●広島は 3回、鈴木誠也外野手(26)の中前適時打で 1点を先制。阪神は 3回まで 1安打無得点。阪神は 4回、 2本の適時打で 1点勝ち越し。広島はその裏、床田寛樹投手(26)の「適時2塁打」で同点。「2番手」の加治屋蓮投手(29=福岡ソフトバンクホークス)が 2- 2の 6回一死走者なしからケビン・クロン内野手(28=アリゾナ・ダイヤモンドバックス)に今季「1号」の「勝ち越しソロ」を浴び、「3番手」の岩貞祐太投手(29)も 7回先頭の菊池涼介内野手(30)に左中間への一発で突き放された。伊藤将司投手(24=JR東日本)に勝敗はつかず、加治屋が今季「初黒星」。注目ルーキーの「D1位・佐藤輝」は「4打数無安打」で、 2日続けて 3三振と自慢の長打力を発揮できなかった。床田が「1勝」、栗林良吏投手(24)が「3セーブ」。
●阪神「ドラフト1位」の佐藤輝明内野手(22=近畿大學)の第 1打席は空振り三振だった。広島先発の床田とは練習試合、オープン戦を含めて初対戦。直球で内角を突かれて追い込まれると、最後は真ん中付近のスライダーに空を切った。第 2打席は 4回だった。直前にジェリー・サンズ外野手(33=キウム・ヒーローズ)が同点打を放ち、なお一死 1、 3塁の好機。初球 146キロの直球を捉えた打球は左翼ポール左へ切れる特大のファウル。その後、カウント 2- 2から内角ボールゾーンへ直球を見せられ、最後は第 2打席と同じくスライダーで仕留められた。第 3打席は 6回。ここでも床田に内角を攻められる。 2球目のファウル後にバットを交換すると、 5球目のファウルでは、真っ二つにへし折られた。 1- 2から最後は低めのカーブに手を出し、 3打席連続の空振り三振となった。当たっても折れ、追い込まれると当たらない。だが、それでも変わるなと、首脳陣も覚悟を決めている。北川博敏打撃コーチ(48)も評価する。うまく当て、安打を打ってほしいだけなら、4球団で競合してまで佐藤輝を指名していない。振らない佐藤輝なら、敵も怖くない。むしろ変わるな、小さくなるなと、矢野燿大監督(52)も願っている。バットには代わりがあっても佐藤輝の“振れる力”は代えが効かない。振って振って、振り続けていくことでしか、どんなときも折れない屈強な大砲にはなれない。
●阪神の「リードオフマン」近本光司外野手(26)は「4打数無安打」に終わった。 1ゴロ、投ゴロ、 1ゴロと波に乗れず 8回の最終打席は見逃し三振。27日ヤクルト戦の第 1打席で今季「初安打」を放った後、「17打席ノーヒット」。
●阪神「2番」糸原健斗内野手(28)が敗戦の中で「猛打賞」と気を吐いた。初回は直球をはじき返して中安打。先頭の 4回は追い込まれてからカーブを左へ流し打って出塁し、その後にサンズの安打で生還した。打率は「リーグ3位」の「4割7分6厘」に上昇。
●ジェリー・サンズ外野手のバットからまた打点が生まれた。先制を許した直後の 4回一死 1、 2塁。床田が投じた低めの直球に対して当たり損ねとなったが、右前に落ちる適時打となった。依然として「3本塁打、8打点」は「リーグトップ」。
●執念と意地が乗り移った白球は外野芝生を弾んだ。梅野隆太郎捕手(29)がプロ初登板を果たした「ドラフト2位・伊藤将」の粘投にバットで応えた。梅野隆太郎捕手が一時勝ち越し打を放った。 4回にサンズが同点打を放ち、なお二死 1、 3塁。1ストライクから床田の 144キロ直球を捉え、中前に転がした。理想的な攻撃。ただ 4投手をリードしては中盤以降に 2被弾し、マスクの下で顔をゆがめた。鉄壁のキャッチングは開幕から、何度もチームを救ってきた。新たに背番号「2」とした虎の正捕手。攻守の要にどっしり座っている。
