●西勇輝(30)、秋山拓巳(30)、青柳晃洋(27)の 3投手が10日、甲子園で投手指名練習に参加した。中日 3連戦(甲子園)初戦の11日に先発予定の西勇は、キャッチボールやショートダッシュで調整。 4月27日の同カード(バンテリンドーム)は、 7回 2失点ながら「黒星」を喫しており、「リベンジの白星」で「4勝」目を目指す。12日の 2戦目は青柳が、13日の 3戦目秋山が先発する予定。
●阪神は「野手助っ人スタメン3人態勢」がしばらく基本線となる。この日ジョー・ガンケル投手(29)が出場選手登録を抹消され、「1軍外国人選手」は枠ぎりぎりの 5人から 4人に減った。11日からの甲子園中日 3連戦はジェリー・サンズ外野手(33)、ジェフリー・マルテ内野手(29)、メル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国・KT)の同時先発が可能。
●伝統を継承し、名勝負を紡いでいく。阪神と巨人との「伝統の一戦」が、15日に東京ドームで行われるカード 2戦目で通算「2000試合」を迎える。矢野燿大監督(52)は10日、巨人を意識して戦うことで自分たちも成長していけると力を込めた。続いてきた歴史の分だけ、人々の打倒への思いは膨れ上がっている。その事実をすべて受け止め、矢野監督は進む。巨人を強く意識し、巨人に対しての勝利を目指し続けてこそ、理想とする野球に近づける。先人たちが、スタンドの熱狂が、目の前の強大な敵を打ち倒せと言っていた。長い歴史の中でも、「矢野捕手」が要を担った虎はGに強かった。2003~07年の 5年間は、「11勝11敗」だった06年を除いてすべて勝ち越した。節目も不思議と「伝統の一戦」が多かった。通算「1000試合出場」(04年 4月 4日、東京ドーム)に、通算「1000安打」(05年 9月15日、東京ドーム)も宿敵を相手に成し遂げた。常に巨人を意識することから逃げず、実際に倒してきた。ファンがどれだけ喜んでくれるか、実体験で知っている。だから虎将となって 3年目の今季こそ打ち破る。ここまで「3勝3敗」。「3.5ゲーム」差をつけて首位を走る。必ずや一騎打ちを制し、歴史的なシーズンとする。
●阪神と巨人との「伝統の一戦」が、15日に東京ドームで行われるカード 2戦目で通算「2000試合」を迎える。チームを攻守で支える梅野隆太郎捕手(29)も10日、巨人戦への特別な意識を語った。2014年「ドラフト4位」で福岡大學から入団。出場を増やして以降、阪神が巨人の上位に立ったシーズンは17年(阪神が2位、巨人が4位)しかない。だが、今季は負けていない実感がある。守備での奮闘はもちろん「リーグトップ」の「得点圏打率0.500」でも虎を引っ張る。捕手として脂がのり切った年に、「G倒」という最大の目標をかなえる。
●阪神の「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」(22=近畿大學)が10日、有観客開催に戻る12日の中日戦(甲子園)に向け、さらなる活躍を誓った。本拠地のファンの前で「4番」に座るのは初めてになる。「新しい虎の顔」として、プレーする。もちろん、誰もが待ち望むのは豪快な一発。主砲・佐藤輝がスタンドを熱狂させる。甲子園での「4番」は 2日の広島戦以来、 2度目。プロ初のグランドスラムを含む自己最多の 5打点と爆発した一戦だが、「緊急事態宣言」の発令により、「無観客開催」だった。大山悠輔内野手(26)が背中の張りで離脱した 7日のDeNA戦(横浜)から代役を務め、ここまで「4番」として 4試合で「打率0.333(15打数5安打)、2本塁打、8打点」と穴を埋める活躍を見せている。井上一樹ヘッドコーチ(49)は今後も軸として起用することを明言。「コロナ禍」で予断を許さない状況は続いているが、今回は拍手や応援メガホンの音が背中を押してくれる。「虎の4番」について、佐藤輝は「チームの顔」と表現したが、それにふさわしいかどうかジャッジされる。
記事をまとめてみました。
マウンドをチェックする西勇輝投手(左)、右端は秋山拓巳投手、同 2人目は青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
西勇輝、秋山拓巳、青柳晃洋の 3投手が10日、甲子園で投手指名練習に参加した。
中日 3連戦(甲子園)初戦の11日に先発予定の西勇は、キャッチボールやショートダッシュで調整。 4月27日の同カード(バンテリンドーム)は、 7回 2失点ながら「黒星」を喫しており、「リベンジの白星」で「4勝」目を目指す。
外野でキャッチボールする西勇輝投手、右は青柳晃洋投手=阪神甲子園球場
12日の 2戦目は青柳が今季初めての甲子園でマウンドに上がり、13日の 3戦目秋山が先発する予定。
