侍ジャパンの山本浩二監督(66)が初陣へ!ブラジル戦を翌日に控えた 1日は、福岡市内のグラウンドで最終調整を完了。阿部の故障など不安材料も残したまま突入するが、目指す大会 3連覇へ向けた好発進へ。気迫満点でテンションを上げ鼻息は荒かった。
WBC日本代表の主将・阿部慎之助捕手(33)が 1日、笑顔で福岡市内で行われた開幕前日練習に参加。フリー打撃など通常メニューを元気にこなした。右膝を痛めて 2月28日の強化試合を欠場したものの、神懸かった回復で「重傷じゃなかった」と周囲を安心させた。
WBC日本代表は今日 2日、 1次リーグ初戦のブラジル戦(ヤフオクドーム、午後 7時開始)に臨む。重要な先発は、予定通りエース田中将大投手(24)が務める。記事をまとめてみました。
侍ジャパンの山本浩二監督が初陣へ、テンションを上げた。ブラジル戦を翌日に控えた 1日は、福岡市内のグラウンドで最終調整を完了。阿部の故障など不安材料も残したまま突入するが、鼻息は荒かった。「いよいよ。あっという間だった。燃えるモノがあります」。目指す大会 3連覇へ向けた好発進へ、気迫満点だった。
選手との和を重んじるのが、指揮を執る上での信念の 1つ。目線を下げて、精力的に動いた。阿部の代役で 4番を務める糸井には自らティー打撃のトスを上げる役割を買って出た。「力んでいたね。場面、場面で」。前夜の巨人戦で主砲を任され、気負い過ぎて 5打数無安打と沈黙。ブラジル戦でも託すことが濃厚なだけに、肩の荷を下ろしてあげた。
突破が確実視されている1次ラウンドが開幕する。「 1戦、 1戦の勝負ですから。勝ちにいくだけです」と言い聞かせるように必勝宣言した。広島の監督だった2005年以来、 8年ぶりの公式戦。その感慨を問われると「やめてくれよ」と、やや不快感を見せた。初めて日本代表を率いる使命と責任を、全身全霊のタクトに込める。
WBC日本代表の主将・阿部慎之助捕手が 1日、神懸かった回復で「重傷じゃなかった」と周囲を安心させた。右膝を痛めて 2月28日の強化試合を欠場したものの、一夜明けたこの日は「治っちゃいました」と、笑顔で福岡市内で行われた開幕前日練習に参加。フリー打撃など通常メニューを元気にこなした。今日 2日の開幕戦は大事を取ってベンチスタートになる見込みだが、最悪の事態も覚悟していた山本監督ら首脳陣を安心させた。
バスを降りると大粒の雨だった。ほとんどの選手が、肩をすぼめ、顔をしかめながら、室内練習場へと向かった。だが、右膝痛で強化試合を欠場した阿部だけは、なぜか笑顔だった。「一晩寝たら、僕の右膝、治っちゃいました」。開幕前日はあいにくの空模様。窮屈な室内練習場での調整となったが「治ったのは、この嵐のおかげでかも」と、再び笑った。
フリー打撃を終えて笑顔を見せる主将・阿部慎之助捕手
その言葉通り、練習で軽快な動きを見せた。ウオーミングアップでは先頭でランニングし、キャッチボールは「代役 4番」の糸井とコンビを組んだ。最後はフリー打撃。約50球、力強く右足を踏み込んで、快音を響かせた。主将の元気な姿に、一番ホッとしたのが山本監督だった。前日までは最悪の事態も覚悟していただけに「安心しました」と、胸をなで下ろした。
ただ、阿部が暗い顔を見せなかったのは、周囲を心配させないためでもあった。27日の練習で痛めた直後は、膝が曲がらなかったほど。わずか 2日間で完治するはずはない。 100%の状態でないことは山本監督も分かっており「膝だから慎重に考えないといけない」と、無理はさせない方針で、ブラジルとの開幕戦はベンチスタートが濃厚。代打での出場に備える見込みだ。6日のキューバ戦での先発出場に照準を合わせ調整していくとみられる。
「けがの功名」もあった。前日の強化試合は、打撃不振の坂本が4安打を放つなど若い選手たちがたくましさを見せた。一丸となってチームの危機を乗り越えようとする気迫に、山本監督は「阿部の故障があって、選手がカバーしようという気持ちになっている」と、うなずいた。
