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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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逆転勝ちでOP戦首位タイをキープ!佐藤輝明、山本由伸に2の0…血染めなんの!藤浪、さぁ開幕投手!

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阪神はオリックスに逆転勝ち。ソフトバンクと並んで「オープン戦首位」をキープした。先発の藤浪晋太郎投手(26)は、 1回に右手の親指付近から出血したものの、アクシデントを乗り越えて 4回 5安打 1失点と力投。以降は小林慶祐投手(27)、岩貞祐太投手(29)、D8位・石井大智投手(23=四国IL高知)、加治屋蓮投手(29=福岡ソフトバンク)、桑原謙太朗投手(34)と無失点リレー。盤石のリリーフ陣がつないだ。打線は「4番・大山悠輔内野手」(26)が「2安打2打点」と奮闘。「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」(22=近畿大學)は「4打数無安打3三振」に終わった。

阪神の「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」が「5番・右翼」でスタメン出場した。オリックス・山本由伸投手(22)との同級生対決に注目は集まった。佐藤輝明外野手とオリックス山本との初顔合わせは、右飛だった。ともに1998年度(佐藤輝は99年 3月)生まれ。宮崎・都城高から一足先にプロ入りした右腕は、すでに「最優秀防御率」(19年)、「最多奪三振」(20年)のタイトルを獲得。世代ナンバーワン投手が、飛ぶ鳥を落とす勢いで突き進むルーキーの前に立ちはだかった。初回二死からジェフリー・マルテ内野手(29)が四球を選び、大山が右前打で続いて 1、 2塁の好機。「5番」の佐藤輝に打席が回った。山本の 1ボールからの 2球目、 150キロ直球を捉えた打球は高々と上がったが、右翼手のグラブに収まった。だが打球の角度だけで、「トラの新人」は京セラドーム大阪を沸かせた。 3回の第 2打席も山本が佐藤輝を抑えた。無死満塁から、大山の 1塁ゴロの間に 3塁走者の近本光司外野手(26)がホームを踏んで同点。なおも一死 2、 3塁の勝ち越し機で佐藤輝に打席が回るも、カウント 2- 2からの 146キロフォークにバットは空を切った。第 3打席は 6回先頭。オリックス「2番手」の山田修義投手(29)との顔合わせになった。この打席も、快音は聞かれず。カウント 2- 2からのスライダーを空振りし、三振に倒れた。 7回の好機でも、佐藤輝は空振り三振に終わった。オリックス富山凌雅投手(23)の 142キロ直球を空振りし、三振。追加点を奪えなかった。 9回に回った第 5打席で、ようやく出塁。オリックスの守備のミスで一死 1、 2塁とし、オリックス漆原から四球を選んだ。一死満塁に好機を広げ、代打の板山祐太郎外野手(26=亜細亜大學OB)の犠飛でリードを 2点に広げた。佐藤輝が「5番」に入ることで、右左右と「ジグザグ打線」を組むことが可能。矢野燿大監督(52)は説明した。前回17日の西武戦(メットライフドーム)では、今井から 3戦連発となる「6号本塁打」を放ち、「ドラフト制」後(66年以降)の新人の「オープン戦最多記録」を更新。58年のルーキー長嶋茂雄氏(巨人=85=現巨人軍終身名誉監督。日本プロ野球名球会顧問)がマークした「7本塁打」を目指した一戦だった。キャンプから絶好調の「怪物ルーキー」も、小休止。ミスター超えはお預けとなったが、気持ちを切り替えてオープン戦残り 2試合へ向かう。

大山悠輔内野手が同点で迎えた 7回、勝ち越し打を放った。二死から糸原健斗内野手(28)の安打とマルテの 4打席連続四球で 1、 2塁。この好機で 3塁の大下誠一郎内野手(23)を強襲する適時 2塁打を放って、 2- 1と阪神が勝ち越した。初回には右前打を放った。 3回の満塁機では 1ゴロで同点の打点を挙げた。「4番3塁」で開幕を迎える男が、「2安打2打点」で「オープン戦4連勝」に導いた。矢野監督も主砲の打点に価値を見出した。猛虎打線の中心には、勝負強い主砲がどっしりと座っている。