「緊急事態宣言」の余波でヤクルト戦 1試合が延期になった影響で、秋山は 1度先発機会を飛ばしたため、 4月30日の広島戦(甲子園)以来の先発となる。
メル・ロハス・ジュニア外野手=横浜スタジアム (2021年 5月 8日)
阪神は「野手助っ人スタメン3人態勢」がしばらく基本線となる。
この日ガンケルが出場選手登録を抹消され、「1軍外国人選手」は枠ぎりぎりの 5人から 4人に減った。アルカンタラの「1軍初昇格」が見込まれる14日までは「外国人選手ベンチ入り4人枠」を気にする必要もなくなり、11日からの甲子園中日 3連戦はサンズ、マルテ、ロハスの同時先発が可能。井上ヘッドコーチは「(糸井)嘉男はスタメンを外れてしょげるようなことはない。甲子園からはとりあえず3枚を使う形になると思います」と見通した。
伝統を継承し、名勝負を紡いでいく。15日の巨人-阪神戦(東京ドーム)で「伝統の一戦」は「2000試合目」を迎える。
阪神矢野監督が巨人戦への思いを明かした。「『優勝』が決まった試合が一番印象に残っている」。05年 9月29日の甲子園。満員のスタンドから「あと 1球」コールが起きる中「最後(投手は)久保田で左翼へ飛んでね」。レフト金本が飛球をつかみ、マウンド上での歓喜の輪の中心で抱き合ったことを鮮明に覚えている。
チームはその瞬間を最後に「優勝」から遠ざかっている。宿敵を倒すことが、悲願の「リーグV」への近道といえる。「俺らが勝つのが、阪神ファンの喜びでもあるし、ジャイアンツを意識して戦えば俺ら自身も成長していける。これからも意識して戦っていきたい」。昨季は「8勝16敗」と大きく負け越したが、ルーキー佐藤輝らの活躍で今季はここまで「3勝3敗」と互角。「今までのOB、先輩がつくってくれた伝統は受け継いでいかなあかんし、いつもと違って気持ちが入る」。多くの虎戦士が紡いできた伝統の一戦の重みを感じつつ、メモリアルゲームに臨む。
現役時代に通算「1000試合出場」や「1000安打」のメモリアルも巨人戦だった。指揮官 3年目の今季は現在、「2位」巨人に「3.5ゲーム」差をつけて首位に立つ。節目の一戦を含む敵地 3連戦を制し、加速する。
阪神矢野燿大監督=東京ドーム (2021年 4月22日)
阪神と巨人との「伝統の一戦」が、15日に東京ドームで行われるカード 2戦目で通算「2000試合」を迎える。阪神・矢野燿大監督は10日、巨人を意識して戦うことで自分たちも成長していけると力を込めた。
続いてきた歴史の分だけ、人々の打倒への思いは膨れ上がっている。その事実をすべて受け止め、矢野監督は進む。巨人を強く意識し、巨人に対しての勝利を目指し続けてこそ、理想とする野球に近づける。
「歴史的にも上に行かれているけど、だからこそ俺らが勝つというのが阪神ファンの喜びでもある。ジャイアンツを意識して戦っていけば俺ら自身も成長していける、そういうチームだと思う。俺自身は意識してこれからも戦っていきたい」
05年、巨人戦に勝利して「リーグ優勝」を決め、両手を上げながら久保田智之投手に駆け寄る矢野燿大捕手=阪神甲子園球場 (2005年 9月29日)
先人たちが、スタンドの熱狂が、目の前の強大な敵を打ち倒せと言っていた。「現役の時から、タイガースファンの人も一番気にかけているというか。『勝ってほしい』というのは俺らにはもちろん伝わっているし。今までのOB、先輩が作ってくれた伝統というのはしっかり受け継いでいかなアカンし」。長い歴史の中でも、「矢野捕手」が要を担った虎はGに強かった。2003~07年の 5年間は、「11勝11敗」だった06年を除いてすべて勝ち越した。節目も不思議と「伝統の一戦」が多かった。通算「1000試合出場」(04年 4月 4日、東京ドーム)に、通算「1000安打」(05年 9月15日、東京ドーム)も宿敵を相手に成し遂げた。
「『優勝』が決まったときは甲子園で巨人戦やったし。(投手は)久保田で最後、レフトに飛んでね、『優勝』が決まったっていうのはすごく一番印象には残っている」
伝統の一戦へ、熱い思いを語った矢野燿大監督。巨人を倒し、「日本一」を達成する=阪神甲子園球場
常に巨人を意識することから逃げず、実際に倒してきた。ファンがどれだけ喜んでくれるか、実体験で知っている。だから虎将となって 3年目の今季こそ打ち破る。「2連覇」を許し、特に昨季は「8勝16敗」と大きく負け越した。キャンプイン、打ち上げの際にもオレンジ色のサングラスを装着し、「G倒」を意識してきた。「2000試合」に虎を預かるのも、何かに導かれてのことに違いない。
「この伝統をね、これからもずっと楽しんでもらえるような。そういう戦いにしていきたい」
ここまで「3勝3敗」。「3.5ゲーム」差をつけて首位を走る。必ずや一騎打ちを制し、歴史的なシーズンとする。
