梅野決めた！新パフォーマンスは「Ｕ２ポーズ」！阪神が「みんなで六甲おろし」の概要発表！

●近本光司外野手(26)が 2年連続で｢ミキハウス・キャンプＭＶＰ｣を受賞。まな娘とのほほえましい一幕も明かし、｢新選手会長｣として虎を力強く引っ張るシーズンへ気合を入れた。24日は甲子園室内練習場で調整し、初の｢開幕１番｣で迎える26日のヤクルト戦(神宮)に向けて東京へ乗り込んだ。原口文仁捕手(29)、木浪聖也内野手(26＝亜細亜大學ＯＢ)も｢同ＭＶＰ｣を受賞した。まな娘が夏服を着てキラキラ光る姿を想像しながら、 2年連続の｢ミキハウス・キャンプＭＶＰ｣に声を弾ませた。昨年も｢キャンプＭＶＰ｣を獲得。シーズンでは｢２年連続盗塁王｣に輝く活躍で虎をけん引し、年間大賞となる｢ミキハウス・サンスポＭＶＰ｣もゲットした。プロ 3年目。このほど京セラドームで行われた贈呈式に出席した｢新選手会長｣は、キャンプでの奮闘をシーズンの結果につなげる術は心得ている。 2月の実戦11試合で｢打率０．１０５(１９打数２安打)｣と低空飛行も想定内。 3月のオープン戦13試合で｢同０．３２４(３７打数１２安打)｣と一気に状態を上げた。新シーズン開幕に向けて右肩上がりの成績を描く韋駄天に死角は見当たらない。 2年連続のシーズンでの｢ＭＶＰ｣への期待も高まる。グラウンドを離れれば、イクメンの顔をのぞかせる。2019年 7月に第一子となる長女が生まれ、日々の成長からパワーをもらってきた。ただ、キャンプ中は｢コロナ禍｣でホテルに缶詰め。リモートでまな娘と話す機会も自然と増えた。が、約 1カ月ぶりに自宅に戻ると、遠距離ではわからなかったサプライズが…。｢盗塁王｣のスピードをもってしても、子どもの成長速度には完全に置いていかれた。虎にも一番似合うのは“白”星に違いない。 2人の女の子の父でもある原口は、ミキハウスの子供服贈呈に満面の笑みだ。 2月 1日のキャンプ初日にはチーム最多の柵越えを放ち、同27日の中日戦(北谷)では豪快アーチを架けた。持ち前の勝負強さで今季もチームを救う。プロ 3年目で初の｢ミキハウス・キャンプＭＶＰ｣に輝いた木浪は感謝した。今年のキャンプも激しい定位置争いを繰り広げたが、正遊撃手として開幕スタメンが濃厚だ。

●梅野隆太郎捕手(29)が、日刊スポーツの取材に応じ、今季の新ホームランパフォーマンスを決めた。 2月から日刊スポーツの公式ツイッターアカウント｢極トラ・プレミアム｣でアイデアを募集し、本人に厳選した10プランをプレゼン。選んだのは梅野の｢Ｕ｣と背番号｢２｣にちなんだ斬新ポーズだ。プロ野球はいよいよ、26日に開幕。応募してくれたファンへの感謝も込め、 8年目で初の｢２桁弾｣で｢Ｕ２ポーズ｣を量産する意気込みだ。力強くスタイリッシュな｢Ｕ２ポーズ｣に決定！　阪神では昨季、ジェリー・サンズ外野手(33)が本塁打後に｢ハッピーハンズ｣のパフォーマンスで沸かせたが、今季は梅野にも注目。ファンも一緒に同じポーズを決めれば、甲子園が盛り上がりそうだ。企画のきっかけは、今春のキャンプでの梅野へのインタビューだった。｢極トラ・プレミアム｣のツイッターで梅野に聞きたいことを募集。熱烈ファンから多くの楽しいアイデアが届いた。昨季は｢７本塁打｣で、プロ 7年間の最高は19年の｢９本塁打｣。｢２ケタ本塁打｣をマークすれば、プロ 8年目で初めてだ。もちろん目指すは勝利を呼び込む打撃。その先に、キャリアハイの数字も見えてくる。初の｢２桁弾｣へこれ以上の励みはない。応募してくれたファンへの感謝を込めた｢Ｕ２ポーズ｣で何度も沸かせ、チームを｢優勝｣に導く。

