11日甲子園で阪神-巨人 4回戦が行われ、伝統の一戦の先発は阪神がメッセンジャー、巨人は杉内。両チーム 3回まで無安打無得点の投手戦で始まった。
マット・マートン外野手(32)が両チーム無得点の 6回二死 1、 2塁に、杉内が投げた甘い直球を見逃さずに振り抜くと、ライナーで右翼ポール際に一直線で飛び込む決勝弾を放った。
マートンの 3ランを確認すると、ランディ・メッセンジャー投手(32)はキャッチボールを中断してグラブを 3度たたいた。 3点のプレゼントには、おつりが出るほどの好投だった。
マウロ・ゴメス内野手(29)が「眼攻守」でG倒だ。 4番の働きは 8回だった。 2点差に迫られた直後に二死 2塁の好機を迎えた。カウント 1- 2から粘って左腕高木京の 9球目、低めボール球をすくい上げた。
新井貴浩内野手(37)が 8回二死 1、 2塁で打席に立つと、ダメ押しとなる右前適時打をマークした。
巨人打線を 5球で封じた呉昇桓(オ・スンファン)投手(31)が、アニヤン・新井貴浩のファインプレーに感謝した。記事をまとめてみました。
<阪神 5- 1巨人>◇11日◇甲子園◇ 4回戦
伝統の一戦の先発は阪神がメッセンジャー、巨人は杉内。両チーム 3回まで無安打無得点の投手戦で始まった。
阪神は 6回二死 1、 2塁からマートンの 3ラン本塁打で先制。 0- 0の均衡が破れた。先発メッセンジャーは1安打無失点の好投。
巨人は 8回にアンダーソンの適時打で 1点を返したが、阪神はその裏、ゴメスの適時 2塁打、代打アニヤン・新井貴の右適時打で突き放した。先発メッセンジャーが今季初勝利を挙げた。
和田豊監督(51)が、新井貴浩内野手(37)に最敬礼した。開幕から代打起用が続く大砲は 4- 1の 8回二死 1、 2塁で代打出場。見事に右前への適時打で、ダメ押しの 5点目をたたき出した。
そのまま 9回は 1塁守備に就くと、阿部の強烈な 1、 2塁間へのゴロをダイビングキャッチ。素早く起き上がって 1塁へ送球するファインプレーで、ベンチとスタンドは大盛り上がりだった。
お立ち台でファンに向けて絶叫するマートン
決勝 3点本塁打を放ちお立ち台でファンに向けて絶叫するマット・マートン外野手(右)、左はメッセンジャー投手
和田監督は「とっておきというか、右左関係なくだからね。もちろん頭(先発)から出たいだろうけど、代打に徹底して。守備でもああいうプレーをして、チームも盛り上がるしね」と全力でプレーする姿勢に感服していた。
マット・マートン外野手は 6回二死 1、 2塁で右翼ポール際へ、均衡を破る 5号 3ランを放った
マット・マートン外野手)が決勝弾を放った。両チーム無得点の 6回二死 1、 2塁。杉内が投げた甘い直球を見逃さずに振り抜くと、ライナーで右翼ポール際に一直線で飛び込んだ。先制 5号 3ランをマークし、強打を誇る巨人を突き放した。絶好調の 5番打者が再びリーグ三冠王となる一撃だ!今季初の 3連勝で甲子園での伝統の一戦を制し、貯金もゲット。
「あの打席は走者が得点圏にいたし、意識は外にあった。ギリギリ入るかなという感じだった」。 3月の開幕カードでは巨人の重量打線にめった打ちに遭ったが、本拠地での再戦で、ショックを消し去る一撃になった。伝統の一戦に「ハイテンション! ハイテンション!」と声を上ずらせた。
マット・マートン外野手(右)は先制 3ランを放ち、メッセンジャー投手とハイタッチ
直線定規を引いたように低弾道をキープした打球は、右翼ポール際へ一直線で飛び込み消えた。聖地で今季初となる伝統の一戦で、マートンが巨人を沈める決勝 3ラン。無数のフラッシュを浴びるお立ち台の姿は後光が差して見えた。