阿部もチームメートの思いに応えようと必死だ。「いよいよ明日から本番が始まる。万全の人も、そうでない人もいますが、それぞれがチームのために自分が何をできるのかを考え、みんなで声を掛け合っていきたい」。個人的なケガや不調でうつむくわけにはいかない。仲間を信じて、3連覇への道を突き進む。
マー君、任せたぞ! WBC日本代表は今日 2日、 1次リーグ初戦のブラジル戦(ヤフオクドーム、午後 7時開始)に臨む。重要な先発は、予定通りエース田中将大投手(24)が務める。田中は 2月23日、オーストラリアとの壮行試合で先発して 3回 2失点と不安を残した。さらに主将・阿部も右膝を痛めるなど不安は山積しているが、田中は 1日の前日練習で「気持ちが高ぶっている」「見ていただく方々に何かを感じてほしい」などと、アドレナリン全開で力強く語った。悲願の 3連覇へ、侍ジャパンの戦いがいよいよ始まる。
覚悟が口もとに表れていた。田中は珍しく無精ひげをたくわえていた。前日練習を行った福岡工大の室内練習場。前田健とキャッチボールをするなど、先頭に立って最後の調整を終えると、カメラの前に立ちブラジル戦への意気込みを語った。「いよいよ大会が始まる。気持ちが高ぶっています。答えは、マウンドで。結果を出します」。ニコリともせず、真っすぐに前を向いて語った。
笑顔で声を出しながらウオーミングアップする田中将大投手
侍ジャパンは決して順風満帆とはいえない。主将の阿部が右膝に違和感を訴えている。打線もまだ本調子ではない。何より田中自身、本番前の登板2試合とも失点するなどピリッとしなかった。周囲は不安を抱いている。この日も報道陣から「調子は大丈夫か?」という質問が飛ん 1試合、抑えれば(雰囲気は)変わる。気も楽になる」と決意を口にした。
相手は関係ない。2006年の第 1回大会では上原が、2009年の第 2回大会ではダルビッシュが、初戦の先発マウンドに立った。もっとも信頼されるエースが立つ舞台。ここを抑えるか否かが、チームに大きな意味を持つ。自分がブラジルをねじ伏せれば、侍ジャパンは上昇する。田中はそれを十分に理解している。
相手打線を眼中に置いていない。俊足の 1番オルランドに、 4番はパンチ力があるヤクルトの松元。バランスの取れた打線は侮れない。だが田中は「データにとらわれても…」と、情報は最小限のインプットにとどめた。「バッターとしっかり勝負して、リズムよく投げる。上位を走者に出すと苦しくなる。走者なしでクリーンアップを迎える。ユウイチさんも、交流戦でしか対戦していない。ブラジルが僕をよく知っている、ということはない」。
ひげをそる暇も惜しんで調整に没頭した。 2月27日の練習では、周囲をシャットアウトしてブルペンにこもった。孤独に自分と向き合った中 6日で「結果を残せなかったけど、 2試合の登板がいいステップになった」と納得できた。だから自分らしい決意表明ができた。会見の最後。「すべての日本人に向けて」という決意を求められ、田中は口を開いた。
田中:一生懸命、自分たちの野球をやる。結果、いいプレー、いい試合につながっていく。見ていただく方々に、何かを感じていただければうれしいです。
レンジャーズ上層部はじめ、メジャーのスカウトが大挙して押し寄せるが興味はない。日本のエースとして、侍ジャパンの初勝利だけに徹する。
【阿部開幕欠場危機の記事】
明日 2日に大会開幕を控えた侍ジャパンを、緊急事態が襲った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の主将・阿部慎之助捕手が 2月28日、右ひざに違和感を訴えて、本番前最後の実戦となる強化試合(巨人戦)を欠場した。今日 1日の状態次第では、チームの大黒柱を欠いたまま本番を迎える可能性も出てきた。山本浩二監督は「阿部不在」のケースも覚悟。 4番に糸井を据える新オーダーを試し、最後の実戦を 6- 1の白星で締めくくった。
