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西純矢プロ1勝!母と天国の父後押し!阪神2年目及川雅貴初1軍昇格「高校四天王」西純矢初勝利に続く

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阪神がヤクルトとの接戦を制した。序盤 3回まで、両チームともに無得点。「プロ初登板初先発」の阪神西純矢投手(19)は初回二死 1、 2塁のピンチを背負うも、中軸を抑えた。西純は 5回を「被安打ゼロ」の無失点で投げ終え、マウンドを降りた。 5回裏、阪神が近本光司外野手(26)の「3号ソロ」で 1点を先制した。阪神は 7回に 2点目を追加。ヤクルトは 8回に中村悠平捕手(30)の適時打で 1点差に迫るも、反撃もそこまで。阪神西純が「プロ初勝利」、ロベルト・スアレス投手(30)は「13セーブ」目。ヤクルト田口麗斗投手(25=巨人)は「3敗」目。「プロ初登板初先発」で 5回を「無安打無失点」と好投の西純矢投手と、「3号先制弾」の近本光司外野手がお立ち台に上がった。

「プロ初先発」となった西純矢投手が、「5回無安打無失点デビュー」を果たした。 4四球を出しながらもヤクルト打線を抑えこむと、 5回裏に近本の「ソロ本塁打」が飛び出し、「勝利投手の権利」を手にして降板した。10代投手の「初登板初勝利」となれば、「史上4人目」の快挙となる。初回、先頭の山崎晃大朗外野手(27)から連続四球を与えて、いきなり無死 1、 2塁。遊撃手の山本泰寛内野手(27=巨人)がすかさずマウンドに駆け寄ると、こわばった表情を少し緩めた。迎えた「3番」山田哲人内野手(28)は 145キロ直球で押し込み 2飛。「4番」村上宗隆内野手(21)にはファウルで粘られながら、 8球目に中飛に打ち取った。「5番」オスナホセ・オスナ外野手(28=ピッツバーグ・パイレーツ)はフルカウントから外角低めに直球を決めて見逃し三振。主軸 3人との真っ向勝負に勝つと、力強く手をたたいた。阪神にまた 1人、「新星」が輝きを放った。西純矢投手が「5回無安打無失点」の快投で「デビュー戦勝利」を飾った。威力ある真っすぐでヤクルト打線を圧倒。阪神の「ドラフト最上位入団」の投手が「プロ初先発」で「白星」を挙げたのは、「球団初の快挙」だった。「高校四天王」の一角として甲子園を沸かせた19年「ドラフト1位」右腕が猛虎史に 1ページを記し、「2位」巨人に再び「4.5」差。会心の「首位固めナイト」だ。投げるたびにカーブやスライダーも決まり出し、気づけば凡打の山が積み重なった。 4四球を出しながらも 5回まで無安打と堂々のデビュー。お立ち台ではどこまでも謙虚だった。大事に握りしめた記念のボールは、母美江さんに送る。この日の朝も背中を押してくれた。高校 1年の時にこの世を去った父雅和さんも力になってくれたと信じている。

「陰のMVP」は17年「ドラフト1位」の快投だ。馬場皐輔投手は 2イニングの完全投球で「ドラフト1位」の後輩西純の「初勝利」を力強くアシスト。「2番手」で登板した馬場皐輔投手(25)は 6回から 2回を「無安打無失点」と好投した。 6回を 2奪三振などで抑えると、 7回も村上を空振り三振に仕留めるなどゼロを並べた。矢野燿大監督(52)も絶賛した。 5回を「無安打0封」した西純を受け、 1イニング目から「1番」山崎からの好打順を難なく「3者凡退」に仕留めた。指揮官を納得させ、 7回もマウンドへ。 2イニングで 3奪三振、内野ゴロ 2つの安定感を披露し、本人も納得顔だ。球界でシーズン 5度目の「ノーヒットノーラン」継投の期待が高まった。 9回はスアレスが最速 161キロの直球を軸に 3人斬り。自身「19試合連続無失点」でリーグ最多「13セーブ」目を挙げ、充実感を漂わせた。

