●ヤクルトは 3月31日、西田明央捕手(28)と20代男性スタッフが、「新型コロナウイルス陽性判定」を受けたと発表した。30日にチーム外関係者 1人の感染が判明し、監督、コーチ、選手、スタッフの合計62人に「PCR検査」を実施していた。西田とスタッフはともに無症状で「自宅隔離」中。「陽性判定」から48時間以内の行動履歴を検証した結果、ともに自宅から球場、球場から宿泊ホテル以外に外出や外食はない。球団独自の措置として、「濃厚接触者」が特定されるまで、アルバート・スアレス投手(31)、山野太一投手(22=東北福祉大學)、山田哲人内野手(28)、西浦直亨内野手(29)、内川聖一内野手(38=福岡ソフトバンク)、青木宣親外野手(39)を「自宅待機」とした。選手たちは横浜スタジアムに到着していたが、車内で待機。球場入りせず、そのまま帰宅した。スアレス、西田、山田、西浦、内川、青木の 6選手については「出場選手登録」を抹消。主力が一気に抜け、前日のスタメンから野手 5人の入れ替えを強いられた。31日夜には、青木、内川が「濃厚接触者」に認定。 4月13日まで「自宅待機」が決まった。スアレス、山田、西浦は、「感染拡大防止特例2021」により、本来の10日を待たずに再昇格が可能。 4月 1日からチームに合流する。予告先発に挙げられた山野も予定通り登板する。
●ヤクルトのDeNA戦の先発メンバーが発表となり、30日の試合から引き続き同じ打順の野手は「1番右翼」山崎晃大朗外野手(27)と「4番3塁」村上宗隆内野手(21)の西浦直亨内野手(29)の 2人。塩見泰隆外野手(27)が「6番」から「3番」に上がった。
●ヤクルトは 3回一死 2、 3塁から塩見の右前適時打で 2点を先制。先発高梨裕稔投手(29)がテンポよく 3回までを「3安打無失点」に抑えた。ヤクルトは 5回に塩見の適時打と村上の 2ランで 3点を追加。DeNAは 6回無死 1、 2塁から牧秀悟内野手(22=中央大學)の「1号3ラン」で反撃した。ヤクルトは 6回途中から継投で逃げ切り「2連勝」。高梨が「1勝」目。DeNAは反撃及ばず「開幕4連敗」となった。入江大生投手(22=明治大學)が「プロ初黒星」。
●「緊急事態」にも屈しなかった。ヤクルトは 3月31日、西田明央捕手と20代男性スタッフが、「新型コロナウイルス陽性判定」を受けたと発表した。球団独自の措置として、「濃厚接触者」が特定されるまで、スアレス、山野、山田、西浦、内川、青木を「自宅待機」としたため、西田に加えて、選手登録されていた山野以外の 5選手を抹消。主力が一気に抜け、前日のスタメンから野手 5人の入れ替えを強いられたが、それでも試合には勝った。ヤクルトに激震が走った。「新型コロナの陽性判定」を受けた西田は30日のDeNA戦(横浜)で「8番捕手」で先発フル出場。普段と変わらずプレーしていた。30日に球団外のチーム関係者に陽性判定が出たため、監督コーチ、選手、スタッフ62人に「PCR検査」を実施し、陽性が判明した。NPBと専門家と検討し、活動は予定通り継続していく。高津臣吾監督(52ー亜細亜大學OB)は前を向いた。前日のスタメン野手のうち 5人がいない「緊急事態」でも、残った選手たちが躍動した。山田の代わりに「3番」に入った塩見が先制打を含む 3打点。 1月に「新型コロナ」に感染し、思うように野球ができない苦しみを知る村上は、 5回に 2ランを放つと、静かにこぶしを握った。先発高梨も、 5回 0/3を 3失点と粘った。全員で勝利をつかみ取った。
記事をまとめてみました。
<DeNA 3- 5ヤクルト>◇ 回戦◇DeNA 0勝 2敗 0分◇31日◇横浜スタジアム
ヤクルトは 3月31日、西田明央捕手と20代男性スタッフが、「新型コロナウイルス陽性判定」を受けたと発表した。