大会前最後の強化試合に臨んだ侍ジャパンに、阿部の姿はなかった。前日27日の全体練習で、ウオーミングアップ中に右ひざに違和感を覚えた。一夜明けても痛みが引かなかったため、大事を取った。チーム宿舎で治療に専念した阿部は広報を通じ「今日は大事を取らせてもらいました」と、コメントした。
調整が遅れている阿部にとって、無念の欠場となった。対外試合での打率は1割に満たず「僕は落ち武者」と、あえて自分自身に厳しい言葉を浴びせて、気合を入れ直したばかり。「大会までに何とかする」と意気込んでいただけに、相当なショックに違いない。
前夜、阿部と夕食をともにしたというベテラン井端は「昨日から『ヤバイかも』と言っていた」と、冷静に受け止めた。ピンチに違いはないが、日本の底力を示すチャンスでもある。「こういう時こそ(若い選手たちが)俺が俺が、となってくれたら。もし阿部がいなくて勝てないようなら、最初から世界一になんてなれない。戻ってくるまでは、このメンバーで。阿部抜きでも1次ラウンドぐらい突破しないと」と、力を込めた。
この思いは、チーム全員で共有している。主将のいない日本代表は、浮足立つことなく巨人に 6- 1で快勝。最後の強化試合を白星で締めくくった。開幕直前、侍ジャパンに訪れた大きな試練。逆境を結束力に変え、乗り越えていくしかない。
◆追加招集の大会規定
1次、 2次、決勝の各ラウンド前なら、それぞれ故障選手に代わって追加招集を許される。各ラウンド中の交代はできない。投手は投手、野手は野手と入れ替える。ただし捕手の登録が 2人以下で捕手が故障した場合に限り各ラウンド中でも次戦から追加招集が可能。離脱選手はケガが回復してもその後の大会には出場できない。
阿部捕手も元気に復帰してきたが、安心はしていられないのが現状だろう。
コージこと山本浩二監督は、「目指す大会 3連覇へ向けた好発進へ、気迫満点だった」と記事には書かれているが、今日から始まる大会に対して褌(ふんどし)を締めてかかっていって欲しいですね。
ガンバレ!侍ジャパン!
侍ジャパン日程
第 3回WBC組み合わせと日程
日本とキューバが実力的に抜けており、 1次突破は確実。 3連覇を目指す日本はメジャー組を欠くが、メンバー的に堅実な試合運びが期待でき、大崩れはなさそう。キューバは国外亡命選手の増加でチーム力が落ちているが、国際大会の豊富な経験でカバーする。予選を勝ち抜いたブラジルには勢いがあり、初戦日本戦でロースコアに持ち込めればおもしろい。中国は 1勝を目指す。
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
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3月 2日から福岡ドームで戦いが始まります!
ニッポン放送でも実況中継が決定!
■ 1次ラウンド(福岡ヤフオク!ドーム)
3/ 6(水) 日本 対 キューバ 19時PB予定
■ 2次ラウンド(東京ドーム)
※日本代表が出場する試合のみ中継予定
3/ 8(金) GAME②:
福岡ラウンド通過チーム 対 台中ラウンド通過チーム
19時PB予定
3/ 9(土) GAME③:GAME①敗者 対 GAME②敗者
19時PB予定
3/10(日) GAME④:GAME①勝者 対 GAME②勝者
19時PB予定
3/11(月) GAME⑤:GAME③勝者 対 GAME④敗者
19時PB予定
■決勝ラウンド(サンフランシスコ AT&TPark)
※日本代表が出場する場合のみ中継予定
3/18(月) 準決勝①:マイアミラウンド 2位 対 東京ラウンド 1位
10時PB予定
3/19(火) 準決勝②:東京ラウンド 2位 対 マイアミラウンド 1位
10時PB予定
3/20(水) 決勝:準決勝①勝者 対 準決勝②勝者 9時PB予定
※日程・時間はいずれも日本時間。中継予定は変更になる場合がございます。どうお、お楽しみに!
ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
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WBC日本代表の主将・阿部慎之助捕手(33)が 1日、笑顔で福岡市内で行われた開幕前日練習に参加。フリー打撃など通常メニューを元気にこなした。右膝を痛めて 2月28日の強化試合を欠場したものの、神懸かった回復で「重傷じゃなかった」と周囲を安心させた。
WBC日本代表は今日 2日、 1次リーグ初戦のブラジル戦(ヤフオクドーム、午後 7時開始)に臨む。重要な先発は、予定通りエース田中将大投手(24)が務める。記事をまとめてみました。
侍ジャパンの山本浩二監督が初陣へ、テンションを上げた。ブラジル戦を翌日に控えた 1日は、福岡市内のグラウンドで最終調整を完了。阿部の故障など不安材料も残したまま突入するが、鼻息は荒かった。「いよいよ。あっという間だった。燃えるモノがあります」。目指す大会 3連覇へ向けた好発進へ、気迫満点だった。
選手との和を重んじるのが、指揮を執る上での信念の 1つ。目線を下げて、精力的に動いた。阿部の代役で 4番を務める糸井には自らティー打撃のトスを上げる役割を買って出た。「力んでいたね。場面、場面で」。前夜の巨人戦で主砲を任され、気負い過ぎて 5打数無安打と沈黙。ブラジル戦でも託すことが濃厚なだけに、肩の荷を下ろしてあげた。
突破が確実視されている1次ラウンドが開幕する。「 1戦、 1戦の勝負ですから。勝ちにいくだけです」と言い聞かせるように必勝宣言した。広島の監督だった2005年以来、 8年ぶりの公式戦。その感慨を問われると「やめてくれよ」と、やや不快感を見せた。初めて日本代表を率いる使命と責任を、全身全霊のタクトに込める。
WBC日本代表の主将・阿部慎之助捕手が 1日、神懸かった回復で「重傷じゃなかった」と周囲を安心させた。右膝を痛めて 2月28日の強化試合を欠場したものの、一夜明けたこの日は「治っちゃいました」と、笑顔で福岡市内で行われた開幕前日練習に参加。フリー打撃など通常メニューを元気にこなした。今日 2日の開幕戦は大事を取ってベンチスタートになる見込みだが、最悪の事態も覚悟していた山本監督ら首脳陣を安心させた。
バスを降りると大粒の雨だった。ほとんどの選手が、肩をすぼめ、顔をしかめながら、室内練習場へと向かった。だが、右膝痛で強化試合を欠場した阿部だけは、なぜか笑顔だった。「一晩寝たら、僕の右膝、治っちゃいました」。開幕前日はあいにくの空模様。窮屈な室内練習場での調整となったが「治ったのは、この嵐のおかげでかも」と、再び笑った。
フリー打撃を終えて笑顔を見せる主将・阿部慎之助捕手
その言葉通り、練習で軽快な動きを見せた。ウオーミングアップでは先頭でランニングし、キャッチボールは「代役 4番」の糸井とコンビを組んだ。最後はフリー打撃。約50球、力強く右足を踏み込んで、快音を響かせた。主将の元気な姿に、一番ホッとしたのが山本監督だった。前日までは最悪の事態も覚悟していただけに「安心しました」と、胸をなで下ろした。
ただ、阿部が暗い顔を見せなかったのは、周囲を心配させないためでもあった。27日の練習で痛めた直後は、膝が曲がらなかったほど。わずか 2日間で完治するはずはない。 100%の状態でないことは山本監督も分かっており「膝だから慎重に考えないといけない」と、無理はさせない方針で、ブラジルとの開幕戦はベンチスタートが濃厚。代打での出場に備える見込みだ。6日のキューバ戦での先発出場に照準を合わせ調整していくとみられる。
「けがの功名」もあった。前日の強化試合は、打撃不振の坂本が4安打を放つなど若い選手たちがたくましさを見せた。一丸となってチームの危機を乗り越えようとする気迫に、山本監督は「阿部の故障があって、選手がカバーしようという気持ちになっている」と、うなずいた。