近本光司外野手が「先制ソロ」を放ち、高卒 2年目の西純矢投手に「プロ初勝利の権利」をプレゼントした。西純は「プロ初登板初先発」で「5回無安打無失点」と快投し、 5回裏に代打を送られた。両チーム無得点で迎えた 5回裏一死、「1番」近本が右翼ポール際に「3号」を届かせた。今季の「甲子園初本塁打」は、後輩の「初勝利」を強力アシストする先制の「3号ソロ」となった。ベンチ前では、はち切れんばかりの笑顔で待っていた西純とグータッチ。18年「ドラフト1位」の先輩が、貫禄を見せた。この日、開幕から打線を引っ張ってきた「2番」糸原健斗内野手(26)が下肢のコンディション不良で「出場選手登録」を抹消された。重圧は否めない。「新世代の力で勝利した夜」。打のヒーローは、新たな決意を固めた。

僕も西純のために。ジェリー・サンズ外野手(33)がリードを 2点に広げる「10号ソロ」で、奮闘する投手陣を援護した。 1点差に迫られた 8回、坂本の初球、 147キロ速球を捉えて左中間スタンドに放り込んだ。攻守の助け合いを強調した。

青柳晃洋投手(27)が中 5日で20日ヤクルト戦(甲子園)に先発し、「4勝」目を目指す。ヤクルト戦は 3月27日の今季「初登板初勝利」など「2戦1勝1分け」と相性はいいが、心配は雨予報か。秋山拓巳投手(30)は広島戦「7連勝中の好相性もあり、21日の敵地広島戦に回る見込みだ。

阪神の高卒 2年目の及川雅貴投手(20)が、プロ入り初の 1軍に昇格した。今季はウエスタン・リーグで 5試合に先発し、計26回 1/3を「9失点(自責8)、防御率2.73」。試合前はドラフト同期でともに「高校四天王」と称された西純矢と甲子園で練習。西純が制球に苦しんだ立ち上がりはブルペンで投球練習。西純に負けじと、中継ぎでデビューに備える。

背中の張りで 2軍調整中の大山悠輔内野手(26)の復帰戦は、雨で流れた。19日の 2軍練習試合マツゲン箕島戦(鳴尾浜)に出場予定だったが、雨天中止。実戦復帰予定だった大山について、平田勝男 2軍監督(61)は鼓判を押した。貴重な実戦の機会が消えたが、大山は鳴尾浜の室内練習場で打撃練習を行うなど汗を流した。

ヤクルトの連勝が「3」で止まった。 8回二死まで無安打。代打西浦直亨内野手(30)の中前打から 3連打で 1点取るも、追いつけなかった。18日に「15安打14得点」の打線が一変、 3安打に沈黙。高津監督は阪神先発の西純から先制できなかった打線を悔やんだ。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 3ー 1東京ヤクルト>◇ 9回戦◇阪神 7勝 1敗 1分◇19日◇阪神甲子園球場

 序盤 3回まで、両チームともに無得点。「プロ初登板初先発」の阪神西純矢は初回二死 1、 2塁のピンチを背負うも、中軸を抑えた。

 西純は 5回を「被安打ゼロ」の無失点で投げ終え、マウンドを降りた。 5回裏、阪神が近本の「3号ソロ」で 1点を先制した。

 阪神は 7回に 2点目を追加。ヤクルトは 8回に中村の適時打で 1点差に迫るも、反撃もそこまで。阪神西純が「プロ初勝利」、スアレスは「13セーブ」目。ヤクルト田口は「3敗」目。

 5回表ヤクルト一死、西純矢投手(右)はサンタナ外野手を 3ゴロに仕留め 3塁手佐藤輝明内野手に笑顔を見せる=阪神甲子園球場

 阪神がヤクルトとの接戦を制した。「プロ初登板初先発」で 5回を「無安打無失点」と好投の西純矢投手と、「3号先制弾」の近本光司外野手がお立ち台に上がった。

-「3安打猛打賞」、そして 5回は見事なホームランでした

 近本 最高です。

-後輩の西投手が点を与えず、懸命に投げていた。センターの守備位置から見て、どうだったか

 近本 そうですね。初先発でロッカーとかで緊張してたんで、今日、どうなんかなと思っていたんですけど。初回とか結構厳しいなと思ったんですけど、本当に踏ん張ってくれて今日の試合勝ててよかったなと思います。

