●梅野隆太郎捕手(29)が16日、沖縄県内のグラウンドで岩崎優投手(29)、大山悠輔内野手(26)らとの「自主トレ」を公開し、オンライン取材に対応し、21年シーズンへ力を込めた。昨年はチームの先輩だったオリックス能見篤史投手(41)とともに汗を流したが、今年は22歳の捕手、DeNA山本祐大捕手(22)が新たに参加。練習メニューもより計画性を持って取り組むなど、引っ張る立場として自覚はばっちりだ。30歳を迎え、新たな背番号「2」を背負う節目のシーズン。最高の年にするために、温かな沖縄で最高の準備を進める。昨季は「優勝」した巨人に「7.5ゲーム」差をつけられての「2位」。今年は、宿敵の機動力を抑え、推定年俸 8億円の「エース菅野」を攻略し、16年ぶりの「リーグ優勝」へ弾みをつけると誓った。梅野は親交のある城島健司氏(44=ソフトバンク球団会長付特別アドバイザー)への思いを新たにした。今季からの背番号「2」は同氏が在籍した10~12年につけた。梅野は幼少期から憧れ、プロ 2年目から19年オフまで毎年食事をともにして多くを学んできた。交流戦と日本シリーズでタテジマの「2」で活躍する姿を直接披露する。盗塁は「企図数13」に対して「成功10」を許した。今年はDeNAから俊足の梶谷隆幸外野手(32)もFA加入した。より情報を多く集めて投手とのコミュニケーションを密にし、敵を上回る頭脳戦で走らせないつもりだ。30歳を迎えるプロ 8年目。「優勝」、そしてその先にある「ベストナイン」を目指す。最高の準備を進めて、最高の結果を残す。
●岩崎優投手が16日、沖縄県内のグラウンドで「自主トレ」を公開し、キャリアハイ更新を誓った。阪神の「セットアッパー」岩崎優投手が数字と背中で若返ったブルペンを引っ張る。沖縄県内で梅野、大山らとの自主トレに参加。オンラインで取材に応じ、「リーグ優勝」に向けて今季の目標を設定した。昨季は41試合に登板し、「防御率1.82」。17年の66試合登板、19年の「防御率1.01」が自己最高だけに、高いハードルだ。藤川球児投手(40)、能見が退団し、 6月で30歳を迎える岩崎は若い救援陣を引っ張る立場になる。練習姿勢などで手本となるつもり。沖縄では走り込んで体を作り上げている。自覚は目標にも表れる。今年のチームスローガンは。「挑・超・頂 -挑む 超える 頂(いただき)へ-」。岩崎も過去の自分超えへ意気込んだ。岩崎はマウンド上と変わらないクールな表情で、取材を終えた。
●大山悠輔内野手が16日、沖縄県内のグラウンドで「自主トレ」を公開した。チームメートの梅野や岩崎と汗を流し、オンライン取材に対応。「新型コロナウイルス感染拡大」の影響で、例年以上に難しい調整期間が続くが、頼もしい言葉を発した。昨季は開幕ベンチスタートも、 7月上旬にスタメン奪取。最終的に65試合で「4番」に座り、「打率2割8分8厘、28本塁打、85打点」はすべてキャリアハイの成績だった。本塁打と打点ではリーグのタイトル争いにも加わり、飛躍の 1年になった。それでも大山は、向上心を持ち続ける。今季は「新キャプテン」としてチームを引っ張る立場にある。現在重点的に取り組んでいる練習を問われるとキッパリ答えた。気持ちを新たに、大山が21年をスタートさせた。大山悠輔内野手が16日、沖縄県内で「自主トレ」を公開し、新助っ人のサポートを約束した。「コロナ禍」で、昨季韓国で本塁打、打点で2冠のメル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国・KT)やラウル・アルカンタラ投手(28=韓国・斗山)らは「春季キャンプ」中の来日が厳しい状況になっている。調整に影響が出そうで、オンライン取材に応じた新主将は心意気をみせた。この日はダッシュや屋外でのフリー打撃などで汗を流した。昨季は65試合で「4番」に座り、いずれもキャリアハイの「打率2割8分8厘、28本塁打、85打点」を残した。気持ちを新たに、大山が21年の戦いを始めている。
●中田賢一投手(38)が14日に来日したチェンとさっそく連絡を取り合った。新助っ人は出国時と到着時、「新型コロナ感染」を調べる「PCR検査」で「陰性」が確認され、 2週間の「自宅待機」を経て合流する見込みだ。16日は鳴尾浜でウエートトレーニングなど約 3時間半、汗を流した。
