● 1月上旬に｢新型コロナウイルス｣に感染した岩田稔投手(37)が18日、兵庫・西宮市鳴尾浜の球団施設で｢自主トレ｣を再開した。 6日に感染を公表し、｢１型糖尿病｣を抱えていることもあって10日間入院。前日17日までに｢核酸増幅法｣による検査で 2回続けて｢陰性判定｣され、体調も戻ったため練習を再開した。今回の入院生活で、｢コロナ｣を発症した｢１型糖尿病患者｣が重症化しやすい理由をあらためて理解。今後は啓発活動にも力を入れる。空は快晴。岩田稔は寒空の下、幸せをかみしめるように 1球 1球ボールを投げた。｢新型コロナウイルス発症｣直後は鼻づまりや味覚、嗅覚障がいがあった。｢今はもう治りましたし、元気です｣。ウエートトレ、キャッチボールなどで約 2時間体を慣らした。今回のような入院中は運動ができず、高血糖になりやすい。大阪桐蔭高 2年冬から｢１型糖尿病｣と闘う左腕でも、血糖コントロールが難しかったという。キャンプインまで 2週間。当初は年明けから沖縄自主トレを計画していたが、 1月中は関西で練習を続ける。プロ16年目の大目標は自身初の｢リーグ優勝、日本一｣。役割にこだわらず、身を粉にする覚悟でいる。
● 1月上旬に｢新型コロナウイルス｣に感染した岩田稔投手が18日、兵庫・西宮市鳴尾浜の球団施設で｢自主トレ｣を再開した。今回の入院生活で、｢コロナ｣を発症した｢１型糖尿病患者｣が重症化しやすい理由をあらためて理解。今後は啓発活動にも力を入れる。｢循環器及び感染症｣専門の愛知県医科大・後藤礼司医師は、｢新型コロナウイルス｣が重症化しやすいとされる｢１型糖尿病｣を｢基礎疾患｣として持つ岩田の復帰について分析した。
●熊谷敬宥内野手(25)は無失策で内野のスタメン争いに食い込む。原口、望月との｢自主トレ｣では、守備練習に重点を置いている。昨秋から打球に向かっていく癖をつけ、守備の手応えを感じていた。｢チーム原口｣でレギュラー奪取や！原口文仁捕手(28)が18日、大阪府内のグラウンドで｢自主トレ｣を公開した。チームの後輩の熊谷敬宥内野手と望月惇志投手(23)を誘い、 3人でトレーニング。同僚で年下の熊谷と望月を誘い、みっちりトレーニング。オンライン取材に対応した原口は、チーム結成の経緯を説明した。 3人の間には忖度(そんたく)がない。原口がダッシュを行う前、 6学年下の望月が声をかけると原口は呼応する。原口の 4学年下の熊谷は声を飛ばした。上下関係を取り除き、鍛錬を積んだ。昨年は｢単独自主トレ｣だったが、今年は、違った環境に身を置いた。練習メニューは原口が中心となり、望月と熊谷の意見も取り入れて組んでいる。原口はすでにブルペンで捕手役を務めており、｢春季キャンプ｣への準備はバッチリだ。午前中はランニングや体幹トレーニングなど、体作りを中心に約 2時間行い、｢チーム原口｣のリーダーが、正捕手の座を奪いにいく。
●望月惇志投手が愛妻のためにも｢勝利の方程式｣入りを誓った。今月13日に結婚を発表。気合を入れた。
●岩貞祐太投手(29)と坂本誠志郎捕手(27)が18日、沖縄県内のグラウンドで｢自主トレ｣を公開した。練習後にオンライン取材に応じ、岩貞は中継ぎとして｢６０試合登板＆防御率１点台｣を今年の目標に掲げた。昨季途中から中継ぎに配置転換され、リリーフで30試合に登板し、｢５勝１敗、８ホールド、防御率３．００｣と好成績。矢野監督からは今季も中継ぎでの起用を示唆しており、左腕もそれに向け調整を進めている。今年も昨季限りで阪神を退団し、オリックスに投手コーチ兼任で入団した能見篤史投手(41)との｢合同自主トレ｣が実現。先輩左腕とは17年から沖縄で｢自主トレ｣を行っており、岩貞が昨季の終盤に本人に直接お願いしたという。
