●東京都は27日、「新型コロナウイルス」の感染者が新たに 708人報告されたと明らかにした。12月の合計は 1万5000人を超えた。累計は 5万6559人。重症者は前日から 1人増え82人となった。。曜日ごとの最多更新は13日連続。累計は 5万6559人となった。入院患者は前日から82人増の2261人、うち重症者は 1人増の82人だった。直近 7日間で平均した 1日当たりの人数は 733.1人。新規感染者のうち、65歳以上の高齢者が 105人に上った。都は、不要不急の外出自粛などを求めている。
●大阪府は27日、 233人が「新型コロナウイルス」に感染し、60~80代の男女 8人が死亡したと発表した。府内の感染確認は 2万8927人で、 1日の感染発表が 300人を下回るのは 4日連続。死者は 544人となった。陽性率は 6.6%。 233人のうち約 6割の 132人が「感染経路不明」だった。
●英国で広がっている「新型コロナウイルスの変異種」が日本でも確認された問題で、厚生労働省は26日、新たに英国に渡航歴のある東京都内の30代男性とその家族の20代女性に感染していたことが分かったと発表した。男性は航空機のパイロットで空港検疫の対象外だった。女性は渡航歴がなく、厚労省は国内で男性からうつったとの見方を示した。国内で変異種の人から人への感染が明らかになるのは初めて。国内で26日、新たに確認された「新型コロナ感染者」は3878人で過去最多を更新した。東京都も最多の 949人だった。厚労省は、国土交通省を通じて、航空会社に乗員の健康観察を徹底するよう要請した。厚労省は25日、英国から到着した10歳未満から60代の男女 5人の感染を公表。これとは別に、東京都は今回の 2人を含む英国とのつながりのある複数の感染者について、「変異種」かどうかを確認するため、「国立感染症研究所」に検体の遺伝子解析を依頼していた。
●「新型コロナウイルスの感染拡大」に歯止めがかからぬ中、英国で流行中の「変異種」の国内感染が都内で初めて確認されて一夜明けた27日、都内では人出が少ない街もあれば、大勢でにぎわう街もみられた。
●東京消防庁は27日、「新型コロナウイルス」に感染して入院していた同庁トップの安藤俊雄消防総監(60)が退院したと発表した。登庁するかどうかは、体調をみながら判断する。同日、次長による職務の代行は解除した。
●「立憲民主党」の羽田雄一郎参院議員(53)が27日午後、都内で死去した。複数の関係者によると、羽田氏は24日ごろから発熱があり、体調を崩していたという。27日に「PCR検査」を受ける予定だったが、同日午後に容体が急変したといい、都内の病院に搬送された。別の政界関係者によると、羽田氏には、糖尿病の既往症があったとの情報もある。羽田氏が、「新型コロナウイルス」に感染していたかどうかは不明。
記事をまとめてみました。
東京都は27日、「新型コロナウイルス」の感染者が新たに 708人報告されたと明らかにした。12月の合計は 1万5000人を超えた。累計は 5万6559人。重症者は前日から 1人増え82人となった。
都は「感染状況」と「医療提供体制」に関する警戒度の指標をいずれも4段階で最も深刻なレベルに引き上げており、不要不急の外出自粛などを求めている。
東京都庁第一本庁舎=東京・新宿
東京都は27日、「新型コロナウイルス」の感染者が新たに 708人報告されたと発表した。12月の合計は 1万 5千人を超えた。曜日ごとの最多更新は13日連続。累計は 5万6559人となった。入院患者は前日から82人増の2261人、うち重症者は 1人増の82人だった。
直近 7日間で平均した 1日当たりの人数は 733.1人。新規感染者のうち、65歳以上の高齢者が 105人に上った。最多は20代の 183人で、次いで30代の 132人、40代の99人だった。10代も48人報告された。経路不明は 436人で、全体の 6割以上を占めた。
大阪府は27日、 233人が「新型コロナウイルス」に感染し、60~80代の男女 8人が死亡したと発表した。府内の感染確認は 2万8927人で、 1日の感染発表が 300人を下回るのは 4日連続。死者は 544人となった。
入院中の重症患者は 161人で、確保している重症用病床の使用率は68.2%。大阪市の高齢者施設で新たに「クラスター(感染者集団)」が発生した。陽性率は 6.6%。 233人のうち約 6割の 132人が「感染経路不明」だった。
東京都交通局は26日、「都営地下鉄大江戸線」の運転士計21人が「新型コロナウイルス」に感染したり、自宅待機となったりした影響で、27日から来年 1月11日までをめどに運行本数を通常の7割程度に減らすと発表した。仕事納めの28日朝の通勤ラッシュに当たる時間帯は通常の本数を維持する。