「あの打席は走者が得点圏にいたし、意識は外にあった。ギリギリ入るかなという感じだった」。 3月の開幕カードでは巨人の重量打線にめった打ちに遭ったが、本拠地での再戦で、ショックを消し去る一撃になった。伝統の一戦に「甲子園の雰囲気? ハイテンショ~ン!!」と声を上ずらせた。
今季初の 3連勝に酔うスタンドを、さらに盛り上げると、殊勲の打席を振り返った。
「杉内サン、イイ選手ネ。ラクニラクニ、ガンバリマス、ガンバリマス…」
日本語での応対も、もう定番。必死に言葉を探る姿が、またファンの心をくすぐる。おそらく伝えたかったのは『力まずに振った』という事。それでも、白球は「く」の字にひしゃげたのだ。
虎党も歓喜のジェット風船だ
巨人先発・杉内の前にチーム全体が、無安打に封じられていた 6回。先頭の上本が初安打を放ち流れが一変した。二死 1、 2塁でM砲に。カウント 1- 1からの真っすぐを一閃し、スコアレスの均衡を破る今季 5号 3ランを叩き込んだ。
「甲子園はポール際が狭いし、あっち方向に風も吹いていた。『ギリギリ入るかな』と思った」
9試合連続安打となる一発で、巨人・ロペスと本塁打数で並び、再び三冠王に返り咲き。打率 0.479、打点25はリーグ断トツ。四球で出た 4回二死には今季 2個目の盗塁も決めた。今季 5カード目で初めて初戦を取った和田監督も「打ってくれ、という気持ちでいたが 3点入ったのが大きかった」と最敬礼だ。
6回裏阪神二死 1、 2塁、右越え先制 3点本塁打を放ったマット・マートン外野手
▼マートンが杉内から先制3ランを放った。これで今季は左腕投手に対して12打数 9安打、 3本塁打、16打点、打率 7割 5分の大当たりだ。杉内に対してはソフトバンク時代も含め昨季まで通算打率 1割 7分 8厘(45打数 8安打)と抑えられたが、今季は 3打数 2安打、 6割 6分 7厘だ。
▼マートンは早くも25打点。昨年は満塁で 1割 5分 4厘、走者 2人の場面でも 2割 3分 6厘の低打率だったが、今季は走者 2人で打率 5割 3分 3厘の13打点、満塁は10割の 6打点。走者がたまった場面で抜群の勝負強さを見せ、打点を荒稼ぎしている。
▼マートンは打撃部門で打率、安打数、本塁打、塁打数、打点、出塁率、長打率でトップ(本塁打はタイ)。Vに導いた1985年 3冠王バースの13試合消化時点と比較しても、打点、打率、安打数、出塁率、長打率で上回っている。
マートンの 3ランを確認すると、ランディ・メッセンジャー投手はキャッチボールを中断してグラブを 3度たたいた。 3点のプレゼントには、おつりが出るほどの好投だった。最速 153キロの直球を外角低めにコントロールし、 8回 4安打 1失点。 5四球を出したものの、 126球の今季初勝利で投壊にあえぐチームを救った。
「何とかゲームを作れた。勝つチャンスを与えられてよかった。四球は多かったけど、粘れたよ。巨人打線に的を絞らせなかった。 4回までは巨人杉内とともに無安打投球。「しびれる展開で、いい投手。負けられないと思った」と気合が入った。 1点を失った 8回には最後の気力を振り絞った。一死 1、 2塁から村田を併殺に打ち取ると、何度もガッツポーズを作って、ほえた。
巨人を倒すために阪神残留を選んだ。右腕にはメジャーに復帰する選択肢もあった。だが、「阪神への愛着と優勝したい思い」が残留を選ばせた。巨人を倒さなければ優勝はない。昨季巨人とは先発で対戦がなく、再来日した際から「投げたい」と口にしてきた。
8回表巨人一死 1、 2塁、ランディ・メッセンジャー投手は村田を 2塁ゴロ併殺打に仕留めガッツポーズ!
