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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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打順替え速攻!1番糸井29打席ぶり安打&生還!鳥谷フェースガード姿で代打出場!メッセ6勝目!

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阪神が初回、キャンベルの 1号 2ランなどで 4点を先制。巨人は 2回に小林の適時打で 1点を返すも、阪神は 3回に 2点を追加。阪神は 4回以降、巨人の継投の前に無安打無得点。阪神は先発のメッセンジャーが力投し、巨人菅野と並んでハーラートップタイの「6勝」目。チームの連敗を「2」で止めた。

阪神の打線改造が、いきなりハマった。この日は不振の糸井嘉男外野手(35)を今季初めて「1番」に置くオーダー。 1回、先頭糸井が大竹の内角速球系に詰まりながらも中前に落とした。自己ワーストの「28打席連続無安打」中だったが、16日中日戦以来、29打席ぶりの安打で出塁した。これに応えたのが 2番上本博紀内野手(30)だ。低めシュートを完璧にとらえ、ライナーで左中間を破った。 1塁から糸井が長駆生還する、先制の適時 2塁打になった。鬱積していた感情が一気にはき出されるようだった。おもしろいように打線がつながる。 1回に一挙 4点。やはり猛虎復活のカギは糸井だった。試合開始30分前。 3万8909人の観衆が驚いた。糸井が「3番」から「1番」に打順変更。開幕43試合目で糸井が昨年10月 1日の楽天戦(コボスタ宮城)以来となる「1番」に座ることは想定外だった。 1回。カウント 1- 1から大竹寛の内角直球に反応した。詰まっていたが、それでも 8試合&29打席ぶりの「H」ランプを確信した。続く上本の打球が左中間を破るのを確信すると、 2塁手前でスピードアップし、一気に本塁まで駆け込んだ。生還した際に手をポンと叩いて喜びを表すと、キャンベルが今季「1号2ラン」をかっ飛ばすなど、一気に虎祭り。 4試合ぶりの先制に金本知憲監督(49)はオーダー変更的中に納得顔だった。ヒットは 1安打だったが、 5点リードの 3回二死 2、 3塁でフルカウントからもぎとった四球も35打席ぶりだった。雨降って、地固まる。糸井がトンネルを抜けた。

これが優勝するチームの勝ち方だ!! 阪神の新外国人エリック・キャンベル内野手(30)が 1回に来日「1号2ラン」を放つなど、 3打点の大暴れ。前日顔面死球の鳥谷敬内野手(35)の代役として「6番・3塁」で先発し、期待に応えた。アクシデントを乗り越えた虎は一丸ムードでG戦「800勝」! 貯金を「9」とし、 2位広島との差を「1ゲーム」に広げた。打球で聖地が真っ二つに割れた。地鳴りのような歓声に乗り、窮地の虎に救世主が登場だ。キャンベルが来日「1号」となる、バックスクリーンへ飛び込む 2ラン。鳥谷敬内野手の代役として、 2安打 3打点だ。苦境を救うから、人は彼を“助っ人”と呼ぶ。来日28打席目。待たせたが、チーム43試合目、ここぞの場面で出た。 2点を先制した直後の 1回二死 1塁。大竹寛の 124キロスライダーを一閃。低く強い弾道を中堅奥へ運んだ。来日初の 3打点で、チームは巨人戦通算「800勝」に到達だ。好調虎打線を引っ張ってきた鳥谷が、前日の顔面死球で流血し鼻骨を骨折。フェースガードを装着してベンチスタートという緊急事態だった。だが「6番・3塁」に入り、 2日のヤクルト戦(神宮)以来18試合ぶりにスタメン出場した代役の猛爆で連敗も「2」で止まった。試合がなかった 2位広島を「1ゲーム」差に引き離した。新しい力が窮地を救う現状は、まさに強いチームの形だ。着々と日本野球への順応を進めてきたC砲が真価を見せ、Vへ突き進む虎はさらなる化学反応が進む。この救世主は、 3塁だけでなく 1塁も左翼も守れる。いつでも、どこでも、虎を救い続けてくれる。

24日の巨人戦で頭部死球を受けて鼻骨を骨折した鳥谷敬内野手が 6回二死走者なしで代打出場した。鼻をカバーする黒いフェースガードをつけて登場。右腕桜井と対戦して速球を 2度ファウルしたが、外角速球をとらえきれず、 3ゴロに倒れた。それでも甲子園の大観衆から割れんばかりの拍手で復帰をたたえられ、鳥谷は試合後照れ笑い。プロ野球歴代 2位の「1795試合連続出場」に伸ばした。試合前に金本知憲監督に対しては「スタメンでもいけます」と直訴。初球からフルスイングした不屈の男の闘志がチームに乗り移り、連敗を「2」で止めた。地鳴りのような大歓声が、黒いフェースガードの男に注がれる。 4球目を 3ゴロ。 1塁へ全力で駆け抜け、ベンチに戻る。そこでも拍手と声援は途切れることはなかった。危ぶまれた連続試合出場を「1795」に伸ばしたことに納得などしない。危ぶまれた連続試合出場を「1795」に伸ばしたことに納得などしない。“出続ける男”はスタメンに名を連ねてこそ、の価値観を持つ。だから、 1打席だけの出場を詫びた。前夜(24日)の悪夢。吉川光夫投手から顔面死球を受けた。見る者が言葉を失う流血。尼崎市内の病院での診断結果は「鼻骨骨折」だった。金本監督はブレーキをかけた。出続ける難しさを誰よりも知る指揮官が「代打」を選択したのだから、鳥谷も従うしかない。恐怖を味わってわずか一夜。さらに、生まれて初めて体験する戦闘スタイル。フェースガードの奥。涼しい目が光る。ポーカーフェースは、こんな時も変わらない。さあ、26日は、どんな形で連続試合出場の数字を積み重ねるのだろう。

迷いのない球筋を思い通りに操って、甲子園の電光掲示板には何度も「K」マークが浮かび上がった。汗を飛ばし、歯を食いしばりながらランディ・メッセンジャー投手(35)が巨人打線を圧倒した。不敵な笑みを浮かべて 8回 5安打10奪三振の 1失点の内容を振り返った。今季 3度目となる 2桁奪三振で、リーグ歴代13位タイの通算22度目。新たな勲章は宿敵の「4番」を封じて手に入れた。 1回二死 1塁で阿部を高めの 148キロで空振り三振に斬ると、その裏に打線が爆発し 4点をもらった。 2回に 1点を返され、 3回二死 1塁で迎えた阿部との“第2ラウンド”はカウント 1- 2から、力勝負ではなくワンバウンドになる 119キロで空を切らせた。 3番・坂本勇人には 2打数 1安打 2四球も主砲は 4の 0で 2三振。硬軟織り交ぜて気勢をそいでいった。 7回二死で長野から奪ったこの日10個目の三振で通算「1192」とし、現役選手では成瀬(ヤクルト)を抜き、11位に浮上。積み重ねてきた数々の記録は時計の針との戦いを制してきたからこそだ。試合後、ハーラートップタイの「6勝目」を手にした右腕は心の底から鳥谷の早期復帰を喜んだ。休まない鳥谷流の“仕事の流儀”をリスペクトしてきた。今度は自分が大きな背中で虎投とチームを引っ張っていく。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 6- 1巨人>◇25日◇阪神甲子園球場

 阪神が初回、キャンベルの 1号 2ランなどで 4点を先制。巨人は 2回に小林の適時打で 1点を返すも、阪神は 3回に 2点を追加。

 巨人は 5回二死 1、 3塁の反撃機を迎えたが、阿部が左飛で得点できず。阪神は 4回以降、巨人の継投の前に無安打無得点。

 阪神は先発のメッセンジャーが力投し、巨人菅野と並んでハーラートップタイの「6勝」目。チームの連敗を「2」で止めた。巨人大竹寛は「3敗」目。

  5回表巨人二死 1、 3塁、ピンチに阿部を左飛に打ち取り指をはじくメッセンジャー=阪神甲子園球場

 

 阪神の打線改造が、いきなりハマった。この日は不振の糸井を今季初めて「1番」に置くオーダー。 1回、先頭糸井が大竹の内角速球系に詰まりながらも中前に落とした。自己ワーストの「28打席連続無安打」中だったが、16日中日戦以来、29打席ぶりの安打で出塁した。

 これに応えたのが 2番上本だ。低めシュートを完璧にとらえ、ライナーで左中間を破った。 1塁から糸井が長駆生還する、先制の適時 2塁打になった。上本は「追い込まれてしまいましたが、コンパクトにバットを出すことができました。先制することができてよかったです」と話した。

  1回裏阪神無死 1塁、上本博紀内野手の左中間をやぶる先制適時 2塁打で 1塁から一気に生還する糸井嘉男外野手放った=阪神甲子園球場

 鬱積していた感情が一気にはき出されるようだった。おもしろいように打線がつながる。 1回に一挙 4点。やはり猛虎復活のカギは糸井だった。

 「勝ってよかった。それだけです。よくなるように努力します」

 試合開始30分前。 3万8909人の観衆が驚いた。糸井が「3番」から「1番」に打順変更。鼻骨骨折の鳥谷がスタメンから外れざるを得ない状況は予想できたが、開幕43試合目で糸井が昨年10月 1日の楽天戦(コボスタ宮城)以来となる「1番」に座ることは想定外だった。

 阪神移籍後初めて 1番で起用され、 1回、中前打を放った糸井嘉男外野手。トンネル脱出だ=阪神甲子園球場

  1回。カウント 1- 1から大竹寛の内角直球に反応した。詰まっていたが、それでも 8試合&29打席ぶりの「H」ランプを確信した。中堅手・立岡の前に打球が落ちる。 1塁ベース上で糸井はわずかにほほえんだ。

 続く上本の打球が左中間を破るのを確信すると、 2塁手前でスピードアップし、一気に本塁まで駆け込んだ。生還した際に手をポンと叩いて喜びを表すと、キャンベルが今季「1号2ラン」をかっ飛ばすなど、一気に虎祭り。 4試合ぶりの先制に金本監督は「糸井が出ることによって相乗効果といいますか」とオーダー変更的中に納得顔だった。

  1回、安打を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 前夜からの雨のため、試合前練習は室内で行われた。 2日連続で行った早出特打では指揮官も付き合った。糸井が「1番」起用を伝えられたのは、そのとき。通常のフリー打撃を終えた後はおよそ 5分にもわたって、打撃フォームを直接指導された。

 トンネル脱出へ、まさに二人三脚。金本監督は「(「1番」は)気分転換。まっさらな打席でね、気分新たに。すごく前向きにとらえてくれた」と喜ぶと、糸井も「いろいろと考えてやってくれていると思います」と首脳陣に感謝した。

  1回、上本博紀内野手の適時 2塁打で生還した糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

ヒットは 1安打だったが、 5点リードの 3回二死 2、 3塁でフルカウントからもぎとった四球も35打席ぶりだった。雨降って、地固まる。糸井がトンネルを抜けた。

◇データBOX◇

◎…阪神・糸井がオリックス時代の昨年10月 1日の楽天戦(コボスタ宮城)以来の「1番」。昨年は33試合に出場し、打率 0.328、 6本塁打、15打点。「1番」の通算成績は 117試合で打率 0.287、 9本塁打、28打点。

 

  1回、来日「1号2ラン」を放ったエリック・キャンベル内野手。前日顔面死球を受けた鳥谷敬内野手に代わって先発し、千金の一発=阪神甲子園球場

 これが優勝するチームの勝ち方だ!! 阪神の新外国人エリック・キャンベル内野手(30)が 1回に来日「1号2ラン」を放つなど、 3打点の大暴れ。前日顔面死球の鳥谷敬内野手(35)の代役として「6番・3塁」で先発し、期待に応えた。アクシデントを乗り越えた虎は一丸ムードでG戦「800勝」! 貯金を「9」とし、 2位広島との差を「1ゲーム」に広げた。

 打球で聖地が真っ二つに割れた。地鳴りのような歓声に乗り、窮地の虎に救世主が登場だ。キャンベルが来日「1号」となる、バックスクリーンへ飛び込む 2ラン。前日24日に悪夢の顔面死球を受けた鳥谷の代役として、 2安打 3打点だ。苦境を救うから、人は彼を“助っ人”と呼ぶ。

 「アリガトウゴザイマス! これほど時間がかかるとは思わなかったけど、一本出て、よかったと思います」

 鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場

 来日28打席目。待たせたが、チーム43試合目、ここぞの場面で出た。 2点を先制した直後の 1回二死 1塁。大竹寛の 124キロスライダーを一閃。低く強い弾道を中堅奥へ運んだ。「頭を越えろと思った。あまりセンターに本塁打を打ったこともなかった」と自身もビックリの放物線で、 1回から 4得点。C砲は 4- 1の 3回にも右中間への適時 2塁打。来日初の 3打点で、チームは巨人戦通算「800勝」に到達だ。

 好調虎打線を引っ張ってきた鳥谷が、前日の顔面死球で流血し鼻骨を骨折。フェースガードを装着してベンチスタートという緊急事態だった。だが「6番・3塁」に入り、 2日のヤクルト戦(神宮)以来18試合ぶりにスタメン出場した代役の猛爆で連敗も「2」で止まった。金本監督も「( 2ランは)やっぱり大きかったし、タイムリーもよかった。チーム内の争いもし烈になってきたのかなと思う」とうなずいた。

  1回、エリック・キャンベル内野手が 2点本塁打を放った=阪神甲子園球場

 キャンベルは「妻は子供の面倒を見るのが大事な仕事。自分も野球のことは話さないようにしている」という家族思いの一面も持つ。だが、球場では日本野球について考え続けた。先週16~21日の連戦中には、打席での両足の幅を狭めると決心した。

 「日本は米国ほど速い球を投げる投手が少ないからね」。変化を受け入れ、20日のヤクルト戦(神宮)からは代打で 2安打 1四球と 3打席連続出塁。ベンチで投手の配球や打者の打ち方に目をこらし、アジャストを進めた。 5打席連続三振もあり、一時は 2軍降格危機もあったが「あれだけ一生懸命やっている選手は落とせない」と信じ続けてくれた金本監督に、結果で恩返しだ。

 試合がなかった 2位広島を「1ゲーム」差に引き離した。新しい力が窮地を救う現状は、まさに強いチームの形だ。着々と日本野球への順応を進めてきたC砲が真価を見せ、Vへ突き進む虎はさらなる化学反応が進む。

  1回、 2点本塁打を放ったエリック・キャンベル内野手を迎える金本知憲監督=阪神甲子園球場

 キャンベルは鳥谷について「彼はチームリーダー。いつも引っ張ってくれる。きょうも同じような形で球場にきて同じような形で(練習や出場を)続けている。本当にすごい」と称えた。この救世主は、 3塁だけでなく 1塁も左翼も守れる。いつでも、どこでも、虎を救い続けてくれる。

◇データBOX◇

◎…阪神が巨人戦通算「800勝」(1035敗68分け。勝率 0.436。 1リーグ時代も含む)。 1勝目は81年前の1936年 7月15日で、 8- 7で勝利した。「800勝」の内訳は、 1リーグ時代に85勝(84敗 3分け。同 0.503)。セ・パの 2リーグに分立した1950年以降で 715勝( 951敗65分け。同 0.429)。

 

  6回裏阪神二死、代打鳥谷敬内野手は 3塁ゴロを放った放った=阪神甲子園球場

 24日の巨人戦で頭部死球を受けて鼻骨を骨折した鳥谷敬内野手が 6回二死走者なしで代打出場した。

 鼻をカバーする黒いフェースガードをつけて登場。右腕桜井と対戦して速球を 2度ファウルしたが、外角速球をとらえきれず、 3ゴロに倒れた。それでも甲子園の大観衆から割れんばかりの拍手で復帰をたたえられ、鳥谷は試合後「(大歓声すぎて)申し訳ないです」と照れ笑い。プロ野球歴代 2位の「1795試合連続出場」に伸ばした。

  6回、代打で出場し、 3ゴロに倒れた鳥谷敬内野手。フェースガードをつけて 1塁まで全力疾走した=阪神甲子園球場

 24日に顔面死球を受け、途中交代した鳥谷敬内野手が25日の巨人戦(甲子園)の 6回に代打で出場( 3ゴロ)し、継続中の歴代 2位の連続試合出場を「1795」に伸ばした。球団から鼻骨骨折が発表されたが、試合前に金本知憲監督に対しては「スタメンでもいけます」と直訴。初球からフルスイングした不屈の男の闘志がチームに乗り移り、連敗を「2」で止めた。

 地鳴りのような大歓声が、黒いフェースガードの男に注がれる。

 「上本に代わりまして代打・鳥谷~」

  6回二死無走者。阪神ファンはもちろん、巨人ファンも。甲子園 360度からの拍手を受け、不屈の男はグラウンドに戻ってきた。それが当然のように。

 初球から振った。 2球目もスイングして連続ファウル。 4球目を 3ゴロ。 1塁へ全力で駆け抜け、ベンチに戻る。そこでも拍手と声援は途切れることはなかった。

 「申し訳ないです」

 鳥谷敬内野手は 3ゴロに倒れたが、初球から振っていった=阪神甲子園球場

 試合後。大声援に対する感想だった。危ぶまれた連続試合出場を「1795」に伸ばしたことに納得などしない。“出続ける男”はスタメンに名を連ねてこそ、の価値観を持つ。だから、 1打席だけの出場を詫びた。

 「行けます」

 試合前。スタメンは? 問われた背番号「1」は、そう答えた。凄みさえ感じさせる決断に、誰もが圧倒された。

 どう考えたって無理だろう…。あの惨劇を見れば、それが常識だった。前夜(24日)の悪夢。吉川光から顔面死球を受けた。見る者が言葉を失う流血。尼崎市内の病院での診断結果は「鼻骨骨折」だった。発表されたのは一夜明けたこの日午後 2時45分。しかし、不死身の男は、その直後に室内練習場に登場。けがの重さをうかがわせるフェースガードの下は、相当に腫れ上がっているはず。なのに、普通にノックを受け、普通にフリー打撃を行う。そして…。

 「見ている方が違和感はあるでしょう。視界は良好です」

 報道陣を安心させた。

 死球を受け倒れた鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場

 ただ、金本監督はブレーキをかけた。

 「『スタメンでもいける』と本人はいってましたけど(笑)。さすがにちょっと…僕が止めました(苦笑)」

 出続ける難しさを誰よりも知る指揮官が「代打」を選択したのだから、鳥谷も従うしかない。

 恐怖を味わってわずか一夜。さらに、生まれて初めて体験する戦闘スタイル。怖さは? 違和感は?

 「いや、全然。ゲームはね」

 痛みはない?

 「いや、もう痛みは全然」

 フェースガードの奥。涼しい目が光る。ポーカーフェースは、こんな時も変わらない。さあ、26日は、どんな形で連続試合出場の数字を積み重ねるのだろう。

★G・吉川光夫投手が謝罪

 巨人・吉川光夫が試合前、鳥谷を訪ねて謝罪した。前日の 5回、顔面付近に死球を与え、危険球による退場処分を受けた。「本当に申し訳ないことをした。気にしなくていいよ、といっていただきました。グラウンドに出てこられて、僕としては安心した部分もあります」と安堵の表情を浮かべた。

 近鉄・チャーリー・マニエル外野手

☆あらかると

★チャーリー・マニエル外野手(近鉄):1979年 6月 9日のロッテ戦(日生)で八木沢荘六の投球をあごに受けて骨折。あごの部分にアメフットのガードがついた特注ヘルメットで復帰。

★秋山幸二外野手(ダイエー):1999年 9月 9日の西武戦(福岡ドーム)で松坂の投球を顔面に受け、左頬骨を骨折。同18日のロッテ戦(同)に左あごをカバーする器具を取り付けたヘルメットで代打で出場した。

★宮本恒靖選手(G大阪):2002年サッカーW杯日韓大会直前に鼻を骨折。マジックで黒く塗ったフェースガードを着用。「バットマン」と呼ばれた。

★中島裕之内野手(西武):2005年 5月 7日の広島戦(広島)で打球を顔面に受け、右頬骨骨折。同26日のヤクルト戦(神宮)にアクリル製のガードがついたヘルメットをかぶって出場。

 元ダイエー・秋山幸二外野手

 

 迷いのない球筋を思い通りに操って、甲子園の電光掲示板には何度も「K」マークが浮かび上がった。汗を飛ばし、歯を食いしばりながらメッセンジャーが巨人打線を圧倒した。

 「その状況で三振でとるアウトが一番理想的ならそれがいいと思うし、きょうはその通りにできたと思うよ」

 不敵な笑みを浮かべて 8回 5安打10奪三振の 1失点の内容を振り返った。今季 3度目となる 2桁奪三振で、リーグ歴代13位タイの通算22度目。新たな勲章は宿敵の「4番」を封じて手に入れた。

 巨人打線を封じ込んだランディ・メッセンジャー投手。10三振を奪いハーラートップに並ぶ「6勝目」を手にした=阪神甲子園球場

  1回二死 1塁で阿部を高めの 148キロで空振り三振に斬ると、その裏に打線が爆発し 4点をもらった。 2回に 1点を返され、 3回二死 1塁で迎えた阿部との“第2ラウンド”はカウント 1- 2から、力勝負ではなくワンバウンドになる 119キロで空を切らせた。 3番・坂本勇には 2打数 1安打 2四球も主砲は 4の 0で 2三振。硬軟織り交ぜて気勢をそいでいった。

  7回二死で長野から奪ったこの日10個目の三振で通算「1192」とし、現役選手では成瀬(ヤクルト)を抜き、11位に浮上。積み重ねてきた数々の記録は時計の針との戦いを制してきたからこそだ。

 お立ち台のエリック・キャンベル内野手とランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場

 来日 8年目。きっちりスケジュール通りに動く日本流を受け入れ、行動に移す。その背中を、後輩も見ている。 2月の沖縄・宜野座での 1軍キャンプで今季新加入のメンデスは感化され、今は10分前行動を意識する。マウンドを降りても模範を示し、チームを引っ張ってきた。

 試合後、ハーラートップタイの「6勝目」を手にした右腕は心の底から鳥谷の早期復帰を喜んだ。

 「本当に信じられない。超人だよ。(来日) 1年目からマシーンと呼んでいたんだ」。休まない鳥谷流の“仕事の流儀”をリスペクトしてきた。今度は自分が大きな背中で虎投とチームを引っ張っていく。

 お立ち台で手を振るランディ・メッセンジャー投手。視線の先は愛する家族?=阪神甲子園球場

◇データBOX◇

◎…メッセンジャーが10奪三振を奪い、今季 3度目の「2桁奪三振」を記録。これで通算22度目(2011年 1回、2012年 1回、2013年 4回、2014年 4回、2015年 5回、2016年 4回)の「2桁奪三振」となりセ・リーグでは、秋山登(大洋)、桑田真澄(巨人)に並ぶ「13位」タイ、助っ人では両リーグ合わせて歴代 1位。日本記録は金田正一(国鉄、巨人)の 103回。

◎…通算三振を「1192」とし、「1191」の成瀬善久(ヤクルト)を抜き、現役11位に浮上。

 

 G軍菅野による「江戸の敵をナニワで!」とばかりに始まった連敗を、メッセンジャーが止めた!今日は(藤浪)晋太郎クンが登板だ!ハマのD軍をやっつけろ!

 今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(05月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。   

 

んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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フェースガード鳥谷、代打左飛!糸井が適時2塁打含むマルチ、復調の兆し見えた!強風が阪神襲う!

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阪神は井納に 3回まで無安打に抑えられる。DeNAは 6回に嶺井からの 4連打などで先制すると、この回一挙 5得点をあげた。阪神先発の藤浪は、 6回途中で降板した。DeNAは 6回の 5点を守り抜き連勝。井納は 7回 1失点で「2勝目」を挙げた。山崎康は「4セーブ」目。阪神は 7回から反撃するも、及ばなかった。藤浪晋太郎投手(23)が 6回に突如リズムを崩し、 3敗目( 3勝)を喫した。 6回一死 1、 3塁。DeNA先発井納翔一投手(31)に初球攻撃を受け、打球は右前にはじき返された。 3塁走者がゆっくりと先制のホームイン。ここで交代をコールされた。 4四球を出すなど、毎回のように走者を背負い、苦しい展開が続いた。それでもスライダーを多投するなどしてなんとかしのいだ。2015年からDeNA戦は 8連勝中だったが、 6回の乱調でピリオドが打たれた。

鳥谷敬内野手(35)が 6回に代打で出場し、連続試合出場を「1796試合」に伸ばした。24日に受けた死球で「鼻骨骨折」と診断されながら、黒のフェースガードを装着して出場している。

25日の試合前まで28打席連続無安打と苦しんでいた糸井嘉男外野手(35)が、マルチ安打を放った。 4点を追う 8回二死 1、 2塁。砂田のスライダーをとらえ、右翼に適時 2塁打を放った。 7回にも先頭打者で遊撃に内野安打を放っており、この日 4打数 2安打。16日の中日戦(甲子園)以来、 9試合ぶりの打点をマーク。長打も17日の同カードでの「5号2ラン」以来、実に36打席ぶりだった。 7日の広島戦(甲子園)以来14試合ぶり今季12度目のマルチ安打と復調気配だが、試合後は問いかけにも無言を貫いた。

一か八か」の守備も及ばず。 0- 0の 6回一死 1、 3塁は、打者が投手の井納とあって前進守備。福留孝介外野手(40)は右前へのライナー性の打球に猛チャージも、目前でワンバウンド。打球を弾いて 1走の三進(記録は失策)を許してしまった。それでも 7回一死 1、 2塁では左前適時打を放ち、 4試合連続安打で 2試合連続打点をマーク。打でさすがの勝負強さを見せつけた。

強風が阪神を襲った。 2点ビハインドの 6回二死満塁。 2番手岩崎がカウント 1- 0から投じた 2球目をDeNA 3番ロペスがレフトへ高々と打ち上げた。打ち取ったかに思われたが、風に押されたのか伸びていく。今季初スタメンの伊藤隼が後方へ懸命に追いかけるも届かず、フェンス手前にポトリと落ちた。甲子園が悲鳴に包まれた。 6回、 2点を奪われ、なお二死満塁。ロペスの左翼へ高く上がった飛球に、伊藤隼は一度前に出た。しかし強い風に乗って伸びる打球に、あわてて“電車バック”。最後はフェンス側へ体を向け、両手を伸ばしたが…。ボールは頭上を越え、痛恨の走者一掃の 2塁打となった。 5点差に拡大。 6回終了まで無安打無得点に抑えられていた阪神にとって、痛い失点になった。 0- 0の 5回二死では、井納から四球を選んでこの日、チーム初出塁。 2盗に失敗して好機拡大とはいかなかったが、ハッスルしていただけに…。悔やみきれないプレーとなった。昨年までも守備の不安を露呈していた伊藤隼にとっても、ポジションをつかむためには「守」は避けて通れない。ここから、どんな姿を見せていくか。心の強さが試される。

藤浪晋太郎投手が 6回途中 6安打 3失点で降板した。初回に一死満塁のピンチを背負うも無失点で切り抜けると、毎回のように得点圏に走者を出しながら失点せずに抑えていた。 6回先頭の宮崎を 2ゴロに打ち取ったが、嶺井から 3連打を浴び、 1点を失ったところで降板した。 4日のヤクルト戦で勝利して以来の白星とはならなかった。再調整させる余裕はない!! 2位広島にゲーム差「0」に肉薄された。制球の乱れで“パニック状態”の右腕だが、金本知憲監督(49)は厳しい姿勢で奮起を求めた。何とか無失点で粘って迎えた 6回、藤浪が一気に崩れた。直球を投げながら、捕手のミットが届かない大ボールも 3球。マウンドで顔色を失っていた。 3回二死 1、 2塁、 4番・筒香を内角 151キロの直球で見逃し三振に斬るなど、いい球もあった。しかし 6回、変化が生じると、もはや修正がきかなくなった。ベルト位置まで上げていた左足を走者がいない状況でもスライドステップに変えた。何より2015年から 8連勝中だったDeNA戦。それでも勝てなかった。メンタルの混乱も要因だけに、一度抹消し、立て直すのも手だ。27日は再昇格の青柳晃洋投手(23)、28日はD 2位・小野泰己投手(22=富士大學)が先発。ローテは盤石ではない。 2位広島とはゲーム差なし。いま、藤浪まで抜けるわけにはいかない。ここで、這い上がれるかどうか。若き右腕の正念場だ。

岩崎優投手(25)は、DeNA打線の勢いを止められなかった。 6回途中から登板。一死 1、 3塁で倉本に右前適時打を許し、続く桑原は三振に抑えたものの、梶谷、ロペスの連打を浴びるなど 2/3回 3安打 2失点で降板した。

27日のDeNA戦に先発する阪神・青柳は26日、全体練習に参加。キャッチボールやダッシュなどで汗を流した。 4月29日の中日戦(甲子園)以来、約 1カ月ぶりに 1軍のマウンドに上がる。やれることはすべてやりきり、今季初勝利と信頼を勝ち取る。記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 2- 5DeNA>◇26日◇阪神甲子園球場  阪神は井納に 3回まで無安打に抑えられる。DeNAは初回に連打から、一死満塁の先制機を作るも併殺打で逃す。

 DeNAは 6回に嶺井からの 4連打などで先制すると、この回一挙 5得点をあげた。阪神先発の藤浪は、 6回途中で降板した。

 DeNAは 6回の 5点を守り抜き連勝。井納は 7回 1失点で「2勝目」を挙げた。山崎康は「4セーブ」目。阪神は 7回から反撃するも、及ばなかった。藤浪は「3敗」目。

  6回表DeNA二死 1、 3塁、藤浪晋太郎投手は井納翔一投手に右前適時打を打たれ降板、ベンチからグラウンドを見る=阪神甲子園球場

 藤浪晋太郎投手(23)が 6回に突如リズムを崩し、 3敗目( 3勝)を喫した。

  0- 0の 6回一死 1、 3塁。DeNA先発井納に初球攻撃を受け、打球は右前にはじき返された。 3塁走者がゆっくりと先制のホームイン。ここで交代をコールされた。

 「(井納へは)単に甘かっただけです。いい感覚、いいボールもあったと思った。狂い始めたら戻せない自分。技術のなさだったり、引き出しが少なくて悔しいです」と唇をかんだ。

  4四球を出すなど、毎回のように走者を背負い、苦しい展開が続いた。それでもスライダーを多投するなどしてなんとかしのいだ。2015年からDeNA戦は 8連勝中だったが、 6回の乱調でピリオドが打たれた。

 

  6回裏阪神二死、代打で登場し左飛を放った鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場

 鳥谷敬内野手が 6回に代打で出場し、連続試合出場を「1796試合」に伸ばした。

  6回二死、DeNA先発井納の初球を打ち返すも、左飛に倒れた。

 試合後、鳥谷は「打たなきゃ意味がないんで、また明日から頑張ります」とコメントした。

 24日に受けた死球で「鼻骨骨折」と診断されながら、黒のフェースガードを装着して出場している。

 

  8回、適時 2塁打を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 25日の試合前まで28打席連続無安打と苦しんでいた糸井嘉男外野手が、マルチ安打を放った。

  4点を追う 8回二死 1、 2塁。砂田のスライダーをとらえ、右翼に適時 2塁打を放った。 7回にも先頭打者で遊撃に内野安打を放っており、この日 4打数 2安打。 7日広島戦(甲子園)以来のマルチ安打とした。

  8回裏阪神二死 1、 2塁、右翼線へ適時 2塁打を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 トンネルを抜けた糸井が、ノーヒットノーラン阻止だ。無安打無失点投球を続けていた井納を、 7回先頭でつかまえ遊撃内野安打。眠れる打線を目覚めさせ、福留の適時打を呼んだ。 1- 5の 8回二死 1、 2塁では右翼線適時 2塁打で、16日の中日戦(甲子園)以来、 9試合ぶりの打点をマーク。長打も17日の同カードでの「5号2ラン」以来、実に36打席ぶりだった。

 前日25日の巨人戦(甲子園)で29打席ぶり安打を放った勢いのまま 2試合連続で「1番・中堅」に座るも、チームを勝ちへ導けず。 7日の広島戦(甲子園)以来14試合ぶり今季12度目のマルチ安打と復調気配だが、試合後は問いかけにも無言を貫いた。

 

  6回、DeNA・井納翔一投手の打球を落とす、右翼手・福留孝介外野手。先制の適時打となった=阪神甲子園球場

 「一か八か」の守備も及ばず。 0- 0の 6回一死 1、 3塁は、打者が投手の井納とあって前進守備。福留は右前へのライナー性の打球に猛チャージも、目前でワンバウンド。打球を弾いて 1走の三進(記録は失策)を許してしまった。「勝負にいかなきゃいけないでしょう。イレギュラーしたのは見えたけど止められなかった」。それでも 7回一死 1、 2塁では左前適時打を放ち、 4試合連続安打で 2試合連続打点をマーク。打でさすがの勝負強さを見せつけた。

 

 強い風に流された打球ではあったが、捕らなくてはいけない=阪神甲子園球場

 強風が阪神を襲った。 2点ビハインドの 6回二死満塁。 2番手岩崎がカウント 1- 0から投じた 2球目をDeNA 3番ロペスがレフトへ高々と打ち上げた。打ち取ったかに思われたが、風に押されたのか伸びていく。今季初スタメンの伊藤隼が後方へ懸命に追いかけるも届かず、フェンス手前にポトリと落ちた。

 これが走者一掃の適時 2塁打となり、 5点差に拡大。 6回終了まで無安打無得点に抑えられていた阪神にとって、痛い失点になった。

  6回表DeNA二死満塁、ロペスの飛球を捕れず走者一掃の 2塁打を許した伊藤隼太外野手=阪神甲子園球場

 甲子園が悲鳴に包まれた。 6回、 2点を奪われ、なお二死満塁。ロペスの左翼へ高く上がった飛球に、伊藤隼は一度前に出た。しかし強い風に乗って伸びる打球に、あわてて“電車バック”。最後はフェンス側へ体を向け、両手を伸ばしたが…。ボールは頭上を越え、痛恨の走者一掃の 2塁打となった。

 「(風は)言い訳にできない」

 厳しい表情で自分自身への怒りをにじませた。高山が足の故障でベンチスタートとなり、今季初、昨年 8月 7日のヤクルト戦(神宮)以来のスタメンのチャンスが巡ってきた。 0- 0の 5回二死では、井納から四球を選んでこの日、チーム初出塁。 2盗に失敗して好機拡大とはいかなかったが、ハッスルしていただけに…。悔やみきれないプレーとなった。

 目測を誤り、最後は体を投げ出した伊藤隼太外野手だが…打球は無情にもグラウンドに跳ねた=阪神甲子園球場

 その瞬間、ベンチの天井をみあげた金本監督は「風だろうけれど、風は常に見ておかないといけないんだから」と苦言を呈した。試合中盤まで井納を打ちあぐねた打線も七回に福留の左前適時打で 1点を返し、 8回は糸井の適時 2塁打で 3点差まで迫った。結果論だが、あのロペスの 3点がなければ…だ。

 「あとから振り返れば、そうなりますね」

 虎将の表情も曇る。この日は藤浪、福留に失策が出て、12球団ワーストのチーム失策数は「37」に。伊藤隼のプレーは記録上は失策ではないが、ミスであることは間違いない。優勝争いを勝ち抜くには、守りの向上は不可欠。そして、昨年までも守備の不安を露呈していた伊藤隼にとっても、ポジションをつかむためには「守」は避けて通れない。ここから、どんな姿を見せていくか。心の強さが試される。

◇データBOX◇

◎…阪神が 6回に一挙 5失点。 1イニング 5失点は 4月 2日の広島戦(マツダ)の 7回(● 1- 9)以来、今季 2度目。

 

  6回、投手の井納翔一(奥)に先制打を浴びた藤浪晋太郎投手。一気に崩れた…=阪神甲子園球場

 藤浪晋太郎投手が 6回途中 6安打 3失点で降板した。

 初回に一死満塁のピンチを背負うも無失点で切り抜けると、毎回のように得点圏に走者を出しながら失点せずに抑えていた。 6回先頭の宮崎を 2ゴロに打ち取ったが、嶺井から 3連打を浴び、 1点を失ったところで降板した。

  4日のヤクルト戦で勝利して以来の白星とはならなかった。

  6回表DeNA一死 1、 3塁、先制打を許した直後に降板となった藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場

 再調整させる余裕はない!! 首位阪神は、藤浪晋太郎投手が 5回 1/3を 6安打 4四球 3失点の乱調でDeNAに敗戦。 2位広島にゲーム差「0」に肉薄された。制球の乱れで“パニック状態”の右腕だが、金本知憲監督は「本人が自分で打開していくしかない」と、厳しい姿勢で奮起を求めた。

 ベンチはタオルを投げこむしかなかった。何とか無失点で粘って迎えた 6回、藤浪が一気に崩れた。直球を投げながら、捕手のミットが届かない大ボールも 3球。マウンドで顔色を失っていた。

 「う~ん、まあ…。あの回だけ…あの回だけでもないか。あれ以上投げきるのは、無理という判断。ストライク取るのが精一杯やから」

 金本監督が顔をしかめた。スライダーしかストライクが取れず、狙い打ちされた。一死から嶺井に中前打。暴投後、田中浩に右前打。 1、 3塁から、投手の井納に右前打を浴びた。まだ 1失点。それでも限界なのは誰の目にも明らかだった。

 藤浪晋太郎投手の乱調に険しい表情の金本知憲監督はもはや限界と見て、ベンチを出た =阪神甲子園球場

  5回 1/3、 6安打 4四球 3失点(自責 2)。数字以上に内容は苦しい。藤浪は「いい感覚、いいボールもたくさんあったと思うんですけど、ちょっと(感覚が)狂ったときに戻せない自分の技術のなさ、引き出しの少なさ」と反省の弁だ。

  3回二死 1、 2塁、 4番・筒香を内角 151キロの直球で見逃し三振に斬るなど、いい球もあった。しかし 6回、「リリースのタイミング、体重移動のタイミング」に変化が生じると、もはや修正がきかなくなった。

 「メンタル的に焦ってしまって、それを戻せなかった」…。

 前回20日のヤクルト戦(神宮)、 5四死球 4失点で今季最短 3回 0/3でKOされてから中 5日。23日から前日まで異例の 3日連続ブルペン投球で修正し、「余計な動作を少なくする。自分なりの工夫」と、ベルト位置まで上げていた左足を走者がいない状況でもスライドステップに変えた。何より2015年から 8連勝中だったDeNA戦。それでも勝てなかった。

  6回、DeNA・井納翔一投手に適時打を打たれ肩を落とす藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場

 メンタルの混乱も要因だけに、一度抹消し、立て直すのも手だ。ただ金本監督は「余裕がある訳じゃないしね、先発は」と否定した。岩貞は不調で 2軍調整中。27日は再昇格の青柳、28日はD 2位・小野泰己投手(富士大學)が先発。ローテは盤石ではない。 2位広島とはゲーム差なし。いま、藤浪まで抜けるわけにはいかない。

 「投げるしかない。ブルペンに多く入って、いろんな方の助言を聞いて、考えながらやっていきたい」と右腕。指揮官も語気を強めた。

 「本人が自分で打開していくしかない」

 ここで、這い上がれるかどうか。若き右腕の正念場だ。

 投球する藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場

★藤浪晋太郎投手について、リードした梅野隆太郎捕手

 「直球があまり入らず、不安があった。ストライクが取れるように考えて配球した」

★阪神の今季の先発ローテ事情

 開幕投手のメッセンジャーがリーグトップタイ 6勝で防御率2.20。能見が同2.18、秋山が同2.29と 3人は安定した投球を続けている。ただ、昨季10勝の岩貞は同5.51で 5月20日に登録抹消され、 2軍調整中。 2年目の青柳も同4.91で 4月30日に抹消され、27日に復帰登板。28日はD 2位・小野が 2度目の登板となるが、まだ未知数。藤浪を抹消して再調整させる余裕がないのが、現状だ。

◇データBOX◇

◎…首位阪神は 2位広島とゲーム差なし。 6日の広島戦(甲子園)で勝って、勝率で首位に立ったとき以来の「0」差。最大差は「2.5」。

◎…藤浪がチームワーストタイの 3敗目。甲子園で黒星を喫するのは、昨年 9月 6日の巨人戦以来、 4試合ぶり。

 

  6回途中から登板した岩崎優投手=阪神甲子園球場

 岩崎優投手は、DeNA打線の勢いを止められなかった。

 先制点を奪われた直後の 6回途中から、先発の藤浪晋太郎投手に代わって登板。一死 1、 3塁で倉本に右前適時打を許し、続く桑原は三振に抑えたものの、梶谷、ロペスの連打を浴びるなど 2/3回 3安打 2失点で降板した。

 

 27日のDeNA戦に先発する青柳は26日、全体練習に参加。キャッチボールやダッシュなどで汗を流した。「(もっと)練習してきます」と全体練習終了後は足早に室内へ移動。 4月29日の中日戦(甲子園)以来、約 1カ月ぶりに 1軍のマウンドに上がるが、ここまでは自身の失策が絡んだ降板が目立つ。やれることはすべてやりきり、今季初勝利と信頼を勝ち取る。

 

 強風の悪戯が有ったとは言えども、どうしても(藤浪)晋太郎クンではハマのD軍に勝てない…。 2位広島とはゲーム差も無くなってしまった…。これで、今年は優勝できるのか?心配になってしまう!

 全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(05月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

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 ※らくらくスマートフォンには対応しておりません。 

 

んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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糸井、6号3ラン!福留、ポール直撃6号2ラン!鳥谷、フェイスガード外し四球選ぶ!青柳今季初勝利!