●阪神 2年目の井上広大外野手(19)が新人唯一の高卒、「ドラフト7位」の高寺望夢内野手(18=上田西)を気遣った。「新人合同自主トレ」の休日を返上して鳴尾浜で練習する高寺とキャッチボールや室内で打撃で汗を流した。井上は同期に同じ高卒が 5人いただけに先輩として優しさを見せた。19歳の未来の大砲が大人の階段を上っている。
●「阪神・淡路大震災」から17日で26年。多くの人々の心身に傷痕を残し、プロ野球界にも影響を及ぼした未曽有の天災だったが、そのシーズンを転機にした選手もいた。阪神で「代打の神様」として活躍した檜山進次郎氏(51=日刊スポーツ評論)は述懐した。桧山にとってプロ 4年目のシーズンを迎える95年 1月。大卒、高卒の違いはあってもプロ同期、同じ「ドラフト4位」入団ながら前年に前人未到の「210安打」を達成したオリックス・イチロー外野手(47=現シアトル・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクター)に刺激を受け、気合を入れていた頃だった。強い揺れが来た最初は地震という言葉が頭に浮かばずパニックになった。玄関ドアを開けたが街は真っ暗。イヌの聞いたことのない妙な鳴き声が聞こえた。床に落ちた時計の電池は外れ、地震発生時刻の「5・46」で止まっていたことを今でも覚えている。それでも 2月にキャンプを迎え、予定通りにシーズンは始まった。しかし心の中は複雑な気持ちに支配されていた。
●「関西学生野球」の関学大が16日、兵庫・西宮市内の同大学グラウンドで始動した。佐藤太紀(たいき)内野手( 2年=関西学院大學)は、兄で阪神「ドラフ1位」の佐藤輝明内野手(21=近畿大學)にエール。年末年始に「合同自主トレ」を行い話した。 身長は兄と同じ 187センチ、体重は 4キロ上回る98キロの右投げ右打ちの大型内野手で、高校通算」12本塁打」。大学で公式戦出場はないが「パワーヒッター」として期待される。本荘雅章監督(49)は「思い切って振ってくれる。練習を見ても形になりかけてきた。近大さんにやり返したい」と明かした。昨秋は兄が活躍した近大が「優勝」した。13年秋を最後に遠ざかる関学大で、自分も続く。
記事をまとめてみました。
梅野隆太郎捕手が16日、沖縄県内のグラウンドで岩崎、大山らとの「自主トレ」を公開し、オンライン取材に対応した。「チーム全員で『優勝』したい気持ちがあるんで、そこに向けてしっかり準備していきたいなという気持ちで新たな年を迎えました」と、21年シーズンへ力を込めた。
昨年はチームの先輩だったオリックス能見とともに汗を流したが、今年は22歳の捕手、DeNA山本が新たに参加。「ぬるくならないように、しっかり責任を持って後輩たちもいるので、いろんな意見交換をしながら、充実した 1日 1日を送っているのかなと思います」。練習メニューもより計画性を持って取り組むなど、引っ張る立場として自覚はばっちりだ。
30歳を迎え、新たな背番号「2」を背負う節目のシーズン。「とにかく 1試合 1試合の勝利を目指して、積み重ねが『優勝』になっていくと思う。チームの柱として貢献できるように。そして個人的にも最高な成績を残して、まずは開幕に向けてしっかり準備して、開幕の『1勝』を取れるように頑張っていきたい」。最高の年にするために、温かな沖縄で最高の準備を進める。
新背番号「2」のユニホームを手に笑顔をみせる梅野隆太郎捕手 (2020年12月19日撮影)
巨人を抑えて、打って、「優勝へ」! 梅野隆太郎捕手が16日、沖縄県内のグラウンドで岩崎、大山らとともに行う「自主トレ」を公開した。昨季は「優勝」した巨人に「7.5ゲーム」差をつけられての「2位」。今年は、宿敵の機動力を抑え、推定年俸 8億円の「エース菅野」を攻略し、16年ぶりの「リーグ優勝」へ弾みをつけると誓った。
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梅野は親交のある城島健司氏(ソフトバンク球団会長付特別アドバイザー)への思いを新たにした。今季からの背番号「2」は同氏が在籍した10~12年につけた。梅野は幼少期から憧れ、プロ 2年目から19年オフまで毎年食事をともにして多くを学んできた。「ホークス戦で活躍するのが、見ていてもうれしいと思う。最高なシーズンでいい報告ができるように頑張りたいですね」。交流戦と日本シリーズでタテジマの「2」で活躍する姿を直接披露する。
「右越え適時2塁打」を放った阪神時代の城島健司氏=阪神甲子園球場 (2011年 4月22日撮影)