●阪神の「ドラフト2位」伊藤将司投手が「プロ初登板初先発」した。 5回を「8安打2失点」。毎回走者を背負いながら何とか試合を作った。初回、 1球目からストレートを投げ込みファウル。 2球目もストレートで左飛に打ち取り 1つ目のアウトを取った。「2番」菊池涼は空振り三振。「3番」西川龍馬外野手(26)には 2塁内野安打で出塁を許したが、「4番」鈴木誠を捕邪飛。無失点で最初のイニングを乗り切った。味方打線が 2点を取って逆転した直後の 4回は、二死から會澤翼捕手(32)に 2塁打を浴び、続く床田に同点打を打たれた。 5回は一死から得点圏に走者を置いたが「0」で切り抜けた。球団新人では18年高橋以来となる「初登板初勝利」を目指したが、「初勝利」はお預けとなった。「開幕ローテーション」 6人の中で唯一の左腕。ローテ入りが見込まれていた高橋遥人投手(25=亜細亜大學OB)はキャンプ中に右脇腹を痛めて離脱し、新助っ人のチェンも状態が上がらず、「開幕2軍スタート」。そんな中、伊藤将は一戦ずつ状態を上げ、目標の「先発ローテ入り」をつかんだ。「ドラ1」佐藤輝だけではない。楽しみなルーキーがまた出てきた。
●阪神は 3月31日、女性ファン向けイベント「TORACO DAY」を 6月27日DeNA戦(甲子園)と 8月24日DeNA戦(京セラドーム大阪)で開催すると発表した。
記事をまとめてみました。
<広島 4- 2阪神>◇ 2回戦◇阪神 0勝 2敗 0分◇31日◇Mazda Zoom-Zoom スタジアム広島(通称:「マツダスタジアム」)
広島は 3回、鈴木誠の中前適時打で 1点を先制。阪神は 3回まで 1安打無得点。
阪神は 4回、 2本の適時打で 1点勝ち越し。広島はその裏、床田の「適時2塁打」で同点。 6回にはクロンの「1号ソロ」で勝ち越し。
広島は 7回に菊池涼の「1号ソロ」で 1点を追加。逃げ切り、引き分けを挟み「3連勝」。阪神は連敗。床田が「1勝」、栗林が「3セーブ」。加治屋は「1敗」。
4回表阪神一死 1、 2塁、右前適時打を放ったジェリー・サンズ外野手=マツダスタジアム
阪神は 2- 4で敗れ、今季初の連敗となった。阪神の「ドラフト2位・伊藤将司投手」が「プロ初登板初先発」し、 5回 8安打 2失点と粘ったが、リリーフ陣が誤算だった。
「2番手」の加治屋が 2- 2の 6回一死走者なしからクロンに今季「1号」の「勝ち越しソロ」を浴び、「3番手」の岩貞も 7回先頭の菊地涼に左中間への一発で突き放された。
伊藤将に勝敗はつかず、加治屋が今季「初黒星」。注目ルーキーの「D1位・佐藤輝」は「4打数無安打」で、 2日続けて 3三振と自慢の長打力を発揮できなかった。
4回裏広島二死 2塁、左翼線へ「同点適時2塁打」を放った床田寛樹投手=マツダスタジアム
阪神は「開幕3連勝」後に「2連敗」。先発した「D2位・伊藤将司投手」は 5回 2失点で勝敗つかず、「D1位・佐藤輝明内野手」はバットを 3本折られ、「4打数無安打3三振」だった。
■らしい投球
ーー伊藤将はもったいないところと、いい面も出た投球だった
「そうやね。落ち着いて投げられていたし。初登板で将司の持っている持ち味っていうのは、打たれながらもね、こう粘るとか。制球よくというか。そういう風には全体的には投げられていたんでね」
(さらに続けて)
「( 2ー 1の 4回二死 2塁で) 2アウトからピッチャー(床田)に打たれたっていう、あそこくらいかな。やっぱりもったいないっていうのはね。そういうのも勝つっていうところは簡単じゃないっていうか。気を抜いたわけではないと思うけど、内容的にはヒットの数はある程度、それなりに打たれたけど、そんな内容的にはらしいピッチングができたと思います」
7回裏広島無死、左中間への本塁打で追加点を奪う菊池涼介内野手=マツダスタジアム
ーーけん制で刺したり( 3回)、実戦勘への評価は
「まだそういうのは研究されていくしね。それはどっちもあると思う。いいもあるし、相手からするとそういう風に走られるっていうケースも」
■近本は我慢
ーー糸原( 3安打)はチャンスメークした
「健人はらしさというか、ずっといい感じで来てるから。チカ(近本)がね( 4打数無安打で打率は「0.045」)、やっぱ上がってくるとうちの攻撃っていうのができるけど。まあまあ我慢やね」
6回、三振に倒れた佐藤輝明内野手=マツダスタジアム
■やり返せ!
