●大会事務局が「新型コロナウイルス」に関する「PCR検査」の結果を発表した。検査対象は参加選手で総数が76件。陰性が76件で「陽性者」はいなかった。レースは午後 0時10分にスタートし、自己記録 2時間20分29秒の一山麻緒選手(23=ワコール)、 2時間23分48秒の前田穂南選手(24=天満屋)の「東京五輪」代表 2人に加え、同 2時間23分52秒の岩出玲亜選手(26=千葉陸協)らが出場する。「大阪国際女子マラソン」の記者会見が29日、大阪市内で行われ、東京オリンピック代表の一山麻緒が「日本記録更新」を誓った。「日本歴代4位」の 2時間20分29秒で「優勝」した昨年 3月の「名古屋ウィメンズ」以来となるマラソンに明言した。昨年をトラックでのスピード強化にあてた一山の成果が見られそうだ。
●「東京オリンピック」(五輪)代表の一山麻緒選手が、中間点の21キロを 1時間 9分35秒で通過した。野口みずき選手(42)が「日本記録」( 2時間19分12)を出したときのペースは 1時間 9分19秒。16秒遅れているものの、16年ぶりの「日本記録更新」を狙えるペースを維持して後半に入った。一山の自己ベストは昨年の「名古屋ウィメンズマラソン」で「優勝」した際に記録した 2時間20分29秒(日本歴代 4位)。同じく「東京五輪」代表の前田穂南選手と序盤からマッチレースを展開。13キロ過ぎで前田選手が遅れを取ってからは一山選手が単独で先頭に立つ形となり、中間点で約 200メートルの差をつけている。川内優輝選手(33=元地方公務員ランナー=あいおいニッセイ同和損保)ら「男子ペースメーカー」に導かれ、快調なペースで「記録更新」を狙っている。野口みずきが持つ 2時間19分12秒の「日本記録」は及ばなかったが、後続を大きく引き離してゴールを駆け抜けた。昨年の「名古屋ウィメンズマラソン」で「優勝」した際に記録した 2時間20分29秒の自己ベスト(日本歴代4位)の更新はならなかった。「2位」は前田穂南で 2時間23分30秒で自己ベストを更新した。(記録は速報値)昨年は「コロナ禍」で、精神面でもたくましくなっていた。充実感を口にしていた。16年ぶりの「日本記録更新」とはならなかったが、夏の「東京五輪」へ向けて一定の手応えをつかんだ。
●東京五輪代表の前田穂南と一山麻緒が直接対決する「第40回大阪国際女子マラソン」(サンケイスポーツなど主催、奥村組協賛)は31日号砲。大会史上初の男子ペースメーカーを務める川内優輝がインタビューに応じ、「日本記録( 2時間19分12秒=野口みずき)更新」のアシストへ並々ならぬ決意を示した。
●ペースメーカーの川内優輝選手と岩田勇治選手(34=三菱重工)は、予定の距離を過ぎても先導を続け、一山麻緒(23=ワコール)の 2時間21分11秒の「大会記録」をアシストした。ペースメーカーがフルマラソンを最後まで走り抜くという珍しい光景があった。先頭集団のペースメークをした川内優輝も、ひそかに42.195キロを完走した。記録も残る。予定では40キロまでだった。その地点を迎えた。ペースメークはそこで終了のはず…。ただ、そのまま 2人は、一山の前で走り続けた。少しでもいい記録で出るように、ペースメーカーとして、一山選手が少しでも走りやすいよう、適切なペースを刻み、そして風避けになった。結局、ゴールのヤンマースタジアム長居に入る直前まで、一山を引っ張った。結果的には、予定より 1.8キロほど長い距離を先導する形。ルール上も、何も問題はなく、記録を狙うレースならではの光景となった。ゴールの競技場に入ると、ペースを落として、一山から離れた。過去に 107回の「フルマラソン完走」をしている川内。そんな幾多の経験を持つ男も、ペースメーカーとしてのフルマラソンを走り抜いたのは、さすがに初めてだった。今大会は「新型コロナウイルスの感染防止」のため、沿道の密を防ぎ、ボランティアの人数の削減を図るため、公園内に限定する形での開催に至った。
