い出も交えながら、 2人の希望通りに呼ぶようになるだろうと話した。同じ「テル」の佐藤輝に、矢野監督自身を上回る活躍を期待しているかと問われると、矢野監督は、佐藤輝だけでなく 2人に大きな期待を寄せた。佐藤輝も「テル」定着を誓った。タテジマのユニホーム姿を披露した「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」は、早くも伝統の一戦に闘志を燃やし、力強く「G倒」を宣言した。さらに 1年目から「30発」を放ち、「新人王」、そして「ホームラン王」も-。言い切ったすべての目標を、現実のものにする!新人で「30発」となれば、1959年の桑田武氏(大洋=54歳没)、86年の清原和博氏(西武=53)の「31発」以来で「歴代2位」。きらびやかに輝く金びょうぶに、真新しいタテジマのユニホームが映える。阪神の宿命が佐藤輝へ確かに受け継がれた。「打倒巨人」の熱い思い。高らかに「G倒」を誓った。地元・西宮市出身の「ゴールデンルーキー」。虎の戦いを見て育ち、伝統の一戦にかける思いは、骨の髄まで染みていた。 2年連続でセ・リーグを制した巨人に対し、今季も「8勝16敗」と 9年連続で負け越した。他の 4チームには勝ち越しただけに、16年ぶりの「リーグ優勝」へ、絶対に倒さなければならない宿敵。準備はすでに始まっていた。対戦したい投手を問われ、巨人・菅野智之投手(31)の名を挙げた。メジャー移籍の可能性もあるエースだが“イメトレ”はバッチリ。闘志をたぎらせた。「G倒」への熱い思いをぶちまけるとともに、早くも矢野イズムを導入して、夢を現実にする作業が始まった。誓いを立てた目標は全部、夢ではない。現実にする。佐藤輝の挑戦が始まった。
●阪神の「ドラフト2位・伊藤将司投手」(24=JR東日本)が 7日、大阪市内のホテルで入団会見に臨み、大学日本代表でチームメートだった大山悠輔内野手との対戦を熱望した。また、「ドラフト3位・佐藤蓮投手」は日本球界最速の 165キロを出すと宣言。今年のルーキーは、目標がデッカいぞ!!壇上に登った伊藤将の瞳は、すでにメラメラと燃えていた。対戦したい虎のチームメートを問われると、「大学日本代表」で一緒だった大山悠輔内野手(25)を指名。三振を奪ってアピールすることを宣言した。国際武道大 2年時には 2学年上の大山(当時白鴎大)、 3年時には 1学年上の熊谷敬宥内野手(24=立教大學)、島田海吏外野手(24=上武大學)と「侍ジャパン」でプレーした。参加が内定している来春キャンプの紅白戦で、今季「4番」を打ち、「本塁打王」争いを繰り広げた先輩の胸を借りる。多彩な変化球を駆使して試合を作る能力の高さが持ち味だが、三振に抑えて実力を証明し、 1軍のマウンドへ-との未来予想図を描く。秋季練習の際に矢野監督は即戦力として期待していることを口にしており、本人もルーキーイヤーから 1軍でフル回転することが第一目標だ。大山先輩で腕試しをした先に見すえるのは、同学年の巨人・岡本和真内野手(24)との対戦だ。横浜高 3年時に選抜に出場し、岡本も智弁学園高で出場したが、対戦はなかった。Gの不動の「4番」に成長したライバルを抑え、「ローテ入り&10勝」も狙う。虎のエース左腕へ。背番号「27」が、 1年目から虎投を引っ張る覚悟でプロの世界に飛び込む。
●「ドラフト3位」の上武大學・佐藤蓮投手は「165キロ超え」という、でっかい目標を掲げた。持ち味は最速 155キロの直球。 160キロ超えの自信を聞かれるときっぱり答えた。大きな目標を力強く言い切った。直球が自慢の「D3位・佐藤蓮」は、日本球界最速へ挑む。現在のNPB最速は、エンゼルス大谷が北海道日本ハム時代に記録した 165キロ。現在は最速 155キロ。大卒で、ここから10キロアップは厳しいようにも思えるが、実はまだまだ伸びしろがある。飛龍高では 3年夏は野手。上武大で投手に転向したが、故障もあり、昨年まで登板はなかった。身長 188センチと恵まれた体格の持ち主。投手として本格的に鍛えた期間が短いだけに、成長の余地は限りなく大きい。背番号は「30」に決まった。同じ番号を現役時代に背負ったのが久保田智之 2軍投手コーチ(39)だ。藤川球児(40)、ジェフ・ウィリアムス投手(48)と「JFK」を結成し、11年間で通算 444試合に登板した鉄腕。2005年の「リーグ優勝」時には胴上げ投手にもなった。大先輩も最速 157キロの直球で打者を圧倒しただけに積極的に学ぶつもりだ。 1年目の大きな目標を口にした右腕。プロの世界でさらに進化を遂げ、飛躍する。