板山祐太郎外野手が攻守でアピールした。 1点リードの 9回一死満塁で代打で登場。 2ボールから漆原の 150キロ直球を左犠飛とし、貴重な追加点を生んだ。 9回一死 1塁の左翼守備では、吉田正尚外野手(27)の飛球を捕球した後に 1塁へストライク送球。飛び出していた 1塁走者の山足達也内野手(27)を刺殺し、ゲームを締めた。

プロ 9年目で初の「開幕投手」を任される藤浪晋太郎投手が 1回裏、先頭打者に四球を与えたところで治療に入り、球場全体がザワついた。 1回裏に入る直前の投球練習途中、右手の親指を気にするそぶりを見せる。「1番」佐野皓大外野手(24)にストレートの四球を与えた直後、福原忍投手コーチ(44)とトレーナーがマウンドに駆け寄った。ズボンの右腰付近に血がついており、右手親指を負傷していたもよう。そのまま治療に入ったが、続投して阪神ファンを安堵(あんど)させた。藤浪晋太郎投手が右手負傷のアクシデントにも動じず、 4回を「5安打3四球」で 1失点と粘った。登板後状態を説明した。イメージされていた 100球前後には届かなかったが、負傷しながらもなんとか69球。シーズン開幕戦となる 3月26日ヤクルト戦(神宮)へ、懸命に最終調整登板を終えた。痛みに耐えて背番号「19」がオープン戦ラスト登板を終えた。やるべきことはやった。あとは26日のヤクルト戦(神宮)にすべてをぶつけるだけだ。

小林慶祐投手が古巣オリックス戦で 2度のピンチをしのいだ。 5回一死 1、 3塁でスティーブン・モヤ内野手(29)を 2塁ゴロ併殺、 6回二死満塁は佐野皓を 2塁ゴロに仕留めた。「開幕1軍」を目指す右腕は通算 3試合で計 5回を無失点。

阪神「ドラフト8位」の石井大智投手が 7回二死 1塁で登板し、「5番」の頓宮裕真捕手(24)を空振り三振に打ち取った。「開幕1軍」の中継ぎ枠に「当確ランプ」をともしている新人のイニング途中の投入について、矢野監督はシーズンを見据えた。石井大は気迫のこもった投球を見せた。勝利へのバトンを“本番モード”でつなぐ男たちに、堂々と加わる。阪神の「D8位・石井大」が、走者を背負ったワンポイントリリーフで見事に結果を残した。 1点リードの 7回二死 1塁でマウンドに上がると、右の強打者・頓宮を空振り三振だ。 7回頭から登板した「3番手」の岩貞が一死から吉田正に左前打を許した。だが、これも虎ベンチには“ちょうどいい”出来事だった。岩貞が左のモヤを 2飛に打ち取ると、右打者を迎えたところで矢野監督が動いた。顔色一つ変えずにマウンドに立った石井大は、直球で押す。外角 147キロ真っすぐでズバッと空振り三振に切った。勝ち切る、逃げ切る。石井大も思い切って、その顔ぶれに割って入る。虎が勝ちまくる道筋が、くっきりと見えてきた。

ヤクルトは19日、「首都圏1都3県」に発令中の「新型コロナウイルスの緊急事態宣言」が21日までで解除されることを受け、26日に神宮球場(明治神宮野球場)で行われる阪神との開幕戦から、観客の上限を 1万人として開催すると発表した。

記事をまとめてみました。

 

 

 オープン戦<オリックス 1- 3阪神>◇ 1回戦◇阪神 1勝 0敗 0分◇19日◇京セラドーム大阪

 阪神はオリックスに逆転勝ち。ソフトバンクと並んで「オープン戦首位」をキープした。

 先発の藤浪晋太郎投手は、 1回に右手の親指付近から出血したものの、アクシデントを乗り越えて 4回 5安打 1失点と力投。「正直、長いイニングを投げたかったなと思ったんですけど、こればっかりは仕方ない。 1週間調整して開幕を迎えたいです」と振り返った。以降は小林、岩貞、D8位・石井大(四国IL高知)、加治屋、桑原と無失点リレー。盤石のリリーフ陣がつないだ。

