●阪神が 3回に 1点を先制した。先頭・中野拓夢内野手(24=三菱自動車岡崎)の内野安打から二死 2塁とし、今季「初スタメン」の北條史也内野手(26)の適時打で 2塁走者がかえった。阪神が 5回、北條の「2打席連続適時打」で追加点。オリックスは 6回、スティーブン・モヤ内野手(29)の安打から二死 2塁とし、紅林弘太郎内野手(19)の適時打で 1点を返した。阪神が継投でオリックスの反撃を封じ、接戦を制した。秋山拓巳投手(30)は 6回途中 1失点で「5勝」目。オリックス宮城大弥投手(19)の連勝は「5」で止まった。矢野燿大監督(52)がオリックス能見篤史投手(42)との対戦を振り返った。 6回から登板したベテラン左腕にジェリー・サンズ外野手(33)、佐藤輝明内野手(22=近畿大學)の連打で無死 1、 2塁としたが、後続を打ち取られて得点できなかった。矢野監督は再戦に向けて力を込めた。
●阪神が接戦を制して貯金を再び「16」に戻した。ヒーローは今季「初スタメン」で「2打席連続適時打」を放った北條史也内野手だ。 1軍に昇格した北條史也内野手が「2番・2塁」でスタメンに抜てきされた。オリックス先発は今季「5勝負けなし」の左腕宮城。左腕キラーとして、今季「初スタメン」となった。北條は貴重な右の内野手として開幕 1軍入り。ここまではすべて途中出場で 9試合に出場。「9打数2安打、打率2割2分2厘、1本塁打、2打点」。 4月22日巨人戦では左腕髙橋優貴投手(24)から左翼へ「1号2ラン」を放っている。 4月24日に練習中に左足首を負傷し「出場選手登録」を抹消されていた。今季
「初スタメン」の北條史也内野手が「2打席連続タイムリー」を決めた。まずは 3回裏二死 2塁、好投手宮城を相手にフルカウントから 3遊間を破る先制打。 1点リードの 5回裏一死 1、 2塁でも再び 3遊間を破った。投手陣は先発の秋山拓巳投手が 6回途中 1失点と試合を作り、自身「3連勝」で「チーム最多タイの5勝目」をあげた。これが矢野阪神の底力だ。「日本生命セ・パ交流戦」で、北條史也内野手が決勝打を含む「2打席連続タイムリー」で「勝利」に貢献した。左足首の負傷から 1軍に復帰し、「2番2塁」で先発出場。いきなり結果を残した。今季は佐藤輝らルーキーの活躍が光るが、中堅も負けてはいない。オリックスとの「関西ダービー」は「1勝1敗」。交流戦の成績も「4勝4敗」の五分とした。起用が的中した矢野監督はたたえた。巨人が「勝利」しゲーム差は「4」のまま。それでも、チームにとって貴重な右打ち内野手の復活は、ただの「1勝以上」の価値がある。この景色を見るために、はい上がってきた。
●秋山拓巳投手が、 8安打を浴びながら要所を締め、 6回途中 1失点でマウンドを降りた。立ち上がりは自慢の制球が乱れた。安打に 2四球で二死満塁のピンチ。「6番」伏見寅威捕手(31)の 2塁へのゴロを、北條のダイビングキャッチに救われ切り抜けた。ただ、初回だけで30球を要した。秋山は交流戦では、17年に 8回 2失点、18年に 7回 1失点でオリックスから「2勝」している。意気込んでいた通り、 3打席で単打 1本を浴びるも 2奪三振。 6回は紅林に適時打を浴び 1点を失ったが、試合を作り、先発の役目を果たした。オリックス戦は先発で「3戦3勝」となった。
●阪神「ドラフト6位」中野拓夢内野手はヘッドスライディング連発で悪夢を吹き飛ばした。両チーム無得点で迎えた 3回裏無死、当たり損ねの 2塁へのゴロで頭から飛び込み内野安打にした。二死 2塁では北條の左前適時打で再びホームへ懸命にダイブ。ヘルメットで送球を“ヘディング”しながら先制点をもぎ取った。この日の「球宴ファン投票中間発表」では巨人坂本勇人内野手(32)を僅差で抑え、「遊撃部門トップ」の得票数。新たなエネルギー源も力に変える。