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スカイマーク神戸空港支店の地上旅客職員である牛尾恵理子さんが始球式を務めた。この日は「タイガースジェットで神戸空港から挑むデー」として開催。紺色の制服姿に黄色ラインのスカーフを巻いてマウンドへ登場。投じたボールはノーバウンドで捕手岡崎のミットに収まった。マウンドを降りると感激のあまり、涙目で話した。 3回に阪神が糸井「6号3ラン」と福留「6号2ラン」で 5点を先制。阪神は 4回に糸井の適時内野安打で 1点、 6回には相手失策で 2点追加。DeNAは 5回に戸柱の適時打などで 2点返す。阪神は 8回、中谷の「6号ソロ」でダメ押し。先発青柳が今季初勝利を飾った。

D 5位・糸原健斗内野手(24=JX-ENEOS)がしてやったりの“奇襲”作戦を成功させて大量得点の呼び水になった。。 0- 0と同点の 3回、先頭打者として打席へ。初球にセーフティーバントを試みた。DeNA先発のフィル・クライン投手(28)が処理できず、投失で塁に出た。これをきっかけに糸井と福留に本塁打が飛び出して一挙 5得点。事前に“足下”が弱いという情報を頭に入れていた。 2回まで完全に抑えられて迎えた 3回先頭。セーフティーバントに、慌てたクラインは打球をファンブル(記録は失策)。この間に 1塁を駆け抜けると、さらに続く岡崎の打席では 1球目のけん制悪送球で 2進。カッカきているところを糸井、福留がアベック弾!小技で崩してこの回一挙 5点を奪い、 3得点で存在感を発揮した。どんな状況でも最善の一手を見極める。猛虎打線に欠かすことのできないピースになってきた。

糸井嘉男外野手(35)が先制となる「6号3ラン」を放った。 3回一死 1、 2塁の好機で打席へ。カウント 2- 0からDeNA先発クラインの投じた 135キロを右翼席まで運んだ。 4回二死 3塁、ゴロで 1、 2塁間に放った打球をDeNA 1塁手ホセ・ロペス内野手(33)に捕球されるも、糸井の足の方が速く 1塁ベースに到達した。 1塁塁審の白井が勢いよく両手を広げ、甲子園は大歓声に包まれた。糸井が、先制の「6号3ラン」を含む 2安打で今季最多の 4打点で、超人が大爆発の大復活だ。虎もDeNA相手に 9- 2で圧勝し、 5月の勝ち越しが決定。超人のバットが完全復活や!!「1番・中堅」に入った25日の巨人戦(甲子園)で 8試合29打席ぶりの安打を出し、そこから 3試合連続安打。もう大丈夫だ。 奇跡が起きた。ミラクル逆転もあった 5月は「13勝8敗」。 2カ月連続の月間勝ち越しを決めた。 2位・広島から首位を死守。28日も勝って勢いをつけ、30日からは勝手知ったるパ・リーグを相手に、さらに超人が暴れる。

福留孝介外野手(40)が追加点となる「6号2ラン」を放った。 3回二死 1塁、DeNA先発クラインの投じた 143キロ直球を流し打ち。左翼ポールに直撃し、 3塁塁審が右手を大きくグルグルと回した。主将の一撃で、 5- 0とリードを広げた。フラフラッと左翼方向に舞い上がった白球を、浜風が、虎党の大声援が押す。入れ-。打球はポールを直撃し、外野の芝生上に跳ね返った。「6号2ラン」。 1塁ベンチで出迎えた糸井とは、両腕で何かを持ち上げるような“マッスルポーズ”で、初のアベックアーチを喜び合った。これで福留が本塁打を打てば、12試合ぶりの一発は今季甲子園初アーチで、不敗神話も継続。これまでは自己流で調整していたベテランが、違う“刺激”を求めた。本屋敷俊介トレーナー(42)から提案されたのは動作を見直すこと。常に上を目指す。進化を続ける背番号「8」が、猛虎打線の中心にいる。

鳥谷敬内野手(35)が 6回に代打で登場した。一死 2、 3塁と追加点の好機でフルカウントから四球を選び満塁。チャンス拡大に成功した。24日に死球を受け「鼻骨骨折」と診断されてからの 2試合は、黒のフェースガードを装着して試合に臨んできたが、この打席では外して登場した。 6回一死 2、 3塁から代打で出場し、フルカウントから四球を選んで好機を広げた。スタメンに復帰する日も近そうだ。

中谷将大外野手(24)が「6号ソロ」でダメを押した。途中出場し、この日初打席となった 6点リードの 8回。平田の 105キロのスローカーブをとらえ、左翼ポールに当てた。チーム最多の 5本塁打で並んでいた糸井と福留がお先に「6号」競演。両先輩に負けじと「6号」で並び返した。中谷も左翼ポール直撃の一発を放った。 7回守備から途中出場し、 8回一死の初打席。 4球目の浮いたカーブを振り抜いた。打球は浜風にも乗り、16日の中日戦(甲子園)以来の「6号ソロ」。 3回の福留の「2ラン」も同ポール直撃で、主砲に続く一打となった。

青柳晃洋投手(23)が 6回 2失点。大量援護に守られて、今季初勝利をマークした。 1回二死満塁、 2回一死 2塁、 3回一死 3塁…。 1本出て先制されていたら、この試合はどうなっていたか。 5回の 2失点は梶谷の投ゴロをはじいたのが始まり(記録は内野安打)。素晴らしい球を投げたかと思えば、打者の後ろを通過する球が。捕手・岡崎太一(33)の“ダイビングキャッチ”が救ってくれたシーンも。藤浪晋太郎投手(23)が抹消され、先発ローテは非常事態。間違いなくチャンスは巡ってくる。

藤浪晋太郎投手が27日、再調整のため出場選手登録を抹消された。今季はインフルエンザ感染による 4月16日以来 2回目で、不振による 2軍落ちはプロ 5年目で初。この日午前に鳴尾浜の残留練習に参加したが、今後は基礎練習などで体を作り直し、 2軍戦をへて 1軍復帰する見込みだ。 2軍本隊は25日から遠征に出ており、この日は福原忍コーチ(40)の指導のもとで汗を流した。

記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 9- 2DeNA>◇27日◇阪神甲子園球場

 スカイマーク神戸空港支店の地上旅客職員である牛尾恵理子さんが始球式を務めた。この日は「タイガースジェットで神戸空港から挑むデー」として開催。

 紺色の制服姿に黄色ラインのスカーフを巻いてマウンドへ登場。投じたボールはノーバウンドで捕手岡崎のミットに収まった。「弟が野球部だったので一緒に練習してもらいました。私も野球部のマネジャーをしていたので、まさか甲子園のマウンドに立てるなんて。憧れでした」とマウンドを降りると感激のあまり、涙目で話した。

 始球式を務めた牛尾恵理子さん(右)とラッキー=阪神甲子園球場

  3回に阪神が糸井「6号3ラン」と福留「6号2ラン」で 5点を先制。DeNAは 3回まで毎回、得点圏に走者を進めるも得点ならず。

 阪神は 4回に糸井の適時内野安打で 1点、 6回には相手失策で 2点追加。DeNAは 5回に戸柱の適時打などで 2点返す。

 阪神は 8回、中谷の「6号ソロ」でダメ押し。先発青柳が今季初勝利を飾った。DeNAクラインが「2敗」目。

 阪神先発青柳晃洋投手=阪神甲子園球場

 

 糸原健斗内野手(24=JX-ENEOS)が大量得点のきっかけを作った。

  0- 0と同点の 3回、先頭打者として打席へ。「(チームに)ヒットが出ていなかったし、相手のリズムを崩そうと思った」と、初球にセーフティーバントを試みた。DeNA先発のクラインが処理できず、投失で塁に出た。これをきっかけに糸井と福留に本塁打が飛び出して一挙 5得点。糸原はその後の打席も四球、右安打、四球と、 4打席すべてで塁に出た。「結果的にすべて出塁できたのでよかった」と、打席でのしぶとさを振り返った。

  3回、セーフティーバントを試みた糸原健斗内野手。クライン(手前)の失策を誘発し、一挙 5点の起点となった=阪神甲子園球場

 敵の意表をつき、混乱を生み出した。D 5位・糸原健斗内野手がしてやったりの“奇襲”作戦を成功させて大量得点の呼び水になった。

 「安打が出なくて、相手のリズムを崩すことを考えていました。データは頭に入っていたので」

  3回裏阪神無死、バントした糸原健斗内野手は投失策で出塁した=阪神甲子園球場

 相手先発のクラインは 2メートル 1と球界屈指の大男。事前に“足下”が弱いという情報を頭に入れていた。 2回まで完全に抑えられて迎えた 3回先頭。肩の力をすっと抜き、バットを横にしてコツンと当てた。

 セーフティーバントに、慌てたクラインは打球をファンブル(記録は失策)。この間に 1塁を駆け抜けると、さらに続く岡崎の打席では 1球目のけん制悪送球で 2進。カッカきているところを糸井、福留がアベック弾! 小技で崩してこの回一挙 5点を奪い、その後も 1安打 2四球で全 4打席出塁を果たし、 3得点で存在感を発揮した。

 糸原健斗内野手を出迎えた金本知憲監督は「ナイスアイデア」と大絶賛=阪神甲子園球場

 プロ 1年目を生き抜く知恵は徹底した危機管理にある。初対戦の投手ばかりだが試合前はもちろん、ナイター後であってもその日の配球を振り返って、メモ帳にペンを走らせてきた。

 努力を怠らないガッツマンを虎将も「彼の判断です。ナイスアイデアですね。アウトになっても、いい判断です」と絶賛した。 2回には悪送球で今季 4つ目の失策を記録してしまったが「守備は練習します」と力強く挽回を誓った。どんな状況でも最善の一手を見極める。猛虎打線に欠かすことのできないピースになってきた。

  6回、糸井の打球は相手エラーを誘う。その間に生還し、上本博紀内野手(左)とハイタッチする糸原健斗内野手=阪神甲子園球場

 

 糸井嘉男外野手が先制となる「6号3ラン」を放った。

  3回一死 1、 2塁の好機で打席へ。カウント 2- 0からDeNA先発クラインの投じた 135キロを右翼席まで運んだ。

 「打ったのはスライダー。みんながつないでくれてチャンスでまわってきた打席だったので、とにかく先制できるようにと打席に入りました。切れずにスタンドまで届いてくれてよかったです」と先制パンチを振り返った。

 浜風も何の!!  3回に糸井嘉男外野手が右翼へ先制「3ラン」。超人が完全復活や=阪神甲子園球場

 糸井嘉男外野手が全力疾走で追加点をもぎ取った。

  4回二死 3塁、ゴロで 1、 2塁間に放った打球をDeNA 1塁手ロペスに捕球されるも、投手クラインのベースカバーがわずかに遅れ、糸井の足の方が速く 1塁ベースに到達した。

  1塁塁審の白井が勢いよく両手を広げ、甲子園は大歓声に包まれた。 3塁走者の糸原が生還して 1点追加した。

  3回、本塁打を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 もう大丈夫や!! 糸井嘉男外野手が、先制の「6号3ラン」を含む 2安打で今季最多の 4打点と大活躍。 3回には福留との初のアベックアーチで、一挙 5得点を演出してみせた。絶不調の時期もあったが、 3戦連続安打。虎もDeNA相手に 9- 2で圧勝し、 5月の勝ち越しが決定。30日からの交流戦を目前に、超人のバットが完全復活や!!

 空の青と雲の白に、悔しさを乗せた白球を解き放つ。右翼ポールの右か左か、風に勝てるか-。今季最多 4万6616人が息を止める。 1塁塁審の腕がグルグルと回り、糸井の右腕もグッと上がった。先制「6号3ラン」に始まる 4打点で、超人が大爆発の大復活だ。

  3回、先制「3ラン」を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 「ずっと迷惑をかけていたんで。まず先制点を取るっていう気持ちで打席に入りました。手応えはよかったんですけど、浜風にちょっと戻されたんで、ビクビクしながら走ってました」

 自己最長のトンネルを抜けるとそこは大甲子園のお立ち台だった。 3回一死 1、 2塁。 2ボールから、先発クラインの内角低め 135キロをすくい上げた。上空を渦巻く風にも打ち勝ち、実に10試合38打席ぶりの一発。福留にも同じ「6号( 2ラン)」が飛び出し、初のアベックアーチで一挙 5点を奪った。糸井は 4回にも 1塁への適時内野安打。虎加入後初の 4打点で、勝負を決めた。

  3回裏阪神一死 1、 2塁、糸井嘉男外野手は右越え 3点本塁打を放った=阪神甲子園球場

 超人らしいド派手なカムバックに、金本監督も「長打が 1週間ぐらい出ていなかったのが、やっときのう(26日) 2塁打が出て、きょうも効果的な、大きな一発でした」と最敬礼だ。「1番・中堅」に入った25日の巨人戦(甲子園)で 8試合29打席ぶりの安打を出し、そこから 3試合連続安打。もう大丈夫だ。

 「監督もいろいろ考えてくれて。しっかりしていたら(チームも)こんなことにならなかった。取り返すという気持ちで、毎日やっていく」

  3回、 3点本塁打を放ちガッツポーズでダイヤモンドを回る糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 こうわびるが、糸井が虎の勝利のために尽くし願ってきたのは、みんな知っている。「9点差」逆転のあの日も、実はこの男の“力”で勝った。 6日の広島戦。一挙 7点を奪い 1点差に詰め寄った 7回の攻撃中。打席を終え、 1塁ベンチ裏へ戻ってきた糸井は、誰より興奮していた。点が入るたび「うぉ~!!」と絶叫。ついには、かたわらに置かれていた金色のゾウの置物を猛烈にこすり始め「お願いします! お願いします!!」と願掛けまで始めた。この人がここまで願うのか-。周囲のナインはおのずと笑顔になり、一つになる。そして、奇跡が起きた。

  3回、 3点本塁打を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 ミラクル逆転もあった 5月は「13勝8敗」。 2カ月連続の月間勝ち越しを決めた。 2位・広島から首位を死守。28日も勝って勢いをつけ、30日からは勝手知ったるパ・リーグを相手に、さらに超人が暴れる。

 「ああいう 1本を打つために、毎日練習しているんやなと思います。(完全復活へ)そうなるように、日々努力していきたいと思います!」

 『TORACO DAY』 1日目の黄色い声援も浴びた壇上で、久々の糸井スマイルだ。この笑顔で団結する虎は、もうだれにも止められない。

  3回、「3点本塁打」を放ち金本知憲監督とハイタッチする糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

◇データBOX◇

◎…糸井が今季初の 1試合 4打点を記録。昨年 9月15日の北海道日本ハム戦(札幌ドーム)以来、通算「9度目」。自身最多は2015年 7月30日の北海道日本ハム(京都)の 5打点。

◎…糸井は今季 6本塁打のうち、 5本が外国人投手から。今季外国人投手には打率 0.417と相性がいい。

◎…阪神は 5月「13勝8敗」。 3試合を残し、2015年 6~ 8月( 3カ月連続)以来となる 2カ月連続の勝ち越しが確定。

 

  3回に左翼ポール直撃の「2ラン」を放った福留孝介外野手。不敗神話は止まりそうにない=阪神甲子園球場

 福留孝介外野手が追加点となる「6号2ラン」を放った。

  3回二死 1塁、DeNA先発クラインの投じた 143キロ直球を流し打ち。左翼ポールに直撃し、 3塁塁審が右手を大きくグルグルと回した。「打ったのはストレート。後ろにつなぐことだけ考えて打ちました。風のおかげです」と謙虚なコメント。主将の一撃で、 5- 0とリードを広げた。

  3回裏阪神二死 1塁、左翼ポール直撃の「2点本塁打」を放った福留孝介外野手=阪神甲子園球場

 フラフラッと左翼方向に舞い上がった白球を、浜風が、虎党の大声援が押す。入れ-。打球はポールを直撃し、外野の芝生上に跳ね返った。「6号2ラン」。福留は今年初めて眺める景色を楽しむように、ゆっくりとダイヤモンドを 1周した。勝利を呼ぶ、主将の一撃だ。

 「いや、あの…感触はよかったんですけど、何せ力がないもので。届いてくれと思って走っていました」

 ヒーローインタビューの福留孝介外野手と糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 糸井と並び立ったお立ち台で、照れくさそうに胸の内を明かした。超人の「6号3ラン」で 3点先取した後の 3回二死 1塁だった。先発クラインの 3球目。内角 143キロにバットを出し、左翼のポールを直撃させた。 1塁ベンチで出迎えた糸井とは、両腕で何かを持ち上げるような“マッスルポーズ”で、初のアベックアーチを喜び合った。

 タイガースを応援する女子「TORACO DAY」にちなみ、お揃いのデザインのユニフォームやTシャツを着て観戦に訪れた阪神ファン=阪神甲子園球場

 これで福留が本塁打を打てば、昨年 9月11日のヤクルト戦(神宮)から「8連勝」中。12試合ぶりの一発は今季甲子園初アーチで、不敗神話も継続。「やっぱりここでホームランを打ってダイヤモンドを 1周するっていうのは、すごく気持ちがいいものですし、よかったです」と笑みを浮かべた。

 40歳と不惑の年を迎えたが、新しい試みにも取り組み始めた。17打席連続無安打など不振に陥り、「やっぱりまだ俺で止めちゃってる感がある」と悔しさを口にしていた 4月中旬。福留が球団トレーナーに要望を出した。

 「トレーニングメニューを作ってくれないか」

 「TORACO DAY」にちなみ、女性ファンとハイタッチする糸井嘉男外野手と福留孝介外野手 =阪神甲子園球場

 これまでは自己流で調整していたベテランが、違う“刺激”を求めた。本屋敷トレーナーから提案されたのは動作を見直すこと。地面を蹴る、踏み出すという動きにつながる筋肉を、若手や糸井らとウエートトレで鍛え直した。「5号ソロ」を放った12日のDeNA戦(横浜)でも、試合前にトレーニング。確実に結果に結びついている。

 「(不敗神話は)たまたまだけど、悪いことじゃない。いつも通り何も変わらず、自分たちのやれることをやるだけ」

 常に上を目指す。進化を続ける背番号「8」が、猛虎打線の中心にいる。

 

  6回裏阪神一死 2、 3塁、フェースガードなしで代打出場した鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場

 鳥谷敬内野手が 6回に代打で登場した。一死 2、 3塁と追加点の好機でフルカウントから四球を選び満塁。チャンス拡大に成功した。

 24日に死球を受け「鼻骨骨折」と診断されてからの 2試合は、黒のフェースガードを装着して試合に臨んできたが、この打席では外して登場した。試合後には「痛みがなかったから外しました」とあっさり答えて球場を後にした。

  6回裏阪神一死 2、 3塁、代打鳥谷敬内野手はフェイスマスクなしで打席に入った=阪神甲子園球場

 24日の巨人戦(甲子園で頭部死球を受けて鼻骨を骨折した鳥谷が負傷後、初めてフェースガードを外して試合に出場した。練習から外しており、「見え方はもともと(つけていても)悪くない。(つけなくても)問題ないので外しました」。 6回一死 2、 3塁から代打で出場し、フルカウントから四球を選んで好機を広げた。骨折後の打席では初めての出塁で、その後の糸井の 1ゴロ失策の場面では骨折前と変わらぬ走塁も見せ、 3塁を陥れた。スタメンに復帰する日も近そうだ。

 

  8回裏阪神一死、左越え本塁打を放った中谷将大外野手=阪神甲子園球場

 中谷将大外野手が「6号ソロ」でダメを押した。途中出場し、この日初打席となった 6点リードの 8回。平田の 105キロのスローカーブをとらえ、左翼ポールに当てた。

 「追い込まれていたので、結果が出て良かったです」。チーム最多の 5本塁打で並んでいた糸井と福留がお先に「6号」競演。中谷はここ最近、出場 6試合で内野安打 1本と低調だったが、両先輩に負けじと「6号」で並び返した。

 中谷将大外野手の「ダメ押しソロ」も左翼ポール直撃だった=阪神甲子園球場

 中谷も左翼ポール直撃の一発を放った。 7回守備から途中出場し、 8回一死の初打席。 4球目の浮いたカーブを振り抜いた。打球は浜風にも乗り、16日の中日戦(甲子園)以来10試合ぶりの「6号ソロ」。 3回の福留の「2ラン」も同ポール直撃で、主砲に続く一打となった。「追い込まれていたので。結果が出てよかったです」。とはいえ、直前の 3試合の成績は打率 0.091(11打数 1安打)。確固たる定位置をつかむため、必死に汗をかく。

 

 投球する青柳晃洋投手=阪神甲子園球場

 ナイスピッチングにはほど遠い。でも、勝ちは勝ちだ。青柳が 6回 2失点。大量援護に守られて、今季初勝利をマークした。

 「毎回走者を出してしまい、三者凡退のイニングがなく、いいリズムを作ることができなかったですが、野手の方が序盤からたくさん点を取ってくれたおかげで、落ち着いて投げることができました。内容は良くなかったです」

 先発した青柳晃洋投手=阪神甲子園球場

 このコメントがすべてを物語る。 1回二死満塁、 2回一死 2塁、 3回一死 3塁…。 1本出て先制されていたら、この試合はどうなっていたか。

  5回の 2失点は梶谷の投ゴロをはじいたのが始まり(記録は内野安打)。素晴らしい球を投げたかと思えば、打者の後ろを通過する球が。捕手・岡崎の“ダイビングキャッチ”が救ってくれたシーンも。

  1回、先発した青柳晃洋投手=阪神甲子園球場

  4月15日の今季初登板(広島戦)では守りのミスを連発。同29日(中日戦)も失策を記録。制球も定まらないが、それ以前の守乱で 2軍落ちしたのが同30日。 2軍で基本からやり直して、この日 1軍に戻ってきた。

 先頭打者を出しながら、粘った青柳晃洋投手。やっと今季初勝利を手にした=阪神甲子園球場

 藤浪が抹消され、先発ローテは非常事態。「次回チャンスがあれば、頑張る」。そう誓った青柳だが、間違いなくチャンスは巡ってくる。ただ、最後に金本監督の言葉を添えておく。「投ゴロは捕りましょう」-。

◇データBOX◇

◎…青柳が今季 4試合目で初勝利。青柳の勝利は 1年目の昨年 8月13日中日戦(京セラ、○ 5- 2)以来、 287日ぶり。ちなみに昨年の初勝利は初登板だった 6月 1日の楽天戦(Koboスタ、○ 5- 3))で記録。

 

 岩田稔投手と話す藤浪晋太郎投手(左)。 2軍で体作りから再調整する=阪神鳴尾浜球場

 藤浪晋太郎投手が27日、再調整のため出場選手登録を抹消された。今季はインフルエンザ感染による 4月16日以来 2回目で、不振による 2軍落ちはプロ 5年目で初。この日午前に鳴尾浜の残留練習に参加したが、今後は基礎練習などで体を作り直し、 2軍戦をへて 1軍復帰する見込みだ。

 いつものように淡々とした表情だが、どこか覇気がない。藤浪は黙々と調整をこなした。

 「(今後は投球フォームの)バランスであったり、福原さん( 2軍育成コーチ)といろいろ話をしながらやっていきたいです。投げることがメインになるとは思いますが。キャッチボールや遠投など、(練習法は)いろいろあると思います」

 これまでけがや体調不良での降格はあるが、不振による再調整では初。 2軍本隊は25日から遠征に出ており、この日は福原コーチの指導のもとで汗を流した。

  2軍残留練習に合流した藤浪晋太郎投手=阪神鳴尾浜球場

 前日26日のDeNA戦(甲子園)では、 5回 1/3 6安打 4四死球 3失点で降板。今季 3敗目( 3勝)を喫していた。今季 7試合登板で40回 2/3を投げ、四死球は36。荒れ球が持ち味とはいえ、不安定な投球を続けていた。

 前夜の試合後は抹消の可能性について明言を避けた金本監督だったが、「いち早く修正してほしいというか、 1軍で投げるよりは 2軍でしっかりフォームを直した方がいいのではないかな、というみんなの意見で、決断しました」と苦渋の決断だったことを明かした。

 香田投手コーチは「体を作り直すことが必要。( 1軍に)戻ってくるのは早ければ早いほうがいいが、中途半端なことはしたくない」と説明。ファーム首脳陣に調整を一任し、 2軍戦登板をへての復活に期待する方針だ。

 

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(05月)

 

 

 

 

   

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阪神が首位転落&小野が初黒星…糸井プロ通算250盗塁を記録!藤川NPB通算1000K王手!

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「NMB48」の山本彩さん(23)が28日、兵庫・甲子園球場で、阪神-DeNA戦 9回戦の始球式を行い、ノーバウンドながら、DeNA・桑原の背後を通過する投球で「変なとこ行っちゃった」と反省した。山本は、阪神タイガース応援女子「TORACO」の応援隊長を務めており、昨年に続いてのマウンド。前日午後 4時から約 3時間、父を相手に投球練習を行い、この日も直前まで練習。「練習不足でしたね」と悔しそうだった。交流戦へ向けてのキーマンには、前日27日に今季初勝利をあげた青柳投手をあげた。前日27日から、山本のソロバージョン「六甲おろし」がビジョンに流れており「阪神ファンの両親も喜んでます」とニッコリ。「試合前と、勝ったら最後も 2回流れるので、 2回聞けたらうれしいですね。聞きたい」と願っていた。この日は、山本とともに、今年から「TORACO」研究生になった村瀬紗英さん(20)、城恵理子さん(18)も参加。 2人は山本の始球式を見守った。

阪神が 2回、大和の適時打で先制。DeNAは 3回、ロペスの 2点打で逆転し、戸柱の 2号 3ランなどでこの回 6点を奪った。阪神は 4回無死 1、 2塁、 5回も上本、高山の連打で一死 2、 3塁の絶好機をつくるも、いずれも無得点に終わった。阪神は 7回、中谷の犠飛で 1点を返すも、反撃もそこまで。 3回の 6失点が響いて敗れた。再スタートへ、締め直しだ。阪神は交流戦前、最後の試合でDeNAに敗戦。広島に抜かれ、22日間守ってきた首位から陥落した。金本知憲監督(49)は10残塁の拙攻に、若虎 3人で組んだクリーンアップを“名指し”で叱責。ここからさらに厳しい戦いが待っているからこそ、自覚を求めた。交流戦前のラストゲーム。福留に今季 3度目の積極的休養を与え、高山俊外野手、中谷将大外野手(ともに24歳)、原口文仁内野手(25歳)の 3、 4、 5番を組んだが…。わずか 4安打、10残塁で首位陥落。しかし指揮官にとって、それよりも大事なことがあった。若かろうが、負ければ責任を負うのがクリーンアップの宿命。はたして本人たちに、その自覚はあるのか、ということだ。30日のロッテ戦(ZOZOマリン)から交流戦。昨季 7勝11敗と負け越した厳しい戦いを前に、チームを引き締め直すためにも、あえて“名指し”で糾弾した。片岡篤史打撃コーチ(47)は交流戦での福留についてDH起用を否定。週に 1度程度のオフは継続させることを示した。DHを含め、若手にまだチャンスはある。ただ同じ失敗を繰り返すなら、“淘汰”するだけだ。

エリック・キャンベル内野手(30)がDeNA今永から 2打席連続で四球を選んだ。この日は「6番3塁」で先発出場。 2回の第 1打席では 5球目を見送り、 1塁へ歩いた。直後に 7番大和の左中間適時 2塁打で先制のホームを踏んだ。25日の巨人戦で来日「1号」を放った助っ人が、選球眼の良さでもチームに貢献している。

糸井嘉男外野手(35)がプロ通算 250盗塁を記録した。初回。四球で出塁すると、続く 2番上本が空振り三振を喫した場面でスタートを切り、 2盗を成功させた。糸井嘉男外野手が飛球を追って、遊撃手の大和と激突した。 1点リードの 3回二死 2、 3塁。DeNA 3番ロペスが打ち上げた飛球の捕球を試みて前進。遊撃手の大和も打球を追っていたため衝突した。打球は外野芝生に落ち、記録は適時 2塁打となった。キャップとサングラスが弾け飛ぶ。白球もこぼれた。うずくまる糸井。駆け寄るトレーナー。また聖地が凍った。なんとか起き上がりベンチ裏へ下がったが、目元をぬぐったタオルは赤く染まった。出血だ-。治療のため 1度はベンチへ。およそ 8分後には走ってセンターまで向かった。問題の場面は、 1- 0の 3回二死 2、 3塁だ。ロペスが放った中堅前への詰まった飛球を、一旦は大和のグラブに白球が収まったが…。スライディングキャッチを試みていた糸井の頭部が、大和の左腕に激突。衝撃でボールもこぼれ、 2者の生還を許した(記録は 2塁打)。しかも、糸井は圧力を受けたサングラスの縁で右まぶた付近に切り傷を負ったとみられ、流血した。捕っていれば無失点でチェンジ、だが結果的に 6失点。黄金の脚でメモリアルゲームとしていただけに、白星で飾りたかった。 4試合連続で「1番・中堅」で先発すると、 1回無死 1塁で上本が三振に倒れた際に、 2盗に成功。史上45人目の 250盗塁を達成した(今季 5盗塁目)。花束を受け取り、ここでも大喝采を浴びたが、打席では 2打数無安打 3四球と我慢が続き、連続試合安打も「3」で止まった。30日のロッテ戦から慣れ親しんだパ・リーグが相手の交流戦。胸に燃える闘志で、立ち向かう。

プロ入り 2度目の先発マウンドを託された小野泰己投手(22=富士大學)が 3回 6失点でKOされた。 2回まで無失点だったが、先制点をもらった直後の 3回に暗転した。 3回に制球を乱してDeNA打線に捕まった。連続四球などで二死 2、 3塁。ここで打ち取ったかに見えたロペスの打球を中堅糸井と遊撃大和が交錯し、結果的に逆転の適時 2塁打となってしまった。不運な一打から流れを食い止められず、戸柱の「2号3ラン」などで一気に 6失点。この回限りでマウンドを降りた。 4回からは 2番手岩崎優投手(25)がマウンドにあがった。阪神は交流戦を、「新ローテーション」で戦うことになる。30日のロッテ戦(ZOZOマリン)は 3勝 3敗、防御率2.29と安定感のある秋山、翌31日は 1勝 2敗ながら防御率2.18と試合を作っている能見篤史投手(37)。 3戦目は 6勝 1敗とハーラートップタイのランディ・メッセンジャー投手(35)が登板する見込みだ。問題は“裏ローテ”となる 6月 2日からの北海道日本ハム 3連戦(甲子園)。藤浪晋太郎投手(23)が抜けた 1戦目は、岩貞祐太投手(25)の昇格即先発が濃厚だ。不調で 2軍調整中だが、前日27日のウエスタン・広島戦(由宇)で 5回 2安打無失点と復調をアピール。 2戦目は青柳晃洋投手(23)が今季 2勝目を目指し、マウンドに上がる予定。 3戦目は小野が抹消された場合、榎田大樹投手(30)や岩田稔投手(33)、先発に転向した島本らを候補に、 2軍の推薦を考慮しながら抜てきする。

藤川球児投手(36)がNPB通算「1000奪三振」まで残り「1」に迫った。 5点ビハインドの 5回に 3番手として登板。先頭の 4番筒香嘉智外野手(25)から見逃し三振を奪い、「998」個目の三振を記録した。 6回には 2番梶谷隆幸外野手(28)から見逃し三振を奪い、「999」個目。通算「1000奪三振」まで、あと「1」となった。 2イニングを投げて無失点。与えられた役割を果たした。 7回からは 4番手高橋聡文投手(33)が登板した。イニングをまたいで登板するのは、延長10回からの 2回を投げて勝利投手となった 4月 6日のヤクルト戦(京セラドーム)以来、今季 2度目だった。記事をまとめてみました。

 

 

 <阪神 2- 6DeNA>◇28日◇阪神甲子園球場

 「NMB48」の山本彩さんが28日、兵庫・甲子園球場で、阪神-DeNA戦 9回戦の始球式を行い、ノーバウンドながら、DeNA・桑原の背後を通過する投球で「変なとこ行っちゃった」と反省した。

 山本は、阪神タイガース応援女子「TORACO」の応援隊長を務めており、昨年に続いてのマウンド。前日午後 4時から約 3時間、父を相手に投球練習を行い、この日も直前まで練習。「練習ではうまくいったんですけど…。今年はちょっと練習不足でしたね」と悔しそうだった。

 始球式のマウンドに向かう「NMB48」の山本彩さんとラッキー=阪神甲子園球場

 両親、兄の影響で子供のころから阪神ファン。首位争いを続ける今季の好調ぶりには「ほんと、うれしいです。例年、後半に…(失速)なので、貯金はいくらあってもいい。今年は鳥谷選手の復活へ期待していて、ケガをしても出場していて、すごいいい(チーム)状態ですよね」。交流戦へ向けてのキーマンには、前日27日に今季初勝利をあげた青柳投手をあげた。

 「昨日、勝ちましたし、やっぱりアンダースローは、対戦が少ない相手には強みになると思います」

 始球式のマウンドに向かう「NMB48」の山本彩さん。右は小野泰己投手=阪神甲子園球場

 また、「TORACO」として、優勝公約に「甲子園で売り子」を掲げているが、この日、新たな公約も。「私としては、優勝できたら、TORACOの着ぐるみで、トラッキーならぬ『TORA姉』とか、作って欲しい。中に入って、ファンの皆さんを喜ばせたい」と約束した。

 前日27日から、山本のソロバージョン「六甲おろし」がビジョンに流れており「阪神ファンの両親も喜んでます」とニッコリ。「試合前と、勝ったら最後も 2回流れるので、 2回聞けたらうれしいですね。聞きたい」と願っていた。

 始球式を行う「NMB48」の山本彩さん=阪神甲子園球場

 この日は、山本とともに、今年から「TORACO」研究生になった村瀬紗英さん、城恵理子さんも参加。 2人は山本の始球式を見守り、城は「梅野選手と( 3人で)写真撮ってもらいました。選手を間近で見ると、圧倒されますね。梅野選手、打率も上がってますし、期待しています」。村瀬は「糸井さんが打つと、チームも盛り上がるので、頑張って欲しい」と話していた。

 試合前イベントで司会進行を務めた「NMB48」の城恵理子さん(左)と村瀬紗英さん=阪神甲子園球場

 

 阪神が 2回、大和の適時打で先制。DeNAは 3回、ロペスの 2点打で逆転し、戸柱の 2号 3ランなどでこの回 6点を奪った。

 阪神は 4回無死 1、 2塁、 5回も上本、高山の連打で一死 2、 3塁の絶好機をつくるも、いずれも無得点に終わった。

 阪神は 7回、中谷の犠飛で 1点を返すも、反撃もそこまで。 3回の 6失点が響いて敗れた。広島に首位を明け渡した。

 DeNA先発今永は今季「2勝」目、阪神小野は今季初黒星。

 敗戦後、ベンチで険しい顔の金本知憲監督(右は矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ)。若虎により強い意識を求めた=阪神甲子園球場

 再スタートへ、締め直しだ。阪神は交流戦前、最後の試合でDeNAに敗戦。広島に抜かれ、22日間守ってきた首位から陥落した。金本知憲監督(49)は10残塁の拙攻に、若虎 3人で組んだクリーンアップを“名指し”で叱責。ここからさらに厳しい戦いが待っているからこそ、自覚を求めた。

  5回一死 2、 3塁、中谷の打球はファウルゾーンで捕手・戸柱のミットに吸い込まれた。転がせば 1点の場面でまた…。金本監督がため息とともに怒りをあらわにした。

 「残塁いくつ? 10? チャンスでどうやって打つかだけど、あれですね、やっぱ、クリーンアップで…。チャンスで打たないと、やっぱり」

 交流戦前のラストゲーム。福留に今季 3度目の積極的休養を与え、高山、中谷(ともに24歳)、原口(25歳)の 3、 4、 5番を組んだが…。わずか 4安打、10残塁で首位陥落。しかし指揮官にとって、それよりも大事なことがあった。

  1安打を放った 3番・高山俊外野手も、 1回一死 2塁では浅い中飛=阪神甲子園球場

 若かろうが、負ければ責任を負うのがクリーンアップの宿命。はたして本人たちに、その自覚はあるのか、ということだ。30日のロッテ戦(ZOZOマリン)から交流戦。昨季 7勝11敗と負け越した厳しい戦いを前に、チームを引き締め直すためにも、あえて“名指し”で糾弾した。

 問題の 5回。 1- 6とはいえ、まだわからない中盤。高卒 7年目で初 4番の中谷は、高めのチェンジアップをすくって最悪の捕邪飛。24日も無死 3塁で浅い右飛に倒れ、指揮官がベンチを蹴り上げたばかりだった。続く 5番・原口も 2ゴロで、追撃機を手放した。

  7回一死 1、 2塁では結果的に失策で満塁となったが、高山があわや併殺の 2ゴロ。満塁から中谷は左犠飛も、スライダーは甘かっただけに、物足りない。中谷は「いつもと変わらず試合に臨みまし」と 4番の重圧を否定したが…。金本監督は、語気を強めた。

  5回一死 2、 3塁で捕邪飛に倒れた 4番・中谷将大外野手=阪神甲子園球場

 「昨年から同じことを言っているけれど、そうそうチャンスはないですよ、もう。だんだん少なくなっているわけですから。それを肝に銘じてやらないと」

  1点をもぎとるために何が必要か。徹底的に意識させてきたつもりだ。それでも、いまだ打線は福留、糸井らベテラン頼みから脱却できない。やはり荷が重かったか…で済ませては、この先のチームの成長はない。

 片岡打撃コーチは交流戦での福留について「体調が悪くない限り、守って打って投げてのタイプ」とDH起用を否定。週に 1度程度のオフは継続させることを示した。DHを含め、若手にまだチャンスはある。ただ同じ失敗を繰り返すなら、“淘汰”するだけだ。

 今季初の 3カード連続負け越し。日曜日の連勝も「7」で止まった。貯金「8」もジリ貧。金本監督は「(順位は)まったく関係ない」と話し、会見場を後にした。数字を追うのではなく、もう一度、目の色を変えて戦う。必死に 1点をもぎ取りながら、鯉を追いかけるだけだ。

  5番・原口文仁内野手は 7回二死 1、 2塁で空振り三振に終わった=阪神甲子園球場

☆原口文仁内野手は2度のチャンスに凡退するなど 3打数無安打

 「修正できずに捉え切れなかった。結果が必要な立場なので。結果を求めて。いい方向へいけるようにしたい」

◇データBOX◇

◎…阪神が 2位転落。 5月 6日の広島戦(甲子園)で首位に浮上して以来、守ってきた座を明け渡した。

◎…19~21日のヤクルト戦(●●○)、23~25日の巨人戦(●●○)に続き、DeNA戦も●○●で 3カード連続負け越し。昨年 8月26日のヤクルト戦(甲子園)~ 9月 8日の巨人戦(甲子園)までの 4カード連続以来。

◎…日曜日は 4月 2日の広島戦(マツダ)以来の敗戦。「7連勝」でストップ。 ◎…福留の休養日は 4月18日(中日戦、○ 3- 1)、 5月18日(同、● 1- 2)以来、 3度目。これで 1勝 2敗。

  9回、厳しい表情で戦況を見守る金本知憲監督=阪神甲子園球場

☆金本知憲監督今季の“怒”あらかると

★守乱: 4月 1日の広島戦(マツダ)。四球連発と 4失策などで、延長10回 8- 9でサヨナラ負け。特に 2塁送球を落とした上本と、ライナーを落球した高山の凡ミスには「目の前のプレーをちゃんとしないと。やっぱり自分の範囲の球は」と名指しした。

★ベンチを蹴る: 5月24日の巨人戦(甲子園)。 0- 0の 5回無死 3塁で中谷が浅い右飛。一死 1、 3塁では代打・伊藤隼が投ゴロ。目の前のイスを蹴って怒りをあらわにした指揮官は、 1- 3で敗れた後、転がせば 1点の状況での中谷の打撃を「あれだけいっても(ケース打撃が)できない。僕らの指導力不足でしょう」と吐き捨てた。

 

  2回裏阪神一死、エリック・キャンベル内野手は四球を選んだ=阪神甲子園球場

 エリック・キャンベル内野手がDeNA今永から 2打席連続で四球を選んだ。

 この日は「6番3塁」で先発出場。 2回の第 1打席では 5球目を見送り、 1塁へ歩いた。直後に 7番大和の左中間適時 2塁打で先制のホームを踏んだ。

  4回の第 2打席では 6球粘り、四球を選んだ。

 25日の巨人戦で来日「1号」を放った助っ人が、選球眼の良さでもチームに貢献している。

 

  1回裏阪神無死 1塁、糸井嘉男外野手は打者上本のとき 2塁盗塁を決め、通算 250盗塁を達成した=阪神甲子園球場

 糸井嘉男外野手がプロ通算 250盗塁を記録した。

 初回。四球で出塁すると、続く 2番上本が空振り三振を喫した場面でスタートを切り、 2盗を成功させた。

 ホセ・ロペス内野手の打球を追い交錯する大和内野手と糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 糸井嘉男外野手が飛球を追って、遊撃手の大和と激突した。

  1点リードの 3回二死 2、 3塁。DeNA 3番ロペスが打ち上げた飛球の捕球を試みて前進。遊撃手の大和も打球を追っていたため衝突した。打球は外野芝生に落ち、記録は適時 2塁打となった。

 治療のため 1度はベンチへ。およそ 8分後には走ってセンターまで向かった。スタンドからは「頑張れ糸井」コールが送られた。

 この 2点で阪神は逆転を許した。

 大和内野手(左)の左腕が、糸井嘉男外野手の顔面を直撃した=阪神甲子園球場

 キャップとサングラスが弾け飛ぶ。白球もこぼれた。うずくまる糸井。駆け寄るトレーナー。また聖地が凍った。なんとか起き上がりベンチ裏へ下がったが、目元をぬぐったタオルは赤く染まった。出血だ-。もう誰の血も見たくない。誰もが肝を冷やしたが、処置を終えた超人はすぐグラウンドへ戻ってきた。ド根性で、フル出場だ。

 「……」

 敗れたとあって、クラブハウスへと続く通路は無言で抜けた。問題の場面は、 1- 0の 3回二死 2、 3塁だ。ロペスが放った中堅前への詰まった飛球を、中堅手の糸井と遊撃手の大和が、両者とも懸命にもぎ取りにいった。一旦は大和のグラブに白球が収まったが…。

  3回表DeNA二死 2、 3塁、ホセ・ロペス内野手の打球を追いかける中堅手糸井嘉男外野手(左)と遊撃手大和内野手が激突し捕球できず逆転 2点適時 2塁打となる=阪神甲子園球場

 スライディングキャッチを試みていた糸井の頭部が、大和の左腕に激突。衝撃でボールもこぼれ、 2者の生還を許した(記録は 2塁打)。しかも、糸井は圧力を受けたサングラスの縁で右まぶた付近に切り傷を負ったとみられ、流血した。

 鳥谷が巨人・吉川光の危険球を顔面で受けて鼻骨を骨折し、出血から退場を余儀なくされたのが24日。誰もが悪夢を思い返し、途中交代を覚悟した。だが数分の治療後、背番号「7」はさっそうベンチを飛び出した。

 ホセ・ロペス内野手の打球を追い交錯した大和内野手と糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 捕っていれば無失点でチェンジ、だが結果的に 6失点。それでも金本監督は「完全に打ち取った打球ですけど、どうこう言いようがない、これは」と責められなかった。「捕りにいったんだから、 2人は…。それは言いようがないというか。お見合いしたわけでもないし」。そう振り返るしかない、ギリギリのプレーだった。

 黄金の脚でメモリアルゲームとしていただけに、白星で飾りたかった。 4試合連続で「1番・中堅」で先発すると、 1回無死 1塁で上本が三振に倒れた際に、 2盗に成功。史上45人目の 250盗塁を達成した(今季 5盗塁目)。花束を受け取り、ここでも大喝采を浴びたが、打席では 2打数無安打 3四球と我慢が続き、連続試合安打も「3」で止まった。

  3回、顔から流血し、いったんベンチへ下がる糸井嘉男外野手。かなり痛そう…=阪神甲子園球場

 前日27日、決勝 3ランを含む 打点と貢献しても「迷惑をかけた分、取り返すという気持ちで、毎日やっていく」と自らに言い聞かせた。この日も、あのままグラウンドを去ることなどできなかった。30日のロッテ戦から、慣れ親しんだパ・リーグが相手の交流戦。胸に燃える闘志で、立ち向かう。

◇データBOX◇

◎…糸井はオリックス時代の昨季、ロッテ戦は打率 0.326(95打数31安打)、 1本塁打、11打点、10盗塁と好相性。

 

 プロ入り 2度目の先発マウンドを託された小野泰己投手が 3回 6失点でKOされた。

  2回までは 3三振を奪うなど、無失点投球を見せていた。

 しかし 3回に制球を乱してDeNA打線に捕まった。 6番戸柱に「3ラン」を浴びるなど、この回だけで 6失点。悔しさの残る甲子園初登板となった。

  4回からは 2番手岩崎がマウンドにあがった。

  3回表DeNA二死 2、 3塁、戸柱恭孝捕手に右越え「3点本塁打」を浴びた小野泰己投手=阪神甲子園球場

 阪神ドラフト 2位小野泰己投手が、 3回 6失点でプロ初黒星を喫した。

  2回まで無失点だったが、先制点をもらった直後の 3回に暗転した。連続四球などで二死 2、 3塁。ここで打ち取ったかに見えたロペスの打球を中堅糸井と遊撃大和が交錯し、結果的に逆転の適時 2塁打となってしまった。不運な一打から流れを食い止められず、戸柱の「2号3ラン」などで一気に 6失点。この回限りでマウンドを降りた。

 「全体的にボールが高くなってしまい、四球が絡んでいいリズムを作ることができず、 1イニングに大量失点を許してしまいました。ゲームを作ることができずにチームに迷惑をかけてしまい申し訳ないです」と振り返った。

 前回は21日ヤクルト戦(神宮)で先発。デビュー戦で 5回途中 4失点だった。

  3回表DeNA二死 2、 3塁、小野泰己投手はホセ・ロペス内野手に中前 2点適時 2塁打を浴びた=阪神甲子園球場

 阪神は交流戦を、「新ローテーション」で戦うことになる。30日のロッテ戦(ZOZOマリン)は 3勝 3敗、防御率2.29と安定感のある秋山、翌31日は 1勝 2敗ながら防御率2.18と試合を作っている能見。 3戦目は 6勝 1敗とハーラートップタイのメッセンジャーが登板する見込みだ。

 問題は“裏ローテ”となる 6月 2日からの北海道日本ハム 3連戦(甲子園)。藤浪が抜けた 1戦目は、岩貞の昇格即先発が濃厚だ。不調で 2軍調整中だが、前日27日のウエスタン・広島戦(由宇)で 5回 2安打無失点と復調をアピール。 2戦目は青柳が今季 2勝目を目指し、マウンドに上がる予定。 3戦目は小野が抹消された場合、榎田や岩田、先発に転向した島本らを候補に、 2軍の推薦を考慮しながら抜てきする。

 

 藤川球児投手がNPB通算「1000奪三振」まで残り「1」に迫った。

  5点ビハインドの 5回に 3番手として登板。先頭の 4番筒香から見逃し三振を奪い、「998」個目の三振を記録した。

  6回には 2番梶谷から見逃し三振を奪い、「999」個目。通算「1000奪三振」まで、あと「1」となった。  2イニングを投げて無失点。与えられた役割を果たした。

  7回からは 4番手高橋が登板した。

  5回から登板した藤川球児投手=阪神甲子園球場

 藤川がNPB通算「1000奪三振」に王手だ。 3番手として 1- 6の 5回から 2イニングを 0封。 5回先頭で筒香を空振り三振、 6回一死 1、 2塁では梶谷を見逃し三振に斬って、通算「999」とした。「(「1000奪三振」は)何とも思っていない」と淡々。イニングをまたいで登板するのは、延長10回からの 2回を投げて勝利投手となった 4月 6日のヤクルト戦(京セラドーム)以来、今季 2度目だった。

 

 毎年交流戦では星を落としてばかりだったが、今年はそれが無いように頑張って貰いたいですね。今回の様に不意な事故も注意の一つだ!

 全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(05月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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秋山、ロッテとの交流戦開幕投手!原口、一撃でロッテを血祭りや!藤浪は6月3日2軍中日戦先発へ!