 打線は「4番・大山悠輔内野手」が「2安打2打点」と奮闘。「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」は「4打数無安打3三振」に終わった。

 オリックスに勝利し、ナインを出迎える矢野燿大監督と藤浪晋太郎投手=京セラドーム大阪

 阪神はオリックスに逆転勝ち。ソフトバンクと並んでオープン戦首位をキープした。

 先発の藤浪晋太郎投手は、 1回に右手の親指付近から出血したものの、アクシデントを乗り越えて「4回5安打1失点」と力投。「正直、長いイニングを投げたかったなと思ったんですけど、こればっかりは仕方ない。 1週間調整して開幕を迎えたいです」と振り返った。以降は小林、岩貞、D8位・石井大(四国IL高知)、加治屋、桑原と無失点リレー。盤石のリリーフ陣がつないだ。  打線は「4番・大山悠輔内野手」が「2安打2打点」と奮闘。「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」は「4打数無安打3三振」に終わった。

 

  1回表阪神二死 1、 2塁、オリックス山本由伸投手との対戦に佐藤輝明外野手は右飛に倒れる=京セラドーム大阪

 阪神の「ドラフト1位」、佐藤輝明外野手とオリックス山本との初顔合わせは、右飛だった。初回二死からマルテが四球を選び、大山が右前打で続いて 1、 2塁の好機。「5番」の佐藤輝に打席が回った。山本の 1ボールからの 2球目、 150キロ直球を捉えた打球は高々と上がったが、右翼手のグラブに収まった。だが打球の角度だけで、「トラの新人」は京セラドーム大阪を沸かせた。

  3回の第 2打席も山本が佐藤輝を抑えた。無死満塁から、大山の 1塁ゴロの間に 3塁走者の近本がホームを踏んで同点。なおも一死 2、 3塁の勝ち越し機で佐藤輝に打席が回るも、カウント 2- 2からの 146キロフォークにバットは空を切った。

  1回表阪神二死 1、 2塁、オリックス山本由伸投手との対戦に佐藤輝明外野手は右飛に倒れる=京セラドーム大阪

 第 3打席は 6回先頭。オリックス「2番手」の山田との顔合わせになった。この打席も、快音は聞かれず。カウント 2- 2からのスライダーを空振りし、三振に倒れた。

  7回の好機でも、佐藤輝は空振り三振に終わった。二死 1、 2塁から大山の適時打で 2- 1と勝ち越し。なおも 2、 3塁と好機は続いたが、オリックス富山の 142キロ直球を空振りし、三振。追加点を奪えなかった。

  9回に回った第 5打席で、ようやく出塁。オリックスの守備のミスで一死 1、 2塁とし、オリックス漆原から四球を選んだ。一死満塁に好機を広げ、代打の板山の犠飛でリードを 2点に広げた。「4打数無安打1四球」。

  1回表阪神二死 1、 2塁、佐藤輝明外野手を右飛に抑えたオリックス山本由伸投手=京セラドーム大阪

 阪神の「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」が「5番・右翼」でスタメン出場した。オリックス・山本との同級生対決に注目は集まった。

 「(山本は)球界を代表する投手。同世代などは関係なく、自分のスイングを心がけていきたいです」

 この思いが結果に表れることはない。 1回二死 1、 2塁の第 1打席。 2球目の真ん中に入った 150キロ直球を振り切った。乾いた打球音に京セラドームがどよめいたが、球威に負けて結果は右飛。 1- 1の同点に追いついた 3回も一死 2、 3塁の好機。カウント 2- 2から外角低めに投じられた 146キロフォークにバットが空を切った。