30日にチーム外関係者 1人の感染が判明し、監督、コーチ、選手、スタッフの合計62人に「PCR検査」を実施していた。西田とスタッフはともに無症状で「自宅隔離」中。「陽性判定」から48時間以内の行動履歴を検証した結果、ともに自宅から球場、球場から宿泊ホテル以外に外出や外食はない。
◇ ◇ ◇
ヤクルトに激震が走った。「新型コロナの陽性判定」を受けた西田は30日のDeNA戦(横浜)で「8番捕手」で先発し、フル出場。普段と変わらずプレーを続けていた。「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン」と「感染拡大防止特例2021」に従い、NPBと専門家と検討し、活動は予定通り継続していく。
試合前、野手陣の数は少なく、大幅に遅れて練習を始めたヤクルトの選手たち=横浜スタジアム
球団独自の措置として、「濃厚接触者」が特定されるまで、スアレス、山野、山田、西浦、内川、青木を「自宅待機」とした。選手たちは横浜スタジアムに到着していたが、車内で待機。球場入りせず、そのまま帰宅した。スアレス、西田、山田、西浦、内川、青木の 6選手については「出場選手登録」を抹消。主力が一気に抜け、前日のスタメンから野手 5人の入れ替えを強いられた。31日夜には、青木、内川が「濃厚接触者」に認定。 4月13日まで「自宅待機」が決まった。スアレス、山田、西浦は、「特例2021」により、本来の10日を待たずに再昇格が可能。 4月 1日からチームに合流する。予告先発に挙げられた山野も予定通り登板する。
試合前にベンチ入りメンバーのボードを確認するヤクルトのスタッフ=横浜スタジアム
代替選手として、嶋、長岡、武岡、松本友が選手登録。午後 1時から鎌ケ谷で日本ハムとのイースタン・リーグ公式戦があり、試合後急きょ横浜へ移動した。午後 5時45分開始の 1軍試合には間に合わず、試合途中の合流となった。
1月には村上が感染。ともに練習していた、青木、西浦、宮本、塩見、中山が「濃厚接触者」に認定され、隔離期間を経験した。開幕直前の23日に実施した「PCR検査」では、球団スタッフ 3人が、「陽性判明」。24日に監督、コーチ、選手を含めた球団関係者に再度「PCR検査」を実施し、新たに 1人が「陽性判定」を受けていた。これで合計 7人目の感染。 2年連続の「最下位」から巻き返しを図るチームにとって、緊急事態となった。
左上から時計回りに、山田哲人内野手、内川聖一内野手、青木宣親外野手、アルバート・スアレス投手、西浦直亨内野手、西田明央捕手
ヤクルト西田明央捕手とスタッフが31日、「新型コロナウイルス陽性判定」を受けたことにより、青木と内川が「濃厚接触者」に認定された。 4月13日まで「自宅待機」となる。
「濃厚接触者」が特定されるまで、球団独自の措置として、スアレス、山野、山田、西浦、内川、青木を「自宅待機」とし、スアレス、西田、山田、西浦、内川、青木の 6選手の「出場選手登録」を抹消。「濃厚接触者」に該当しなかったスアレス、山田、西浦は、「特例2021」により、本来の10日を待たずに再登録が可能。 4月 1日からチームに合流する。
4月 1日DeNA戦(横浜)の予告先発に挙げられていた山野も、予定通り登板する。
ヤクルトのDeNA戦の先発メンバーが発表となり、30日の試合から引き続き同じ打順の野手は「1番右翼」山崎と「4番3塁」村上の西浦の 2人。塩見が「6番」から「3番」に上がった。
前日から大幅変更となったヤクルトの先発メンバー=横浜スタジアム
30日→31日
1 (右) 山崎晃大朗外野手→ (右) 山崎晃大朗外野手
2 (左) 青木宣親外野手 → (捕) 中村悠平捕手
3 (二) 山田哲人内野手 → (中) 塩見泰隆外野手
4 (三) 村上宗隆内野手 → (三) 村上宗隆内野手
5 (一) 内川聖一内野手 → (一) 太田賢吾内野手
6 (遊) 西浦直亨内野手 → (左) 中山翔太外野手
7 (中) 塩見泰隆外野手 → (二) 奥村展征内野手
8 (捕) 西田明央捕手 → (遊) 元山飛優内野手