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秋山拓巳投手(26)が29日、甲子園で行われた投手指名練習に参加した。30日のロッテ戦に先発登板する予定。交流戦の開幕投手となる。大事なカード初戦を任されたことに強気な姿勢を見せた。今季は 8試合で 3勝 3敗と五分の成績。だが、QS(クオリティー・スタート)は 7試合で、ここ 6試合連続でQS成功と、抜群の安定感を誇っている。

原口文仁捕手(25)が29日、東京都内で2017年度「日本生命セ・パ交流戦」開幕記者会見に出席した。西武浅村、広島田中らとトークショーも行い、「関西ダービーは盛り上がりがすごい」とニヤリ。 6月 6日からの敵地オリックス 3連戦に向けて、気合をみなぎらせた。データが少ない相手との駆け引きになるが好球必打を誓った。パの難敵を一撃で仕留め、虎を再び勢いづかせる。速い球も、強い球も、とにかくひと振りで仕留める。昨季の悔しさを晴らし、チームの信頼も勝ち取りたい原口には、それしかない。互いのデータが少ない交流戦だからこそ、腹を決めて振る。若虎たちが金本知憲監督(49)の就任以来、徹底的に叩き込まれてきたのが“速球撃ち”でもある。原口も意気込む。グイグイと来るパの投手を、逆に飲み込むつもりだ。最近 5試合は打率 0.125( 8打数 1安打)と自身の調子は決してよくない。だが、キッカケさえつかめば、手がつけられない勝負強さを発揮するのがこの男だ。30日からは、昨季 3タテされたロッテとの 3連戦。チームを代表して闘志をみなぎらせた。“超変革”の申し子たちは“挑む”ことができる力を確実に手にした。パ・リーグに、それを証明する。原口は対戦したいパの投手を問われ「菊池雄星投手です」と現在、リーグトップの防御率1.23を誇る“同級生”の名前を挙げた。現状のローテでは対戦は難しいが、胸を躍らせていた。

●「日本生命 セ・パ交流戦」が30日、いよいよ開幕する。阪神は29日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に備えて千葉に移動する際に“幸せの黄色い新幹線”ドクターイエローに遭遇した。めったに見られないことから、目にすれば幸運が訪れるという列車。金本知憲監督は吉兆の後押しも受け、リーグ「2位」からの再浮上を狙う。「回送」とだけ表示されていた謎の列車が姿をみせた。あ、あれは!黄色い車体がみえてくると、新神戸駅のホームがざわめいた。ドクターイエロー!! 幕張へ向かう金本虎に、吉兆だ。午後 1時40分。平田勝男チーフ兼守備走塁コーチ(57)が声を高くした。月に数度しか走らず、運行時間も非公開。まれにしか遭遇できないため“幸運の列車”と呼ばれていることを伝え聞くと「初めてみた。タイガースカラーや!」と満面の笑み。新神戸駅を出発すると、続いて新大阪駅に到着。そこには能見篤史投手(38)、梅野隆太郎捕手(25)、桑原謙太朗投手(31)、伊藤和雄投手(27)らが居合わせた。“吉兆”の登場にホームは再び大にぎわい。心を躍らせての千葉入りだ。昨季は 7勝11敗(勝率 0.389)で12球団10位。広島がセ・リーグで唯一勝ち越し、そのままリーグ制覇したように、交流戦を制する者はペナントを制するといっても過言ではない。だからこそ、パ 6位のロッテが相手となる30日の初戦は、是が非でもとりたい。過去24勝21敗 5分けと勝ち越しているが、昨季は 3連敗を喫して、そこから二度とAクラスに浮上できなかった因縁の相手だ。指揮官は交流戦ならではのDH制を有効活用する。鳥谷と糸井を使い分け、打線を活性化させる考えだ。前日28日のDeNA戦(甲子園)で敗れ、首位を広島に明け渡したが、まだ貯金は「8」ある。到着した千葉のチーム宿舎は、くしくもサッカーのW杯ロシア大会アジア最終予選に臨む日本代表と同じ。これもまた吉兆!? ドクターイエローのようにチームの点検は完了。再び歓喜を届けるために、虎は走り出す。「鉄道好き芸人」として知られ、ABCテレビ系の人気番組「アメトーーク!」の「鉄道芸人」特集にも登場したタレント、鈴川絢子さん(26)は、阪神の選手らがドクターイエローに遭遇したことについて「このタイミングで、阪神さんが遭遇するなんて」と苦笑い。

●前日27日に出場選手登録を抹消された藤浪は次回、中 7日で 6月 3日のウエスタン・リーグ中日戦(安芸)に先発することが確実となった。今後は他の選手と同じく 2軍の遠征に同行する予定。福原忍 2軍育成コーチ(40)は「普通に若い選手と同じようにね」と説明。香田勲男 1軍投手コーチは今後の方針について 2軍首脳陣に託していた。

●阪神は甲子園で行われる 7月17~19日の広島 3連戦と、同25~27日のDeNA 3連戦で「ウル虎の夏2017」イベントを開催する。入場者全員に選手と同じデザインの「黄色ウル虎ジャージ」をプレゼントする予定。また、外周ステージではココリコの遠藤章造(25日)ら阪神ファン芸人が日替わりで登場するイベントも行われる。

●阪神百貨店梅田本店は29日、「阪神タイガースGOGOセール」を 6月 2日から 5日間開催すると発表した。クリスタルガラスで有名なスワロフスキーとコラボした 100万円(税込)の「Crystal Tigers 貯金箱3体セット」が登場。 2万個のクリスタルで作り上げたトラッキー、ラッキー、キー太の超豪華貯金箱だ。記事をまとめてみました。

 

 投手指名練習でキャッチボールする秋山拓巳投手=阪神甲子園球場

 秋山拓巳投手が29日、甲子園で行われた投手指名練習に参加した。

 30日のロッテ戦に先発登板する予定。交流戦の開幕投手となる。大事なカード初戦を任されたことに「巡ってくる 1試合。最初だとは思ってないです。探らずにドンドン攻めていきたい」と強気な姿勢を見せた。

 今季は 8試合で 3勝 3敗と五分の成績。だが、QS(クオリティー・スタート)は 7試合で、ここ 6試合連続でQS成功と、抜群の安定感を誇っている。

 

 原口文仁捕手が29日、東京都内で2017年度「日本生命セ・パ交流戦」開幕記者会見に出席した。

 西武浅村、広島田中らとトークショーも行い、「関西ダービーは盛り上がりがすごい。(京セラドーム大阪は)オリックスファンが多くなるので燃えますね」とニヤリ。 6月 6日からの敵地オリックス 3連戦に向けて、気合をみなぎらせた。

 トロフィーを前にポーズをとった 6選手。今季も交流戦が始まる=東京・グランドプリンスホテル新高輪

 原口文仁捕手が29日、東京都内で行われた「日本生命 セ・パ交流戦」開幕記者会見に出席した。データが少ない相手との駆け引きになるが「狙いは絞りやすくなる。そこはしっかり決めるか、決めないかで差が出る」と好球必打を誓った。パの難敵を一撃で仕留め、虎を再び勢いづかせる。

 速い球も、強い球も、とにかくひと振りで仕留める。昨季の悔しさを晴らし、チームの信頼も勝ち取りたい原口には、それしかない。互いのデータが少ない交流戦だからこそ、腹を決めて振る。

 「狙いは絞りやすくなるので、そこはしっかり決めるか、決めないかで差が出る。そういうところでミスショットがあるとね。追い込まれたら粘り強く。今はそうできていると思うので、そうやっていきたいです」

 会見で握手をする原口文仁捕手とロッテ・鈴木大地内野手(右)=東京・グランドプリンスホテル新高輪

 お互いが手探りの戦いならば、おのずとセオリー通りの配球が中心となる。ならば、そこを撃ち抜く。危機感を胸に、勝負強さが売りのバットで虎を再浮上させる。

 昨年は 4月27日に育成枠から支配下再登録を勝ち取り、 5月に月間MVPを獲得。シンデレラボーイとして初めて交流戦に挑んだが、打率 0.265、 1本塁打、 3打点と苦しんだ。この日の会見の壇上でも、パ・リーグとの対戦について問われ「投手はスピード、パワー(がある)ボールを投げるピッチャーが多い。振り負けないようにしたい」と印象を語った。

 だが、若虎たちが金本監督の就任以来、徹底的に叩き込まれてきたのが“速球撃ち”でもある。原口も「ずっと去年から言われてきている。キャンプからずっとやってきている。そういうところでチーム全体として取り組めたら最高です」と意気込む。グイグイと来るパの投手を、逆に飲み込むつもりだ。

 セ・パ交流戦応援大使を務める「モーニング娘。’17」の牧野真莉愛が投げた球を受けた原口文仁捕手=東京・グランドプリンスホテル新高輪

 最近 5試合は打率 0.125( 8打数 1安打)と自身の調子は決してよくない。だが、キッカケさえつかめば、手がつけられない勝負強さを発揮するのがこの男だ。30日からは、昨季 3タテされたロッテとの 3連戦。

 「去年の 3連敗から負けがこんだ記憶がある。今年は本当にチーム全体が違うので、しっかり勝ち越して勢いに乗っていきたいなと思います」

 チームを代表して闘志をみなぎらせた。“超変革”の申し子たちは“挑む”ことができる力を確実に手にした。パ・リーグに、それを証明する。

 対戦したい選手を披露する原口文仁捕手=東京・グランドプリンスホテル新高輪

 原口文仁捕手が29日、東京都内で行われた「日本生命 セ・パ交流戦」開幕記者会見に出席した。

 原口は対戦したいパの投手を問われ「菊池雄星投手です」と現在、リーグトップの防御率1.23を誇る“同級生”の名前を挙げた。「左の投手であれだけの速球を投げることができるので、見てみたいです。一回も対戦したことがない。いつか打ちたいなと思っています。真っすぐを狙っていきます」。現状のローテでは対戦は難しいが、胸を躍らせていた。

★原口文仁捕手の昨季ロッテ 3連戦VTR

  6月 7日の第 1戦は「6番・捕手」で先発も、 4打数無安打でチームも 1- 2で敗戦。第 2戦は「5番・捕手」で先発し、 2回に中堅へ 2塁打を放つなど 4打数 2安打一死球だった。しかし、先発・青柳が 6失点と乱調で 3- 8で敗戦。第 3戦も「5番・捕手」で先発したが、 5回の守備でファウルチップを左手親指に受けて負傷、 6回の攻撃から交代した。試合は 2- 7で敗戦。千葉市内の病院で診察を受けた結果は「左手親指打撲」だった。

 

 新神戸駅に到着したドクターイエロー。平田勝男チーフ(手前)も“吉兆”と喜んだ

 な、なんと!! 「日本生命 セ・パ交流戦」が30日、いよいよ開幕する。阪神は29日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に備えて千葉に移動する際に“幸せの黄色い新幹線”ドクターイエローに遭遇した。めったに見られないことから、目にすれば幸運が訪れるという列車。金本知憲監督(49)は吉兆の後押しも受け、リーグ「2位」からの再浮上を狙う。

 「回送」とだけ表示されていた謎の列車が姿をみせた。あ、あれは! 黄色い車体がみえてくると、新神戸駅のホームがざわめいた。ドクターイエロー!! 幕張へ向かう金本虎に、吉兆だ。

 「こんな黄色いの、あるんや!」

 金本知憲監督は再奪首へ向けてDHで鳥谷敬内野手をスタメン復帰させる

 午後 1時40分。平田チーフ兼守備走塁コーチが声を高くした。月に数度しか走らず、運行時間も非公開。まれにしか遭遇できないため“幸運の列車”と呼ばれていることを伝え聞くと「初めてみた。タイガースカラーや!」と満面の笑み。新神戸駅を出発すると、続いて新大阪駅に到着。そこには能見、梅野、桑原、伊藤和らが居合わせた。“吉兆”の登場にホームは再び大にぎわい。心を躍らせての千葉入りだ。

  3カード連続で負け越して交流戦に突入する。金本監督は「 1回区切って、また交流戦での勝ち越しを目指してやるだけですね」。昨季は 7勝11敗(勝率 0.389)で12球団10位。広島がセ・リーグで唯一勝ち越し、そのままリーグ制覇したように、交流戦を制する者はペナントを制するといっても過言ではない。

 2016年は、交流戦が始まるまでは 2位だったが…

 だからこそ、パ 6位のロッテが相手となる30日の初戦は、是が非でもとりたい。過去24勝21敗 5分けと勝ち越しているが、昨季は 3連敗を喫して、そこから二度とAクラスに浮上できなかった因縁の相手だ。指揮官は交流戦ならではのDH制を有効活用する。

 24日の巨人戦(甲子園)で顔面死球を受け、鼻骨骨折した鳥谷を右腕・石川相手でスタメン復帰させる見通し。「左投手(相手)はまだちょっと怖いだろうし、右(投手)のときにいこうかな」と明かした。 3塁守備への復帰は慎重を期するが、打線には鳥谷、糸井、福留と頼れるベテラントリオが 5試合ぶりにそろう。片岡打撃コーチも「勢いをつけられる試合にしたい。(DHは)相手投手の左右による」と説明。鳥谷と糸井を使い分け、打線を活性化させる考えだ。

 2016年は、交流戦が始まるといきなり 5位に滑り落ちそのまま上がれず…

 前日28日のDeNA戦(甲子園)で敗れ、首位を広島に明け渡したが、まだ貯金は「8」ある。将は優勝への条件として「 3つ(の貯金)を目標に。 3個× 6カ月=18よ」とそろばんを弾いていた。 3、 4月は公約通りの貯金「4」。 5月は 2試合を残して「4」。交流戦を白星発進すれば、引き続き設定したノルマにプラス「1」を達成できる。

 到着した千葉のチーム宿舎は、くしくもサッカーのW杯ロシア大会アジア最終予選に臨む日本代表と同じ。これもまた吉兆!? ドクターイエローのようにチームの点検は完了。再び歓喜を届けるために、虎は走り出す。

 移動した虎戦士。再び快進撃だ!

 「日本生命 セ・パ交流戦」が30日、いよいよ開幕する。阪神は29日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に備えて千葉に移動する際に“幸せの黄色い新幹線”ドクターイエローに遭遇した。

 「鉄道好き芸人」として知られ、ABCテレビ系の人気番組「アメトーーク!」の「鉄道芸人」特集にも登場したタレント、鈴川絢子さんは、阪神の選手らがドクターイエローに遭遇したことについて「実は私、千葉出身でロッテファンなんです。このタイミングで、阪神さんが遭遇するなんて」と苦笑い。

 移動した虎戦士。再び快進撃だ!

 ただ、“鉄オタ”としては「ダイヤも明かされていないですし、10日に一度とかの場合もある。鉄道マニアでも過去の運行データなどを元に張り込んだりしないと遭遇できないので、タイガースの選手はかなり運があると考えていいと思います」と解説した。

 自身も先日、ようやく入念な調査で“発見”したばかり。「御利益があるかはわかりませんが、あす(30日)からのロッテ戦で縁起のよさを証明されると、ホント困りますね」と話していた。

 移動した虎戦士。再び快進撃だ!

★特殊車両ダイヤ非公開ネットで目撃情報拡散

 ドクターイエローの運行は10日に一度程度で、特殊車両のためダイヤも公開されていない。それゆえに一般人が遭遇することはまれだ。鉄道ファンはこの黄色い新幹線を見るためにインターネット上で綿密な情報交換を行っており、ツイッターなどで「今、○○を通過しました」と目撃情報をつぶやいている。到着が予想される駅では、多くのファンが写真を撮ろうと詰めかける。

★交流戦概要

◆試合形式 各チーム 1カード 3試合ずつの18試合(各カードの主催球場は昨年と逆)。指名打者制はパ・リーグ球団の主催試合のみで採用。

◆表彰 合計勝利数で勝ち越したリーグ 6球団と最高勝率球団に賞金が贈られる。 6球団に順位に応じて総額2500万円を分配、最高勝率球団には 500万円。最優秀選手( 200万円)は勝ち越したリーグの勝率 1位球団から選ぶ。また、両リーグから日本生命賞を 1人ずつ(各 100万円)選出する。

◆並んだ場合の決定方式 両リーグの勝敗が同一の場合は(1)総得点が多いリーグ(2)勝ち越し球団が多いリーグ(3)最高勝率球団の所属リーグの順に決定。最高勝率球団は【 2球団が並んだ場合】(1)勝数(2)直接対戦成績(3)交流戦18試合の得失点率差(TQB)などで決める。

◆予告先発 全試合で導入する。

◆ドラフト優先権 交流戦で勝ち越したリーグには今秋のドラフト会議の 2位以降で、指名順の優先権を与える。

◎ドクターイエロー

 正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」。黄色い車体が特徴で新幹線に電気を送る架線やレールのゆがみなど、設備の状態を走りながら検査する特別車両。さまざまな測定機器を搭載しており、計測されたデータを元に安全管理を行う。基本的に月 3回運行されている。一般の旅客を乗せることはない。

 

 登録を抹消され、走り込む藤浪晋太郎投手(2017年 5月27日撮影)=阪神鳴尾浜球場

 前日27日に出場選手登録を抹消された藤浪は次回、中 7日で 6月 3日のウエスタン・リーグ中日戦(安芸)に先発することが確実となった。

 今後は他の選手と同じく 2軍の遠征に同行する予定。福原忍 2軍育成コーチは「普通に若い選手と同じようにね」と説明。香田 1軍投手コーチは今後の方針について「下に伝えているから、あとは任せています」と 2軍首脳陣に託していた。

 

 阪神は甲子園で行われる 7月17~19日の広島 3連戦と、同25~27日のDeNA 3連戦で「ウル虎の夏2017」イベントを開催する。

 入場者全員に選手と同じデザインの「黄色ウル虎ジャージ」をプレゼントする予定。

 「ウル虎の夏2017」ポスター

 阪神は29日、「ウル虎の夏2017」を 7月17日からの広島 3連戦、同25日からのDeNA 3連戦(ともに甲子園)で実施。当日は来場者全員に選手が期間中に着用する限定ユニホームと同じデザインのウル虎ジャージーをプレゼント。また、外周ステージではココリコの遠藤章造(25日)ら阪神ファン芸人が日替わりで登場するイベントも行われる。

 

 阪神百貨店梅田本店が 6月 2日から行う「阪神タイガースGOGOセール」で登場するスワロフスキー・クリスタルの 100万円貯金箱(トラッキー)。「トラッキー、ラッキー、キー太の3体セット」で 100万円

 阪神百貨店梅田本店は29日、「阪神タイガースGOGOセール」を 6月 2日から 5日間開催すると発表した。クリスタルガラスで有名なスワロフスキーとコラボした 100万円(税込)の「Crystal Tigers 貯金箱3体セット」が登場。 2万個のクリスタルで作り上げたトラッキー、ラッキー、キー太の超豪華貯金箱だ。30日に甲子園のチームショップアルプスで展示され、 8階の阪神タイガースショップには 6月 2日に登場する。 6月10日から阪神百貨店オンラインストア、阪神タイガース公式オンラインショップなどで発売する。

 

 交流戦は、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(05月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

 阪神タイガース公式スマホ携帯サイト
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 ※らくらくスマートフォンには対応しておりません。 

 

んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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阪神15点大勝!糸井が7号2ラン!高山4号ソロ!秋山4勝目!5回7失点粘投!藤川1000K!

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阪神は 1回、糸井の「2ラン」で先制。ロッテは 2回、大嶺翔の 2ランなどで 4点を奪い逆転。阪神は 3回、高山のソロで追い上げた。阪神は中盤も得点を重ねた。 4回から 6回で 9点追加。ロッテも 5回に 3点を挙げた。 6回を終え、12- 7で阪神がリード。阪神が終盤も得点を重ね大勝した。 5回 7失点の秋山が大量援護で「4勝」目。日本生命セ・パ交流戦が開幕し、阪神は金本知憲監督(49)の采配がズバリ的中し、ロッテに逆転勝ち。今季初スクイズ成功で同点に追いついた後、打線が爆発し、今季初スタメンの俊介外野手(29)が 3 2塁打、 4打点の大暴れ。敵地のロッテ戦は毎回乱戦となるが、交流戦球団最多の15得点を奪い、力で制した。これが交流戦の怖さ。幕張ならではのドラマだ。交流戦球団史上最多の「15」得点でKO勝ち。金本監督は、まな弟子たちをたたえた。中盤までパの最下位ロッテにてこずったが、打つ手がことごとく当たった。 1点差の 4回には一死 3塁から梅野にスクイズを指示。今季初の成功で同点に追いつくと昇格即スタメンで起用した広陵高校の後輩が大暴れだ。試合前にはサプライズがあった。国鉄と巨人で歴代最多の 400勝をあげた大投手、金田正一氏(83)が阪神ベンチを訪問。名球会の先輩の訪問に監督室から飛び出し、頭を下げた。金田氏はかわいい後輩を励ました。大御所の心配をヨソに最終的にはダブスコアの圧勝だ。 5回終了時に彩った花火のように。どっかんどっかん、最高のスタートや!!

糸井嘉男外野手(35)が 7号 2ランを放った。 1回、一死 2塁からロッテ石川の変化球をとらえて右翼スタンドに突き刺した。交流戦の初戦となったこの試合は「3番・DH」で出場した。交流戦でも虎の快進撃を予感させる号砲だ。一回一死二塁。糸井のバットが炸裂した。右翼席へ「7号2ラン」。阪神今季最多「15得点」を呼び込む先制パンチだった。 5試合ぶりに 3番に座った。慣れ親しんだ打順。さらに「DH」。セ・リーグの打者が戸惑う「DH」も、糸井にすれば“定位置”。気分よく打席に入れた。結果、一発の後の 5打席中 4四球。振って、歩いて、勝利に大貢献だ。球場入りの際、ちょうど 2軍戦を終えたばかりのロッテ・大村巌 2軍打撃コーチとバッタリ。北海道日本ハム時代に投手から打者転向した糸井に、基本を叩き込んでくれた恩師だ。元気をもらった糸井が引っ張れば、猛虎は強い。

千葉出身の高山俊外野手(24)が凱旋(がいせん)弾を放った。「1番・左翼」で出場し、先頭で迎えた 3回。ロッテ石川の初球ストレートを右翼席に運ぶ「4号ソロ」を放った。 2回には一死 1、 2塁から 8番三木が放った左翼線の打球を後逸。痛恨の適時失策を犯していた。

梅野隆太郎捕手(25)が同点スクイズを決めた。 1点ビハインドの 4回。一死から 8番俊介が左翼線 2塁打を放ち出塁すると、ロッテ石川のけん制悪送球で一死 3塁。続く 9番梅野が 2ボールから 3球目を投前に転がしてスクイズを成功させた。阪神のスクイズは昨年 7月28日ヤクルト戦の北條以来。今季初めてだった。

福留孝介外野手(40)の視線の先で、火の出るような打球がうなりをあげて人工芝の上を加速していく。遊撃・三木亮内野手(25)の脇を抜けてあっという間に左前に到達。貫禄を示すには十分すぎるV打で 4番の仕事をきっちり果たした。40歳の主将は誇りを守り、胸を張った。 4- 4で迎えた 5回無死、四球で出塁の 1走上本が 2盗。ロッテベンチは糸井とは勝負を避け、 1塁を埋めた。無死 1、 2塁となり、福留が石川歩投手の外寄りの 140キロの初球を逆らわずに逆方向へ。左前への決勝タイムリーとなった。 6打数 3安打 2打点で 4日のヤクルト戦(神宮)以来、19試合ぶり今季「3度目の猛打賞」をマーク。乱打戦のなかでも抜群の存在感を示した。乱戦を自らのバットで制した主将は胸を張った。連勝街道を突き進む。

鳥谷敬内野手(35)が鼻骨骨折から 5試合ぶりに先発復帰し、骨折後初ヒットを決めた。「6番・3塁」で先発。 1点リードの 5回一死 1、 2塁、左腕土肥の高めスライダーを左前に運んだ。 5月24日巨人戦の 5回に左腕吉川光の直球が顔面に直撃し、鼻骨を骨折。翌25日巨人戦以降は代打出場が続いていた。この日は相手先発が右腕石川ということもあり、満を持して先発復帰していた。金本監督は慎重な起用を示唆していたが、 2番手の左腕投手との対決にも代打は送らず。鳥谷は恐怖心に打ち勝つ形で、しっかり結果を出した。白球が左翼の人工芝に弾む。スコアボードに「H」ランプが灯ると、虎党が沸いた。今季14度目のマルチもマークした。 6打数 2安打 1打点とフル出場し、通算打席数は「7887」。藤田平氏の「7882」を抜き、球団歴代「1位」に立った。「2000安打」までも残り「85」。最前線に戻ってきた“虎の顔”が、チームにさらに勢いをもたらしていく。

秋山拓巳投手(26)が今季「4勝」目をあげた。ロッテ打線に猛打を浴び、 5回 7失点も粘りの投球を見せた。

藤川球児投手(36)がNPB通算「1000奪三振」を達成した。 9回に登板し、先頭の角中を見逃し三振に斬った。史上「146人」目。これまでの最速記録は1993年野茂(近鉄)の「871回」。藤川は「771回と 2/3」で達成。野茂のスピード記録を大幅に更新した。藤川は安打で一死 1塁とした後、井口から通算「1001個」目の三振を奪い、代打柴田を中飛に打ち取って試合を締めた。「771回 2/3」での「1000「K」」到達。「またがんばります」と切り替えていた。

記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セパ交流戦:阪神15- 7ロッテ>◇30日◇ZOZOマリンスタジアム

 阪神は 1回、糸井の「2ラン」で先制。ロッテは 2回、大嶺翔の 2ランなどで 4点を奪い逆転。阪神は 3回、高山のソロで追い上げた。

 阪神は中盤も得点を重ねた。 4回から 6回で 9点追加。ロッテも 5回に 3点を挙げた。 6回を終え、12- 7で阪神がリード。

 阪神が終盤も得点を重ね大勝した。 5回 7失点の秋山が大量援護で「4勝」目。ロッテは投手陣が打ち込まれ、 2連敗で再び借金「20」。ロッテ石川は「5敗」目。

  6回表阪神二死満塁、俊介外野手は 3塁線を破る 2点適時 2塁打を放った=ZOZOマリンスタジアム

 日本生命セ・パ交流戦が開幕し、阪神は金本知憲監督の采配がズバリ的中し、ロッテに逆転勝ち。今季初スクイズ成功で同点に追いついた後、打線が爆発し、今季初スタメンの俊介外野手が 3 2塁打、 4打点の大暴れ。敵地のロッテ戦は毎回乱戦となるが、交流戦球団最多の15得点を奪い、力で制した。

 潮を含んだ風が肌にまとわりつく。貧打のロッテという前評判はどこにいったんだ。これが交流戦の怖さ。幕張ならではのドラマだ。殴り、殴られ、また殴り返した。交流戦球団史上最多の15得点でKO勝ち。金本監督は「風もあったしね」と控えめながら、まな弟子たちをたたえた。

 打つ手がすべて当たって、昨年「3連敗」したロッテを力でねじ伏せた金本知憲監督(左)=ZOZOマリンスタジアム

 「(先発が実績のある)石川ですから。だんだん調子を上げてきている投手かなと思っていたし、よく打ってくれました」

 中盤までパの最下位ロッテにてこずったが、打つ手がことごとく当たった。 1点差の 4回には一死 3塁から梅野にスクイズを指示。今季初の成功で同点に追いつくと昇格即スタメンで起用した広陵高の後輩が大暴れだ。10- 7の 6回二死満塁、「8番・中堅」で今季初先発の俊介が右腕・高野のフォークを鋭く振り抜き、 3塁線を破った。

 「結果を出したいだけで、全力でやりました」

 今季初スタメンの俊介外野手が 5回、 2点 2塁打。 3 2塁打、 4打点と大暴れし、金本監督の起用に応えた=ZOZOマリンスタジアム

  2塁から鼻骨骨折の鳥谷もゆっくりと生還。リードを 5点とした。 4回には左中間 2塁打、 5回一死満塁でも左翼線に 2点 2塁打を放ち、 3 2塁打で自身初となる 1試合 4打点。 4年ぶり自身 6度目の猛打賞だ。 2軍で打率 0.314と好調だった背番号「68」を起用した金本監督は「俊介といえば今まで人がいないときにスタメンだったりしたんですが」と笑いながら「パッと使って結果を出せるというのは成長したのかな」と目を細めた。

  4回、 2塁打を放った俊介外野手=ZOZOマリンスタジアム

 試合前にはサプライズがあった。「金本大監督おらんか?」。国鉄と巨人で歴代最多の 400勝をあげた大投手、金田正一氏が阪神ベンチを訪問。名球会の先輩の訪問に監督室から飛び出し、頭を下げた。金田氏はかわいい後輩を「健康優良児。いいチームになった。観客動員数をみても阪神がヘタをしたらダメ。(球界を引っ張るのは)すごくいいこと」と励ました。元ロッテ監督は阪神優勝の条件として「楽天みたいにお金をドーンと積んで外国人を獲ればいい」と緊急提言。大御所の心配をヨソに最終的にはダブルスコアの圧勝だ。

  4回 梅野隆太郎捕手のスクイズで生還する俊介外野手=ZOZOマリンスタジアム

 2005年の日本シリーズで大敗し、 4連敗。昨季は 5割からこのカードで 3連敗を喫し、借金生活に転落した。苦い思い出が多い幕張だが、金本監督は「俺は大逆転したときのことが一番印象に残っているよ」と笑う。2007年 6月16日。 2- 7だった 9回に一挙 9点で逆転し、“幕張の奇跡”と呼ばれたゲームだ。この日も俊介、梅野の 8、 9番で計 7打点。猛打爆発の虎祭り-。プラス思考がドラマ再演の源泉だ。

 福留、糸井、鳥谷と役者が仕事をし、脇役も穴を埋める以上の活躍をした。 5回終了時に彩った花火のように。どっかんどっかん、最高のスタートや!!

  6回、 2点適時 2塁打を放った俊介外野手=ZOZOマリンスタジアム

◇データBOX◇

◎…阪神が30日のロッテ戦(ZOZOマリン)で交流戦最多得点となる「15」。これまでは2014年 6月 8日のソフトバンク戦(甲子園)の「14」だった。

◎… 1試合「15」得点は2014年 8月 5日のヤクルト戦(神宮)での「20」得点以来。ちなみに阪神の球団記録は2010年 8月25日の広島戦(京セラ)での「22」。

 ヒーローインタビューを終え、ファンの声援に応える俊介外野手=ZOZOマリンスタジアム

☆ZOZOマリンと阪神

 2005年の日本シリーズでは敵地での第 1戦から● 1-10、● 0-10と大敗。甲子園に戻った 3戦目も● 1-10と立て直せず、 4戦目も● 2- 3で敗れ、「4連敗」を喫した。ロッテには交流戦では通算25勝21敗 5分け(30日現在)と勝ち越しているが、敵地では昨年同一カード「3連敗」を喫するなど、通算11勝12敗 3分けと負け越している。

 

 糸井嘉男外野手が 7号 2ランを放った。 1回、一死 2塁からロッテ石川の変化球をとらえて右翼スタンドに突き刺した。

 糸井は広報を通じて「打った感触も良かったですし、何より先制することができて良かったです」とコメント。交流戦の初戦となったこの試合は「3番・DH」で出場した。

  1回表阪神一死 2塁、糸井嘉男外野手は先制 2点本塁打を放った=ZOZOマリンスタジアム

 交流戦でも虎の快進撃を予感させる号砲だ。一回一死二塁。糸井のバットが炸裂した。右翼席へ「7号2ラン」。阪神今季最多「15得点」を呼び込む先制パンチだった。

 「打ったのはシンカー。打った感触もよかったですし、何より先制することができてよかったです」

 存在感はさすがだ。 5回無死 2塁から、ロッテベンチは糸井を警戒し、歩かせた。直後の福留タイムリー。大量 6点は糸井の“顔”のおかげだ。

  5試合ぶりに 3番に座った。慣れ親しんだ打順。さらに「DH」。故障がちのオリックス時代に何度も経験してきた。セ・リーグの打者が戸惑う「DH」も、糸井にすれば“定位置”。気分よく打席に入れた。結果、一発の後の5打席中4四球。振って、歩いて、勝利に大貢献だ。

  1回、先制「2ラン」を放った糸井嘉男外野手はベンチ前でナインとハイタッチ。DHとパ・リーグの投手は任せろ!!=ZOZOマリンスタジアム

 球場入りの際、うれしい再会があった。ちょうど 2軍戦を終えたばかりのロッテ・大村 2軍打撃コーチとバッタリ。北海道日本ハム時代に投手から打者転向した糸井に、基本を叩き込んでくれた恩師だ。ハイタッチして…。

 糸井「見てて下さい」

 大村「見とくわ」

 つまり、予告の一撃だった。名称が変わり、今はZOZOマリンとなった球場は、プロ初安打を放ち、初盗塁を決めた舞台でもある。よく、その思い出を話していた。元気をもらった糸井が引っ張れば、猛虎は強い。

 

 千葉出身の高山俊外野手が凱旋(がいせん)弾を放った。「1番・左翼」で出場し、先頭で迎えた 3回。ロッテ石川の初球ストレートを右翼席に運ぶ「4号ソロ」を放った。

  2回には一死 1、 2塁から 8番三木が放った左翼線の打球を後逸。痛恨の適時失策を犯していた。高山は「守備でのミスを取り返すためにも出塁することだけ考えて打席に入りました。追いついて勝ち越せるように頑張ります」と話した。

  3回表阪神無死、高山俊外野手はソロ本塁打を放った=ZOZOマリンスタジアム

 高山俊外野手が「4号ソロ」を放った。

  2点を追う 3回。石川の初球をとらえた打球は右中間スタンドへ。

 「打ったのはストレート。守備でのミスを取り返すためにも出塁することだけ考えて打席に入りました」。 2回の守備で左翼線のゴロを後逸するミスを犯していただけに、取り返したい一心だった。

 「甘かったんで、しっかり振れてよかった。まっすぐのタイミングでいきました」と一発を振り返った。

  3回、本塁打を放った高山俊外野手=ZOZOマリンスタジアム

 高山が故郷・千葉で貴重な反撃弾を放った。 2- 4と逆転された直後の 3回先頭。石川の甘い直球を逃さず、右翼席中段にほうり込んだ。 7試合ぶりの「4号ソロ」。「シンカーもあるので、球(ゾーン)を上げていきました。しっかり振れました」。 2回の守備では三木の打球のクッション処理を誤り、適時失策を犯していただけに「守備のミスを取り返すためにも出塁することだけを考えて打席に入りました」と話していた。

 

  4回表阪神一死 3塁、梅野隆太郎捕手は投前にスクイズを決める=ZOZOマリンスタジアム

 梅野隆太郎捕手が同点スクイズを決めた。 1点ビハインドの 4回。一死から 8番俊介が左翼線 2塁打を放ち出塁すると、ロッテ石川のけん制悪送球で一死 3塁。続く 9番梅野が 2ボールから 3球目を投前に転がしてスクイズを成功させた。阪神のスクイズは昨年 7月28日ヤクルト戦の北條以来。今季初めてだった。

 梅野は「相手のミスで広がったチャンスをものにしたかったですし、同点のチャンスだったのでしっかりと決めることができて良かったです」と話した。

 

  5回、火の出るような打球の決勝タイムリーを放った福留孝介外野手。前の糸井が歩かされ、燃えた=ZOZOマリンスタジアム

 ナメんじゃねえ! 初球からガツンといった。カッと目を見開き、燃えさかる闘志を込めてバットを振り抜いた。福留の視線の先で、火の出るような打球がうなりをあげて人工芝の上を加速していく。遊撃・三木の脇を抜けてあっという間に左前に到達。貫禄を示すには十分すぎるV打で 4番の仕事をきっちり果たした。

 「それは相手がそうしただけで俺がやることは変わらないと思うけど、でも、なにくそと思いながら打席には立ったけどね」

 40歳の主将は誇りを守り、胸を張った。 4- 4で迎えた 5回無死、四球で出塁の 1走上本が 2盗。ロッテベンチは糸井とは勝負を避け、 1塁を埋めた。無死 1、 2塁となり、福留が石川の外寄りの 140キロの初球を逆らわずに逆方向へ。百戦錬磨の男だからこそ、心は熱く、頭は冷静に…。左前への決勝タイムリーとなった。

  6回、 2塁打を放った福留孝介外野手=ZOZOマリンスタジアム

  6回には中越え 2塁打、 7回にもしぶとく左前適時打を放ち、 6打数 3安打 2打点で 4日のヤクルト戦(神宮)以来、19試合ぶり今季「3度目の猛打賞」をマーク。乱打戦のなかでも抜群の存在感を示した。

 戦友の第一線で戦い続けている姿が、これ以上ない力になる。中日時代から親交のある荒木は今年、自身と同じ40歳になる。2000安打達成に迫る竜のいぶし銀はしみじみと言う。

 「福留はずっとスーパースターであり続けてほしい。俺の夢は俺が野球を辞めて、スタンドであいつのプレーをみることなんだ」。荒木は1995年のドラフトで福留、原俊介を外した中日に外れ外れ 1位で入団した。 3年後「スーパースター」と同じユニホームを着ることになった。

  7回にもダメ押しタイムリーを放った福留孝介外野手=ZOZOマリンスタジアム

 同級生に羨望のまなざしを送られる。福留は「何言っているんだよ。あいつ」と照れくさそうに笑うが、荒木の存在も大きな励みになっている。  乱戦を自らのバットで制した主将は「少しずつ自分のできることをやっていけばいいのかな。こういう試合でしっかりと勝てたのはスタートとしてはよかったんじゃないかなと思います」と胸を張った。連勝街道を突き進む。

◇データBOX◇

 福留の猛打賞は今季「5度目」でチーム最多( 4安打 2回を含む)。ちなみにNPB通算で 124度目。シーズンの自身最多は中日時代の2002年に記録した「18」。

 

  5回表阪神一死 1、 2塁、鳥谷敬内野手は左前打を放った=ZOZOマリンスタジアム

 鳥谷敬内野手が鼻骨骨折から 5試合ぶりに先発復帰し、骨折後初ヒットを決めた。「6番・3塁」で先発。 1点リードの 5回一死 1、 2塁、左腕土肥の高めスライダーを左前に運んだ。

  5月24日巨人戦の 5回に左腕吉川光の直球が顔面に直撃し、鼻骨を骨折。翌25日巨人戦以降は代打出場が続いていた。この日は相手先発が右腕石川ということもあり、満を持して先発復帰していた。

 金本監督は「左投手はまだちょっと怖いだろうし、まずは右から慣れていこうかな、と」と慎重な起用を示唆していたが、 2番手の左腕投手との対決にも代打は送らず。鳥谷は恐怖心に打ち勝つ形で、しっかり結果を出した。

  5回、左腕土肥星也投手(左)から復帰初安打を放った鳥谷敬内野手。左投手から顔面死球を受けたが、後遺症は心配なさそうだ=ZOZOマリンスタジアム

 白球が左翼の人工芝に弾む。スコアボードに「H」ランプが灯ると、虎党が沸いた。お祭り騒ぎの左翼スタンドとは対照的に、 1塁ベース上で表情 1つ変えない背番号「1」。これぞ、鳥谷敬-。クールな男が帰ってきた。

 「(怖さは)まったくないということはないけど、投手も違うのでね」

 試合後も多くは語らない。これも鳥谷らしさ。一喜一憂せず、冷静に状況を見極めていた。だが、千葉の夜空に響かせた快音は完全復活の“証”だ。 5試合ぶりに「6番・3塁」でスタメン復帰すると、 5回一死 1、 2塁だ。ロッテ 2番手左腕・土肥の 4球目、高め 119キロの変化球を左前へ。24日の巨人戦(甲子園)で顔面死球を受けた吉川光と同じ、左投手からの一打。18打席ぶり、鼻骨骨折後初の安打となる“克服打”で好機を拡大すると、 7回にも右翼線へ 2塁打。今季14度目のマルチもマークした。

 特別フェースガードをつけたヘルメットで先発復帰した鳥谷敬内野手=ZOZOマリンスタジアム

 この日はフェースガード付の特別ヘルメットを着用。「視界には(器具部分が)入りますけど」と苦笑いしたが、「走塁面のことも帰塁のこともある」と打撃時以外にボールが直撃するリスクを避けるため、使用に踏み切った。 6打数 2安打 1打点とフル出場し、通算打席数は「7887」。藤田平氏の「7882」を抜き、球団歴代「1位」に立った。

 本人は「(歴代「1位」も)全然気にしていないです」と平然としたが、記者席から藤田氏が見守る前で完全復活をアピール。「2000安打」までも残り「85」。最前線に戻ってきた“虎の顔”が、チームにさらに勢いをもたらしていく。

◇データBOX◇

◎…鳥谷が 6打席に立ち、通算「7887」打席とし、藤田平の「7882」打席を抜き、球団歴代「1位」になった。 ◎…鳥谷は「928得点、949四球、1147三振」で球団「1位」を記録している。

 

 阪神先発の秋山拓巳投手=ZOZOマリンスタジアム

 秋山拓巳投手が今季「4勝」目をあげた。ロッテ打線に猛打を浴び、 5回 7失点も粘りの投球を見せた。「何回も代えられそうな場面があった。投げさせてもらえたことに感謝して、次に向けてやっていきたい」と試合後には反省を口にしていた。

 

  9回裏ロッテ無死、藤川球児投手(左)は角中からNPB通算「1000個」目の三振を奪うも、際どいコースで苦笑する=ZOZOマリンスタジアム

 藤川球児投手がNPB通算「1000奪三振」を達成した。 9回に登板し、先頭の角中を見逃し三振に斬った。史上「146人」目。

 これまでの最速記録は1993年野茂(近鉄)の「871回」。藤川は「771回と 2/3」で達成。野茂のスピード記録を大幅に更新した。

 藤川は安打で一死 1塁とした後、井口から通算「1001個」目の三振を奪い、代打柴田を中飛に打ち取って試合を締めた。

 通算「1000奪三振」を奪い、花束を手にナインとハイタッチする藤川球児投手。史上最速到達だ=ZOZOマリンスタジアム

 藤川球児投手(36)がNPB通算「1000奪三振」を記録した。

  9回に登板。先頭で迎えたロッテ角中から見逃し三振を奪って達成した。

 「ファンの方が三振に関心を持ってくれていた時期もあった。それをモチベーションにしていた」と少し照れて話した。

 剛腕から投じられた力のこもったボールが、梅野のミットに突き刺さった。角中はピクリとも動けず、名幸球審の手が上がる。藤川が日本球界通算「1000奪三振」だ。野茂英雄(近鉄)を超える史上最速のスピードで到達した。

 「なんとも思わないですよ。チームが勝ったことの方が、その方が重要です」

 藤川球児投手(右)は通算「1000奪三振」を祝う花束を手に金本知憲監督とハイタッチ=ZOZOマリンスタジアム

 偉業を成し遂げても淡々。右腕にとっては個人の記録よりチームの勝ちが優先だった。歴史的瞬間は 9回にいきなり訪れた。先頭の 4番を内角低め 149キロの直球で見逃し三振。「771回 2/3」での「1000「K」」到達は、野茂の「871回」を抜き、歴代最速に。「(野茂さんの方が)全然上じゃないですか。先発でメジャーで実績も出されて」と謙遜したが「でも、ファンの方が三振を期待されているときがあって、それがモチベーションだった」と笑みを浮かべた。

 その後も井口を見逃し三振に斬り、「1001個」目。「またがんばります」と切り替えていた。

☆藤川球児投手(阪神)通算「1000奪三振」

 30日のロッテ 1回戦(ZOZOマリン)の 9回に角中から見逃し三振を奪って達成。プロ野球 146人目。初奪三振は2000年 3月31日の横浜戦で谷繁元信捕手から。

 

 全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(05月)

 

 

 

 

   

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阪神・西岡、10カ月ぶり実戦で「H」!「野球を奪われなくてよかった」

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左アキレス腱(けん)断裂からの再起を目指す西岡剛内野手(32)が、実戦復帰を果たした。 4番指名打者でスタメン出場。第 1打席は 2回表、先頭打者としてソフトバンク先発の左腕山田大樹投手(28)に対して右打席に入ると、初球の 136キロの直球をたたいたが 2ゴロに倒れた。 4回表の第 2打席は二死走者なしで右打席に入り、 3球目の直球を右翼線へ運び安打をマークした。完全復活への第 1歩に気合を入れ直していた。昨年 7月の左アキレス腱断裂から復帰を目指す西岡剛内野手が30日、ウエスタン・ソフトバンク戦(タマホーム筑後)に「4番・DH」で先発出場。約10カ月ぶりに実戦復帰を果たし、いきなり 2打数 1安打。「素直にうれしい。野球を奪われなくてよかった」と話した。西岡が、野球生命の危機…とまでいわれた大けがからの完全復活へ、大きく前進した。先頭打者だった 2回の第 1打席は 2ゴロに倒れたが、 4回二死からの 2打席目。先発山田の 140キロの外角直球を右前へはじき返すと、 1塁ベースまで全力疾走し、 2塁をうかがうしぐさも見せた。順調なら 6月 9日のウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)で守備に就く予定だ。大きな一歩を踏み出した。

記事をまとめてみました。

 

 

 <ウエスタン・リーグ:ソフトバンク 3- 1阪神>◇30日◇タマホームスタジアム筑後

 左アキレス腱(けん)断裂からの再起を目指す西岡剛内野手(32)が、実戦復帰を果たした。

  4番指名打者でスタメン出場。第 1打席は 2回表、先頭打者としてソフトバンク先発の左腕山田に対して右打席に入ると、初球の 136キロの直球をたたいたが 2ゴロに倒れた。

  4回表の第 2打席は二死走者なしで右打席に入り、 3球目の直球を右翼線へ運び安打をマークした。

  4回、安打を放った西岡剛内野手=タマホームスタジアム筑後

 アキレス腱(けん)を断裂した昨年 7月20日の巨人戦(甲子園)以来、約10カ月ぶりの実戦となった西岡は「素直にうれしい。野球ができる喜びを感じている。これから 2軍でしっかり結果を残して 1軍から呼ばれるようになりたい。ホンマにあいつ変わりよったと思われるようになりたい」と完全復活への第 1歩に気合を入れ直していた。

  4回表阪神二死、西岡剛内野手は右前打を放った=タマホームスタジアム筑後

 昨年 7月の左アキレス腱断裂から復帰を目指す西岡剛内野手が30日、ウエスタン・ソフトバンク戦(タマホーム筑後)に「4番・DH」で先発出場。約10カ月ぶりに実戦復帰を果たし、いきなり 2打数 1安打。「素直にうれしい。野球を奪われなくてよかった」と話した。

 西岡が、野球生命の危機…とまでいわれた大けがからの完全復活へ、大きく前進した。先頭打者だった 2回の第 1打席は 2ゴロに倒れたが、 4回二死からの 2打席目。先発山田の 140キロの外角直球を右前へはじき返すと、 1塁ベースまで全力疾走し、 2塁をうかがうしぐさも見せた。

  4回、安打を放った西岡剛内野手=タマホームスタジアム筑後

 「アキレス腱を切るともう走れなくなる、盗塁もできなくなると思っている人も多いと思う。僕は、それを覆すことをモチベーションにしているんです」。

 順調なら 6月 9日のウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)で守備に就く予定だ。  「(金本)監督、コーチが『西岡剛に力を貸してほしい』と言われるようになるぐらい状態を上げていきたい」

 大きな一歩を踏み出した。

 取材で笑顔を見せる西岡剛内野手=タマホームスタジアム筑後

☆西岡剛内野手の 1軍昇格の時期について阪神・掛布雅之 2軍監督

 「もう一回、彼のけがをすれば野球人生は終わってしまう。ここまで慎重に来たのだから、これからも、じっくりとやろうということは、本人とも話をしている」

 

 (西岡)剛には、早く現場に戻ってきて貰いたいですね。この記事を読むと、あと少しで戻れそうですね。

  1軍には、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(05月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年  2軍戦 日程と結果( 5月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

 阪神タイガース公式スマホ携帯サイト
※阪神タイガース公式スマホ携帯サイト 
 

◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!

◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!

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んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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梅野2安打2打点で連勝導く!能見9奪三振であっぱれ今季0封2勝目!阪神2連勝で貯金再び「10」!

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阪神は 2回一死満塁から 9番梅野隆太郎捕手(25)の左前適時打で 2点を先制。さらに一死 2、 3塁から 1番高山俊外野手(24)の 2塁ゴロの間に 1点を追加した。ロッテは 5回表の守備から荻野貴司外野手(31)に代え、中堅に新外国人ロエル・サントス外野手(29)を入れた。阪神能見篤史投手(38)は 8回途中まで 4安打無失点で「2勝」目。金本知憲監督(49)が貯金ノルマをクリアし、笑顔を見せた。ロッテに快勝し、 5月は15勝 9敗の好成績で終えた。今季は月間で貯金「3」を作ることを目標に掲げている。 2カ月連続のノルマ達成で、貯金を再び「10」の大台に戻した。

梅野隆太郎捕手が先制打を放った。 2回、一死満塁から左腕チェンの内角球を左翼前に転がす 2点適時打とした。梅野隆太郎捕手が 2安打 2打点の活躍で、チームを交流戦連勝スタートに導いた。 2回一死満塁のチャンスで打席へ。カウント 0- 2から内角に来た直球を振り抜いた。追い込まれてからの一打に打席での冷静な判断を振り返った。この 2点先制打が決勝点となった。肩を揺らして 2塁ベースにたどり着くと、背中越しに虎党の大歓声が聞こえてきた。梅野の一打で、勝った。師匠の好投に報いたい一心だった。日に日に存在感を高めてきた男が、能見に38歳初白星をプレゼントだ。 2年連続、 1月の沖縄自主トレで能見塾に入門。「チーム能見」の一員として勉強させてもらった。打線が援護できずに、先輩に勝ちがつかない中、マスクをかぶりながら申し訳ない思いがあった。それだけに、恩返しの思いをバットに込めた。 6回にも右中間 2塁打を放ち、 2安打 2打点。前日の 3打点に続き、 2試合5打点の大活躍だ。 5月 6日の広島戦(甲子園)で 3試合連続ヒーローとなった打棒が、しばらく影を潜めていたが、再び上昇ムードだ。攻守に存在感を発揮し、チームを支えるぶっとい柱となる。

鳥谷敬内野手(35)が節目の「1800試合連続出場」を果たし、決意を新たにした。 2試合ぶりのベンチスタート。 3- 0の 8回一死から代打で出場し、 1ゴロだった。

投げた益田直也投手(27)も驚いたはずだ。 3- 0の 9回一死 1、 3塁。内角にきた 146キロ直球に腕をたたんで、逆方向にもっていった。左翼線に落ちる、ダメ押し打。 4カードぶりの勝ち越しに、糸井嘉男外野手(35)のメッセージも弾んできた。 5月28日のDeNA戦(甲子園)で大和と交錯して裂傷。右まぶたの上に貼られた絆創膏もなぜか格好よくみえる。交流戦開幕だった前夜は先制「2ラン」を放った。 5月中旬は自己ワーストの28打席連続無安打も味わったが、早出特打などで復調。ここ 3試合は16打席で 9四球とまともに勝負をされていない中、 7回の遊撃内野安打を含めて、今季14度目のマルチ安打と好球必打を貫いている。金本監督も目を細めた。帰りのバスへと歩を進めながら、超人語録をつむぐ。ファンの大歓声がそれをかき消していた。

能見篤史投手が 8回途中を 4安打無失点で今季「2勝」目をあげた。立ち上がりから制球がさえ、 9奪三振で 2四球の安定感。 8回二死から 1安打 1四球で 1、 2塁とされたところで降板したが、強風の中で文句のつけようがない投球内容だった。防御率は1.87まで下げた。藤浪晋太郎投手(23)が抹消されるなど先発事情が苦しい中、 5月は登板 4試合でわずか 1失点。安定感抜群のベテランに導かれ、 2連勝で貯金は再び「10」だ!!己の限界までマウンドで左腕を振り抜いたベテランの姿にナインもファンも、しびれた。今季「2勝」目でチームに再び「2桁」貯金をもたらした。38歳での先発星は、虎投では下柳剛氏(49)以来だ。38歳の2006年には「12勝」を挙げ、42歳の2010年も 7勝。能見は「40(歳)まで、あと『マジック2』」と苦笑いだが、偉大な先輩に近づき、超える可能性は十分、秘めている。現状、先発ローテは不安材料が多い。青柳晃洋投手(23)はまだ「1勝」、D 2位・小野泰己投手(23=富士大學)も 2戦未勝利と、期待の若手が結果を出せていないだけに、この安定感は、頼もしい。 4カードぶりの勝ち越しで、首位広島とは「1ゲーム」差のまま。必死に食らいついている。全国の虎党はきっと、思っているはず。能見が勝ってよかった-と。

阪神は 6月 3、 4日の北海道日本ハム戦で「甲子園ビアフェスタ」を開催すると発表した。また「ビアカップカバー」の先着プレゼントや、ゲストを招いてのステージイベントも実施する。

記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セパ交流戦:ロッテ 0- 5阪神>◇30日◇ZOZOマリンスタジアム

 阪神は 2回一死満塁から 9番梅野の左前適時打で 2点を先制。さらに一死 2、 3塁から 1番高山の 2塁ゴロの間に 1点を追加した。

 ロッテは 4回、荻野が無死 2塁から遊撃ゴロで進塁打を打てず。 5回表の守備から荻野に代え、中堅に新外国人サントスを入れた。

 阪神能見は 8回途中まで 4安打無失点で「2勝」目。ロッテは「3連敗」で、1991年 6月に並ぶ球団ワーストタイの月間「19敗」目( 7勝)。チェンは「2敗」目。

  8回二死まで無失点と好投を続けた能見篤史投手=ZOZOマリンスタジアム

 金本知憲監督が貯金ノルマをクリアし、笑顔を見せた。

 ロッテに快勝し、 5月は15勝 9敗の好成績で終えた。今季は月間で貯金「3」を作ることを目標に掲げている。「クリアしましたね、目標は。よかったです」。 3・ 4月は14勝10敗。 5月だけで貯金「6」を稼いだ。 2カ月連続のノルマ達成で、貯金を再び「10」の大台に戻した。

 ロッテに連勝した金本監督はグラウンド中央に行かないナインに、あっちへ行けとばかりに押すポーズ=ZOZOマリンスタジアム

 

 梅野隆太郎捕手が先制打を放った。 2回、一死満塁から左腕チェンの内角球を左翼前に転がす 2点適時打とした。

 梅野は「初球からスイングすることができたので追い込まれてしまってもいい結果につながったと思います。試合の主導権を取りたかったですし、みんながつないでくれて回ってきた打席だったので先制することができて良かったです」とコメントした。

  2回表阪神一死満塁、梅野隆太郎捕手は先制左前 2点適時打を放った=ZOZOマリンスタジアム

 梅野隆太郎捕手が 2安打 2打点の活躍で、チームを交流戦連勝スタートに導いた。

  2回一死満塁のチャンスで打席へ。カウント 0- 2から内角に来た直球を振り抜いた。追い込まれてからの一打に「(内角は)頭にないと(体が)まわれなかった」と打席での冷静な判断を振り返った。この 2点先制打が決勝点となった。

 梅野隆太郎捕手が 2回に先制 2点打。“能見師匠”を援護した=ZOZOマリンスタジアム

 肩を揺らして 2塁ベースにたどり着くと、背中越しに虎党の大歓声が聞こえてきた。梅野の一打で、勝った。師匠の好投に報いたい一心だった。日に日に存在感を高めてきた男が、能見に38歳初白星をプレゼントだ。

 「試合の中でも、粘る意識を持っていた結果、インコースに反応できたと思います。(能見に勝ちがついて)めっちゃ、うれしいです!」

 したたる汗をぬぐおうともせず、勝利の余韻に浸った。 0- 0の 2回一死満塁。チェンに対し、初球フォークを空振り、 2球目は直球をファウルと追い込まれたが、 3球目だ。体をくるっと回して内角低め 139キロを左前へはじき返した。千金の先制 2点打だ。

  2年連続、 1月の沖縄自主トレで能見塾に入門。「チーム能見」の一員として勉強させてもらった。打線が援護できずに、先輩に勝ちがつかない中、マスクをかぶりながら申し訳ない思いがあった。それだけに、恩返しの思いをバットに込めた。

 自主トレで「チーム能見」Tシャツを着る梅野隆太郎捕手、能見篤史投手、岩貞祐太投手、緒方凌介外野手(左から)

  6回にも右中間 2塁打を放ち、 2安打 2打点。前日の 3打点に続き、 2試合5打点の大活躍だ。 5月 6日の広島戦(甲子園)で 3試合連続ヒーローとなった打棒が、しばらく影を潜めていたが、再び上昇ムードだ。

 昨季はプロ入り後、最少の37試合出場に終わった。このままでは生き残れない…。「粘り」をテーマに掲げている今季。意識改革も根底にある。

 「( 8番は 4番と)同じものがある。勝負してこないこともあるわけですから」

 直後の打者が投手なら相手はむやみにを挑んでこない。それはチャンスでまわってきた 4番のケースにも通じる。ここで打てば勝つ。責任は 4番も 8番も同じ。大学時代から全日本でも 4番を張った男は、“発想の転換”で、勝負強さを増してきた。

 「チームのために打つとこで打って、守るところで守って、 1試合ずつ続けていきたいです」

 攻守に存在感を発揮し、チームを支えるぶっとい柱となる。

  6回、 2塁打を放った梅野隆太郎捕手=ZOZOマリンスタジアム

★梅野隆太郎捕手、 3試合連続ヒーローVTR

  5月 4日のヤクルト戦(神宮)で「1号」を含む 3安打でヒーローインタビューに登場すると、 5日の広島戦(甲子園)は逆転の 2点 3塁打など 3安打 3打点、 6日の同戦は決勝の 2点 3塁打など 2安打 3打点で 0- 9からの大逆転に導き、 2日続けてお立ち台へ。 3試合で 8安打 8打点と“フィーバー”した。

◇データBOX◇

◎…阪神は 4月28日の中日戦(甲子園)、 5月 7日の広島戦(同)に続き、今季 3度目の零封勝ち。すべて梅野隆太郎捕手がマスクをかぶった。

 

  8回、代打で出るも 1塁ゴロに倒れた鳥谷敬内野手=ZOZOマリンスタジアム

 鳥谷が節目の「1800試合連続出場」を果たし、「 1日、 1試合しか増えていかないからね。少しでも続けていきたい」と決意を新たにした。相手が左腕のチェンだったため、 2試合ぶりのベンチスタート。 3- 0の 8回一死から代打で出場し、 1ゴロだった。

 

 投げた益田も驚いたはずだ。 3- 0の 9回一死 1、 3塁。内角にきた 146キロ直球に腕をたたんで、逆方向にもっていった。左翼線に落ちる、ダメ押し打。 4カードぶりの勝ち越しに、糸井のメッセージも弾んできた。

 --貴重な一打でしたね

 「よかったで~す」

 --球がよく見えていますね

 「知らな~い」

 トドメは糸井嘉男外野手。 9回に左前へ運んだ=ZOZOマリンスタジアム

  5月28日のDeNA戦(甲子園)で大和と交錯して裂傷。右まぶたの上に貼られた絆創膏もなぜか格好よくみえる。

 交流戦開幕だった前夜は先制「2ラン」を放った。 5月中旬は自己ワーストの28打席連続無安打も味わったが、早出特打などで復調。ここ 3試合は16打席で 9四球とまともに勝負をされていない中、 7回の遊撃内野安打を含めて、今季14度目のマルチ安打と好球必打を貫いている。金本監督も「そりゃ、もう。 3点より 4点、 4点より 5点ですから」と目を細めた。

 「あれ? 全然、あったまってない」

  9回、適時打を放った糸井嘉男外野手=ZOZOマリンスタジアム

 フリー打撃前、糸井はカメラマン席付近に立てていた白木のバット 2本を手に首をかしげた。反発力が増すようにと天日干しをしていたが、この日はあいにく曇り空。しかも、置いた場所はたまたま日陰になっていた。「中であぶろうっと」。そうつぶやきながら、ロッカールームへ-。大胆そうにみえて、実に細かなケアが目立っている。

 --視界はどうですか

 「見えな~い」

 帰りのバスへと歩を進めながら、超人語録をつむぐ。ファンの大歓声がそれをかき消していた。

 

 ロッテに連勝した金本知憲監督(左)は好投した能見篤史投手とハイタッチ=ZOZOマリンスタジアム

 能見篤史投手が 8回途中を 4安打無失点で今季「2勝」目をあげた。

 立ち上がりから制球がさえ、 9奪三振で 2四球の安定感。 8回二死から 1安打 1四球で 1、 2塁とされたところで降板したが、強風の中で文句のつけようがない投球内容だった。「非常に疲れました。(前日先発の)秋山もそうだったんですけど、高めにいかないようにちょっと意識しながら、今日は投げました」。防御率は1.87まで下げた。

  1回、先発の能見篤史投手

 頼りになります! 阪神は 5月28日に38歳になったばかりの能見篤史投手が、 7回 2/3を無失点の好投で「2勝」目。ロッテに 5- 0と快勝した。藤浪が抹消されるなど先発事情が苦しい中、 5月は登板 4試合でわずか 1失点。安定感抜群のベテランに導かれ、 2連勝で貯金は再び「10」だ!!

  3塁ベンチに腰掛けた能見は、フゥーっと大きく息を吐いた。

 「いっぱいいっぱい」

  3日前に38歳になったばかり。己の限界までマウンドで左腕を振り抜いたベテランの姿にナインもファンも、しびれた。 7回 2/3をジャスト 100球、今季最多 9奪三振で無失点の好投。今季「2勝」目でチームに再び「2桁」貯金をもたらした。

 力投する能見篤史投手=ZOZOマリンスタジアム

 「非常に疲れた。(前日の)秋山選手もそうでしたが、高めに浮かないように意識しました」

 今季初のヒーローインタビュー。虎党の大声援にも、どこ吹く風だ。ZOZOマリン特有、風速 9メートルを記録した海風も味方につけた。「向かい風だったから、そのへんは意識した」。低めに集めたフォーク、スライダーが風の影響で大きく変化。 8回二死 1、 2塁で桑原とスイッチしたが、圧巻の内容だった。  打線の援護がなく白星には恵まれていないが、 5月は 4試合、26回 2/3で失点わずか「1」。投球回も53で規定投球回(チーム試合数=48回)に到達。防御率1.87でリーグ「2位」に浮上した左腕を指揮官も「真っすぐもまずまず。変化球もよく落ちていた」とたたえた。

 力投する能見篤史投手=ZOZOマリンスタジアム

 38歳での先発星は、虎投では下柳剛氏以来だ。38歳の2006年には「12勝」を挙げ、42歳の2010年も 7勝。能見は「40(歳)まで、あと『マジック2』」と苦笑いだが、偉大な先輩に近づき、超える可能性は十分、秘めている。

 チームを救う快投に、香田投手コーチも「ベテランがいい仕事をしてくれて、ありがたかった」と最敬礼。現状、先発ローテは不安材料が多い。藤浪が 2軍に落ち、岩貞も抹消中( 6月 2日、北海道日本ハム戦で復帰予定)。青柳はまだ「1勝」、D 2位・小野泰己投手も 2戦未勝利と、期待の若手が結果を出せていないだけに、この安定感は、頼もしい。

 頼もしい38歳。能見篤史投手が圧巻の投球で「2勝」目だ=ZOZOマリンスタジアム

 プロ13年目。長男・凌成くんは小学 1年生、次男・竜成くんも 4歳になった。凌成くんは野球に興味津々。「本格的にはまだ」だそうだが、右投げのお兄ちゃんは家の中でパパとキャッチボール。竜成くんは、左投げだという。ただシーズン中はなかなか一緒に遊べないのがプロ野球選手の宿命だ。今年のゴールデンウイークもあまり家族サービスが出来ず、「俺にもゴールデンウイーク、欲しいよ」」とポツリ。それでも子供達にとっては、テレビ画面で活躍するパパの姿が一番の喜びに違いない。

  4カードぶりの勝ち越しで、首位広島とは「1ゲーム」差のまま。必死に食らいついている。

  3回、ロッテ・三木亮内野手の打球を処理する能見篤史投手=ZOZOマリンスタジアム

 「きょう来てくれたファンのみなさんに勝利を届けられてよかった」  インタビューの最後、左腕はそう締めた。全国の虎党はきっと、思っているはず。能見が勝ってよかった-と。

 今季初、 7年連続となる完封勝ちはお預けに。降板後、ベンチで能見と会話を交わし、ねぎらった金本監督は「どうやら彼は、イニングで疲れるらしいから(笑)。球数じゃなしに。本人いわくやで」と笑顔で明かした。「できれば完封というのも考えていた」という指揮官だが、ポーカーフェースの左腕の“限界”を、きっちり判断していた。

 降板後、笑顔で能見篤史投手(右)をねぎらう金本知憲監督=ZOZOマリンスタジアム

★近年の阪神投手の38歳シーズン

 下柳剛は2006年、25試合( 150回 1/3)に登板し、「12勝11敗」、防御率3.17。 1完封もマークした。福原忍は2014年、セットアッパーとして60試合に登板し、「4勝6敗」、「38ホールド」。最優秀中継ぎ投手を初受賞した。安藤優也は2015年、50試合に登板し、「5勝4敗」、「15ホールド」。

◇データBOX◇

◎…阪神が 2連勝で貯金を「10」に戻した。 2桁貯金は 5月21日のヤクルト戦(神宮)以来。今季最多は「12」。

◎… 5月16~18日の中日戦(甲子園)以来、 4カードぶりの勝ち越し。 ◎…交流戦の連勝スタートは2015年の「4連勝( 5月26~28日の対楽天、29日の対西武)」以来、 2年ぶり。

◎…能見は交流戦51試合で12勝目(12敗)。歴代最多は杉内(巨人)の「26勝」。

◎…阪神は 5月を15勝 9敗。月間15勝は2014年 7月(15勝 7敗)以来。 5月に限れば、2006年(15勝 9敗)以来。

 

 阪神は 6月 3、 4日の北海道日本ハム戦で「甲子園ビアフェスタ」を開催すると発表した。

 当日は生ビールや海外ビール、甲子園限定のフードが登場する。

 また「ビアカップカバー」の先着プレゼントや、ゲストを招いてのステージイベントも実施する。

 

 幕張の埋め立て地に建つZOZOマリンスタジアムで 2連勝!このままロッテをかみ砕き、埋め立て地の底に沈めてやれ!   6月 3、 4日の「甲子園ビアフェスタ」では、全員で日本ハムの製品を片手に応援だ!闘魂込めて前進だ!

 全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(05月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

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んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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高山が先頭打者弾!糸原プロ入り初の猛打賞!阪神、FA権取得見込みの北海道日本ハム・中田に注目!

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阪神は 1回、高山の「5号ソロ」で先制した。ロッテは 1回、鈴木大地内野手(27)と根元俊一内野手(33)の適時 2塁打で 3点を挙げ、すぐさま逆転した。ロッテは 5回、角中勝也外野手(30)の適時内野安打で 1点を追加した。先発唐川侑己投手(27)は 2回からは追加点を与えず、 6回まで阪神打線を 6安打 1失点。阪神ランディ・メッセンジャー投手(35)が「2敗」目を喫し、チームの連勝は「2」で止まった。阪神がカード「3連勝」を逃した。初回に高山俊外野手(24)の先頭打者アーチで先制したが、その後が打線がつながらず。 3番糸井嘉男外野手(35)、 4番福留孝介外野手(40)、 5番中谷将大外野手(24)がノーヒットとクリーンアップの不発が響いた。金本知憲監督(49)は責めることはなかった。

高山俊外野手が今季「5号」となる先頭打者本塁打を放った。「1番・左翼」で出場し、 1ストライクからロッテ唐川の高め直球をバックスクリーンに突き刺した。阪神はロッテに大敗し、「3連勝」はならず。 1回に先頭打者弾を放った高山俊外野手が 1回、左翼線の飛球を後ろにそらし、天国と地獄を味わった。守備力には目をつむり、打力を買って起用している金本知憲監督は丁寧さがなかった 5、 7回の打撃に注文をつけた。白球が揺れながら落ちる。左翼から本塁方向へ、 8メートルの風が吹いていた。実にやっかいな幕張名物に高山の 1歩目が遅れた。あわてて、走る。ダイビングキャッチを試みたが、無情にも、打球は後ろに抜けていった。自身 3本目の 1回先頭打者本塁打で先制に成功した直後だった。 1- 0の二死 1、 2塁での鈴木の飛球。失策はつかず、記録は 2点 2塁打となった。バットで先取点をプレゼントしたが、守りで、メッセンジャーの足を引っ張ってしまった。スタートが遅れてしまっても、勝負した。ファイティングポーズをとった上でのプレーだったが、プロの世界では結果が問われるのは仕方がないところ。 5回二死 2塁で 2ボールから 1ゴロ。 7回二死 1、 2塁では 3- 1から 2飛。打者有利の状況から簡単に倒れてしまった。高山が虎にとって欠かせない戦力だからこそ、求めるものも高くなる。乗り越えてくれ!!

虎自慢の“二枚看板”がロッテバッテリーの術中にはまった。糸井が「4タコ2三振」、福留が「2併殺」。これまで何度もチームを救ってきた 2人だからこそ、苦しい局面を打開してほしかったのだが…。福留は報道陣から細かく動く球が厄介だったかと問われ「別に」と返した。厳しい表情のままバスへと急ぐ横顔に、悔しさがにじんだ。糸井も 1回と 8回はいずれも無死から走者を 1塁に置いた場面だったが、内野ゴロに倒れた。快足を飛ばして併殺は免れたが、 1- 3の 3回二死 1、 2塁では唐川の 114キロのカーブにバットが空を切り、ここぞの場面で仕事は果たせず。試合後、無言だった。

糸原健斗内野手(24=JX-ENEOS)がプロ入り初の 3安打猛打賞を記録した。 2回の 1打席目は三振も、 2打席目以降は左 2塁打、中前打、 3塁内野安打と、この日は 4打数 3安打の大暴れ。敗戦の中で気を吐いた。 2日からの北海道日本ハム戦も右投手の先発が予想され、スタメン起用が続きそうだ。

マウンドの土が合わなかった。柔らかすぎる。だが、言い訳にはしなかった。先発したメッセンジャーは 7回を 6安打 4失点。悔しい「2敗目(6勝)」を喫した。試合後、首をかしげながら明かした。敵地・ZOZOマリン。特有の海風が投手を苦しめることが多いが、メッセの敵は足元だった。柔らかいマウンドのせいか、ボールに力が伝わらない。 1回に高山の拙守もあり、 3失点。 1- 3と逆転されると、何度も足場をならした。三者凡退に仕留めたのは 4回と 6回のみで、 5度、得点圏に走者を背負う苦しい投球。これまで過去「3戦3勝」と相性のいい球場ではあったが、この日は持ち味を出せず。なんとか「4失点」に留めた。ハーラー単独トップとなる「7勝」目と日本球界通算「80勝」目とはならなかったが、大崩れしたわけではない。球場が変われば、また快投を見せてくれるはず。

阪神はロッテに交流戦初黒星を喫し、 2日から北海道日本ハムを甲子園に迎える。大阪桐蔭高時代、甲子園で大暴れした中田翔内野手(28)が凱旋。2007年の高校生ドラフトで 1巡目で指名した阪神は今季終盤国内フリーエージェント(FA)権を取得見込みのかつての恋人の動向に注目していることが 1日までに判明。見逃せない「3連戦」となる。かつての恋人が甲子園に帰ってくる。パの最下位ロッテに敗れた阪神は 2日に帰阪し、昨年の日本一チーム、北海道日本ハムを本拠地に迎える。昨年交流戦で「3連敗」したロッテに 2勝 1敗と勝ち越した金本監督は特別な関心を示さず。次なる戦いに気持ちを向けていた。仕切り直しの交流戦第 2カードは、オフのストーブリーグをにらんだマッチアップとなる。阪神は調子を上げてきた和製大砲、中田の動向に大注目する。オフの去就について注目が集まる中田だが、シーズン中とあり、明らかにしていない。阪神側も本格調査に入るのかどうか、今後話し合われることになる。10年後も猛虎と中田の赤い糸はつながっているのか、いないのか-。いろんな意味で注目が集まる「3連戦」となる。記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セパ交流戦:ロッテ8-1阪神>◇1日◇ZOZOマリンスタジアム

 阪神は 1回、高山の「5号ソロ」で先制した。ロッテは 1回、鈴木と根元の適時 2塁打で 3点を挙げ、すぐさま逆転した。

 ロッテは 5回、角中の適時内野安打で 1点を追加した。先発唐川は 2回からは追加点を与えず、 6回まで阪神打線を 6安打 1失点。

 ロッテは 8回にも 4点を加え快勝、連敗を「3」で止めた。 7回 1失点の唐川が「2勝」目。阪神メッセンジャーが「2敗」目を喫し、チームの連勝は「2」で止まった。

 先頭打者本塁打による 1点に終わった金本知憲監督はスコアボードを見つめながらベンチ裏に引き揚げる=ZOZOマリンスタジアム

 阪神がカード「3連勝」を逃した。初回に高山の先頭打者アーチで先制したが、その後が打線がつながらず。 3番糸井、 4番福留、 5番中谷がノーヒットとクリーンアップの不発が響いた。

 金本知憲監督(49)は「それも結果であって、今までも 3、 4番がノーヒットでも勝つ日はあるわけだから。いつも打ってくれたら、どんな数字になるんだろうね。打率『6割』になってしまう」と、責めることはなかった。

 

  1回表阪神無死、高山俊外野手は唐川侑己投手からバックスクリーンへ先頭打者本塁打を放った=ZOZOマリンスタジアム

 高山俊外野手が今季「5号」となる先頭打者本塁打を放った。「1番・左翼」で出場し、 1ストライクからロッテ唐川の高め直球をバックスクリーンに突き刺した。

 高山は「先制するためにも何とか出塁することを考えて打席に入りました。勢いをつけれるような結果になってくれて良かったです」と話した。

  1回、唐川侑己投手(手前左)から先頭打者弾を放った高山俊外野手=ZOZOマリンスタジアム

 阪神はロッテに大敗し、「3連勝」はならず。 1回に先頭打者弾を放った高山俊外野手が 1回、左翼線の飛球を後ろにそらし、天国と地獄を味わった。守備力には目をつむり、打力を買って起用している金本知憲監督は「もったいないわね」と丁寧さがなかった 5、 7回の打撃に注文をつけた。

 白球が揺れながら落ちる。左翼から本塁方向へ、 8メートルの風が吹いていた。実にやっかいな幕張名物に高山の 1歩目が遅れた。あわてて、走る。ダイビングキャッチを試みたが、無情にも、打球は後ろに抜けていった。

 「( 1歩目が、という問いに)はい。そうですね。捕れていた可能性も? そうですね」

 自身 3本目の 1回先頭打者本塁打で先制に成功した直後だった。 1- 0の二死 1、 2塁での鈴木の飛球。失策はつかず、記録は 2点 2塁打となった。バットで先取点をプレゼントしたが、守りで、メッセンジャーの足を引っ張ってしまった。

  1回、前進したが、鈴木大地内野手の打球を捕れなかった高山俊外野手。痛い 2点逆転 2塁打となった=ZOZOマリンスタジアム

 スタートが遅れてしまっても、勝負した。ファイティングポーズをとった上でのプレーだったが、プロの世界では結果が問われるのは仕方がないところ。中村外野守備走塁コーチは「プロに入るまで守備に興味がなかった人間だからね。根気強くやっていって。集中力も続かない子だから、同じことを何回もいっていかないと。根気強く、教育と指導をやっていきます」と話した。

 金本監督は「そりゃ守備力なんでね、高山の。それをわかって使っているわけですから」と責めることはなかった。それよりも、持ち前の打撃について改善すべき点があることを強調した。

 「これは苦言とかじゃなしにね」とした上で「カウントを考えるともうちょっといい内容というかね。みとって、もったいないわね、カウント有利なのに」と指摘。 5回二死 2塁で 2ボールから 1ゴロ。 7回二死 1、 2塁では 3- 1から 2飛。打者有利の状況から簡単に倒れてしまった。

  5回、打者有利のカウントから 1ゴロに倒れた高山俊外野手=ZOZOマリンスタジアム

 「やっぱり経験を生かして成長していかないと。次、生かしていかないと、もったいないよね」。打撃も、課題の守備も…。まだまだ、うまくなれる。

 「そりゃもう練習しかない。練習と集中力と」と指揮官は力を込めた。高山が虎にとって欠かせない戦力だからこそ、求めるものも高くなる。乗り越えてくれ!!

◇データBOX◇

◎…高山の 1回先頭打者弾は 5月 2日のヤクルト戦(神宮)に続き、今季 2度目でリーグ最多。昨季も 1度放っており、通算「3度目」。今季セ・リーグでは山田哲人内野手(ヤクルト)、桑原将志外野手(DeNA)が各 1度。パ・リーグを含めると、茂木栄五郎内野手(楽天)、秋山翔吾外野手(西武)の各 3度がトップ。

 

  8回、併殺打に倒れ、 2併殺の福留孝介外野手。こういう日もあります=ZOZOマリンスタジアム

 虎自慢の“二枚看板”がロッテバッテリーの術中にはまった。糸井が「4タコ2三振」、福留が「2併殺」。これまで何度もチームを救ってきた 2人だからこそ、苦しい局面を打開してほしかったのだが…。

 福留は報道陣から細かく動く球が厄介だったかと問われ「別に」と返した。厳しい表情のままバスへと急ぐ横顔に、悔しさがにじんだ。

 高山が先頭打者弾で勢いをつけた 1回。福留は一死 1塁から外寄りのフォークにバットを出したが 2ゴロ併殺となってチャンスがつぶれた。無安打で迎えた 8回一死 1塁でもカウント 2- 2から大谷の外角へのシュートに遊ゴロ併殺に倒れ、リーグワーストの「11併殺打」。今季初の「2併殺」を含む 4打数無安打に終わり、この日は波打つ左翼席の虎党に応えることができなかった。

 糸井嘉男外野手は 3回、唐川侑己投手のカーブに三振。タイミングが合わなかった=ZOZOマリンスタジアム

 糸井も 1回と 8回はいずれも無死から走者を 1塁に置いた場面だったが、内野ゴロに倒れた。快足を飛ばして併殺は免れたが、 1- 3の 3回二死 1、 2塁では唐川の 114キロのカーブにバットが空を切り、ここぞの場面で仕事は果たせず。試合後、無言だった。

 金本監督は無安打に終わったクリーンアップについて「それも結果であって。今までも 3、 4、 5番がノーヒットでも勝ちきっているのもあるわけだから。いつもいつも打ってくれたら、ね、どんな数字になるんだろうね(笑)。打率 6割になっちゃう(笑)」と責めることはなかった。

 福留は報道陣から切り替えていくかと問われ、うなずいた。虎将の厚い信頼に応えるため、 2日から始まる北海道日本ハム 3連戦(甲子園)で反発力を示す。

 

 糸原健斗内野手がプロ入り初の猛打賞を記録した。

  2回の 1打席目は三振も、 2打席目以降は左 2塁打、中前打、 3塁内野安打と、この日は 4打数 3安打の大暴れ。敗戦の中で気を吐いた。試合後には「任されたところで活躍して、チームの勝利に貢献したい」と頼もしく語った。

  5回表阪神無死、糸原健斗内野手は左越え 2塁打を放った=ZOZOマリンスタジアム

 D 5位ルーキー・糸原健斗内野手がプロ入り初の 3安打猛打賞をマークした。試合前の練習では金本監督が下半身の使い方などをマンツーマンで熱烈指導。その成果がいきなり出た。「打てたのは良かったですが、チームが勝てなかったので。監督、コーチに言われたことを意識して打席に入りました」。 2日からの北海道日本ハム戦も右投手の先発が予想され、スタメン起用が続きそうだ。

 

 マウンドの土が合わなかった。柔らかすぎる。だが、言い訳にはしなかった。先発したメッセンジャーは 7回を 6安打 4失点。悔しい「2敗目(6勝)」を喫した。

 「地方球場のような感覚があったけど、それは理由にはできない。ちょうど左足が着くところに掘れている部分があった」

 試合後、首をかしげながら明かした。敵地・ZOZOマリン。特有の海風が投手を苦しめることが多いが、メッセの敵は足元だった。柔らかいマウンドのせいか、ボールに力が伝わらない。 1回に高山の拙守もあり、 3失点。 1- 3と逆転されると、何度も足場をならした。

  1回、鈴木大地内野手に 2塁打を浴び、逆転されたランディ・メッセンジャー投手はがっくり=ZOZOマリンスタジアム

 三者凡退に仕留めたのは 4回と 6回のみで、 5度、得点圏に走者を背負う苦しい投球。これまで過去「3戦3勝」と相性のいい球場ではあったが、この日は持ち味を出せず。なんとか「4失点」に留め、「 1回だけでそれ以外はいい投球ができたと思う」と振り返った。

 ハーラー単独トップとなる「7勝」目と日本球界通算「80勝」目とはならなかったが、大崩れしたわけではない。球場が変われば、また快投を見せてくれるはず。「切り替えて、か?」という問いに「オフコース」とうなずく右腕の目は、次戦を見据えていた。

 

 阪神はロッテに交流戦初黒星を喫し、 2日から北海道日本ハムを甲子園に迎える。大阪桐蔭高時代、甲子園で大暴れした中田翔内野手(28)が凱旋。2007年の高校生ドラフトで 1巡目で指名した阪神は今季終盤国内フリーエージェント(FA)権を取得見込みのかつての恋人の動向に注目していることが 1日までに判明。見逃せない「3連戦」となる。

 かつての恋人が甲子園に帰ってくる。パの最下位ロッテに敗れた阪神は 2日に帰阪し、昨年の日本一チーム、北海道日本ハムを本拠地に迎える。

 昨年交流戦で「3連敗」したロッテに 2勝 1敗と勝ち越した金本監督は「いや、それは特には(感想は)ないですけどね」と特別な関心を示さず。次なる戦いに気持ちを向けていた。仕切り直しの交流戦第 2カードは、オフのストーブリーグをにらんだマッチアップとなる。阪神は調子を上げてきた和製大砲、中田の動向に大注目する。

 阪神は今オフの補強について具体的には動き出していないが、球団関係者によると、昨年始めから2017年シーズンで国内FA権を取得見込みの中田の動向について注目しているという。北海道日本ハムの背番号「6」は2007年 1月の年賀式で当時の宮崎オーナーが「球団を挙げて大阪桐蔭高の中田君を獲りに行く」と宣言した意中の人だ。

 大阪桐蔭高で甲子園での 4発を含む高校通算「87本塁打」を放った逸材は、ドラフトで 4球団競合の末、入団した北海道日本ハムで着実に成長。2015年には「30本塁打」を放ち、2014、2016年には打点王を獲得した。今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では「5番」を打ち、大会中、「3本塁打、8打点」の成績を残し、筒香(DeNA)と強力なクリーンアップを形成した。

 注目の今シーズンはけがで序盤離脱したが、すぐに復帰し、調子も上げてきた。 1日のDeNA戦(札幌ドーム)では 3回に「5号2ラン」を放った。上り調子で甲子園に乗り込む。

 阪神は右打者が手薄なチーム事情はここ数年も変わっておらず、通算 166本塁打の長距離打者は、浜風を本拠地とする球団にとって魅力的な存在だ。ただ、2015年オフに就任した金本監督は超変革を掲げ、若手を育ててチームを根底から変える方針で動き出した。

 阪神は今季終盤国内フリーエージェント権を取得見込みの北海道日本ハム・中田翔内野手の動向に注目

 若手が育つまでチームを支えるために、昨オフ糸井をオリックスからFAで獲得したばかり。球団関係者によると、現状ではチームは首位戦線で優勝争いを繰り広げており、本社-球団-現場で来季補強について具体的に話し合われていないという。指揮官が手塩にかけた中谷が今季「6発」、原口も 1塁専任で打力を磨いており、球団は現場の意向を踏まえて補強策について今後慎重に検討していく見通しだ。

 オフの去就について注目が集まる中田だが、シーズン中とあり、明らかにしていない。阪神側も本格調査に入るのかどうか、今後話し合われることになる。10年後も猛虎と中田の赤い糸はつながっているのか、いないのか-。いろんな意味で注目が集まる「3連戦」となる。

★フリーエージェント(FA)制度

 いずれの球団とも選手契約を締結できる権利。出場選手登録( 1軍登録) 145日を 1年と換算し、 国内FAは原則的に 8年(2008年以降ドラフトで入団した大学生・社会人は 7年)、海外は 9年に達 すると資格を取得できる。国内FA宣言選手として公示されると、翌日から前所属球団を含む全球 団と交渉可能となる。

◎中田 翔(なかた・しょう)

 内野手。1989(平成元)年 4月22日生まれ、28歳。広島県出身。大阪桐蔭高校時は 3度甲子園に出 場。2008年高校D 1巡目で北海道日本ハム入団。2010年 7月20日のロッテ戦(札幌ドーム)でプロ初 本塁打を放った。2014年と2016年に打点王を獲得。「ベストナイン4度、ゴールデングラブ賞2度」 受賞。2013年、2017年WBC日本代表に選出された。 1メートル83、 100キロ。右投げ右打ち。年 俸 2億8000万円。背番号「6」。

 

  6月に入るなり、パ・リーグ最下位球団に足下をすくわれるとはいったいどうなっているのでしょ う。いくら雨が降った後で、マウンドが緩んでいるとは言え…。今日からは、本拠地に戻り仕切り直しだ!

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 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

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◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!

◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!

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高山、課題の守備で好プレー!原口が先制弾!鳥谷が負傷前の姿で猛打賞!糸井、移籍後初4番で無安打!