巨人を抑えて、打って、「優勝」へ! 梅野隆太郎捕手が16日、沖縄県内のグラウンドで岩崎、大山らとともに行う「自主トレ」を公開した。昨季は優勝した巨人に「7.5ゲーム」差をつけられての「2位」。今年は、宿敵の機動力を抑え、推定年俸 8億円のエース菅野を攻略し、16年ぶりの「リーグ優勝」へ弾みをつけると誓った。
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チームの柱として、梅野の誓いはぶれなかった。例年の「沖縄自主トレ」を公開し、オンライン取材に対じた。
「チーム全員で『優勝』したい気持ちがあるんで、そこに向けてしっかり準備していきたいなという気持ちで新たな年を迎えました」
自主トレでノックを受ける梅野隆太郎捕手=沖縄県
昨年まで一緒だった先輩の能見がオリックスに移籍。今年は新たに同じ捕手で22歳のDeNA山本を加え「チーム梅野」を引っ張る自覚は強くなっている。
「優勝」に向けて倒さなければいけない相手はもちろん、昨季「8勝16敗」と大きく負け越した王者巨人だ。巨人戦の借金「8」と「7.5ゲーム」差の「2位」の因果関係は否定できない。投打のパワーに加え、足でかき回された印象も強かった。
「エンドランをかけてきたり、作戦面がすごく細かなチーム。機動力を抑える意味でも、自分たちも頭を使って野球をやっていかないと防いでいけない」
盗塁は「企図数13」に対して「成功10」を許した。今年はDeNAから俊足の梶谷もFA加入した。
「梶谷さんを走らせないとか、相手の情報をなるべく押さえるようにやっていきたい」
より情報を多く集めて投手とのコミュニケーションを密にし、敵を上回る頭脳戦で走らせないつもりだ。
自主トレでノックを受ける梅野隆太郎捕手=沖縄県
相手エースの存在もプラス材料にする。昨季 5戦で「4勝」を献上した菅野は残留が決定。チームが「打率2割1分5厘、4本塁打」と抑え込まれ、梅野も「10打数1安打、打率1割」と苦しんだ。矢野監督は残留に際して「菅野に勝った『1勝』はチームとしての価値も上がる」と前向きに捉えており、梅野も同じ思いだ。
「いい投手だからこそ、菅野さんから勝って、とんとんとんと貯金をつくる勢いも大事だと思う。勢いに乗れる分岐点も出てくると思うので、そういうのも楽しみにやっていきたい」
強敵だからこそ打ち勝てば、流れをグッと引き寄せられる。今はひたすら打ち込み、牙を研ぐだけだ。
30歳を迎えるプロ 8年目。「優勝」、そしてその先にある「ベストナイン」を目指す。阪神は球団ワーストタイの 5年連続で選出者が出ていない。
「『優勝捕手』は評価されると思う。それは分かってるからこそ、『優勝』が大事だと思う」
最高の準備を進めて、最高の結果を残す。
自主トレでノックを受ける梅野隆太郎捕手=沖縄県
巨人を抑えて、打って、優勝へ! 梅野隆太郎捕手が16日、沖縄県内のグラウンドで岩崎、大山らとともに行う「自主トレ」を公開した。昨季は「優勝」した巨人に「7.5ゲーム」差をつけられての「2位」。今年は、宿敵の機動力を抑え、推定年俸 8億円の「エース菅野」を攻略し、16年ぶりの「リーグ優勝」へ弾みをつけると誓った。
阪神梅野の一問一答は次の通り。
-今年は能見がいない
自分たちでやっていかないといけない部分では、よりメニューもしっかり計画性を持っている。ぬるくならないように、責任持って後輩たちもいるので、いろんな意見交換をしながら、充実した 1日 1日を送っている。
-新たに参加したDeNA山本から刺激や発見は
切磋琢磨(せっさたくま)して、年上だからとかじゃなくて、自分に取り入れられることもある。元々肩が強い選手なんで、いろいろ自分も感じる部分がすごくある。自分自身も気の抜いたプレーを見せないで 1年間、しっかり戦い抜く。こういう出会いがあったからこそ、お互いが刺激し合っていくようなシーズンにしていきたい。
-新外国人のチェン、アルカンタラが加入
なるべくこのキャンプでとにかく話し込んで。ちょっと映像を見たんですけど、いろいろタイプが違うと思う。話すだけじゃなくて、実戦を踏んでいかないと自分も分からない部分がある。戦力になるように、自分が一生懸命サポート。裏に回って引き出せるように、自分も勉強しながらやっていきたい。
阪神の「セットアッパー」岩崎優投手が数字と背中で若返ったブルペンを引っ張る。