●坂本誠志郎捕手がムードメーカー役に名乗りを上げた。18日に沖縄県内のグラウンドで自主トレを公開し、ソフトバンク松田ばりの｢熱男｣になる決意だ。坂本誠志郎捕手が、沖縄県内のグラウンドで岩貞祐太投手、オリックス能見篤史投手との｢自主トレ｣を公開し、オンライン取材に対応した。プロ 6年目を迎える今季はと、正捕手奪取へ意欲を燃やした。チーム内には梅野隆太郎捕手(29)や原口、｢ドラフト４位｣の榮枝祐貴捕手(22＝立命舘大學)など多くのライバルがいる。揺るぎなき信頼を勝ち取り、虎の元気印になる。
●阪神は18日、岩貞祐太投手が出身地の熊本県への社会貢献を目的に、益城町役場に70万円を寄付したと発表した。金額は昨季挙げた｢７勝｣に応じたもの。岩貞祐太投手が、｢能見イズム｣でフル回転を誓った。18日に沖縄県内のグラウンドで同僚の坂本、オリックス能見との｢自主トレ｣を公開。今季は中継ぎ起用が濃厚。表情を締めた。能見との自主トレは今年で 5年目。オリックスに移籍したが、岩貞が熱望し、今年も｢合同自主トレ｣が実現した。昨季プロ初の中継ぎを経験した左腕は、対打者との駆け引きを能見から学ぶつもりだ。虎で16年間投げぬいてきた先輩左腕の金言を今季に生かす。
●新加入の加治屋蓮投手(29)が、勝負のキャンプへ急ピッチで調整している。鳴尾浜で体を動かした右腕は前日まで 1週間、社会人時代に所属していたＪＲ九州で｢自主トレ｣していたことを明かした。
●阪神｢ドラフト７位｣の高寺望夢内野手(18＝上田西高校)が、野球界の｢那須川天心｣を目指す。18日、鳴尾浜での｢新人合同自主トレ｣後、オンラインで取材に対応。寮生活は人生初の 1人暮らしで、部屋では趣味である格闘技の動画などを見てリラックスしているという。若くして｢キックボクシング界の頂点｣に立つ那須川を好きな選手に挙げ、順調さをアピールした。
記事をまとめてみました。
1月上旬に｢新型コロナウイルス｣に感染した岩田稔投手が18日、兵庫・西宮市鳴尾浜の球団施設で｢自主トレ｣を再開した。 6日に感染を公表し、｢１型糖尿病｣を抱えていることもあって10日間入院。前日17日までに｢核酸増幅法｣による検査で 2回続けて｢陰性判定｣され、体調も戻ったため練習を再開した。今回の入院生活で、｢コロナ｣を発症した｢１型糖尿病患者｣が重症化しやすい理由をあらためて理解。今後は啓発活動にも力を入れる。
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空は快晴。岩田稔は寒空の下、幸せをかみしめるように 1球 1球ボールを投げた。｢新型コロナウイルス発症｣直後は鼻づまりや味覚、嗅覚障がいがあった。｢今はもう治りましたし、元気です｣。ウエートトレ、キャッチボールなどで約 2時間体を慣らした後、代表取材では元気に声を張った。
キャッチボールで汗を流す岩田稔投手＝阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
6日に感染を公表。｢１型糖尿病｣を抱えていることもあり、10日間入院した。感染予防には人一倍気を使っていただけに｢なる時はなるんやな、と。割り切って、しゃあないと思いながら…｣。前日17日までに｢核酸増幅法｣による検査で 2回続けて｢陰性判定｣され、この日、練習を再開した。
実際に入院して、｢コロナ｣を発症した｢１型糖尿病患者｣が重症化しやすい理由をあらためて把握できた。｢１型糖尿病｣は血糖値を下げる働きをするインスリンを作る機能が破壊されるため、岩田稔の場合は 1日 4回のインスリン注射を続けている。ただ、今回のような入院中は運動ができず、高血糖になりやすい。大阪桐蔭高 2年冬から｢１型糖尿病｣と闘う左腕でも、血糖コントロールが難しかったという。
ボールを使ったトレーニングで汗を流す岩田稔投手＝阪神鳴尾浜球場
