●阪神は25日、今季限りで現役引退した藤川球児氏(40)が来季、球団新ポストの「Special Assistan(スペシャルアシスタント=特別補佐)」に就任すると発表した。球団新ポストとなる「スペシャルアシスタント」は、新外国人調査など編成面のアシストに加え、球団の野球振興に関わる活動のサポートなど広範囲の働きを担う。これまで球団が引退直後の選手に特別職の就任を要請した例はなく異例のポスト就任となった。中でも注目は編成面の仕事に携わることだ。谷本球団副社長兼本部長(56)は期待を込めた。米大リーグや国内の独立リーグでもプレーするなど経験豊富。新外国人発掘に参画するために、球団の国際担当やアンディー・シーツ氏(49)ジェフ・ウィリアムス氏(48)らの「駐米スカウト」らとも情報交換する可能性がある。鋭い眼力と幅広い人脈を生かした編成面のサポートは、球団にとって大きなプラスだ。藤川氏は球団を通じてファンに向けて今後もチームに貢献すると約束した。「第2の野球人生」、阪神の強力バックアップに努める。
●阪神は25日、西宮市内の球団事務所で仕事納めを迎え、今季限りで現役を引退した藤川球児氏が来年から「スペシャルアシスタント(特別補佐)」に就任することを発表した。チーム、選手への助言や、「ウィズ・コロナ」の球団運営も支え、16年ぶりの「リーグ優勝」に向けてのキーマンになる。また、中日、広島、東京ヤクルト、埼玉西武、北海道日本ハムも球団業務を終えた。激動の一年の仕事納めを迎えた虎が、新年の心強いサポーターを手に入れた。今季限りで現役を退いた藤川氏が「スペシャルアシスタント」に就任。谷本球団副社長兼本部長は、圧倒的な経験値と視野を生かした発信力に幅広い分野で期待した。数々の修羅場をくぐり、米国でも培った経験と知識は現役時代も後輩を支えてきた。技術的な助言、練習や調整法の伝授。ユニホームを脱いでもタテジマに注がれることになり、戦略の相談役としても期待される。来季への戦力補強も完了した虎は、バックヤードにも助っ人を用意した。ファンサービスや興行、野球振興への尽力も仕事だ。16年ぶりの頂点と新時代の球界の発展へ。「火の玉の活躍」は、まだまだ未来への鍵を握る。
●阪神を退団してオリックスに新加入した能見篤史投手兼任コーチ(41)が、阪神ラスト登板の気遣い秘話を明かした。25日のサンテレビ「熱血! タイガース党」にVTR出演。阪神時代を振り返るインタビューの中で、11月11日DeNA戦(甲子園)で試合を締めた最終登板に話題が及んだ。その試合で能見は 1点リードの 9回に登板し、プロ 2度目のセーブを記録した。今季は中継ぎを務めていたが、チームの計らいで試合前から 9回の登板は決まっていたという。さらには、長年務め上げてイメージ深い先発での登板プランも打診されていたと明かした。しかし、それを聞いた際にとある理由で打診を断ったという。 9回の最終登板は、華麗なワインドアップや最速 149キロの直球を披露して 3人斬り。たくさんのファンに見守られながら、タテジマに別れを告げた。
●阪神は25日、佐野仙好(のりよし)球団本部顧問(69)が31日付で退団すると発表した。前橋工業高校から中央大學を経て73年「ドラフト1位」で入団。強打の外野手として通算「1316安打」を放ち、85年はランディ・バース氏(66)、掛布雅之氏(65)、岡田彰布氏(63)の後を打つ「6番左翼」で「日本一」に貢献した。 ●元巨人の川相昌弘氏(56=野球評論家)が来年 2月の阪神の春季キャンプで「臨時コーチ」を務めることが25日、決まった。谷本球団副社長兼本部長は要請を受諾されたことを明かし期待した。チームの今季「85失策」は、 3年連続で「12球団ワースト」。最大の課題の克服のため、沖縄・宜野座の 1軍が指導を仰ぐ。川相氏は遊撃手として 6度の「ゴールデングラブ賞」を受賞。引退後は中日、巨人で 2軍監督やコーチを務めた。守備強化にうってつけの人物で、 2月の 1軍沖縄・宜野座キャンプで守備改革に臨む。
