13日フィギュアスケート男子ショートプログラムが行われ、羽生結弦(19=ANA)が史上最高得点の 101.45点で男子ショートプログラム(SP)トップに立った。高橋大輔(27=関西大學大学院)は 86.40点で 4位、町田樹(23=関西大學)は 83.48点で11位につけた。
13日スピードスケート女子1000メートルが行われ、日本のエース小平奈緒(27=相沢病院)は13位に終わり、メダル獲得はならなかった。住吉都(26=ローソン)は22位、辻麻希(28=開西病院)は27位。中国の張紅が、金メダルを獲得した。
13日カーリング女子1次リーグ日本-米国が行われ、北海道銀行の日本が 6- 8で米国に敗れ、通算 2勝 2敗となった。米国は初勝利で 1勝 4敗。
日本はインフルエンザで離脱していた小野寺佳歩(22=北海道銀行)が復帰。リードには苫米地美智子(34=北海道銀行)に代わり吉田知那美(22=北海道銀行)が入った。記事をまとめてみました。
冬季は「失敗を願う」競技が多い。
ノルディック複合個人ノーマルヒルで、渡部暁斗が銀メダルを獲得した。前半ジャンプで 2位につけ、後半距離では激しい金メダル争い。テレビ観戦している社内もヒートアップし「金行けるぞ!」「頑張れ! 渡部」と声が飛ぶ。最後は力負けしたが、ゴールの瞬間には紙面作りしている会社の中で拍手が起きた。
手に汗握るデッドヒートは単純に面白い。同じ土俵の上で、同時に競り合って雌雄を決する。夏季大会ならマラソンや陸上のトラック競技、競泳など。ひいきの選手を応援し「頑張れ」と叫びながら見ることができる。対戦競技も同じ。チームで戦うサッカーやバレーボール、個人の柔道やレスリング…。五輪は、応援しているだけで疲れる。
その後のスノーボード女子ハーフパイプ、岡田良菜が決勝 2回目の 1番目スタートで 3位に入った。あと11人。全員が失敗すれば、メダル獲得だ。フランス、中国、続く選手が次々とミス、転倒を繰り返す。あと 5人、 4人、 3人。そしてあと 2人。その間、「失敗しろ」「転べ」と心の中で叫びながら見ていた。
女子ハーフパイプ決勝 2回目、エアを決める岡田良菜選手
2回のうちベストの 1回の得点を採用するスノーボードでは、選手が思いきって大技に挑む。スリリングで見ていて楽しいが、失敗も目立つ。メダルではなく金メダルを狙って無理をすれば、元世界女王の 2人でもミスする可能性があるのではと思って見ていた。
結果的には 2人に上に行かれて 5位。この種目の過去最高成績は立派だ。それでも、メダルの可能性があったと思うと少し残念。振り返って「最後の 2人がミスしていれば」と思うのが正直なところだ。
冬季大会では、ノルディック複合のように「単純に応援できる」競技が数少なく「相手の失敗を願う」競技が多いように思う。対戦型ではなく、 1人ずつ争う競技が多いからだ。最後に日本勢が登場する場合は、まだいい。ただ、先に滑って上位にいると「何で、ライバルたちはミスしないんだ」。そう思った自分が恥ずかしくもなる。
ただ、天候や用具など成績に外的要因の及ぼす影響が大きく、波乱が起きやすい冬季大会では「棚ぼた」のようなメダルがあることも事実。2002年大会ショートトラック男子 500メートル、オーストラリアのブラッドバリーは準々決勝を上位の失格で勝ち上がり、準決勝、決勝とも先頭集団の転倒で南半球の国初の冬季大会金メダルを手にした。
「失敗しろ」「転べ」と思いながら日本選手を応援するのは、後ろめたい思いもある。ただ、それも競技の特性だから仕方がない。何が起こるか分からないのが五輪、特に冬はその傾向が強い。だからこそ、面白い。スリリングで、目が離せない。まだまだ、寝不足は続きそうだ。
男子SPで演技する羽生結弦選手。史上最高得点となる101.45点を記録した
<ソチ五輪:フィギュアスケート>◇13日◇男子ショートプログラム
羽生結弦が史上最高得点の 101.45点で男子ショートプログラム(SP)トップに立った。
冒頭の 4回転トーループを成功させると、続く3回転アクセルも決め、中盤の 3回転ルッツ、 3回転トーループの連続ジャンプ全て成功した。ガッツポーズをする余裕も見せ満足の演技に笑みがこぼれた。