｢運動ができない分、薬を増やすとか(血糖値が上がる)食事量を減らすとか微調整が必要なんですけど。僕は入院した時、風邪っぽかった。『１型糖尿病』の人たちは『コロナ』と関係なく、風邪をひいたら血糖値が上がって落ちにくい。なかなか血糖値が下がらんなというのは感じました。そういうこともいろんな人に伝えていけたらと思います｣
キャンプインまで 2週間。当初は年明けから沖縄自主トレを計画していたが、 1月中は関西で練習を続ける。｢動けるような状態に持っていかないといけないけど、急にやりすぎてもいけない。 1歩ずつやっていこうと思います｣。
プロ16年目の大目標は自身初の｢リーグ優勝、日本一｣。｢全然『優勝』したことないんで『優勝』してみたい。そのための必要なピースにならないといけないと思うので、どこで投げてもいいような状態にしていきたい。今年は『どこでも投げる』ことを目標にやっていこうかなと思います｣。役割にこだわらず、身を粉にする覚悟でいる。
練習を終えた岩田稔投手＝阪神鳴尾浜球場
◆岩田稔(いわた・みのる)
1983年(昭58)10月31日生まれ、大阪府出身。大阪桐蔭－関大を経て、05年｢大学・社会人ドラフト希望枠｣で阪神入団。 3年目の08年に｢初勝利｣を含む｢１０勝｣を挙げ、ローテーション投手に成長する。09年｢ＷＢＣ日本代表｣。昨季は 5試合の登板に終わり｢１勝２敗、防御率６．３５｣。通算 197試合、｢６０勝８２敗、防御率３．３９｣。 179センチ、95キロ。左投げ左打ち。
◆岩田稔投手と｢１型糖尿病｣
大阪桐蔭高 2年冬に発症。同病患者だった元巨人ガリクソンの著書に励まされる。同病が原因で社会人チームの入団内定が取り消され、関大に進学。阪神入団後は08年から｢１型糖尿病患者｣との交流会、病院訪問などに尽力している。09年からＮＰＯ法人｢日本ＩＤＤＭネットワーク｣を通じ、 1勝につき10万円を｢１型糖尿病研究基金｣に寄付。自身と同ネットワークが創設した｢岩田稔基金｣は同病根治を目的とした研究助成に使われている。
1月上旬に｢新型コロナウイルス｣に感染した岩田稔投手が18日、兵庫・西宮市鳴尾浜の球団施設で｢自主トレ｣を再開した。 6日に感染を公表し、｢１型糖尿病｣を抱えていることもあって10日間入院。前日17日までに｢核酸増幅法｣による検査で 2回続けて｢陰性判定｣され、体調も戻ったため練習を再開した。今回の入院生活で、｢コロナ｣を発症した｢１型糖尿病患者｣が重症化しやすい理由をあらためて理解。今後は啓発活動にも力を入れる。
岩田稔投手＝阪神甲子園球場
｢循環器及び感染症｣専門の愛知県医科大・後藤礼司医師は、｢新型コロナウイルス｣が重症化しやすいとされる｢１型糖尿病｣を｢基礎疾患｣として持つ岩田の復帰について｢糖尿病のコントロールができていたのでしょう｣と分析した。
自主トレに臨む岩田稔投手＝阪神鳴尾浜球場
後藤氏によると、｢１型糖尿病｣はインスリン注射が必須で、特徴は神経が鈍感になり、ウイルスが入ってきても症状に気付きにくい。そのため、重症化につながりやすく、気付いたときには手遅れとなることが多いという。後藤氏は岩田について｢プロ選手を続けるために持病や体調の管理がしっかりされていたと思う。そういう人は(感染しても)重症化しにくい｣と語った。
後藤氏は｢『１型糖尿病』や『生活習慣病』などの持病をお持ちの方でも、正しく対処して重症化を予防することが大事｣とした上で、｢『コロナ』が治らない病というわけではない｣と述べた。
熊谷敬宥内野手は無失策で内野のスタメン争いに食い込む。
原口、望月との｢自主トレ｣では、守備練習に重点を置いている。｢守備に関してはエラーゼロを目指しているところ。練習から意識高く持ってやっていきたい｣と力を込めた。昨秋から打球に向かっていく癖をつけ｢ボールへの入り方は前に比べたら良くなっている｣と、守備の手応えを感じていた。