●阪神「ドラフト4位」の立命大・栄枝(さかえだ)裕貴捕手(22)が25日、母校の旧高知高グラウンド(現高知中グラウンド)で自主トレを公開し、「龍馬賞」受賞を誓った。「龍馬賞」はスポーツや文化などで業績を挙げ、高知県ゆかりの人物や団体を表彰する。11月には今季限りで現役を引退した藤川球児氏が、プロ野球選手で初受賞。同郷の栄枝は胸を躍らせた。即戦力捕手と期待される栄枝は 2塁送球 1秒 8の強肩。大学時代は「枝キャノン」の異名も定着した。イケメンルーキーが、藤川氏の“いごっそう魂”を受け継ぎ奮闘する。
●阪神の「ドラフト4位・栄枝裕貴捕手」と「D8位・石井大智投手」(23=四国IL高知)が25日、高知市内の旧高知高グラウンド(現高知中グラウンド)で自主トレを公開。キャッチボールやノックなどで汗を流し、栄枝は龍馬魂を誓った。来年から阪神の「スペシャルアシスタント」(SA)に就任する藤川球児氏が11月に高知県民の栄誉である「龍馬賞」を受賞。同県出身の強肩も意欲をみせた。捕手としてプロの世界に入る準備も万端だ。すでに投手陣の投球も動画でチェック済み。力を込めた。「D8位・石井大」は栄枝と 1軍での“高知バッテリー”結成へ意欲を示した。秋田県出身の右腕だが、独立リーグ高知で 3年間プレー。
●虎党にビッグなクリスマスプレゼントだ。阪神が25日、今季韓国プロ野球のKTで本塁打と打点の「2冠」に輝いたメル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国KT)の獲得を発表した。推定年俸 250万ドル(約 2億6300万円)で「2年契約」とみられる。背番号は「24」に決定した。阪神はロハス獲得で今オフの補強を完了した。谷本球団副社長は、大きな期待を寄せていた。阪神の今オフ大型補強の大トリは、今季韓国プロ野球のKTで「47本塁打、135打点」をたたき出したロハスだ。クリスマスに球団は契約締結を発表。NPB他球団に加え、MLB球団も興味を示した争奪戦を制した。今季「MVP」に輝いたスイッチヒッター。スコアボード表記、ユニホームは「ロハスJr.」となる。待望の虎第一声も届いた。実績は文句なしだ。17年途中にKTへ移籍すると18年に「43本塁打」をマーク。今季打率も「3割4分9厘」を残し、 4年連続で「3割」以上をマーク。矢野燿大監督(52)も喜びの声を上げた。今季「3番」打者が固定できない時期もあっただけに、「3番」ロハス、「4番」大山悠輔内野手(25)、「5番」ジェリー・サンズ外野手(32=キウム・ヒーローズ)orジェフリー・マルテ内野手(29)の中軸構想が、21年虎打線の基本線となりそうだ。球団は前日までにサンズ、ジョン・エドワーズ投手(32=クリーブランド・インディアンス)、マルテ、ジョー・ガンケル投手(28=ウェストチェスター大学)と契約更新し、新助っ人チェン・ウェイン投手(35=千葉ロッテ) 、ラウル・アルカンタラ投手(28=韓国斗山)の獲得、「守護神」ロベルト・スアレス投手(29=福岡ソフトバンク)の残留を次々に決めてきた。そしてロハスの獲得。「強力助っ人8人態勢」で21年シーズン、悲願の頂点に挑む。
●阪神は25日、メル・ロハス・ジュニア外野手の獲得を発表した。推定年俸は 250万ドル(約 2億6250万円)の「2年契約」とみられる。背番号は「24」に決定。スコアボード表記、ユニホームは「ロハスJr.」となる。ロハスは日本国内球団だけでなく、大リーグの複数球団も関心を示していた。阪神はこの日までに新助っ人のチェン、アルカンタラの獲得、「守護神」スアレスの残留を発表。マルテ、サンズ、エドワーズを含め、助っ人 8人体制最後のピースが埋まった。ドミニカ共和国出身のスイッチヒッターは今季、「47本塁打、135打点」で「韓国リーグ2冠」を獲得。メジャー経験はないが、17年シーズンの途中にKTへ移籍すると18年に「43本塁打」をマーク。今季の打率も「3割4分9厘」を残し、 4年連続で「3割」以上を記録する「超優良助っ人」だ。来季で阪神 2年目となるサンズとは、18年から韓国球界でともにプレー。所属チームは違っていたが家族ぐるみの付き合いがあり、谷本球団副社長兼本部長は10日に、独自の情報網を駆使していることも明かしていた。チームは今季入団したジャスティン・ボーア内野手(32=エンゼルス)が退団したが、来季はサンズ、マルテとともに再び助っ人野手 3人制となる。