ーー佐藤輝はプロの壁
「振り返れば、そこが壁ということになってくる可能性はあると思うけど。それはオープン戦では、こうだなというところでシーズンに入ったら、こういうふうに攻められるというのは十二分に考えられることなんでね」
(さらに)
「俺が早く壁に当たったらというのもね。あんまり壁がなく、ここまで来たんでね。そういうところでは、この悔しさを乗り越えて成長していくというのは、みんな通る道なんでね。そういうところは、振り返ったら壁になるのかもしれないしね。プロというのは、こういう世界なんで、やられたらやり返すしかないしね。そういう悔しさを持ってやってくれたらいいんじゃないかなと思います」
8回、ベンチの矢野燿大監督=マツダスタジアム
■試合では崩される
ーー厳しい攻めも自分のスイング
「練習と試合は違うからね。試合では打たせないと思って投げてくるわけだしね。攻め方も厳しくなるしね。崩れているとか、崩れていないかというのはアレだけど。練習自体は、そんなに悪い感じではないし。まあでも試合で崩されるというのはプロとして出てくるんでね。そこはもちろんコーチや俺たちもアドバイスするけど、本人がどう感じているかというのが大事になるんじゃないかな」
ーー山本が 3回(二死 1、 2塁)、遊飛を好捕
「あれビックプレーだったね」
ーーその後、 2点を取ったように守りから攻撃へ流れ
「あれはほんまむちゃくちゃ難しいプレーだったと思うし、ヤスらしく球際でね。ああいうふうに捕ってくれるというのはすごく助かったし。そういうところは安心して使える選手なんでね。こっちとしては色んな部分で、はめやすい選手かなと思います」
2回表阪神一死 1塁、空振り三振に倒れた佐藤輝明内野手=マツダスタジアム
阪神「ドラフト1位」の佐藤輝明内野手の第 1打席は空振り三振だった。広島先発の床田とは練習試合、オープン戦を含めて初対戦。
直球で内角を突かれて追い込まれると、最後は真ん中付近のスライダーに空を切った。
第 2打席は 4回だった。直前にサンズが同点打を放ち、なお一死 1、 3塁の好機。初球 146キロの直球を捉えた打球は左翼ポール左へ切れる特大のファウル。その後、カウント 2- 2から内角ボールゾーンへ直球を見せられ、最後は第 2打席と同じくスライダーで仕留められた。
第 3打席は 6回。ここでも床田に内角を攻められる。 2球目のファウル後にバットを交換すると、 5球目のファウルでは、真っ二つにへし折られた。 1- 2から最後は低めのカーブに手を出し、 3打席連続の空振り三振となった。
4回表阪神一死 1、 3塁、左へ大ファウルを放った佐藤輝明内野手=マツダスタジアム
阪神「ドラフト1位」の佐藤輝明内野手が「3打席連続空振り三振」に倒れた。前日30日の最終打席と合わせて「4打席連続」。
広島先発の床田に翻弄(ほんろう)され、いずれも内角を中心に攻められ、最後は変化球で仕留められた。 6回の第 3打席は、 2球目の変化球に詰まりバットを替え、 5球目のファウルでバットを真っ二つにへし折られた。 9回の第 4打席でも守護神栗林の変化球に詰まらされ、バットを折られて遊飛だった。
これで三振は12球団最多の「11」となった。27日ヤクルト戦で「プロ初本塁打」を放った際には「これを一として積み重ねていきたい」と語っていたが、プロ入り後初めてといっていい試練となっている。
6回の打席でバットが折れる佐藤輝明内野手( 1回目)=マツダスタジアム
貫け! 壁をぶち破れ! 阪神は広島に 2- 4で敗れ、「2連敗」。「4位」に転落した。「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」は「4打数無安打3三振」。バットを 3本も折られる“屈辱”を味わった。しかし、フルスイングこそ、このルーキーの魅力。振って、振って、やり返せ!