都交通局は運転士の回復や感染の状況を踏まえ、態勢が整い次第、順次通常運行へ移行するとしている。
東京都交通局は26日、「都営地下鉄大江戸線」の運転士計21人が「新型コロナウイルス」に感染したり、自宅待機となったりした影響で、27日から来年 1月11日までをめどに運行本数を通常の7割程度に減らすと発表した。仕事納めの28日朝の通勤ラッシュに当たる時間帯は通常の本数を維持する。
都交通局は運転士の回復や感染の状況を踏まえ、態勢が整い次第、順次通常運行へ移行するとしている。
英国で広がっている「新型コロナウイルスの変異種」が日本でも確認された問題で、厚生労働省は26日、新たに英国に渡航歴のある東京都内の30代男性とその家族の20代女性に感染していたことが分かったと発表した。男性は航空機のパイロットで空港検疫の対象外だった。女性は渡航歴がなく、厚労省は国内で男性からうつったとの見方を示した。国内で変異種の人から人への感染が明らかになるのは初めて。
国内で26日、新たに確認された「新型コロナ感染者」は3878人で過去最多を更新した。東京都も最多の 949人だった。
「変異種」は従来より感染力が最大70%強いとの分析もあり、政府は空港検疫の強化など水際対策を進めている。「国立感染症研究所」の脇田隆字所長は記者会見で、変異種について「(感染)症例が増える可能性がある」と述べた。
「新型コロナウイルスの変異種」が国内で確認された問題で記者会見する脇田隆字・国立感染症研究所長(中央)ら (共同)
東京都によると、30代男性は英国のロンドンに滞在し、16日に帰国していた。21日にせきや頭痛の症状が出て医療機関を受診し、翌22日に「陽性」と判明した。女性は英国に行っておらず、濃厚接触者の 1人として検査を受け、「感染確認」された。いずれも重症ではなく、都内の医療機関に入院している。
厚労省によると、変異種感染が判明した 2人の濃厚接触者は計 3人。 1人は「陰性」と確認されたが、残りの 2人の状態は不明。
厚労省は、国土交通省を通じて、航空会社に乗員の健康観察を徹底するよう要請した。
厚労省は25日、英国から到着した10歳未満から60代の男女 5人の感染を公表。これとは別に、東京都は今回の 2人を含む英国とのつながりのある複数の感染者について、「変異種」かどうかを確認するため、「国立感染症研究所」に検体の遺伝子解析を依頼していた。
日曜日とあってか、原宿駅前の竹下通りには人があふれた
「新型コロナウイルスの感染拡大」に歯止めがかからぬ中、英国で流行中の「変異種」の国内感染が都内で初めて確認されて一夜明けた27日、都内では人出が少ない街もあれば、大勢でにぎわう街もみられた。
例年なら正月料理の買い出し客などでごった返す上野・アメヤ横丁の人出は少なめ。人通りがまばらになる時間帯もあった。原宿の竹下通りには、日曜日というのもあってか、大勢のマスク姿の買い物客が集まった。
東京消防庁は27日、「新型コロナウイルス」に感染して入院していた同庁トップの安藤俊雄消防総監が退院したと発表した。登庁するかどうかは、体調をみながら判断する。同日、次長による職務の代行は解除した。
同庁によると、安藤氏は18日に発熱やせきの症状を訴えた。「PCR検査」の結果、「陽性」と確認され入院した。
「立憲民主党」の羽田雄一郎参院議員が27日午後、都内で死去した。複数の関係者によると、羽田氏は24日ごろから発熱があり、体調を崩していたという。27日に「PCR検査」を受ける予定だったが、同日午後に容体が急変したといい、都内の病院に搬送された。
別の政界関係者によると、羽田氏には、糖尿病の既往症があったとの情報もある。羽田氏が、「新型コロナウイルス」に感染していたかどうかは不明。長野・上田市にある羽田氏の地元事務所では「長期に療養しているような病気はなく、最近も特に病気だったとは聞いていない。急に具合が悪くなったと聞いている」と話している。
羽田雄一郎氏(2012年11月20日撮影)
羽田氏は長野県選挙区選出で当選 5回、民主党政権で国交相、民主党参議院国対委員長などを歴任した。東京・世田谷区出身で玉川大文学部卒。2017年 7月に死去した羽田孜元総理大臣の長男で、97年から衆院議員だった父の第 1秘書を務めていた。99年10月に社民党の村沢牧参院議員の死去に伴う、長野選挙区補選に民主党公認で初出馬し、初当選した。
12年 6月に発足した第 2次野田内閣で初入閣して国交相に就任し、第 3次改造内閣でも国交相を留任。16年 3月に民進党に合流し、18年 5月に国民民主党に入党した。昨年 7月の参院選で 5度目の当選。今年 1月の参議院本会議では党の方針に反し、補正予算の採択で賛成票を投じ、今年 9月に解党した国民から、立民へ合流し、10月から参院幹事長を務めている。