6日ソチ五輪:フィギュア団体男子ショートプログラム(SP)、ペアSPが行われた。団体は 2種目を終え、優勝候補のロシアが首位に立った。男子SPでプルシェンコが 2位と奮闘し、ペアSPでは世界チャンピオンのボロソジャル、トランコフ組が圧巻の演技で 1位。ライバルのカナダに 2点のリードを奪った。
初採用の団体の男子SPで、全日本王者の羽生結弦(19=ANA)が 97.98点の 1位に立ち、10ポイントを獲得した。
続くペアSPでは高橋成美(22)、木原龍一(21)組(木下ク)が 8位となり、 3ポイントを獲得。日本は 2種目合計13ポイントとした。日本は 2種目を終えて 4位につけた。
ソチ五輪の会場となるエクストリームパークで、フリースタイルスキー・モーグルの初めての公式練習が 2日、行われた。日本女子は上村愛子(34=北野建設)、五輪が右ひざ前十字靱帯(じんたい)損傷からの復帰戦となる伊藤みき(26=北野建設)ら全 4選手がコースの感触を確かめた。
最強の愛子が、 5回目の五輪に挑む。女子モーグルの上村愛子が、 6日の予選に出場。 4日は雪上でターンの感触を確かめ、エアもバックフリップ(後方宙返り)を飛んだ。
6日ソチ五輪:フリースタイル女子モーグル 予選 1回目が行われ、上村愛子が21.01点の 7位で 8日の決勝 1回目進出を決めた。ヘリコプター、バックフリップとエアを決め、大きなミスなく滑りきり予選 1回目で決勝進出を決めた。星野純子(24=リステル)は 19.72点で15位、村田愛里咲(23=行学学園教)は16.69点の22位で今回の決勝進出はならず、 8日の予選 2回目に回った。伊藤みきは直前の練習で右膝故障を悪化させ棄権した。
予選 1回目からは上位10人が決勝に進出。11位以下が予選 2回目に回り、上位10人に入れば決勝に進める。記事をまとめてみました。
<ソチ五輪:フィギュア>◇ 6日◇団体男子ショートプログラム(SP)、ペアSP
団体は 2種目を終え、優勝候補のロシアが首位に立った。男子SPでプルシェンコが 2位と奮闘し、ペアSPでは世界チャンピオンのボロソジャル、トランコフ組が圧巻の演技で 1位。ライバルのカナダに 2点のリードを奪った。
自国開催の五輪で実施する新種目。初代王者に向け、トランコフは「団体は個人戦への準備じゃない。本当にメダルが欲しい」と本気だった。
初採用の団体が始まり、日本は 2種目を終えて 4位につけた。
続くペアSPでは高橋成美、木原龍一組が 8位となり、 3ポイントを獲得。日本は 2種目合計13ポイントとした。
団体男子SPで首位に立った羽生結弦選手
初採用の団体の男子SPで、全日本王者の羽生結弦が 97.98点の 1位に立ち、10ポイントを獲得した。
冒頭の 4回転トーループを完璧に決めると、あとは危なげなく滑りきった。「僕だけのスケートじゃないのですごく緊張しました。チームのために一生懸命頑張ろうと思いました」と団体戦独特のプレッシャーを乗り越えた。
初の五輪の舞台になったが「夢の舞台だが足も震えなかった。最後まで全力でできた。自分自身を褒めたい」と納得の表情を浮かべた。
2位は2006年トリノ五輪金メダルのプルシェンコが滑ったロシア、 3位には世界選手権 3連覇中のチャンが滑ったカナダがつけた。
団体男子SPで演技する羽生結弦選手
ロシアの英雄プルシェンコが、大舞台で最高のパフォーマンスをみせた。会場の大声援に後押しされると、映画「ムーランルージュ」の音楽に乗せて、冒頭、スピードに乗った滑りから、 4回転、 3回転の連続トーループを見事に決めた。
その後もミスらしいミスもなく、演技後は顔を赤らめ、ポーカーフェースの男が、気迫のガッツポーズ。「期待の大きい中で滑るのは難しかった。集中が必要だった。でも、いい滑りができた」。 4度目の五輪でプルシェンコが、自己ベストの演技で羽生に続く2位にチームを押し上げた。