●「東京五輪」代表の一山麻緒選手が 2時間21分11秒で制した。目標に掲げた野口みずき選手が持つ「日本記録」の 2時間19分12秒には届かなかった。一方、野口選手が保持した 2時間21分18秒の「大会記録」は塗り替えた。「日本記録ペース」を体感した「五輪代表」は本番に向けて決意を新たにした。
●「大阪国際女子マラソン」は31日、大阪市の「長居公園」周回コースで行われ、東京五輪代表の一山麻緒が「大会新記録」の 2時間21分11秒で「初優勝」した。2004年「アテネ五輪金メダリスト」の野口みずきが05年 9月にベルリンでマークした 2時間19分12秒の「日本記録更新」はならなかった。テレビ解説を務めた1984年「ロサンゼルス五輪マラソン」代表でスポーツジャーナリストの増田明美さん(57)は、20033年「世界選手権銅メダリスト」でバイクリポーターの千葉真子さん(44)から情報が入ると、普段との違いを指摘した。
●「大阪国際女子マラソン」(31日、大阪・長居公園)「東京五輪」代表の一山麻緒が 2時間21分11秒で「初優勝」した。「アテネ五輪金メダリスト」で日本記録( 2時間19分12秒)保持者の野口みずきさん(42)は、ねぎらっていた。
記事をまとめてみました。
大阪国際女子マラソン 「長居公園」周回コース
<陸上:大阪国際女子マラソン>◇31日◇長居公園南西口~長居公園周回路(14周と5分の4)~ヤンマースタジアム長居(42・195キロ)◇無観客
大会事務局が「新型コロナウイルス」に関する「PCR検査」の結果を発表した。検査対象は参加選手で総数が76件。陰性が76件で「陽性者」はいなかった。
レースは午後 0時10分にスタートし、自己記録 2時間20分29秒の一山麻緒(ワコール)、 2時間23分48秒の前田穂南(天満屋)の「東京五輪」代表 2人に加え、同 2時間23分52秒の岩出玲亜(千葉陸協)らが出場する。
大阪国際女子マラソンの招待選手
また大会事務局からは選手の変更と欠場も発表された。内容は以下の通り。
◆ネクストヒロイン欠場選手
・清水萌衣乃(23=パナソニック)※右膝蓋腱炎(しつがいけんえん)のため 奥村純夏(22=大阪芸術大)※恥骨骨挫傷のため
・古田美月(羽衣国際大)※右足腓骨(ひこつ)疲労骨折のため
◆ペースメーカー変更・欠場選手
・松村康平(34=三菱重工)※坐骨神経痛のため、岩田勇治(33=三菱重工)に変更
・竹ノ内佳樹(28=NTT西日本)※アキレス腱(けん)の違和感のため
会見に出席した、左から岩出玲亜選手、一山麻緒選手、前田穂南選手、萩原歩美選手=長居公園
31日の「大阪国際女子マラソン」の記者会見が29日、大阪市内で行われ、東京オリンピック代表の一山麻緒が「日本記録更新」を誓った。「日本歴代4位」の 2時間20分29秒で「優勝」した昨年 3月の「名古屋ウィメンズ」以来となるマラソンに「日本記録を目指し、それだけを思って練習してきた。 2時間19分12秒が出る瞬間が待っていれば、一番楽しみ」と明言した。
日本記録は05年に野口みずきがベルリンで樹立した 2時間19分12秒。今大会は「新型コロナウイルス感染拡大」により、従来の御堂筋などを走る公道から、発着地点だった「長居公園」内を約15周( 1周 2.8キロ)する周回コースに変更された。
記者会見する一山麻緒選手=長居公園
平たんな周回コースで公園内にある樹木などで風の影響も受けにくい。ペースメーカーは川内優輝ら男子選手が務め、トラックに近い高速レースが維持されれば、16年ぶりの「日本記録更新」も夢ではない。
「(周回コースに変更を)最初聞いた時は、えぇと思ったが、 1周 2.・8キロだと15周で終わりかと思ったら少し気が楽になった。11、12周目まで心にゆとりを持って走れるか。ペースメーカーの背中を見て走りたい」。昨年をトラックでのスピード強化にあてた一山の成果が見られそうだ。
「長居公園」周回路を走る一山麻緒選手(中央)=長居公園
「東京オリンピック」(五輪)代表の一山麻緒が、中間点の21キロを 1時間 9分35秒で通過した。