●26日のヤクルト戦(神宮)で｢開幕投手｣を務める藤浪晋太郎投手(26)が24日、鳴尾浜で調整。 9年目で初の大役に向けて｢完投したい｣と意気込んだ。昨季｢１勝｣も、目指すは球団では2002年の井川慶元投手(41)以来の｢開幕戦完投勝利｣。最後までマウンドの立ち続け、完全復活を高らかに宣言する。27個のアウトを奪い、勝利を迎えるその瞬間。最後まで神宮のマウンドに立ち続ける。 9年目で初の｢開幕投手｣を務める藤浪が誓った。目の前の打者に集中しながらも、目標は開幕戦での｢完投勝利｣。達成すれば、阪神では2002年の井川以来19年ぶりの快挙だ。達成を期待するだけの素質も実績もある。これまで12完投で｢１０勝｣をマーク。｢１４勝｣を挙げた15年には 7試合で完投した。昨季｢１勝｣に終わったが、もともとスタミナ面での心配はない。18年 9月29日の中日戦(ナゴヤドーム)以来となる完投で、｢完全復活｣した姿を見せつける。指揮官からは言葉をかけられた。大山悠輔内野手(26)や近本らを含めた1994年度生まれがチームの中心。苦難を乗り越えて立つ｢３．２６｣のマウンド。チームに勢いをつけるため、力いっぱい腕を振る。

●日本プロ野球選手会は24日、阪神の加治屋蓮投手(29)らが所属する選手28人が闘病中の子どもとその家族のための滞在施設｢ドナルド・マクドナルド・ハウス｣をサポートすると発表した。社会貢献活動の一環として昨シーズンから寄付を実施。加治屋も参加し、自身の寄付条件を｢公式戦 1試合登板× 1万円｣と設定した。活動 2年目となる加治屋は活動理由を明かした。また阪神では、望月惇志投手(23)も支援に参加する。

●阪神は24日、試合前や、勝利試合後などにビジョンで放映している｢みんなで六甲おろし｣の2021年バージョンを発表した。背景に水墨画が描かれる映像演出で、岡崎体育(31)と演歌歌手の丘みどり(36)がツインボーカルを務める。岡本玲(29)、加藤清史郎(19)、廣瀬俊朗(39)、ますだおかだの増田英彦(51)らも出演する。今季から登場する丘みどりは球団を通じてコメントした。｢みんなで六甲おろし2021｣は、京セラドーム大阪での開幕戦となる 4月 2日中日戦から球場放映がスタート。球団ホームページでも 4月 1日まで期間限定で配信される。

●イチロー氏(47)にあこがれを抱く佐藤輝にはまだこれからの邂逅が必ずある。松井秀喜氏(46)やイチローという大打者への道を、佐藤輝は今踏み出したばかりだ。サンスポがホットな矢野阪神を網羅した特別版『輝け！！新生猛虎』(税込み1000円)を発売しました。桜も満開！　主要書店、コンビニでどうぞ。

記事をまとめてみました。

　｢ＭＶＰ｣を弾みにいざ開幕！！　近本光司外野手が 2年連続で｢ミキハウス・キャンプＭＶＰ｣を受賞。まな娘とのほほえましい一幕も明かし、｢新選手会長｣として虎を力強く引っ張るシーズンへ気合を入れた。24日は甲子園室内練習場で調整し、初の｢開幕１番｣で迎える26日のヤクルト戦(神宮)に向けて東京へ乗り込んだ。原口文仁捕手(29)、木浪聖也内野手(26)も｢同ＭＶＰ｣を受賞した。

　汗と土にまみれた南国沖縄での頑張りで、一番大切な存在を笑顔にできた。近本がこれ以上ない発奮材料を得て、シーズンへ勢いよく駆け出す。まな娘が夏服を着てキラキラ光る姿を想像しながら、 2年連続の｢ミキハウス・キャンプＭＶＰ｣に声を弾ませた。