団体男子SP ロシアのプルシェンコ選手の演技
ペアSPでは日本の高橋成美、木原龍一組が 8位となり、 3ポイントを獲得。日本は 2種目合計13ポイントで 4位につけた。 1位は合計19ポイントを獲得した地元ロシアで、 2位カナダ、 3位中国と続いた。
8日に女子SPとアイスダンスのショートダンスが行われ、上位 5チームがフリーに進出する。
団体男子SPで演技を終え、笑顔の羽生結弦選手(前列右)と日本チーム
<ソチ五輪:フィギュア>順位表
最強の愛子が、 5回目の五輪に挑む。女子モーグルの上村愛子が、今日 6日の予選に出場する。 4日は雪上でターンの感触を確かめ、エアもバックフリップ(後方宙返り)を飛んだ。 5日は 2日連続の雪上練習に臨んだ。2006年トリノ五輪の女子フィギュアスケート金メダルの荒川静香らを手がけた名トレーナーに最終調整を託し、過去最高の体調を実感。万全の態勢で大舞台に臨む。
氷点下。人工降雪機の雪が、風に乗って届く取材エリア。ウエアのフードをかぶった上村はまず「皆さん、寒いですよね。私は動いているから温かいですけど」と口を開いた。予選2日前にして、詰めかけた報道陣を気遣う余裕を見せた。
村田ら他の女子選手が練習を終えても、再びコースへ。今季のW杯初戦で 3位に入ったルカに似ている硬いアイスバーン。公式練習の約 2時間をみっちり使い、不規則に並んだコブの攻略法を探った。「コブから足に強いインパクトがくるので、体を慣らしたかった。五輪は気持ちよく滑れるコースばかりだったけど、今回は難しいのを作ったなと思う」。ぼやきながらも、表情は柔らかかった。
公式練習を終え、笑顔を見せる上村愛子選手
「体がおかしなところは、どこもないんですよ」。今の自分に、自信がある。2010年バンクーバー五輪後、 1年の休養をはさんで復帰した上村を、金メダル流の調整が支えている。2006年トリノ五輪女子フィギュアスケートで金メダルを獲得した荒川静香を担当し、現在はプロ野球楽天で昨年の日本シリーズMVPの美馬学投手らを診察している“ゴッドハンド”君嶋秀幸トレーナーに、昨年からマッサージを受けている。
ベテランにとっての最終調整は、滑りの確認よりも、体のケアが重要だった。予選と決勝の間に 1日はさむ変則日程のソチ五輪。どうピークを合わせるか、調整法を探っていた。以前から男子代表の遠藤らモーグル選手を診察していた君嶋トレーナーは、接骨院のある仙台を離れて 1月のW杯第3戦からチームに同行した。たどり着いた調整法は、試合2日前にマッサージを受けることだった。関節のつなぎ目、骨と筋肉の間など体の内部から整える。「滑っても疲れない。筋肉は使っているんだけど、体が軽い。今までにない体」を手に入れた。
34歳で迎える五輪の舞台。集大成への思いを問われ「 4年前に休んで、やってきた日数を考えると、積み重ねて今日になっている。だから今日も集大成なんです。バンクーバーの時はあったけど、試合後に泣いちゃう、とかはないです」。適当な受け答えはしない「愛子節」で切り返すと、チームメートの元へ戻っていった。 7位入賞の長野五輪から 6位、 5位、 4位と上ってきた階段の先には、何が待っているのだろうか。
女子モーグル予選 1回目 第 2エアでバックフリップを決める上村愛子選手
<ソチ五輪:フリースタイル>◇予選 1回目◇ 6日◇女子モーグル
上村愛子が21.01点の 7位で 8日の決勝 1回目進出を決めた。ヘリコプター、バックフリップとエアを決め、大きなミスなく滑りきった。
星野純子(24=リステル)は 19.72点で15位、村田愛里咲は16.69点の22位で今回の決勝進出はならず、 8日の予選 2回目に回った。伊藤みきは直前の練習で右膝故障を悪化させ棄権した。
予選 1回目からは上位10人が決勝に進出。11位以下が予選 2回目に回り、上位10人に入れば決勝に進める。
予選突破を果たし、笑顔を見せる上村愛子選手