野口みずきが日本記録( 2時間19分12)を出したときのペースは 1時間 9分19秒。16秒遅れているものの、16年ぶりの「日本記録更新」を狙えるペースを維持して後半に入った。一山の自己ベストは昨年の「名古屋ウィメンズマラソン」で「優勝」した際に記録した 2時間20分29秒(日本歴代 4位)。
同じく「東京五輪」代表の前田穂南と序盤からマッチレースを展開。13キロ過ぎで前田が遅れを取ってからは一山が単独で先頭に立つ形となり、中間点で約 200メートルの差をつけている。川内優輝ら「男子ペースメーカー」に導かれ、快調なペースで「記録更新」を狙っている。
「長居公園」周回路を走る一山麻緒選手(中央)=長居公園
「東京オリンピック」(五輪)代表の一山麻緒が 2時間21分10秒で「優勝」した。03年、野口みずきの 2時間21分18秒の「大会記録」を更新した。
野口みずきが持つ 2時間19分12秒の「日本記録」は及ばなかったが、後続を大きく引き離してゴールを駆け抜けた。昨年の「名古屋ウィメンズマラソン」で「優勝」した際に記録した 2時間20分29秒の自己ベスト(日本歴代4位)の更新はならなかった。「2位」は前田穂南で 2時間23分30秒で自己ベストを更新した。(記録は速報値)
「長居公園」周回路を走る一山麻緒選手(中央)=長居公園
同じく「東京五輪」代表の前田穂南と序盤からマッチレースを展開。13キロ過ぎで前田が遅れを取ってからは単独で先頭に立つ形となった。
無風と天候条件にも恵まれるなか、川内優輝ら「男子ペースメーカー」に導かれ、高低差の少ない公園内の周回ペースを快調に走った。中間地点では野口みずきのペースから19秒遅れと「日本記録」を射程圏にとらえていたが、後半にペースを落とした。
「優勝」した一山麻緒選手=31日、ヤンマースタジアム長居
昨年は「コロナ禍」で「思うように練習場所を使えず環境の変化で戸惑ったが、我慢強さは身についた」と、精神面でもたくましくなっていた。「マラソンに向けてスピード強化して、 1万メートルと5000メートルで『自己ベスト』を出せたのは自信になった」と充実感を口にしていた。16年ぶりの「日本記録更新」とはならなかったが、夏の「東京五輪」へ向けて一定の手応えをつかんだ。
東京五輪代表の前田穂南と一山麻緒が直接対決する「第40回大阪国際女子マラソン」(サンケイスポーツなど主催、奥村組協賛)は31日号砲。大会史上初の男子ペースメーカーを務める川内優輝がインタビューに応じ、「なんとかみんなの夢をかなえたい」と、「日本記録( 2時間19分12秒=野口みずき)更新」のアシストへ並々ならぬ決意を示した。
▼「コロナ禍」でも「明るい話題を」
--ペースメーカーを引き受けた理由は 「日本記録に本気で挑戦するという趣旨に賛同したからです。男子は日本記録が更新されない状況が終わった。女子の方がもともと男子より強いといわれて、高橋さん、野口さんと金メダリストが出ていましたが、近年はそういう状況ではなく、野口さんの記録も15年以上残っている。 1人のマラソンファンとしても、こういうプロジェクトに参加させていただけることはうれしいです」」
--「世界選手権」に 4度出場している選手が女子のペースメーカー
「女子の日本記録も男女混合のベルリンマラソンで出たものですし、世界でも記録を狙って男子のペースメーカーをギリギリまでつけるレースはやっています。今回は実績ある選手がそろっている。自分ができなかったこと(日本記録更新)を、たとえ女子のレースでも協力できる。それはうれしいことです。『コロナ』でいろんなことが苦しい中、日本記録更新というストーリーをみんなで目指し、達成したときには日本中で喜びを分かち合って明るい話題を提供できる」
▼「体にたたきこんだ」周回コース用の練習も」
--約 2.8キロ×約15周の周回コースは
「ペースメーカーとしてはリズムが作りやすくなったと思います。普通は向かい風があったり、カーブがあったり、坂ももちろんあって、同じ距離でも引っ張り方が変わる。周回なら 1周目で流れがつかめれば、 2周目以降も同じような感覚でできますので」
