●阪神は15日、DeNAと18日に沖縄・宜野湾で「練習試合」を行うと発表した。午後 1時開始予定。このキャンプ中、11日の北海道日本ハム戦(名護)と14日の広島戦(沖縄)の 2試合が雨天により、中止。その代わりとして12日にチーム内で「紅白戦」を行うなど実戦の機会を設けてきたが、度重なる「対外試合」の中止を受け、追加で同じセ・リーグのDeNAと試合を行うことが決まった。矢野燿大監督(52)は14日に「『対外試合』をもう 1回お願いしている。相手との都合が合えば」と話していたが、貴重な実戦の機会が増えた。
●阪神「ドラフト1位」の佐藤輝明内野手(21=近畿大學)が、16日楽天との「練習試合」(宜野座)で「対外試合2戦連発」に挑む。 9日の北海道日本ハム戦は「対外試合」デビューでいきなり右翼席へ「プロ1号」を放り込んだ。14日の広島戦は「雨天中止」となったが、遠征先から戻った宜野座ではすぐにブルペンへ直行。青柳晃洋投手(27)の打席に立ち、球界にも少ない変則右腕が投じる17球に目をこらした。青柳が投球を終えると、次は今キャンプで絶好調の斎藤の打席へ。時間をかけて、プロの先輩の投球を焼き付けた。自らの考えで打席に立ち、生きた球を見て目慣らしに励んだ。背番号「8」の打席から目が離せない。15日の休日を挟み、16日は東北楽天戦(宜野座)。フルスイングを貫き、どんどんレギュラーへと前進していく。
●矢野燿大監督が15日、外国人やベテランにも特権なしで、レギュラーを争わせる考えを明かした。ジェリー・サンズ外野手(33)、ジェフリー・マルテ内野手(29)、糸井嘉男外野手(39)の 3人は第 3クール最終日の14日に初めてシート打撃を行ったが、今後は実戦で数字を残す必要性を口にした。両外国人は20日からの第 5クールでの実戦を予定している。新助っ人メル・ロハス・ジュニア外野手(30=前韓国KT)の来日は「コロナ禍」のため見通しが立たないが、外国人投手との「外国人枠争い」も待っている。開幕へ向け定位置争いは激しさを増すばかりだ。矢野燿大監督が15日、背水の陣で今季に臨む糸井嘉男外野手に「猛ゲキ」を飛ばした。今後の「春季キャンプ」での実戦出場についてキッパリ。昨年はけがに泣かされ、定位置を奪いにいく立場になった超人の反骨心が、南国沖縄で試される。豊富な実績や経験はあっても、今は挑戦者の立場。ベテランに“裸一貫”からの猛アピールを求めた。昨季は86試合の出場で「打率0.268、2本塁打、28打点」。阪神移籍後最少の試合数だった。右膝の不安などけがに泣かされて、右翼の定位置は陽川尚将内野手(29)や中谷将大外野手(27)らに明け渡しただけに悲壮な決意で今キャンプに臨んでいる。猛アピールを続ける近大の後輩で「D1位・佐藤輝」や高山俊外野手(27)に加え、サンズ外野手やメル・ロハス・ジュニア外野手が加われば、外野の定位置争いはさらに激しくなる。指揮官のシビアな評価に応えられるか。糸井の底力が南国沖縄の地で試される。
●糸原健斗内野手(28)、谷川昌希投手(28)、中谷将大外野手(28)の 3選手がキャンプ休日の15日、球団公式のインスタグラムのライブ配信に登場した。ファンからの質問に対し、 3人は回答した。 7日の紅白戦で「D1位・佐藤輝」と対戦し、右前打を許した谷川は「ゴールデンルーキー」とのエピソードを明かした。冒頭では、視聴していた 1学年上の岩貞祐太投手(29)からのむちゃぶりに右腕が答えて、助っ人外国人のような前傾姿勢のノーステップ打法を披露。自ら解説し、ライブ配信を盛り上げた。
記事をまとめてみました。
阪神・矢野燿大監督=沖縄県宜野座・かりゆしホテルズボールパーク宜野座(宜野座村野球場)
阪神は15日、DeNAと「練習試合」(宜野湾)を18日に行うことを発表した。
このキャンプ中、11日の日本ハム戦(名護)と14日の広島戦(沖縄)の 2試合が雨天により、中止。その代わりとして12日にチーム内で「紅白戦」を行うなど実戦の機会を設けてきたが、度重なる「対外試合」の中止を受け、追加で同じセ・リーグのDeNAと試合を行うことが決まった。
矢野監督は14日に「『対外試合』をもう 1回お願いしているので、相手との都合が合えばやってもらうということを考えの中にも入れながら。投手としては『対外試合』の方が投げやすいから」と話していた。
ブルペンで藤浪の投球を受ける矢野燿大監督=かりゆしホテルズボールパーク宜野座 (2021年 2月14日撮影)