●「ドラフト4位」の立命舘大學・栄枝裕貴捕手(22)は「矢野監督超え」を力強く誓った。栄枝の背番号は、矢野監督が現役時代に付けていた「39」。思いを聞かれると指揮官超えを宣言した。それを聞いていた矢野監督は自らを超える活躍を願った。母校のOBでキャッチャーといえば古田敦也氏(55=野球評論家)もいる。偉大な先輩捕手 2人を目標にしていく。
●「D5位・村上頌樹投手」(東洋大學)は先輩の巨人・岡本の完全制圧を誓った。智弁学園高の 2学年先輩で、高校時代はシート打撃で本塁打されたことがあるという。2016年に「選抜V」を果たした右腕。プロでも甲子園で「日本一」を目指す。
●伊藤隼太外野手(31=慶応義塾大学OB)が 4打数 1安打もこの日唯一の 2塁打を放ち、アピールした。 2打席凡退後の昼休憩で心を整えた。気持ちを切り替えた第 3打席、巨人の右横手投げ田原誠次投手(31)の外角スライダーを右中間へ運び 2塁打とした。11年「ドラフト1位」で入団したが18年の96試合出場がシーズン自己最多。19年以降は 2年連続 1軍未出場に終わっていた。
記事をまとめてみました。
阪神がロッテの「保留者名簿」から外れたチェン・ウェイン投手の獲得交渉を進めていることが 7日、分かった。阪神はロッテの「保留選手名簿」を外れてからも動向を注視。熱い視線を送ってきた。先発左腕の補強は急務となっていただけに、経験豊富な左腕は補強ポイントと合致する。
元中日で大リーグでも活躍したチェンは今年 9月、ロッテに電撃入団。白星こそなかったが 4試合に先発して好投し、ソフトバンクとのクライマックスシリーズ(CS)第 2戦にも先発していた。中日時代は吉見とともにダブルエースとして活躍し、09年には「防御率1.54」で「最優秀防御率」のタイトルも獲得。「日米通算95勝」と実績は十分だ。
CSのソフトバンク戦で先発するチェン・ウェイン投手=福岡PayPayドーム (2020年11月15日撮影)
先発左腕の補強は課題の 1つだ。 2年間在籍したガルシアが退団し、現時点で岩貞も来季中継ぎ起用の方針。「ドラフト2位」で即戦力のJR東日本・伊藤将が入団したが、プロの世界では未知数だ。今季「5勝」の高橋に期待がかかるが、駒不足は否めない。チェンが加われば、大きな戦力になり得る。
谷本球団副社長兼本部長はチェンの去就に関する報道に言及し、「ロッテを断ったということですか? (そうなれば)調査している当方にとってはいいニュースではありますね」と話した。交渉などについては「国際担当に任せている」と話すにとどめたが、一定の手応えを感じている様子。阪神は韓国・KTで今季「2冠、MVP」に輝いたメル・ロハス・ジュニア外野手の獲得も目指しており、外国人補強も着々と進める。
加治屋蓮投手(左)、鈴木翔太投手
阪神がソフトバンクを戦力外になった加治屋蓮投手の獲得調査を進めていることが 7日、分かった。
加治屋はJR九州から13年「ドラフト1位」で入団。 150キロ超の直球とフォークを武器に、18年にはセットアッパーとしてリーグ最多の72試合に登板した。また、中日を戦力外になった13年「ドラフト1位」の鈴木翔太投手の獲得に動いていることも判明。谷本球団副社長はこの日のトライアウトに参加しなかった両右腕について、「そのあたりはいい投手ですね。いい報告ができるように頑張ります」と語った。