-あのホームランの場面。西純矢投手に代打が送られた直後の打席。どんな気持ちで

 近本 そうですね。純矢も本当に頑張って投げて、 5回までゼロで抑えてくれていたんで、なんとしてもここは 1本、なんとしても塁に出て、という気持ちで打席に入りました。

-結果は見事なホームラン。あの一打で後輩に「プロ初勝利」がついた

 近本 よかったです。

  1回表ヤクルト二死 1、 2塁、オスナ外野手を見逃し三振に切り雄叫びをあげる西純矢投手=阪神甲子園球場

-頼りになる後輩がチームに加わった

 近本 そうですね。だんだんぼくの下のね、子が増えてきているんで、ぼくももうちょっと引っ張っていけるようにやっていきたいです。

-初勝利を挙げた西純矢投手。ナイスピッチング

 西純 ありとうございます。

- 1軍の舞台で「初登板、初先発」、「初勝利」までついた

 西純 本当に初回は緊張してどうなるかなと思ったんですけど、しっかりとあきらめずに投げて、近本さんとか他の先輩がたが助けてくれた勝利かなと思っています

-初回、まっさらなマウンド。緊張したか

 西純 心臓が飛び出るくらい緊張しました

-終わってみれば、初登板で 5回まで「ノーヒットピッチング」。内容はどうか

 西純 いや、本当に運がよかったなと思っています。

 お立ち台で笑顔を見せる近本光司外野手(左)と西純矢投手=阪神甲子園球場

-代打が送られた直後、近本選手がホームラン

 西純 本当にかっこよかったです。

-高校時代に立っていた甲子園のマウンドは

 西純 すごい甲子園は投げやすくて、よかったと思います。

-今、他球団ではかつてのライバル、同級生が活躍。刺激になっているか

 西純 そうですね。みんな頑張ってて。自分も置いて行かれないようにずっと頑張ろうと思ってやってきて、そういう思いでやりました。

-ウイニングボールはもらったか

 西純 はい、もらいました。

-どうする?

 西純 あの、母にあげたいなと思います。

-初のお立ち台。ファンへの自己紹介とどんな投手になりたいか、決意を

 西純 2年目の西純矢です。もっともっとフォアボールを減らして、圧倒的なピッチングができるようなピッチャーになります。よろしくお願いします。

 

  4回表ヤクルト無死、山田哲人内野手の投手返しの打球をはじくも落ち着いて処理した西純矢投手=阪神甲子園球場

 「プロ初先発」となった西純矢投手が、「5回無安打無失点デビュー」を果たした。 4四球を出しながらもヤクルト打線を抑えこむと、 5回裏に近本の「ソロ本塁打」が飛び出し、「勝利投手の権利」を手にして降板した。10代投手の「初登板初勝利」となれば、「史上4人目」の快挙となる。

 初回、先頭の山崎から連続四球を与えて、いきなり無死 1、 2塁。遊撃手の山本がすかさずマウンドに駆け寄ると、こわばった表情を少し緩めた。迎えた「3番」山田は 145キロ直球で押し込み 2飛。「4番」村上にはファウルで粘られながら、 8球目に中飛に打ち取った。「5番」オスナはフルカウントから外角低めに直球を決めて見逃し三振。主軸 3人との真っ向勝負に勝つと、力強く手をたたいた。

  5回表ヤクルト無死、青木宣親外野手(右)を 2飛に抑えた西純矢投手=阪神甲子園球場

 大きなピンチを乗り越えた後は、徐々にカーブやスライダーの変化球も決まり出し、気づけば 5回まで「無安打投球」。 4回一死から村上に左翼フェンス際への大飛球を浴びるも、左翼手サンズが好捕。この回を終えると、ベンチに戻るサンズを最後まで待ち、笑顔で感謝のグラブタッチを交わした。

 「初めての 1軍での登板なので、緊張はすると思いますが、その中でしっかり自分の投球ができるように頑張ります」と意気込んでいたデビュー戦で、持ち味を存分に発揮した。