●阪神は25日、仕事納めを迎え、今月から球団社長を兼任している阪神藤原崇起オーナー(68=阪神電鉄会長)は職員にあいさつした。職員が集まって密になることを防ぐため、甲子園球場に隣接する室内練習場で行われた。藤原崇起オーナーは、依然収まらない「新型コロナウイルスの感染拡大」について言及。今季はチーム内でも感染者が出るなど、慌ただしい1年だった。
記事をまとめてみました。
阪神は25日、今季限りで現役引退した藤川球児氏(40)が来季、球団新ポストの「スペシャルアシスタント(特別補佐)」に就任すると発表した。
球団新ポストとなる「スペシャルアシスタント」は、新外国人調査など編成面のアシストに加え、球団の野球振興に関わる活動のサポートなど広範囲の働きを担う。これまで球団が引退直後の選手に特別職の就任を要請した例はなく異例のポスト就任となった。
藤川球児氏=球団事務所
藤川氏は球団広報を通じて「このたび、阪神タイガースから『スペシャルアシスタント』という役職をいただき、サポートをさせていただくことになりました。チーム運営、選手、スタッフへのサポート、そして野球界のさらなる発展に向けて、次世代の野球界を担うこどもたちや女子野球も含め幅広くタイガースを支えていきたいと思います。今まで以上に野球界、そして阪神タイガースに貢献していくことをファンのみなさんにお約束しますので、今後ともよろしくお願いいたします」とコメントした。
05年以来のJFK復活!左からウィリアムス駐在米スカウト、藤川球児投手、久保田球団編成部プロスカウト=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神は25日、今季限りで現役引退した藤川球児氏が来季から「Special Assistan(スペシャルアシスタント=特別補佐)」に就任すると発表した。新ポストの同職は、新外国人調査など編成面のアシストに加え、球団の野球振興に関わる活動のサポートなど広範囲の働きを担う。過去に引退直後の選手が特別職に就任した例はなく、異例の抜てきとなった。
中でも注目は編成面の仕事に携わることだ。谷本球団副社長は「彼は視野も広いですし、今もアメリカにいるんですかね。いろいろな情報を提供してほしいと思っている」と期待を込めた。米大リーグや国内の独立リーグでもプレーするなど経験豊富。新外国人発掘に参画するために、球団の国際担当やアンディー・シーツ氏、ジェフ・ウィリアムス氏らの「駐米スカウト」らとも情報交換する可能性がある。鋭い眼力と幅広い人脈を生かした編成面のサポートは、球団にとって大きなプラスだ。
試合後にシーツ内野手らとハイタッチをかわす藤川球児投手=西武ドーム (07年 5月)
藤川氏は球団を通じてファンに向けて今後もチームに貢献すると約束した。「チーム運営、選手、スタッフへのサポート、そして野球界のさらなる発展に向けて、次世代の野球界を担うこどもたちや、女子野球も含めて、幅広くタイガースを支えていきたいと思います」。「第2の野球人生」は、阪神の強力バックアップに努める。
◆シーツ、ウィリアムス両氏のスカウト活動
シーツ氏は09年に、ウィリアムス氏は11年にそれぞれ阪神の「駐米スカウト」に就任した。シーツ氏は就任早々の09年オフに、マートンやメッセンジャーの獲得に奔走。阪神在籍中にマートンは「1020安打」、メッセンジャーは「98勝」と球史に残る活躍を見せた。13年オフに見いだしたゴメスは、 1年目の14年に「打点王」となった。またウィリアムス氏が推薦した15年オフ入団のマテオは、16年「20セーブ」、17年には「最優秀中継ぎ投手」となる「43ホールドポイント」と期待に応えた。
阪神は25日、西宮市内の球団事務所で仕事納めを迎え、今季限りで現役を引退した藤川球児氏が来年から「スペシャルアシスタント(特別補佐)」に就任することを発表した。チーム、選手への助言や、「ウィズ・コロナ」の球団運営も支え、16年ぶりの「リーグ優勝」に向けてのキーマンになる。また、中日、広島、ヤクルト、西武、日本ハムも球団業務を終えた。