9 (投) アルバート・スアレス投手→ (投) 高梨裕稔投手
2回裏DeNA一死 1塁、柴田竜拓内野手を 2ゴロ併殺に仕留めガッツポーズで喜ぶ高梨裕稔投手=横浜スタジアム
ヤクルトは 3回一死 2、 3塁から塩見の右前適時打で 2点を先制。先発高梨がテンポよく 3回までを「3安打無失点」に抑えた。
ヤクルトは 5回に塩見の適時打と村上の 2ランで 3点を追加。DeNAは 6回無死 1、 2塁から牧の「1号3ラン」で反撃した。
ヤクルトは 6回途中から継投で逃げ切り「2連勝」。高梨が「1勝」目。DeNAは反撃及ばず「開幕4連敗」となった。入江が「プロ初黒星」。
「緊急事態」にも屈しなかった。ヤクルトは 3月31日、西田明央捕手と20代男性スタッフが、「新型コロナウイルス陽性判定」を受けたと発表した。球団独自の措置として、「濃厚接触者」が特定されるまで、スアレス、山野、山田、西浦、内川、青木を「自宅待機」としたため、西田に加えて、選手登録されていた山野以外の 5選手を抹消。
主力が一気に抜け、前日のスタメンから野手 5人の入れ替えを強いられたが、それでも試合には勝った。
◇ ◇ ◇
ヤクルトに激震が走った。「新型コロナの陽性判定」を受けた西田は30日のDeNA戦(横浜)で「8番捕手」で先発フル出場。普段と変わらずプレーしていた。30日に球団外のチーム関係者に陽性判定が出たため、監督コーチ、選手、スタッフ62人に「PCR検査」を実施し、陽性が判明した。NPBと専門家と検討し、活動は予定通り継続していく。
5回表ヤクルト二死 1塁、「左越え2点本塁打」を放った村上宗隆内野手=横浜スタジアム
開幕直前の23日に定期的に行っていた「PCR検査」でスタッフ 3人が「陽性判定」。球団関係者全員を対象に再度「PCR検査」を受け、24日に新たに 1人が「陽性判定」。合計 6人の感染者は、 9日間で 3度の徹底した検査を行ったことでわかった。
31日夜には、青木、内川が「濃厚接触者」に認定。 4月13日まで「自宅待機」が決まった。一方で「濃厚接触者」ではなかったスアレス、山田、西浦は、「特例2021」により、10日を待たずに再昇格が可能。 4月 1日からチームに合流する。予告先発に挙げられた山野も登板できることになった。
高津監督は「こんなこともあっての野球だと思うし、こんなことあっての人生だと思う。つらいとき、ピンチのときにどうやって乗り越えるかということは、人間の大きさに関係してくることだと思う」と前を向いた。前日のスタメン野手のうち 5人がいない「緊急事態」でも、残った選手たちが躍動した。山田の代わりに「3番」に入った塩見が先制打を含む 3打点。 1月に「新型コロナ」に感染し、思うように野球ができない苦しみを知る村上は、 5回に 2ランを放つと、静かにこぶしを握った。先発高梨も、 5回 0/3を 3失点と粘った。全員で勝利をつかみ取った。
5回表ヤクルト二死 1塁、村上宗隆内野手は「中越え2点本塁打」を放ち、雄たけびを上げて生還する。=横浜スタジアム
幸いにも山田と西浦は 1日でスタメン復帰予定。青木と内川の不在は痛いが、最悪の事態は免れた。指揮官は「一番つらいのはゲームに出られない選手だと思うので、選手の背中を押してやるだけ。明日も全力で戦いたい」と力強く話した。
▽ヤクルト高梨裕稔投手(先発して 6回途中 3失点で今季「初勝利」)
「先制点を与えないように初回から全力でテンポ良く投げることを意識しました。味方の援護をもらうことができ、より攻めることができました」
※ 4月 1日の予告先発は、DeNA・上茶谷大河投手(24)ーヤクルト・山野太一投手(22=東北福祉大學)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
2021年 オープン戦 最終順位表
2020年 公式戦 順位表
2021年 公式戦 順位表