自主トレを公開する熊谷敬宥内野手＝大阪府内のグラウンド
｢チーム原口｣でレギュラー奪取！原口文仁捕手が18日、大阪府内のグラウンドで｢自主トレ｣を公開した。
チームの後輩の熊谷敬宥内野手と望月惇志投手を誘い、 3人でトレーニング。オンライン取材に対応した原口は｢今年はピッチャーも実戦が早くて大変なことっていうのは今までの経験から分かっているので、鳴尾浜でやってるモッチー(望月)を誘って。僕にとってもモッチーにとってもクマ(熊谷)にとってもいい練習ができるんじゃないかと考えて誘いました｣とチーム結成の経緯を説明した。
練習メニューは原口が中心となり、望月と熊谷の意見も取り入れながら組んでいる。午前中にランニングや体幹トレーニングなど、体作りのメニューを中心に約2時間行い、午後からはロングティーなどで汗を流す。
ノックを受ける熊谷敬宥内野手＝大阪府内のグラウンド
昨年はひとりで自主トレを行っていた原口は｢ 1人でやるより他人の目が合った方がしっかり頑張れるし、お互い甘えをなくすというか、厳しい目を持ってやろうと話している。先輩、後輩関係なく、注意しあえる、アドバイスしあえるので、そういうところはすごく実になっていると感じています｣と充実した表情で話した。
望月も原口の誘いに｢すごくありがたかったです｣と感謝。13日に同郷神奈川県出身の一般女性との結婚を発表した右腕は｢中継ぎでいったら、いい場面で投げられるように｣と、勝ちパターンの一角入りを目標に定めた。熊谷は｢守備に関してはエラーゼロを目指しているところ。守備練習から意識高く持ってやっていきたいと思います｣と力を込めた。
自主トレを公開し笑顔を見せる、左から望月惇志投手、原口文仁捕手、熊谷敬宥内野手＝大阪府内のグラウンド
｢チーム原口｣でレギュラー奪取や！ 原口文仁捕手が18日、大阪府内のグラウンドで｢自主トレ｣を公開した。同僚で年下の熊谷と望月を誘い、みっちりトレーニング。オンライン取材に対応した原口は｢今年はピッチャーも実戦が早いので、大変なのは今までの経験から分かっている。僕にとっても、モッチー(望月)にとっても、クマ(熊谷)にとっても、いい練習ができるんじゃないかと考えて誘いました｣と、チーム結成の経緯を説明した。
自主トレを公開する熊谷敬宥内野手(左)と原口文仁捕手＝大阪府内のグラウンド
3人の間には忖度(そんたく)がない。原口がダッシュを行う前、 6学年下の望月が｢自分に厳しく！｣と声をかけると原口は｢オッケイ！｣と呼応する。原口の 4学年下の熊谷は｢甘えず！｣と声を飛ばした。上下関係を取り除き、鍛錬を積んだ。原口は言う。
｢ひとりでやるより他人の目があった方がしっかり頑張れるし、お互いに甘えをなくし、厳しい目を持ってやろうと話している。先輩と後輩関係なく注意、アドバイスしあえるので、すごく身になっていると感じています｣
自主トレを公開する原口文仁捕手＝大阪府内のグラウンド
昨年は｢単独自主トレ｣だったが、今年は｢グラウンドに立てる時間を長くしたい｣と、違った環境に身を置いた。練習メニューは原口が中心となり、望月と熊谷の意見も取り入れて組んでいる。原口はすでにブルペンで捕手役を務めており｢あとはしっかり強度を高めて、実戦感覚を詰めていけば｣と、｢春季キャンプ｣への準備はバッチリだ。
午前中はランニングや体幹トレーニングなど、体作りを中心に約 2時間行い、午後からはロングティーなどで汗を流した。｢自分のなかで最高の成績を出して、チームが『優勝』するということを思ってます｣。｢チーム原口｣のリーダーが、正捕手の座を奪いにいく。
投球練習を行う望月惇志投手＝大阪府内のグラウンド
望月惇志投手が愛妻のためにも｢勝利の方程式｣入りを誓った。今月13日に結婚を発表。｢家族もできましたし、 5年間これといって目立つような成績も残せていない。本当にやらないといけないなと思います｣と、気合を入れた。