沖縄県内で梅野、大山らとの「自主トレ」に参加。オンラインで取材に応じ、「リーグ優勝」に向けて今季の目標を「キャリアハイを出せるように」と設定した。昨季は41試合に登板し、「防御率1.82」。17年の66試合登板、19年の「防御率1.01」が自己最高だけに、高いハードルだ。
藤川、能見が退団し、 6月で30歳を迎える岩崎は若い救援陣を引っ張る立場になる。「若い子が力を発揮しやすい環境にしていけたら。背中で引っ張るじゃないですけど、自分のやることをしっかりやって、聞かれたらしっかり答えます」。練習姿勢などで手本となるつもり。沖縄では走り込んで体を作り上げている。
自主トレでキャッチボールする岩崎優投手=沖縄県
岩崎優投手が16日、沖縄県内のグラウンドで「自主トレ」を公開し、キャリアハイ更新を誓った。
南国でチームメートの大山や梅野と汗を流し、オンライン取材に対応した。「しっかり動ける体を今作っています」。昨季までブルペン陣を引っ張っていた藤川球児氏は現役引退し、ベテラン能見もオリックスへ移籍した。「ブルペンでも(年齢が)上の方。若い子がどれだけ入ってくるのか分からないですけど、そういった人たちのサポートもしながら、力を発揮しやすい環境とかにしていけたらいいかなと思います」。今年で30歳を迎える救援左腕が、自覚をにじませた。
自主トレでキャッチボールする岩崎優投手=沖縄県
自覚は目標にも表れる。
今年のチームスローガンは。「挑・超・頂 -挑む 超える 頂(いただき)へ-」。岩崎も「キャリアハイを出せるというように」と、過去の自分超えへ意気込んだ。登板数は17年の66試合、ホールドは19年の「26ホールド」、防御率は19年の「1.01」という数字がある。「自分らしくやります」。岩崎はマウンド上と変わらないクールな表情で、取材を終えた。
大山悠輔内野手が16日、沖縄県内のグラウンドで「自主トレ」を公開した。チームメートの梅野や岩崎と汗を流し、オンライン取材に対応。「新型コロナウイルス感染拡大」の影響で、例年以上に難しい調整期間が続くが「やることは変わらないですね。 2月 1日のキャンプインに向けてしっかり準備をするだけだと思っている。(調整の)難しさはありますけど、しっかり準備するだけかなと思っています」と、頼もしい言葉を発した。
昨季は開幕ベンチスタートも、 7月上旬にスタメン奪取。最終的に65試合で「4番」に座り、「打率2割8分8厘、28本塁打、85打点」はすべてキャリアハイの成績だった。本塁打と打点ではリーグのタイトル争いにも加わり、飛躍の 1年になった。それでも大山は「去年良かったところはしっかりプラスにして、もっともっとレベルアップできるように。また新たな自分を見つけていきたいですし、これは引退、野球が終わるまで常に見つけていきたいと思っています」と、向上心を持ち続ける。
今季は「新キャプテン」としてチームを引っ張る立場にある。現在重点的に取り組んでいる練習を問われると「全部やるしかないと思っている。打撃、守備、走塁全て。時間は限られているので、うまく使っていきたい」とキッパリ答えた。「去年は去年。去年の数字から今年がまた始まるわけではないですし、ゼロから始まる」。気持ちを新たに、大山が21年をスタートさせた。
自主トレでキャッチボールする大山悠輔内野手=沖縄県
大山悠輔内野手が16日、沖縄県内で「自主トレ」を公開し、新助っ人のサポートを約束した。「コロナ禍」で、昨季韓国で本塁打、打点で2冠のメル・ロハス・ジュニア外野手(韓国・KT)やラウル・アルカンタラ投手(韓国・斗山)らは「春季キャンプ」中の来日が厳しい状況になっている。調整に影響が出そうで、オンライン取材に応じた新主将は「外国人選手がやりやすいようにしていくのが僕の仕事だと思っている。来た時にはいろんなコミュニケーションをとっていきたい」と心意気をみせた。
打撃練習を行い打球を見つめる大山悠輔内野手=沖縄県
ロハスらは来日しても「新型コロナの感染拡大防止」のために 2週間、自宅などで待機する。逆算すれば、 3月26日の開幕までの調整期間が大幅に減少する。合流時期も不透明で、チームにとって不安要素ではある。それでも「チーム的には外国人の力は必要だと思うんですけど、個人的には外国人の力に頼らず。 1人でやるわけではないですけど、一本立ちというか、自分は自分でしっかりやらないといけないと思っているので」と虎の「4番」はどっしり構える。
自主トレでダッシュする大山悠輔内野手=沖縄県