阿部もチームメートの思いに応えようと必死だ。「いよいよ明日から本番が始まる。万全の人も、そうでない人もいますが、それぞれがチームのために自分が何をできるのかを考え、みんなで声を掛け合っていきたい」。個人的なケガや不調でうつむくわけにはいかない。仲間を信じて、3連覇への道を突き進む。
マー君、任せたぞ! WBC日本代表は今日 2日、 1次リーグ初戦のブラジル戦(ヤフオクドーム、午後 7時開始)に臨む。重要な先発は、予定通りエース田中将大投手(24)が務める。田中は 2月23日、オーストラリアとの壮行試合で先発して 3回 2失点と不安を残した。さらに主将・阿部も右膝を痛めるなど不安は山積しているが、田中は 1日の前日練習で「気持ちが高ぶっている」「見ていただく方々に何かを感じてほしい」などと、アドレナリン全開で力強く語った。悲願の 3連覇へ、侍ジャパンの戦いがいよいよ始まる。
覚悟が口もとに表れていた。田中は珍しく無精ひげをたくわえていた。前日練習を行った福岡工大の室内練習場。前田健とキャッチボールをするなど、先頭に立って最後の調整を終えると、カメラの前に立ちブラジル戦への意気込みを語った。「いよいよ大会が始まる。気持ちが高ぶっています。答えは、マウンドで。結果を出します」。ニコリともせず、真っすぐに前を向いて語った。
笑顔で声を出しながらウオーミングアップする田中将大投手
侍ジャパンは決して順風満帆とはいえない。主将の阿部が右膝に違和感を訴えている。打線もまだ本調子ではない。何より田中自身、本番前の登板2試合とも失点するなどピリッとしなかった。周囲は不安を抱いている。この日も報道陣から「調子は大丈夫か?」という質問が飛ん 1試合、抑えれば(雰囲気は)変わる。気も楽になる」と決意を口にした。
相手は関係ない。2006年の第 1回大会では上原が、2009年の第 2回大会ではダルビッシュが、初戦の先発マウンドに立った。もっとも信頼されるエースが立つ舞台。ここを抑えるか否かが、チームに大きな意味を持つ。自分がブラジルをねじ伏せれば、侍ジャパンは上昇する。田中はそれを十分に理解している。
相手打線を眼中に置いていない。俊足の 1番オルランドに、 4番はパンチ力があるヤクルトの松元。バランスの取れた打線は侮れない。だが田中は「データにとらわれても…」と、情報は最小限のインプットにとどめた。「バッターとしっかり勝負して、リズムよく投げる。上位を走者に出すと苦しくなる。走者なしでクリーンアップを迎える。ユウイチさんも、交流戦でしか対戦していない。ブラジルが僕をよく知っている、ということはない」。
ひげをそる暇も惜しんで調整に没頭した。 2月27日の練習では、周囲をシャットアウトしてブルペンにこもった。孤独に自分と向き合った中 6日で「結果を残せなかったけど、 2試合の登板がいいステップになった」と納得できた。だから自分らしい決意表明ができた。会見の最後。「すべての日本人に向けて」という決意を求められ、田中は口を開いた。
田中:一生懸命、自分たちの野球をやる。結果、いいプレー、いい試合につながっていく。見ていただく方々に、何かを感じていただければうれしいです。
レンジャーズ上層部はじめ、メジャーのスカウトが大挙して押し寄せるが興味はない。日本のエースとして、侍ジャパンの初勝利だけに徹する。
【阿部開幕欠場危機の記事】
明日 2日に大会開幕を控えた侍ジャパンを、緊急事態が襲った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の主将・阿部慎之助捕手が 2月28日、右ひざに違和感を訴えて、本番前最後の実戦となる強化試合(巨人戦)を欠場した。今日 1日の状態次第では、チームの大黒柱を欠いたまま本番を迎える可能性も出てきた。山本浩二監督は「阿部不在」のケースも覚悟。 4番に糸井を据える新オーダーを試し、最後の実戦を 6- 1の白星で締めくくった。
