●井上一樹ヘッドコーチ(49)が 4日、「サバイバル10番勝負」のゴングを鳴らした。 5日の敵地福岡ソフトバンク戦からオープン戦が始まるが、19日からのオリックス 3連戦(京セラドーム大阪)までの10試合が、「開幕メンバー」決定の判断材料になるとの見方を示した。キャンプを終えても定位置バトルは激しさを増す。遊撃争いでは本命視されている木浪聖也内野手(26=亜細亜大學OB)に加え、巨人から移籍の山本泰寛内野手(27)も安定感のある守備をアピール。新人中野拓夢内野手(24=三菱自動車岡崎)も勝負強い打撃で存在感を示し、 9年目の北條史也内野手(26)も虎視眈々(たんたん)と定位置を狙う。「黄金ルーキー」佐藤輝明内野手(21=近畿大學)の存在で注目が集まる外野の両翼争いでは、悲壮な決意で臨むベテランの糸井嘉男外野手(39)、「キャンプMVP」の高山俊外野手(27)、打撃好調の陽川尚将内野手(29)と高いレベルで競争が続く。矢野燿大監督(52)は今後の昇格を示唆。26日の開幕ヤクルト戦に向け、激しい身内バトルがさらに熱を帯びる。
●矢野燿大監督が 4日、鳴尾浜で行われた 2軍練習を視察した。 2日連続の訪問で、両日とも早朝 8時から選手に“講演会”を実施。「心の持ちよう」に関する考えを伝えた。 1軍選手の力だけでは勝てない。はい上がろうとするアツいハートが欲しい。 5日の福岡ソフトバンク戦(ペイペイドーム)からオープン戦がスタート。今季の矢野虎は間違いなくおもしろい!伝えたいことがあり、伝えたい人たちは“すぐそこ”にいた。ここで伝えに行かない矢野監督なんて、矢野監督ではなかった。オープン戦へ突入する前日。将の姿は 1軍が練習を行う甲子園ではなく、鳴尾浜にあった。 2軍選手に 2日連続で視察&早朝ミーティングを行い、思いをぶつけた。「虎風荘」で 2日続けて、朝8時から 1時間半。ホワイトボードを背に心からの言葉で訴えかけた。 5日の福岡ソフトバンク戦でオープン戦が開幕する。 1、 3軍は別々の戦いに突入し、 1軍の「日本一」という一つの頂点を目指す。だから、このタイミングで全員に会いたかった。個々が心を燃やし、持てる力を最大化して挑んできてほしいと、心の底から願っていた。はい上がろうと挑む者たちの力がなければ、チームは強くなれない。長いシーズンは何が起こるか分からない。今は苦境にいる“彼ら”がやってくれなければ、戦い抜けない。今季はやってくれるという手応えもある。心して挑む、就任 3年目。全員のハートに手を突っ込んで、ともに挑もうと言っている。
●阪神最年長39歳の糸井嘉男外野手が、約 2年ぶりの博多遠征に胸を躍らせた。 5日から敵地で戦う福岡ソフトバンク 3連戦を前に笑顔。名称がヤフオクドームだった19年の交流戦で訪れて以来で、「4年連続日本一軍団」との対決を心待ちにした。
●甲子園での「1軍全体練習」を指揮した井上一樹ヘッドコーチは 4日、高山俊外野手のムキムキボディーに驚き、感動したことを明かした。かつての輝きを取り戻そうと必死にアピールを続ける2016年の「新人王」。この勢いでレギュラー奪取を期待した。甲子園クラブハウスのウエートルーム。井上ヘッドコーチは体重測定で上半身裸になった高山をみて驚いた。ユニホーム姿では気づかなかった。目にしたのは筋骨隆々。いや、ムキムキになったボディーだ。将来は虎を背負っていく選手と期待されたが、プロの壁に阻まれ、 5年目の昨季は自己最少の42試合出場(打率0.152)にとどまった。追い打ちをかけるように、同じ左打ちの外野手、「ドラフト1位・佐藤輝」(近大)が入団。井上ヘッドは土俵際に立たされた高山のイメージが「春季キャンプ」で「変わった」という。その予感は的中した。沖縄での実戦11試合で高山は「打率0.429(35打数15安打)」と打ちまくった。 5日の福岡ソフトバンク戦からはジェリー・サンズ外野手(33)や糸井らも本格的に出場する。高山は現状に満足していない。「開幕スタメン争い」への本当の戦いが始まる。井上ヘッドは願う。打棒復活のため、肉体改造に着手した高山への熱いメッセージだった。