ひび割れ、白木むき出しで真っ二つにされ、トドメに根こそぎ持っていかれた。これ以上、他の折れ方はないというくらいに 1試合 3本のバットを折られた佐藤輝だが、心だけは折られてはいけない-。「2戦連続3三振」が何だ、これくらいの壁はたたき割ってくれないと、と矢野監督も織り込み済みだった。
「あんまり壁がなく、ここまで来たんでね。そういうところでは、この悔しさを乗り越えて成長していくというのは、みんな通る道なんでね。そういうところは、振り返ったら壁になるのかもしれないしね」
6回表阪神二死 1塁、佐藤輝明内野手は三振=マツダスタジアム
この夜、立て続けに手のひらに刻まれたしびれは、やり返す日に向けて握りしめ続けなくてはならないものだ。広島の先発、床田の左腕から放たれるボールを思うように前に飛ばせず、追い込まれては低めの変化球に空転した。 0- 0の 2回一死 1塁も、勝ち越し機だった 1- 1の 4回一死 1、 3塁も、空振り三振に倒れた。そして 2- 2の 6回二死 1塁には、一人のバットマンとして最大の悔しさを味わった。
床田が投じた 2球目の内角 136キロをファウルした際、黒い塗装が施された商売道具に亀裂が走った。次の一本と替えたが、 5球目の 136キロでまたも折られた。縦に割れたバットの片一方だけが 2塁方向へと飛び、打球はファウルになった。続く 6球目であっけなく空振り三振。前日から「4打席連続三振」で、 2日合わせて 6三振。今季「12球団ワースト」の11三振で、“1打席2折損”の鈍い手応えとともに、厳しい結果が積み重なった。
6回、佐藤輝明内野手はバットを折られファウル( 2回目)=マツダスタジアム
直後の 6回一死で、加治屋がクロンに「勝ち越しソロ」を浴びたのもつらかった。 2点を追う 9回一死でも、佐藤輝は「D1位・栗林」の内角球に根元からバットをへし折られた。そのまま 2- 4で敗れ、「開幕3連勝」から一転、「2連敗」で「4位」に転落した。
当たっても折れ、追い込まれると当たらない。だが、それでも変わるなと、首脳陣も覚悟を決めている。北川打撃コーチも「振れなくなったときが一番ダメでしょうけど。空振りにしてもファウルにしても、バット折ろうが、しっかり自分のスイングしてるっていうのはある」と評価する。
ボキッ! 9回、佐藤輝明内野手のバットが真っ二つに折れ、遊飛に倒れる。臆することなく、振りまくれ!=マツダスタジアム
そして、こうも続ける。「とにかく結果はどうあれ、しっかり振ることがアイツにとって一番いいのかなと思ってる。その気持ちだけは折れさせないようにやらせていきたい」。うまく当て、安打を打ってほしいだけなら、4球団で競合してまで佐藤輝を指名していない。振らない佐藤輝なら、敵も怖くない。むしろ変わるな、小さくなるなと、矢野監督も願っている。
「プロというのはこういう世界なんで、やられたらやり返すしかない。そういう悔しさを持ってやってくれたらいい」
バットには代わりがあっても佐藤輝の“振れる力”は代えが効かない。振って振って、振り続けていくことでしか、どんなときも折れない屈強な大砲にはなれない。
1回表阪神無死、 1ゴロに倒れる先頭打者の近本光司外野手=マツダスタジアム
阪神の「リードオフマン」近本光司外野手は「4打数無安打」に終わった。 1ゴロ、投ゴロ、 1ゴロと波に乗れず 8回の最終打席は見逃し三振。
27日ヤクルト戦の第 1打席で今季「初安打」を放った後、「17打席ノーヒット」。「2番」糸原が 3安打だっただけに、矢野監督は「チカ(近本)が上がってくるとうちの攻撃っていうのは出来る。まあまあ我慢やね」と自身に言い聞かすようだった。
1回表阪神一死、中前打を放った糸原健斗内野手=マツダスタジアム