  5回裏阪神一死、西純矢投手(左)は「先制の右越え本塁打」を放った近本光司外野手(手前)を出迎える=阪神甲子園球場

 阪神にまた 1人、「新星」が輝きを放った。西純矢投手が「5回無安打無失点」の快投で「デビュー戦勝利」を飾った。威力ある真っすぐでヤクルト打線を圧倒。阪神の「ドラフト最上位入団」の投手が「プロ初先発」で「白星」を挙げたのは、「球団初の快挙」だった。「高校四天王」の一角として甲子園を沸かせた19年「ドラフト1位」右腕が猛虎史に 1ページを記し、「2位」巨人に再び「4.5」差。会心の「首位固めナイト」だ。

◇   ◇   ◇

 力いっぱい腕を振った。帽子が何度振り落とされても、構わなかった。「自分の持ち味はやっぱりバッターに向かっていけるところ。逃げるとかじゃなくて、しっかりとバッターに向かっていくことができた」。プロ初のマウンドで、西純は最後まで逃げなかった。

 「心臓が飛び出るくらい緊張しました」。ピンチはいきなり初回、先頭の山崎から連続四球で無死 1、 2塁。遊撃手の山本に声を掛けられると、こわばった表情を少し緩めた。迎えた「3番」山田に 5球直球を続けて 2飛。「4番」村上も 145キロ直球で押し込んだ。「5番」オスナはフルカウントから外低めに直球を決めて見逃し三振。主軸3人に真っ向勝負を挑んだ。

 プロ初先発で「初勝利」をあげR.スアレス投手(左奥)からウイニングボールを受け取る西純矢投手=阪神甲子園球場

 投げるたびにカーブやスライダーも決まり出し、気づけば凡打の山が積み重なった。 4四球を出しながらも 5回まで無安打と堂々のデビュー。「本当に運がよかったなと思っています」。お立ち台ではどこまでも謙虚だった。

 「18歳の 1年間はいろいろ悩む 1年だった」昨年の夏頃、西純は自分のフォームを見失っていた。長いイニングを投げるうちペース配分が頭をよぎり、直球の球速も下がっていく。 8月中旬からは約 1カ月、実戦から遠ざかった。続けたのは地道な投げ込み。フォーム固めの毎日だった。その一方で同期の井上は 1軍デビューを果たし、オリックス宮城も初登板を経験。「みんな活躍してて、自分だけおいて行かれてる感じはするなって」。焦りはふと口からこぼれたが、決して腐ることはなかった。再び甲子園のマウンドに立つ日だけを見ていた。

 大事に握りしめた記念のボールは、母美江さんに送る。この日の朝も「しっかり諦めずに投げて」と背中を押してくれた。高校 1年の時にこの世を去った父雅和さんも「見てくれてるんじゃないかなと思ってます」と、力になってくれたと信じている。

 「プロ初勝利」を挙げ、勝利球を手に笑顔でポーズを決める西純矢投手。左は祝福する矢野燿大監督=阪神甲子園球場

 矢野監督は「純矢自身、お母さん喜ばせたいとか、天国のお父さんへ、という思いで投げてきたものが、プロとしての第 1歩踏み出せた」と思いやった。創志学園時代は「高校四天王」と呼ばれ輝いた聖地。全力投球の19歳に勝利の女神がほほえんだ。

◆西純矢(にし・じゅんや)

 2001年(平13) 9月13日生まれ、広島県出身。創志学園 2年「夏の甲子園」、創成館(長崎)との 1回戦で「16奪三振完封」。「U18日本代表」。19年「ドラフト1位」で阪神に入団。今季は 2軍戦で 6試合に登板、 2勝 1敗、「防御率3.44」。 184センチ、86キロ。右投げ右打ち。今季の推定年俸は1200万円。

○…矢野監督は西純の次回登板については明言はしなかった。来週以降の登板は考えてからになるかと問われ、「そうやね」と話した。右肩張りの影響から今月10日に「出場選手登録」を抹消されたガンケルがすでに 1軍練習に合流。西勇、青柳、秋山、伊藤将、アルカンタラと先発要員はそろっている。