 ともに1998年度(佐藤輝は99年 3月)生まれ。宮崎・都城高から一足先にプロ入りした右腕は、すでに「最優秀防御率」(19年)、「最多奪三振」(20年)のタイトルを獲得。世代ナンバーワン投手が、飛ぶ鳥を落とす勢いで突き進むルーキーの前に立ちはだかった。

  3回、三振に倒れた佐藤輝明外野手=京セラドーム大阪

  2番手以降の投手からも快音は響かず、「4打数ノーヒット」で 3三振。長嶋茂雄(巨人)が持つ新人の「オープン戦本塁打記録7本」に並ぶことはおあずけに。それでも、22歳が打席に入るたびに、ファンは大きな歓声と拍手で背中を押した。何かやってくれる、そんな期待を抱かせてくれる。

 指定席だった「6番」から昇格し、この日はプロ入り後初めて「5番」を任せられた。26日のヤクルトとの開幕戦(神宮)まで残り 1週間。1950年の「2リーグ分立」以降、球団新人が開幕戦でクリーンアップに座れば、1972年の望月充(3番・左翼)以来49年ぶりとなる。

 「いつも通り自分らしく力強いスイングをしていきたいと思います」

 こだわり続けるフルスイングは崩さなかった。次こそは-。希望を抱きながら見つめる虎党へ、とびっきりのアーチを届ける。

  7回表阪神二死 2、 3塁、佐藤輝明外野手は空振り三振に終わる=京セラドーム大阪

 ミスターの「本塁打記録」に挑む阪神「ドラフト1位」の佐藤輝明内野手が、プロ入り初の「5番」に座った。最終打席で四球を選んだが、「4打数無安打3三振」とこの日は不発に終わった。

  7戦連続で「6番」起用が続いていたが、「5番右翼」で初先発。見せ場はいきなりやってきた。初回、マルテの四球と大山の右前打で二死 1、 2塁の好機。オリックス山本の 150キロ直球を豪快に振り抜いた。悲鳴にも似た歓声が響く中、打球は高々と舞い上がるも右翼手のグラブに収まった。続く 3回一死 2、 3塁の第 2打席は、山本の外低めの 146キロフォークに空振り三振。開幕投手を相手に「1本」は出なかったが、持ち味のフルスイングは貫いた。その後はリリーフ陣を前に 2三振。それでも 9回一死 1、 2塁の第 5打席、漆原から冷静に四球を選び 3点目の好機をつくった。

  7回表阪神二死 2、 3塁、佐藤輝明外野手は 3打席連続の空振り三振に倒れる。右は矢野燿大監督=京セラドーム大阪

 オープン戦で初の 3三振を喫し、「4打数無安打」も初めて。守備でも 6回二死 1塁、佐野如の右翼に弾んだ打球を処理するも、 3塁ベースから大きくそれる悪送球で失策を記録。二死 2、 3塁とピンチを広げる場面もあり、ほろ苦い試合となった。

 佐藤輝が「5番」に入ることで、右左右と「ジグザグ打線」を組むことが可能。矢野燿大監督は「あいつの状態も、もちろんいいし。そうなった方がいいかなと。今日もチャンスで回ってきたしね。マルテも選球眼がいいからさ。ああいう出塁の後の流れの中で、トータルしたら『5番』でもいいのかなと思ったり」と説明した。

 前回17日の西武戦(メットライフドーム)では、今井から 3戦連発となる「6号本塁打」を放ち、「ドラフト制」後(66年以降)の新人の「オープン戦最多記録」を更新。58年のルーキー長嶋茂雄(巨人)がマークした「7本塁打」を目指した一戦だった。キャンプから絶好調の「怪物ルーキー」も、小休止。ミスター超えはお預けとなったが、気持ちを切り替えてオープン戦残り 2試合へ向かう。

 