●藤浪晋太郎投手(26)は 5日からの福岡ソフトバンク 3連戦で、開幕ローテ入りを確実にする可能性もありそうだ。「沖縄・宜野座キャンプ」中の実戦は計 8回 1失点。上々の安定感で「先発『4、5番手』レベル」まで序列を上げている。 5日にも中継ぎで登板予定。強力打線との対戦に向けて力を込めた。主力の中村晃外野手(31)や松田宣浩内野手(37)らが出場予定の鷹打線は腕試しには絶好の相手。好投すれば目標の開幕ローテ入りもグッと近づく。ワインドアップ投法に戻した今年は実戦 3試合に登板し、計 8回を 1失点。昨季「1勝6敗、防御率4.01」から復調の気配がある。ただし、これまで相手打線は若手中心。主力級が出場するオープン戦で真価が問われる。
●ロッテから新加入したチェン・ウェイン投手(35)が、開幕 2カード目の初戦となる30日の広島戦(マツダスタジアム)の先発候補に浮上した。次回はオープン戦の 7日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で、 3イニング前後を投げる予定。このまま順調に調整を続ければ、「週頭」の先発を任される可能性も十分ありそうだ。「日米95勝」左腕に対する首脳陣の信頼は厚そうだ。ロッテから新加入したチェンの存在感が日に日に増している。次回は7日福岡ソフトバンク戦に先発する予定。このまま順調に調整が進めば、開幕 2カード目初戦となる30日の敵地広島戦の先発を任される可能性が高くなりそうだ。「虎初実戦」となった 2月28日の練習試合ヤクルト戦は 2回 1失点。熟練のマウンドさばきで、矢野監督を始めとする首脳陣を唸らせた。次回登板する 7日は 3イニング程度を投げる見込み。この日は甲子園練習に参加。どこまでも冷静沈着なスタイルが頼もしい。現状、開幕 2カード目の広島戦での「虎デビュー」戦が濃厚。日米での豊富な経験、実績を考えれば、重要な「週頭の先発」マウンドを任される可能性が十分ありそうだ。
●阪神「開幕ローテ入り」が確実となっている青柳晃洋投手(27)は、 6日の福岡ソフトバンク戦に先発する。球宴でカーブの握りなどを話し合ったこともある、下手投げの高橋礼投手(25)と投げ合う可能性もある。
記事をまとめてみました。
木浪聖也内野手(左)、中野拓夢内野手(右)と話す井上一樹ヘッドコーチ=阪神甲子園球場
阪神井上一樹ヘッドコーチが 4日、「サバイバル10番勝負」のゴングを鳴らした。「極端に言ったら、京セラドームの 3連戦の時には開幕のメンバーがだいたい決まっている状態にしておいかないといけない」と説明。 5日の敵地ソフトバンク戦からオープン戦が始まるが、19日からのオリックス 3連戦(京セラドーム大阪)までの10試合が、「開幕メンバー」決定の判断材料になるとの見方を示した。
全体練習終了後に特守を行う中野拓夢内野手(左)と北條史也内野手=阪神甲子園球場
キャンプを終えても定位置バトルは激しさを増す。遊撃争いでは本命視されている木浪に加え、巨人から移籍の山本も安定感のある守備をアピール。新人中野も勝負強い打撃で存在感を示し、 9年目の北條も虎視眈々(たんたん)と定位置を狙う。「黄金ルーキー」佐藤輝の存在で注目が集まる外野の両翼争いでは、悲壮な決意で臨むベテランの糸井、「キャンプMVP」の高山、打撃好調の陽川と高いレベルで競争が続く。
佐藤輝明内野手(手前右)はアップで体を動かす=阪神甲子園球場
この日、 2日続けて 2軍の鳴尾浜に足を運んだ矢野監督は、候補メンバーが「1軍キャンプ」参加者に限らないことを明言した。 2軍の「高知・安芸キャンプ」では「実戦打率5割」近い数字を残した板山、熊谷が平田 2軍監督から「MVP」に選ばれている。矢野監督は「 2軍からはい上がってくるやつも必要。平田監督や周りから推薦があった選手は使ってみたいなと思う」と今後の昇格を示唆。26日の開幕ヤクルト戦に向け、激しい身内バトルがさらに熱を帯びる。
阪神・矢野燿大監督が 4日、鳴尾浜で行われた 2軍練習を視察した。 2日連続の訪問で、両日とも早朝 8時から選手に“講演会”を実施。「心の持ちよう」に関する考えを伝えた。 1軍選手の力だけでは勝てない。はい上がろうとするアツいハートが欲しい。 5日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)からオープン戦がスタート。今季の矢野虎は間違いなくおもしろい!