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両先発がまずまずの立ち上がり。阪神岩貞祐太投手(25)は 3回を 1安打無失点。北海道日本ハム高梨裕稔投手(25)は 3回を 2安打無失点に抑えた。阪神が 4回に原口の左翼越え「4号ソロ」で先制。 5回には糸原健斗内野手(24=JX-ENEOS)の適時 2塁打で 1点を追加した。先発岩貞は 6回を 2安打無失点。阪神ラファエル・ドリス投手(29)は「3敗」目。金本知憲監督(49)が試合前練習のときに、北海道日本ハム・中田翔内野手(28)からあいさつされた。約 3分間、打撃ケージ裏で談笑。阪神は今オフのFA補強の方針をまだ固めていないが、今季終盤に中田が取得する見込みのFA権の行方には注目している。

阪神「2番」上本博紀内野手(30)が今季 3度目の「猛打賞」をマークした。初回の 1打席目から左前打を放つと、その後も中前打、右前打と広角に打った。 4打席目も四球を選び、全打席で出塁。打率は 3割 3厘と大台に乗せた。

高山俊外野手(24)が美技を披露した。 1点をかえされた直後の 7回一死 1、 2塁。代打・矢野の鋭い打球に猛ダッシュしてナイスキャッチ。前日 1日のロッテ戦では 1回の守備で風であおられた打球を捕り損ねていたが(記録は適時打)、名誉挽回の守備を見せた。打っても 5月21日のヤクルト戦(神宮)以来、今季 3度目の猛打賞。攻守に奮闘したが、敗戦に無言で引き揚げた。

原口文仁捕手(25)が「4号先制ソロ」を放った。 4回一死、北海道日本ハム先発高梨の 2球目を強振。右打席から引っ張ったライナー性の打球は、切れることなく左翼ポール際に吸い込まれた。阪神は 6試合連続で先制点をあげることに成功した。あわてて走り出そうとしてやめた。左翼ポールの右、フェンスの向こうへ。原口らしい体に巻きつくようなスイングで、力強く運んだ。復活の24打席ぶり「4号弾ソロ」が、V弾となるはずだった。 1ボールからの 2球目。低めの 135キロにバットを伸ばし、弾丸ライナーでポール際へ押し込んだ。一発のみの 4打数 1安打で敗れ、悔しさの方が強く残った。マルチ安打は、 5月も 1度だけ。打ちまくって地位をつかみ、次こそ虎を勝たせる。

顔面死球を受けていた鳥谷敬内野手(35)が完全復活だ。この日は前日 1日ロッテ戦までヘルメットに付けていたフェースガードを外し、負傷前の姿で甲子園の復帰先発に臨んだ。 4回、 1点を先制した直後に詰まりながらも中前へ落とすと、 6、 8回は右前にクリーンヒット。 4月 4日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)以来、約 2カ月ぶりとなる今季 2度目の 3安打猛打賞をマークした。

糸井嘉男外野手(35)が、移籍後初の「4番」に座った。今季は主に「3番・センター」での出場を任されていたが、この日は本来の「4番」福留が休養日。今季50試合目にして、「阪神第99代目」の「4番」を託された。 5回、二死 3塁の 3打席目に空振り三振を喫すると、 7回にも二死 1、 3塁で空振り三振。 9回も空振り三振で最終打者になった。

再昇格し、先発した岩貞は 6回 1/3を 3安打 1失点と好投も「3勝」目ならず。試合後は肩を落とした。

阪神の守護神ラファエル・ドリス投手がつかまって逃げ切りに失敗した。 2- 1と 1点リードの 9回。先頭レアードの内野安打から一死 2、 3塁とすると、中島卓にセフティースクイズを決められて同点。さらに代打松本に左翼線に勝ち越しの 2点適時打を浴びた。阪神は北海道日本ハムに 2- 4で逆転負け。 1点差の 9回に登板したラファエル・ドリス投手が、 3安打 3失点の背信投球。この日は広島が負けただけに、勝っていれば奪首だったのに…。試合後、クラブハウスへと向かう道中。その目は悔しさで充血していた。 5月28日のDeNA戦(甲子園)以来のマウンドだったが、責任を一身に背負った。 3失点は 4月29日の中日戦(甲子園)以来、今季 2度目。それからこの日まで 9試合連続無失点と抜群の安定感を誇り、リーグ最多の「17セーブ」。守護神として厚い信頼を得てきたが、この日はまさかの乱調となった。次回登板で、名誉挽回といく。記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セ・パ交流戦:阪神2-4北海道日本ハム>◇2日◇阪神甲子園球場

 両先発がまずまずの立ち上がり。阪神岩貞は 3回を 1安打無失点。北海道日本ハム高梨は 3回を 2安打無失点に抑えた。

 阪神が 4回に原口の左翼越え「4号ソロ」で先制。 5回には糸原の適時 2塁打で 1点を追加した。先発岩貞は 6回を 2安打無失点。

 北海道日本ハムは 1点を追う 9回一死 2、 3塁から中島の犠打野選で同点。松本の 2塁打で勝ち越した。最後は増井が締め「3連勝」とした。

 北海道日本ハム玉井が「1勝」目、増井は「10セーブ」目。阪神ドリスは「3敗」目。

 試合前練習、談笑する金本知憲監督(左)と北海道日本ハム・中田翔内野手=阪神甲子園球場

 金本監督が試合前練習のときに、北海道日本ハム・中田からあいさつされた。約 3分間、打撃ケージ裏で談笑。阪神は今オフのFA補強の方針をまだ固めていないが、今季終盤に中田が取得する見込みのFA権の行方には注目している。金本監督は会話の内容を問われると「(同じ大阪桐蔭高出身の西岡)剛の悪口をいっとったんや」とジョークを飛ばしていた。

 

 1回表阪神無死、上本博紀内野手は左前打を放った=阪神甲子園球場

 阪神「2番」上本が今季 3度目の「猛打賞」をマークした。初回の 1打席目から左前打を放つと、その後も中前打、右前打と広角に打った。 4打席目も四球を選び、全打席で出塁。打率は 3割 3厘と大台に乗せたが、チームの敗戦もあり、言葉を発することなく球場を後にした。

 

  1回、高山俊外野手が安打を放った=阪神甲子園球場

 高山が美技を披露した。 1点をかえされた直後の 7回一死 1、 2塁。代打・矢野の鋭い打球に猛ダッシュしてナイスキャッチ。前日 1日のロッテ戦では 1回の守備で風であおられた打球を捕り損ねていたが(記録は適時打)、名誉挽回の守備を見せた。打っても 5月21日のヤクルト戦(神宮)以来、今季 3度目の猛打賞。攻守に奮闘したが、敗戦に無言で引き揚げた。

  2回表北海道日本ハム一死 1塁、大野奨太捕手の打球を前に出て捕球する左翼手高山俊外野手=阪神甲子園球場

 高山俊外野手(24)が課題としていた守備で、前日のミスを取り返した。

  2回一死 1塁、北海道日本ハム 7番大野の打球はレフトへ。左翼手の手前に落ちるかと思われた当たりを、高山が前進してスライディングキャッチした。 5月19日以来の登板となる先発岩貞を助ける好プレーに甲子園が沸いた。

 高山は前日 1日のロッテ戦で飛球に対して猛チャージで前進するも、ZOZOマリンの風に苦しみ、あと 1歩のところで飛球を捕ることができず、失点につながっていた。

 

 原口文仁捕手は 4回、左翼ポール際へ先制の「4号先制ソロ」を放った=阪神甲子園球場

 原口文仁捕手が「4号先制ソロ」を放った。

  4回一死、北海道日本ハム先発高梨の 2球目を強振。右打席から引っ張ったライナー性の打球は、切れることなく左翼ポール際に吸い込まれた。

 「打ったのはストレート。 1打席目タイミングが早かったので、しっかり修正して打席に入りました。少しバットの先だったので切れずにいいところに飛んでくれました」。

 阪神は 6試合連続で先制点をあげることに成功した。

  4回、原口文仁捕手が本塁打を放った=阪神甲子園球場

 あわてて走り出そうとしてやめた。左翼ポールの右、フェンスの向こうへ。原口らしい体に巻きつくようなスイングで、力強く運んだ。復活の24打席ぶり「4号弾ソロ」が、V弾となるはずだった。

 「 1打席目はタイミングが早かったので、修正して打席に入りました。少しバットの先だったので、切れずにいいところに飛んでくれました」

  0- 0の 4回一死。北海道日本ハム先発の昨季パ・リーグ新人王、高梨を打ちあぐねていたが、ついに捕まえた。遊ゴロに倒れた第 1打席の反省を胸に打席へ。「ポイントを近くしました。それで飛んでくれた」。 1ボールからの 2球目。低めの 135キロにバットを伸ばし、弾丸ライナーでポール際へ押し込んだ。

  4回裏阪神、先制の左越え本塁打を放った原口文仁捕手=阪神甲子園球場

  5月17日の中日戦(甲子園)以来16日ぶり、出場10試合ぶりのアーチ。前カードのロッテ戦(ZOZOマリン)での出番は前日 1日に代打で凡退した 1打席のみで、 4試合ぶりの「5番・1塁」での先発出場だった。なかなか状態を上げられずベンチを温める日々が続いたが、悔しさをバットに込めて結果に変えた。

 この日は福留の今季 4度目の「休養日」だったが、 4番は糸井だった。昨季は 5度、今季もシーズン序盤に 2度、代役を任されたのは原口だったが、中谷の台頭を許したばかりか、超人の力に“頼る”ことになってしまった。今度こそ、この一発をきっかけとし「大砲候補」から真の大砲へ脱皮してみせる。

 「 2、 3本出せるようにしないといけない。もう少しのところ。ミスショットしないようにしたい。ファウルで粘れてはいるので、ヒットにできるようにしたい」

 一発のみの 4打数 1安打で敗れ、悔しさの方が強く残った。マルチ安打は、 5月も 1度だけ。打ちまくって地位をつかみ、次こそ虎を勝たせる。

 

  6回、安打を放った鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場

 顔面死球を受けていた鳥谷敬内野手が完全復活だ。

 この日は前日 1日ロッテ戦までヘルメットに付けていたフェースガードを外し、負傷前の姿で甲子園の復帰先発に臨んだ。

  4回、 1点を先制した直後に詰まりながらも中前へ落とすと、 6、 8回は右前にクリーンヒット。 4月 4日ヤクルト戦(京セラドーム大阪)以来、約 2カ月ぶりとなる今季 2度目の猛打賞をマークした。「(フェースガードが外れ)なければない方がいいので」と話した。鳥谷は 5月24日巨人戦(甲子園)の 5回、吉川光の投球が顔面に直撃し、鼻骨を流血骨折していた。翌25日から鼻を覆うフェースガードでプレー。その後、ヘルメットに付けるタイプに切り替えていた。

  9回裏阪神一死、猛打賞となる右前打を放った鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場

 鳥谷が 4月 4日のヤクルト戦(神宮)以来となる今季 2度目の 3安打猛打賞。「ラッキーな当たりもあったので」と話したが、休養のため福留を欠く打線で、存在感を見せつけた。さらに 5月24日の巨人戦(甲子園)で死球による鼻骨骨折から、初めて特注ヘルメットを外して打席へ。「なければない方がいい」とサラリ。逆転負けの中での好材料だった。

 

  1回裏阪神二死 1塁、中飛に倒れた「4番」糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 糸井嘉男外野手が、移籍後初の「4番」に座った。

 今季は主に「3番・センター」での出場を任されていたが、この日は本来の「4番」福留が休養日。今季50試合目にして、「阪神第99代目」の「4番」を託された。

  9回裏阪神二死 1、 3塁、糸井嘉男外野手は好機に空振り三振で試合終了=阪神甲子園球場

 移籍後初の「4番」を務めた糸井嘉男外野手は 5打数無安打、 3三振だった。

  5回、二死 3塁の 3打席目に空振り三振を喫すると、 7回にも二死 1、 3塁で空振り三振。 9回も空振り三振で最終打者になった。糸井は「僕が打っていれば、ですね」と話した。

 

 投球する先発の岩貞祐太投手=阪神甲子園球場

 再昇格し、先発した岩貞は 6回 1/3を 3安打 1失点と好投も「3勝」目ならず。試合後は「投球の内容としては継続していきたいと思えるものでしたが、 7回まで投げきれていないので…。先発としてあとアウト 2つくらいとりたかったです」と肩を落とした。課題とされていた立ち上がりをしっかり抑えるなどファームでの調整の成果を証明。金本監督は「意味のある抹消期間にしてくれて、次にめどが立った」とうなずいた。

 

  9回表北海道日本ハム一死 2塁、北海道日本ハムに勝ち越しを許し、ぼうぜんとする守護神ラファエル・ドリス投手=阪神甲子園球場

 阪神の守護神ラファエル・ドリス投手がつかまって逃げ切りに失敗した。

  2- 1と 1点リードの 9回。先頭レアードの内野安打から一死 2、 3塁とすると、中島卓にセフティースクイズを決められて同点。さらに代打松本に左翼線に勝ち越しの 2点適時打を浴びた。ドリスは「自分としては切り替えてやれることをやっていきます」と悔しさをにじませた。

 ラファエル・ドリス投手(左)は四球でピンチを広げ、中島のスクイズで同点に追いつかれた=阪神甲子園球場

 阪神は北海道日本ハムに 2- 4で逆転負け。 1点差の 9回に登板したラファエル・ドリス投手が、 3安打 3失点の背信投球。この日は広島が負けただけに、勝っていれば奪首だったのに…。守護神はリーグ最多の「17セーブ」をあげており、たまたまの乱調と信じたい。次はピシッと抑えてや!

  9回。スクイズを決められて同点に追いつかれると、ドリスの表情がみるみるこわばった。次第に大きくなっていく甲子園のざわめきのなか、必死に腕を振ったが、動揺を隠しきれなかった。

 「登板間隔があいたところもあったが、結局は自分の投球ができなかったです」

 ドリス投手は四球でピンチを広げ、中島卓也内野手のスクイズで同点に追いつかれる=阪神甲子園球場

 試合後、クラブハウスへと向かう道中。その目は悔しさで充血していた。 5月28日のDeNA戦(甲子園)以来のマウンドだったが、責任を一身に背負った。

  1点リードでマウンドに上がった。先頭のレアードに初球を強振され、遊撃内野安打を許す。続く大田にはストレートの四球。大野に犠打を決められて一死 2、 3塁となった。ここで中島にスクイズを決められて同点。さらに代打・松本の 3塁線を破る勝ち越し 2点 2塁打を浴びた。

  3失点は 4月29日の中日戦(甲子園)以来、今季 2度目。それからこの日まで 9試合連続無失点と抜群の安定感を誇り、リーグ最多の「17セーブ」。守護神として厚い信頼を得てきたが、この日はまさかの乱調となった。

  9回、北海道日本ハム・松本剛外野手に適時 2塁打を浴びたラファエル・ドリス投手=阪神甲子園球場

 香田投手コーチは「彼もずっと頑張ってきてくれていた」と前置きしたうえで、大田への四球について「大いに反省してもらいたい。 1点を争う試合をしているから。ミスをしてはいけない」と指摘。金本監督は「追加点がとれなかったということもあるんだけど、逆にあの(ドリスを投入する勝ち)パターンで負けたら、ショックは確かにあるけど。ま、仕方がないというところもある」と複雑な胸中を口にした。

 チーム一、陽気な性格の持ち主。「切り替えて、自分のできることをやっていきたい」と絞り出した。ここまで築き上げてきた実績は、一度の失敗くらいで揺らぐものではない。次回登板で、名誉挽回といく。

 

 全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

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阪神が守備妨害指摘もリプレー検証で判定変わらず!糸井が反撃のタイムリー!高橋が3連続K斬り!

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北海道日本ハムが初回、近藤健介外野手(23)の適時打とレアードの犠飛で 2点を先制した。阪神は 3回に糸井嘉男外野手(35)の適時打で 1点を返した。阪神が 4回に逆転した。先頭の鳥谷敬内野手(35)が 2塁と右翼の間に落ちる 2塁打で出塁し、一死 3塁から岡崎太一捕手(33)がプロ初本塁打を放った。阪神は 8回にも加点。継投でリードを守り、連敗を「2」で止めた。先発の青柳晃洋投手(23)は今季「2勝」目。阪神ドリスは「18セーブ」目。守備妨害の有無を巡ってリプレー検証が実施される場面があった。阪神が 1点リードで迎えた 6回の守備。一死 1、 2塁から北海道日本ハム大野の遊ゴロで 2塁封殺。 2塁ベースカバーに入った上本博紀内野手(30)が 1塁に転送したがセーフだった。直後に阪神ベンチの指摘があり、 1塁走者大田のスライディングが、守備妨害に当たるかが検証された。

糸井嘉男外野手が反撃のタイムリーを放った。 2点を追う 3回、一死 2塁から、北海道日本ハムの先発ルイス・メンドーサ投手(33)のストレートを詰まりながらもセンター前へ落とし、 2塁走者をホームへ迎え入れた。先発青柳が 1回に 2点を先制されていただけに、糸井の一打に甲子園の阪神ファンは大喜びだった。悔しさは打って晴らすしかない。逆襲に燃える「7」の背中が、虎を逆転へ導いた。糸井の11打席ぶり安打が、反撃開始の適時打になった。今度こそ、完全復活だ。オリックス時代も通算打率 0.647と打ち込んでいたメンドーサに先陣を切って斬りかかった。これが、 6月初安打。 5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、 3試合11打席ぶりの快音だった。本塁への返球の間に、猛然と 2塁へスライディング。ふがいなかった自分自身を振り払うような、荒々しいスイングと走りだった。28打席連続無安打を止めたときと同じように、 5試合ぶりに「1番」で起用した金本監督は、気分転換だったのか、と問われうなずいた。糸井も打棒の“湿り気”を今度こそ飛ばすため、普段行っているバットの天日干しをさらに強化。試合用バットを関係者の手によって、 1塁側アルプススタンド最上段で干した。ゲームの流れを変えたのは、必死で自らを変えようとした糸井に違いなかった。

岡崎太一捕手が、プロ初本塁打を放った。 1点を追う 4回一死 3塁で、北海道日本ハム・メンドーサのチェンジアップをとらえ、左翼ポール際へ運ぶ逆転の2ラン。岡崎にとってプロ13年目、通算 131打席目での待望の 1発だった。試合後のお立ち台では、本塁打の感触を問われ「最高でした!」。本塁打を打った後も表情を変えず、 5人の投手をリードし勝利に導いた。ホームランボールは、苦労をかけた家族にささげるつもりだ。今季最多 4万6720人が劇弾の証人だ!岡崎太一捕手がプロ13年目で初本塁打となる「2ラン」を放ち、北海道日本ハムに逆転勝ちした。金本知憲監督(49)も「一世一代やねぇ」とあ然!?とした苦労人の大活躍で、連敗を「2」でストップ。首位広島との「1ゲーム」差を死守した。打った岡崎すら“パニック”になった。信じられないような放物線が夜空に描かれる。タテジマに袖を通し、苦節13年目。初めて、ゆっくりダイヤモンドを一周だ。2005年に松下電器から自由枠で入団も、矢野燿大捕手(48=現・阪神一軍作戦兼バッテリーコーチ)、城島健司捕手(40)の牙城を崩せず出番は激減。2013、2014年と 2年連続 1軍出場ゼロ。整理対象選手にもなった。金本監督が昨季就任し「正捕手は競争」という言葉に燃えた。どんな状況でも出たい。外国人投手限定でもいい。英会話の勉強を始め、通訳も質問攻めにした。 9回は、中田の捕邪飛をよろめきながらキャッチ。ウイニングボールを手にする瞬間まで笑顔を封印したのは、扇の要としての責任感だ。感情が胸を突き上げても涙腺だけは守った。貯金は再び「9」。笑いじわが、カクテル光線に照らされた。野球の神様はいた。

青柳晃洋投手が初回の失点を反省した。先頭打者を内野安打で出すと、次打者の送りバントを捕った青柳が 1塁へ悪送球。無死 1、 3塁とピンチを広げ、近藤の適時打などで 2点を先制された。ただ、 2回以降は立ち直り、 6回途中 2失点(自責点0)で勝利投手の権利を持って降板。先発の青柳は粘り強く投げ、 5回 2/3を 4安打 2失点。 2回以降は打たせて取る投球で、今季「2勝」目を挙げた。立ち上がりは、またか…という暗雲だった。 1回、先頭の西川遥輝外野手(25)に内野安打で出塁を許すと、続く中島卓也内野手(26)の投前犠打を 1塁へ悪送球。無死 1、 3塁のピンチを招くと、近藤健介外野手(23)に右前適時打されるなど、簡単に 2点を失った。これで今季 4失策目。課題を解消できなかったが、悪い流れを自ら断ち切ったのは成長の証か。

高橋聡文投手(34)が 3者連続のK斬りで北海道日本ハム打線を沈黙させた。 1点リードの 7回に登板し、中島を見逃し、近藤、中田を空振り三振に仕留めた。左足が無意識に跳ね上がるほど躍動感にあふれた。セットアッパーの高橋が、圧巻の「3者三振」。前夜に続いて終盤の逆転劇を狙った北海道日本ハムの気持ちを刈り取るような、ピッチングだった。岡崎と並んだお立ち台で胸を張った。 1点リードの 7回に登板し、先頭の中島を直球で見逃し三振。 4番の中田も直球で空振り三振。自身の連続無失点を10試合に伸ばし、たすきをつないだ。チーム防御率は2.94と、セ・リーグ唯一の 2点台。指揮官は絶大な信頼を寄せた。岡崎の「プロ1号」のリードを守り抜いた強固なリリーフ陣が、これからも虎に勝利を呼びよせる。記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セ・パ交流戦:阪神 4- 2北海道日本ハム>◇ 3日◇阪神甲子園球場

 北海道日本ハムが初回、近藤の適時打とレアードの犠飛で 2点を先制した。阪神は 3回に糸井の適時打で 1点を返した。

 阪神が 4回に逆転した。先頭の鳥谷が 2塁と右翼の間に落ちる 2塁打で出塁し、一死 3塁から岡崎がプロ初本塁打を放った。

 阪神は 8回にも加点。継投でリードを守り、連敗を「2」で止めた。先発の青柳は今季「2勝」目。北海道日本ハムの連勝は「3」で止まった。阪神ドリスは「18セーブ」目、北海道日本ハム・メンドーサは「4敗」目。

  8回裏阪神二死 1塁、中前打を放った岡崎太一捕手=阪神甲子園球場

 守備妨害の有無を巡ってリプレー検証が実施される場面があった。

 阪神が 1点リードで迎えた 6回の守備。一死 1、 2塁から北海道日本ハム大野の遊ゴロで 2塁封殺。 2塁ベースカバーに入った上本が 1塁に転送したがセーフだった。直後に阪神ベンチの指摘があり、 1塁走者大田のスライディングが、守備妨害に当たるかが検証された。結局、判定通り二死 1、 3塁で再開された。

  6回表北海道日本ハム一死 1、 2塁、大野の打球を捕球した糸原健斗内野手から送球を受け、 1塁へ転送した上本博紀内野手だが、足元には 1走大田泰示外野手が滑り込んでいた=阪神甲子園球場

 

  3回裏阪神一死 2塁、糸井嘉男外野手は中前適時打を放った=阪神甲子園球場

 糸井嘉男外野手が反撃のタイムリーを放った。

  2点を追う 3回、一死 2塁から、北海道日本ハムの先発メンドーサのストレートを詰まりながらもセンター前へ落とし、 2塁走者をホームへ迎え入れた。先発青柳が 1回に 2点を先制されていただけに、糸井の一打に甲子園の阪神ファンは大喜びだった。

  3回に反撃の適時打を放った糸井嘉男外野手。「1番」で復活だ=阪神甲子園球場

 悔しさは打って晴らすしかない。逆襲に燃える「7」の背中が、虎を逆転へ導いた。糸井の11打席ぶり安打が、反撃開始の適時打になった。今度こそ、完全復活だ。

 「きょうはもう(岡崎)太一でしょう。自分とかじゃない」

 主演ではない、と多くは語らなかったが、逆転劇の幕を開けたのは間違いなく超人のバットだ。 0- 2の 3回先頭で、その岡崎が右前打。青柳の投前犠打で一死 2塁となり、打席が巡ってきた。カウント 2- 1から、内角低め 142キロを思い切り振り抜く。やや詰まったが、緩い弧を描いた打球が中前へ落ち、 2走・岡崎が一気に生還した。

 「打者有利なカウントで、走者をかえす事だけ考えて打ちました」

  3回、適時打を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 オリックス時代も通算打率 0.647と打ち込んでいたメンドーサに先陣を切って斬りかかった。これが、 6月初安打。 5月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、 3試合11打席ぶりの快音だった。本塁への返球の間に、猛然と 2塁へスライディング。ふがいなかった自分自身を振り払うような、荒々しいスイングと走りだった。

 前夜は虎で初めて4番に座ったが、期待に応えられず。 5打席凡退。得点圏に走者を置いた場面はすべて三振に倒れた。「僕が打っていれば…」。一夜明けても、何も気持ちは変わっていなかった。この日は練習前に取材を受ける予定があったが「申し訳ないですけど、インタビューを受けている場合じゃない。練習せなアカン」と言い残し、室内練習場に消えたという。チームのために、復活する必要があった。

  7回、内野安打を放った糸井嘉男外野手=阪神甲子園球場

 28打席連続無安打を止めたときと同じように、 5試合ぶりに「1番」で起用した金本監督は、気分転換だったのか、と問われ「そうですね。そうですね」とうなずいた。糸井も打棒の“湿り気”を今度こそ飛ばすため、普段行っているバットの天日干しをさらに強化。試合用バットを関係者の手によって、 1塁側アルプススタンド最上段で干した。

  7回一死の第 4打席でも投手への内野安打で 1塁へ猛然とかけ、チーム最多15度目のマルチ安打。二死となると、鮮やかに 6盗塁目も決めた。ゲームの流れを変えたのは、必死で自らを変えようとした糸井に違いなかった。

 談笑する糸井嘉男外野手(左)と北海道日本ハム・中田翔内野手=阪神甲子園球場

★前夜の糸井嘉男外野手

 福留の休養日で、自身 3年ぶり、阪神移籍後では初めて「4番(第99代)」を託されたが、 5打数無安打 3三振。 4度、走者を置いた場面で打席に立ちながら結果を出せず。 2- 4で逆転負けした試合後は「僕が打っていれば…ですね」と悔しそうに話した。

◇データBOX◇

◎…糸井の「1番」での出場は、 5試合ぶり今季 5度目。

◎…オリックス時代の昨年まで 3年間、北海道日本ハム・メンドーサとの通算対戦成績は、17打数11安打(打率 0.647)。 3本塁打、 8打点、 3本塁打、 8四死球と“カモ”にしていた。

 

 岡崎太一捕手が、プロ初本塁打を放った。

  1点を追う 4回一死 3塁で、北海道日本ハム・メンドーサのチェンジアップをとらえ、左翼ポール際へ運ぶ逆転の2ラン。岡崎にとってプロ13年目、通算 131打席目での待望の 1発だった。

  4回裏阪神一死 3塁、岡崎太一捕手は「プロ1号となる左越え2点本塁打」を放った=阪神甲子園球場

 試合後のお立ち台では、本塁打の感触を問われ「最高でした!」。 2日の試合でスクイズを失敗したことを振り返り「絶対にやり返すんだという強い気持ちで打席に入りました」と話した。本塁打を打った後も表情を変えず、 5人の投手をリードし勝利に導いた。試合後は「ホッとしました。勝ててよかった」と笑った。ホームランボールは「家で家族が待ってると思うんで、家族に見せたいと思います」と、苦労をかけた家族にささげるつもりだ。

  3回、安打を放った岡崎太一捕手=阪神甲子園球場

 まさか…いや、今季最多 4万6720人が劇弾の証人だ! 阪神は岡崎太一捕手がプロ13年目で初本塁打となる「2ラン」を放ち、北海道日本ハムに逆転勝ちした。金本知憲監督も「一世一代やねぇ」とあ然!? とした苦労人の大活躍で、連敗を「2」でストップ。首位広島との「1ゲーム」差を死守した。

 打った岡崎すら“パニック”になった。ベンチでは金本監督、そして、 4万6720人の観衆が目を丸くした。信じられないような放物線が夜空に描かれる。タテジマに袖を通し、苦節13年目。初めて、ゆっくりダイヤモンドを一周だ。

 「ちょっと…ワケわからなかったんで。(ホームランボールは)家族が家で待っていると思うので、家族にみせたいと思います。最高でした!」

 苦節13年-。岡崎太一捕手が 4回、「逆転2ラン」を放った=阪神甲子園球場

 2001年、奈良・智弁学園高時代の選抜以来となる甲子園での一発は 1点を追う 4回一死 3塁だ。メンドーサのチェンジアップに 2球連続空振り。前夜は同じ状況でスクイズを失敗。またか…。しかし 4球目の高めチェンジアップを一閃。奇跡の「逆転2ラン」だ。

 金本監督は「一世一代やねぇ。あ然(笑)。何が起きたのか一瞬わからなかった。うれしい誤算。生涯最高で最後にならないように、また頑張ってほしい」と“最大級”の賛辞を贈った。

 「僕、お立ち台で(スクイズ失敗の分を)『やられたらやり返す』といいましたが、自分でやらかしたんで。絶対に取り返すという気持ちでやりました」

 2005年に松下電器から自由枠で入団も、矢野、城島の牙城を崩せず出番は激減。2013、2014年と 2年連続 1軍出場ゼロ。整理対象選手にもなった。金本監督が昨季就任し「正捕手は競争」という言葉に燃えた。どんな状況でも出たい。外国人投手限定でもいい。英会話の勉強を始め、通訳も質問攻めにした。「ドミニカ共和国の選手も、だいたいは米国を経由している」と他球団のナニータにも話しかけて、学んだ。

  9回二死 2、 3塁で中田翔内野手の捕邪飛をキャッチする岡崎太一捕手=阪神甲子園球場

 泥臭く、ひたむきに。周囲から「永遠の若手」といわれ始めた。そんな姿を指揮官は高く評価し、イジられ役にも“任命”。試合前時点の打率は 0.077。岡崎のフリー打撃が始まると指揮官はベンチ裏に引っ込む。「なぜか太一の打撃になると(古傷の)膝が痛くなるんよなぁ」。たまにケージ裏で見守っていても「(サングラスの奥で)目はつぶっていた」とニヤリ。それでも、梅野を外しての 2試合連続スタメン起用は、青柳、岩貞、小野ら苦しむ若手の再生役としての、大きな期待の表れだった。

  9回は、中田の捕邪飛をよろめきながらキャッチ。ウイニングボールを手にする瞬間まで笑顔を封印したのは、扇の要としての責任感だ。

 家に帰れば 1男 2女のパパ。「しんどいときばっかりで、全然いい思いをさせてないんですけど、これからまたしんどい思いをさせると思うんですけど、その中で恩返ししていきたいですね」。

 感情が胸を突き上げても涙腺だけは守った。貯金は再び「9」。笑いじわが、カクテル光線に照らされた。野球の神様はいた。

  4回、左越えの「2点本塁打」を放った岡崎太一捕手=阪神甲子園球場

★前夜の岡崎太一捕手

 「8番・捕手」でフル出場し、 4打数無安打。 2- 0の 6回一死 2、 3塁ではスクイズを空振りし、 3走・鳥谷が憤死した。 9回に守護神ドリスが 3失点して、 2- 4で逆転負け。金本監督は「俺の(サインを)出すタイミングが悪かった。あそこでワンバウンドが来るとは」とかばったが、本人は「何とかバットに当てないと。向こうはそれ( 9回にスクイズ成功)で 1点を取った」と猛省した。

★謙虚な男

 「サンスポさん、いませんか?」。2009年 2月、春季キャンプ中に岡崎に呼ばれた。「ありがとうございます。この間、 1面にしてくださって…。嫁さんや家族がすっごく喜んでくれていました。本当にありがとうございます」。あれから 8年。中堅からベテランの域に達しても、この姿勢は変わらない。重い荷物をスタッフが手伝おうとしても「僕はそんな選手じゃない」と断る。そんな男だ。

  4回、2点本塁打を放った岡崎太一捕手=阪神甲子園球場

◇データBOX◇

◎…岡崎がプロ13年目で初本塁打( 2軍では13本)。「プロ1号」が出るまでの最長は、近鉄・石山一秀捕手(1983年10月21日の阪急戦)の14年目。13年目は西武・田原晃司捕手(2005年 6月 9日のヤクルト戦)、広島・井生崇光外野手(2011年 7月15日の中日戦)に並ぶ 2番目に遅い記録。投手では、工藤公康(巨人)が2004年に23年目で放った。

◎…岡崎の 1試合 3安打は2009年 4月 7日の広島戦(甲子園)以来、 8年ぶり 2度目。

 

  1回表日本ハム無死 1塁、青柳晃洋投手は中島のバントした打球を 1塁へ悪送球=阪神甲子園球場

 青柳晃洋投手が初回の失点を反省した。先頭打者を内野安打で出すと、次打者の送りバントを捕った青柳が 1塁へ悪送球。無死 1、 3塁とピンチを広げ、近藤の適時打などで 2点を先制された。

 ただ、 2回以降は立ち直り、 6回途中 2失点(自責点0)で勝利投手の権利を持って降板。青柳は「立ち上がり自分のミスがあって失点してしまいましたが、 2回以降はゴロアウトを取ることを意識して、低めにボールを集めることで粘りの投球ができました。もっと長いイニングを投げていけるように頑張ります」と話した。

 投球する青柳晃洋投手=阪神甲子園球場

 先発の青柳は粘り強く投げ、 5回 2/3を 4安打 2失点。 2回以降は「(球を)低く低くということを意識しました」と打たせて取る投球で、今季\2勝」目を挙げた。

 「(岡崎が逆転 2ランで)自分のミスを取り返してくれて、うれしかったです」

 立ち上がりは、またか…という暗雲だった。 1回、先頭の西川に内野安打で出塁を許すと、続く中島の投前犠打を 1塁へ悪送球。無死 1、 3塁のピンチを招くと、近藤に右前適時打されるなど、簡単に 2点を失った。

 これで今季 4失策目。課題を解消できなかったが、悪い流れを自ら断ち切ったのは成長の証か。金本監督が「メンタルだと思うんで、しっかりと修正してほしい。(ただ)ああいうこと(失策)がありながらの『2勝』目。彼には勝ち運があるかと思います」と話せば、本人も「前回も今回も勝たしてもらった。次またチャンスがもらえれば、しっかりやりたいです」と前を向いた。

 

 高橋聡文投手が 3者連続のK斬りで北海道日本ハム打線を沈黙させた。

  1点リードの 7回に登板し、中島を見逃し、近藤、中田を空振り三振に仕留めた。お立ち台で「打てるもんなら打ってみろという気持ちで投げました」と振り返った。接戦での登板には「ブルペンではいつも投げたくないなと思ってるんですけど、試合に行くと、絶対に打たせないという気持ちで投げてます」と話した。

 お立ち台でポーズを決める岡崎太一捕手(右)と高橋聡文投手=阪神甲子園球場

 左足が無意識に跳ね上がるほど躍動感にあふれた。セットアッパーの高橋が、圧巻の「3者三振」。前夜に続いて終盤の逆転劇を狙った北海道日本ハムの気持ちを刈り取るような、ピッチングだった。

 「打てるものなら打ってみろ、という気持ちで投げました。自分の球を投げれば三振をとれると思って投げたので」

 岡崎と並んだお立ち台で胸を張った。 1点リードの 7回に登板し、先頭の中島を直球で見逃し三振。 4割バッターの近藤には「自分の真っすぐがどれくらい通用するか」と高め 135キロ直球で挑み、空振り三振に仕留めた。 4番の中田も直球で空振り三振。自身の連続無失点を10試合に伸ばし、たすきをつないだ。

  6回、投球した岩崎優投手=阪神甲子園球場

  8回をマテオがゼロに抑えると、 9回は守護神のドリス。前日 2日は 3失点で初のセーブ失敗。「バントや足を絡めてくるチームなので気をつけないと」と教訓を胸にマウンドに立ったが…。

 先頭の代打・松本に中前打を浴びた。西川にはセーフティーバントを決められ、無死 1、 2塁。「あの場面でバントは頭になかった」。前日の悪夢が頭をよぎったが、気持ちを切り替えた。

 一死 2、 3塁から、近藤をフォークで空振り三振に取るなど、無失点締め。金本監督も「よく踏ん張ってくれました」と胸をなで下ろした。

 チーム防御率は2.94と、セ・リーグ唯一の 2点台。特に「後ろの投手はずっといいので、安心しています」と指揮官は絶大な信頼を寄せた。岡崎の「プロ1号」のリードを守り抜いた強固なリリーフ陣が、これからも虎に勝利を呼びよせる。

 

 良い試合だった。こういう試合だったら、文句は無いでしょうね、

 これからも、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

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んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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阪神岡崎延長サヨナラ打!マテオ5勝!高山が先制適時打!鳥谷、交流戦通算安打数トップタイに並ぶ!

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夢のOB対決が実現した。朝日放送が企画した「サプライズ!6CH★66周年スペシャルウィーク」にて、阪神OBで日刊スポーツ評論家である桧山進次郎氏(47=韓国名は黄 進煥(ファン・ジナン)と関本賢太郎氏(38=本名:関本健太郎)が試合前イベントに登場。打席に立った桧山氏は高々とバットをあげて観客を沸かせた。関本氏が投じた初球は外角低めに外れボール。仕切り直した 2球目の直球を流し打ち。快音を響かせて打球をレフト線に落とした。

阪神が 3回に 1点を先制した。糸井嘉男外野手(35)の右前打と上本博紀内野手(30)の四球などで一死 1、 2塁とし、高山俊外野手(24)が中前に適時打を放った。北海道日本ハムが 6回に逆転した。阪神は 9回、北海道日本ハム守護神増井浩俊投手(32)の制球難から無死満塁のチャンスをつかむと、糸原健斗内野手(24)の 2ゴロ、原口文仁内野手(25)の適時打で追いつき、延長戦とした。阪神は延長11回一死満塁の好機に岡崎太一捕手(33)が左前へサヨナラ適時打。接戦を制した。プロ13年目となるベテランの連日の活躍で阪神が「2連勝」した。「逆転2ラン」の前日 3日に続き、 2日連続のヒーローとなった。マルコス・マテオ投手(33)が「5勝」目。北海道日本ハムは 6回に中田翔内野手(28)の適時打などで 2点を奪ったが、 9回にも 1点を追加。しかしその裏に登板した増井浩俊投手(32)が誤算。阪神が無死満塁から糸原の 2ゴロの間に 3走が生還。さらに代打・原口が中前適時打を放ち、土壇場で追いついた。岡崎は前日 3日の試合でもプロ初本塁打となる「2ラン」を放ち、逆転勝ちに貢献。金本知憲監督(49)と抱き合った苦労人はお立ち台で「最高です」と喜びを爆発させた。

糸井が虎移籍後初となる 2試合連続盗塁をマークした。 3回一死から右前打で出塁すると、続く上本への 4球目でスタート。今季「7盗塁」目で好機を拡大し、高山の中前打で先制のホームを踏んだ。超人の活躍もあり、チームは 2日連続で劇的な勝ち方。

高山俊外野手が先制適時打を放った。 3回一死 1、 2塁で打席へ。北海道日本ハム先発村田透投手(32)の 144キロを、センター前にはじき返した。

鳥谷敬内野手(35)が 4回に中安打を放ち、交流戦通算安打数をトップの和田一浩氏(44=元中日=愛称:ベンちゃん)と並ぶ交流戦通算「304」安打とし、歴代「1位」に立った。白球が中前で弾む。スコアボードには「H」ランプが灯った。先発・村田の初球、 137キロの直球をはじき返した。13年目を迎えたセ・パ交流戦の出場 306試合目で「1位」の数字に到達。通算「2000安打」までも、あと「79」とした。ベンチスタートの日には、試合前のアップメニューを変更し、腸腰筋(股関節周辺の筋肉)を鍛えるなど、常にコンディションによってベストな選択をしてきた。求められる役割にはしっかり応える。次はバントも決める。頼もしい虎の顔が、チームを支えている。

2点を追う 9回。北海道日本ハムの守護神・増井が先頭から 3者連続四球と乱れ、無安打で 1点差に追い上げた。なおも一死 1、 3塁で原口が打席へ。速球に狙いを定め、 1ボールからの外角低め 146キロにバットを伸ばす。痛烈なゴロが黒土を走った。ゲッツー狙いで中間守備を敷いていた遊撃・中島が飛び込んだが、わずかにグラブの右を抜けた。起死回生の中前同点打で、ドラマが待つ延長へつなげた。金本監督も迷いながらも勝負に出た。打席に入ろうとした梅野隆太郎捕手(25)を高代延博ヘッド(63)が呼び止めて耳打ちした後、少し遅れて「代打・原口」を告げた。 3試合ぶりに原口をベンチスタートとし、先発 1塁に中谷将大外野手(24)を置いたが、指揮官自身も以前から「勝負強さの原口。長打の中谷」と分析。土俵際で、頼もしい孝行息子が救った。もがきながらも、やるべきことを黙々とやる姿を、指揮官も見てくれている。もっと、期待に応えたい。

ベンチの金本監督が鬼の形相で飛び出した。左手を振り上げ、両手で「なんで?」のポーズ。そして今度は右手を振り上げ…。グラウンドに立ち止まり、叫ぶ。大歓声で聞こえるはずのない抗議の声。でも、誰にも思いは伝わっていた。なんであれがアウトやねん!延長11回無死 1、 2塁。代打・北條史也内野手(22)のバントが投前に転がった。エドウィン・エスコバー投手(25)は 3塁へ送球。微妙…。その瞬間はセーフにも見えた。が、嶋田 3塁塁審は「アウトッ!」。信じられない判定に、 3塁コーチャーズボックスの高代ヘッドは両手を挙げてぴょ~んと跳ねた。試合後は冷静に振り返った指揮官。が、その瞬間の“熱さ”はチームの闘志をさらに奮い立たせた。結果はサヨナラ劇。これぞまさしく陣頭指揮。超攻撃的姿勢で引き寄せた、熱き「1勝」だ。

岡崎太一捕手がサヨナラ打を放った。延長11回一死満塁。ここしかないという場面で背番号「57」は気合を入れた。北海道日本ハム 8番手エスコバーを相手にファウルで粘り、フルカウントに。そして13球目。打球は 3塁手のグラブをかすめ、レフト線に抜けていった。打った瞬間に右拳を 1塁側ベンチに向けて突き上げ、勝利の味をかみしめていた。ペットボトルを持って準備していた中谷、大和内野手(29)らチームメートがベンチから駆け寄り、祝福のシャワーをかけた。金本監督はグッと岡崎の体を持ち上げて、喜びを表現。岡崎のヘルメットを取って、何度も頭をなでた。 2人の、くしゃくしゃになった笑顔が喜びの大きさを物語っていた。前日 3日にプロ初本塁打を放っていた13年目の苦労人は、この日もお立ち台で光り輝いた。チームも貯金は再び「10」に乗り、球団史上、交流戦「開幕2カード連続勝ち越し」は初。12年ぶりとなるリーグ優勝へ。20日で34歳になるラッキーボーイが、何度もドラマをつむぐ。

小野泰己投手(23=富士大學)が 7回 2失点で降板した。 5回まで無失点の投球を披露するも、 6回に北海道日本ハム打線につかまった。プロ 3度目の先発登板も、勝ち星がつくことはなかった。 8回からは 2番手高橋聡文投手(34)がマウンドにあがった。“3度目の正直”の好投だった。D 2位・小野泰己投手が、自己最長 7回を投げて 2失点。勝利投手になれなかったが、敗戦投手にもならず、様々な思いが交錯する試合後だった。記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セ・パ交流戦:阪神 4- 3北海道日本ハム>◇ 4日◇阪神甲子園球場

 夢のOB対決が実現した。朝日放送が企画した「サプライズ!6CH★66周年スペシャルウィーク」にて、阪神OBで日刊スポーツ評論家である桧山進次郎氏と関本賢太郎氏が試合前イベントに登場。

 打席に立った桧山氏は高々とバットをあげて観客を沸かせた。関本氏が投じた初球は外角低めに外れボール。仕切り直した 2球目の直球を流し打ち。快音を響かせて打球をレフト線に落とした。桧山氏は「(初球は)打とうとしたら遠すぎた。あれ、 2塁打ですね」と振り返った。

 本塁打予告ポーズをとった桧山進次郎氏と、マウンドで振り返る関本賢太郎氏=阪神甲子園球場

 

 阪神が 3回に 1点を先制した。糸井の右前打と上本の四球などで一死 1、 2塁とし、高山が中前に適時打を放った。

 北海道日本ハムが 6回に逆転した。一死 2塁からレアードの中越え適時 2塁打で同点。中田の中前適時打で 2- 1とした。

 阪神は 9回、北海道日本ハム守護神増井の制球難から無死満塁のチャンスをつかむと、糸原の 2ゴロ、原口の適時打で追いつき、延長戦とした。

 阪神は延長11回一死満塁の好機に岡崎が左前へサヨナラ適時打。「逆転2ラン」の前日 3日に続き、 2日連続のヒーローとなった。阪神マテオが「5勝」目、北海道日本ハムのエスコバーは「2敗」目。

 5勝目を挙げた阪神マテオ=阪神甲子園球場

 阪神は同点で迎えた延長11回に途中出場の 9番・岡崎が左翼線にサヨナラ打を放ち、接戦を制した。33歳、プロ13年目となるベテランの連日の活躍で阪神が「2連勝」した。

 先制したのは阪神。 3回、一死から 1番・糸井が右前打で出塁すると 2盗。上本は四球を選んで 1、 2塁とすると、高山が相手先発の村田から中前適時打を放ち、糸井が生還した。

 北海道日本ハムは 6回に中田の適時打などで 2点を奪ったが、 9回にも 1点を追加。

 しかしその裏に登板した増井が誤算。阪神が無死満塁から糸原の 2ゴロの間に 3走が生還。さらに代打・原口が中前適時打を放ち、土壇場で追いついた。

 11回、サヨナラ打を放ち金本知憲監督と抱き合う岡崎太一捕手=阪神甲子園球場

 阪神は 3- 3の延長11回に一死満塁のチャンスを作ると、岡崎が北海道日本ハムの 8番手・エスコバーを相手に12球粘り、迎えた13球目の内角 144キロの直球を左翼線に運び、サヨナラ勝ちを決めた。岡崎は前日 3日の試合でもプロ初本塁打となる「2ラン」を放ち、逆転勝ちに貢献。金本監督と抱き合った苦労人はお立ち台で「最高です」と喜びを爆発させた。

☆阪神・金本知憲監督の話

 「なんか彼(岡崎)は人生変わってきた。 2つ続けてなんてね」

 

  3回、 2盗を決めた糸井嘉男外野手。 2戦連続は移籍後初だ=阪神甲子園球場

 糸井が虎移籍後初となる 2試合連続盗塁をマークした。 3回一死から右前打で出塁すると、続く上本への 4球目でスタート。今季「7盗塁」目で好機を拡大し、高山の中前打で先制のホームを踏んだ。超人の活躍もあり、チームは 2日連続で劇的な勝ち方。試合後は「よかった」とチームの勝利を喜び、クラブハウスへと引き揚げていった。

 

  3回裏阪神一死 1、 2塁、中前適時打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場

 高山俊外野手が先制適時打を放った。 3回一死 1、 2塁で打席へ。北海道日本ハム先発村田の 144キロを、センター前にはじき返した。

 「打ったのはツーシーム。先制のチャンスの打席でしたし、追い込まれてしまいましたが後ろにつなぐ意識を持って、なんとか打ちかえすことができました。ここからも集中して頑張ります」と先制打を振り返った。

 

  4回裏阪神無死、鳥谷敬内野手は中前安打を放った=阪神甲子園球場

 鳥谷敬内野手が 4回に中安打を放ち、交流戦通算安打数をトップの和田一浩氏(元中日)と並ぶ「304」とした。

  4回、中前打を放った鳥谷敬内野手。交流戦最多タイとなる快音を響かせた=阪神甲子園球場

 白球が中前で弾む。スコアボードには「H」ランプが灯った。メガホンを打ち鳴らす虎党の視線の先には、 1塁ベース上で表情一つ変えないクールな男。鳥谷が節目の一打を放った。交流戦通算「304」安打。和田一浩氏(元中日)と並び、歴代「1位」に立った。

 「記録? それは別にいいです」

 個人記録への執着心はない。求めるのはチームの勝利だけ。それはいつも変わらない。だが、積み重ねて来た安打の数は、チームに貢献してきた証だ。 4回の先頭だった。先発・村田の初球、 137キロの直球をはじき返した。13年目を迎えたセ・パ交流戦の出場 306試合目で「1位」の数字に到達。通算「2000安打」までも、あと「79」とした。

  6回、三振に倒れた鳥谷敬内野手=阪神甲子園球場

  2点を追う 9回も無死から福留、中谷に続いて四球を選び、同点機を演出。延長11回では、無死 1塁からバントのサインが。捕前に転がすと、大野が 2塁へ悪送球(記録は失策)。 2塁封殺を免れ、無死 1、 2塁と好機が広がった。だが、打球を殺しすぎ「あれは(相手の)バッテリーミスなんで。次はしっかり決めたい」と反省も忘れない。

 顔面死球により鼻骨を骨折しても、バットを持ち続けた現代の鉄人。ベンチスタートの日には、試合前のアップメニューを変更し、腸腰筋(股関節周辺の筋肉)を鍛えるなど、常にコンディションによってベストな選択をしてきた。求められる役割にはしっかり応える。次はバントも決める。頼もしい虎の顔が、チームを支えている。

 

 真っすぐに気持ちをぶつけた。地をはう同点打が抜けていくのを見届け、原口は何度も手をたたいた。ベンチでも全員が声を上げ、こぶしを突き上げる。だれもあきらめていなかった。期待された通りの勝負強さで、劇的勝利へつないだ。

 「一番いい真っすぐを打ち返したいという気持ちでした。なんとか 3塁ランナーをかえしたかった」

  2点を追う 9回。北海道日本ハムの守護神・増井が先頭から 3者連続四球と乱れ、無安打で 1点差に追い上げた。なおも一死 1、 3塁で原口が打席へ。速球に狙いを定め、 1ボールからの外角低め 146キロにバットを伸ばす。痛烈なゴロが黒土を走った。ゲッツー狙いで中間守備を敷いていた遊撃・中島が飛び込んだが、わずかにグラブの右を抜けた。起死回生の中前同点打で、ドラマが待つ延長へつなげた。

  9回、同点打を放った原口文仁内野手。代打で勝負強さをみせた=阪神甲子園球場

 金本監督も迷いながらも勝負に出た。打席に入ろうとした梅野を高代ヘッドが呼び止めて耳打ちした後、少し遅れて「代打・原口」を告げた。「そのまま梅野で、というのもあったんですが、とっさに片岡(打撃)コーチも原口で勝負をかけようかと。よく打ってくれました」。 3試合ぶりに原口をベンチスタートとし、先発 1塁に中谷を置いたが、指揮官自身も以前から「勝負強さの原口。長打の中谷」と分析。土俵際で、頼もしい孝行息子が救った。

 試合開始 5時間前、原口はいつも聖地を独り占めする。「天気がいいのに、室内でアップをしたらもったいない気がして」と、緑の芝の上でじっくり体を温める。この日は午前 9時すぎから右翼スタンドの階段をランニング。 4月のある日には、たまたま早く来ていた金本監督から「今の俺でもグッチになら(脚力で)勝てるぞ!」とイジられ、満面の笑みで返した。もがきながらも、やるべきことを黙々とやる姿を、指揮官も見てくれている。もっと、期待に応えたい。

  9回、適時打を放った原口文仁内野手=阪神甲子園球場

 「与えられたところで何とか結果を出して、試合に出られるように。がんばります」

 岡崎の劇打の直前。延長11回一死 1、 2塁では、あわや併殺の遊ゴロを打ち、敵失で満塁にはなったがヒーローになり損ねた。値千金の同点打から、レギュラー奪取への再出発する。

◇データBOX◇

◎…原口の代打起用は今季 9度目で、打率 0.429( 7打数 3安打)、 0本塁打、 2打点。代打通算では35度で打率 0.276(29打数 8安打)、 0本塁打、 5打点。

 

 11回、抗議に出る阪神・金本知憲監督=阪神甲子園球場

 セーフやろ! 絶対にセーフやろ!! ベンチの金本監督が鬼の形相で飛び出した。左手を振り上げ、両手で「なんで?」のポーズ。そして今度は右手を振り上げ…。

 「○×※▽」

 グラウンドに立ち止まり、叫ぶ。大歓声で聞こえるはずのない抗議の声。でも、誰にも思いは伝わっていた。なんであれがアウトやねん!