　｢毎年、選んでいただいて、光栄に思いますし、去年は 1年間の大賞にも選んでいただいて、いつも見てくださっているなと感謝しています｣

　昨年も｢キャンプＭＶＰ｣を獲得。シーズンでは｢２年連続盗塁王｣に輝く活躍で虎をけん引し、年間大賞となる｢ミキハウス・サンスポＭＶＰ｣もゲットした。プロ 3年目。このほど京セラドームで行われた贈呈式に出席した｢新選手会長｣は、キャンプでの奮闘をシーズンの結果につなげる術は心得ている。

　ミキハウスの白の夏服を選んだ近本光司外野手。まな娘をもっともっと喜ばせる＝京セラドーム大阪

　｢チームがいいスタートを切れるように、『１番』でしっかり引っ張っていきたい｣

　プロ入りして過去 2年は｢２番｣で開幕を迎えたが、今年は｢１番｣に入ることが濃厚。｢塁に出ることよりも、かえってくることを意識してやっていきたい｣。目標の｢１００得点｣に向けても気合を入れた。

　｢キャンプ中はすぐ結果を求めようとはせず、しっかり自分でできたので。それが自分のなかではよかった｣

　 2月の実戦11試合で｢打率０．１０５(１９打数２安打)｣と低空飛行も想定内。 3月のオープン戦13試合で｢同０．３２４(３７打数１２安打)｣と一気に状態を上げた。新シーズン開幕に向けて右肩上がりの成績を描く韋駄天に死角は見当たらない。 2年連続のシーズンでの｢ＭＶＰ｣への期待も高まる。

　グラウンドを離れれば、イクメンの顔をのぞかせる。2019年 7月に第一子となる長女が生まれ、日々の成長からパワーをもらってきた。ただ、キャンプ中は｢コロナ禍｣でホテルに缶詰め。リモートでまな娘と話す機会も自然と増え、｢そういう時間も作りやすかったですし、たまにはこういうときもあってよかった｣と笑った。が、約 1カ月ぶりに自宅に戻ると、遠距離ではわからなかったサプライズが…。

　全体練習でダッシュする近本光司外野手。初の開幕１番でチームを引っ張る＝阪神甲子園球場室内練習場

　｢すごい成長していました。こんなにしゃべるっけ？　って｣

　｢盗塁王｣のスピードをもってしても、子どもの成長速度には完全に置いていかれた。｢今までは、ある程度の意思疎通は図れてたんですけど、だいぶ言葉もしゃべられるようになって｣。ミキハウスの白の夏服を選んだのも、近本自身のセレクトで｢白がやっぱり一番似合いますね(笑)｣と目尻を下げた。虎にも一番似合うのは“白”星に違いない。

　｢開幕は特別なものがある。いつも通りというのは難しいですけど、やっていきたい｣

　初の｢開幕１番｣から｢３年連続盗塁王｣と｢１００得点｣を達成し、虎を頂点へ押し上げる。

★ミキハウス・キャンプＭＶＰ

　春季キャンプ中、プロ野球担当の記者が毎日 1人、その日目立った選手を｢ＭＶＰ｣に選出。上位 3人にミキハウスから子供服をプレゼントする企画。今年は近本、原口、木浪が 3票でトップに並んだ。シーズンでも全球団を対象に｢ミキハウス・サンスポＭＶＰ｣を選出する。

　「ミキハウス・キャンプＭＶＰ」を受賞した原口文仁捕手。シーズンに向けて弾みをつけた＝阪神鳴尾浜球場(西宮市タイガーデン)

　近本光司外野手が 2年連続で｢ミキハウス・キャンプＭＶＰ｣を受賞。まな娘とのほほえましい一幕も明かし、新選手会長として虎を力強く引っ張るシーズンへ気合を入れた。24日は甲子園室内練習場で調整し、初の｢開幕１番｣で迎える26日のヤクルト戦(神宮)に向けて東京へ乗り込んだ。原口文仁捕手、木浪聖也内野手も｢同ＭＶＰ｣を受賞した。