激動の一年の仕事納めを迎えた虎が、新年の心強いサポーターを手に入れた。今季限りで現役を退いた藤川氏が「スペシャルアシスタント」に就任。谷本球団副社長兼本部長は、圧倒的な経験値と視野を生かした発信力に幅広い分野で期待した。
「視野も広いですし、いろいろな情報を提供してほしいと思っています。いろいろな経験をしていますので。経験値というのを若い選手たちに伝えてもらいたい」
数々の修羅場をくぐり、米国でも培った経験と知識は現役時代も後輩を支えてきた。技術的な助言、練習や調整法の伝授。ユニホームを脱いでもタテジマに注がれることになり、戦略の相談役としても期待される。来季への戦力補強も完了した虎は、バックヤードにも助っ人を用意した。
藤川球児氏
谷本副社長は藤川氏自身のパワーアップも想定した。「自由な時間もできるので、いろいろなことを吸収してもらって」。野球を超越した挑戦を宣言している元「守護神」。さらに膨らむ知恵はナインだけではなく、「コロナ禍」に立ち向かう球団運営の助力にもなる。
「ファンの方との交流とかね。野球振興は力を入れていくつもりですので、その辺りも力を貸してほしいと思います」
ファンサービスや興行、野球振興への尽力も仕事だ。異例の大役を任された藤川氏は「チーム運営、選手、スタッフのサポート、そして野球界のさらなる発展に向けて次世代の野球界を担うこどもたちや女子野球も含め、幅広くタイガースを支えていきたいと思います」と約束した。
「今まで以上に野球界、阪神タイガースに貢献していくことをファンのみなさんにお約束しますので、今後ともよろしくお願いいたします」
16年ぶりの頂点と新時代の球界の発展へ。「火の玉の活躍」は、まだまだ未来への鍵を握る。
阪神を退団してオリックスに新加入した能見篤史投手兼任コーチが、阪神ラスト登板の気遣い秘話を明かした。25日のサンテレビ「熱血! タイガース党」にVTR出演。阪神時代を振り返るインタビューの中で、11月11日DeNA戦(甲子園)で試合を締めた最終登板に話題が及んだ。
能見篤史投手=阪神甲子園球場 (2020年 8月25日撮影)
その試合で能見は 1点リードの 9回に登板し、プロ 2度目のセーブを記録した。今季は中継ぎを務めていたが、チームの計らいで試合前から 9回の登板は決まっていたという。さらには、長年務め上げてイメージ深い先発での登板プランも打診されていたと明かした。しかし、それを聞いた際にとある理由で打診を断ったという。
試合後、ファンの声援に手を振って応える阪神時代の能見篤史投手=阪神甲子園球場 (2020年11月11日撮影)
「僕はそれを聞いたので、『イヤ、ムリです』と。僕も最後だったのでタテジマ(での登板)が。いろんな方を招待しているので、遅れてくる方も何人かいらっしゃった。それ(先発)をしたら見れないと思って。なので『後ろで投げさせて下さい』と」。 能見らしい気遣いで実現した 9回の最終登板は、華麗なワインドアップや最速 149キロの直球を披露して 3人斬り。たくさんのファンに見守られながら、タテジマに別れを告げた。
阪神・佐野仙好外野手は中日・小松辰雄投手から左翼へ「2号本塁打」を放った=阪神甲子園球場 (1985年 5月 5日撮影)
阪神は25日、佐野仙好(のりよし)球団本部顧問が31日付で退団すると発表した。
前橋工から中大を経て73年「ドラフト1位」で入団。強打の外野手として通算「1316安打」を放ち、85年はバース、掛布、岡田の後を打つ「6番左翼」で「日本一」に貢献した。89年の「現役引退」後は 1軍打撃コーチなどを務め、98年からスカウトに転身。統括スカウトなどの要職を歴任し、ドラフト戦略をけん引してきた。
阪神の佐野仙好球団本部顧問=阪神甲子園球場 (2018年11月17日撮影)
元巨人の川相昌弘氏(野球評論家)が来年 2月の阪神の春季キャンプで「臨時コーチ」を務めることが25日、決まった。谷本球団副社長兼本部長は要請を受諾されたことを明かし「(指導は)守備面です。いろんな引き出しが得られると思います」と期待した。
チームの今季「85失策」は、 3年連続で「12球団ワースト」。最大の課題の克服のため、沖縄・宜野座の 1軍が指導を仰ぐ。川相氏は遊撃手として 6度の「ゴールデングラブ賞」を受賞。引退後は中日、巨人で 2軍監督やコーチを務めた。