●阪神「ドラフト1位」佐藤輝明内野手が「オリの呪縛」から解放された。 6回にオリックス能見篤史投手から右前打を放った。前の 2打席は宮城に打ち取られ、オリックス戦はこの打席までオープン戦を含め「13打数無安打」で 7三振だったが、ようやく 1本出た。この日は「マイナビオールスターゲーム2021」ファン投票の「中間発表」が行われ、佐藤輝は、セ外野手部門で両リーグ最多の 4万7769票を獲得。この日の試合前に佐藤輝は喜んでいた。元虎戦士・能見との対戦で一打を放ち、さっそくファンの期待に応えた。 8打席ぶりの安打となり、続く 8回の打席でもK-鈴木投手(27=本名:鈴木康平)の内角カットボールを右前へ。今季15度目の「マルチ安打」をマークした。オリックス戦はオープン戦から安打が出ていなかったが、 3日の 3回戦に向け勢いもついた。「虎の怪物ルーキー」が「史上初」の「新人両リーグ最多得票」の看板をひっさげ、球宴でも大暴れするのか。楽しみは尽きない。
●梅野隆太郎捕手(29)は「球宴ファン投票中間発表」で早くも独走態勢に入った。「捕手部門2位」の中日木下拓哉捕手(29)にダブルスコア以上の差をつけて「1位」に君臨している。この日のオリックス戦では 1点リードの 6回無死 1、 2塁、「沖縄自主トレ」仲間でもあった能見と対決し、犠打に失敗した後に空振り三振。悔しさが残った。
●岩貞祐太投手(29)がピンチを救った。 1点差に迫られた直後の 6回二死 2塁で登板。T-岡田外野手(33=本名:岡田貴弘)を四球で歩かせ、「1番」福田周平外野手(28)を遊ゴロに仕留めた。
●「東京オリンピック(五輪)」の「侍ジャパン」メンバーに選出されることが濃厚となっている「セットアッパー」岩崎優投手(29)がリベンジ投球で「リーグ単独トップ」の「18ホールド」目をマークした。先頭伏見を直球で左飛に打ち取ると、代打大城滉二内野手(27)を空振り三振。最後は 6回に適時打を放っている「8番」紅林を直球で一飛に仕留めた。岩貞、馬場皐輔投手(26)、岩崎、ロベルト・スアレス投手(30)と「強力リリーフ陣」がバトンをつなぎ満足げだった。
●阪神「守護神」ロベルト・スアレス投手が両リーグトップの「17セーブ目」を挙げた。 1点リードの 9回、代打後藤駿太外野手(28)、福田周平外野手(28)から連続で空振り三振を奪うと、最後は安達了一内野手(33)を低め直球で 2ゴロに仕留め 3人で締めた。
記事をまとめてみました。
<阪神 2- 1オリックス>◇ 2回戦◇阪神 1勝 1敗 0分◇ 2日◇阪神甲子園球場
阪神が 3回に 1点を先制した。先頭・中野の内野安打から二死 2塁とし、今季「初スタメン」の北條の適時打で 2塁走者がかえった。
阪神が 5回、北條の「2打席連続適時打」で追加点。オリックスは 6回、モヤの安打から二死 2塁とし、紅林の適時打で 1点を返した。
阪神が継投でオリックスの反撃を封じ、接戦を制した。秋山は 6回途中 1失点で「5勝」目。オリックス宮城の連勝は「5」で止まった。
阪神先発の秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
矢野燿大監督がオリックス能見篤史投手との対戦を振り返った。
6回から登板したベテラン左腕にサンズ、佐藤輝の連打で無死 1、 2塁としたが、後続を打ち取られて得点できなかった。矢野監督は「いつもどんな状況でも、どんな場面でも変わらない。能見も絶対打たせるもんかという気持ちを持って投球してきたと思う」と、心情を推察。「明日も対戦があるんでね。僕たちは常に全力で、能見が出てきた時にはしっかり攻撃していくようにします。正々堂々と明日もやれたらと思います」と再戦に向けて力を込めた。