▽創志学園・長沢宏行監督

 試合は見られなかったのですが、皆さんからの連絡で聞いたらヒヤヒヤだったと。お父さんの運が付いていたんじゃないですかね。不思議の勝ちですもんね。強気に見える顔立ちは、お父さんそっくり。損をする部分もあるけど、本当に謙虚な子なんです。 1つ 1つを大事に、お父さんの仏壇の前にボールを並べていってほしいですね。

 

 「2番手」で登板した馬場は 6回から 2回を「無安打無失点」と好投した。「 2イニングを『3者凡退』でしっかり投げることができましたし、いい形で次につなげることができてよかった」。 6回を 2奪三振などで抑えると、 7回も村上を空振り三振に仕留めるなどゼロを並べた。矢野監督も「隠れた『MVP』じゃないけど、そういう投球だったと思います」と絶賛した。

  6回、投球する馬場皐輔投手=阪神甲子園球場

 「陰のMVP」は17年「ドラフト1位」の快投だ。馬場皐輔投手は 2イニングの完全投球で「ドラフト1位」の後輩西純の「初勝利」を力強くアシスト。矢野監督から「馬場は助かったね。あれがオレの中でも『MVP』というか、大きな働きだったと思っている」と絶賛された。

 阪神「2番手」で登板した馬場皐輔投手=阪神甲子園球場

  5回を「無安打0封」した西純を受け、 1イニング目から「1番」山崎からの好打順を難なく「3者凡退」に仕留めた。「もう 1回行けるなっていうぐらいテンポ良く抑えてくれた」と指揮官を納得させ、 7回もマウンドへ。 2イニングで 3奪三振、内野ゴロ 2つの安定感を披露し、本人も「相手に流れを与えないことを意識して投げました。いい形で次につなげることができて良かった」と納得顔だ。

  7回表のヤクルト打線を抑え、ガッツポーズでベンチへ戻る馬場皐輔投手=阪神甲子園球場

 球界でシーズン 5度目の「ノーヒットノーラン」継投の期待が高まった 2点リードの 8回は、「3番手」岩崎が二死から初安打を浴び、 3連打で 1失点。それでも二死 1、 3塁で「3番」山田を中飛に打ち取り、リーグ最多の「16ホールド」目を記録した。 9回はスアレスが最速 161キロの直球を軸に 3人斬り。自身「19試合連続無失点」でリーグ最多「13セーブ」目を挙げた。「チームがいい試合をして、自分の仕事をする時だと思った」と充実感を漂わせた。

 

  5回裏阪神一死、「右越え先制本塁打」を放った近本光司外野手=阪神甲子園球場

 近本光司外野手が「先制ソロ」を放ち、高卒 2年目の西純矢投手に「プロ初勝利の権利」をプレゼントした。

 西純は「プロ初登板初先発」で「5回無安打無失点」と快投し、 5回裏に代打を送られた。両チーム無得点で迎えた 5回裏一死、「1番」近本が右翼ポール際に「3号」を届かせた。

  5回裏阪神一死、西純矢投手(左から 2人目)は近本光司外野手(手前)の右越え本塁打にガッツポーズする=阪神甲子園球場

 純矢のために! 同じ「ドラフト1位」の先輩が、後輩へ大きなプレゼントを贈った。 0- 0の 5回裏。無安打無失点ピッチの先発西純に代打が送られた直後だった。一死から近本光司外野手がバット振り抜くと、打球は大きな放物線を描いた。「切れるかな…」。心配をよそに、吸い込まれるように右翼ポール際へ着弾した。

  5回裏阪神一死、「右越え先制本塁打」を放った近本光司外野手=阪神甲子園球場

 「純矢も本当に頑張って投げて、 5回までゼロで抑えてくれていたんで。なんとしてもここは 1本、なんとしても塁に出て、勝ちをつけてあげたいなとは、思っていました」

 今季の「甲子園初本塁打」は、後輩の「初勝利」を強力アシストする先制の「3号ソロ」となった。ベンチ前では、はち切れんばかりの笑顔で待っていた西純とグータッチ。18年「ドラフト1位」の先輩が、貫禄を見せた。