阪神の新入団選手発表会が 7日、大阪市内のホテルで行われ、矢野燿大監督がルーキー勢 9人にエールを送った。壇上で「来年からすぐに勝負に入っていける。そういう選手をドラフトできた」と胸を張った。「失敗しないと成長はない。思い切ってチャレンジする。そういう姿を見せてもらいたい」と望んだ。
前日 6日には、来春の 1軍キャンプについて「ほぼほぼ連れて行こうと思っているよ」と説明し、招集をほのめかしていた。この日も「伝統のある球団に来られたことを誇りに思って頑張ってもらいたい」と話し、次代のタイガースを担う新人たちに期待した。
新人入団会見で抱負を語る佐藤輝明内野手(右)。左は矢野燿大監督=大阪市内のホテル
阪神の新入団選手発表会が 7日、大阪市内のホテルで行われ、矢野燿大監督がルーキー勢 9人にエールを送った。
開口一番、壇上で「特にダブル佐藤、大きいなと思いましたし、ユニホームを着ると野球選手らしく、みんないい顔でね、その姿を見られたので、大変うれしく思っています」と話した。
一問一答は以下の通り。
◇ ◇ ◇
-9選手に特徴がある
髙寺、岩田というのは、岩田はちょっとケガの状態があります。ケガをしっかり治して。それでももちろん勝負に入っていける。髙寺もショートは何人もいますけど、競争の中に十分入っていけるので指名させてもらいました。そのほかの選手に関しては大学、社会人を出ている。来季からすぐ勝負に入っていける、そういう選手をドラフトできたと思っています。何年後か、ここの選手たちが中心となって引っ張っていけるような、そういう素材の選手をとれて、すごくうれしく思っています。
-今年は即戦力の期待も高い。来季どんな活躍を
僕としては、みんなもそうでしょうけど、結果や数字をプロだからこそ出す必要はあるんですけど、まだまだ失敗が許される年代。失敗しないと成長はない。タイガースが大事にしているように、来年のスローガンにあるように挑戦すること。その姿から、選手たちは成長していけると思う。もちろん、レギュラーや高い数字を残してもらいたいですけど、まずは思い切ってチャレンジしていく、そういう姿を見せてほしい。
-タイガースの一員としてアドバイスするなら
たくさんのファン、マスコミの方、たくさん応援していただける球団でもありますし、厳しい部分で言えば、よくないときはよくないだけのこともあります。それをプラスにするのもマイナスにするのも自分たちなので、この伝統のある球団に来られたのを誇りに思って頑張っていってもらえればなと思います。
(「ドラフト3位」佐藤蓮の会見途中に「ダブル佐藤」と期待が大きいと振られ)
本当にスケールの大きい選手ですし、佐藤蓮もストレートも魅力ですが、カーブがすごく魅力がある投手だと思っています。本当にタイガースのエース、その枠を超えて、日本の投手を引っ張れる素材になれる投手だと思っています。
新人選手入団発表会でガッツポーズする前列左から村上、佐藤蓮、栄枝。中列左から伊藤将、矢野監督、佐藤輝。後列左から岩田将、髙寺、中野、石井大=大阪市内のホテル
(「ドラフト1位」佐藤輝と佐藤蓮でニックネームの話題になり)
佐藤(輝)の方には入団前に会ったことがあったので、どういうのがいいのかなというときに「テル」とね。僕も星野監督に「テル」と呼ばれている時代があったので、本名は「輝」(かがやく)という字が残っていますので、そこで親しみを感じているところもありますし、こちらの佐藤は「テル」と呼んで。投手の佐藤は「レン」と、チームでもそういうふうに呼んでいくと思います。
-同じテルとしても、自身を上回る活躍を期待しているか
僕なんかスケール小さすぎるので、この 2人は本当にデカイところを目指せる選手たちなので。早くプレーが見たいですし、大きなところにいってもらいたいですね。
(「ドラフト4位」栄枝は矢野監督現役時の背番号「39」をつける。「自分がキャリアを終えるときに栄枝の番号と呼ばれるように」と抱負語り、会見途中に話題を振られて)
抜かれたらちょっと悔しいですけど、すごく悔しくなるくらい、ぶっちぎりで抜いてもらいたいですね。
-栄枝への期待は