阪神「2番」糸原健斗内野手が敗戦の中で「猛打賞」と気を吐いた。
初回は直球をはじき返して中安打。先頭の 4回は追い込まれてからカーブを左へ流し打って出塁し、その後にサンズの安打で生還した。 8回には左中間へ 2塁打と中堅から逆方向へ巧打を光らせ、打率は「リーグ3位」の「4割7分6厘」に上昇。好調ぶりに「嫌なことをするのが自分の仕事。オープン戦で修正できたのが良かった」と自己分析した。
4回表阪神一死 1、 2塁、右前適時打を放ったサンズ外野手=マツダスタジアム
ジェリー・サンズ外野手のバットからまた打点が生まれた。
先制を許した直後の 4回一死 1、 2塁。床田が投じた低めの直球に対して当たり損ねとなったが、右前に落ちる適時打となった。依然として「3本塁打、8打点」は「リーグトップ」。「ソロ2発」を含む 3安打を放った神宮での開幕戦後に「維持できるといい」と話した通り、広島でも変わらぬ姿を見せている。
梅野隆太郎捕手が一時勝ち越し打を放った。
4回にサンズが同点打を放ち、なお二死 1、 3塁。1ストライクから床田の 144キロ直球を捉え、中前に転がした。開幕前に「打線は線となってやっていけたら」と語った通り理想的な攻撃。ただ 4投手をリードしては中盤以降に 2被弾し、マスクの下で顔をゆがめた。
4回表阪神二死 1、 3塁、中前適時打を放った梅野隆太郎捕手=マツダスタジアム
執念と意地が乗り移った白球は外野芝生を弾んだ。梅野がプロ初登板を果たした「ドラフト2位・伊藤将」の粘投にバットで応えた。
「(伊藤)将司も粘り強く投げてくれているので、なんとかしてランナーをかえしたいと思っていました」
4回、梅野隆太郎捕手が適時打を放った。伊藤将司投手に「初勝利」をプレゼントしたかった=マツダスタジアム
1- 1の 4回二死 1、 3塁。床田の 144キロに食らいつき、一時勝ち越しとなる中前適時打。マウンドで奮闘するルーキー左腕に向け、塁上でグッと右手を突き上げた。
捕手が日替わりだった昨季序盤から一転、今年はここまで全試合でスタメンマスクをかぶる。鉄壁のキャッチングは開幕から、何度もチームを救ってきた。新たに背番号「2」とした虎の正捕手。攻守の要にどっしり座っている。
1回、「プロ初登板」のマウンドにあがった先発伊藤将司投手=マツダスタジアム
阪神の「ドラフト2位」伊藤将司投手が「プロ初登板初先発」した。 5回を「8安打2失点」。毎回走者を背負いながら何とか試合を作った。
「すごくワクワクした楽しみな気持ちでマウンドに上がりました。変化球は低めに投げられれば、抑えることができるなという手応えは感じましたが、甘く入ったボールは 1球で捉えられてしまったり、その 1球でリズムが悪くなってしまったりするので、そういった今日感じたところを反省して、レベルアップしていきたいです」とコメントした。
初回、 1球目からストレートを投げ込みファウル。 2球目もストレートで左飛に打ち取り 1つ目のアウトを取った。「2番」菊池涼は空振り三振。「3番」西川には 2塁内野安打で出塁を許したが、「4番」鈴木誠を捕邪飛。無失点で最初のイニングを乗り切った。
阪神先発の伊藤将司投手=マツダスタジアム
2回も二死から安打を許したが後続を断った。 3回は一死から田中広に 1、 2塁間を破られたが、すぐにけん制で誘い出してタッチアウト。その後、 1、 2塁とされ、「4番」鈴木誠に中前適時打を浴びて先制点を与えた。なおも二死 1、 2塁とピンチは続いたが、追加点は許さなかった。
味方打線が 2点を取って逆転した直後の 4回は、二死から會澤に 2塁打を浴び、続く床田に同点打を打たれた。 5回は一死から得点圏に走者を置いたが「0」で切り抜けた。