  7回表阪神二死 1、 2塁、左翼線へ「勝ち越し適時2塁打」を放った大山悠輔内野手=京セラドーム大阪

 大山悠輔内野手が同点で迎えた 7回、勝ち越し打を放った。

 二死から糸原の安打とマルテの 4打席連続四球で 1、 2塁。この好機で 3塁の大下を強襲する適時 2塁打を放って、 2- 1と阪神が勝ち越した。

  7回表阪神二死 1、 2塁、左翼線へ「勝ち越し適時2塁打」を放った大山悠輔内野手=京セラドーム大阪

 大山悠輔内野手が決勝の[適時2塁打]で主砲の貫禄を示した。

  1- 1の 7回二死 1、 2塁。オリックス富山の 135キロフォークを左翼線へ引っ張った。打球は 3塁手の大下を強襲した後、ファウルゾーンを転々。 2塁走者の糸原が生還し、大山も 2塁を陥れた。[(好機で)打点を挙げるのが仕事。 2アウトから仕事ができることで信頼も上がってくると思うし、そういった打点を増やしていきたい]。初回には右前打を放った。 3回の満塁機では 1ゴロで同点の打点を挙げた。「4番3塁」で開幕を迎える男が、「2安打2打点」で「オープン戦4連勝」に導いた。

 矢野監督も主砲の打点に価値を見出した。「もちろんホームランも打ってほしいけど、打点は『4番』に 1番求めるところ。打点はチームに必要な価値のあるものになる」。猛虎打線の中心には、勝負強い主砲がどっしりと座っている。

 

 板山祐太郎外野手が攻守でアピールした。 1点リードの 9回一死満塁で代打で登場。 2ボールから漆原の 150キロ直球を左犠飛とし、貴重な追加点を生んだ。

  9回表阪神一死満塁、左犠飛で追加点をあげ祝福を受ける板山祐太郎外野手(左)=京セラドーム大阪

 「 1、 2球目はいい形で見逃せたので、 3球目は甘い球が来るだろうと思って打っていました」。 9回一死 1塁の左翼守備では、吉田正の飛球を捕球した後に 1塁へストライク送球。飛び出していた 1塁走者の山足を刺殺し、ゲームを締めた。

 

 阪神先発の藤浪晋太郎投手=京セラドーム大阪

 プロ 9年目で初の「開幕投手」を任される藤浪晋太郎投手が 1回裏、先頭打者に四球を与えたところで治療に入り、球場全体がザワついた。

  1回裏に入る直前の投球練習途中、右手の親指を気にするそぶりを見せる。「1番」佐野皓にストレートの四球を与えた直後、福原投手コーチとトレーナーがマウンドに駆け寄った。

 ズボンの右腰付近に血がついており、右手親指を負傷していたもよう。そのまま治療に入ったが、続投して阪神ファンを安堵(あんど)させた。

 1回裏オリックス無死、先頭打者佐野皓大外野手を四球に出した時点で出血する藤浪晋太郎投手=京セラドーム大阪

 プロ 9年目で初の「開幕投手」を任される藤浪晋太郎投手が右手負傷のアクシデントにも動じず、 4回を「5安打3四球」で 1失点と粘った。

  1回裏に入る直前の投球練習途中、右手の親指を気にするそぶりを見せた。「1番」佐野皓にストレートの四球を与えた直後、福原投手コーチとトレーナーがマウンドに駆け寄る。右手親指から出血して治療に入ったが、続投して周囲を安心させた。

  2回以降も毎イニング走者を背負い、今春の実戦では珍しく直球の抜け球も目立った。 4回には 2度の暴投もあったが、なんとか追加点を許さなかった。

 1回裏オリックス無死、先頭打者佐野皓大外野手を四球に出した時点で出血する藤浪晋太郎投手=京セラドーム大阪

 登板後は「ちょっと人さし指の爪が親指に刺さって、結構肉がえぐれちゃったんですけど。血が止まらなくて。深く行っているので、しっかり治療しないと、という感じ。ただ、 1週間あったら大丈夫かなと思います」と状態を説明した。

 イメージされていた 100球前後には届かなかったが、負傷しながらもなんとか69球。「もうちょっと投げたかったな、と。今日はブルペンでもすごい良かったので、いい感じで入れるかなと思った初回に爪が入ってしまった。正直、長いイニングを投げたかったですけど、こればかりは仕方がない」。

