東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相(76)は20日、福岡市での講演で、ソチ五輪・フィギュアスケート団体について「負けると分かっていた。浅田真央選手(23=中京大學)を出して恥をかかせることはなかった」と述べた。さらに女子ショートプログラム(SP)で16位だった浅田選手を「見事にひっくり返った。あの子、大事なときには必ず転ぶ」と評した。21日夜、共同通信の取材に対し、フィギュアスケートの浅田真央選手を「大事なときには必ず転ぶ」と評したことについて「私の真意と全く違う。女子フィギュア団体戦で戦略を間違えたと指摘したかった」と強調した。
森元首相の浅田に対する発言に、レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)もかみついた。自身のツイッターでつぶやき不快感を示した。同じアスリートに対する敬意を欠いた発言だけに黙っていられなかったようだ。
浅田は22日に行われるエキシビションに向けて、金メダルを獲得した羽生結弦(19=ANA)、町田樹(23=関西大學)、高橋大輔(27=関西大學大学院)とともに笑顔をみせながら練習。メダルを逃した傷は、少しずつ和らいでいる様子だった。記事をまとめてみました。
講演する、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森元首相
東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は20日、福岡市での講演で、ソチ五輪・フィギュアスケート団体について「負けると分かっていた。浅田真央選手を出して恥をかかせることはなかった」と述べた。さらに女子SPで16位だった浅田選手を「見事にひっくり返った。あの子、大事なときには必ず転ぶ」と評した。
森氏は団体戦で転倒した心の傷が、浅田選手を精神的に追い込んだとの同情も示した。
さらに、アイスダンスのキャシー・リード、クリス・リード組に関し「米国に住んでいる。(米国代表として)五輪出場の実力はなかったが、帰化させて日本選手団として出した」と語った。
16日フィギュアスケートアイスダンス・ショートダンス(SD)が行われ、演技するキャシー・リード(左)、クリス・リード組
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相が、フィギュアスケートの浅田真央選手を「大事なときには必ず転ぶ」などと評したことについて、組織委事務局に20日以降、約70件の電話があったことが21日、分かった。組織委によると、大半が批判的な内容という。
日本オリンピック委員会(JOC)にも21日午前から同様の電話が多数寄せられた。
森元首相の浅田に対する発言に、レンジャーズのダルビッシュ有投手もかみついた。自身のツイッターで「スポーツの本質何もわかってないよね」とつぶやき不快感を示した。
ダルビッシュは現在、アリゾナでの春季キャンプに臨んでいる。同じアスリートに対する敬意を欠いた発言だけに黙っていられなかったようだ。
19日フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)が行われ、体勢を崩した浅田真央選手
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相は21日夜、共同通信の取材に対し、フィギュアスケートの浅田真央選手を「大事なときには必ず転ぶ」と評したことについて「私の真意と全く違う。女子フィギュア団体戦で戦略を間違えたと指摘したかった」と強調した。
森氏は「浅田選手は団体戦に出場する必要がなかったのに、勝ち目が薄い中、成功すれば 3位になれるかもしれないとの淡い気持ちで出させられ、結果転んだ。精神的な負い目になったはずで、かわいそうだ」と述べた。
20日フィギュアスケート女子フリーが行われ、すべてのジャンプを着氷。浅田真央選手の瞳からは涙があふれた
下村博文五輪担当相は21日の記者会見で、東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相が、フィギュアスケートの浅田真央を「大事なときには必ず転ぶ」と評したことについて「同情のようなトーンだったのではないか」と述べた。
下村氏は「団体予選は(ソチで)森氏と一緒に応援した。浅田選手を非難したり、おとしめたりすることはないはずだ」と指摘。一方で「言葉尻だけで適切か適切でないかはコメントすべきでないが、問題視されたのなら気をつける必要があると思う」とも語った。
SP16位から、フリーで高得点を出し、 6位入賞した浅田には「ベストを尽くした結果で、努力を評価したい」とねぎらった。
菅義偉官房長官も会見で浅田を擁護し「グランプリ・シリーズなど重圧のかかる大会で数々の優勝を遂げたすばらしい選手だ」と評価。自己記録を塗り替えたフリーの演技について「メダルを取った選手と全く遜色ないすばらしい演技を見せてくれた」と称賛した。
同時に「フィギュアスケート女子フリーで浅田選手が巻き返し、良い成績を残せたのは良かった」とねぎらった。
エキシビションの練習で羽生結弦選手(手前)と踊る浅田真央選手
フィギュアスケート女子で6位入賞を果たした浅田真央が21日、NHKのニュースウオッチ 9(午後 9時~)に生出演した。
前夜、会心のフリー演技から一夜明け、浅田は「日本代表としてメダルを持って帰りたかった。それが、かなわなかったのは申し訳ないけど(前回五輪の)バンクーバーでフリーで 2つの(ジャンプ)失敗があって(今回のフリーで)それを晴らすことができた」。SPでの失敗を何とか乗り越え、フリーでは、 3回転ジャンプ 6種類を8回決めたとあり、“記憶に残る演技”に納得の表情を浮かべていた。
また、今後について「オリンピックが終わったばかりで今後のことは考えられないけど、世界選手権があるので、ショートもフリーも揃えられるよう、たくさんの方に恩返しできるようにしたい」と、 3月26日から 4日間、さいたまスーパーアリーナで行われる世界選手権に出場する意向を明らかにした。
この日は22日に行われるエキシビションに向けて、金メダルを獲得した羽生結弦、町田樹、高橋大輔とともに笑顔をみせながら練習。メダルを逃した傷は、少しずつ和らいでいる様子だった。
まだまだ23日迄試合を残っている。それに出場する選手達にはもっと頑張って貰いたいですね。
ガンバレ!日本!勝利を掴め!
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