秋山拓巳投手(右)を祝福する矢野燿大監督=阪神甲子園球場
矢野燿大監督が「1点差勝利」のしびれる試合を振り返った。「1軍昇格」して「即スタメン出場」した北條史也内野手が 2本のタイムリーを放ち、リリーフ陣がゼロのバトンをつないだ。
-「大きな勝利」となった
いやあ、大きいですね。
-攻撃では北條が 2本の適時打
復帰してすぐスタメンで、ましてやいい投手からいいところで打ってくれて本当によかったですし、北條らしさを試合でもベンチでもやってくれるんですけど、ああいう選手が活躍するとうれしいですね。
ファンの歓声に応える北條史也内野手=阪神甲子園球場
-「声出し番長」としても大きい
本当にいつでも北條らしさを全部出してね。皆さんにもなかなか伝わりにくい部分かもしれないですけど、そういうところでチームに必要な存在なんで、そういう選手が活躍してくれると盛り上がりますね。
-中野が攻撃の起点になった
今日はいいプレーもありましたし、若い選手を使っている以上、失敗もありますし、失敗からしか成長できないんでね。でもいい準備して試合に臨む、成長していくということは今日も見せてくれたんでね。明日からもチャレンジしながら、失敗を恐れずどんどんいってくれたらなと思います。
-この 2人は守りでも
どちらにもしっかりといい攻撃、いい守備だったと思います。
4回表オリックス一死 1、 2塁、秋山拓巳投手は紅林弘太郎内野手を投ゴロ併殺に仕留めてガッツポーズ=阪神甲子園球場
-宮城相手に中軸が苦しんでも勝った
そういう部分で言うと、アキ(秋山)の粘りというか、ああいう展開の中で粘ってくれたというのもありますし、ベンチでも粘るぞ、粘るぞと言いながら意識高くその気持ちをピッチングにしてくれた。その後の投手も苦しかったですけど、つないでいくというのもうちの野球なんで、しっかりやってくれました。
-能見の立ち姿
能見はいつもどんな状況でも、どんな場面でも変わらない。能見の姿は変わらず今日もありましたし、能見もいろんな思いで、絶対打たせるもんかという思いで今日も静かな中でそういう気持ちを持って投球してきたと思うんでね。僕たちも明日も対戦あるんでね。僕たちは常に全力で、能見が出てきた時にはしっかり攻撃していくようにしますし、正々堂々と明日もやれたらと思います。
-明日の連勝、「カード勝ち越し」に向け
今日いい形でつなげたんで、明日も全員でうちらしくつないでいきます。
笑顔でティー打撃を行う北條史也内野手=阪神甲子園球場
この日 1軍に昇格した北條史也内野手が「2番・2塁」でスタメンに抜てきされた。オリックス先発は今季「5勝負けなし」の左腕宮城。左腕キラーとして、今季「初スタメン」となった。 2軍では最近 5試合で、「5試合連続安打」を放ち「19打数8安打、打率4割2分1厘」と打撃好調だ。宮城とは 3月20日のオープン戦で 1打席対戦し、この時は捕手前に犠打を決めている。
北條は貴重な右の内野手として開幕 1軍入り。ここまではすべて途中出場で 9試合に出場。「9打数2安打、打率2割2分2厘、1本塁打、2打点」。 4月22日巨人戦では左腕髙橋から左翼へ「1号2ラン」を放っている。 4月24日に練習中に左足首を負傷し「出場選手登録」を抹消されていた。
1回表オリックス二死満塁、北條史也内野手は伏見寅威捕手の打球に横っ跳びで好捕=阪神甲子園球場
今季「初スタメン」の北條史也内野手がいきなりの美守で沸かせた。