伝えたいことがあり、伝えたい人たちは“すぐそこ”にいた。ここで伝えに行かない矢野監督なんて、矢野監督ではなかった。オープン戦へ突入する前日。将の姿は 1軍が練習を行う甲子園ではなく、鳴尾浜にあった。 2軍選手に 2日連続で視察&早朝ミーティングを行い、思いをぶつけた。
「心技体とあるように技術のことはみんな良くしようと考える。けれど、心の部分をどうするかというのが結局、すごく大きなウエートを占めている。どういう心の持ちようで練習するのかというのは、全然結果が変わってくるからね」
「虎風荘」で 2日続けて、朝8時から 1時間半。ホワイトボードを背に心からの言葉で訴えかけた。 5日のソフトバンク戦でオープン戦が開幕する。 1、 3軍は別々の戦いに突入し、 1軍の「日本一」という一つの頂点を目指す。だから、このタイミングで全員に会いたかった。個々が心を燃やし、持てる力を最大化して挑んできてほしいと、心の底から願っていた。
オープン戦開幕前に矢野燿大監督が訪れたのは 2軍が汗を流す鳴尾浜だった=阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)
「 1軍だけで戦うわけじゃないしね。 2軍からはい上がってくるやつも必要やし」
1軍の選手には「宜野座キャンプ」中の休日に何度もミーティングを行い、伝えた。生まれながらのハンディキャップや、大病を抱えてもなお、強く前を向いて生きる人がいる。野球ができること、野球を通じて多くの人を喜ばせることができることの喜びを訴えかけた。この日、同席した平田 2軍監督も胸を打たれた。「夢にのぞむ姿勢だとか諦めない姿勢だとか、自分に自信を持つだとか。きょうも『我武者羅應援團(がむしゃらおうえんだん)』のビデオを見て。すごいね、彼ら。自分に対する応援というか」と言葉が詰まった。 1軍選手にも伝えた「我武者羅-」は、特に矢野監督を熱くする存在だ。野球に、人生に、積極的に挑む選手たちの“応援団”でありたいと願う。
「こっち( 2軍)にいるやつはチャンスを作って奪い取っていかないといけない立場。より気持ちの持ちようって大変やし。けがしてるやつもおるし。何年かやってあまり 1軍のチャンスがないとかなったら、心が折れそうになるのも十分わかるし。それをどうするかは自分やからさ」
矢野監督の講演を受けた 2軍選手たち。16年ぶりの「リーグ優勝」へ貴重な戦力だ=阪神鳴尾浜球場
はい上がろうと挑む者たちの力がなければ、チームは強くなれない。長いシーズンは何が起こるか分からない。今は苦境にいる“彼ら”がやってくれなければ、戦い抜けない。今季はやってくれるという手応えもある。
「いや、面白い形になってきてるやん。 1軍もそうやけど、スタメンで誰が出るか、ちょっとどうかという面白さもあるし。去年も戦ってみてやっぱり巨人なんかは特にメンバーが替わっても(戦力が)落ちないし」
心して挑む、就任 3年目。全員のハートに手を突っ込んで、ともに挑もうと言っている。
★我武者羅應援團(がむしゃらおうえんだん)
2007年結成。「気合と本気の応援であなたを熱くする」という志の下、人々の勇気を後押しするために活動している。「AKB選抜総選挙」での応援や「NHK紅白歌合戦」、CMにも多数出演。学生や企業向けの講演やオリジナル応援歌の制作など活動は多岐にわたる。19年12月のイベントでは團長の武藤貴宏氏から矢野監督へ応援メッセージを送っていた。
笑顔で順番を待つ糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場
阪神最年長39歳の糸井嘉男外野手が、約 2年ぶりの博多遠征に胸を躍らせた。
