22日フィギュアスケートエキシビジョンが行われ、フィギュアスケート女子 6位の浅田真央(23=中京大學)が、虹色に光るリンクの上で、金色の衣装をまとって笑顔満開で、「アイスベルク・パレス」を会場にしたエキシビションに参加した。
フィギュアスケート男子の羽生結弦(19=ANA)が、金メダリストにふさわしい表現力で会場をうならせた。男子フィギュアで 5位入賞の町田樹(23=関西大學)は、クイーンの「ドント・ストップ・ミー・ナウ」にサウンドに合わせてノリノリの演技を披露した。高橋大輔(27=関西大學大学院)が、情感あふれる表現力で会場を魅了した。
22日スピードスケート女子団体追い抜き 3位決定戦が行われ、スピードスケートの日本はトリノ五輪以来、 2大会ぶりにメダルなしで終わった。
前回五輪で表彰台に立った男子 500メートルの加藤条治(29=日本電産サンキョー)、長島圭一郎(31=日本電産サンキョー)が 5、 6位に終わったのが大きかった。女子も 500メートルで小平奈緒(27=相沢病院)が 5位に入ったのが最高で、個人種目の入賞はこの 3人だけだった。
最後のとりでだった女子団体追い抜きの 3位決定戦でロシアと対戦。日本は田畑真紀(39)、高木菜那(21)、押切美紗紀(21)の 3人のメンバー構成で、前半こそリードを奪ったが、後半に逆転され、 2秒83差で敗れた。
ソチ冬季五輪のジャンプ女子で 4位だった高梨沙羅(17=クラレ)が22日、山形市で行われた国体冬季大会スキー競技会のジャンプでテストジャンパーとして安定感のある飛躍を披露した。記事をまとめてみました。
エキシビションの舞台で、日の丸を背に華麗な演技を披露した浅田真央選手
<ソチ五輪:フィギュアスケート>◇22日◇エキシビジョン
フィギュアスケート女子 6位の浅田真央が、「アイスベルク・パレス」を会場にしたエキシビションに参加した。虹色に光るリンクの上で、金色の衣装をまとって笑顔満開。
使用曲の「スマイル」そのままに、観客から大きな声援をもらった。「つらいときも、苦しいときも、笑顔を忘れないでほしい」というメッセージを込めたという。
2度目の五輪は 6位に終わったが、「フリーは人生の中で最高な演技ができた。メダルという結果は残せなかったけど、特別でした」と話し、「(銀メダルだった2010年バンクーバー五輪と) 2つ合わせて、私の中では最高の五輪だったなという気持ちがしています」と振り返った。
23日の閉会式に参加後に帰国。来月26日にさいたまスーパーアリーナで開幕する世界選手権に出場する予定だ。
エキシビションの舞台で、華麗な演技を披露した羽生結弦選手
フィギュアスケート男子の羽生結弦が、金メダリストにふさわしい表現力で会場をうならせた。
「白鳥の湖」の重厚な音楽に表現力あふれるしなやかさで体の動きを刻んだ。「苦しみの中から立ち上がろうというイメージで滑っている。 4年間の集大成として、(東日本大)震災の苦しみ、またそこから立ち上がろうという兆しを自分の姿に重ねてもらえればと思って滑りました」と演技に情感を込めた。
4年後の韓国・平昌冬季五輪は、ディフェンディング王者としての戦いになる。今大会のSPでは 100点超でライバルたちの度肝を抜いたが、フリー演技では、ジャンプの失敗もあり、満足する様子はない。
羽生は「(ソチは)ベストを尽くしたし、全力を尽くせたなと思う。その全力がもっとよくなるようにしていきたい。(金メダルは)将来を明るくしてくれるものだと思っている」と、さらなる高みを目指す。
エキシビションでエアギターを激しく奏でる町田樹選手
男子フィギュアで 5位入賞の町田樹は、クイーンの「ドント・ストップ・ミー・ナウ」にサウンドに合わせてノリノリの演技を披露した。
途中、滑り込んで両膝をつき、髪の毛を振り乱して、エアギターを弾き鳴らした。「クイーンのフレディ・マーキュリー(さん)は誰もが知っていて、作曲に合わせて演技できて気持ちよかった」。さながらロックスターを演じた町田が、会場を大いに盛り上げた。
演技後「僕のソチ五輪が終わってしまいましたね。達成感とかいろんな気持ちがありました。(ソチは)貴重な舞台で学びもあって、今後の人生の糧になった。より高みを目指して頑張っていきたい」。終盤に差し掛かった五輪を町田は、名残惜しむかのように振り返っていた。
エキシビションで華麗にリンクを舞う高橋大輔選手
高橋大輔が、情感あふれる表現力で会場を魅了した。