｢開幕１軍｣を目指し、原口との｢自主トレ｣にも力がこもる。｢先発にしろ中継ぎにしろ、勝っている場面で全然投げられていない。今季は中継ぎでいったらいい場面で投げられるよう｣と話した。
阪神・岩貞祐太投手と坂本誠志郎捕手が18日、沖縄県内のグラウンドで｢自主トレ｣を公開した。練習後にオンライン取材に応じ、岩貞は中継ぎとして｢６０試合登板＆防御率１点台｣を今年の目標に掲げた。
｢中継ぎであれば、『１４３試合で５０(試合)登板、６０登板』とかそういうところ。防御率も『１点台、１．５(点台)以内』で。バシッとチームに頼られる、厳しい場面で(グラウンドに)出ていく、そういうところで 1年間やっていきたい｣
昨季途中から中継ぎに配置転換され、リリーフで30試合に登板し、｢５勝１敗、８ホールド、防御率３．００｣と好成績。矢野監督からは今季も中継ぎでの起用を示唆しており、左腕もそれに向け調整を進めている。
キャッチボールをする岩貞祐太投手＝沖縄県
今年も昨季限りで阪神を退団し、オリックスに投手コーチ兼任で入団した能見篤投手との｢合同自主トレ｣が実現。先輩左腕とは17年から沖縄で｢自主トレ｣を行っており、岩貞が昨季の終盤に本人に直接お願いしたという。｢投球術とかメンタル面、そういうところもどんどん質問していきたい｣と気合を入れた。
今年で 6年目を迎える坂本も一緒に汗を流し｢チームもかなり選手も変わって、雰囲気も変わると思うので、その中で存在感を出していきたい。いい意味でいろんな人の期待を裏切っていけるようなシーズンにしていきたい｣と力を込めた。
自主トレを公開し笑顔を見せる、左から坂本誠志郎捕手、岩貞祐太投手、オリックス能見篤史投手＝沖縄県
坂本誠志郎捕手がムードメーカー役に名乗りを上げた。18日に沖縄県内のグラウンドで自主トレを公開し｢『こいつ何してるんや？』と思われても、もっと自分を出していく。『こいつアホちゃうか』と思われても声を出して｣と、ソフトバンク松田ばりの｢熱男｣になる決意だ。
｢いい意味でいろんな人の期待を裏切っていけるように｣と、正捕手奪取へ不敵に笑った。
自主トレを公開する坂本誠志郎捕手＝沖縄県
坂本誠志郎捕手が、沖縄県内のグラウンドで岩貞、オリックス能見との｢自主トレ｣を公開し、オンライン取材に対応した。プロ 6年目を迎える今季は｢いい意味でいろんな人の期待を裏切っていけるようなシーズンにしていければ｣と、正捕手奪取へ意欲を燃やした。
沖縄での自主トレを公開した坂本誠志郎捕手＝沖縄県
坂本はチームのムードメーカーにも名乗りを上げた。｢『こいつ何してるんや？』と思われても、もっと自分を出していく。『こいつアホちゃうか』と思われても声を出して印象に残ったりする。『何やってるかようわからんけど、あいつやったらなんかしてくれそうやな』みたいなところも、チーム内で爆発力という部分で必要になってくると思う｣。野球を始めた頃、がむしゃらに白球を追いかけていた当時のような元気を出していく。プロ 6年目を迎え、そんな存在がチームに不可欠であると考えた。
沖縄での自主トレを公開した坂本誠志郎捕手。右は岩貞祐太投手＝沖縄県
チーム内には梅野や原口、｢ドラフト４位｣の榮枝祐貴捕手など多くのライバルがいる。｢プレーボールの段階から試合に出て、最後のゲームセットまで出ているというのがキャッチャーとして 1番うれしいというか、大事だと感じた。総合的にレベルを上げないとそういう機会も増えてこない。ピッチャーから『こいつに捕ってもらいたい』とかというのは必要になってくると思う｣。揺るぎなき信頼を勝ち取り、虎の元気印になる。
阪神は18日、岩貞が出身地の熊本県への社会貢献を目的に、益城町役場に70万円を寄付したと発表した。