左足首負傷のリハビリを終え、この日出場選手登録されて「2番2塁」で先発。 1回表二死満塁で「6番」伏見の 2遊間へのゴロに飛びつき、アウトをもぎ取った。
北條は 4月24日の練習中に左足首を負傷し、 2軍でリハビリを続けていた。
1回表オリックス二死満塁、伏見寅威捕手の打球を好捕し 1塁でアウトにする 2塁手北條史也内野手=阪神甲子園球場
今季「初スタメン」の北條史也内野手が「2打席連続タイムリー」を決めた。
まずは 3回裏二死 2塁、好投手宮城を相手にフルカウントから 3遊間を破る先制打。 1点リードの 5回裏一死 1、 2塁でも再び 3遊間を破った。
3回裏阪神二死 2塁、北條史也内野手先制の左前適時打を放った=阪神甲子園球場
左足首負傷から復帰し、この日出場選手登録されて「2番2塁」で先発。 1回表二死満塁では6番伏見の 2遊間ゴロに飛びつき、アウトをもぎ取っていた。
北條は 4月24日の練習中に左足首を負傷し、 2軍でリハビリを続けていた。
3回裏阪神二死 2塁、北條史也内野手先制の左前適時打を放った=阪神甲子園球場
阪神が接戦を制して貯金を再び「16」に戻した。
ヒーローは今季「初スタメン」で「2打席連続適時打」を放った北條史也内野手だ。左足首負傷から復帰。この日出場選手登録されて「2番2塁」で先発した。 3回裏二死 2塁、好投手宮城から 3遊間を破る先制打。 1点リードの 5回裏一死 1、 2塁でも再び 3遊間を破った。
投手陣は先発の秋山拓巳投手が 6回途中 1失点と試合を作り、自身「3連勝」で「チーム最多タイの5勝目」をあげた。
5回裏阪神一死 1、 2塁、北條史也内野手は左前適時打を放った=阪神甲子園球場
これが矢野阪神の底力だ。「日本生命セ・パ交流戦」で、北條史也内野手が決勝打を含む「2打席連続タイムリー」で「勝利」に貢献した。左足首の負傷から 1軍に復帰し、「2番2塁」で先発出場。いきなり結果を残した。今季は佐藤輝らルーキーの活躍が光るが、中堅も負けてはいない。オリックスとの「関西ダービー」は「1勝1敗」。交流戦の成績も「4勝4敗」の五分とした。
◇ ◇ ◇
この歓声を浴びるために、はい上がってきた。北條は 3塁ベース上で手をたたき、左手を挙げた。ベンチでは矢野監督が両手を挙げている。「1軍昇格即先制打」のヒーローに、大きな拍手が注がれた。
「チャンスで回ってこい! という気持ちで待っていました。しっかりランナーをかえすことができてよかった。僕も(先発の)秋山さんみたいに、粘り倒してやろうと思って打席に立っていました」
3回裏二死 2塁。この試合前まで「パ・リーグ防御率トップ」の宮城に食らいついた。フルカウントから 150キロ直球を打ち返すと、しぶとく 3遊間を破った。
1点リードの 5回裏一死 1、 2塁でも再び 3遊間を破った。結果的に 1点差での逃げ切り勝ち。「ファームでやってきたことを全部出そうと思って」。殊勲の 2打点は無我夢中で戦った結果だった。
お立ち台でガッツポーズをする秋山拓巳投手(左)と北條史也内野手=阪神甲子園球場
4月24日の練習中に左足首を負傷。 2軍でのリハビリの日々で、自分と向き合った。「打撃のレベルアップだけ考えて。毎日毎日、何か 1つでも多く考えてバッティングをしていました」。ロハスが 2軍降格したこの日、 1軍昇格即「2番2塁」で今季「初スタメン」。初回二死満塁のピンチでは、伏見の 2遊間へのゴロに飛びつき、アウトをもぎ取った。スタートからフルパワーで爆発した。
起用が的中した矢野監督は「いつも気合入ってるよ、アイツは。きょうが特別でもないし」と言うと「準備とか、そういうことは怠らない選手。上がってきてすぐ結果が出たっていうのは、気分もいいと思うし、チームも救ってくれたところがある」とたたえた。巨人が「勝利」しゲーム差は「4」のまま。それでも、チームにとって貴重な右打ち内野手の復活は、ただの「1勝以上」の価値がある。