5日から敵地で戦うソフトバンク 3連戦を前に「久々のヤフオクなんでね。去年行ってないでしょ? 久々なんでワクワク感もあります」と笑顔。名称がヤフオクドームだった19年の交流戦で訪れて以来で、「4年連続日本一軍団」との対決を心待ちにした。
開幕への弾みにしたいかとの問いには「いや、もう弾んでるよ」と糸井節全開。この日は甲子園で全体練習に参加し、ロングティーなどで汗を流した。
甲子園での「1軍全体練習」を指揮した井上一樹ヘッドコーチは 4日、高山俊外野手のムキムキボディーに驚き、感動したことを明かした。かつての輝きを取り戻そうと必死にアピールを続ける2016年の「新人王」。この勢いでレギュラー奪取を期待した。
甲子園クラブハウスのウエートルーム。井上ヘッドコーチは体重測定で上半身裸になった高山をみて驚いた。ユニホーム姿では気づかなかった。目にしたのは筋骨隆々。いや、ムキムキになったボディーだ。
井上ヘッド 「お前、やせたな」
高山 「締めました。やっぱり、自分の中で、そういうこと(肉体改造)を考えた方がいいかなと」
キャンプ中の実戦から好調をキープする高山俊外野手。締まった体で周囲を驚かせた=阪神甲子園球場
2人だけの会話だったが…。井上ヘッドは、高山の今年にかける思いを虎党にも伝えたい-とばかりに公開した。
「コイツ、ちょっと違うな、と。本気度を、そのひと言で感じたんだ。去年、ふがいなかったのを、どう取り返すか。あいつは、あいつなりに考えてきたんだなと(思った)」
2016年の「新人王」。将来は虎を背負っていく選手と期待されたが、プロの壁に阻まれ、 5年目の昨季は自己最少の42試合出場(打率0.152)にとどまった。追い打ちをかけるように、同じ左打ちの外野手、「ドラフト1位・佐藤輝」(近大)が入団。井上ヘッドは土俵際に立たされた高山のイメージが「春季キャンプ」で「変わった」という。その予感は的中した。沖縄での実戦11試合で高山は「打率0.429(35打数15安打)」と打ちまくった。
井上一樹ヘッドコーチは高山俊外野手の裸から本気度を感じとった=阪神甲子園球場
「キャンプで、矢野監督が(MVPに)選んだのも、それに値する気持ちと結果かな。『高山をスタメンで外すわけにはいかないでしょ』というのを(高山自身が)作りあげたいというのは汲んでいる」
5日のソフトバンク戦からはサンズや糸井らも本格的に出場する。高山は「これからが僕の中では勝負だと思っている」と現状に満足していない。「開幕スタメン争い」への本当の戦いが始まる。
井上ヘッドは「チャンスは少なくなるかもしれないが、存在価値を見せて、アピールして、乗り切ってほしい」と願う。打棒復活のため、肉体改造に着手した高山への熱いメッセージだった。
キャッチボールで調整する藤浪晋太郎投手。強力打線を封じ、開幕ローテをつかむ=阪神甲子園球場
藤浪晋太郎投手は 5日からのソフトバンク 3連戦で、開幕ローテ入りを確実にする可能性もありそうだ。
「沖縄・宜野座キャンプ」中の実戦は計 8回 1失点。上々の安定感で「先発『4、5番手』レベル」まで序列を上げている。 5日にも中継ぎで登板予定。「たまたま打ち取ったとか、そういうアウトを極力減らしていきたい」。強力打線との対戦に向けて「そういう主力級を抑えていかないと」と力を込めた。
キャッチボールする藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
5日のソフトバンク戦に「2番手」で登板する藤浪晋太郎投手は 4日、甲子園で調整。昨季の「日本一チーム」との対戦に闘志を燃やした。
「主力級を抑えていかないと。シーズン入ったら、どんどんそういう打者が出てくると思うので」
主力の中村晃や松田らが出場予定の鷹打線は腕試しには絶好の相手。好投すれば目標の開幕ローテ入りもグッと近づく。
藤浪晋太郎投手(左)はアップで体を動かす=阪神甲子園球場