　 2人の女の子の父でもある原口は、ミキハウスの子供服贈呈に満面の笑みだ。｢この賞をいただくと家族もすごく喜んでくれる。シーズンでもいただけるように、今季も精いっぱい戦っていきます｣。 2月 1日のキャンプ初日にはチーム最多の柵越えを放ち、同27日の中日戦(北谷)では豪快アーチを架けた。持ち前の勝負強さで今季もチームを救う。

　｢ミキハウス・キャンプＭＶＰ｣を受賞した木浪聖也内野手。シーズンに向けて弾みをつけた＝京セラドーム大阪

　近本光司外野手が 2年連続で｢ミキハウス・キャンプＭＶＰ｣を受賞。まな娘とのほほえましい一幕も明かし、｢新選手会長｣として虎を力強く引っ張るシーズンへ気合を入れた。24日は甲子園室内練習場で調整し、初の｢開幕１番｣で迎える26日のヤクルト戦(神宮)に向けて東京へ乗り込んだ。原口文仁捕手、木浪聖也内野手も｢同ＭＶＰ｣を受賞した。

　プロ 3年目で初の｢ミキハウス・キャンプＭＶＰ｣に輝いた木浪は｢まさか選んでもらえるとは思わなかったので、すごくありがたいです｣と感謝した。今年のキャンプも激しい定位置争いを繰り広げたが、正遊撃手として開幕スタメンが濃厚だ。｢試合に出て活躍ということが目標。へこたれないで、いいスタートが切れるようにやっていきたい｣と気合を入れた。

　新ホームランパフォーマンスの｢Ｕ｣ポーズを決める梅野隆太郎捕手＝京セラドーム大阪

　今年の梅ちゃんは｢Ｕ２ポーズ｣！　梅野隆太郎捕手が、日刊スポーツの取材に応じ、今季の新ホームランパフォーマンスを決めた。 2月から日刊スポーツの公式ツイッターアカウント｢極トラ・プレミアム｣でアイデアを募集し、本人に厳選した10プランをプレゼン。選んだのは梅野の｢Ｕ｣と背番号｢２｣にちなんだ斬新ポーズだ。プロ野球はいよいよ、26日に開幕。応募してくれたファンへの感謝も込め、 8年目で初の｢２桁弾｣で｢Ｕ２ポーズ｣を量産する意気込みだ。

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　個性豊かな10個のパフォーマンスアイデアを、梅野はじーっと見渡した。

　｢コブラポーズ…｣

　｢ピースポーズは、写真撮ってください、みたい(笑い)｣

　新ホームランパフォーマンスを選ぶ梅野隆太郎捕手＝京セラドーム大阪

　日刊スポーツに届いた、約 100通のアイデアを集約し、その中から厳選した10個のプランをパネルにしてプレゼン。最終的に梅野が選んだのは…。

　｢Ｕポーズが良くない？　やりやすいし、(指 2本だし。ロゴも『Ｕ２』やけん｣

　背番号｢２｣にちなみ、親指2本を立てて、梅野の頭文字｢Ｕ｣を作るもの。今季からリストバンドなど用具に入っている新たなロゴも｢Ｕ｣と｢２｣を絡めたもので、｢Ｕ２ポーズ｣として親しみやすそうだ。

　｢これにするよ、これが一番いいんじゃない？｣

　力強くスタイリッシュな｢Ｕ２ポーズ｣に決定！　阪神では昨季、サンズが本塁打後に｢ハッピーハンズ｣のパフォーマンスで沸かせたが、今季は梅野にも注目。ファンも一緒に同じポーズを決めれば、甲子園が盛り上がりそうだ。

　新ホームランパフォーマンスに｢Ｕ｣ポーズを選んだ梅野隆太郎捕手＝京セラドーム大阪

　企画のきっかけは、今春のキャンプでの梅野へのインタビューだった。｢極トラ・プレミアム｣のツイッターで梅野に聞きたいことを募集。｢背番号『２』に変わって、新たなホームランパフォーマンスは考えていますか？｣の質問に、梅野は｢何か案があればどんどん欲しいし、自分 1人じゃレパートリーも少ない。何かあればアドバイスください！｣と逆提案。再びツイッターとはがきで募集すると、熱烈ファンから多くの楽しいアイデアが届いた。