お立ち台では同じくヒーローに選ばれた秋山への質問にフライングで返答し爆笑を誘った。ようやくマイクを向けられると「すいません、もういいですか」と、待ってましたと言わんばかりに思いがあふれ出た。
「やっぱりファンの皆さんがいる中で野球するというのは本当に幸せなことなので、本当に感謝しています」 この景色を見るために、はい上がってきた。
阪神先発の秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
秋山拓巳投手が、 8安打を浴びながら要所を締め、 6回途中 1失点でマウンドを降りた。
立ち上がりは自慢の制球が乱れた。安打に 2四球で二死満塁のピンチ。「6番」伏見の 2塁へのゴロを、北條のダイビングキャッチに救われ切り抜けた。ただ、初回だけで30球を要した。
阪神先発の秋山拓巳投手=阪神甲子園球場
5回二死満塁のピンチでは、「3番」吉田正尚外野手をこの日 2度目の空振り三振に仕留めた。吉田正が 1試合 2三振を喫するのは「今季初」。この試合前まで、規定打席到達者で両リーグ最少の 8三振だった男を手玉に取った。
1回表オリックス一死 1塁、吉田正尚外野手は空振り三振に終わる=阪神甲子園球場
秋山は交流戦では、17年に 8回 2失点、18年に 7回 1失点でオリックスから「2勝」している。「吉田(正尚)選手ともしっかり勝負をして、シングルヒットはオッケーぐらいの気持ちで攻めていきたい」と意気込んでいた通り、 3打席で単打 1本を浴びるも 2奪三振。 6回は紅林に適時打を浴び 1点を失ったが、試合を作り、先発の役目を果たした。
ファンの歓声に帽子をあげて応える秋山拓巳投手(左)と北條史也内野手=阪神甲子園球場
秋山拓巳投手が8安打を浴びながら要所を締め、 5回 2/3 6奪三振 1失点でチームトップタイの「5勝」目を挙げた。
5回一死 1、 3塁のピンチでは、「3番」吉田正をこの日 2度目の空振り三振に仕留めた。吉田正が 1試合 2三振を喫するのは「今季初」。この試合前まで、規定打席到達者で両リーグ最少の 8三振だった男を手玉に取った。
「先制点だけ与えないように、粘り倒してやろうと思って」と言葉通りの投球で勝利に導いた。オリックス戦は先発で「3戦3勝」となった。
3回裏阪神二死 2塁、北條史也内野手の左前適時打で生還する中野拓夢内野手=阪神甲子園球場
阪神「ドラフト6位」中野拓夢内野手はヘッドスライディング連発で悪夢を吹き飛ばした。両チーム無得点で迎えた 3回裏無死、当たり損ねの 2塁へのゴロで頭から飛び込み内野安打にした。二死 2塁では北條の左前適時打で再びホームへ懸命にダイブ。ヘルメットで送球を“ヘディング”しながら先制点をもぎ取った。
「昨日、バント失敗もあり、守備ではエラーもあり…。なんとしても今日は取り返そうという気持ちを持ってやっていた。とっさに出たというか、気持ちが前に出ました」
3回裏阪神二死 2塁、北條史也内野手の左前適時打で生還し笑顔を見せる中野拓夢内野手=阪神甲子園球場
前夜は初回に犠打失敗から三振、同点の 8回は悪送球で失点を呼び込んでしまっていた。この日は遊撃守備でも 6回無死 1塁で 3遊間へのゴロに飛びつき、 2塁封殺をゲット。「投手を助けたいという気持ちがあった。それが前面に出て良かった」。矢野監督も「昨日の今日で素晴らしかった」と納得顔だ。
この日の「球宴ファン投票中間発表」では巨人坂本を僅差で抑え、「遊撃部門トップ」の得票数。「すごくうれしいです。これからもその評価を裏切らないように、しっかりプレーで見せられるようにやっていきたい」。新たなエネルギー源も力に変える。