長居公園の周回コースを試走する川内優輝選手=29日午後、長居公園」
--普段のレースと練習内容も違ったのでは
「全然違います。大阪国際女子マラソンのペースメーカーのための練習をしてきました。特に周回コースへの変更が発表されてからは同じ3キロ程度の周回で回ったり。ペースを徹底的に体にたたきこんで、少しでも走りやすいペースメークをする決意が高まっているところです。なんとかみんなの夢をかなえたいと思います」
--五輪を控えるランナーが「日本記録」を目指すことの意味は
「いい記録を持っていることで、五輪本番で怖くないというか自信を持てる。もうひとつは考えたくないのですけど、『東京五輪』自体が不透明なので。『五輪』に向かって一生懸命やってきて、記録を残すことも大事。世界中で評価され、もし『五輪』がなくても記録は残ります。可能性を大幅に広げる。選手の未来のために非常に重要なレースだと思います」
--川内選手も大会テーマ「超えろ、チームJAPAN」の一員
「おこがましいけど、そういうつもりです。日本新記録はみんなが楽しみにしている。プロとして、果たさなければいけないと思います」
◆大会出場の妻からもエール
妻の川内侑子(あいおいニッセイ同和損保)も出場。川内は「『日本記録ペース』にはついてこられないけど、真剣にやりながら楽しいレースができれば。自分 1人が臨むよりも妻がいてくれてよかった」と「二人三脚」を喜んだ。ペースメーカーを引き受けるかどうかも相談。「日本のためにやってもいいんじゃない」と背中を押された。自己ベストを記録した2013年の「ソウル国際」などで「ペースメーカーの役目はすごく重要だと思った」と実感して臨む。
ペースメーカーの川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)と岩田勇治(三菱重工)は、予定の距離を過ぎても先導を続け、一山麻緒(23=ワコール)の 2時間21分11秒の「大会記録」をアシストした。
予定では40キロまでだった。その地点を迎えた。ペースメークはそこで終了のはず…。ただ、そのまま 2人は、一山の前で走り続けた。少しでもいい記録で出るように、ペースメーカーとして、一山が少しでも走りやすいよう、適切なペースを刻み、そして風避けになった。
結局、ゴールのヤンマースタジアム長居に入る直前まで、一山を引っ張った。結果的には、予定より 1.8キロほど長い距離を先導する形。ルール上も、何も問題はなく、記録を狙うレースならではの光景となった。
ペースメーカーとして、中盤まで機械のように正確にラップを刻み、「日本記録」を目指していた一山をアシストしていた。一山のペースが落ちると、設定タイムよりも下げて、臨機応変に対応した。「行けるよ」「頑張れ」などと、言葉をかけ続け、一山を励ましていた。
今大会は「新型コロナウイルスの感染防止」のため、大阪市の「長居公園」内を約15周し、ヤンマースタジアム長居にゴールするコースに変更された。従来はヤンマースタジアム長居が発着点で、市内を巡るコース。しかし、沿道の密を防ぎ、ボランティアの人数の削減を図るため、公園内に限定する形での開催に至った。
一山麻緒選手(中央)は 6周目で先頭を走る=大阪市内
ペースメーカーがフルマラソンを最後まで走り抜くという珍しい光景があった。先頭集団のペースメークをした川内優輝も、ひそかに42.195キロを完走した。記録も残る。
40キロまでの予定だった。ただ、一山麻緒が少しでもいいタイムを出せるように、先導を続けた。結局、ゴールのヤンマースタジアム長居に入る直前まで、一山を引っ張り、ラストスパートを手助け。予定の距離を過ぎて先導しても、ルール上は何も問題はなく、記録を狙うレースならではのシーンだった。そしてゴールの競技場に入ると、ペースを落として、一山から離れた。