「自分の状態とかボールを知る上で重要になってくる。結果を出すことが先決ですけど、そういう(打者の)反応も見ながらできたら」
ワインドアップ投法に戻した今年は実戦 3試合に登板し、計 8回を 1失点。昨季「1勝6敗、防御率4.01」から復調の気配がある。ただし、これまで相手打線は若手中心。主力級が出場するオープン戦で真価が問われる。
「意図した形のアウトの取り方、三振の取り方が課題かなと思っている。そういう(意図した形でアウトを取る)投球ができたら」。精度を高めて、アピールする。
岩貞祐太投手(手前)と話すチェン・ウェイン投手=阪神甲子園球場
あるぞ「火曜日の男」チェン! ロッテから新加入したチェン・ウェイン投手が、開幕 2カード目の初戦となる30日の広島戦(マツダスタジアム)の先発候補に浮上した。次回はオープン戦の 7日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)で、 3イニング前後を投げる予定。このまま順調に調整を続ければ、「週頭の先発」を任される可能性も十分ありそうだ。
◇ ◇ ◇
「日米95勝左腕」に対する首脳陣の信頼は厚そうだ。ロッテから新加入したチェンの存在感が日に日に増している。次回は7日ソフトバンク戦に先発する予定。このまま順調に調整が進めば、開幕 2カード目初戦となる30日の敵地広島戦の先発を任される可能性が高くなりそうだ。
キャッチボールするチェン・ウェイン投手=阪神甲子園球場
「虎初実戦」となった 2月28日の練習試合ヤクルト戦は 2回 1失点。熟練のマウンドさばきで、矢野監督を始めとする首脳陣を唸らせた。次回登板する 7日は 3イニング程度を投げる見込み。この日は甲子園練習に参加し「試合に入ってからの投球感覚を早く戻すようにやっていけたら。投球リズムを思い通りにできれば状態、感覚も上がってくると思う」。どこまでも冷静沈着なスタイルが頼もしい。
そんなベテランを若虎たちが放っておくはずがない。中日時代に師事した山本昌、岩瀬らのスタイルを踏襲し、早くも優しい兄貴分となりつつある。「若い選手から積極的に聞いてきてくれることが多い。精神面のことが多いですが、良いところや、こうした方が良いんじゃないかというところを、話し合ってアドバイスしています」と笑顔だ。
キャッチボールするチェン・ウェイン投手=阪神甲子園球場
高橋が右脇腹負傷で離脱したこともあり、今や開幕ローテ入りどころか、先発左腕の柱としても期待される立場。首脳陣が21年初実戦の相手にツバメ打線を選んだ事実を踏まえれば、開幕カードでいきなりヤクルト打線と再戦させることは考えづらい。
現状、開幕 2カード目の広島戦での「虎デビュー」戦が濃厚。日米での豊富な経験、実績を考えれば、重要な「週頭の先発」マウンドを任される可能性が十分ありそうだ。
キャッチボールを終え、笑顔を見せる青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
阪神「開幕ローテ入り」が確実となっている青柳晃洋投手は、 6日のソフトバンク戦に先発する。
「前回はテンポ良く投げられたので継続したい。もうそろそろ結果も求められる。本番に近づく配球だったり、そういうところに入ってくると思うので、捕手と話し合いながらやっていけたら」。
球宴でカーブの握りなどを話し合ったこともある、下手投げの高橋礼と投げ合う可能性もある。「左打者の内にどうやって投げているのか、とかは気になる」と貪欲だ。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
2020年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2021年 公式戦日程と結果 (02月)
2021年 公式戦日程表と結果(03月)