高橋大輔は 86.40点で 4位、町田樹は 83.48点で11位につけた。
男子SPで演技する羽生結弦選手
演技後「本当にうれしかったです。(自分の演技には)まだまだほど遠いです。オリンピックということもあって足が震えていた。しかし、やれることはやった。日本人として、この演技を誇らしく思う。今日やるべきことはやったので、今日は喜んで。そんなに時間はないですけど、明日に向けて体を休めて、今日と同じようにではなく、明日は明日としていい演技をしたい」とコメントした。
男子SP演技後に笑顔を見せる高橋大輔選手
高橋大輔が、 2大会連続メダル奪取へ 4位発進だ。
冒頭の 4回転トーループは回転不足の判定、両足着氷と不本意な滑り出しとなった。それでも続くトリプルアクセル( 3回転半ジャンプ)、コンビネーションジャンプとほぼノーミスでばん回した。得意の軽快なステップでは、会場のファンのハートをわしづかみにした。
「最初のジャンプはなかなか苦労していたので本番に懸けていたけど…。自分の滑りは出来なかったかも知れないけど精いっぱいできた」。
高橋はキス&クライで「 86.40」の得点を確認した。 3位とはわずか0.58点差。得意のフリー演技で十分逆転メダルが可能な位置につけた。
「なかなか厳しい戦いだけど、まだ終わっていない。明日も精いっぱいやって、最高のパフォーマンスを目指してやっていきたい」。
この日使用した曲は、作曲者が佐村河内守氏ではなかったことで、ゴタゴタ劇に巻き込まれた「ヴァイオリンのためのソナチネ」だった。全世界を巻き込んだ騒動にも「表現することだけ考える」と演技に集中。雑音をシャットアウトした。
泣いても笑っても残るはフリーだけ。最後の大舞台は「ダイスケ・スマイル」で締めるつもりだ。
男子SP演技する町田樹選手
最終滑走だった町田樹は 83.48点で11位だった。 3回転ルッツが 2回転になってしまったことに「悔しいです。僕はこんなミスはしないんですけど」と話した。
それでも 3位とは 3.5点差。「フリー次第でメダルに手が届く位置にいると思うので、絶対にあきらめずに進みます。明日、バレンタインデーですよね。逆バレンタインデーにできるように頑張ります」と自らを鼓舞していた。
フィギュア男子シングルショートプログラム結果(11位まで)
女子1000メートル 滑走する小平奈緒選手
<ソチ五輪:スピードスケート>◇13日◇女子1000メートル
日本のエース小平奈緒は、 1分16秒45で13位に終わり、メダル獲得はならなかった。
住吉都は 1分17秒68で22位、辻麻希は、 1分18秒06で27位。中国の張紅が、 1分14秒02の好タイムで金メダルを獲得した。
スピードスケート女子1000m結果
第 1エンド、船山弓枝選手(奥)のショットのスイープに入る吉田知那美選手(左)と小野寺佳歩選手
<ソチ五輪:カーリング:日本 6- 8米国>◇女子1次リーグ◇13日
北海道銀行の日本が 6- 8で米国に敗れ、通算 2勝 2敗となった。米国は初勝利で 1勝 4敗。
日本はインフルエンザで離脱していた小野寺佳歩が復帰しセカンドに。リードには苫米地美智子に代わり吉田知那美が入った。
2- 2の第 4エンドに相手のスチールで 2点を奪われてリードを許し、その後は 1度も追いつくことができなかった。
日本は14日に世界ランキング 3位の英国と対戦する。
カーリング女子 1次リーグ順位成績表
羽生結弦選手が、史上最高得点というもの凄い事をしてくれましたね。これで、メダルが増えるチャンスが増してきましたね。
インフルエンザで離脱していた小野寺佳歩戻って来たが、負け試合では仕方無いですね。 4位までが決勝にすすめるのだから、このままで行って欲しいですね。
ガンバレ!日本!勝利を掴め!
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
↧
羽生が史上初の100点超え!史上最高得点で首位!高橋大輔SP 4位、小平奈緒メダルならず13位
↧