4回裏阪神一死 1塁、佐藤輝明内野手は中飛に倒れる=阪神甲子園球場
やっと出た~! 阪神「ドラフト1位」佐藤輝明内野手が「オリの呪縛」から解放された。
6回にオリックス能見篤史投手から右前打を放った。前の 2打席は宮城に打ち取られ、オリックス戦はこの打席までオープン戦を含め「13打数無安打」で 7三振だったが、ようやく 1本出た。
6回裏阪神無死 1塁、能見篤史投手(左)から右前打を放った佐藤輝明内野手=阪神甲子園球場
この日は「マイナビオールスターゲーム2021」( 7月16日・メットライフドーム、同17日・楽天生命パーク宮城)ファン投票の「中間発表」が行われ、佐藤輝は、セ外野手部門で両リーグ最多の 4万7769票を獲得。この日の試合前に佐藤輝は「すごく驚きましたけど、素直にうれしいです。もっともっと活躍できるように頑張っていきます」と喜んでいた。元虎戦士・能見との対戦で一打を放ち、さっそくファンの期待に応えた。
6回裏阪神一死 1塁、佐藤輝明内野手はオリックス能見篤史投手から右前打を放った=阪神甲子園球場
阪神「ドラフト1位」佐藤輝明内野手が、ファンの熱狂的な支持に「マルチ安打」で応えた。
6回に「ピッチャー能見」とコールされるとスタンドからはメガホンでこの試合一番の拍手が巻き起こった。ネクストバッターズサークルで見た光景に「いつか自分もそうやって拍手が起こるような選手になりたいですね」と、改めて自分もこれから長く虎を支える思いを強くした。
小さいころに甲子園に観戦に来ていたころからスターだった。能見に追い込まれフォークを 3球続けられたが、高めに浮いた球を逃さず右前へ運んだ。「何とか粘って、前に飛ばそうと思っていった結果がよかった」。 8打席ぶりの安打となり、続く 8回の打席でもK-鈴木の内角カットボールを右前へ。今季15度目の「マルチ安打」をマークした。オリックス戦はオープン戦から安打が出ていなかったが、 3日の 3回戦に向け勢いもついた。
ロベルト・スアレス投手(左)を笑顔で迎える佐藤輝明内野手=阪神甲子園球場
この日もスタンドのファンが掲げるタオルの数は一番多かったが、球宴のファン投票でも規格外の集票力を見せた。「マイナビオールスターゲーム2021」の第 1回ファン投票の「中間発表」が行われ、佐藤輝はセ外野手部門で両リーグ最多の 4万7769票を獲得した。試合前練習後に知った佐藤輝は「すごく驚きましたけど、素直にうれしい」と喜んだ。 4万票を超えているのは「パ外野手1位」ソフトバンク柳田悠岐外野手の 4万3495票だけ。パワフルな打撃だけでなく、人気でも全国区であることを証明した。
ファン投票は20日まで行われるが、最終結果で、新人がファン投票の最多得票となったことはまだない。「もちろん選ばれたいですし、そのために頑張るわけではないですが、選んでもらえるような活躍をしたい」。「虎の怪物ルーキー」が「史上初」の「新人両リーグ最多得票」の看板をひっさげ、球宴でも大暴れするのか。楽しみは尽きない。
6回裏阪神無死 1、 2塁、梅野隆太郎捕手は能見篤史投手(左)と対戦し、空振り三振に倒れる=阪神甲子園球場
梅野隆太郎捕手は「球宴ファン投票中間発表」で早くも独走態勢に入った。
「捕手部門2位」の中日木下拓にダブルスコア以上の差をつけて「1位」に君臨している。この日のオリックス戦では 1点リードの 6回無死 1、 2塁、「沖縄自主トレ」仲間でもあった能見と対決し、犠打に失敗した後に空振り三振。悔しさが残ったが、最後はチームの「勝利」を喜んだ。