バランスのいい選手だと思っています。捕手というのはやることがたくさんあって、トータル的にまずはしっかり守る。「栄枝に受けてほしい、捕ってもらいたい」と思われるのが僕は一番大事だと思うので、投手とたくさん話して、いろんなモノを見て、経験を積んで、そういう投手から、チームから、勝つ捕手はもちろん大事ですけど、負けたときにコイツで良かったと思われる捕手になってもらえればすごくうれしい。
(「ドラフト5位」村上の会見途中に評価を求められ)
タイガースとすごく縁があって、そこでしっかり勝ってきている投手。僕も映像を見たときから、村上をリードしてみたいなって、本当に投球術があります。ストレートも質のいいストレートを投げますし、コントロール、緩急を使える。捕手の腕の見せどころという投手になってくれると思う。本当にこの順位で村上をとれてうれしく思っています。
(「ドラフト7位」髙寺の会見途中に「若い選手たちで 2遊間を争い期待も大きいか」と問われて)
タイガースの 2遊間もレベルが高くなって、中野も十分勝負していける。髙寺も小幡、若いショートが、去年の遠藤もいるなかで、十分に成長していってくれる素材だと思う。本当に 2年、 3年後にはさらに、タイガースファンにも今日よりさらに楽しみになってくれている選手に、なってくれていると思います。
(「育成1位」岩田将の会見途中に「左のサイドスローは貴重だ」と問われて)
試合の流れのなかで打者を止めてくれるのは、チームにとっても、いまのタイガースにとってもポイントになる。まずはしっかり、ケガを治す。そういうことに気持ちを置きながら、プラスアルファ、頭に描いていた(巨人)丸を抑えるんだという、両方持ちながらやっていってくれたらいいなと思います。
阪神の新入団会見が 7日、大阪市内のホテルで行われた。「ドラフト1位」の近大・佐藤輝明内野手は背番号「8」のユニホームについて「伝統の縦ジマを着られることができてうれしい。今度から『(背番号)8』と言えば佐藤と言われるように」とうれしそうに話した。
一番の売りは長打力。「 1年目から『新人王』。本塁打を『30本』くらい打ちたい。将来は『本塁打王』を取れるように」と、 1年目からの本塁打量産を誓った。「早く(愛称の)テルで多くの方から呼んでもらえるように」と笑った。
新入団発表会で矢野燿大監督(左)の期待を受ける佐藤輝明内野手(中央)と佐藤蓮投手=大阪市内のホテル
阪神の新入団会見が 7日、大阪市内のホテルで行われ、「ドラフト1位」の近大・佐藤輝明内野手と「同3位」の上武大・佐藤蓮投手の呼称について 2人が「テル」と「レン」を希望した。
矢野燿大監督は「僕も星野監督に『テル』と呼ばれている時代があったので、本名(輝弘)には『輝(かがやく)』という字が残っていますので、そこで親しみを感じているところもありますし、こちらの佐藤(輝明)は『テル』と呼んで。投手の佐藤(蓮)は『レン』とチームでもそういうふうに呼んでいくと思います」と、自身の思い出も交えながら、 2人の希望通りに呼ぶようになるだろうと話した。
同じ「テル」の佐藤輝に、矢野監督自身を上回る活躍を期待しているかと問われると、矢野監督は「僕なんかスケール小さすぎるので、この 2人は本当にデカイところを目指せる選手なので。早くプレーが見たいですし、大きなところにいってもらいたいですね」と、佐藤輝だけでなく 2人に大きな期待を寄せた。
佐藤輝も「早くファンの方々にも『テル』と呼んでもらえるような活躍を目指して頑張っていきます」と「テル」定着を誓った。
佐藤輝明内野手は新入団会見でポーズを取る。「G倒」への強い意気込みを語った=大阪市内のホテル
「G倒宣言」! 阪神は 7日、大阪市内のホテルで新人 9選手の入団会見を行った。タテジマのユニホーム姿を披露した「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」は、早くも伝統の一戦に闘志を燃やし、力強く「G倒」を宣言した。さらに 1年目から「30発」を放ち、「新人王」、そして「ホームラン王」も-。言い切ったすべての目標を、現実のものにする!