エキシビションの出演は 5位までが基本だが、技術力の高さを買われて、 6位の高橋が招待された格好だ。表現力もさることながら、キレのあるステップでも会場を沸かせた。
「本当は出場できないのに招待してもらって、楽しくできた。思い切り楽しもうと思って滑った」と観衆の声援に心地よさそうな表情を浮かべていた。
今大会はメダルに手が届かず悔しさも残ったものの「(ソチ五輪は)厳しかったけどいい経験をさせてもらった」と今後のプラスに受け止めていた。
ロシアに敗れ、ガックリの日本チーム
<ソチ五輪:スピードスケート>◇ 3位決定戦◇22日◇女子団体追い抜き
スピードスケートの日本はトリノ五輪以来、 2大会ぶりにメダルなしで終わった。
前回五輪で表彰台に立った男子 500メートルの加藤条治、長島圭一郎が 5、 6位に終わったのが大きかった。女子も 500メートルで小平奈緒が 5位に入ったのが最高で、個人種目の入賞はこの 3人だけだった。
ソチ冬季五輪のスピードスケート女子団体追い抜きでロシアに敗れ、 4位となった(左から)田畑真紀選手、押切美紗紀選手、高木菜那選手
最後のとりでだった女子団体追い抜きの 3位決定戦でロシアと対戦。日本は田畑真紀、高木菜那、押切美紗紀の 3人のメンバー構成で、前半こそリードを奪ったが、後半に逆転され、 2秒83差で敗れた。
日本としては想定タイムを出しただけに、中長距離担当の羽田コーチは「ロシアが予想以上に強かった」と完敗を認めた。 2大会ぶりのメダルゼロの歴史的な惨敗に石幡監督は「今のままではだめ。まるっきり違う形の強化にしていかないと」と、強化体制の抜本的な改革の必要性に言及した。
オランダが優勝、 2位はポーランド、 3位はロシアとなった。
ロシアに敗退しうなだれる日本。中央は田畑真紀選手、左は高木菜那選手、手前は押切美紗紀選手
地元ロシアを押す大声援が会場を包み込む中、日本チームが固い団結を見せた。日本は序盤、高木を先頭に出て、持ち味の爆発力で他の 2人を引っ張った。 1周目を終わりわずかに日本がリード。 3人のフォームがそろったきれいなスケーティングを見せながら日本がペースを握った。中盤に入ってもわずかにリードを保っていたが、残り 2周でロシアが逆転。日本はスパートについていけず。後半伸びを見せたロシアに 2秒83差をつけられ敗れた。
▽高木菜那の話:「個人とチームの力の差で負けてしまった。W杯に比べ悔しさが全然違う。個人でもチームでも、メダルを取れる力を付けたい」
▽押切美沙紀の話:「私が入って試合をした中では一番タイムが良かった。悔しさがすごく残ったが、いい経験ができた。平昌五輪を目指して頑張りたい」
▽田畑真紀の話:「自分たちのベストを出して勝てなかった。一人一人がまだ力不足だった。世界と差があると実感した。世界で勝つにはどうしたらいいかを、深刻に考えないといけない」
▽菊池彩花の話:「最後のレースは 3人が頑張ってくれた。その姿を見てもっと頑張らないと、と思った。(準決勝では)自分のできる精いっぱいのことをやろうと思って滑った。悔しい」
▽石幡忠雄監督の話:「結果として力不足で(メダルを取れず)申し訳ない。若手を育てられなかったのは残念。今のままでは駄目ということがはっきりしている。まるっきり違う形での強化にしないと次はないと思う」
スピードスケート女子団体追い抜き 最終順位( 5位まで)
テストジャンパーとして飛躍する高梨沙羅選手
ソチ冬季五輪のジャンプ女子で 4位だった高梨沙羅が22日、山形市で行われた国体冬季大会スキー競技会のジャンプでテストジャンパーとして安定感のある飛躍を披露した。
競技開始前、テストジャンパー 9人の中で最長の86.5メートルを飛び、観衆からどよめきが起こった。 2度目に87.5メートルを記録するなどレベルの高さを見せつけた。
ただ、報道陣の呼び掛けには応じず、硬い表情に終始した。ヘルメットにサインを書いてもらった地元の小学 6年の箕浦翔太君は「女子なのにすごいジャンプだった。 4年後にまた頑張ってほしい」と憧れのまなざしだった。
日本の五輪はついに終わった…
ここまで来ていてメダルが取れなかった選手達、本当にお疲れ様でした。次回大会では、思いっきり頑張って行って欲しいですね。
お疲れ様!日本チーム!
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
↧
浅田真央スマイル締め!羽生白鳥の湖で金の輝き!高梨沙羅魅せた!テストジャンパーで最長飛行!
↧