この日はダッシュや屋外でのフリー打撃などで汗を流した。昨季は65試合で「4番」に座り、いずれもキャリアハイの「打率2割8分8厘、28本塁打、85打点」を残した。「去年は去年。去年の数字から今年がまた始まるわけではないですし、ゼロから始まる」。気持ちを新たに、大山が21年の戦いを始めている。
ウオーミングアップを行う中田賢一投手=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
中田賢一投手が14日に来日したチェンとさっそく連絡を取り合った。新助っ人は出国時と到着時、「新型コロナ感染」を調べる「PCR検査」で「陰性」が確認され、 2週間の「自宅待機」を経て合流する見込みだ。「ここから 2週間出られないんでしょって言ったら『はい、自宅待機です』と来ました」。
中日で一緒にプレーし、キャンプで同部屋になったことも。「話しやすい環境にはいると思うので。何かあったらいつでも聞いてとは言っています」。16日は鳴尾浜でウエートトレーニングなど約 3時間半、汗を流した。
高寺望夢内野手とキャッチボールを行い笑顔を見せる井上広大外野手=阪神鳴尾浜球場
阪神 2年目の井上広大外野手(19)が新人唯一の高卒、「ドラフト7位」の高寺望夢内野手(上田西)を気遣った。
「新人合同自主トレ」の休日を返上して鳴尾浜で練習する高寺とキャッチボールや室内で打撃で汗を流した。井上は同期に同じ高卒が 5人いただけに「 1人だとやりづらいのもあると思う。慣れるまでは気を使うというか、一緒にできる部分はあると思う」。先輩として「自分が入ったときも小幡さんが 1つ上でたくさん教えてもらった。それを次の後輩、下の子に教えていけるようにしていけたら」と優しさを見せた。19歳の未来の大砲が大人の階段を上っている。
キャッチボールを行う井上広大外野手=阪神鳴尾浜球場
「阪神・淡路大震災」から17日で26年。多くの人々の心身に傷痕を残し、プロ野球界にも影響を及ぼした未曽有の天災だったが、そのシーズンを転機にした選手もいた。阪神で「代打の神様」として活躍した檜山進次郎氏(51=日刊スポーツ評論)は「複雑な気持ちで戦ったあのシーズンで自信を得ました」と述懐した。
◇ ◇ ◇
桧山にとってプロ 4年目のシーズンを迎える95年 1月。大卒、高卒の違いはあってもプロ同期、同じ「ドラフト4位」入団ながら前年に前人未到の「210安打」を達成したオリックス・イチローに刺激を受け、気合を入れていた頃だった。
桧山 自主トレは実家のあった京都で行っていました。練習相手が必要なときに甲子園まで行く。あの朝も甲子園に行くため自宅マンション(西宮・苦楽園)に戻っていたんです。そこで「ゴオーッ」というような地鳴りで目が覚めて…。
檜山進次郎氏=阪神甲子園球場 (2019年 9月11日撮影)
そして強い揺れが来た。「何や? これ?」。最初は地震という言葉が頭に浮かばずパニックになった。玄関ドアを開けたが街は真っ暗。イヌの聞いたことのない妙な鳴き声が聞こえた。床に落ちた時計の電池は外れ、地震発生時刻の「5・46」で止まっていたことを今でも覚えている。
それでも 2月にキャンプを迎え、予定通りにシーズンは始まった。しかし心の中は複雑な気持ちに支配されていた。
桧山 被災された方々がたくさんいる。そんなところで仕事とはいえ、野球をやってる場合なんやろうか。それどころではないのでは。自分たちが野球をしてる姿を見せていいのか、とまで思っていました。
気持ちと裏腹にその年、桧山の出番は増えた。亀山、新庄といった看板選手に故障が出て、グレン、クールボーの外国人選手も振るわなかった。終わってみれば前年の 4倍近い 115試合に出場。打席も 9倍以上の 338打席に上った。
桧山 守備要員として出ることも多かったんですけどね。守っているだけでも 1、 2軍で打球が違うと分かる。走塁もそうだし、ベンチで見ているだけでなく試合に出て、肌で感じるようになってきた。「 1軍はこういう野球なんや」と。体力面でも自信がついてきていたし、もっと技術アップやと思いましたね。
翌96年、桧山は 130試合に出場。のちに「代打の神様」と呼ばれたが03年星野阪神では「4番」も打つなど元々はレギュラー。そうなったきっかけは震災の95年にあった。
98年 6月、広島戦で中前適時安打を放った檜山進次郎氏=阪神甲子園球場
26年後の現在は「コロナ禍」の重苦しいムードが世間を、球界を包む。そんなとき桧山は「野球をやっていていいのか」と戸惑いながらプレーしたあの日々を思い出すという。