 延長11回無死 1、 2塁。代打・北條のバントが投前に転がった。エスコバーは 3塁へ送球。微妙…。その瞬間はセーフにも見えた。が、嶋田 3塁塁審は「アウトッ!」。信じられない判定に、 3塁コーチャーズボックスの高代ヘッドは両手を挙げてぴょ~んと跳ねた。

 「そうですね。僕には完全にセーフに見えたんでね。ちょっとこれはビデオ判定ではないプレーなんでね。ちょっともう…悔しい思いをしましたけどね」

 試合後は冷静に振り返った指揮官。が、その瞬間の“熱さ”はチームの闘志をさらに奮い立たせた。結果はサヨナラ劇。これぞまさしく陣頭指揮。超攻撃的姿勢で引き寄せた、熱き「1勝」だ。

 

 

 岡崎太一捕手がサヨナラ打を放った。

 延長11回一死満塁。ここしかないという場面で背番号「57」は気合を入れた。北海道日本ハム 8番手エスコバーを相手にファウルで粘り、フルカウントに。そして13球目。打球は 3塁手のグラブをかすめ、レフト線に抜けていった。打った瞬間に右拳を 1塁側ベンチに向けて突き上げ、勝利の味をかみしめていた。

 ペットボトルを持って準備していた中谷、大和らチームメートがベンチから駆け寄り、祝福のシャワーをかけた。

 11回裏阪神一死満塁、左前サヨナラ適時打を放ち、金本知憲監督(左)と抱き合って喜ぶ岡崎太一捕手=阪神甲子園球場

 金本監督はグッと岡崎の体を持ち上げて、喜びを表現。岡崎のヘルメットを取って、何度も頭をなでた。 2人の、くしゃくしゃになった笑顔が喜びの大きさを物語っていた。

  2試合続けてのヒーローインタビューで岡崎は「少し長い試合だったんですけど、最後まで試合を観ていただいて、ありがとうございました!」。 3時間55分のロングゲームにも、虎の勝利を見ようと残ったファンに感謝した。

 そして「監督、コーチはじめ、ここにいるお客さんのみなさんも、たぶん誰も期待してなかったと思うんですけど、サヨナラ、やりました! また応援よろしくお願いします!」と締めくくった。

 前日 3日にプロ初本塁打を放っていた13年目の苦労人は、この日もお立ち台で光り輝いた。

 11回、サヨナラ打を放った岡崎太一捕手を力強く祝福する金本知憲監督=阪神甲子園球場

 奇跡の粘り勝ち! 岡崎太一捕手が北海道日本ハム戦の延長11回、一死満塁から粘って13球目をとらえ、左翼線へプロ初のサヨナラ打を放った。前日に13年目で初本塁打を放った苦労人の連日の活躍に、金本知憲監督も「人生変わってきましたね」。チームも交流戦初の開幕 2カード連続の勝ち越しや!!

 ファウル! ファウル! またファウル! 根性で食らいつく岡崎に、今季最多の観衆 4万6744人を詰め込んだ甲子園が揺れる。頑張れ、打て-。苦労した年の数だけ粘った。そして、プロ13年目の13球目…。

 粘りに粘った岡崎太一捕手は、13球目を左翼線へ初のサヨナラ打=阪神甲子園球場

 「昨日と一緒ですけど…最高です! 本当にインコースにきたら当たろうというぐらいの気持ちで。何とかバットに当てようと思っていました」

  3- 3の延長11回一死満塁。「スクイズかと思っていたんですが」。第 1戦の失敗が頭をよぎったが、指示は強攻。左腕エスコバーに対し、カウント 2- 1から 5球ファウル。フルカウントになってからも 3球。そして13球目の内角寄りの 144キロ直球を引っ張った。打球は左翼線に一直線。通算24本目の安打は初のサヨナラ打で、「プロ1号」が「逆転2ラン」となった前夜に続いての殊勲。拳を握る。ほえる。飛び出したナインからウオーターシャワーを浴びると、金本監督の分厚い胸に飛び込んだ。

 「ぐちゃぐちゃ~ってなってたんで。(監督は)もう『こい!』みたいな感じだったんで」

 11回、サヨナラ打を放ちガッツポーズの岡崎太一捕手=阪神甲子園球場

 腰をくの字にさせて抱擁した虎将は「結構重かったですね」と目尻を下げながら、「なんか、人生変わってきましたね。こんな 2日続けて、太一が決めるとはね」と目を細めた。

 ドラマがあった。この回無死 1塁から鳥谷の送りバントが敵失を呼ぶ。その次は微妙な判定に金本監督が激怒。そして原口の打球に誰もが併殺を覚悟したが、これも敵失。阪神に微笑みかけた勝利の女神が北海道日本ハムにも手を差し伸べる。どちらに転んでもおかしくない状況で岡崎がファウルの連続。ハラハラドキドキ。そのウラで余りにもファウルを打つから、審判にボールを手渡すスタッフさんは大慌て。野球が凝縮された“タイチの13球”だった。

 11回、岡崎太一捕手がサヨナラの適時打を放った=阪神甲子園球場

 前夜、自宅に帰ると、妻・明通子(あつこ)さんが涙を流していた。「よそ行きの料理を作って、待ってくれてました」。初のホームランボールをかばんから取り出す。「ありがとう」。「おめでとう」。 3人の子供( 1男 2女)は帰省中。夫婦水入らずで祝杯を掲げ、ぐっすりと眠って午前 7時台には球場入り。いつものようにグラウンドをランニングし、 8時半には再びクラブハウスへと戻った。「終わったことなんで切り替えていきたい」。途中出場に備えた。

「監督さんやコーチ陣はじめ、お客さんもみんな誰も期待してなかったと思うんですが、きょうもサヨナラやりました!」

 サヨナラ打を放ち、手荒い祝福を受ける岡崎太一捕手。劇的なフィナーレだった=阪神甲子園球場

 チームも貯金は再び「10」に乗り、球団史上、交流戦「開幕2カード連続勝ち越し」は初。12年ぶりとなるリーグ優勝へ。20日で34歳になるラッキーボーイが、何度もドラマをつむぐ。

◇データBOX◇

◎…阪神のサヨナラ勝ちは、 4月 6日のヤクルト戦(京セラ)の延長11回無死から原口が「1号ソロ」を放って以来、今季「2度目」。

◎…阪神の交流戦2カード連続勝ち越しは2015年 6月 2- 4日のロッテ戦(甲子園)、 6- 7日の北海道日本ハム戦(甲子園での「2連戦」)以来、 2年ぶりで、金本監督就任後は初。交流戦の開幕からは初。

 金本知憲監督(左)と抱き合う岡崎太一捕手。まさかの?連日のヒーローだ=阪神甲子園球場

☆岡崎 太一(おかざき・たいち)

 捕手。1983(昭和58)年 6月20日生まれ、33歳。奈良県出身。智弁学園高時は「2度」甲子園に出場。社会人の松下電器を経て2005年自由獲得枠で阪神入団。2009年 4月 7日の広島戦(甲子園)でプロ初スタメンを飾った。今季17試合、打率 00.278、 1本塁打、 3打点。 1メートル80、84キロ。右投げ右打ち。年俸1300万円。背番号「57」。

 

  6回表北海道日本ハム一死 2塁、適時打となったブランドン・レアード内野手の打球を見つめる小野泰己投手=阪神甲子園球場

 小野泰己投手が 7回 2失点で降板した。

  5回まで無失点の投球を披露するも、 6回に北海道日本ハム打線につかまった。プロ 3度目の先発登板も、勝ち星がつくことはなかった。

  8回からは 2番手高橋がマウンドにあがった。

  6回、北海道日本ハム・ブランドン・レアード内野手に適時 2塁打を浴びた小野泰己投手=阪神甲子園球場

 “3度目の正直”の好投だった。D 2位・小野泰己投手が、自己最長 7回を投げて 2失点。勝利投手になれなかったが、敗戦投手にもならず、様々な思いが交錯する試合後だった。

 「きょうは変化球でストライクが取れたのが良かったです」

 反省は 6回一死 2塁からレアード、中田の長短打で 2点を奪われた場面だ。「球が甘めに入ってしまった。梅野さんはボール要求だったのですが…。今後の課題です」。過去 2度は 4回 1/3で 4失点、 3回 6失点。そこから一気に先発としては合格ピッチ。次回登板について金本監督も「もちろん、あります」と断言した。

 

 11回の判定は何って言う判定なんだ!ノブちゃん(高代延博一軍ヘッドコーチ)がジャンプしてまで抗議したのは当然の事。今でもノブちゃんの電話番号が手元に残っていれば、電話するところだった!これは、場合によっては提訴問題に発展してもおかしく無いかも知れない。

 今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 

 

んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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金本監督、福留のDH起用も!糸井、古巣オリとの関西ダービーへ闘志!秋山、自己最多勝更新へ!

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阪神は 5日、14、15日両日に開催する「台湾デー」で、阪神OBの郭李建夫(クオリー・チェンフー、かくり けんふ)氏(48)によるトークショーを開催すると発表した。トークショーは同日の午後 5時 5分から、甲子園球場外周のミズノスクエア特設ステージで行われる。参加費は無料。また、関空-台北便、関空-高雄便に搭乗する、タイガーエア台湾の客室乗務員による特別演出もある。

金本知憲監督(49)は 5日、 6日からのパ・リーグ本拠地 6連戦で、福留孝介外野手(40)を「DH」で起用する可能性を示唆した。体調を配慮して週 1回を目安に休養日を設けてきたが、守備の負担が軽減する「DH」起用で休養日をなくす作戦だ。最終決定ではない。ただ、金本監督の胸の内で「DH福留」の構想が大きく膨らんでいるのは確かだ。ここまで、体調面を配慮して週 1回を目安として福留の休養日を設けてきた。が、「DH」に入れば、その時点で守備の負担は軽くなる。ということは、休養日をなくすこともできる-。指揮官は、絶対に無理させないと心に決めている。ただ、相手は強いパ・リーグの中でも、今、好調な 2チーム。福留がスタメンに名を連ねてくれれば…。当日の福留の状態とにらめっこしながら、フル出場を願う 1週間になりそうだ。

糸井嘉男外野手(35)が、 6日からのオリックス 3連戦(京セラ)で古巣との公式戦初対決に臨む。初戦からエースの金子千尋投手(33)との対戦だが「最悪や」と冗談を飛ばしつつ闘志を燃やした。最高の仲間が最強の敵となり、ついに真剣勝負だ。厄介、手ごわい、やりづらい。そんな言葉では足りない相手だ。誰より実力を知っているからこそ、糸井が最初に発した言葉は強烈だった。いよいよ臨む古巣・オリックス戦。 6日の先発が「金子千尋」と知らされ、超人も苦笑いした。味方にするには最高でも敵に回すのは最悪な投手だ。2013年から昨季まで 4シーズンをともに戦った。苦楽をともにし、すべてを知り尽くしたが、一方ではすべてを知られ過ぎている相手だ。 140キロ台後半のキレる直球と、七色どころではない 8種にも及ぶという球種で、超人をじっくり攻めにかかる。半年以上に渡って練られたプランを、打ち砕かなくてはならない。金子は今季はすでに 6勝( 2敗)を挙げ、防御率2.64と調子も上々。オリックス自体が、交流戦無敗の「7連勝」で向かってくる。突進してくる猛牛を、超人が先頭に立って止めなくてはならない。今カードと 9日からのソフトバンク戦(ヤフオクドーム)がDH制というのも、超人には追い風だ。福留がDHに入れば、糸井は慣れ親しんだ京セラの右翼守備に就ける。DH起用ならさらに負担も減る。金子撃ちから始まる盟友撃ちに、とことん専念できるというワケだ。“最悪”の再会から、最高の結果を出してみせる。虎の糸井ここにありを、かつての仲間たちに見せつける。

秋山拓巳投手(26)が 5日、甲子園で行われた投手指名練習に参加した。 6日オリックス戦(京セラドーム大阪)で先発する予定。オリックスは金子が先発がするとみられる。秋山の自己最多勝利数は2010年に挙げた「4勝」。現在は「4勝(3敗)」とすでに並んでいるだけに更新したいところだ。秋山拓巳投手は 5日、甲子園での投手指名練習でダッシュなどで調整した。 3月のオープン戦で 5回 8失点と打ち込まれたオリックスへのリベンジを誓った。ビジター 6連戦の初戦で、自己最多となるシーズン「5勝」目をつかみとる。やられたままで終われない-。秋山がなみなみならぬ闘志を燃やした。チーム一の安定感で、投げるたびに信頼は高まっている。だがらこそ、投手としてのプライドが、プレシーズンでの炎上を許さない。さらに現在「4勝(3敗)」。白星を挙げれば、2010年のルーキーイヤー(「4勝3敗」)を超え、シーズン自己最多となる。チームのため、自分自身のために。雪辱のマウンドで、秋山が躍動する。

香田勲男投手コーチ(52)は 5日、甲子園での投手指名練習後、 2軍調整中の藤浪晋太郎投手(23)に対して“モーレツ2軍修行指令”を出した。野球の前に心のカウンセリング! 少々時間がかかっても、未来のエースを根底から鍛え直す。それが金本阪神が選んだ藤浪再生法だ。そう簡単に 1軍には戻しませんよ。野球の技術より大事なものを見つけるまでは…。香田コーチがアッと驚く藤浪の再教育を宣言した。プロ 5年目。まばゆいライトが当たる表舞台を歩み続けてきた23歳が、初めて経験した不調による 2軍落ち。再起を期した 3日のウエスタン・中日戦(安芸)で 5回 1失点の結果を残したが、首脳陣は期限を決めず、当面 1軍昇格をさせずに“下積み”という名の修行を命じた。香田コーチの言葉には、金本監督以下、虎の首脳陣の思いが詰まっているはずだ。ただ、香田コーチから聞こえてきた藤浪へのメッセージは、プロの一流選手に対するものとは思えないほどに“野球以前”の内容だった。口調は優しく、丁寧だったが…。今シーズン、選手生命を懸けて臨んでいる選手の必死さに触れたり、プロの厳しさに直面する若手の姿を見て、何かを感じてもらいたい。特別待遇は一切なしでネット裏でのチャート(配球)付けなど、裏方業務なども行う見通しだ。どこかに甘さを感じたからこその「修行」指令。果たして結末は…。

阪神甲子園球場の内野の土の部分を広げる作業が 5日に始まった。土と外野の芝の境界はマウンドを中心とした弧になっており、今回は半径を 2メートル伸ばす。境目での急な打球の変化や内野手のけがを防ぎたい球団の要望に、球場側が応じた。ことし 5月には阪神の上本博紀内野手(30)が境界付近で右足首を痛めて交代する場面があった。改修後初の試合は 9日のウエスタン・リーグ、阪神-ソフトバンクの予定。記事をまとめてみました。

 

 阪神は14、15日の西武戦(甲子園)で「台湾デー」を開催する。

 14日は1990年代に在籍した投手、郭李建夫氏によるトークショーが行われる。

 また、関空-台北便、関空-高雄便に搭乗する、タイガーエア台湾の客室乗務員による特別演出もある。

 郭李建夫氏(2014年11月15日撮影)

 阪神は 5日、14、15日両日に開催する「台湾デー」で、阪神OBの郭李建夫氏によるトークショーを開催すると発表した。郭李氏は14日に始球式に登板予定。トークショーは同日の午後 5時 5分から、甲子園球場外周のミズノスクエア特設ステージで行われる。参加費は無料。

 

 金本知憲監督は 5日、 6日からのパ・リーグ本拠地 6連戦で、福留孝介外野手を「DH」で起用する可能性を示唆した。体調を配慮して週 1回を目安に休養日を設けてきたが、守備の負担が軽減する「DH」起用で休養日をなくす作戦だ。

 最終決定ではない。ただ、金本監督の胸の内で「DH福留」の構想が大きく膨らんでいるのは確かだ。オリックス(京セラ)、ソフトバンク(ヤフオクドーム)の敵地で行われる今週の 6連戦。虎の戦い方に大きな変化が起こる?!

 「それもちょっとね、考えながら、 1週間でも頑張ってもらおうかな、と思っていたり」

 指揮官の言葉を補足すると…。

 金本知憲監督(左)は今週福留孝介外野手の「DH」起用を示唆。「4番」の休養日は設けず、オリックス、ソフトバンクの 6連戦を乗り切りたい

 ここまで、体調面を配慮して週 1回を目安として福留の休養日を設けてきた。が、「DH」に入れば、その時点で守備の負担は軽くなる。ということは、休養日をなくすこともできる-。「頑張ってもらおうかな」の言葉には、福留抜きの戦いを少しでも減らせれば、の願望がこもっている。

 開幕から「4番」として、主将としてチームを引っ張ってきた40歳。常に体調との相談が必要だった。スタメンを外れたのは 4月18日、 5月18、28日、そして 6月 2日。 4試合の成績は「1勝3敗」。「4番」が突然消えるわけで、勝率が悪くなるのは当然といえば当然だ。

 「孝介がちょっと調子が落ちていたりしたら、もちろん、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日とかそこらへんは臨機応変にやっていきます。別に今、決めることではないので」

 指揮官は、絶対に無理させないと心に決めている。ただ、相手は強いパ・リーグの中でも、今好調な 2チーム。福留がスタメンに名を連ねてくれれば…。当日の福留の状態とにらめっこしながら、フル出場を願う 1週間になりそうだ。

 

 糸井嘉男外野手が、 6日からのオリックス 3連戦(京セラ)で古巣との公式戦初対決に臨む。初戦からエースの金子千尋投手との対戦だが「最悪や」と冗談を飛ばしつつ「いいピッチャーやし楽しみ」と闘志を燃やした。虎入りを決めた直後、昨年11月のファンフェスタから舌戦を繰り広げてきた。最高の仲間が最強の敵となり、ついに真剣勝負だ。

 厄介、手ごわい、やりづらい。そんな言葉では足りない相手だ。誰より実力を知っているからこそ、糸井が最初に発した言葉は強烈だった。いよいよ臨む古巣・オリックス戦。 6日の先発が「金子千尋」と知らされ、超人も苦笑いした。

 「最悪。…それは冗談やけど、いいピッチャーやし、楽しみやね。打てるように頑張ります」

 当然、弱気なワケがない。すぐにニヤッと笑い、18メートル44を挟んで向かい合うのを心待ちにしてみせた。だが、誰も異論がない事実として、味方にするには最高でも敵に回すのは最悪な投手だ。

 金子千尋投手との対決を「最悪」と表現した糸井嘉男外野手。もちろん冗談、打ってみせる!!=阪神甲子園球場

 2013年から昨季まで 4シーズンをともに戦った。オリックスが優勝まであと一歩まで迫った2014年は、糸井が首位打者( 0.331)、最高出塁率( 0.424)の 2冠に輝き、金子も最優秀防御率(1.98)と最多勝利(「16勝」)で沢村賞に輝いた。苦楽をともにし、すべてを知り尽くしたが、一方ではすべてを知られ過ぎている相手だ。

 前哨戦もあった。国内フリーエージェント権を行使して虎入りを決意した昨年11月下旬。別れを告げるオリックスのファンフェスタへ参加した糸井に対し、金子はトークショーで「楽しみですね。今からどういう球を投げようか、イメージしています」と不敵に笑った。 140キロ台後半のキレる直球と、七色どころではない 8種にも及ぶという球種で、超人をじっくり攻めにかかる。半年以上に渡って練られたプランを、打ち砕かなくてはならない。

 ただでさえ、糸井は北海道日本ハム時代には通算で打率 0.200(35打数 7安打)と分が悪かった。金子は今季はすでに 6勝( 2敗)を挙げ、防御率2.64と調子も上々。オリックス自体が、交流戦無敗の「7連勝」で向かってくる。突進してくる猛牛を、超人が先頭に立って止めなくてはならない。

 金子千尋投手はかつてのチームメート斬りに闘志メラメラ!?

 糸井自身も、トンネルを抜け、走り出したところで、盟友たちに止められるワケにはいかない。 5月下旬に経験した自己ワースト「28打席連続ノーヒット」の不名誉は置いてきた。交流戦 6試合は打率 0.273、 4打点、 1本塁打と状態を上げている。そして 3日の北海道日本ハム戦(甲子園)から移籍後初の 2試合連続盗塁中。 1月に痛めた膝の不安も感じさせない。

 今カードと 9日からのソフトバンク戦(ヤフオクドーム)がDH制というのも、超人には追い風だ。金本監督も「孝介や、糸井もあるし、原口との兼ね合いもあるし」と示唆。福留がDHに入れば、糸井は慣れ親しんだ京セラの右翼守備に就ける。DH起用ならさらに負担も減る。金子撃ちから始まる盟友撃ちに、とことん専念できるというワケだ。

 「(オリックスとの対戦は)楽しみやね」

 “最悪”の再会から、最高の結果を出してみせる。虎の糸井ここにありを、かつての仲間たちに見せつける。

 

 練習に臨む秋山拓巳投手=阪神甲子園球場

 秋山拓巳投手が 5日、甲子園で行われた投手指名練習に参加した。

  6日オリックス戦(京セラドーム大阪)で先発する予定。オリックスは金子が先発がするとみられるが、「しっかりと食らいつけるようにしたい。試合を作ることを一番に食らいついて粘っていきたい」と意気込んだ。

 秋山の自己最多勝利数は2010年に挙げた「4勝」。現在は「4勝(3敗)」とすでに並んでいるだけに更新したいところだ。

 投手指名練習に参加し笑顔を見せウォーミングアップする秋山拓巳投手=阪神甲子園球場

  6日のオリックス戦(京セラ)に先発する秋山拓巳投手は 5日、甲子園での投手指名練習でダッシュなどで調整した。 3月のオープン戦で 5回 8失点と打ち込まれたオリックスへのリベンジを誓った。ビジター 6連戦の初戦で、自己最多となるシーズン「5勝」目をつかみとる。

 やられたままで終われない-。秋山がなみなみならぬ闘志を燃やした。

 「オープン戦で打ち込まれたので、リベンジしたい気持ちがある。逃げずに、腕を振って攻める。試合を作るのが一番」

 その言葉は熱を帯びていた。 3月15日のオリックス戦(京セラ)で先発。T-岡田に「2ラン」を浴びるなど、 5回 9安打 8失点。キャンプから順調でオープン戦の開幕投手を任されるなど、実戦15回を投げ、防御率0.00だった。自信を深めていただけに、鼻をへし折られた思いだった。

 芝生の養生作業を興味深く見つめる秋山拓巳投手。 6日は金子千尋投手と投げ合う=阪神甲子園球場

 開幕後は、その右腕でローテーションを守ってきた。今季、先発 9試合でクオリティスタート( 6回を自責点「3」以下)は 7試合。チーム一の安定感で、投げるたびに信頼は高まっている。だがらこそ、投手としてのプライドが、プレシーズンでの炎上を許さない。

 「初球から勝負するつもりで投げる。(前回の反省を)梅野と相談して臨みます」と油断はない。

 さらに現在「4勝(3敗)」。白星を挙げれば、2010年のルーキーイヤー(「4勝3敗」)を超え、シーズン自己最多となる。チームのため、自分自身のために。雪辱のマウンドで、秋山が躍動する。

 

  2軍での“修行”を命じられた藤浪晋太郎投手。香田勲男投手コーチコーチの思いに応えたい=安芸市営球場

 香田勲男投手コーチは 5日、甲子園での投手指名練習後、 2軍調整中の藤浪晋太郎投手に対して“モーレツ2軍修行指令”を出した。「自分を見つめ直す時間を」「原点に戻れ」「人間的に大人になって戻ってこい」…。野球の前に心のカウンセリング! 少々時間がかかっても、未来のエースを根底から鍛え直す。それが金本阪神が選んだ藤浪再生法だ。

 そう簡単に 1軍には戻しませんよ。野球の技術より大事なものを見つけるまでは…。香田コーチがアッと驚く藤浪の再教育を宣言した。

 「もう少し、彼もいろんな意味で修行というか、プロの世界に入ってずっと 軍にいる訳ですからね。当然その、 2軍のシステムであったり、いろんな若手が経験するようなことを、 2軍でしてもらって、そして自分を見つめ直す時間というんですかね。そういうものに充ててもらえたら」

 藤浪晋太郎投手(中)は安芸で行われた 3日の中日戦前にはトンボでグラウンド整備。 2軍の仕組みなどを知ることも成長につながる=安芸市営球場

 プロ 5年目。まばゆいライトが当たる表舞台を歩み続けてきた23歳が、初めて経験した不調による 2軍落ち。再起を期した 3日のウエスタン・中日戦(安芸)で 5回 1失点の結果を残したが、首脳陣は期限を決めず、当面 1軍昇格をさせずに“下積み”という名の修行を命じた。香田コーチの言葉には、金本監督以下、虎の首脳陣の思いが詰まっているはずだ。

 ただ、香田コーチから聞こえてきた藤浪へのメッセージは、プロの一流選手に対するものとは思えないほどに“野球以前”の内容だった。口調は優しく、丁寧だったが…。

 「大変だと思いますが、そういうところを経験して、もう一度、原点に戻るというかね。そういうところからはい上がってきて、そしてまた一回り大きくなってね。人間的にもね、いろんな意味で大人になって帰ってきてくれたらな…という思いはあります」

 ランニングする横山雄哉投手=阪神鳴尾浜球場

 今シーズン、選手生命を懸けて臨んでいる選手の必死さに触れたり、プロの厳しさに直面する若手の姿を見て、何かを感じてもらいたい。特別待遇は一切なしでネット裏でのチャート(配球)付けなど、裏方業務なども行う見通しだ。

 香田コーチはもちろん、現実的な野球の部分にも触れた。前回の実戦登板は左打者が並んでいたため、課題の右打者への投球が見極められていないという。10日の次回登板8ウエスタン・ソフトバンク戦、甲子園)で、どんな右打者への投球ができるのか。

 「自分が思ったところに、ある程度は投げられるようになってほしいし、そういう自分との戦いではなくて、打者と戦える精神状態になってほしい。もう少し長いイニングも投げて、よしこれで大丈夫、というところまで突き詰めてほしい」

 どこかに甘さを感じたからこその「修行」指令。果たして結末は…。

 キャッチボールする藤谷洸介投手=阪神鳴尾浜球場

★実戦でフォーム調整

 藤浪は 3日のウエスタン・中日戦(安芸)に先発。 5回 3安打 1失点に抑え、 5奪三振。課題の四球は 1個だった。

 「いろいろな方にアドバイスをいただき、バランスもよかった」。久保 2軍投手チーフコーチから助言を受け、右肩を上げることで腕を横振りから縦振りにするなど、フォームを微調整。掛布 2軍監督も「再スタートとしては上々だよ」と納得の内容だったが、即昇格は見送られていた。

★今季の藤浪晋太郎投手

 WBC日本代表に選ばれたため、早めに調整したが、本大会では 3月10日の 1次リーグ・中国戦(東京ドーム)での 1試合しか登板できなかった。今季初先発の 4月 4日のヤクルト戦(京セラ)では、制球が定まらず、畠山の左肩付近に死球をぶつけ、乱闘が発生するなど、 5回 2失点( 9四死球)で降板し、敗戦投手となった。同13日のDeNA戦(横浜)では 8回 1失点と好投し、今季初勝利。そこから「3連勝」したが、 5月20、26日の先発で突然四球から崩れて連敗。同27日にプロ 5年目で初めてけがや病気以外の理由で、出場選手登録を外れた。今季「3勝3敗」、防御率2.66の成績。

 

 阪神甲子園球場の外野の芝をはがし、今までよりも内野部分を広げたところに白線を引いて作業する関係者ら

 阪神甲子園球場の内野の土の部分を広げる作業が 5日に始まった。土と外野の芝の境界はマウンドを中心とした弧になっており、今回は半径を 2メートル伸ばす。境目での急な打球の変化や内野手のけがを防ぎたい球団の要望に、球場側が応じた。

 昨年も 1メートル伸ばされたが、ことし 5月には阪神の上本が境界付近で右足首を痛めて交代する場面があった。改修後初の試合は 9日のウエスタン・リーグ、阪神-ソフトバンクの予定。

 

 梅雨入りがささやかれているが、今日( 6日)からの一週間は全てドームの中での試合となっており、いくら雨が降っても試合に関係ない週となっている。これをチャンスと思って、勝ち進め!

 全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

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んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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秋山5勝目!鳥谷、交流戦通算「305安打」で単独首位に浮上!糸井古巣オリックス戦2安打1打点!

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阪神は 3回に上本博紀内野手(30)、高山俊外野手(24)、原口文仁捕手(25)の適時打と鳥谷敬内野手(35)の「3ラン」で 6点を奪い逆転。阪神は 6回にも糸井嘉男外野手(35)、原口の適時打や敵失など10人攻撃で 5点を追加。秋山拓巳投手(26)は 6回まで 1回の 2失点にとどめ、終盤へ。阪神がそのまま「3連勝」。秋山は「5勝」目を挙げた。阪神は「関西ダービー」初戦を11- 4で大勝した。 3回、 6回に打線が猛攻で 7連勝中のオリックスを破り、「3連勝」を飾った。今季の虎は強い。投げては先発・秋山が要所を抑え、 8回12安打 2失点。プロ 8年目で自己最多となる「5勝目(3敗)」を挙げた。初回にオリックス打線に 4安打を集中され、いきなり 2失点。その後も毎回のように得点圏に走者を背負うが、要所を締めて 8回 2失点でマウンドを降りた。

原口文仁捕手が勝ち越し打を放った。同点に追いついた 3回二死 1、 2塁で打席へ。オリックス金子千尋投手(33)の 3球目、外角高めにきた直球を強振。レフトにライナーではじき返し、 2塁走者の高山が生還する勝ち越し打となった。お立ち台では、お決まりのせりふでファンを沸かせていた。もうチャンスは逃さない。 5番・原口が食らいつき、絶好機をモノにした。塁上で力強く手をたたく姿とともに、帰ってきた。ゲームをひっくり返す決勝打から、開幕戦以来の猛打賞だ。 4日の北海道日本ハム戦(甲子園)の 9回、代打同点打から 2戦連続打点。だが、これで終わるワケにはいかなかった。 5回も金子に追い込まれながら軽打で左前打。 8- 2の 6回二死満塁では、 3番手・ゴンザレス・ヘルメン投手(29)から左翼線「2点2塁打」。 3月31日の開幕戦、広島戦(マツダ)以来の 3安打で今季初の 3打点。金本監督を深くうなずかせた。ため込んでいたものを、ようやく解き放った。打撃のことが頭から離れない。 2軍行きも頭をよぎった。はい上がる道の険しさは誰より知っている。交流戦突入直後の千葉遠征から、朝10時半に宿舎出発し連続ティーと素振りを行う早出特打組にも加わった。噛みしめていた悔しさを練習にぶつけ、もう一度はい上がるしか道はなかった。ヒーローインタビューでも表情を引き締める。これを完全復活にし、目覚めなくては、寝言も言えない。笑顔とともに、バットももっと弾けさせる。

鳥谷敬内野手が「2号3ラン」を放った。 3回二死 1、 2塁。オリックス金子の内角への 142キロ速球を振り抜いた。高々と舞った打球は、そのまま右翼席最前席に飛び込んだ。この 1発で交流戦通算「305安打」とし、元中日和田一浩氏(44)を抜いて単独トップに立った。 3回は鳥谷の本塁打の他にも上本、高山、原口がタイムリーを放ち、一挙 6点を奪取。逆転に成功した。鳥谷敬内野手が交流戦の通算安打数を「305本」とし、同部門で単独首位に立った。 3- 0の 3回二死 1、 2塁でオリックス金子の直球を、右翼スタンドぎりぎりに運ぶ「2号3ラン」。不屈の男が京セラに美しい放物線を描いた。白球はフェンス下でジャンプした右翼手・武田の頭上を越し、最前列に着弾した。鼻骨を骨折しながら試合に出続ける鳥谷が金子の膝を折らせ、「関西ダービー」先勝を決めた。 3回二死 1、 2塁。原口の左前適時打で 3- 2と勝ち越し、一気呵成といきたいところだった。カウント 1- 1から内角 142キロを強振。 5月12日のDeNA戦(横浜)以来、実に20試合ぶりの「2号3ラン」だ。本人はいたってクールだが、「球団通算7777号」というハッピーな!? おまけつきだった。早稲田大學時代からそうだった。 2年時のオープン戦で死球で右手を痛めた。当時の監督、野村徹氏(80)によると「投げる方の手で、どうなるかと心配した」が、リーグ戦に間に合わせて、出場を続けた。「3連勝」で貯金「11」。首位広島に「1ゲーム」差で食らいつき、セ・リーグは完全に 2強モードだ。オリックスの連勝も「7」で止めた。牛だろうが鷹だろうが、獅子も鷲も、鉄人が導く虎が、一気に食べ尽くす。

上本が反撃ののろしをあげた。 0- 2の 3回二死 2塁で金子のスライダーをとらえ、右中間に適時 2塁打。 1点を返す一打は反撃ののろしとなった。この回に一挙 6点を挙げ、逆転。先発秋山を援護した。上本は今季、初球打ちで14打数 7安打。思い切りのよさが目立つ。 5回には先頭で左前にはじき返し、今季13度目のマルチ安打。出塁も 5月20日のヤクルト戦(神宮)から15試合連続と、好調をキープしている。

糸井嘉男外野手が古巣オリックス戦で適時打を放った。糸井嘉男外野手が古巣オリックス戦で 2安打 1打点と活躍した。 6回二死 2塁。フルカウントからオリックス金子の 126キロのチェンジアップに体勢を崩されながらも合わせた。打球は遊撃手の左横を抜け中前へ。 2塁走者が生還した。昨季まで所属した古巣に恩返しの一打となった。さらに 7回にも左翼線への 2塁打を放ち、 2安打 1打点で今季16度目のマルチも記録。昨季まで 4シーズン在籍した庭で大暴れした。勝利を決定づけた。阪神では初となる右翼も、オリックス時代には本職で慣れたもの。 6度の守備機会を無難にこなした。これからも任務を全うし、勝利の使者になる。記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セパ交流戦:オリックス 4-11阪神>◇ 6日◇京セラドーム大阪

 オリックスは 1回、小谷野と中島の適時打で 2点先制。阪神は 3回に上本、高山、原口の適時打と鳥谷の「3ラン」で 6点を奪い逆転。

 阪神は 6回にも糸井、原口の適時打や敵失など10人攻撃で 5点を追加。秋山は 6回まで 1回の 2失点にとどめ、終盤へ。

 阪神がそのまま「3連勝」。秋山は「5勝」目を挙げた。オリックスは連勝が「7」で止まり、交流戦初黒星。 9失点の金子は「3敗」目。

  8回裏オリックス一死 1塁、T―岡田(岡田貴弘)を 2塁ゴロ併殺打に打ち取った秋山拓巳投手(中央)は、さばいた大和(前田大和・左)内野手と糸原健斗内野手を迎える=京セラドーム大阪

 阪神は「関西ダービー」初戦を11- 4で大勝した。 3回、 6回に打線が猛攻で 7連勝中のオリックスを破り、「3連勝」を飾った。

 今季の虎は強い。まずは 2点を追う 3回だ。上本、高山の連続適時打で同点とすると、原口の左前適時打で勝ち越し。追撃の手を緩めることなく、鳥谷が右越え「3ラン」を放ち、この回一挙 6点を奪った。 6回にもビッグイニングだ。糸井が古巣オリックスとの対決でエース・金子から貴重な追加点となる中前適時打を放つなど、この回 5点を奪った。

 投げては先発・秋山が要所を抑え、 8回12安打 2失点。プロ 8年目で自己最多となる「5勝目(3敗)」を挙げた。

 力投の秋山拓巳投手=京セラドーム大阪

 秋山拓巳投手がオリックス金子との投げ合いを制し、「5勝目」を手にした。

 初回にオリックス打線に 4安打を集中され、いきなり 2失点。その後も毎回のように得点圏に走者を背負うが、要所を締めて 8回 2失点でマウンドを降りた。「梅野が粘り強くリードしてくれたから初回の 2点でしのげた」。女房役の梅野に感謝しきりだった。この勝利でルーキーイヤーにマークした自己最多シーズン「4勝」を更新。「低い数字なんで、もっと増やせるように」と、白星の積み上げを誓った。

 

  3回表阪神二死 1、 2塁、左前に勝ち越し適時打を放った原口文仁捕手=京セラドーム大阪

 原口文仁捕手が勝ち越し打を放った。

 同点に追いついた 3回二死 1、 2塁で打席へ。オリックス金子の 3球目、外角高めにきた直球を強振。レフトにライナーではじき返し、 2塁走者の高山が生還する勝ち越し打となった。

 お立ち台では「必死のパッチで打ちました」と、お決まりのせりふでファンを沸かせていた。

 原口文仁捕手は 3回に勝ち越し打。猛打賞と完全復活の予感だ=京セラドーム大阪

 もうチャンスは逃さない。 5番・原口が食らいつき、絶好機をモノにした。塁上で力強く手をたたく姿とともに、帰ってきた。ゲームをひっくり返す決勝打から、開幕戦以来の猛打賞だ。

 「前のバッターがつないでつないでという打席だったので、僕もつなぐ意識でいきました。ホントもう、必死のパッチで打ちました!」

  0- 2の 3回二死 2塁から、上本が右中間を破る適時 2塁打。高山が中前へ同点打。 4番・福留はフルカウントから四球でつなぎ 1、 2塁となった。ふらつく金子を一気に倒したかった。

 「少し強引でしたけど、しっかりスイングして芯で捉えられた」

  1- 1からの外角 144キロを引っ張り込み、ライナーで遊撃頭上を抜いた。勝ち越しの左前適時打だ。

  3回、原口文仁捕手が適時打を放った=京セラドーム大阪

  4日の北海道日本ハム戦(甲子園)の 9回、代打同点打から 2戦連続打点。だが、これで終わるワケにはいかなかった。 5回も金子に追い込まれながら軽打で左前打。 8- 2の 6回二死満塁では、 3番手・ヘルメンから左翼線「2点2塁打」。 3月31日の開幕戦、広島戦(マツダ)以来の 3安打で今季初の 3打点。金本監督を「原口しかり、上本しかり。みんな本当、いいところで打ってくれたという試合でした」と深くうなずかせた。ため込んでいたものを、ようやく解き放った。

 自身初のサヨナラ本塁打を放った 4月 6日のヤクルト戦以来の、京セラドームのゲームだった。あの 3連戦中に、結婚後初の同居が始まった。帰れば大ごちそうと笑顔に迎えられ、夢見心地の毎日。夢の中でも好調で、新妻が眠れないほどの寝言をつぶやいた。だが、調子と打率が下降線をたどると一変。「自分の歯ぎしりで目が覚めたんです」-。

  6回、適時 2塁打を放った原口文仁捕手=京セラドーム大阪

 打撃のことが頭から離れない。 2軍行きも頭をよぎった。はい上がる道の険しさは誰より知っている。交流戦突入直後の千葉遠征から、朝10時半に宿舎出発し連続ティーと素振りを行う早出特打組にも加わった。噛みしめていた悔しさを練習にぶつけ、もう一度はい上がるしか道はなかった。

 「結果を求められる立場なので。出たときにしっかりと結果を出したいと思います」

 ヒーローインタビューでも表情を引き締める。これを完全復活にし、目覚めなくては、寝言も言えない。笑顔とともに、バットももっと弾けさせる。

◇データBOX◇

◎…原口が 3安打 3打点。 3安打は 3月31日の広島との開幕戦(マツダ)以来。 3打点は今季初。昨年 7月28日のヤクルト戦(甲子園)での 4打点以来。

◎…阪神が 3回に 6得点。 1イニング 6得点以上は、 5月30日のロッテ戦(ZOZOマリン)の 5回( 6点)以来、今季 4度目。最多は 5月 6日の広島戦(甲子園)での 6回の「7」。

 

 鳥谷敬内野手が「2号3ラン」を放った。

  3回二死 1、 2塁。オリックス金子の内角への 142キロ速球を振り抜いた。高々と舞った打球は、そのまま右翼席最前席に飛び込んだ。「とにかくランナーを返すことを心がけて打席に入りました。インコースのボールでしたがうまく反応することができましたし、最高の結果になってくれて良かったです」。この 1発で交流戦通算「305安打」とし、和田一浩氏を抜いて単独トップに立った。

  3回は鳥谷の本塁打の他にも上本、高山、原口がタイムリーを放ち、一挙 6点を奪取。逆転に成功した。

  3回表阪神二死 1、 2塁、鳥谷敬内野手は右越えに3点本塁打を放った=京セラドーム大阪

 鳥谷敬内野手が交流戦の通算安打数を「305本」とし、同部門で単独首位に立った。

  3- 0の 3回二死 1、 2塁でオリックス金子の直球を、右翼スタンドぎりぎりに運ぶ「2号3ラン」。

  4日の北海道日本ハム戦(甲子園)で元中日和田一浩氏と並ぶ通算「304本」目の安打を放ち、首位に並んだが、この日抜き去った。

 記録については「辞めたら、どうせ抜かれると思うので」と笑ったが、試合の行方を決定づけた「3ラン」には「(外野手に)捕られるかと思いました」と振り返った。

  3回、「3点本塁打」を放った鳥谷敬内野手=京セラドーム大阪

 鳥だ! 虎だ! 関西の主役は俺たちだァ!! 阪神は交流戦無敗だったオリックスに11- 4と爆勝。鳥谷敬内野手が交流戦歴代最多「305安打」目を「2号3ラン」で飾るなど、猛牛のエース・金子千尋投手(339を 9失点KOに追い込んだ。関西ダービー初戦を制し、首位広島を猛追する「3連勝」だ。

 不屈の男が京セラに美しい放物線を描いた。白球はフェンス下でジャンプした右翼手・武田の頭上を越し、最前列に着弾した。鼻骨を骨折しながら試合に出続ける鳥谷が金子の膝を折らせ、「関西ダービー」先勝を決めた。

 「捕られるかなと思いましたけど。甲子園だったら(浜風で)アウトでした。京セラドームだったんでラッキーでした」

 鳥谷敬内野手が 3回に「3ラン」。一挙 6得点の猛攻で金子千尋投手(手前)を沈めた=京セラドーム大阪

  3回二死 1、 2塁。原口の左前適時打で 3- 2と勝ち越し、一気呵成といきたいところだった。カウント 1- 1から内角 142キロを強振。 5月12日のDeNA戦(横浜)以来、実に20試合ぶりの「2号3ラン」だ。

 これでこの回、一挙 6得点。ここまで「6勝」を挙げていた球界を代表するエース・金子を、自己ワースト 9失点KO( 5回 2/3)に追い込んだのは、間違いなく鳥谷のひと振り。しかも、これで和田一浩氏8元中日など)を超える歴代単独トップの交流戦通算「305安打」だ。

 「(安打トップは)特に…。やめたら、どうせ抜かれるので。気にしていないです」  本人はいたってクールだが、「球団通算7777号」というハッピーな!? おまけつきだった。

  5月24日の巨人戦(甲子園)で顔面に死球を受け、激しい流血とともに鼻骨骨折。球団関係者の話を総合すると折れた場所は鼻背で、 1、 2週間は腫れると診断されたという。それでも首脳陣に出場を志願。同30日のロッテ戦(ZOZOマリン)でスタメン復帰した姿に、毎年、合同自主トレを行う球界最年長野手・42歳の井口(ロッテ)は「けがをしても試合に出る。練習量も多く、メンタルの強さもある。僕も尊敬する選手です」と最敬礼した。