大会前最後の強化試合に臨んだ侍ジャパンに、阿部の姿はなかった。前日27日の全体練習で、ウオーミングアップ中に右ひざに違和感を覚えた。一夜明けても痛みが引かなかったため、大事を取った。チーム宿舎で治療に専念した阿部は広報を通じ「今日は大事を取らせてもらいました」と、コメントした。
調整が遅れている阿部にとって、無念の欠場となった。対外試合での打率は1割に満たず「僕は落ち武者」と、あえて自分自身に厳しい言葉を浴びせて、気合を入れ直したばかり。「大会までに何とかする」と意気込んでいただけに、相当なショックに違いない。
前夜、阿部と夕食をともにしたというベテラン井端は「昨日から『ヤバイかも』と言っていた」と、冷静に受け止めた。ピンチに違いはないが、日本の底力を示すチャンスでもある。「こういう時こそ(若い選手たちが)俺が俺が、となってくれたら。もし阿部がいなくて勝てないようなら、最初から世界一になんてなれない。戻ってくるまでは、このメンバーで。阿部抜きでも1次ラウンドぐらい突破しないと」と、力を込めた。
この思いは、チーム全員で共有している。主将のいない日本代表は、浮足立つことなく巨人に 6- 1で快勝。最後の強化試合を白星で締めくくった。開幕直前、侍ジャパンに訪れた大きな試練。逆境を結束力に変え、乗り越えていくしかない。
◆追加招集の大会規定
1次、 2次、決勝の各ラウンド前なら、それぞれ故障選手に代わって追加招集を許される。各ラウンド中の交代はできない。投手は投手、野手は野手と入れ替える。ただし捕手の登録が 2人以下で捕手が故障した場合に限り各ラウンド中でも次戦から追加招集が可能。離脱選手はケガが回復してもその後の大会には出場できない。
阿部捕手も元気に復帰してきたが、安心はしていられないのが現状だろう。
コージこと山本浩二監督は、「目指す大会 3連覇へ向けた好発進へ、気迫満点だった」と記事には書かれているが、今日から始まる大会に対して褌(ふんどし)を締めてかかっていって欲しいですね。
ガンバレ!侍ジャパン!
侍ジャパン日程
第 3回WBC組み合わせと日程
日本とキューバが実力的に抜けており、 1次突破は確実。 3連覇を目指す日本はメジャー組を欠くが、メンバー的に堅実な試合運びが期待でき、大崩れはなさそう。キューバは国外亡命選手の増加でチーム力が落ちているが、国際大会の豊富な経験でカバーする。予選を勝ち抜いたブラジルには勢いがあり、初戦日本戦でロースコアに持ち込めればおもしろい。中国は 1勝を目指す。
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■ 1次ラウンド(福岡ヤフオク!ドーム)
3/ 6(水) 日本 対 キューバ 19時PB予定
■ 2次ラウンド(東京ドーム)
※日本代表が出場する試合のみ中継予定
3/ 8(金) GAME②:
福岡ラウンド通過チーム 対 台中ラウンド通過チーム
19時PB予定
3/ 9(土) GAME③:GAME①敗者 対 GAME②敗者
19時PB予定
3/10(日) GAME④:GAME①勝者 対 GAME②勝者
19時PB予定
3/11(月) GAME⑤:GAME③勝者 対 GAME④敗者
19時PB予定
■決勝ラウンド(サンフランシスコ AT&TPark)
※日本代表が出場する場合のみ中継予定
3/18(月) 準決勝①:マイアミラウンド 2位 対 東京ラウンド 1位
10時PB予定
3/19(火) 準決勝②:東京ラウンド 2位 対 マイアミラウンド 1位
10時PB予定
3/20(水) 決勝:準決勝①勝者 対 準決勝②勝者 9時PB予定
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