 シーズン開幕戦となる 3月26日ヤクルト戦(神宮)へ、懸命に最終調整登板を終えた。

  2回の藤浪晋太郎投手=京セラドーム大阪

 「開幕投手」を務める藤浪晋太郎投手が責任感をにじませ、マウンドに仁王立ちだ。 1回に右手の親指付近から出血したものの、アクシデントを乗り越えて「4回5安打1失点」と力投。オープン戦最後の一戦で準備万端をアピールし、「3.26」へ前進した。

 「初回でこう…(親指に)爪入っちゃったんで。正直、長いイニングを投げたかったなと思ったんですけど、こればっかりは仕方ない。 1週間調整して開幕を迎えたいです」

 ユニホームで血を拭く藤浪晋太郎投手=京セラドーム大阪

 異変が起きたのは、プレーボールから約10分後のこと。 1回先頭の佐野皓をストレートの四球で歩かせると、ベンチから福原投手コーチとトレーナーが飛び出した。真っ白なズボンの右ポケット付近に右手親指をこすりつけると、そこには鮮血がにじんでいた。

 「人さし指の爪が親指に刺さって、結構肉がえぐれちゃったんですけど。血が止まらなくて。気になったのは確かですけど、大丈夫です」

 プロ 9年目で初の大役に向けた最終調整の場でまさかの負傷。治療のために一度はベンチに退いた。だが、矢野監督から「(西)勇輝に追いつけ、追い越せという投手になってもらいたい。俺らが『優勝』するというところも含めて、総合的に俺が考えた結果」と厚い期待を託されたばかり。

  4回裏オリックス無死 1塁、紅林弘太郎内野手に対し暴投する藤浪晋太郎投手=京セラドーム大阪

 このままマウンドは降りられない。約 2分後、藤浪はさっそうと“戦場”へ戻った。 1回一死 1、 2塁でモヤに 148キロ直球を捉えられて中前適時打を浴びたが、後続は断って最少失点で切り抜けた。その後も負傷の影響を感じさせず、 150キロ後半の直球に高速フォーク、切れ味鋭いカットボールは健在。初回の 1失点のみに抑え、気迫の69球で「2番手」の小林に後を託した。

 「(負傷は) 1週間あったら大丈夫かなと。本当は今日すっきり投げて“よし開幕”と迎えたかったですけど。日にちは決まってますし、開幕は待ってくれないので、調整して頑張りたい」

 痛みに耐えて背番号「19」がオープン戦ラスト登板を終えた。やるべきことはやった。あとは26日のヤクルト戦(神宮)にすべてをぶつけるだけだ。

 

 小林慶祐投手が古巣オリックス戦で 2度のピンチをしのいだ。

  5回一死 1、 3塁でモヤを 2塁ゴロ併殺、 6回二死満塁は佐野皓を 2塁ゴロに仕留めた。

  5回裏オリックス一死 1、 3塁、小林慶祐投手(手前)はモヤ内野手を 2ゴロ併殺に仕留める=京セラドーム大阪

 「開幕1軍」を目指す右腕は通算 3試合で計 5回を無失点。「前回、前々回と良い形で抑えられていましたが、今日は思い通りにコントロールできていなかったので球数も多くなりましたし、そこは反省点。ただ 0点で抑えられたことはよかったと思うので、今日出た課題を反省して開幕に向けて取り組んで行きたい」と前を向いた。

 

  7回途中から登板し、頓宮裕真捕手を空振り三振に仕留めた石井大智投手。ブルペンで貴重な存在になりそうだ=京セラドーム大阪

 阪神「ドラフト8位」の石井大智投手が 7回二死 1塁で登板し、「5番」の頓宮を空振り三振に打ち取った。

 「開幕1軍」の中継ぎ枠に「当確ランプ」をともしている新人のイニング途中の投入について、矢野監督は「石井もああいう場面で投げさせてなかったから。ちょっとやってみたいなと思っていた」とシーズンを見据えた。