阪神は15日、DeNAと18日に沖縄・宜野湾で「練習試合」を行うと発表した。午後 1時開始予定。
11日の日本ハム戦(名護)、14日の広島戦(沖縄)と 2試合続けて練習試合を雨で流していた。矢野燿大監督は14日に「『対外試合』をもう 1回お願いしている。相手との都合が合えば。やっぱり実戦で投げないと、確かめるというところはできないし、投手は『対外試合』の方が投げやすい」と話していたが、貴重な実戦の機会が増えた。
9日、北海道日本ハムとの練習試合で「右越え逆転2点本塁打」を放った佐藤輝明内野手=かりゆしホテルズボールパーク宜野座
阪神「ドラフト1位」の佐藤輝明内野手が、16日楽天との「練習試合(宜」野座)で「対外試合2戦連発に」挑む。
9日の日本ハム戦は「対外試合」デビューでいきなり右翼席へ「プロ1号」を放り込んだ。14日の広島戦は「雨天中止」となったが、遠征先から戻った宜野座ではすぐにブルペンへ直行。自らの考えで打席に立ち、生きた球を見て目慣らしに励んだ。「しっかり振っていって、どんどんアジャストできるようにやっていきたい」と前日14日に話していた。
背番号「8」の打席から目が離せない。
14日、ブルペンの打席に立つ佐藤輝明内野手=かりゆしホテルズボールパーク宜野座
阪神の「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」は14日、ブルペンで青柳晃洋投手と斎藤友貴哉投手(26)が投球する打席に立ち、じっくりと球をみて目を慣らした。あいにくの雨天にも「充実した一日だったと思います」とうなずいた。期待のドライチが着実に前進している。
屋根に雨が激しく打ちつけるブルペンで、しっかりと球筋を見つめた。3番デビューはおあずけとなった佐藤輝だが、すっきりした表情だった。
「充実した一日だったと思います。(ブルペンで打席に入ったのは)投手を見たかったので」
広島戦が中止となり、宜野座に戻ると、志願してブルペンへ向かった。青柳の打席に立ち、球界にも少ない変則右腕が投じる17球に目をこらした。青柳が投球を終えると、次は今キャンプで絶好調の斎藤の打席へ。時間をかけて、プロの先輩の投球を焼き付けた。
佐藤輝明内野手はブルペンの打席で青柳晃洋投手の球を見る。雨が降ったおかげで貴重な時間を取れた=かりゆしホテルズボールパーク宜野座
ブルペンでは11日は藤浪、12日は馬場の打席に立ったが、いずれも 2球だけ。 3度目のブルペン入りでは、十分に時間を取って球数が見られた。雨が降らなければ、こんな時間は取れなかった。
ハラハラする出来事もあった。13日夜に宮城・福島両県を中心に最大震度6強の地震が発生。祖父母が宮城県在住とあって、即座にメールした。「大丈夫だよ」と返信があり、胸をなでおろした。近大時代も応援に駆け付け、現在もメールで激励してくれるおじいちゃんとおばあちゃん。活躍を東北まで届けるためにも、まずはレギュラーをつかまねばならない。
この日で第 3クールが終了。11日の日本ハム戦(名護)も雨天中止と天気に恵まれないクールとなったが「雨が多かったので室内で普段と違う内容の練習ができたので、良かったです」とすべてを前向きにとらえた。
「しっかりと振っていって、アジャストできるように頑張ります」
15日の休日を挟み、16日は楽天戦(宜野座)。フルスイングを貫き、どんどんレギュラーへと前進していく。
矢野燿大監督が15日、外国人やベテランにも特権なしで、レギュラーを争わせる考えを明かした。
サンズ、マルテ、糸井の 3人は第 3クール最終日の14日に初めてシート打撃を行ったが「それぞれに守備位置を空けて待つことはない。みんな奪い取ってもらわないと。調整というよりこれからは結果も求められていく」と、今後は実戦で数字を残す必要性を口にした。
昨季は右膝痛の影響で移籍後最少の86試合出場となった糸井は 2月中の沖縄での実戦出場を希望している。矢野監督は「出たいんじゃなくて、『出ないと』でしょ。レギュラーじゃないんだから、もう現状は。(糸井)嘉男だって、その気だろうし」と、あえて厳しい言葉で、超人復活を期待した。外野手争いでは「ドラフト1位」の佐藤輝、井上、高山と若い力も台頭してきている。
両外国人は20日からの第 5クールでの実戦を予定している。新助っ人メル・ロハス・ジュニア外野手の来日は「コロナ禍」のため見通しが立たないが、外国人投手との「外国人枠争い」も待っている。開幕へ向け定位置争いは激しさを増すばかりだ。