もちろん主役は 2時間21分11秒の「大会記録」で走った一山。その後、川内できるだけテレビにも映らないように気づかったのか、トラックの外側を走り、目立たないようフィニッシュラインを超えた。一山がゴールした45秒後のことだった。
過去に 107回の「フルマラソン完走」をしている川内。そんな幾多の経験を持つ男も、ペースメーカーとしてのフルマラソンを走り抜いたのは、さすがに初めてだった。
レースでは、ペースメーカーとして、中盤まで機械のように正確にラップを刻み、「日本記録」を目指していた一山をアシストした。一山のペースが落ちると、設定タイムよりも下げて、臨機応変に対応した。「行けるよ」「頑張れ」などと、言葉をかけ続け、励ましていた。
一般的にペースメーカーは30キロや中間点までで、そこで走り終わる。大会関係者は「ペースメーカーが完走するのは異例なことだが、あそこまで走ったから最後まで走ろうと思ったのではないかと想像している」と話した。
今大会は「新型コロナウイルスの感染防止」のため、大阪市の長居公園内を約15周し、ヤンマースタジアム長居にゴールするコースに変更された。従来はヤンマースタジアム長居が発着点で、市内を巡るコース。しかし、沿道の密を防ぎ、ボランティアの人数の削減を図るため、公園内に限定する形での開催に至った。
優勝しインタビューに答える一山麻緒選手=31日、ヤンマースタジアム長居
「東京五輪」代表の一山麻緒(ワコール)が 2時間21分11秒で制した。
目標に掲げた野口みずきが持つ「日本記録」の 2時間19分12秒には届かなかった。一方、野口が保持した 2時間21分18秒の「大会記録」は塗り替えた。
目に悔し涙をにじませた一山は「ただただ、力がなかったというのが正直な気持ち」と唇をかんだ。年末に体調を崩し、強度の高い練習を積めない時期があったという。
「日本記録ペース」を体感した「五輪代表」は「今はこれくらいしか走れないと分かった。もっともっと強くなれるように頑張っていきたい」と本番に向けて決意を新たにした。
「大阪国際女子マラソン」は31日、大阪市の「長居公園」周回コースで行われ、東京五輪代表の一山麻緒が「大会新記録」の 2時間21分11秒で「初優勝」した。2004年「アテネ五輪金メダリスト」の野口みずきが05年 9月にベルリンでマークした 2時間19分12秒の「日本記録更新」はならなかった。
テレビ解説を務めた1984年「ロサンゼルス五輪マラソン」代表でスポーツジャーナリストの増田明美さんは、20033年「世界選手権銅メダリスト」でバイクリポーターの千葉真子さんから情報が入ると、「千葉ちゃん、きょうはすごく奥ゆかしい感じでしゃべってますね」と普段との違いを指摘した。
千葉さんが「選手たちの邪魔にならないよう、きょうはひそひそと中継していきたいと思っています」と話すと、増田さんは「(沿道が)シーンとなっているから、千葉ちゃんのポジティブな言葉が勇気を与えると思うので、がんばってください」とエールを送った。
増田明美さん
「大阪国際女子マラソン」は31日、大阪市の「長居公園」周回コースで行われ、東京五輪代表の一山麻緒が「大会新記録」の 2時間21分11秒で「初優勝」した。2004年「アテネ五輪金メダリスト」の野口みずきが05年 9月にベルリンでマークした 2時間19分12秒の「日本記録更新」はならなかった。
「東京五輪」代表の前田穂南が「2位」。テレビ解説を務めた1984年「ロサンゼルス五輪」マラソン代表でスポーツジャーナリストの増田明美さんは「前田穂南さんは、もう走ることが趣味っていうぐらい。走ってないと死んじゃうみたいな、ちょっとマグロみたいな人」と独特な表現をしていた。
30キロ地点を通過する一山麻緒選手=31日午後 1時49分、長居公園
「大阪国際女子マラソン」(31日、大阪・長居公園)「東京五輪」代表の一山麻緒が 2時間21分11秒で「初優勝」した。「アテネ五輪金メダリスト」で日本記録( 2時間19分12秒)保持者の野口みずきさんは、「これからまだまだ行ける。五輪が楽しみになった。一段階強くなった一山選手を応援していきたい」とねぎらっていた。