川相昌弘氏=東京ドーム (2019年 5月12日撮影)
阪神が来春キャンプの臨時コーチとして巨人や中日などで活躍した川相昌弘氏を招聘(しょうへい)することが25日、正式決定した。
同氏は通算「533犠打」の世界記録を誇る「バントの神様」で知られる。守備でも遊撃で「ゴールデングラブ賞」を 6度受賞した名手だ。谷本球団副社長は期待する指導について「もっぱら、守備面ですね」と説明した。今季「85失策」で、エラー数は「3年連続12球団ワースト」。守備強化にうってつけの人物で、 2月の 1軍沖縄・宜野座キャンプで守備改革に臨む。
球児さんに続きます! 阪神「ドラフト4位」の立命大・栄枝(さかえだ)裕貴捕手が25日、母校の高知中学校グラウンドで自主トレを公開し、「龍馬賞」受賞を誓った。
「龍馬賞」はスポーツや文化などで業績を挙げ、高知県ゆかりの人物や団体を表彰する。11月には今季限りで現役を引退した藤川球児氏が、プロ野球選手で初受賞。同郷の栄枝は「大先輩の藤川球児さんが取られた。僕もその賞に値するぐらいの活躍をして(賞を)頂けたら本当に光栄です」と胸を躍らせた。
阪神「ドラフト4位」の栄枝裕貴捕手 (2020年12月 7日)
即戦力捕手と期待される栄枝は 2塁送球 1秒 8の強肩。大学時代は「枝キャノン」の異名も定着した。「藤川さんは高知県民だけじゃなくて、日本全国の野球ファンから知られている選手。記憶に残る選手やそういう活躍をすることが一番」。この日はキャッチボールや遠投、ノックなどで約1時間汗を流した。
すでにYouTubeで同期や先輩投手の投球スタイルを研究済み。来春 1軍キャンプへの予習はバッチリだ。「出だしが大事。そこで出遅れないように準備しておきたい」。イケメンルーキーが、藤川氏の“いごっそう魂”を受け継ぎ奮闘する。
阪神の「ドラフト4位・栄枝裕貴捕手」と「D8位・石井大智投手」(四国IL高知)が25日、高知市内の旧高知高グラウンド(現高知中グラウンド)で自主トレを公開。キャッチボールやノックなどで汗を流し、栄枝は龍馬魂を誓った。
「(高知出身の)大先輩の藤川球児さんが『龍馬賞』を獲られた。僕もそれに値するぐらいの活躍をして、賞をいただけたら光栄だなと思う」
来年から阪神の「スペシャルアシスタント」(SA)に就任する藤川球児氏が11月に高知県民の栄誉である「龍馬賞」を受賞。同県出身の強肩も意欲をみせた。
捕手としてプロの世界に入る準備も万端だ。すでに投手陣の投球も動画でチェック済み。「捕手として認められるように(投手に)積極的に声をかけていきたい」と力を込めた。
自主トレを公開した栄枝裕貴捕手(右)と石井大智投手。坂本龍馬像をバックに活躍を誓った=高知県 (球団提供)
阪神の「ドラフト4位・栄枝裕貴捕手」と「D8位・石井大智投手」が25日、高知市内の旧高知高グラウンド(現高知中グラウンド)で自主トレを公開。キャッチボールやノックなどで汗を流し、「D8位・石井大」は栄枝と 1軍での“高知バッテリー”結成へ意欲を示した。「高知の人たちも喜んでくれる。同期入団の仲だし、実現させたい」。秋田県出身の右腕だが、独立リーグ高知で 3年間プレー。藤川氏については「いろいろなことを聞きたい」と話した。
阪神入りが決定したメル・ロハス・ジュニア外野手(右)はアレックス夫人(左)、息子のクルーくんと記念撮影。頼もしい3番候補が加わった (球団提供)
阪神が25日、今季韓国プロ野球のKTで本塁打と打点の「2冠」に輝いたメル・ロハス・ジュニア外野手の獲得を発表した。推定年俸 250万ドル(約 2億6300万円)で「2年契約」とみられる。背番号は「24」に決定した。
◇ ◇ ◇
阪神はロハス獲得で今オフの補強を完了した。谷本球団副社長は「嶌村副本部長、国際担当が非常に頑張ってくれました。外国人だけじゃなく、ドラフトもトレードも含めると、プロアマのスカウト陣も頑張ってくれました。技術面でいうと、和田TAにも貴重なアドバイスをいただいた。そういう意味では、チーム全体で取り組んだ結果だと思っています」と説明。ロハスについても「中軸を打てる選手だと思っています。右(打席)でも左(打席)でも長打を打てる」と、大きな期待を寄せていた。