矢野燿大監督=かりゆしホテルズボールパーク宜野座 (2021年 2月13日撮影)
阪神・矢野燿大監督が15日、背水の陣で今季に臨む糸井嘉男外野手に「猛ゲキ」を飛ばした。今後の「春季キャンプ」での実戦出場について「出ないとでしょ。レギュラーじゃないんだから、もう現状は」とキッパリ。昨年はけがに泣かされ、定位置を奪いにいく立場になった超人の反骨心が、南国沖縄で試される。
超人よ、はい上がってこい-。復活を信じるからこそ、矢野監督は厳しい言葉で糸井に「猛ゲキ」を飛ばした。豊富な実績や経験はあっても、今は挑戦者の立場。ベテランに“裸一貫”からの猛アピールを求めた。
「(試合に)出たいんじゃなくて、出ないとでしょ。レギュラーじゃないんだから、もう現状は。嘉男(糸井)だって、その気だろうし」
糸井嘉男外野手にゲキを飛ばした矢野燿大監督=かりゆしホテルズボールパーク宜野座
14日に糸井は宜野座球場での残留練習でシート打撃に参加。今キャンプ初の“実戦形式”では、馬場との対戦で空振り三振、中飛に終わり、西純との対決では四球だった。計 3打席で快音は響かなかった。「まだまだ。あれは実戦じゃない。実戦です。実戦じゃない」と超人節も飛び出したが、厳しい立場は自身が一番理解している。
昨季は86試合の出場で「打率0.268、2本塁打、28打点」。阪神移籍後最少の試合数だった。右膝の不安などけがに泣かされて、右翼の定位置は陽川や中谷らに明け渡しただけに「僕もアピールしていかないといけないので」と悲壮な決意で今キャンプに臨んでいる。
猛アピールを続ける近大の後輩で「D1位・佐藤輝」や高山に加え、サンズやメル・ロハス・ジュニア外野手が加われば、外野の定位置争いはさらに激しくなる。
糸井嘉男外野手は背水の陣で臨んでいる=かりゆしホテルズボールパーク宜野座
今後、チームは16日の楽天戦など練習試合が今月だけであと 7試合予定されている。昨年、糸井は 2月23日の広島とのオープン戦で初実戦を迎えた。矢野監督は今後の起用について「まだ(シート打撃で)打ったところだから、(試合に)いつ出るかは分からないけど」と明言を避けたが、出場する日は近そうだ。
「現状、もう一回、(定位置を)奪い取るというか。嘉男もその気持ちでやっているだろうし。調整プラスアルファというのはあるんでね」
指揮官のシビアな評価に応えられるか。糸井の底力が南国沖縄の地で試される。
糸原健斗内野手、谷川昌希投手、中谷将大外野手の 3選手がキャンプ休日の15日、球団公式のインスタグラムのライブ配信に登場した。ファンからの「『ドラフト1位』の佐藤輝明選手のプレーはどう感じるか?」という質問に対し、 3人はそろって「すごいよね」と回答した。
糸原健斗内野手=かりゆしホテルズボールパーク宜野座
7日の紅白戦で「D1位・佐藤輝」と対戦し、右前打を許した谷川は「ヒットを打たれた時に 1塁ベースの佐藤を見たら、こう(首を傾げる様子を)していて、やっぱり、すごい選手だなと思った」と「ゴールデンルーキー」とのエピソードを明かした。
冒頭では、視聴していた 1学年上の岩貞からの「谷川の打撃フォームが見たい」というむちゃぶりに右腕が答えて、助っ人外国人のような前傾姿勢のノーステップ打法を披露。「僕はメジャー式(のフォーム)だから」と自ら解説し、ライブ配信を盛り上げた。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
「自分の壁を超える」「ライバルに勝つ」いろいろなことがありますが、普段から選手には「比べるのは昨日の自分」という話をしています。
ライバルが活躍すればモチベーションが下がったり、落ち込んだりすることもあ ると思いますが、自分自身を常に超えることを意識し、そういう自分であり続け たいと思い続けていきたいので「超える」を2つ目に掲げています。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
来季はこのスローガンで戦っていきます。
またやはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2021年 公式戦日程と結果 (02月)
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