  3回、「3点本塁打」を放った鳥谷敬内野手=京セラドーム大阪

 早大時代からそうだった。 2年時のオープン戦で死球で右手を痛めた。当時の監督、野村徹氏によると「投げる方の手で、どうなるかと心配した」が、リーグ戦に間に合わせて、出場を続けた。「口数の多い男でもなく、私にも周囲にも弱音を吐かなかった。けがとか風邪とか、そんなのは彼の中にない」と同氏。この日で「1805試合」連続出場。常々、「僕はホームラン打者じゃない」というが、衣笠祥雄、金本知憲の系譜をたどりながら、メモリアルを一発で決めたのは、さすがといえる。

 「最高の結果になってくれてよかったです」と鳥谷が力を込めれば、金本監督も「向こうはエース。なかなか点がとれないだろうというのはありましたが、よくとってくれた」と目を細めた。

 「3連勝」で貯金「11」。首位広島に「1ゲーム」差で食らいつき、セ・リーグは完全に 2強モードだ。オリックスの連勝も「7」で止めた。牛だろうが鷹だろうが、獅子も鷲も、鉄人が導く虎が、一気に食べ尽くす。

 ムードは最高! 鳥谷敬内野手(手前)を笑顔で出迎える虎ベンチ=京セラドーム大阪

☆鳥谷敬内野手について片岡篤史打撃コーチ

 「インコースの難しい球を見事に回転して打った。見事だった」

◇データBOX◇

◎…阪神は 5月18日の中日戦(甲子園)以来の貯金「11」。今季最多は「12」。 ◎… 2桁得点は 5月30日のロッテ戦(ZOZOマリン)での「15得点」(今季最多)以来、「4度目」。

◎…阪神はオリックスとの交流戦の通算対戦成績を、「25勝25敗1分け」と五分に戻した。

◎…オリックス・金子と先発では0試合目の対戦で「3勝目(5敗)」。これまでもっとも攻略したのは2010年 5月21日( 4回 1/3、 6失点)。

◎…鳥谷は昨季まで、金子とは通算「29打数5安打(打率 0.172)」、 1本塁打、 2打点だった。

 

  3回、適時 2塁打を放った上本博紀内野手=京セラドーム大阪

 上本が反撃ののろしをあげた。 0- 2の 3回二死 2塁で金子のスライダーをとらえ、右中間に適時 2塁打。「ランナーをかえすことだけ考えて、初球から打ちにいきました。しっかりとらえることができてよかったです」とコメントした。 5回には先頭で左前にはじき返し、今季13度目のマルチ安打。出塁も 5月20日のヤクルト戦(神宮)から15試合連続と、好調をキープしている。

 5回表阪神無死、上本博紀内野手は左前安打を放った=京セラドーム大阪

 上本博紀内野手が 2安打を放ち、打率を 2割 9分 3厘にまで引き上げた。

  3回二死 2塁では初球のスライダーを打って適時 2塁打。 1点を返す一打は反撃ののろしとなった。

 「ランナーをかえすことだけ考えて、初球から打ちにいきました」。この回に一挙 6点を挙げ、逆転。先発秋山を援護した。

 上本は今季、初球打ちで14打数 7安打。思い切りのよさが目立つ。

 

 糸井嘉男外野手が古巣オリックス戦で適時打を放った。

  6回二死 2塁。フルカウントからオリックス金子の 126キロのチェンジアップに体勢を崩されながらも合わせた。打球は遊撃手の左横を抜け中前へ。 2塁走者が生還した。

 昨季まで所属した古巣に恩返しの一打となった。

  6回表阪神二死 2塁、中前に適時打を放った糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪

 糸井嘉男外野手が古巣オリックス戦で 2安打 1打点と活躍した。

 「1番・右翼」で出場し、 6回二死 2塁から金子のチェンジアップをセンターにはじき返すタイムリー。「追加点が取れて良かったです」と振り返った。

  7回には左翼線に 2塁打を放ち、マルチ安打をマークした。

  6回、元同僚の金子千尋投手(手前)から適時打を放った糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪

 いつもと同じように、歯を食いしばって“恩返し”の一撃を見舞った。今はタテジマに身を捧げ、勝利に貢献するだけ。古巣を相手に、糸井が有言実行の金子撃ちでチーム 7点目をゲット。勝利を決定づけた。

 「追加点がとれて、よかったですね」

  6- 2の 6回二死 2塁。フルカウントから高めの 126キロを中前へ。貴重な適時打で自身 2試合ぶりの打点を挙げると、直後の上本の打席では 3試合連続、今季 8個目となる 2盗に成功。この回途中で金子を降板に追い込んだ。

 さらに 7回にも左翼線への 2塁打を放ち、 2安打 1打点で今季16度目のマルチも記録。昨季まで 4シーズン在籍した庭で大暴れした。

 阪神のスタメン=京セラドーム大阪

 パ・リーグ、いや球界を代表する元同僚・金子との対戦。お互いを認め合う関係だ。前日 5日には「最悪。…それは冗談やけど、打てるように頑張ります」とジョークを交えつつ、大きなモチベーションに変えていた。北海道日本ハム時代に通算打率 0.200(35打数 7安打)と苦手にしていたのは、もう過去の話。最初の 3打席は封じられたが、 4打席目できっちりと仕留めた。

 金本監督は「トリ(鳥谷)の 3ランと、糸井のタイムリーか。きょうはあの 2人の打点が一番大きかったですね」と、試合を決めた 2人に目を細めた。阪神では初となる右翼も、オリックス時代には本職で慣れたもの。 6度の守備機会を無難にこなした。これからも任務を全うし、勝利の使者になる。

 6回表阪神二死 2塁、糸井嘉男外野手は金子千尋投手から中前適時打を放った=京セラドーム大阪

◇データBOX◇

◎…糸井は北海道日本ハム時代、オリックス戦の通算成績(2007~12年)は 360打数 112安打(打率 0.311)、13本塁打、47打点。金子との対戦成績(2008~11年)は35打数 7安打(打率 0.200)、 1本塁打、 2打点だった。

◎…糸井の右翼は阪神では初。オリックス時代の昨年 9月25日のロッテ戦(当時QVC)以来。

◎…福留の左翼は2013年に阪神加入以来、初。右翼以外の守備につくのは2014年 9月10日の巨人戦(中堅=甲子園)以来。高山の中堅は昨年 9月24日の中日戦(ナゴヤドーム)以来。

 

 どちらの球団においてもホームでの試合だったが、その利を利用しての勝利は実に良いですね。

 全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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中谷7号3ランで先発能見援護!も敗戦…能見がプロ通算「300試合登板」を達成!マテオ今季初黒星…

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阪神が初回に 5番原口文仁捕手(25)が遊ゴロを放つも併殺崩れの間に 1点を先制した。「関西ダービー」の 2戦目は、前日に11得点した阪神が勢いそのまま先制した。 2四球と高山俊外野手(24)の 2塁打などで一死満塁とし、中谷将大外野手(24)の併殺崩れの間に 1点を挙げた。阪神は 4回に中谷が「7号3ラン」を放ち 4点差をつけたが、オリックスは 5回にT-岡田が「14号ソロ」。 6回に 5安打で追いついた。 7回以降は両軍の中継ぎ陣が好投したが、 9回オリックスは一死満塁としてステフェン・ロメロ外野手(28)がサヨナラ左前打。阪神の連勝は「3」でストップ。阪神マルコス・マテオ投手(33)は今季初黒星。

中谷将大外野手が「7号3ラン」を放った。敗戦の中での光りとなった。 4回無死 1、 3塁、追加点がほしい打席で背番号「60」が振り抜いた。左翼席に飛び込む「3ラン」で、先発能見篤史投手(38)を援護した。今季「7本目」は糸井嘉男外野手(35)と並ぶチームトップになった。阪神は 9回、マルコス・マテオ投手がオリックス打線につかまり、今季 3度目のサヨナラ負け。福留孝介外野手(40)が調子を落としているなか「7番・左翼」で先発出場した中谷将大外野手が 4回「7号3ラン」を放った。連勝は「3」で止まり首位広島と「2ゲーム」差に後退したが、若虎が再浮上へと導く。オリックスの先発・東明大貴投手(27)の高めに浮いたスライダーをとらえると、大きな弧を描いた打球は左翼席へ。追加点を待ちわびた虎党が、沸いた。 5月27日のDeNA戦(甲子園)で「6号ソロ」を放って以来 9試合ぶりとなる「7号3ラン」は、定位置奪取へのアピール弾となった。現在は 1塁と左翼が主なポジション。 1塁には前日に 3安打 3打点と好調だった原口がおり、外野は福留、糸井、高山と高い牙城がそびえる。ただ、今週はチャンスだ。オリックス-ソフトバンクとパ・リーグの主催試合 6連戦。福留、糸井がDHで出場すれば外野での出番が巡ってくる。実際、この日は福留が今季初のDHとなり、 5月17日の中日戦(甲子園)以来となる左翼での先発出場の機会をつかんだ。このまま梅雨入りするわけにはいかない。中谷が打ちまくって、虎を季節外れの“快晴”に導く。

最高の舞台が用意された。糸井が決めてくれる。虎党の誰もが、そう信じたはずだ。だが…。歓声をため息に変えてしまった糸井は試合後、報道陣から「内角攻めが続いたが」と問われて、うなずくだけだった。悔しさがにじみ出ていた。 4- 4の 9回だった。相手は守護神・平野佳寿投手(33)が登板。二死 1塁でドラフト 5位・糸原健斗内野手(24=JX-ENEOS)が遊撃内野安打を放ち、代打・俊介外野手(29)がバットを折りながらもしぶとく 3遊間を破っての満塁機だった。カウント 1- 1からの 3球目。 147キロ直球。狙い澄まして引っ張ったものの、やや差し込まれた。 1塁手・中島裕之内野手(34)に処理されると、唇をグッとかみ、ややうつむきながら、ベンチに戻った。 1回先頭で四球を選び、先制のホームを踏んだものの、 4試合ぶりに「H」ランプを灯せなかった。糸井、福留のベテランコンビがともに無安打に終わるのは今季10度目(福留の休養日を含む)。トータルでは「5勝5敗」もこれで「3連敗」。そろそろ、IF砲が若手を助ける順番だろうか。京セラドームにはオリックス時代の糸井グッズを持ち込むファンも目立つ。 8日こそ、アクセル全開で、強烈な恩返しをする。

能見篤史投手がプロ通算「300試合登板」を記録した。初登板は2005年 4月 3日ヤクルト戦。球場は、この日と同じ京セラドーム(当時は大阪ドーム)だった。能見篤史投手は 5回 0/3を 6安打 4失点で降板した。抜群の立ち上がりだったが、 5回先頭のT-岡田に右翼席に今季被弾を浴びると、 6回には先頭西野から 4連打を浴びて降板した。 6回無死 1塁から安達に左翼へ 2塁打を浴びたところで左手薬指から出血。ユニホームのズボンが血で染まっていた。マウンド上で左手を気にする能見。香田勲男投手コーチ(52)、杉本一弘トレーナーが急いで駆け寄る。左薬指から出血していた。突如、制球が乱れた 6回。オリックス打線をきりきり舞いにさせたキレ味抜群のスライダーが“もろ刃の剣”となってしまった。 6回までは上々の投球だった。 5回に今季初被弾となるT-岡田(29=本名・岡田貴弘)に「14号ソロ」を浴びたが、スライダーを軸に 7三振を奪い、通算奪三振数も「1324」と、試合19奪三振の日本記録を持つ「歴代76位」の野田浩司氏(49=元オリックス)まであと「1」と迫る好投を見せていた。自身の通算「300登板」を白星で飾れなかった。この悔しさを、次戦のマウンドにぶつける。

●マルコス・マテオ投手が痛恨の一打を浴びた。同点の 9回に 4番手でマウンドに上がったが、先頭打者を四球で出し、一死 2塁から四球と安打で満塁の大ピンチ。オリックスの 4番ロメロにレフト前へのサヨナラ打を打たれた。中継ぎとして安定感抜群だったが、今季26試合目の登板で初めて黒星を喫した。自身、昨年 8月 7日のヤクルト戦(神宮)以来の黒星。制球の乱れを悔やんだ。記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セ・パ交流戦:オリックス5-4阪神>◇7日◇京セラドーム大阪

 阪神が初回に 1点を先制した。 2四球と高山の 2塁打などで一死満塁とし、原口の併殺崩れの間に 1点を挙げた。

 阪神は 4回に中谷が「7号3ラン」を放ち 4点差をつけたが、オリックスは 5回にT-岡田が「14号ソロ」。 6回に 5安打で追いついた。

  7回以降は両軍の中継ぎ陣が好投したが、 9回オリックスは一死満塁としてロメロがサヨナラ左前打。阪神の連勝は「3」でストップ。

 オリックス平野は「2勝」目、阪神マテオは今季初黒星。

  1回表阪神一死満塁、遊ゴロの間に打点をあげた原口文仁捕手=京セラドーム大阪

 阪神が先制点を奪った。初回、オリックス先発東明を攻め立て、一死満塁の好機をつくる。 5番原口文仁捕手が遊ゴロを放つも併殺崩れの間に 1点を先取した。

 「関西ダービー」の 2戦目は、前日に11得点した阪神が勢いそのまま先制した。

 

  4回表阪神無死 1、 3塁、中谷将大外野手は左越え「3点本塁打」を放った=京セラドーム大阪

 中谷将大外野手が「7号3ラン」を放った。

  4回無死 1、 3塁、追加点がほしい打席で背番号「60」が振り抜いた。左翼席に飛び込む「3ラン」で、先発能見を援護した。

 今季「7本目」は糸井と並ぶチームトップになった。

 「打ったのはスライダー。チャンスの打席だったのでとにかくランナーをかえすことだけ考えて、高めに浮いてきたボールをしっかり振り切ることができました。打った瞬間の感触も良かったですし、なにより追加点を取ることができて良かったです」と球団広報を通じてコメントした。

  4回表阪神無死 1、 3塁、左越え「3点本塁打」を放った中谷将大外野手=京セラドーム大阪

 中谷将大外野手が「7号3ラン」を放ち、敗戦の中での光りとなった。

  4回無死 1、 3塁で打席へ。外角高めにきたスライダーを引っ張り、左翼席に突き刺した。

 「とにかくランナーをかえすことだけ考えて、高めに浮いてきたボールをしっかり振り切ることができました」。反応力の高さを見せた1発だった。

 試合後は「どこでも与えられたポジションで、勝ちにつなげられたらと思います」と謙虚に語った。

 中谷将大外野手は 4回、左翼スタンドへ「7号3ラン」を放った=京セラドーム大阪

 阪神は 9回、マルコス・マテオ投手がオリックス打線につかまり、今季 3度目のサヨナラ負け。福留孝介外野手が調子を落としているなか「7番・左翼」で先発出場した中谷将大外野手が 4回、「7号3ラン」を放った。連勝は「3」で止まり首位広島と「2ゲーム」差に後退したが、若虎が再浮上へと導く。

  9回一死満塁で、ロメロの打球は無情にも左前に抜けた。歓喜にわくオリックスナイン、厳しい表情で引き揚げる阪神ナイン。近畿が梅雨入りしたのに合わせたわけではないが、虎の“晴れ間”は一瞬だった。それだけに中谷の輝きは、ひと際まぶしかった。

 「チャンスだったのでとにかくランナーをかえすことだけ考えて、高めに浮いたボールをしっかり振り切ることができました。追加点をとることができてよかったです」

  4回、中谷将大外野手が本塁打を放った=京セラドーム大阪

  1回一死満塁で 1点しか取れず、 2、 3回と無安打で迎えた 4回。原口の 2塁打、鳥谷の右前打で 1、 3塁として打席に立った。オリックスの先発・東明の高めに浮いたスライダーをとらえると、大きな弧を描いた打球は左翼席へ。追加点を待ちわびた虎党が、沸いた。 5月27日のDeNA戦(甲子園)で「6号ソロ」を放って以来 9試合ぶりとなる「7号3ラン」は、定位置奪取へのアピール弾となった。

 現在は 1塁と左翼が主なポジション。 1塁には前日に 3安打 3打点と好調だった原口がおり、外野は福留、糸井、高山と高い牙城がそびえる。ただ、今週はチャンスだ。オリックス-ソフトバンクとパ・リーグの主催試合 6連戦。福留、糸井がDHで出場すれば外野での出番が巡ってくる。実際、この日は福留が今季初のDHとなり、 5月17日の中日戦(甲子園)以来となる左翼での先発出場の機会をつかんだ。

  4回、 3点本塁打を放った中谷将大外野手=京セラドーム大阪

 さらに福留が22打席連続安打なしと苦しんでいる状況。糸井も 9回二死満塁の絶好機で 1ゴロと、本来の勝負強さを発揮できていない。それだけに中谷の存在は頼もしい限り。片岡打撃コーチも「変化球をよく打ってくれた。あの長打力は魅力」と評価した。

 常にスタメンが確約された身ではないだけに、文字通り寸暇を惜しんで調子を上げる。全体練習が終わったあとのグラウンドの隅、遠征先ではチームバスの隣り。わずかなスペースと時間を見つけて素振りを繰り返す。「自分でやるしかないので」。若手の激しい競争を原動力とする金本虎にあって、やるべきことは分かっている。

 「どこでも与えられたポジションで、勝ちにつながる仕事ができればいいと思います」

 連勝は「3」で止まり、首位広島が勝ったためゲーム差は「2」に開いた。金本監督は「カード勝ち越しをかけて頑張るしかないでしょう」と前を向く。このまま梅雨入りするわけにはいかない。中谷が打ちまくって、虎を季節外れの“快晴”に導く。

◇データBOX◇

◎…阪神の今季のサヨナラ負けは 4月 1日の広島戦(マツダ、 8- 9x)、 4月19日の中日戦(ナゴヤドーム、 3- 4x)以来で「3度目」。

◎…福留が22打席連続無安打で虎移籍後最長となった。これまでは2015年 5月 5日の中日戦(甲子園)の第 1打席から同10日の広島戦(甲子園)の第 3打席までに記録した19打席が最長だった。

 

 糸井嘉男外野手は 9回二死満塁で 1ゴロに倒れた。みなが勝ち越しを期待したが…=京セラドーム大阪

 最高の舞台が用意された。糸井が決めてくれる。虎党の誰もが、そう信じたはずだ。だが…。

 「…」

 歓声をため息に変えてしまった糸井は試合後、報道陣から「内角攻めが続いたが」と問われて、うなずくだけだった。悔しさがにじみ出ていた。

  4- 4の 9回だった。相手は守護神・平野が登板。二死 1塁でドラフト 5位・糸原健斗内野手が遊撃内野安打を放ち、代打・俊介がバットを折りながらもしぶとく 3遊間を破っての満塁機だった。カウント 1- 1からの 3球目。 147キロ直球。狙い澄まして引っ張ったものの、やや差し込まれた。 1塁手・中島に処理されると、唇をグッとかみ、ややうつむきながら、ベンチに戻った。

  9回、糸井嘉男外野手は内野ゴロに倒れた=京セラドーム大阪

  1回先頭で四球を選び、先制のホームを踏んだものの、 4試合ぶりに「H」ランプを灯せなかった。前日 6日は適時打を含む 2安打 1打点 1盗塁の活躍だったが、金本監督は「きのう( 6日)は打ったんだけどね。まだまだ本調子ではない気がしますね」と指摘。片岡打撃コーチは「ああいうところで打ってくれると…」と勝負を決める場面での一打を期待した。 5月中旬には自己ワーストの28打席連続無安打に陥ったが、まだ回復途上。古巣オリックスに、逃した魚はデカかったといわしめたいところだったが、皮肉にも試合の流れを変えてしまった。

 糸井、福留のベテランコンビがともに無安打に終わるのは今季10度目(福留の休養日を含む)。トータルでは「5勝5敗」もこれで「3連敗」。そろそろ、IF砲が若手を助ける順番だろうか。

  1回、高山俊外野手が 2塁打を放ち、 3塁へ進む糸井嘉男外野手=京セラドーム大阪

 金本監督は「( 4回までの 4得点の)あの後ね。先発を降ろしたのに点をとれなかったというのが大きかったのかな、と。結果的にそうですよね」とダメ押しできなかった展開を敗因に挙げた。京セラドームにはオリックス時代の糸井グッズを持ち込むファンも目立つ。 8日こそ、アクセル全開で、強烈な恩返しをする。

◇データBOX◇

◎…糸井嘉男外野手と福留孝介外野手がともに無安打だった試合(福留の休養日を含む)のチームの勝敗は今季10試合で「5勝5敗」。交流戦に入ってからは 3試合で「3敗」。

 

 阪神先発の能見篤史投手=京セラドーム大阪

 能見篤史投手がプロ通算「300試合登板」を記録した。

 初登板は2005年 4月 3日ヤクルト戦。球場は、この日と同じ京セラドーム(当時は大阪ドーム)だった。

 力投の能見篤史投手=京セラドーム大阪

 阪神の先発能見篤史投手は 5回 0/3を 6安打 4失点で降板した。抜群の立ち上がりだったが、 5回先頭のT-岡田に右翼席に今季被弾を浴びると、 6回には先頭西野から 4連打を浴びて降板した。

  6回無死 1塁から安達に左翼へ 2塁打を浴びたところで左手薬指から出血。トレーナーがマウンドに駆けつける場面もあった。能見は「カウント負けというのもあったし、追い込むところを追い込まないと。(出血は)ちょっとえぐった。力むとたまにある。(影響は)ないよ」と、冷静に話した。

 阪神先発の能見篤史投手=京セラドーム大阪

 ユニホームのズボンが血で染まっていた。マウンド上で左手を気にする能見。香田投手コーチ、杉本トレーナーが急いで駆け寄る。左薬指から出血していた。突如、制球が乱れた 6回。オリックス打線をきりきり舞いにさせたキレ味抜群のスライダーが“もろ刃の剣”となってしまった。

 「ちょっと(投球時に左親指で左薬指を)えぐってしまった。力むとたまに出る。(影響は)ないよ、ないよ」

  6回、指の状態を気にする能見篤史投手=京セラドーム大阪

 試合後、出血を失点の理由にはしなかったが、リズムは狂っていた。 4- 1の 6回、先頭の西野に右前打、安達の左翼線 2塁打で無死 2、 3塁。ここで香田コーチらがマウンドに向かい、指の状態を確認した。ベンチは続投の判断も、続くロメロの詰まった打球は不運にも中前へ。小谷野の打球も右前にポトリ。代わった桑原も打たれ、この回、 3点を失った。

 能見篤史投手(左から 2人目)は 6回につかまってマウンドを降りる=京セラドーム大阪

  6回までは上々の投球だった。 5回に今季初被弾となるT-岡田に「14号ソロ」を浴びたが、スライダーを軸に 7三振を奪い、通算奪三振数も「1324」と、 1試合19奪三振の日本記録を持つ「歴代76位」の野田浩司氏まであと「1」と迫る好投を見せていた。だが、能見はスライダーを投げる際、左親指で左指を痛めることが過去にもあり、香田コーチは「自分の親指で切った。(次回登板への影響は)問題ないでしょう」と説明した。

  6回途中で降板した能見篤史投手(左端)=京セラドーム大阪

 「 4点も取ってもらって、あとはなんとか抑えていかないといけないところだった」

  5回 0/3を 6安打 4失点とチームを勝利に導けず、左腕は渋い表情。自身の通算「300登板」を白星で飾れなかった。この悔しさを、次戦のマウンドにぶつける。

 能見篤史投手はベンチで左手の指を気にする。突然の乱調に影響したか=京セラドーム大阪

☆能見篤史投手とコンビを組んだ梅野隆太郎捕手

 「( 6回は)バッティングカウントにしてしまったのがよくなかった。(守備位置の関係で内野を抜かれるなど)完璧に打たれたのは少なかったのでもったいなかったです」

◇データBOX◇

◎…能見は 7奪三振で通算「1324奪三振」となり、金田留広氏(70=元広島=「1317」)、斉藤明夫氏(62=元横浜=「1321」)をかわして歴代単独「77位」に浮上した。

 

  9回裏オリックス一死満塁、ステフェン・ロメロ外野手に左前にサヨナラ適時打を浴びたマルコス・マテオ投手=京セラドーム大阪

 マルコス・マテオ投手が痛恨の一打を浴びた。

 同点の 9回に 4番手でマウンドに上がったが、先頭打者を四球で出し、一死 2塁から四球と安打で満塁の大ピンチ。オリックスの 4番ロメロにレフト前へのサヨナラ打を打たれた。

 中継ぎとして安定感抜群だったが、今季26試合目の登板で初めて黒星を喫した。マテオは「今日はマウンドとスライダーが合わなかった。スライダーは外角へ行っていたのに修正できなかった。京セラでは 1、 2カ月プレーしていなかったので、調整が難しかった」と肩を落としていた。

  9回、オリックス・ステフェン・ロメロ外野手にサヨナラ安打を打たれたマルコス・マテオ投手=京セラドーム大阪

 マテオが悪夢のサヨナラ負けを喫した。 4- 4の 9回に 4番手で登板すると先頭の伊藤に四球。犠打のあとさらに西野に四球を与えてピンチを広げ、安達、ロメロと連打を浴びた。自身、昨年 8月 7日のヤクルト戦(神宮)以来の黒星。「マウンドとスライダーの感じが合わなかった。アウトサイドにいってしまったのを修正できなかったのが大きかった」と制球の乱れを悔やんだ。

 

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 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

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 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

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◇現場からお届け!トラ番LIVEニュース 主催試合時は、現場から直接ニュースを配信! タイガース情報をどこよりもはやく、そうして細やかに。「生」の情報もお届けします!!

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阪神継投で逃げ切り!メッセが7勝目!福留25打席ぶりヒット!中谷千金適時打&フェンス激突キャッチ

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オリックスは 1回二死 1、 2塁から小谷野栄一内野手(36)の適時打で先制した。阪神も 2回に鳥谷敬内野手(35)の併殺打の間に同点とした。阪神は 5回に中谷が勝ち越し打。 6回は福留孝介外野手(40)の適時打で 3点目を追加した。オリックスもその裏に連続 2塁打で 1点差に迫った。阪神が 6回途中から継投で逃げ切った。立ち上がりの制球に苦しんだランディ・メッセンジャー投手(35)は、 124球で 6回途中を 2失点で「7勝」目。「守備に助けられた。チームメートに感謝したい」と話した。唇をかみ、首を振っていらだちながらも、投げ込む白球には決して雑念は込めない。メッセンジャーが食らいつく猛牛打線を払いのけ、リーグ単独トップに立つ「7勝」目をゲット。汗を飛ばしながら、粘りに粘った。 5回 2/3で 6安打 2失点も、 124球を要した。自身の理想は高い。試合後は少しだけ表情を和らげて、反省と感謝を口にした。 2回までに58球。苦しんだ。それでも 6回途中まで 2失点で持ちこたえたのは、さすがだ。通算「80勝」目。 3三振も奪い、通算奪三振数を「1201」とし、歴代「95位」の柳田豊氏(65=西鉄、近鉄など)と並んだ。前回対戦の2015年 6月12日では、京セラで 9回 6安打無失点も勝ち負けつかず、試合は 0- 1で敗れていた。リベンジ成功。何より、チームが勝つことが最高の喜びだ。オリックスは交流戦初のカード負け越し。阪神ラファエル・ドリス投手(29)は「19セーブ」。

福留孝介外野手が25打席ぶりにヒットを放った。 2- 1で迎えた 6回、二死 3塁の場面。先発ディクソンのスライダーをとらえて 2遊間を破った。 6試合連続で快音がなかったが、この日の 3打席目に待望のヒットが生まれ、貴重な 3点目をたたき出した。直後の原口文仁内野手(25)の打席では今季初盗塁を記録した。阪神は福留孝介外野手が自身25打席ぶりの安打となるタイムリー&激走でチームをけん引。オリックスに 3- 2で勝利し、関西ダービーを勝ち越した。交流戦開幕 3カード連続勝ち越しで、首位広島を「2ゲーム」差追走。復活の「4番」とともに、博多に乗り込む!!試合後、多くを語ることはなかった。球場を離れる際には、もう次を見すえていた。周囲の歓喜や安どは肌で感じながらも、緊張の糸を緩めなかったのは経験豊富な40歳の主将ならではだった。背中でチームを鼓舞した。 0- 1の 2回は先頭で四球を選ぶと、原口の右前打で 3塁を陥れる激走。同点を演出した。 6月に入り、快音から遠ざかった。 1日のロッテ戦(ZOZOマリン)から、この日の第 2打席まで24打席連続無安打。阪神移籍後自己最長を更新した。アップ時にはトレーナーに足を入念にマッサージしてもらい、バットも軽量のものに変更。フリー打撃では逆方向にコンパクトなスイングを繰り返した。復活を届けたい人がいた。2008年に引退したミズノ社のグラブ名人、坪田信義氏(84)。60年間の職人生活に終止符を打った後、大阪・都島区内で愛孫らとの日々を楽しむ恩人が、 6日に激励に訪れてくれた。メジャー移籍直前の中日時代に「軽さ、柔らかさ、開きやすさの3本柱」の相棒を作ってもらった恩人。ベンチ裏で握手し、最敬礼。どれだけ苦しくとも、みんなが応援してくれていた。いよいよ 9日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)から西武、楽天とパ・リーグ上位 3球団との対戦が始まる。大一番に「4番」が間に合って、関門海峡を渡る。12年ぶりのリーグVを目指す、猛虎の本気度をまずは鷹に証明する。

鳥谷が連夜の活躍だ。 0- 1の 2回無死 1、 3塁。きっちり1点を奪うと、 5回一死からは、ブランドン・ディクソン投手(32)の直球を逆らわず左中間へ 2塁打。暴投ですかさず 3進し、中谷将大外野手(24)の決勝打を演出した。 7回にも先頭で中前打を放ち、今季18度目のマルチ安打。通算「2000本安打」まで、あと「74本」とした。

中谷将大外野手が攻守にわたって勝利に貢献した。打ってはV打。守ってはフェンスに激突しながらの超美技だ。攻守両面の成長で、中谷が虎を勝たせた。同点の 5回一死 3塁。オリックス先発ディクソンのカーブに目いっぱい腕を伸ばして中前にはじき返した。 3塁走者の鳥谷が生還し、勝ち越しに成功。値千金のタイムリーとなった。守備でもビッグプレーを見せた。 6回、オリックス中島裕之内野手(34)が放った右翼フェンス際への大飛球に猛ダッシュ。左腕を懸命に出し、フェンスにぶつかりながらもキャッチした。 9日からは地元福岡でのソフトバンク 3連戦。弾みをつける1日にもなった。腕をいっぱいに伸ばす。チャンスも、白球もがむしゃらにつかんだ。敗れた前日 7日も豪快な「3ラン」で気を吐いた。エリック・キャンベル内野手(30)が抹消されて“国産打線”となったなか、 2試合連続のスタメンで連夜の活躍。ただ、チームトップタイ 7発の一方で、ケースに応じた打撃が課題だった。ガツガツと全力でボールを追い、打席ではガンガン振る。成長の勢いのままに、錦を飾る。

悔しさから一夜明け、パーフェクトリレーで晴らした。桑原謙太朗投手(31)&マルコス・マテオ投手(33)。虎の勝利の方程式コンビが、やられたオリックスにリベンジだ。 6回。 1点差に迫られなお二死 2塁で救援した桑原は、代打・駿太外野手(後藤駿太=24)を 2ゴロに抑えると、 7回も続投し 3人でピシャリ。ブレント・モレル内野手(30)に同点打を許した前夜( 7日)から一転、相手の反撃ムードを断ち切った。今季 5度目のイニングまたぎにも平然。マテオも、 8回に登板して三者凡退で退けた。完ぺきに抑えて。頼もしき救援陣。虎の強さがここにある。たすきをつながれた守護神・ドリスが 1点リードの 9回に登板し、 1回を 1四球のみで無失点。 3日の北海道日本ハム戦(甲子園)以来、両リーグで単独トップとなる「19セーブ」目を挙げた。記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セ・パ交流戦:オリックス 2- 3阪神>◇ 8日◇京セラドーム大阪

 オリックスは 1回二死 1、 2塁から小谷野の適時打で先制した。阪神も 2回に鳥谷の併殺打の間に同点とした。

 阪神は 5回に中谷が勝ち越し打。 6回は福留の適時打で 3点目を追加した。オリックスもその裏に連続 2塁打で 1点差に迫った。

 阪神が 6回途中から継投で逃げ切った。メッセンジャーはリーグ単独トップの「7勝」目。オリックスは交流戦初のカード負け越し。阪神ドリスは「19セーブ」。オリックス・ディクソンは「4敗」目。

 力投するランディ・メッセンジャー投手=京セラドーム大阪

 立ち上がりの制球に苦しんだ阪神のメッセンジャーは、 124球で 6回途中を 2失点で「7勝」目。「守備に助けられた。チームメートに感謝したい」と話した。

 「力み過ぎた部分があった」と 1回に先制点を許した。 2回にも二死 1、 2塁のピンチを招いたが、ファウルで粘る西野に根負けせず、 3直に打ち取って切り抜けた。ただ、球数を費やしたこともあって 6回に息切れし「序盤にしっくりこないことが多いので修正したい」と反省した。

  2回を抑え、腕を動かしながらベンチに戻るランディ・メッセンジャー投手=京セラドーム大阪

 唇をかみ、首を振っていらだちながらも、投げ込む白球には決して雑念は込めない。メッセンジャーが食らいつく猛牛打線を払いのけ、リーグ単独トップに立つ「7勝」目をゲット。汗を飛ばしながら、粘りに粘った。

 「最近は試合序盤はしっくりこないから、修正したいね。自分自身バランスも悪く、力みもあった。チームメートに感謝したい。守備でも助けてくれて、得点もとってくれた」

  5回 2/3で 6安打 2失点も、 124球を要した。自身の理想は高い。試合後は少しだけ表情を和らげて、反省と感謝を口にした。

  1回。二死 1、 2塁から小谷野に内角低めのフォークを捉えられ、いきなり先制の左前適時打を食らうと、 2回は 1塁・原口の失策も絡んで二死 1、 2塁。西野には 7球ファウルで粘られた。それでも13球目で三直に打ちとり、「 1球でもいいから早くフェアゾーンに打ってくれと思っていたよ」と笑った。

 気合十分。ランディ・メッセンジャー投手は 2回、武田健吾外野手の打球を素手で捕球した=京セラドーム大阪

  2回までに58球。苦しんだ。それでも 6回途中まで 2失点で持ちこたえたのは、さすがだ。通算「80勝」目。 3三振も奪い、通算奪三振数を「1201」とし、歴代「95位」の柳田豊氏と並んだ。

 隠れた努力が粘り腰につながる。トレーナーにいわれるでもなく、本拠地での登板翌日の朝は、疲労回復の有酸素運動を行うため室内でバイクにまたがる。遠征先では、約 1時間の散歩に出かけて、汗びっしょりで宿舎に帰ってくる。過程に妥協をしないから、結果もついてくる。

 自身 4試合目にして関西ダービー初勝利。「 9回無失点勝敗なし、というのは覚えているけどいつでも勝てることはうれしいよ」と胸を張った。

 前回対戦の2015年 6月12日では、京セラで 9回 6安打無失点も勝ち負けつかず、試合は 0- 1で敗れていた。リベンジ成功。何より、チームが勝つことが最高の喜びだ。

  6回、降板するランディ・メッセンジャー投手と戦況を見守る金本知憲監督=京セラドーム大阪

☆メッセンジャーをリードした梅野隆太郎捕手

 「カーブがイマイチで、探り探りでした。最少失点で投げてくれた」

☆阪神・金本知憲監督(メッセンジャーに)

 「引っかけた球が多かったイメージ。経験もあるし、修正してくれると思う」

◇データBOX◇

◎…メッセンジャーが 3三振を奪い、通算「1201」奪三振。歴代「95位」の柳田豊氏(65=西鉄、近鉄など)に並んだ。

◎…歴代外国人投手 5位の勝利数は、節目の「80勝」となった。 1位は郭泰源氏(55=西武)の「117勝」、球団記録はジーン・バッキー氏(79=阪神、近鉄)の「100勝」。

◎…オリックス戦では通算 4度目の登板で初勝利( 2敗)。

 

 福留孝介外野手が25打席ぶりにヒットを放った。 2- 1で迎えた 6回、二死 3塁の場面。先発ディクソンのスライダーをとらえて 2遊間を破った。 6試合連続で快音がなかったが、この日の 3打席目に待望のヒットが生まれ、貴重な 3点目をたたき出した。直後の原口の打席では今季初盗塁を記録した。

 福留は「追加点の欲しい場面でしたし、みんなが形を作ってくれてまわってきた打席だったので、後ろにつなぐこと、ランナーをかえすことだけ考えて打ちました」とコメント。試合後は、安打が出なかったことに「そういうこともあるでしょう。(盗塁は)普通」と話し球場を後にした。

  6回表阪神二死 3塁、中前に適時打を放った福留孝介外野手=京セラドーム大阪

 待ってました!! 阪神は福留孝介外野手が自身25打席ぶりの安打となるタイムリー&激走でチームをけん引。オリックスに 3- 2で勝利し、関西ダービーを勝ち越した。交流戦開幕 3カード連続勝ち越しで、首位広島を「2ゲーム」差追走。復活の「4番」とともに、博多に乗り込む!!

 抜けた。ついにトンネルから脱出した。遊撃右を鋭く抜ける打球をみながら福留は言葉にならない何かを叫んでいた。 1塁に到達すると、ようやく白い歯がこぼれた。苦悶から解き放たれた。

 「そういうこともあるでしょう。(走塁も)普通でしょう」

  6回表阪神二死 3塁、適時打を放った福留孝介外野手=京セラドーム大阪

 試合後、多くを語ることはなかった。試合中には「みんなが形を作ってくれてまわってきた打席。後ろにつなぐこと、走者をかえすことだけを考えてました」と広報に話したが、球場を離れる際には、もう次を見すえていた。周囲の歓喜や安どは肌で感じながらも、緊張の糸を緩めなかったのは経験豊富な40歳の主将ならではだった。

 ディクソンをKOする一打は 2- 1で迎えた 6回の第 3打席だ。糸井が歩き、上本が送る。高山が 1ゴロで二死 3塁。 1塁が空いている状況で相手は外角攻め。 3球目のスライダーを素直にとらえた。25打席ぶりに灯した「H」ランプは貴重な追加点。直後には 2年ぶりの盗塁を決めた。

  2回は原口文仁内野手の右前打で 1塁から 3塁へ激走!=京セラドーム大阪

 背中でチームを鼓舞した。 0- 1の 2回は先頭で四球を選ぶと、原口の右前打で 3塁を陥れる激走。同点を演出した。

  6月に入り、快音から遠ざかった。 1日のロッテ戦(ZOZOマリン)から、この日の第 2打席まで24打席連続無安打。阪神移籍後自己最長を更新した。アップ時にはトレーナーに足を入念にマッサージしてもらい、バットも軽量のものに変更。フリー打撃では逆方向にコンパクトなスイングを繰り返した。

  6回に適時打を放った福留孝介外野手。待ちわびた「4番」の快音に球場が沸いた=京セラドーム大阪

 復活を届けたい人がいた。2008年に引退したミズノ社のグラブ名人、坪田信義氏。60年間の職人生活に終止符を打った後、大阪・都島区内で愛孫らとの日々を楽しむ恩人が、 6日に激励に訪れてくれた。メジャー移籍直前の中日時代に「イチローさんと同じものをお願いします」と嘆願し、「軽さ、柔らかさ、開きやすさの3本柱」の相棒を作ってもらった恩人。ベンチ裏で握手し、最敬礼。坪田氏は「家の近くにおいしい焼き鳥店があるから、今度、ぜひいこうか」と優しく誘ってくれた。どれだけ苦しくとも、みんなが応援してくれていた。

  6回、適時打を放った福留孝介外野手=京セラドーム大阪

 交流戦 3カード連続勝ち越しで貯金を「11」とした金本監督も「孝介に僕はホッとしましたね。年に 1回はそういうのがあるもんだし、僕はそう思っていたけど、やっぱり心配は心配しますわね」と親心をのぞかせた。

 いよいよ 9日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)から西武、楽天とパ・リーグ上位 3球団との対戦が始まる。

 「これから上位チームとあたるんで頑張っていきます」と指揮官。大一番に「4番」が間に合って、関門海峡を渡る。12年ぶりのリーグVを目指す、猛虎の本気度をまずは鷹に証明する。

☆福留について阪神・片岡篤史打撃コーチ

 「本人もモヤモヤしていたと思うけど、一本出てホッとしていると思う」

 

  2回、併殺打に倒れた鳥谷敬内野手=京セラドーム大阪

 鳥谷が連夜の活躍だ。 0- 1の 2回無死 1、 3塁。遊ゴロ併殺打も、きっちり1点を奪うと、 5回一死からは、ディクソンの直球を逆らわず左中間へ 2塁打。暴投ですかさず 3進し「(行けと)常に言われているので」と、中谷の決勝打を演出した。 7回にも先頭で中前打を放ち、今季18度目のマルチ安打。通算「2000本安打」まで、あと「74本」とした。交流戦は打率 0.394と好調も「頑張ります」と冷静だった。

 

  6回裏オリックス無死、中島裕之内野手の飛球を好捕した中谷将大外野手=京セラドーム大阪

 中谷将大外野手が攻守にわたって勝利に貢献した。

 同点の 5回一死 3塁。オリックス先発ディクソンのカーブに目いっぱい腕を伸ばして中前にはじき返した。 3塁走者の鳥谷が生還し、勝ち越しに成功。値千金のタイムリーとなった。

 「チャンスだったんでかえそうという強い気持ちを持っていました。前に飛ばせばどうにかなると思っていました。結果的にヒットになってくれてよかったです」と振り返った。

 守備でもビッグプレーを見せた。 6回、オリックス中島が放った右翼フェンス際への大飛球に猛ダッシュ。左腕を懸命に出し、フェンスにぶつかりながらもキャッチした。「ずっとランディ(メッセンジャー)が頑張っているから少しでも貢献したいなと思っていました」とにっこり。

  9日からは地元福岡でのソフトバンク 3連戦。弾みをつける1日にもなった。

 フェンスにめり込む超美技! 中谷将大外野手が六回、中島裕之内野手の大飛球をつかんだ=京セラドーム大阪

 腕をいっぱいに伸ばす。チャンスも、白球もがむしゃらにつかんだ。打ってはV打。守ってはフェンスに激突しながらの超美技だ。攻守両面の成長で、中谷が虎を勝たせた。

 「チャンスだったので(走者を)かえすという強い気持ちを持って打席に入りました」

  1- 1の 5回一死。左中間 2塁打を放った鳥谷が、暴投で 3進。内野手がスルスルと前に出てきた。追い込まれていたが「前に飛ばせばなんとかなると思ったので」と、冷静だった。外角低めの大きなカーブを、バットの先で必死に拾った。投手の脇をライナーで抜き、中前打。決勝点をたたき出した。

 敗れた前日 7日も豪快な「3ラン」で気を吐いた。キャンベルが抹消されて“国産打線”となったなか、 2試合連続のスタメンで連夜の活躍。ただ、チームトップタイ 7発の一方で、ケースに応じた打撃が課題だった。

  6回裏オリックス無死、中島裕之内野手の飛球を好捕した中谷将大外野手=京セラドーム大阪

  5月24日の巨人戦(甲子園)では 0- 0の 5回無死 3塁、転がせば 1点が入る場面で浅い右飛。金本監督に苦言を呈された。何度も同じ過ちは繰り返せないとばかり、今回は執念を体現。指揮官は「大きいですね。やっぱり。だいたいクルッとまわる(空振り)のが多いし」とほほ笑むと、 9回の中飛も「平野の真っすぐはなかなかそんなに飛ばないと思うけど、成長がうかがえますね」と大きくうなずいた。

 右翼守備でも美技で大貢献。 3- 1の 6回。先頭の中島が放った右翼ポール付近への大飛球にジャンプ。「正直フェンスが怖かったんですけど捕れてよかった」。フェンスにぶつかり、倒れ込みながらボールをつかみ、チームを救った。

 プロ入り時は捕手。だが福岡工大城東高の杉山繁俊監督(60=現・東海大福岡高監督)は「スカウトにも見てほしくて。捕手ではなくあえて外野を守らせたこともあった」と振り返る。恩師からは今でも「お前はとにかく打つしかない」とハッパをかけられ続けるが、今季はとにかく打ちながら左翼、右翼、 1塁を見事に守る。

  9日からは福岡でソフトバンク戦だ。

  6回裏オリックス無死、中島裕之内野手の飛球を好捕した中谷将大外野手=京セラドーム大阪

 「生まれ育った故郷なので。少しでも打って、逆に憎まれ役になってきたいとおもいます!」

 ヒーローインタビューの終わり、頼もしく誓った。ガツガツと全力でボールを追い、打席ではガンガン振る。成長の勢いのままに、錦を飾る。

★中谷将大外野手、ケース打撃VTR

  5月24日の巨人戦(甲子園)、 0- 0の 5回無死 3塁で、相手内野陣が前進守備を敷かない中で浅い右飛。 1点も奪えず攻撃が終わった瞬間、ベンチを蹴った金本監督は、 1- 3で敗れた試合後「あれだけ言ってもできない。僕らの指導力不足でしょう」と怒り心頭。「4番」に初抜てきされた同28日のDeNA戦(同)でも 1- 6の 5回一死 2、 3塁で捕邪飛。 2- 6で敗れ、指揮官は「残塁いくつ? 10? クリーンアップがチャンスで打たないと」と苦言を呈した。

◇データBOX◇

◎…阪神がディクソンと対戦するのは、2013年 5月14日の甲子園( 7回 0点)で 0- 1と敗れて以来、 4年ぶり「2度目」。

◎…中谷のスタメンは 2試合連続、今季29試合目。

 

 悔しさから一夜明け、パーフェクトリレーで晴らした。桑原&マテオ。虎の勝利の方程式コンビが、やられたオリックスにリベンジだ。

  6回。 1点差に迫られなお二死 2塁で救援した桑原は、代打・駿太を 2ゴロに抑えると、 7回も続投し 3人でピシャリ。

 「抑えられて何よりです」

 阪神 2番手の桑原謙太朗投手=京セラドーム大阪

 モレルに同点打を許した前夜( 7日)から一転、相手の反撃ムードを断ち切った。今季 5度目のイニングまたぎにも平然。「行けと言われたら行きます」と頼もしかった。

 前夜は満塁のピンチを招いてサヨナラ打を浴びたマテオも、 8回に登板して三者凡退で退けた。

 「切り替えられた。問題はない」

 失敗は繰り返さない。すぐにやり返す。しかも完ぺきに抑えて。頼もしき救援陣。虎の強さがここにある。

  7回、登板した桑原謙太朗投手=京セラドーム大阪

 たすきをつながれた守護神・ドリスが 1点リードの 9回に登板し、 1回を 1四球のみで無失点。 3日の北海道日本ハム戦(甲子園)以来、両リーグで単独トップとなる「19セーブ」目を挙げ、「何点差だろうと、しっかり準備はしている。 1点差だったので、工夫が必要。スライダーを多く投げた」と頼もしく話した。

 

 ドームの外は梅雨空だが、バットを湿らせないようにして今の勢いで福岡に乗り込め!