阪神の谷本修球団副社長=球団事務所 (2019年12月27日撮影)
虎党にビッグなクリスマスプレゼントだ。阪神が25日、今季韓国プロ野球のKTで本塁打と打点の「2冠」に輝いたメル・ロハス・ジュニア外野手の獲得を発表した。推定年俸 250万ドル(約 2億6300万円)で「2年契約」とみられる。背番号は「24」に決定。矢野燿大監督が「3番」構想を明かした両打ちスラッガーの加入で、助っ人 8人態勢最後のピースが埋まった。16年ぶり「優勝」へ、大補強完了でキャンプに臨む。
◇ ◇ ◇
阪神の今オフ大型補強の大トリは、今季韓国プロ野球のKTで「47本塁打、135打点」をたたき出したロハスだ。クリスマスに球団は契約締結を発表。NPB他球団に加え、MLB球団も興味を示した争奪戦を制した。今季「MVP」に輝いたスイッチヒッター。スコアボード表記、ユニホームは「ロハスJr.」となる。待望の虎第一声も届いた。
01~04年に福岡ダイエーホークスでプレーしていたバルデス氏
ロハス とても興奮しています。球団だけではなく、甲子園球場も素晴らしい歴史と伝統がある偉大な球場だと聞いているので、プレーできることが今から楽しみです。最も楽しみにしているのは、応援していただける多くのファンのみなさんにお会いできること。素晴らしい環境がそろった伝統のある阪神タイガースでプレーできることを誇りに思います。
実績は文句なしだ。17年途中にKTへ移籍すると18年に「43本塁打」をマーク。今季打率も「3割4分9厘」を残し、 4年連続で「3割」以上をマーク。矢野監督も「対応力が高い選手。エース級の投手でも対応してくれる期待を持っている」と喜びの声を上げた。今季「3番」打者が固定できない時期もあっただけに、指揮官は「ロハスがそこにハマる、スイッチということも含めて。『3番』か『5番』かなとは思っているけど、どっちかというと『3番』というイメージはしている」。「3番」ロハス、「4番」大山、「5番」サンズorマルテの中軸構想が、21年虎打線の基本線となりそうだ。
89~92、95年に西武ライオンズでプレーしたオレステス・デストラーデ氏
過去見た中でどういう選手と重なるかを問われた矢野監督は「03年に(日本シリーズで)ダイエーと戦った時にいい左バッターが。めっちゃ選球眼がよくて勝負強くて。対戦していて嫌だなという印象だった。そういう変化球に対する対応力もあるし、そこに(ロハスは)ホームランを打つ力も持っている」。脳裏に描いたのはダイエー・バルデス。「100打点カルテット」の一角を担い「日本一」に貢献した助っ人だ。さらに両打ち、長打力を踏まえると「西武のパフォーマンスをしていた、デストラーデとか?」とも。 3度の「本塁打王」、2度の「打点王」を獲得した大砲のイメージも重ねた。
球団は前日までにサンズ、エドワーズ、マルテ、ガンケルと契約更新し、新助っ人チェン、アルカンタラの獲得、「守護神」スアレスの残留を次々に決めてきた。そしてロハスの獲得。「強力助っ人8人態勢」で21年シーズン、悲願の頂点に挑む。
阪神は25日、メル・ロハス・ジュニア外野手(韓国KT)の獲得を発表した。推定年俸は 250万ドル(約 2億6250万円)の「2年契約」とみられる。背番号は「24」に決定。スコアボード表記、ユニホームは「ロハスJr.」となる。ロハスは日本国内球団だけでなく、大リーグの複数球団も関心を示していた。阪神はこの日までに新助っ人のチェン、アルカンタラの獲得、「守護神」スアレスの残留を発表。マルテ、サンズ、エドワーズを含め、助っ人 8人体制最後のピースが埋まった。
ロハスは球団を通じ、「阪神タイガースと契約を交わせたこと、そして来シーズンからチームの一員としてプレーできることにとても興奮しています。阪神タイガースは球団だけではなく、本拠地としてプレーする甲子園球場も『素晴らしい歴史と伝統がある』偉大な球場だと聞いているので、そのグラウンドでプレーできることが今から楽しみです。そして、私が最も楽しみにしているのは、応援していただける多くのファンのみなさんにお会いできることです。素晴らしい環境がそろった伝統のある阪神タイガースでプレーできることを誇りに思います」と、コメントした。