金額は昨季挙げた｢７勝｣に応じたもの。岩貞は球団を通じ｢熊本では昨年の夏に豪雨災害が起こり、『コロナ禍』で今も大変な思いをされている方々がいると思うが、少しでも役に立つことができればうれしい｣などとコメントした。
沖縄での自主トレを公開した岩貞祐太投手＝沖縄県
岩貞祐太投手が、｢能見イズム｣でフル回転を誓った。18日に沖縄県内のグラウンドで同僚の坂本、オリックス能見との｢自主トレ｣を公開。今季は中継ぎ起用が濃厚。｢中継ぎなら『４０、５０、６０登板』。防御率も『１．５０』以内でバシッとチームに頼られ、厳しい場面で出ていく。そういうところで 1年やっていきたいです｣と、表情を締めた。
沖縄での自主トレを公開した岩貞祐太投手＝沖縄県
能見との自主トレは今年で 5年目。オリックスに移籍したが、岩貞が熱望し、今年も｢合同自主トレ｣が実現した。昨季プロ初の中継ぎを経験した左腕は、対打者との駆け引きを能見から学ぶつもりだ。｢同じバッターと 3日連続で対戦することもありますし、どういうふうに戦略を立てていくのか。例えば前日に伏線を張ってやっていくのかとか。細かなところをいろいろ聞いていきたい｣。虎で16年間投げぬいてきた先輩左腕の金言を今季に生かす。
ウオームアップする加治屋蓮投手＝阪神鳴尾浜球場
新加入の加治屋蓮投手が、勝負のキャンプへ急ピッチで調整している。
鳴尾浜で体を動かした右腕は前日まで 1週間、社会人時代に所属していたＪＲ九州で｢自主トレ｣していたことを明かした。福岡ではブルペンにも 3度入った。｢開幕に合わせるという余裕は僕にはない。まずは(キャンプインの) 2月 1日を目標に、しっかりやっていく。その中でアピールをして、結果的に『開幕１軍』、勝ちパターンの一角で投げることを目標にやっていきたい｣と、力を込めた。
投内連携をする｢ドラフト７位｣高寺望夢内野手＝阪神鳴尾浜球場
阪神｢ドラフト７位｣の高寺望夢内野手が、野球界の｢那須川天心｣を目指す。
18日、鳴尾浜での｢新人合同自主トレ｣後、オンラインで取材に対応。寮生活は人生初の 1人暮らしで、部屋では趣味である格闘技の動画などを見てリラックスしているという。
ベースランニングで汗を流す｢ドラフト７位｣高寺望夢内野手＝阪神鳴尾浜球場
若くして｢キックボクシング界の頂点｣に立つ那須川を好きな選手に挙げ、｢強くて、誰もできないような技をやるので好き。自分は野球界で有名になれるように頑張りたい｣と、夢を語った。｢合同自主トレ｣も第 3クールに入り、｢今は特にいい体の張り具合で、とてもいい感じできています｣と、順調さをアピールした。
バットを手に引き揚げる｢ドラフト７位｣高寺望夢内野手＝阪神鳴尾浜球場
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！今季こそ勝利を掴め！
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
「自分の壁を超える」「ライバルに勝つ」いろいろなことがありますが、普段から選手には「比べるのは昨日の自分」という話をしています。
ライバルが活躍すればモチベーションが下がったり、落ち込んだりすることもあ ると思いますが、自分自身を常に超えることを意識し、そういう自分であり続け たいと思い続けていきたいので「超える」を2つ目に掲げています。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
来季はこのスローガンで戦っていきます。
またやはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2020年 公式戦日程と結果 (11月)
2021年 公式戦日程表と結果(03月)
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