　昨季は｢７本塁打｣で、プロ 7年間の最高は19年の｢９本塁打｣。｢２ケタ本塁打｣をマークすれば、プロ 8年目で初めてだ。｢一番は勝利打点。チームの勝ちを取れるバッティング。打線のピースとして活躍できるのが一番だと思う｣。もちろん目指すは勝利を呼び込む打撃。その先に、キャリアハイの数字も見えてくる。｢ホームランバッターじゃないし、ホームランは狙うものじゃない。シーズンを通した時に、結果的にそうなっていたらいいかなと思う｣。

　昨年11月 5日、ヤクルト戦で本塁打を放った梅野は｢４｣と｢４｣を合わせた｢しあわせポーズ｣を披露した＝阪神甲子園球場

　初の｢２桁弾｣へこれ以上の励みはない。応募してくれたファンへの感謝を込めた｢Ｕ２ポーズ｣で何度も沸かせ、チームを｢優勝｣に導く。

○…昨季の梅野はシーズン終盤、本塁打を放った後に｢しあわせポーズ｣を行っていた。昨季までの背番号｢４４｣にちなみ、両手の 4本の指を重ねるポーズ。｢コロナ禍｣でファンの少ない甲子園に寂しさを感じたことがきっかけだった。｢去年のご時世で、特にお客さん来られないし、少ないし。何かテレビ(カメラに向けて)にやれたらなあと｣。思いついたのは｢４｣と｢４｣を組み合わせて→４合わせ→しあわせポーズ。ファンを思ってのパフォーマンスだった。

　26日のヤクルト戦(神宮)で｢開幕投手｣を務める藤浪晋太郎投手が24日、鳴尾浜で調整。 9年目で初の大役に向けて｢完投したい｣と意気込んだ。昨季｢１勝｣も、目指すは球団では2002年の井川慶以来の｢開幕戦完投勝利｣。最後までマウンドの立ち続け、完全復活を高らかに宣言する。

　27個のアウトを奪い、勝利を迎えるその瞬間。最後まで神宮のマウンドに立ち続ける。 9年目で初の｢開幕投手｣を務める藤浪が誓った。

　｢できれば完投はしたいですけど。あまり余計なこと考えずに、 1イニング 1イニング、丁寧に投げていければ｣

　目の前の打者に集中しながらも、目標は開幕戦での｢完投勝利｣。達成すれば、阪神では2002年の井川以来19年ぶりの快挙だ。

　達成を期待するだけの素質も実績もある。これまで12完投で｢１０勝｣をマーク。｢１４勝｣を挙げた15年には 7試合で完投した。昨季｢１勝｣に終わったが、もともとスタミナ面での心配はない。18年 9月29日の中日戦(ナゴヤドーム)以来となる完投で、｢完全復活｣した姿を見せつける。

　鳴尾浜でキャッチボールする藤浪晋太郎投手。開幕戦完投勝利を狙う＝阪神鳴尾浜球場

　準備はしっかり整えてきた。今月 7日に矢野監督から開幕投手を通達された直後は｢しばらく戸惑いはあった｣というが｢やると決まったからには頑張るしかないと思って、何とかいい調整しようと思って、やってきました｣と全力仕上げ。チームの期待を背負う開幕戦に向け、ここまで過ごしてきた。

　この日は鳴尾浜でキャッチボールを行い、ブルペンでは80球近くの投球練習。クイックも入れて調整した。オープン戦最後の登板となった19日のオリックス戦では自らの爪で右手親指を負傷するアクシデントもあったが、｢まだちょっとふさがり切ってはないんですけど、大丈夫だと思います｣と軽傷を強調。矢野監督も｢腕も振れているし、普通に投げられているから問題ないかな｣と安心した。

　指揮官からは｢チームが強くなるうえで、自分たちの世代が引っ張っていってほしい｣と言葉をかけられた。大山や近本らを含めた1994年度生まれがチームの中心。藤浪は｢しっかり応えられるように、がんばっていきたい｣と意気込んだ。