きらびやかに輝く金びょうぶに、真新しいタテジマのユニホームが映える。阪神の宿命が佐藤輝へ確かに受け継がれた。「打倒巨人」の熱い思い。高らかに「G倒」を誓った。
「伝統のタテジマのユニホームを着ることができて、とてもうれしい。やっぱり『優勝』するためには、巨人を倒さないと『優勝』はないと思う」
地元・西宮市出身の「ゴールデンルーキー」。虎の戦いを見て育ち、伝統の一戦にかける思いは、骨の髄まで染みていた。
2年連続でセ・リーグを制した巨人に対し、今季も「8勝16敗」と 9年連続で負け越した。他の 4チームには勝ち越しただけに、16年ぶりの「リーグ優勝」へ、絶対に倒さなければならない宿敵。準備はすでに始まっていた。
対戦したい投手を問われ、巨人・菅野の名を挙げた。メジャー移籍の可能性もあるエースだが「もちろんホームランをイメージしています」と“イメトレ”はバッチリ。「巨人戦で、いいところで打てるように」と闘志をたぎらせた。
「G倒」への熱い思いをぶちまけるとともに、早くも矢野イズムを導入して、夢を現実にする作業が始まった。
「イチロー選手のように日本を代表する選手になります」
「『新人王』を目指してやっていきます。ホームランは『30本』打ちます」
背番号は「8」。菅野智之投手からホームランを打つイメージもできている=大阪市内のホテル
決して「なりたい」「したい」と言わない。言い切ることで、実現したい未来を具体的にイメージした。新人で「30発」となれば、1959年の桑田武(大洋)、86年の清原和博(西武)の「31発」以来で「歴代2位」。「矢野監督が『なりたい』ではなく言い切れ、と。そういうところも吸収しながら、きょうは実践できました」。前日 6日、新人らに訓示した将も「俺がそういうことを伝えたから。でも、すぐやるって簡単じゃない。努力しているなっていうのがすごく見えた。いい会見やった」と目を細めた。
来春キャンプの 1軍スタートは、ほぼ当確。近大の先輩・糸井と外野のポジションを争う可能性がある。それでも「ライバルというより、まずはいろいろ吸収して。それが一番です」。さらに、同じく長打力が持ち味の「4番・大山」にも「バッティングはもちろん、守備もすごく安定している。そういうところもどんどん吸収して。まだまだ成長しないといけない。先輩方からいろいろなことを吸収したい」。取り入れるのは矢野イズムだけではない。先輩に学び、球界を代表するスラッガーへ。虎の未来を担う男は、最後も言い切った。
「一番は『ホームラン王』をとれるようにやっていきます」
誓いを立てた目標は全部、夢ではない。現実にする。佐藤輝の挑戦が始まった。
★W佐藤の呼び名は「テル」&「レン」
今年の新入団選手には佐藤輝と同姓の「D3位・佐藤蓮投手」(上武大)がいる。呼び方について、佐藤輝は「僕は『テル(輝)』と『レン(蓮)』でいってほしいと思っています」と提案。佐藤蓮も「僕も同じです」と同意した。矢野監督も「チームでもそういうふうに呼んでいこうと思う」と公認し、W佐藤の呼び名は「テル」と「レン」に決定した。
大山先輩で腕試しや! 阪神の「ドラフト2位・伊藤将司投手」が 7日、大阪市内のホテルで入団会見に臨み、大学日本代表でチームメートだった大山悠輔内野手との対戦を熱望した。また、「ドラフト3位・佐藤蓮投手」は日本球界最速の 165キロを出すと宣言。今年のルーキーは、目標がデッカいぞ!!