「前回( 3月29日)もチームは勝ったし、今日も勝った。何とか勝たないといけないからね。それができてよかった」
2012年 9月 5日、甲子園で完封して以来の巨人戦白星。当時は来日3年目。翌年の契約は球団側に選択権があった。立場が変わり、勝利の味も違った。自宅に飾ってあるという 2年前のウイニングボール。飾るのは同じ棚でも、思い入れは格別のはずだ。
家族の存在も大きい。甲子園での登板には必ず足を運んでくれる。この日は夫人の友人夫婦まで応援に駆けつけた。「下の子が疲れて、早く帰りたがっているから」。チームを救ったパパは最高に格好良かった。
8回裏阪神二死 2塁、左中間に適時2二塁打を放ったマウロ・ゴメス内野手
マウロ・ゴメス内野手が「眼攻守」でG倒だ。 4番の働きは 8回だった。 2点差に迫られた直後に二死 2塁の好機を迎えた。カウント 1- 2から粘って左腕高木京の 9球目、低めボール球をすくい上げた。左中間突破。12打席ぶりの安打は、 4点目をたたき出す貴重な 1本だった。
ゴメス:あと 1点取れればというチームに重要なところで、いいスイングでいこうと思った。
お助けマンぶりは、それだけじゃなかった。 6回も 8回と同じ二死 2塁だった。杉内の誘い球に手を出さず、際どいコースを見極めて四球。続くマートンの 3ランにつなげた。
和田監督:ゴメスが必死にバットを止めて、よくつないでくれた。 2試合ほどヒットが出てなかったけど、四球を選びながらね。杉内も状態が良く、低めの変化球に手が出る打者が多い中、よくバットを止めた。
そして守備だ。両軍無得点の 6回無死 1塁で、アンダーソンのゴロが 1、 2塁間へ飛んだ。横っ跳びでグラブに当てると、はじいたボールは 2塁上本の正面へ。抜ければ無死 1、 3塁だったピンチを、体を張って一死 2塁に食い止めた。二死 3塁からは鳥谷の 1塁送球がワンバウンドしたが、難なく拾い上げた。
ゴメス:野球は打てない日もある。自分は打つ方だけじゃなく、守りもベストを尽くして貢献したい。(四球は)返したい気持ちもあったけど、マートンがすごく調子がいい。つなげればやってくれるから。
杉内を「グッドピッチャー」と脱帽ポーズで持ち上げた。その時、和田監督が横を通った。顔の指揮官は、親指を立てるサムアップポーズ。本塁打は出なくても、チームに貢献するすべをゴメスは知っている。
8回裏阪神二死 1、 3塁、右適時打を放った代打アニヤン・新井貴浩内野手
新井貴浩内野手がダメ押しとなる右前適時打をマークした。 8回二死 1、 2塁で打席に立つと、代わったばかりの巨人香月が初球に投じた 138キロの内角シュートを逆らわずに流し打ち。 2塁走者をかえす貴重な5点目のタイムリーとした。
「シュートは頭にあった。強引に引っ張らず、センターから逆方向と思っていた。イメージ通り。代打は初球からドンドン行かないとね」。
和田監督も「スタメンで出たいんだろうけど今は代打に徹してくれている」と目を細めていた。
9回表、阿部の打球に好守を見せた 1塁手アニヤン・新井貴浩内野手(左)に笑顔を見せる呉昇桓投手
巨人打線を 5球で封じた呉昇桓投手が、アニヤン・新井貴浩のファインプレーに感謝した。
4点のリードをもらって、 9回のマウンドに上がった。一死走者なしから 6番阿部に 1、2塁へ強烈な打球を打たれた。すると 1塁新井が飛び込み捕球。 1塁カバーに入った上本にすかさずトスし、アウトにした。
「新井さんのおかげです」と 3連投の疲れも見せず、感謝の言葉を口にした。
やっと貯金ができた!助っ人外人選手が凄い!特にマートンが良い試合にしてくれた!
5回戦もこのいきでやって欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 4月
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