　｢思い切ってプレーできれば、まずはいいかな。ちょっとでも、お客さんに楽しんでもらえるような、そういう投球ができれば｣

　苦難を乗り越えて立つ｢３．２６｣のマウンド。チームに勢いをつけるため、力いっぱい腕を振る。

　阪神望月惇志投手＝阪神甲子園球場 (2020年10月 3日撮影)

　日本プロ野球選手会は24日、阪神の加治屋蓮投手らが所属する選手28人が闘病中の子どもとその家族のための滞在施設｢ドナルド・マクドナルド・ハウス｣をサポートすると発表した。

　社会貢献活動の一環として昨シーズンから寄付を実施。加治屋も参加し、自身の寄付条件を｢公式戦 1試合登板× 1万円｣と設定した。活動 2年目となる加治屋は｢自分にも家庭、子どもももいますし、何か少しでも貢献できることはないかというところで、活動をしていこうと思った｣と活動理由を明かした。また阪神では、望月惇志投手も支援に参加する。

　阪神加治屋蓮投手＝宜野湾市立野球場 (2021年 2月18日)

　日本プロ野球選手会は24日、阪神の加治屋蓮投手ら所属する選手28名が闘病中の子どもとその家族のための滞在施設｢ドナルド・マクドナルド・ハウス｣をサポートすると発表した。社会貢献活動の一環として昨シーズンから寄付を実施。それぞれが設定した公式戦での成績に応じ支援を行ってきた。加治屋も参加し、今年の自身の寄付条件を｢公式戦 1試合登板× 1万円｣と設定した。

　活動 2年目となる加治屋は｢自分にも家庭、子どももいますし、そういったところで何か少しでも貢献できることはないかというところで、活動をしていこうと思った。自分に家族がいるというところが 1番です｣と活動理由を明かした。昨年は 6試合のみの登板に終わり、｢できるだけ多く自分が登板して寄付できる金額を増やしたい。今年は50試合以上登板できるようにやっていきたい｣と目標を掲げた。

　阪神加治屋蓮投手＝京セラドーム大阪 (2021年 3月19日)

　一般社団法人日本プロ野球選手会が24日、公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパンが運営する｢ドナルド・マクドナルド・ハウス｣を今シーズン開幕後、所属選手総勢28人で支援することを発表した。阪神からは加治屋蓮投手、望月惇志が参加する。

　｢ドナルド・マクドナルド・ハウス｣は、病気の子供たちとその家族が低料金で滞在できる施設。昨年に引き続き 2年連続の参加となった加治屋は｢自分にも子供がいますし、何か少しでも貢献できるところはないかというところでこういう活動をしていこうと思った｣と話した。

　右腕は同施設に 1試合の登板につき 1万円を寄付する。｢去年は 6試合しか投げられなかったので、今年は50試合以上登板できるようにやっていきたいなと思います｣と誓った。

　阪神は24日、試合前や、勝利試合後などにビジョンで放映している｢みんなで六甲おろし｣の2021年バージョンを発表した。

　背景に水墨画が描かれる映像演出で、岡崎体育と演歌歌手の丘みどりがツインボーカルを務める。岡本玲、加藤清史郎、廣瀬俊朗、ますだおかだの増田英彦らも出演する。

　今季から登場する丘みどりは球団を通じて｢このような貴重な体験をさせていただき、本当に興奮しております。兵庫県出身の私としてもこれ以上に光栄なことはございません！　すてきな皆さんたちとともにタイガースの勝利を祈って全力で歌わせていただきました｣とコメントした。

　 4月 2日の中日戦(京セラ)から球場放映が開始。球団ホームページでも 4月 1日まで期間限定で配信される。

　｢２０２１年版みんなの六甲おろし｣に登場する俳優の岡本玲 (阪神タイガース提供)

　阪神は24日、今季の試合前や勝利試合後などにビジョンで放映する｢みんなで六甲おろし2021｣の概要を発表した。

　毎年各界の虎党著名人が曲に合わせて続々と登場。今季は背景に水墨画が描かれる映像演出。昨年に引き続きシンガー・ソングライターの岡崎体育と、新たに演歌歌手の丘みどりがツインボーカルを形成する。さらに俳優の岡本玲、加藤清史郎、元ラグビー日本代表の廣瀬俊朗氏、お笑いコンビますだおかだの増田英彦ら阪神愛にあふれる著名人が、｢六甲おろし｣を豪華に引き立てる。