壇上に登った伊藤将の瞳は、すでにメラメラと燃えていた。対戦したい虎のチームメートを問われると、「大学日本代表」で一緒だった大山を指名。三振を奪ってアピールすることを宣言した。
「大山さんだったり、熊谷さんとは面識がある仲。対戦したいです。三振(を奪う)のイメージが湧いています」
国際武道大 2年時には 2学年上の大山(当時白鴎大)、 3年時には 1学年上の熊谷(立大)、島田(上武大)と「侍ジャパン」でプレーした。参加が内定している来春キャンプの紅白戦で、今季「4番」を打ち、「本塁打王」争いを繰り広げた先輩の胸を借りる。多彩な変化球を駆使して試合を作る能力の高さが持ち味だが、三振に抑えて実力を証明し、 1軍のマウンドへ-との未来予想図を描く。
秋季練習の際に矢野監督は「伊藤(将)に関しては投球ができる。来年からすぐ使えると思って指名しているわけだから」と即戦力として期待していることを口にしており、本人もルーキーイヤーから 1軍でフル回転することが第一目標だ。
伊藤将司投手は投球ポーズを取る。大山先輩で腕試しをして、巨人・岡本和真内野手を斬る!=大阪市内のホテル
「( 1年目から)ローテーション入りして、個人(の成績)では『2桁勝利』を達成できるようにやっていきたい」
大山先輩で腕試しをした先に見すえるのは、同学年の巨人・岡本との対戦だ。「自分が(横浜高時代に甲子園に)出場したときに、岡本も出ていた。高卒でプロに行って『4番』を打っている選手。負けたくないというのはあります」。横浜高 3年時に選抜に出場し、岡本も智弁学園高で出場したが、対戦はなかった。Gの不動の「4番」に成長したライバルを抑え、「ローテ入り&10勝」も狙う。
「やっぱり高橋遥人さんが左のエース、軸だと思っているので、自分もそこに負けず、自分がエースを取る気持ちでやっていきたいと思います」
虎のエース左腕へ。背番号「27」が、 1年目から虎投を引っ張る覚悟でプロの世界に飛び込む。
★2016年の「日米大学野球・日本代表」
伊藤将と大山は16年日米大学野球の日本代表でチームメートだった。大会は 7月12-17日に静岡・草薙球場などで 5試合が行われ、「3勝2敗」で日本が勝利。伊藤将は16日(草薙)で「4番手」で登板し、 2回を 2安打無失点。大山は全試合で「4番・3塁」でスタメン出場し、「優勝」に貢献した。メンバーには柳裕也、京田陽太(ともに中日)や浜口遥大(DeNA)、吉川尚輝(巨人)、辰己涼介(楽天)、島田海吏(阪神)らがいた。
新人選手ファンミーティングで「開幕一軍」と目標をあげた佐藤蓮投手=大阪市内のホテル
阪神の新入団選手会見が 7日、大阪市内のホテルで行われた。「ドラフト3位」の上武大・佐藤蓮投手は「165キロ超え」という、でっかい目標を掲げた。
持ち味は最速 155キロの直球。 160キロ超えの自信を聞かれると「あります」ときっぱり答えた。現在のNPB最速は、エンゼルス大谷が日本ハム時代に記録した 165キロ。
新人選手入団発表会でインタビュアーの質問に答える阪神「ドラフト3巡目」の佐藤蓮投手=大阪市内のホテル
「将来的には 165キロを出して、球界を代表するピッチャーになります。(大谷は)日本人で最速のボールを投げる方。超えていけるようにやっていきます」と大谷超えを誓った。
矢野監督も「本当にスケールが大きい選手ですし、佐藤蓮のストレートも魅力なんですけど、カーブっていうのも僕は、すごく魅力のあるピッチャーだと思ってます。本当にタイガースのエース、その枠を超えて日本のピッチャーを引っ張っていくような、そういう素材になれるピッチャーだと思います」と素質に太鼓判を押していた。
佐藤蓮投手は日本球界最速の 165キロを目指すと宣言。伸びしろは大きいだけに実現可能だ=大阪市内のホテル
阪神の「ドラフト2位・伊藤将司投手」が 7日、大阪市内のホテルで入団会見に臨み、大学日本代表でチームメートだった大山悠輔内野手との対戦を熱望した。また、「ドラフト3位・佐藤蓮投手」は日本球界最速の 1665キロを出すと宣言。今年のルーキーは、目標がデッカいぞ!!