5大会連続出場となる上村愛子が、予選 1回目で決勝進出を決めた。
第 1エアでヘリコプターを決めると、コースの斜度が変わる難しいミドルセクションでも、安定したターンでミスなく乗り切った。第 2エアでバックフリップをきれいに決めると、21.01点の 7位に入った。
競技後は「愛ちゃーん!」というスタンドからの声援に応え、カメラの前でペコリと頭を下げた。「ものすごく大きなミスもなく、予選の中でやりたかったことができた」と満足げだった。
公式練習で滑る伊藤みき選手
ソチ五輪の会場となるエクストリームパークで、フリースタイルスキー・モーグルの初めての公式練習が 2日、行われた。日本女子は 5大会連続出場の上村愛子、五輪が右ひざ前十字靱帯損傷からの復帰戦となる伊藤みきら全 4選手がコースの感触を確かめた。 2人は、黒地にカラフルな花火のデザインがほどこされた五輪用のウエアを初披露した。上村は、最初にコース全体を慎重に観察しながら滑り降りると、笑顔も見せた。伊藤はターンの練習を繰り返し、調整を行っていた。
本番会場での練習を終え、笑顔の伊藤みき選手
フリースタイルスキー・モーグル女子の伊藤みきが 3日、五輪の会場で公式練習を行った。上村らが調整のため雪上練習を休む中、日本女子選手ではただ 1人コースへ向かった。右膝前十字靱帯損傷からの復帰戦に向け、右膝を保護するための装具を変更。 1月のW杯までは金色のヘビ柄だったが、五輪のためにあらためてトラ柄を注文したという。「強そうでしょ? ヘビからもう少し強くしました」と笑顔だ。
五輪会場で練習をすることで、体も気持ちも強くなっている。コースを滑り降りるたびに、笑みがこぼれる。「難しいコースだから面白い戦いになる」と充実感を漂わせた。エアにも挑戦し、まっすぐ跳ぶ基礎的なストレートジャンプでも両足に均等に体重を乗せる練習を繰り返した。
持ち味のスピードはまだ出せておらず、エアもソチ入りする前の国内合宿でバックフリップを跳んだだけ。それでも、手術すれば全治 8カ月という大けがから、五輪の舞台に立てている今に感謝する。「 1ミリでも前進できるようにしたい。五輪なので自分の限界に挑戦する」と気持ちを新たにした。
練習でのゴール後に足を負傷した伊藤みき選手は関係者に担がれ引き揚げた
伊藤みきが、予選 1回目を棄権した。
直前の公式練習で第 2エアの着地時に、昨年12月に前十字靱帯損傷の大けがを負っていた右ひざを再び痛めた。自力で立てず、救急車で宿舎に搬送された。
予選 2回目は 8日。回復具合を見て、出場の可否を決断する。林監督は「“出たい”と言っても、簡単に出すわけにはいかない」と厳しい見通しを示しながらも「あれだけ早い回復をしてきた選手なので」と、わずかな期待を寄せた。
羽生選手の滑り、本当に美しかったですね。そうして、上村選手がいきなり良い成績で予選 1回目で決勝進出を決めたのは実に素晴らしいと言えますね。
伊藤みき選手の足では無理だと思っていました。実際に、虎ちゃんは右足後十字靱帯が 1本有りません。昔スキーをしていた時の事故で、切ってしまいそのままになっているのですが、 2級を持っていたのですがどうしても右のスキー(板)が取られてしまい巧く滑れないのでスキーをやめることにしたのでした。
虎ちゃんも右膝を保護するためのトラ柄装具では無いですけれど、膝を保護するため様々な装具を今まで使いました。それでも、右側のスキー(板)は雪に取られてしまいました。どうしても装具を使っても負担は同じ様に掛かるのです。それを今回、伊東選手も経験したのでしょうね。この様な経験の無い健康体の人には、この辛さは分からないでしょうね。
伊藤みき選手も無理をしないで、完全に元に戻してから五輪への出場権を再度手に入れての出場を願いたいですね。
ガンバレ!日本!勝利を掴め!
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