15年、パイレーツ時代のメル・ロハス・ジュニア外野手 (AP)
ドミニカ共和国出身のスイッチヒッターは今季、「47本塁打、135打点」で「韓国リーグ2冠」を獲得。メジャー経験はないが、17年シーズンの途中にKTへ移籍すると18年に「43本塁打」をマーク。今季の打率も「3割4分9厘」を残し、 4年連続で「3割」以上を記録する「超優良助っ人」だ。来季で阪神 2年目となるサンズとは、18年から韓国球界でともにプレー。所属チームは違っていたが家族ぐるみの付き合いがあり、谷本球団副社長兼本部長は10日に「サンズ夫妻が結構、ロハス夫妻と仲良かったみたいです。総力戦で取りにいきました」と、独自の情報網を駆使していることも明かしていた。
チームは今季入団したボーアが退団したが、来季はサンズ、マルテとともに再び助っ人野手 3人制となる。
◆メル・ロハス・ジュニア外野手
1990年 5月24日、米インディアナ州生まれ。10年「ドラフト3巡目」でパイレーツと契約。16年 5月ブレーブス移籍。17年「WBCドミニカ共和国代表」。17年韓国プロ野球入り。今季本塁打と打点の「2冠」に加えMVPにも輝いた。父メル・ロハスはエクスポズ(現ナショナルズなどで通算「34勝」を挙げた投手。大叔父はエクスポズなどで監督を務めたフェリペ・アルー。 188センチ、 102キロ。右投げ両打ち。
阪神は25日、仕事納めを迎え、今月から球団社長を兼任している藤原オーナーは「来年、チームは一丸となって頑張ってくれると思う。支えるのは皆さん」などと職員にあいさつした。
職員が集まって密になることを防ぐため、甲子園球場に隣接する室内練習場で行われた。オーナーは「みんなが力を合わせるというよりも、気持ちを合わせる中で希望が生まれてくる」と話した。
仕事納めの会であいさつする阪神・藤原崇起オーナー兼球団社長(中央)=阪神甲子園球場室内練習場
阪神は25日、兵庫・西宮市の球団施設で、20年の仕事納めを行った。
12月 1日から兼任球団社長に就任した阪神藤原崇起オーナー(阪神電鉄会長)は「今年は本当に『コロナ』ということで、今もまた年末年始徹底を-というふうなことも言われております。先が見えない、これだけいろんなことをしたのに、これだけ我慢したのに、なかなか先が見えないということが我々が今、一番不安なところではないかと」と、依然収まらない「新型コロナウイルスの感染拡大」について言及。今季はチーム内でも感染者が出るなど、慌ただしい1年だった。
阪神藤原崇起オーナー (2019年12月11日)
現在は英国で拡大中の「コロナ変異種」にも効くワクチンの開発を急ぐなど、全世界が一丸となって収束へ向けて戦っている。
同オーナーは「本当にうれしい話だなと。来年また新しい年にチーム一丸となって、頑張ってくれると思いますが、それを支えるのがみなさんであり、我々だということでございますので。ぜひともまたこのお正月、ゆっくり休んでいただいて、来年に英気を養っていただければと、このように思っています」と、年末のあいさつを締めた。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!来季こそ勝利を掴め!
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
「自分の壁を超える」「ライバルに勝つ」いろいろなことがありますが、普段から選手には「比べるのは昨日の自分」という話をしています。
ライバルが活躍すればモチベーションが下がったり、落ち込んだりすることもあ ると思いますが、自分自身を常に超えることを意識し、そういう自分であり続け たいと思い続けていきたいので「超える」を2つ目に掲げています。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
来季はこのスローガンで戦っていきます。
またやはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と結果 (11月)
2021年 公式戦日程表と結果(03月)
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