 石井大は「ランナーがいる場面からの登板でしたが、打者に集中して投げることができました」と気迫のこもった投球を見せた。

 阪神「4番手」の石井大智投手=京セラドーム大阪

 勝利へのバトンを“本番モード”でつなぐ男たちに、堂々と加わる。阪神の「D8位・石井大」が、走者を背負ったワンポイントリリーフで見事に結果を残した。 1点リードの 7回二死 1塁でマウンドに上がると、右の強打者・頓宮を空振り三振だ。

 「ランナーがいる場面からの登板でしたが、打者に集中して投げることができました」

  7回頭から登板した「3番手」の岩貞が一死から吉田正に左前打を許した。だが、これも虎ベンチには“ちょうどいい”出来事だった。岩貞が左のモヤを 2飛に打ち取ると、右打者を迎えたところで矢野監督が動いた。

 顔色一つ変えずにマウンドに立った石井大は、直球で押す。外角 147キロ真っすぐでズバッと空振り三振に切った。

  7回裏オリックス2死一塁、頓宮裕真捕手を三振に切る石井大智投手=京セラドーム大阪

 エドワーズが 2軍降格した中、加治屋も小林も無失点でアピールを続ける。そして、支配下では最も下位だった「D8位ルーキー」までもが加わって、今季も虎のリリーフの分厚い。そして、バトンをつなぐゴールも、はっきり固まりつつある。

 18日に行われた日本野球機構(NPB)と12球団の臨時の「プロ野球実行委員会」で、今季は延長戦を行わず「9回打ち切り」とする方針が固まった。間違いなく、虎には強みになる。指揮官は「ベンチの駒的なものも、投手も野手も含めて全体のレベルが上がっているというのはウチとしては強みの部分」と前向きに捉える。

 勝ち切る、逃げ切る。石井大も思い切って、その顔ぶれに割って入る。「前回は打たれてしまいましたが、きょうは自分の中で切り替えてゲームに入ることができた」。虎が勝ちまくる道筋が、くっきりと見えてきた。

 石井大智投手の最近5試合の登板表

 

 ヤクルトは19日、「首都圏1都3県」に発令中の「新型コロナウイルスの緊急事態宣言」が21日までで解除されることを受け、26日に神宮球場で行われる阪神との開幕戦から、観客の上限を 1万人として開催すると発表した。オープン戦は上限5000人で行っていた。

 明治神宮野球場=神宮球場 (2020年12月18日撮影)

いつも東京ヤクルトスワローズへのご声援ありがとうございます。

政府より発出されていた緊急事態宣言が解除となり、政府および東京都のイベント開催制限(人数上限・収容率等)が変更となります。この変更に伴い、神宮球場開催試合の収容人数上限が10,000人に緩和されることとなります。

つきましては、既に販売をしておりました3月26日(金)~28日(日)阪神戦のチケットを追加販売いたします。Swallows CREWプラチナ会員より随時販売を予定しておりますが、詳細につきましては後日発表いたします。

収容上限人数

【変更前】5,000人

  ↓

【変更後】10,000人

収容上限人数緩和対象試合(3/19(金)時点)

3月26日(金)~28日(日) 阪神戦

4月6日(火)~8日(木)  広島戦

4月13日(火)~15日(木) 横浜DeNA戦

※阪神戦のチケット追加販売については後日発表いたします ※新型コロナウイルス感染拡大の状況に伴い、掲載内容には変更の可能性がございます

引き続き東京ヤクルトスワローズへのご声援をお願いいたします。

〔東京ヤクルトスワローズ公式サイトより抜粋〕

 

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!  

 

今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。

試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」

そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。

最後に「頂へ」。

これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。

チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。

やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。

このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。

 

 

 

 2021年 オープン戦 順位表

 

 2020年 公式戦 順位表

 

 2021年 公式戦日程と結果 (02月)

 

 2021年 公式戦日程表と結果(03月)

 

 

 

 

 

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