大きな目標を力強く言い切った。直球が自慢の「D3位・佐藤蓮」は、日本球界最速へ挑む。
「将来的には 165キロを出して球界を代表するピッチャーになります」
2016年に大谷翔平(現米大リーグ・エンゼルス、当時北海道日本ハム)が記録した 165キロ。「スピードボールは誰もが投げられるボールではないし、投げたくて投げられるものでもないと思いますが、自分には可能性があると思っている」と自信をのぞかせた。
新人選手入団発表会で投球フォームを披露する「ドラフト3位」の佐藤蓮投手=大阪市内のホテル
現在は最速 155キロ。大卒で、ここから10キロアップは厳しいようにも思えるが、実はまだまだ伸びしろがある。飛龍高では 3年夏は野手。「ピッチャーで勝負したい」と上武大で投手に転向したが、故障もあり、昨年まで登板はなかった。身長 188センチと恵まれた体格の持ち主。投手として本格的に鍛えた期間が短いだけに、成長の余地は限りなく大きい。
背番号は「30」に決まった。同じ番号を現役時代に背負ったのが久保田智之 2軍投手コーチだ。藤川球児、ウィリアムスと「JFK」を結成し、11年間で通算 444試合に登板した鉄腕。2005年の「リーグ優勝」時には胴上げ投手にもなった。大先輩も最速 157キロの直球で打者を圧倒しただけに「どういう気持ちでマウンドに臨んでいたのか。ストレートの出し方、投球術を盗めるようにいろいろ聞きたい」と積極的に学ぶつもりだ。
「中継ぎだったら60試合登板、先発だったら『2桁』勝てるように。抑えだったら守護神、『セーブ王』を目指したい」
1年目の大きな目標を口にした右腕。プロの世界でさらに進化を遂げ、飛躍する。
阪神の新入団選手会見が 7日、大阪市内のホテルで行われ、「ドラフト4位」の立命大・栄枝裕貴捕手は「矢野監督超え」を力強く誓った。
栄枝の背番号は、矢野監督が現役時代に付けていた「39」。思いを聞かれると「自分がキャリアを終える時に『39番』は矢野監督じゃなくて、栄枝の番号と言われるような活躍をしていきたい」と宣言した。それを聞いていた矢野監督は「抜かれたらちょっと悔しいですけど(笑い)」とにやり。続けて「すごく悔しくなるぐらい、ぶっちぎりで抜いてほしいですね」と自らを超える活躍を願った。
阪神は 7日、大阪市内のホテルで新人 9選手の入団会見を行った。「D4位・栄枝裕貴捕手」は矢野監督も背負った背番号「39」を継承。「自分がキャリアを終えるときに、矢野監督ではなく『39』は栄枝と言ってもらえるように頑張ります」と指揮官超えを宣言した。母校のOBでキャッチャーといえば古田敦也氏(野球評論家)もおり「『2000安打』とか、最終的にはそういう数字を。古田さんの肩に並べたらいいなとは思います」。偉大な先輩捕手 2人を目標にしていく。
阪神は 7日、大阪市内のホテルで新人 9選手の入団会見を行った。「D5位・村上頌樹投手」(東洋大)は先輩の巨人・岡本の完全制圧を誓った。「全打席三振を取るつもりです」。智弁学園高の 2学年先輩で、高校時代はシート打撃で本塁打されたことがあるという。「プロの世界に入ってやり返したいと思っていたので、絶対やり返します」と宣言した。2016年に「選抜V」を果たした右腕。プロでも甲子園で「日本一」を目指す。
<12球団合同トライアウト>◇ 7日
阪神伊藤隼太外野手が 4打数 1安打もこの日唯一の 2塁打を放ち、アピールした。
2打席凡退後の昼休憩で心を整えた。「 1、 2打席目は地に足が着いてないような、体が言うことを聞いてない感じだったので、昼休憩挟んでもう 1回リセットして普段通りやろうと心掛けました」。
気持ちを切り替えた第 3打席、巨人の右横手投げ田原誠次投手の外角スライダーを右中間へ運び 2塁打とした。
プロ野球合同トライアウトで 2塁打を放った伊藤隼太外野手=明治神宮野球場
「肩の荷が下りた。ホッとしました。欲を言えば速い系の真っすぐを打ち返したかったけど、どうしても力んでなかなか前に飛ばなかった。謙虚に行ったのが結果につながったと思う。やることはやったんであとは待ちたいと思います」
11年「ドラフト1位」で入団したが18年の96試合出場がシーズン自己最多。19年以降は 2年連続 1軍未出場に終わっていた。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!来季こそ勝利を掴め!
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
「自分の壁を超える」「ライバルに勝つ」いろいろなことがありますが、普段から選手には「比べるのは昨日の自分」という話をしています。
ライバルが活躍すればモチベーションが下がったり、落ち込んだりすることもあ ると思いますが、自分自身を常に超えることを意識し、そういう自分であり続け たいと思い続けていきたいので「超える」を2つ目に掲げています。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
来季はこのスローガンで戦っていきます。
またやはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と結果 (11月)
2021年 公式戦日程表と結果(03月)
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