6回表オリックス二死 2塁、秋山拓巳投手に代わり岩貞祐太投手が登板する=阪神甲子園球場
岩貞祐太投手がピンチを救った。 1点差に迫られた直後の 6回二死 2塁で登板。T-岡田を四球で歩かせ、「1番」福田を遊ゴロに仕留めた。「気持ちで投げました。0でつなぐことが出来て良かったです」。
5月30日の西武戦では 1回 4安打 3失点と悔しい投球となったが、気持ちを切り替えて結果を残した。
8回表を抑えた岩崎優投手=阪神甲子園球場
「東京オリンピック(五輪)」の「侍ジャパン」メンバーに選出されることが濃厚となっている「セットアッパー」岩崎優投手がリベンジ投球で「リーグ単独トップ」の「18ホールド」目をマークした。
持ち場である 8回から「4番手」で登板。先頭伏見を直球で左飛に打ち取ると、代打大城を空振り三振。最後は 6回に適時打を放っている「8番」紅林を直球で一飛に仕留めた。前日 1日には 8回に安達に「勝ち越し打」を浴び、今季「2敗」目を喫していただけに悔しさを晴らした。
8回表オリックス無死、岩崎優投手は紅林弘太郎内野手の飛球で 1塁を指さす=阪神甲子園球場
この日の練習中にも岩崎とコミュニケーションを図っていた矢野監督は「優(岩崎)自身もマウンドに上がるとき嫌な感じは多少ありながらいくと思うので、そういうところは 3人で終わったというのは、(流れが) 1つ切れた」。岩貞、馬場、岩崎、スアレスと「強力リリーフ陣」がバトンをつなぎ「こういう試合を取るっていうのがうちのチームなので。いいつなぎができた」と満足げだった。
スアレス投手試合を締め笑顔で梅野隆太郎捕手とポーズを決める=阪神甲子園球場
阪神「守護神」ロベルト・スアレス投手が両リーグトップの「17セーブ目」を挙げた。
この日の最速は 158キロと球速はやや控えめだったが、安定感は抜群。 1点リードの 9回、代打後藤、福田から連続で空振り三振を奪うと、最後は安達を低め直球で 2ゴロに仕留め 3人で締めた。「みんながいい仕事をして 9回までつないできてくれたし、自分のやるべき仕事を果たすことができてよかった」と笑顔で振り返った。
オリックスに勝利し梅野隆太郎捕手(左)とタッチするスアレス投手=阪神甲子園球場
※ 5月 3日の予告先発は、阪神・ラウル・アルカンタラ投手(28=韓国・斗山)―オリックス・山崎福也投手(28)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!今季こそ勝利を掴め!待っているのは、「三文字」だけだ!今年は行けるぞ!ファイトだ!タイガース!
今の僕たちに一番必要なことは「挑戦すること」だと考えています。
試合結果により評価されがちですが、「エラーをしても前に出る」「打たれても バッターに向かっていく」
そのような姿勢が僕たちのチームの成長には一番必要なことだと考えているので、まずは挑戦する事「挑む」を最初に掲げました。 次に、「超える」ですがこれは「超越する」ことです。
最後に「頂へ」。
これは僕自身が監督に就任してからセ・リーグの順位が3位、2位ととなり、来季 はもちろん「頂」しかありません。
チーム全体として頂点に立つことを意識し、選手・スタッフ含めチーム全体で、 頂点に行ったときにどういう景色があるのか、どういう気持ちになれるのかを考える1年とし、「常にトップに立つ」とういう意識にしていきます。
やはりタイガースファンの大きな後押しも必要です。
このスローガンをもとに共に戦い、頂点に行った景色を一緒に見ましょう。
2021年 オープン戦 最終順位表
2021年 公式戦 順位表
2021年 交流戦 順位表
2021年 公式戦日程表と結果(05月)
2021年 公式戦日程表と結果(06月)