桧山 昨季は「コロナ」で大変でしたけど、こんな時期でも野球に打ち込める環境をつくってもらえる。選手はみんなに支えられていると思います。無観客試合も経験してファンあってこそのプロ野球ということも自覚できたはず。今季も不透明ですけれど、こんなときだからこそ、周囲に支えられていることを忘れずにプレーして新たな自分を見つけてほしいと思いますね。(敬称略)
◆檜山進次郎(ひやま・しんじろう)
1969年(昭44) 7月 1日、京都府生まれ。平安-東洋大を経て91年「ドラフト4位」で阪神入り。95年から外野のレギュラーに定着し97年に自己最多の「23本塁打」。03、05年も主軸として「リーグ優勝」に貢献。代打での「14本塁打、158安打、111打点」はいずれも球団最多。
◆95年の檜山進次郎氏
プロ 4年目。レギュラー外野手の亀山が開幕早々に故障したことで出場機会が増え、右翼の定位置を獲得した。主に「6番」で起用されたが、 7月29日の横浜戦(甲子園)でプロ初の「4番」に抜てきされた。球団史上第73代の「4番打者」で「4打数1安打」だった。この年は11試合で「4番」を務めた。80試合に先発するなど 115試合に出場し、「8本塁打」を記録。翌96年に初めて規定打席に到達する足がかりとなった。
練習始動した関西学院大學・佐藤太紀内野手は質問に答える=関西学院大學
「関西学生野球」の関学大が16日、兵庫・西宮市内の同大学グラウンドで始動した。佐藤太紀(たいき)内野手( 2年=関西学院)は、兄で阪神「ドラフ1位」の佐藤輝明内野手(近大)にエール。年末年始に「合同自主トレ」を行い「頑張ってくれたらいい。活躍してくれるのが一番」と話した。
身長は兄と同じ 187センチ、体重は 4キロ上回る98キロの右投げ右打ちの大型内野手で、高校通算」12本塁打」。大学で公式戦出場はないが「パワーヒッター」として期待される。本荘雅章監督は「構え方はお兄さんと一緒」と明かし「思い切って振ってくれる。練習を見ても形になりかけてきた。近大さんにやり返したい」と続けた。
3塁に入りノックを受ける関西学院大學・佐藤太紀内野手=関西学院大學グラウンド
太紀は言う。「(兄に)アドバイスをもらったりしている。バットの出し方、タイミングの取り方だったり」。子どもの頃は阪神の「ファンクラブ」に入会。ブラゼルに魅了され、年間10試合ほど甲子園で観戦し、輝明が同行したこともある。ベンチプレスは 150キロを上げ「今は僕の方が強い」と兄顔負けのパワーで腕ぶす。「今年は試合に出て活躍したい。結果を出さなきゃダメですね。打撃で打つしかないと思います」。昨秋は兄が活躍した近大が「優勝」した。13年秋を最後に遠ざかる関学大で、自分も続く。
練習始動した関西学院大學・佐藤太紀内野手=関西学院大學グラウンド
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
「自分の壁を超える」「ライバルに勝つ」いろいろなことがありますが、普段から選手には「比べるのは昨日の自分」という話をしています。
ライバルが活躍すればモチベーションが下がったり、落ち込んだりすることもあ ると思いますが、自分自身を常に超えることを意識し、そういう自分であり続け たいと思い続けていきたいので「超える」を2つ目に掲げています。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
来季はこのスローガンで戦っていきます。
またやはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と結果 (11月)
2021年 公式戦日程表と結果(03月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実 況で 応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュ ース を配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!
※阪神戦を見るなら 「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放 送します!
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