　ラグビー日本代表の主将も務めた広瀬は、幼い頃から阪神ファン。｢小さい時から阪神タイガースファンだった大阪人の僕にとっては、このような機会を頂けてめっちゃうれしかったです！！　地元の友達に自慢します！！｣とコメントした。

　丘は｢このたびはこのような貴重な体験をさせていただき、本当に興奮しております。そして兵庫県出身の私としてもこれ以上に光栄なことはございません！　ペナントレース優勝はもちろん、『日本シリーズ』でもこの『みんなで六甲おろし2021』が大型スクリーンで流れるように応援しております｣とコメント。岡本も｢阪神タイガースファンにとってのソウルミュージックである『六甲おろし』にまさか私が参加できるなんて！　子供の頃から共に応援してきた祖父が、一番喜んでる気がします。大好きなキー太とも共演できて夢の様です！　ありがとうございます｣と喜びのコメントを寄せた。

　｢みんなで六甲おろし2021｣は、京セラドーム大阪での開幕戦となる 4月 2日中日戦から球場放映がスタート。球団ホームページでも 4月 1日まで期間限定で配信される。

今シーズンも各界のタイガースファン著名人が曲に合わせて続々登場する『みんなで六甲おろし』を試合前や、勝利試合後等にビジョンで放映します。

2021年は背景に水墨画が描かれる映像演出で、昨年に引き続き岡崎体育さん、新たに演歌歌手の丘みどりさんを加えたツインボーカルを形成します。さらに岡本玲さん・加藤清史郎さん・廣瀬俊朗さん・ますだおかだの増田英彦さんらタイガース愛溢れるみなさんが出演し、六甲おろしを豪華に引き立てます。

『みんなで六甲おろし』は京セラドーム大阪での開幕戦から球場放映をスタートします！ ※なお、当面の間、球場で声を張り上げての合唱は禁止とさせていただきます。

〔阪神タイガース公式サイトより一部抜粋〕

　｢彼ならそれぐらいの布石は打つヮ｣とは、第一線を退いていた川上哲治氏がいった言葉だ。2004年の｢巨人創立７０周年記念｣の東京ドーム。阪神との開幕戦で始球式を務めた川上さんの鋭い眼力は衰えていなかった。｢彼｣とは野村克也氏のこと。よく遠慮なく川上さんの分析をズケズケと聞き、教えを乞うた。

　何を問うたのかといえば、1993年 5月 2日、松井秀喜という怪物がプロデビューした東京ドームの 2戦目。 9回に高津臣吾投手(現ヤクルト監督)から右翼席に目の覚めるような弾丸ライナーでの｢第１号｣。まさにゴジラの一発だ。その時、野村監督は新人松井秀に徹底して内角攻めの配球を指示していた。アレってノムさん流の計算ずくの布石だったのでしょうねぇ？　ニヤリとした川上さんは、18歳の新人がタダ者でないことへの｢野村らしい攻めだ｣と読み切っていた。

　ときは現在。 3日後の26日、阪神は開幕戦でヤクルトと神宮で激突する。ヤクルト高津監督は16日のオープン戦で内角だけを突き、一発を浴びた。 2試合連続の｢５号２ラン｣！　その時、高津監督は93年のことを思いだしたのか、ただ不敵な笑みをこぼしていた。

　“野村の眼”を持った指揮官が、28年後にまたも怪物打者とぶつかり、徹底した内角攻め。阪神の“ゴジラ”佐藤輝に｢内角も打てるんだということを見せられてよかった｣という大胆不敵なセリフをもたらしたが、 3日後の開幕戦が死ぬほど楽しみになった。

　と思ったら、運動部長大澤謙一郎は別の視点からも｢僕は昔の『巨人ＯＮ砲』と同じように、阪神は今年は大山＆佐藤の『ＯＳ砲』として大いにわれわれメディアが育てていくべきやと思う｣とワクワクしていた。