阪神と巨人との「伝統の一戦」が、15日に東京ドームで行われるカード 2戦目で通算「2000試合」を迎える。阪神・矢野燿大監督は10日、巨人を意識して戦うことで自分たちも成長していけると力を込めた。
チームを攻守で支える阪神・梅野隆太郎捕手も10日、巨人戦への特別な意識を語った。
「ずっと負け越してる分、悔しい思いばっかりをしている。勝っていかないと上に行けないので。そういうところではすごい意識するチーム」
開幕から好調をキープする梅野隆太郎捕手も巨人を意識する=阪神甲子園球場
2014年「ドラフト4位」で福岡大から入団。出場を増やして以降、阪神が巨人の上位に立ったシーズンは17年(阪神が2位、巨人が4位)しかない。だが、今季は負けていない実感がある。「打率0.245、0本塁打、13打点」。守備での奮闘はもちろん「リーグトップ」の「得点圏打率0.500」でも虎を引っ張る。
「阪神ファンを喜ばせるという意味でも、今シーズンに懸ける思いというのは特にね。これだけのチャンスというのはなかなかない」
今週中にも、「国内フリーエージェント(FA)権」の資格取得条件を満たす。捕手として脂がのり切った年に、「G倒」という最大の目標をかなえる。
虎党に届ける! 阪神の「ドラフト1位・佐藤輝明内野手」が10日、有観客開催に戻る12日の中日戦(甲子園)に向け、さらなる活躍を誓った。本拠地のファンの前で「4番」に座るのは初めてになる。チームの顔として、特大アーチを描いてみせる!
いよいよ、甲子園のファンの前で「4番」に座る。「新しい虎の顔」として、プレーする。もちろん、誰もが待ち望むのは豪快な一発。主砲・佐藤輝がスタンドを熱狂させる。
「久しぶりに甲子園でお客さんが入るので、見に来てよかったと思ってもらえるようなプレーを見せたいです」
甲子園での「4番」は 2日の広島戦以来、 2度目。プロ初のグランドスラムを含む自己最多の 5打点と爆発した一戦だが、「緊急事態宣言」の発令により、「無観客開催」だった。
4番として運も実力も兼ね備えている佐藤輝明内野手。得意の甲子園でアーチを描く=阪神甲子園球場
大山が背中の張りで離脱した 7日のDeNA戦(横浜)から代役を務め、ここまで「4番」として 4試合で「打率0.333(15打数5安打)、2本塁打、8打点」と穴を埋める活躍を見せている。井上ヘッドコーチは「テル(佐藤)を『4番』でいこうかなっていうようなものはもっています」と今後も軸として起用することを明言。「コロナ禍」で予断を許さない状況は続いているが、今回は拍手や応援メガホンの音が背中を押してくれる。「虎の4番」について、佐藤輝は「チームの顔」と表現したが、それにふさわしいかどうかジャッジされる。
「ルーキーでありながら、デンってして、15年目みたいな感じで、冗談っぽくいっているけども、それくらい落ち着きがあるのは大したものだなと」と井上ヘッド。主軸としてチームを「勝利」に導くアーチを描くことが仕事であり、何よりのファンサービスであることを自覚しているドライチは、どんな重圧も、必ずやはねのけるはずだ。
スタンドの虎党がさらなる飛躍を後押しする=阪神甲子園球場
甲子園のある西宮市で生まれ育ち、物心つくころから阪神タイガースという文化に触れてきた。右翼から左翼に向かって吹く浜風は左打者にとって圧倒的不利といわれ、前監督の金本知憲でさえ現役時代は「浜風とけんか」と話していた。ところが、佐藤輝にとっては得意舞台。「打率0.333」で「4本塁打」は球場別で最多と好相性を誇る。「リーグトップタイ」となる「10本塁打」のスラッガーは球場の広さも関係ない。
入団当時から、常に本塁打へのこだわりを示していた。「いい投手から(本塁打を)打てば(ファンに)余計に喜んでもらえる」と話し、無観客開催となった 4月末には「やっぱりスタンドにファンの方たちがいないと寂しい」と心境を語っていた。かつて、掛布雅之も務めた「4番・3塁」はファンの期待に応えてこそのポジションだ。チームは貯金「14」で「2位・巨人」とは「3.5ゲーム」差。この日は静養に努め、充電完了。ここからはファンが近くにいる。「4番」のバットでセ・リーグを独走する。甲子園に再び熱狂をもたらす。
※ 5月11日の予告先発は、阪神・西勇輝投手(30)ー中日・小笠原慎之介投手(23)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!待っているのは、「三文字」だけだ!
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
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2021年 公式戦日程表と結果(04月)
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