球団新人では18年高橋以来となる「初登板初勝利」を目指したが、「初勝利」はお預けとなった。
1回裏広島無死、「プロ初登板」の先発伊藤将司投手=マツダスタジアム
阪神「ドラフト2位」の伊藤将司投手が上々のデビューを飾った。「プロ初登板」の広島戦に先発で「5回8安打2失点」。「すごくワクワクした楽しみな気持ちでマウンドに上がりました」。勝敗はつかなかったが、マウンドさばきも表情もずっと落ち着いていた。
3回一死から右前打で出塁させたのは、俊足の田中広。 1度けん制を入れ、 1ボールからもう 1度。そして続けて 3度目、誘い出してアウトにした。「走攻守で足とかを絡めてくるチームなので、けん制を多めにしていくのは心掛けていました」。 5回一死 1塁でも西川を誘い出したが、こちらは 1塁手マルテの送球がそれて 2塁を許した。動揺しそうな場面にも、「4番」鈴木誠をツーシームで 2ゴロ、メヒアはカットボールで中飛。出どころの見にくい独特なフォームで打者のタイミングをずらし、制球良く変化球を投げ込んだ。
2回裏広島1死、堂林翔太外野手(29)を右飛に抑える伊藤将司投手=マツダスタジアム
毎回の 8安打を許しながら大量点は与えず。矢野監督は「落ち着いて投げられていた。ヒットの数はある程度、それなりに打たれたけど、内容的にはらしいピッチングができたと思います」と合格点を与えた。ただ、味方が逆転した直後の 4回に投手の床田に浴びた同点の「適時2塁打」は悔やむところ。伊藤将は「一番の反省点はそこだと思うので、投手でもしっかり低めに投げることを意識していきたい」と課題を糧にするつもりだ。
「開幕ローテーション」 6人の中で唯一の左腕。ローテ入りが見込まれていた高橋はキャンプ中に右脇腹を痛めて離脱し、新助っ人のチェンも状態が上がらず、「開幕2軍スタート」。そんな中、伊藤将は一戦ずつ状態を上げ、目標の「先発ローテ入り」をつかんだ。「緊張は少しあったんですけどそこは自分のメンタルの話。次の登板に生かしていきたいと思います」。「ドラ1」佐藤輝だけではない。楽しみなルーキーがまた出てきた。
3回裏広島二死 1、 2塁、メヒア内野手の打球を好捕した遊撃手山本泰寛内野手とタッチを交わす伊藤将司投手=マツダスタジアム
阪神は 3月31日、女性ファン向けイベント「TORACO DAY」を 6月27日DeNA戦(甲子園)と 8月24日DeNA戦(京セラドーム大阪)で開催すると発表した。
試合開始 2時間後までに入場した女性全員に「トロピカル柄」のユニホームやサコッシュをプレゼントする。
6月27日(日)対DeNA戦(阪神甲子園球場開催)と8月24日(火)対DeNA戦(京セラドーム大阪開催)の2試合において、女性ファン向けイベント「TORACO DAY」を開催いたします!
今年のTORACOユニフォームのデザインは、女性ファンの皆様によるWEB投票と選手の投票により「トロピカル柄」に決定!
TORACO DAY当日は、試合開始2時間後までにご入場の入場券をお持ちの女性の方全員にトロピカル柄のユニフォームやサコッシュをプレゼントいたします!
また、今人気のイラストレーター諌山直矢さんがメインビジュアルを手掛け、TORACO DAYをさらに可愛く盛り上げます!
※ 4月 1日の予告先発は、広島・中村祐太投手(25)ー阪神・秋山拓巳投手(29)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
2021年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2021年 公式戦 順位表
2021年 公式戦日程表と結果(03月)
2021年 公式戦日程表と結果(04月)