  5回裏阪神一死、右越え先制本塁打を放った近本光司外野手のトラックマン記録=阪神甲子園球場

 試合前のロッカーで見かけた西純は、緊張の面持ちをしていたという。「頑張れ、とは言いましたけど。声をかけられるのも気になるとは思う。そっとする部分はそっとして」。気遣いを忘れず、先輩はプレーでけん引。「下の子が増えてきているんで、僕ももうちょっと引っ張っていけるようにやっていきたい」。後輩の活躍を“刺激”に、 3安打で今季最高の「打率2割8分1厘」まで上げた。 5月は13試合で「4割2分」。開幕直後の不調がうそのように打ちまくっている。

 お立ち台で笑顔を見せる近本光司外野手(左)と西純矢投手=阪神甲子園球場

 この日、開幕から打線を引っ張ってきた「2番」糸原が下肢のコンディション不良で「出場選手登録」を抹消された。「(責任が)のしかかってますけど」と重圧は否めないが、力強く続けた。

 「『1、2番』でずっとやってきて、助けてもらってる部分もありますし、今度は僕が頑張らないといけない場面だと本当に思う」

 「新世代の力で勝利した夜」。打のヒーローは、新たな決意を固めた。

 

  8回裏阪神無死、「左越え本塁打」を放ったジェリー・サンズ外野手=阪神甲子園球場

 僕も西純のために。ジェリー・サンズ外野手がリードを 2点に広げる「10号ソロ」で、奮闘する投手陣を援護した。

  1点差に迫られた 8回、坂本の初球、 147キロ速球を捉えて左中間スタンドに放り込んだ。「先発の西(純)をはじめ、ピッチャーがみんないい仕事をしてくれていたし、最後にはスアレスというパーフェクトなリリーバーがいるから、あそこで 1点追加して良い展開にすることができてよかったよ。チームみんなの勝利だね」。攻守の助け合いを強調した。

 

 練習を行う青柳晃洋投手=阪神甲子園球場

 青柳晃洋投手が中 5日で20日ヤクルト戦(甲子園)に先発し、「4勝」目を目指す。「村上選手のホームランは注意したい。今回は甲子園なので、間を抜かれる長打であったり、足の速い選手が多いので、足でかき回されないように注意したい」と引き締めた。

 ヤクルト戦は 3月27日の今季「初登板初勝利」など「2戦1勝1分け」と相性はいいが、心配は雨予報か。秋山は広島戦「7連勝中の好相性もあり、21日の敵地広島戦に回る見込みだ。

 

 及川雅貴投手=阪神鳴尾浜球場 (2021年 3月14日撮影)

 阪神の高卒 2年目の及川雅貴投手が、プロ入り初の 1軍に昇格した。今季はウエスタン・リーグで 5試合に先発し、計26回 1/3を「9失点(自責8)、防御率2.73」。試合前はドラフト同期でともに「高校四天王」と称された西純矢と甲子園で練習。「(西)純矢は良いライバルでもありますし、同級生として切磋琢磨(せっさたくま)してやってきたので、同じ日に昇格できてよかった。一緒に頑張っていきたいです」と意気込んだ。西純が制球に苦しんだ立ち上がりはブルペンで投球練習。西純に負けじと、中継ぎでデビューに備える。 

 

 阪神は19日、マツゲン箕島との練習試合(鳴尾浜)は雨天中止となった。実戦復帰予定だった大山について、平田 2軍監督は「きのう(18日)、シートバッティングで 5打席立たせたんで、野球勘は全く問題ない。きょうは守りというところのゲーム勘という面でやりたかったけどな」と話した。慎重にリハビリを続けているが、指揮官は「体的にはなんの問題もない」と太鼓判を押した。

 大山悠輔内野手(左)は平田勝男 2軍監督と話し合う=阪神鳴尾浜球場 (2021年 5月 7日)

 背中の張りで 2軍調整中の大山悠輔内野手の復帰戦は、雨で流れた。

 19日の 2軍練習試合マツゲン箕島戦(鳴尾浜)に出場予定だったが、雨天中止。平田 2軍監督は「今日はゲームで守ってというところで、ゲーム勘という所ではやりたかったけどな」と残念がった。貴重な実戦の機会が消えたが、大山は鳴尾浜の室内練習場で打撃練習を行うなど汗を流した。

 平田勝男 2軍監督との一問一答は以下の通り。

-大山の復帰が延びた

 平田 2軍監督 いやいや残念だねえ。昨日(18日)そういうこともあってシートバッティングに 5打席立たせたんでね。実戦的というか、野球勘というのは全く問題はないんだけどね。今日はゲームで守ってというところで、ゲーム勘という所ではやりたかったけどな。

-また明後日(21日ウエスタン・リーグ中日戦)守備に就いて打ってというところ

 平田 2軍監督 そうなんだよ、ただ明後日も天気が悪いんでね。その辺だけが心配してるんだけど。まあ体的にはなんの問題も無いんで、そういうところだよ。

-金曜日(21日)からの先発

 平田 2軍監督 金曜日は中田やな。土曜日が晋太郎(藤浪)。日曜日が…今日は湯浅、鈴木、尾仲と今故障者たち、トレーナー預かりのピッチャーが投げる予定だったんでその辺がどうなるか。(思い出して)日曜日は村上だ。

- 1軍から 3投手(小野、守屋、桑原)が合流した

 平田 2軍監督 いやもう 3人ともモチベーションが落ちてるということもなく、自分たちでみんなブルペン入ってさ。小野にしても守屋にしてもチェックというか、やってたんで。本人たちは何も落ち込むこともなく、次に向かってステップアップしようという気持ちがすごく強いよ。

(最後に自ら)
 「西純矢に期待だ今日は!  2軍で(ネタ?)ないよ」

 

 ヤクルトの連勝が「3」で止まった。 8回二死まで無安打。代打西浦の中前打から 3連打で 1点取るも、追いつけなかった。18日に「15安打14得点」の打線が一変、 3安打に沈黙。高津監督は阪神先発の西純から先制できなかった打線を悔やんだ。

 高津監督の試合後の主な一問一答は次の通り。

-先制したかった

 高津監督 初回もらったチャンスというか、あそこで哲人以下、 1本出ていたら変わっていたんでしょうけども、初めて対戦するピッチャーで、難しいところがあったのかもしれないですけど。

- 3回の攻撃前に円陣を組んでいた

 高津監督 バッティングコーチがいろいろな指示を出したんですけどね。

-阪神西純の投球は

 高津監督 すごく高いレベルで、真っすぐの質であったり、変化球であったり、コントロールを乱すところはあったんですけど。他のチームのことを言うのもあれだけど、すごくさすがだなというか。これから本当に野球界としては、そういう選手が出てきたのはすごいことなのかなと思います。

  8回裏阪神、選手交代を告げる高津臣吾監督=阪神甲子園球場

-ばらけているところが打ちづらそう

 高津監督 ちょっと絞り切れなかったのは間違いないでしょうね。さっきも言いましたけど、初めて対戦するので、球筋もよく分からないですし、いろんな対策はしたんですけども、うまくいかなかったというところですね。

-18日は良い形で勝った分、悔しい結果

 高津監督 確かにそうですね。昨日あれだけ打って、点取って、今日はやっぱり先に点を取って、いい展開で試合を進めることがすごく大事だと思っていたので、先発ピッチャーにあそこまで押さえ込まれたというのは、ちょっと反省するところですね。

-点が取られない中で先発田口が粘った

 高津監督 しっかりゲームを作ることのできるピッチャーだと思います。しっかり粘れるし、駆け引きとか勝負勘というところはすごく持ったピッチャーだと思いますね。

 

※ 5月20日の予告先発は、阪神・青柳晃洋投手(27)ー東京ヤクルト・リック・バンデンハーク投手(35=福岡ソフトバンク)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。

 

 我が母校の後輩、(高津)臣吾をビビらせた西純矢は凄い!これからの成長が楽しみだ!

 

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!待っているのは、「三文字」だけだ!  

 

今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。

試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」

そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。

最後に「頂へ」。

これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。

チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。

やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。

このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。

 

 

 

 2021年 オープン戦 最終順位表

 

 2020年 公式戦 順位表

 

 2021年 公式戦 順位表

 

 2021年 公式戦日程表と結果(04月)

 

 2021年 公式戦日程表と結果(05月)

 

 

 

 

 

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