 今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

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んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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糸井に異変!負傷交代し太ももアイシング、病院へ直行…西岡325日ぶり甲子園打!復帰初タイムリー!

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ソフトバンクは初回、柳田悠岐外野手(28)の中前打で 1点を先制。 3回にも柳田の「15号2ラン」で加点。阪神は 3回まで 2度の得点機を逃し 6三振。阪神は 6回、絶好の反撃機を潰した。糸井嘉男外野手(35)、上本博紀内野手(30)の連打などで無死 2、 3塁としたがクリーンアップが倒れ無得点。阪神岩貞祐太投手(25)は「4敗」目。阪神先発の岩貞祐太投手は絶好調の柳田が天敵になってしまった。 1回一死 2塁で速球を打たれ、中前に先制適時打を許すと、 3回は一死 1塁の再戦でも痛打を浴びた。初球の速球が甘くなり、左翼席に豪快アーチを食らった。中盤以降は持ち直して、この日は 7回 3失点。復調気配を示すだけに、序盤の失点が響いた。今季「4敗」目を喫し反省。金本知憲監督(49)も柳田に打たれたことについて渋い表情だった。

糸井嘉男外野手が途中交代した。先頭で迎えた 6回に中前打を放ち代走に新井良太が送られベンチに下がった。糸井は試合途中に左太ももをアイシングした状態で、トレーナーとともにドームを後にした。12年ぶりの優勝に向けて快走していたチームをけん引する超人に異変が発生し、ソフトバンクに完敗。長期離脱とならないことを祈るばかりだ。糸井が駆け足でベンチに戻る。どこかが悪そうには見えない。でも、新井が 1塁ベース上。代走だ。虎の生命線を断ちかねない交代劇は、何の前触れもなく訪れた。 6回無死。背番号「7」は中前打を放ち、そのままベンチへ下がる。そして約30分後。ヤフオクドームの正面入口へ向かう通路に、衝撃シーンが…。左太ももにアイシングした“主役”は、トレーナー、球団職員に付き添われて、病院へ向かった。けがに強い。それが糸井の真骨頂。少々の痛みなら出続ける。オリックス時代の昨シーズンも、何度も故障で交代しながら、結局は全試合出場を果たした。不屈の男なのだ。そんな超人が自己申告したということは…。右膝関節炎の影響でキャンプ別メニューに始まり、キャンプ中には福留の打球が直撃したことも。開幕直後の右腕死球。さらには守備での激突でまぶたを切って、今も絆創膏が貼られている。ただし、深刻度は今回はMAXだ。軽傷であってほしい。タイガースの誰もが祈る。糸井不在のタテジマは、今や考えられない。開幕から 2カ月あまり。この日の敗戦で貯金を 1つ減らしても、まだ「10」も勝ち越しているのは糸井のおかげ。10日の出場は、診断結果と、当日の状態で決まる。首位広島が勝ち、「3ゲーム」差に広がった阪神の命運は、糸井の回復力が握っている。

猛スピードで飛び回る鷹に、虎の牙はかすりもしない。最後の打者、鳥谷敬内野手(35)のバットも空を切って、今季ワーストを更新するチーム14三振だ。真っ向からやられて、金本監督は悔しさをかみ殺した。出てきた全 4投手にねじ伏せられた。ソフトバンク先発は、阪神戦初登板のリック・バンデンハーク投手(32)。オリックス時代に対戦経験がある糸井が 1回先頭で中前打を放ち、すかさず 2盗を決めたが、 2番・上本から 2回先頭の原口文仁内野手(25)まで 4者連続三振。落差のあるカーブと、スライダーでカウントを整えられ、最速 152キロの直球でズドンと料理された。いきなり暗雲が漂った。 2、 3番手の森唯斗投手(25)と岩崎翔投手(27)にも 7、 8回を威勢よく封じられ、最後は剛腕クローザーのデニス・サファテ投手(36)だ。 9回先頭から一矢報いたかった前夜ダメ押し打のキャプテンが、まさかの 4三振目を喫した。福留の 1試合 4三振はちょうど13年前、2004年 6月 9日の巨人戦(ナゴヤドーム)以来だった。 4投手に今季ワースト14三振を奪われ、今季 3度目の零封負け。毎回三振を喫するのも、今季 3度目だった。 2三振の高山も無言。福留も言葉は残さず、足早に帰りのバスへと乗り込んだ。片岡篤史打撃コーチ(47)が代弁し悔しがった。糸井が左足に異変を訴え、途中交代した中で、頼みの福留は屈辱にまみれ、若虎はねじ伏せられた。この悔しさを真っすぐにぶつけなくては、道は開けない。

柳田が放った打球が左翼フェンス最上段を直撃し、すると、岩貞は両手を左右に広げ、顔をしかめた。一撃でとらえられてしまった。試合後、宿舎へと戻るバスの前で唇を噛みしめた。 0- 1の 3回一死 1塁だった。 1回に先制打を許した 3番・柳田への初球。外角を狙った 138キロの真っすぐが、甘く入った。前日まで 3戦連続ヒーローだった鷹の主砲は、失投を見逃さない。「15号2ラン」。ひと振りで仕留められた。直球の最速は 144キロを計測するなど、ボール自体に力はあった。球は走っていた。それだけに惜しまれる 1球。左腕も反省した。 7回を 6安打 3失点で今季「4敗」目( 2勝)。期待される 2年連続「2桁勝利」への壁は、高い。

左アキレス腱(けん)断裂から復帰を目指し、ファームで調整中の西岡剛内野手(32)が、約 1年ぶりの甲子園でタイムリーを放った。「1番・DH」でスタメン出場。 3回二死満塁で中前へ運び、 2人が生還。実戦復帰後、初の適時打にもなった。この日は予定通りに 3打席立ち、 1安打 2打点。背番号「5」の姿にスタンドから大きな拍手が巻き起こった。けがをして以来 325日ぶりに甲子園の打席に立ち、 3回に中前 2点打を放った。復帰初タイムリーで 4試合連続安打とし、虎党を沸かせた。リハビリの道のりを思い返して感傷的になることもない。これで実戦復帰後、 4試合連続安打。初の打点も挙げた。掛布 2軍監督も満足げな表情を浮かべた。11日の同カードで遊撃の守備に就くことが予定されている。背番号「5」は「(守備は)大丈夫」と意欲的だった。11カ月前の悪夢は払拭。完全復活した姿が見られるのはもうすぐだ。記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク 3- 0阪神>◇ 9日◇ヤフオクドーム

 ソフトバンクは初回、柳田の中前打で 1点を先制。 3回にも柳田の「15号2ラン」で加点。阪神は 3回まで 2度の得点機を逃し 6三振。

 阪神は 6回、絶好の反撃機を潰した。糸井、上本の連打などで無死 2、 3塁としたがクリーンアップが倒れ無得点。

 ソフトバンクが序盤の 3点を守り切り完封勝ち。チームは首位楽天に「0.5ゲーム」差とした。バンデンハークが「6勝」目。サファテは「18セーブ」目。阪神岩貞は「4敗」目。

  3回裏ソフトバンク一死 1塁、柳田悠岐外野手に左越え2点本塁打を浴びた岩貞祐太投手=ヤフオクドーム

 阪神先発の岩貞祐太投手は絶好調の柳田が天敵になってしまった。

  1回一死 2塁で速球を打たれ、中前に先制適時打を許すと、 3回は一死 1塁の再戦でも痛打を浴びた。初球の速球が甘くなり、左翼席に豪快アーチを食らった。中盤以降は持ち直して、この日は 7回 3失点。復調気配を示すだけに、序盤の失点が響いた。

 今季「4敗」目を喫し「球自体、そんなに悪い感じがしなかった。最少失点で行ける投球をしないと」と反省。金本監督も柳田に打たれたことについて「外の甘いところを、見逃されなかった。しっかり、いかれた。一番、彼が打てるポイントでしょう。そこに投げてしまった」と渋い表情だった。

 

  6回表阪神無死、糸井嘉男外野手は中前打を放った=ヤフオクドーム

 糸井嘉男外野手が途中交代した。先頭で迎えた 6回に中前打を放ち代走に新井良太が送られベンチに下がった。

 糸井は試合途中に左太ももをアイシングした状態で、トレーナーとともにドームを後にした。

  1回、 2盗を決めた糸井嘉男外野手=ヤフオクドーム

 糸井が消えた!! 糸井嘉男外野手が 6回、 2安打目を放った直後に交代し、試合中に左太ももをアイシングしながら病院へ向かった。12年ぶりの優勝に向けて快走していたチームをけん引する超人に異変が発生し、ソフトバンクに完敗。長期離脱とならないことを祈るばかりだ。

 えっ交代? 糸井が駆け足でベンチに戻る。どこかが悪そうには見えない。でも、新井が 1塁ベース上。代走だ。虎の生命線を断ちかねない交代劇は、何の前触れもなく訪れた。 6回無死。背番号「7」は中前打を放ち、そのままベンチへ下がる。えらいこっちゃ!!

 そして約30分後。ヤフオクドームの正面入口へ向かう通路に、衝撃シーンが…。左太ももにアイシングした“主役”は、トレーナー、球団職員に付き添われて、病院へ向かった。

 「…」

 糸井の口から言葉を聞くことはできなかった。

  1回の 2盗の後、ベース上で左太ももを気にする糸井嘉男外野手。この時痛めた模様だ=ヤフオクドーム

 「病院へ行って、(診断結果が)どうか」

 完敗の悔しさを上回る「心配」が、試合後の金本監督の表情にうかがえた。

 指揮官の説明によれば、アクシデント発生はおそらく 1回。バンデンハークからいきなり中前打を放ち、すぐに 2盗を決めた時だ。

 けがに強い。それが糸井の真骨頂。少々の痛みなら出続ける。オリックス時代の昨シーズンも、何度も故障で交代しながら、結局は全試合出場を果たした。不屈の男なのだ。そんな超人が自己申告したということは…。

 「きつくなってきている、という報告だったので。打って、代わろうかということでした」

  6回での交代は予定通りだったことを明かした指揮官は、自分に言い聞かすように「そこまでひどくない。ひどくなる前に代えた」と続けた。

  6回、 2安打目となる中前打を放った糸井嘉男外野手。この直後に交代=ヤフオクドーム

 国内フリーエージェント権を行使してやってきた。 4年18億円の大型契約を提示され、三顧の礼をもって迎えられた新天地。ただ、想定外のアクシデント続きなのは、なぜなのか。右膝関節炎の影響でキャンプ別メニューに始まり、キャンプ中には福留の打球が直撃したことも。開幕直後の右腕死球。さらには守備での激突でまぶたを切って、今も絆創膏が貼られている。ただし、深刻度は今回はMAXだ。

 軽傷であってほしい。タイガースの誰もが祈る。糸井不在のタテジマは、今や考えられない。事実、剛腕バンデンハークの前に、ねじ伏せられた中で、糸井だけは 2安打を放った。開幕から 2カ月あまり。この日の敗戦で貯金を 1つ減らしても、まだ「10」も勝ち越しているのは糸井のおかげ。

 10日の出場は、診断結果と、当日の状態で決まる。

 糸井がいるか、いないか。全く違うチームになってしまう。首位広島が勝ち、「3ゲーム」差に広がった阪神の命運は、糸井の回復力が握っている。

 糸井嘉男外野手(右)は金本知憲監督と言葉を交わし、ベンチ裏へ下がった=ヤフオクドーム

☆糸井の故障メモ

★2008年:北海道日本ハム時代、プロ 5年目にして初の開幕スタメンも、 3月30日に起こした肉離れを押して試合に出場した結果、悪化。 1軍復帰まで約 2カ月を要し、63試合の出場に終わった。

★2013年:オリックス移籍 1年目、 5月 3日に右膝を痛め、 7日に「軽度の内側側副靱帯の損傷」と診断されたが強行出場。翌 8日のソフトバンク戦で寺原から右中間へ 3ランを放った。

★2015年:オリックス時代、開幕から右肘と右足首に痛みを抱えたまま出場を続けてきたが、 7月に右肘内側側副靱帯損傷と右腓骨筋腱損傷と診断され、登録抹消された。

★2017年:阪神移籍した 1年目のキャンプ前、右膝の関節炎が判明。沖縄・宜野座での春季キャンプでは別メニューで調整した。

 

  6回、見逃し三振の福留孝介外野手。自己ワーストタイ 4三振だった=ヤフオクドーム

 グイグイ押され、いいようにやられた。猛スピードで飛び回る鷹に、虎の牙はかすりもしない。最後の打者、鳥谷のバットも空を切って、今季ワーストを更新するチーム14三振だ。真っ向からやられて、金本監督は悔しさをかみ殺した。

 「以前から言っていることだけど、速い球をとらえきれない。それが一番じゃないですか」

 出てきた全 4投手にねじ伏せられた。ソフトバンク先発は、阪神戦初登板のバンデンハーク。オリックス時代に対戦経験がある糸井が 1回先頭で中前打を放ち、すかさず 2盗を決めたが、 2番・上本から 2回先頭の原口まで 4者連続三振。落差のあるカーブと、スライダーでカウントを整えられ、最速 152キロの直球でズドンと料理された。いきなり暗雲が漂った。

  6回無死 2、 3塁から浅い左飛に倒れた高山俊外野手=ヤフオクドーム

 糸井の2安打目と上本の安打、 2盗で 0- 3の 6回には無死 2、 3塁とチャンスを作った。内野が前進守備を敷かず、内野ゴロでも 1点の場面だったが、高山は打者有利のカウントから 148キロ真っすぐに詰まって浅い左飛。続く福留はズドンと 151キロを外角に決められ、この日 3三振目。原口は高め 151キロに手を出して 1飛。ことごとく直球が打てず、絶好機もみすみす逃した。

  2、 3番手の森と岩崎にも 7、 8回を威勢よく封じられ、最後は剛腕クローザーのサファテだ。 9回先頭から一矢報いたかった前夜ダメ押し打のキャプテンが、まさかの 4三振目を喫した。福留の 1試合 4三振はちょうど13年前、2004年 6月 9日の巨人戦(ナゴヤドーム)以来だった。 4投手に今季ワースト14三振を奪われ、今季 3度目の零封負け。毎回三振を喫するのも、今季 3度目だった。

  2三振の高山も無言。福留も言葉は残さず、足早に帰りのバスへと乗り込んだ。片岡打撃コーチが代弁し「速い真っすぐをしっかりとらえられていれば。( 1回と 6回にはチャンスもあったが)今年はああいうところで点を取って、終盤勝負という展開が多かった。それ(真っすぐ)に尽きる。とらえられず変化球が有効になっていく」と悔しがった。

 二死後、原口文仁内野手も 1飛に倒れた=ヤフオクドーム

 糸井が左足に異変を訴え、途中交代した中で、頼みの福留は屈辱にまみれ、若虎はねじ伏せられた。この悔しさを真っすぐにぶつけなくては、道は開けない。

◇データBOX◇

◎…阪神が今季ワーストの14三振。 6月 2日の北海道日本ハム戦(甲子園)の13三振を上回った。14三振は昨年の 6月18日のソフトバンク戦(甲子園)以来。

◎…阪神の最多三振記録は、16三振で2016年 4月29日のDeNA戦(甲子園)など 5例ある。1985年以降では延長戦を含む最多三振は1995年 4月 7日の中日戦(ナゴヤ)の18三振(延長14回)。

◎…福留が 1試合 4三振。日本球界では中日時代の2004年 6月 9日、巨人戦(ナゴヤドーム)以来で、 6度目となった。

 

 阪神先発の岩貞祐太投手=ヤフオクドーム

 悔やまれる 1球となった。柳田が放った打球が左翼フェンス最上段を直撃し、すると、岩貞は両手を左右に広げ、顔をしかめた。一撃でとらえられてしまった。

 「カウントを悪くしたくなかったので、外角でファウル、ストライクを取れたらと思ったんですけど、打者が長打になるところにいってしまったので、悔いが残る」

 試合後、宿舎へと戻るバスの前で唇を噛みしめた。 0- 1の 3回一死 1塁だった。 1回に先制打を許した 3番・柳田への初球。外角を狙った 138キロの真っすぐが、甘く入った。前日まで 3戦連続ヒーローだった鷹の主砲は、失投を見逃さない。「15号2ラン」。ひと振りで仕留められた。

  3回、柳田悠岐外野手(左奥)に 2ランを浴びた岩貞祐太投手。不用意だった=ヤフオクドーム

 「高低、左右で二等分した」というカウントを整えにいった1球が、勝負を分ける結果に。香田投手コーチは「配球もちょっと…。外の真っすぐでどうしたかったのかな」と首をかしげ、金本監督も「外の甘いところ。見逃してもらえなかったというか、彼が一番打てるポイントでしょ」と渋い表情を浮かべた。

 直球の最速は 144キロを計測するなど、ボール自体に力はあった。香田コーチが「ブルペンから調子がよかった。今年一番よかった」というほど、球は走っていた。それだけに惜しまれる 1球。左腕も「ボール自体は悪い感じはしなかったですけど、ホームランになってしまったので、 1球 1球を紐解くと、打たれたのは失投」と反省した。

  7回を 6安打 3失点で今季「4敗」目( 2勝)。期待される 2年連続「2桁勝利」への壁は、高い。

 

 <ウエスタン・リーグ:阪神10- 1ソフトバンク>◇ 9日◇阪神甲子園球場

 左アキレス腱(けん)断裂から復帰を目指し、ファームで調整中の西岡剛内野手が、約 1年ぶりの甲子園でタイムリーを放った。

  3回裏阪神二死満塁、西岡剛内野手は中前に適時打を放った=阪神甲子園球場

 「1番・DH」でスタメン出場。 3回二死満塁で中前へ運び、 2人が生還。「集中して打席に入れた。結果が出て良かった」と振り返った。実戦復帰後、初の適時打にもなった。この日は予定通りに 3打席立ち、 1安打 2打点。背番号「5」の姿にスタンドから大きな拍手が巻き起こった。

  3回、中前 2点打を放った西岡剛内野手。アキレス腱を断裂した甲子園に帰ってきて、復帰後初タイムリーだ=阪神甲子園球場

 昨年 7月20日の左アキレス腱断裂から復帰を目指す西岡剛内野手が 9日、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)に「1番・DH」で先発出場。けがをして以来 325日ぶりに甲子園の打席に立ち、 3回に中前 2点打を放った。復帰初タイムリーで 4試合連続安打とし、虎党を沸かせた。

  3回、2点適時打を放った西岡剛内野手=阪神甲子園球場

 虎の聖地に西岡が戻ってきた。アキレス腱を断裂した昨年 7月20日の巨人戦以来、 325日ぶりとなる甲子園でのプレー。 1回の第 1打席は 140キロの直球をはじき返し鋭い当たりを放つも右翼の守備範囲内。 2回は三振に倒れたが、二死満塁の好機で迎えた 3回の第 3打席。先発小沢の 136キロ直球を中前に弾き返す 2点打。転倒し、担架で運び出された 1塁ベースの前を無表情で駆け抜けた。

 「甲子園だからという特別な気持ちは特にない。集中して打席に入れたなか、結果が出てよかった」。

  3回、 2点適時打を放った西岡剛内野手はベンチで掛布雅之 2軍監督とタッチを交わす=阪神甲子園球場

 リハビリの道のりを思い返して感傷的になることもない。これで実戦復帰後、 4試合連続安打。初の打点も挙げた。掛布 2軍監督も「あの場面で打つのはさすが」と満足げな表情を浮かべた。

 11日の同カードで遊撃の守備に就くことが予定されている。指揮官は「守りが加わると体が張ってくるから、西岡と相談しながらね」と慎重な構えだが、背番号「5」は「(守備は)大丈夫。(遊撃かどうかは)当日きたらわかる」と意欲的だった。11カ月前の悪夢は払拭。完全復活した姿が見られるのはもうすぐだ。

☆プロ初の甲子園登板で最速 148キロを計測、 1回 1安打無失点だった阪神のD 3位・才木浩人投手(18=須磨翔風高)

 「直球でガンガンいきました。焦りもなく、周りも見られました」

 

 今日(10日)の先発=ソフトバンク:松本裕樹-阪神:青木晃洋

 

 昔の知り合いだったKAがソフトバンクの監督をしていた時代なら、この次はどう来るだろうと言うことは読めたが、今の監督では投手出身の監督のためかそれができない。実に怖い試合をしてくれている。

 昔、西武の外野手だった人に「ボールを打つのでは無く、バットに当てれば自然と飛んで行く。ボールが来るコースにバットを置き、当てれば良いのだ」と言う言葉だ。これに従って行けば、これからも阪神は前進できるだろう。

 全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

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 虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。

 ※らくらくスマートフォンには対応しておりません。 

 

んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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阪神が鷹に快勝!糸原3戦ぶりスタメンでV打!先制2点2塁打!糸井が欠場!藤浪2軍戦で6回2失点!

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阪神が 2回、一死満塁からD 5位・糸原健斗内野手(24=JX-ENEOS)の 2点打で先制。上本博紀内野手(30)も 2点打を放ち、一挙 4点を奪った。この回、 4番・福留、 5番・原口が連続四球で出塁。鳥谷敬内野手(35)は 2ゴロに倒れるも、中谷が四球を選び満塁に。糸原が相手先発・松本裕樹投手(21)の 5球目、 143キロの速球をとらえ右翼線に運び、 2点を先制した。なおも 2、 3塁から岡崎太一捕手(33)は 2飛に倒れるも、上本が左翼線に運び 2者が生還。 4点を挙げた。先発・青柳晃洋投手(23)は 5回に 1点失うも、高橋、桑原、岩崎、マテオの継投で逃げ切った。ソフトバンクは 5回に川崎宗則内野手(36)の適時打で 1点を返したが、打線がつながらなかった。前日 9日の試合で左太ももを痛めた糸井嘉男外野手(35)が先発から外れた。先発の青柳は 5回 4安打 1失点で「3勝」目( 2敗)を挙げた。

先発の青柳晃洋投手は 5回 1失点で「3勝」目を挙げた。21試合連続ヒット中だった柳田悠岐外野手(28)を無安打に抑えるなど力投。四球も 1つとコーナーをついた制球力も光った。先発した大卒 2年目の青柳晃洋投手が 5回 4安打 1失点と、最少失点で試合を作った。前日 9日に「15号2ラン」を放つなど大暴れした柳田悠岐外野手相手には、 2打数無安打。並みいる強打者を封じ込めた力投、実にあっぱれや!! 9回二死 2塁。ジェンセンの放った飛球が岡崎のミットに収まると、黄色に染まった左翼席は歓喜に沸き、青柳は 3塁ベンチでホッと胸をなで下ろした。12球団屈指の鷹打線相手に 5回 1失点。大卒 2年目の若虎が、独特のクオータースローでねじ伏せた。この日は、頼みの綱の糸井が左太もも裏を痛めて初めてスタメン落ち。正直、苦しい! そんな状況を粘投で救った。相手は打率 0.278、71本塁打、 276打点と 3部門でパ首位を誇る強力打線。リリーフとして初対峙した昨年 6月19日(甲子園)には自身も 2安打 2失点し、怖さは身をもって知っていた。気を張って丁寧に投げたため、体力を消耗。 5回 4安打 1失点、85球で降板となった。熱狂的な阪神ファンの祖母は日々、孫が載った紙面をスクラップする。小さな記事でも欠かさず切り抜いている。この日は細かな作業が必要ない、堂々 1面の活躍だ。孝行息子の踏ん張りで 5月28日に首位を奪われて以降、一度も縮まらずにジワジワと「3」まで広がった首位広島とのゲーム差を「2」に、貯金も「11」に戻した。自身初の3連勝を飾った変則右腕が、もっともっと雄姿を届ける。

糸原健斗内野手が先制の 2点 2塁打を放った。これが決勝点となった。 2回一死満塁。カウント 2- 2から、松本裕の低め 143キロ真っすぐを振り抜いた。打球は右翼線に鋭いライナーで飛び、フェンスまで到達。 2人の走者を生還させた。その後も上本が 2点適時 2塁打を放ち、この回 4点を挙げて主導権を握り、序盤で勝利への道筋がついた。 1メートル75の体に、勝ち気と頼もしさが詰まっている。全身全霊をかけて振り、爽快なライナーを貫いた。D 5位ルーキー、糸原健斗内野手が、V打もヒーローもいただきだ。 7日のオリックス戦(京セラ)以来 3試合ぶりの出場となったのも、疲労を考慮されてのことだった。糸井が左太もも裏を痛めて虎移籍後、初めて欠場。超人を欠く打線にあって奮起した。 4回先頭でも右前打を放ち、自身 6度目のマルチ安打。守りで少しケチはついたが、満塁打率 0.500( 6打数 3安打)と頼もしさは増すばかり。糸井の即先発復帰が見込めない状況で、こんな若虎の存在は心強い。甲子園で 3人でお立ち台に立ったことはあったが、 1人でのヒーローインタビューは初。初々しさも取れて、徐々に主力の顔つきになっていく。

糸原の適時打が出た直後の 2回二死 2、 3塁。上本博紀内野手(30)が高めの直球を振り抜くと、打球は鋭く 3塁線を破った。 2点 2塁打で、こちらも糸井不在の穴をしっかり埋めた。昨年 8月31日の中日戦(ナゴヤドーム)以来となる 1番起用で、 4打数 1安打 2打点。「2番」から持ち場が変わっても、クールにこなした。トリプルスリーを達成した強打者が、今でもリスペクトする存在。切り込み隊長も点取り屋もお任せ。猛虎打線をグイグイと引っ張っていく。

糸井嘉男外野手が、左ハムストリング(太もも裏)の軽い筋挫傷と診断されたことが10日、球団から発表された。この日はチーム本隊とは別メニューで患部の治療を行い、その後、球場に向かう予定。糸井は前日 9日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で左太ももを負傷したとみられ、試合中に患部をアイシングし、病院に直行していた。この日、球団が同箇所の軽い筋挫傷であることを発表。試合前練習には参加せず、治療後、球場入りしていた。快勝を見届けるとバスに引き揚げた。金本監督は試合後「無理すると(回復まで) 1カ月とか 1カ月半になってしまうから、そこは慎重にいきます」と説明した。

藤浪晋太郎投手(23)が甲子園で開催された 2軍のソフトバンク戦で先発登板した。 6回を投げて 2失点。毎回となる11奪三振。被安打 4、四球は 5回まで毎回の 5つだった。球数は 116球にまとめた。初回、制球に苦しみ 4連続ボールで、いきなり四球を与える。次打者に中前打を許してピンチを迎えたが、 3番牧原大成内野手(24)を空振り三振、 4番長谷川勇也外野手(32)を見逃し三振、 5番釜元豪外野手(23)を空振り三振と、圧倒的なピッチングを披露。この日最速 155キロの直球でねじ伏せ、ピンチを切り抜けた。 4回の 2失点には味方の守備の乱れもあったが、落ち着いて後続を絶った。 6回一死 1塁では、けん制球が 1塁走者の真砂勇介外野手(23)に直撃し、負傷交代するというハプニングもあったが、なんとか 6回を乗り切った。

西岡剛内野手(32)は10日、 2軍の練習には参加したが、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)には出場しなかった。11日の同戦では実戦復帰後、初めて守備(遊撃)につく予定で、それに備えて万全を期したもようだ。記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク 1- 5阪神>◇10日◇ヤフオクドーム福岡

 阪神が 2回、一死満塁からD 5位・糸原健斗内野手の 2点打で先制。上本博紀内野手も 2点打を放ち、一挙 4点を奪った。この回、 4番・福留、 5番・原口が連続四球で出塁。鳥谷は 2ゴロに倒れるも、中谷が四球を選び満塁に。糸原が相手先発・松本裕の 5球目、 143キロの速球をとらえ右翼線に運び、 2点を先制した。

 なおも 2、 3塁から岡崎は 2飛に倒れるも、上本が左翼線に運び 2者が生還。 4点を挙げた。

  2回、適時打を放った糸原健斗内野手=ヤフオクドーム福岡

 阪神がD 5位・糸原健斗内野手と上本博紀内野手の 2点打で 2回に一挙 4点。先発・青柳晃洋投手は 5回に 1点失うも、高橋、桑原、岩崎、マテオの継投で逃げ切った。ソフトバンクは 5回に川崎の適時打で 1点を返したが、打線がつながらなかった。

 前日 9日の試合で左太ももを痛めた糸井が先発から外れた阪神。 2回に糸原が相手先発・松本裕の 5球目、 143キロの速球を右翼線に運び、 2点を先制した。なおもこの回、上本が左翼線に運び 2者が生還。 4点を挙げた。

 阪神は、 8回に 2番手・笠原の暴投で 1点を追加した。先発の青柳は 5回 4安打 1失点で「3勝」目( 2敗)を挙げた。

  2回、生還した糸原健斗内野手を出迎える金本知憲監督=ヤフオクドーム福岡

 

 先発の青柳晃洋投手は 5回 1失点で「3勝」目を挙げた。

 21試合連続ヒット中だった柳田を無安打に抑えるなど力投。「バッターに集中していた。運良く抑えられました」と謙虚に振り返った。四球も 1つとコーナーをついた制球力も光った。

 球数は85球。青柳も「僕の中ではいけると思ったんですけど、ボールが弱くなっていた」と反省した。

 金本監督も 5回での交代に「今日はちょっと疲れが早く見えてね」とし、「打線が強いチームに投げる時も最低 6イニングはね。できれば 7、 8といけるように精神的なスタミナっていうか」と注文も忘れなかった。

  3勝目を挙げた青柳晃洋投手(右から 2人目)の頭を笑顔でたたき祝福する金本知憲監督=ヤフオクドーム福岡

 強力鷹打線相手に、よう粘った! 阪神はソフトバンクに 5- 1で快勝。先発した大卒 2年目の青柳晃洋投手が 5回 4安打 1失点と、最少失点で試合を作った。前日 9日に「15号2ラン」を放つなど大暴れした柳田悠岐外野手相手には、 2打数無安打。並みいる強打者を封じ込めた力投、実にあっぱれや!!

  9回二死 2塁。ジェンセンの放った飛球が岡崎のミットに収まると、黄色に染まった左翼席は歓喜に沸き、青柳は 3塁ベンチでホッと胸をなで下ろした。12球団屈指の鷹打線相手に 5回 1失点。大卒 2年目の若虎が、独特のクオータースローでねじ伏せた。

 青柳晃洋投手は鷹打線相手に奮投。最少1失点に抑えて流れを引き寄せた=ヤフオクドーム福岡

 「 2回に 4点を取ってもらったので、再三のピンチも落ち着いて投げることができました。打者勝負で集中できました」

 チームのバスの前で立ち止まると、攻撃陣への感謝を口にした。

  2回にD 5位・糸原健斗内野手の先制打などで 4点の援護をもらい、勢いづいた。ツーシームや緩いカーブを効果的に使って、好機を作らせない。21試合連続安打と絶好調で前日 9日に「15号2ラン」を放つなどノリノリの柳田や、パ・リーグ首位の18発を誇るデスパイネを無安打に封じ込めた。

 青柳晃洋投手は 1回一死 2塁で柳田悠岐外野手を空振り三振に仕留める=ヤフオクドーム福岡

 前日、チームは完封負け。打線は力でねじ伏せてくる鷹投手陣を打ち崩せなかった。さらにこの日は、頼みの綱の糸井が左太もも裏を痛めて初めてスタメン落ち。正直、苦しい! そんな状況を粘投で救った。

 とはいえ相手は打率 0.278、71本塁打、 276打点と 3部門でパ首位を誇る強力打線。リリーフとして初対峙した昨年 6月19日(甲子園)には自身も 2安打 2失点し、怖さは身をもって知っていた。気を張って丁寧に投げたため、体力を消耗。 5回 4安打 1失点、85球で降板となった。

  5回、ソフトバンク・明石健志内野手の打球に飛びつく青柳晃洋投手=ヤフオクドーム福岡

 金本監督は「疲れが早く見えた。ソフトバンク相手だからかな。 100球いっていないのに一気に(球威が)落ちた」と降板理由を説明。「 7、 8回投げられるように精神的なスタミナをつけてほしい。本人は『まだまだいける』とホラ吹いていたけれど」と笑いを誘いつつ、成長も求めた。

 テレビ画面越しでも、博多から快投を届けたかった。横浜市で暮らす母・利香さんがどの阪神戦の中継も見られるよう、実家のケーブルテレビの代金を払い続けている。「それぐらいしかできないので…」と照れくさそうに明かすが、トリプルスリー男に真っ向勝負を挑んだ雄姿は、きっと母の胸を打ったはずだ。熱狂的な阪神ファンの祖母は日々、孫が載った紙面をスクラップする。小さな記事でも欠かさず切り抜いている。この日は細かな作業が必要ない、堂々 1面の活躍だ。

  2回、 2点適時 2塁打を放った糸原健斗内野手=ヤフオクドーム福岡

 「先発としては 5回までなので、もっと投げないといけない。勝たせてもらいました。 1イニングずつ伸ばして、長くなっていけばいい」

 孝行息子の踏ん張りで 5月28日に首位を奪われて以降、一度も縮まらずにジワジワと「3」まで広がった首位広島とのゲーム差を「2」に、貯金も「11」に戻した。自身初の3連勝を飾った変則右腕が、もっともっと雄姿を届ける。

◇データBOX◇

◎…大卒 2年目の青柳(帝京大學から2016年D 5位)が 5月27日のDeNA戦(甲子園)から自身最長の 3連勝。球団の大卒 2年目投手の 3連勝は2015年の岩崎優(国士舘大學から2014年D 6位)が 8月 9日のDeNA戦(横浜)から同22日の同戦(京セラ)で記録した 3連勝以来。

 

  2回表阪神一死満塁、糸原健斗内野手は右翼線へ先制となる 2点 2塁打を放った=ヤフオクドーム福岡

 糸原健斗内野手が先制の 2点 2塁打を放った。これが決勝点となった。

  2回一死満塁。カウント 2- 2から、松本裕の低め 143キロ真っすぐを振り抜いた。打球は右翼線に鋭いライナーで飛び、フェンスまで到達。 2人の走者を生還させた。

 「チャンスだったのでなんとか食らいついていく気持ちで打ち返しました。先に点を取れるようにと思っていたので、しっかり結果を出すことができてよかったです」と振り返った。

 その後も上本が 2点適時 2塁打を放ち、この回 4点を挙げて主導権を握り、序盤で勝利への道筋がついた。

 糸原健斗内野手は 2回一死満塁で右翼線へ先制の 2点 2塁打を放った=ヤフオクドーム福岡

  1メートル75の体に、勝ち気と頼もしさが詰まっている。全身全霊をかけて振り、爽快なライナーを貫いた。D 5位ルーキー、糸原健斗内野手が、V打もヒーローもいただきだ。

 「 1打席目からチャンスがあったので、そこでしっかり自分の仕事をしようと心がけて、あと、絶対勝ちたいという気持ちで打ちました!」

  0- 0の 2回、ソフトバンク先発の松本裕が 3四球と乱れ、一死満塁の絶好機。プロ入り時から「チャンスはもう、大好き。勝負強さを買われていると思うし、そこが自分のいいところだと思っている」と公言してきた若虎が、燃えた。カウント 2- 2から内角低めに来た 143キロを一閃。痛烈なライナーで右翼線を破り、 2者が生還した。この回 4点の猛攻。結果的に、糸原にとってプロ初決勝打になった。

  2回、上本博紀内野手の適時 2塁打で生還した糸原健斗内野手=ヤフオクドーム福岡

 初めてばかりのシーズン。 7日のオリックス戦(京セラ)以来 3試合ぶりの出場となったのも、疲労を考慮されてのことだった。金本監督は「スイングに疲れが見えたので。経験していないからね、ルーキーは。ちょっと休ませて。で( 8、 9日に遊撃でスタメン起用の)北條がダメで。チャンスをよくモノにした」とねぎらった。

 糸井が左太もも裏を痛めて虎移籍後、初めて欠場。超人を欠く打線にあって奮起した。 4回先頭でも右前打を放ち、自身 6度目のマルチ安打。指揮官は「 2本打ったのかな。それに つの送球ミス。なんや、あれは。ビックリするで」と苦笑いした。 9回に遊ゴロを処理し、 2度続けて 1塁へワンバウンド送球。 1つ目は 1塁・荒木が好捕したが、 2つ目は悪送球となった。守りで少しケチはついたが、満塁打率 0.500( 6打数 3安打)と頼もしさは増すばかり。糸井の即先発復帰が見込めない状況で、こんな若虎の存在は心強い。

 ヒーローの糸原健斗内野手はトラッキーとガッツポーズ=ヤフオクドーム福岡

 「まだまだなので。あすからも試合があるので、しっかり頑張っていきたいと思います。絶対勝つので、応援よろしくお願いします」  甲子園で 3人でお立ち台に立ったことはあったが、 1人でのヒーローインタビューは初。初々しさも取れて、徐々に主力の顔つきになっていく。

★小6から兄貴肌

 糸原のルーキーらしからぬ頼もしさは、幼い頃から変わらない。大東西スポーツ少年団で野球をして、キャプテンを務めていた小 6のころ。 5年生のメンバーがいなかったため、 4年生の 1人がチームになじめずにいた。糸原は担任の先生に状況を伝え、解決に導いたという。 1月の新人合同自主トレでもキャプテンを買って出た。今は北條ら年下の選手の、よき兄貴分となっている。

  4回、俊介外野手の安打で本塁を狙うもタッチアウトの糸原健斗内野手=ヤフオクドーム福岡

◇データBOX◇

◎…糸原が10日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で 2安打 2打点。 2安打以上は 2日の北海道日本ハム戦(甲子園)以来今季 6度目。 2打点以上は 5月30日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来今季 4度目。今季最多は 3安打と 3打点。

◇糸原 健斗(いとはら・けんと)

 内野手。1992(平成 4)年11月11日生まれ、24歳。島根県出身。開星高校では 2年春、 3年春夏と甲子園出場。高校通算29本塁打。明治大學では 3、 4年時に明治神宮大会に出場し、 2年連続準優勝。JX-ENEOSでは 3塁手。2017年D 5位で阪神入団。同年 4月 2日の広島戦(マツダ)でプロ初安打。今季44試合で打率 0.253、 0本塁打、15打点。 1メートル75、80キロ。右投げ左打ち。年俸 800万円。背番号「33」。

 

 糸原の適時打が出た直後の 2回二死 2、 3塁。上本が高めの直球を振り抜くと、打球は鋭く 3塁線を破った。 2点 2塁打で、こちらも糸井不在の穴をしっかり埋めた。

 「打つべき球をしっかり絞っていきました。積極的にいこうと考えていたことが結果につながったと思います」

 昨年 8月31日の中日戦(ナゴヤドーム)以来となる 1番起用で、 4打数 1安打 2打点。「2番」から持ち場が変わっても、クールにこなした。

 上本博紀内野手は 2回、糸原健斗内野手に続いて 2点 2塁打を放った=ヤフオクドーム福岡

 広島・広陵高では 1年夏から甲子園に 4季連続出場。地元の球児にとって、あこがれだった。 3年時の“上本先輩”に目を輝かせた一人が、広島商高1年だった柳田だ。

 「あの人は天才。自分は左打者やったからできなかったけど、右打者はみんな(打撃フォームなど)動きをまねした。バットを投げるところがメッチャかっこええ」

 トリプルスリーを達成した強打者が、今でもリスペクトする存在。切り込み隊長も点取り屋もお任せ。猛虎打線をグイグイと引っ張っていく。

 

  9日のソフトバンク戦で 1回の 2盗の後、ベース上で左太ももを気にする糸井嘉男外野手。この時痛めた模様だ=ヤフオクドーム福岡

 糸井嘉男外野手が、左ハムストリング(太もも裏)の軽い筋挫傷と診断されたことが10日、球団から発表された。この日はチーム本隊とは別メニューで患部の治療を行い、その後、球場に向かう予定。

 糸井は前日 9日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で左太ももを負傷したとみられ、試合中に患部をアイシングし、病院に直行していた。

 試合終了後、ナインを出迎える糸井嘉男外野手(左から 2人目)=ヤフオクドーム福岡

 糸井嘉男外野手が今季初めて欠場した。前日 9日のソフトバンク戦の 1回、 2盗を決めた際に左ハムストリングス(太もも裏)を負傷したとみられ、試合中に福岡市内の病院で診察を受けていた。

 この日、球団が同箇所の軽い筋挫傷であることを発表。試合前練習には参加せず、治療後、球場入りしていた。快勝を見届けると「状態的にはナイスゲーム」と笑わせて、バスに引き揚げた。

 金本監督は試合後「スタンバイしとったよ。代打ではいけそうな。まあ、でも、ここで無理すると(回復まで) 1カ月とか 1カ月半になってしまうから、そこは慎重にいきます」と説明した。

 糸井嘉男外野手が欠場、金本知憲監督「スタンバイしとったよ」=ヤフオクドーム福岡

 

 <ウエスタン・リーグ:阪神 0- 2ソフトバンク>10日◇阪神甲子園球場

 藤浪晋太郎投手が甲子園で開催された 2軍のソフトバンク戦で先発登板した。

  6回を投げて 2失点。毎回となる11奪三振。被安打 4、四球は 5回まで毎回の 5つだった。球数は 116球にまとめた。

 初回、制球に苦しみ 4連続ボールで、いきなり四球を与える。次打者に中前打を許してピンチを迎えたが、 3番牧原を空振り三振、 4番長谷川勇を見逃し三振、 5番釜本を空振り三振と、圧倒的なピッチングを披露。この日最速 155キロの直球でねじ伏せ、ピンチを切り抜けた。

  4回の 2失点には味方の守備の乱れもあったが、落ち着いて後続を絶った。

 ウエスタン・リーグソフトバンク戦に先発した藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場

  6回一死 1塁では、けん制球が 1塁走者の真砂に直撃し、負傷交代するというハプニングもあったが、なんとか 6回を乗り切った。

 試合後は「テーマは、自分のバランスで自分のボールを投げること。ストライクが全く入らないわけではないので、成功体験を重ねるだけ」と語った。

  5月27日に降格してから、 2軍戦で 2度目の先発マウンド。前回 3日の中日戦では、 5回を投げ 3安打 1失点。 5三振を奪う好投を見せていた。

 

 試合前練習 打撃練習をする西岡剛内野手=阪神甲子園球場

 西岡は10日、 2軍の練習には参加したが、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)には出場しなかった。掛布 2軍監督は休養理由を「足の張りがあるのでケアさせてほしいということだった」と説明した。11日の同戦では実戦復帰後、初めて守備(遊撃)につく予定で、それに備えて万全を期したもようだ。

 

 全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。   

 

んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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糸原が代打適時打!太もも裏痛の糸井が代打で復帰!小野、故郷で悔し2敗…西岡、1軍へ大前進!

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阪神は 5回一死走者なしから、ソフトバンク先発の山田大樹投手(28)から梅野隆太郎捕手(25)が左翼ポール際に「2号ソロ」を放って 1点を返した。阪神は 7回にも 1点を返したがソフトバンクが逃げきり同カード勝ち越し。山田は今季初登板初先発で「初勝利」。阪神先発小野泰己投手(23=富士大學)はプロ初勝利ならず「2敗」目。

“ホーム”で博多っ子の大歓声に包まれながらダイヤモンドを一周し、ベンチに戻って白い歯がこぼれた。福岡出身の梅野が 5回にヤフオクドームで自身初の本塁打を放った。 3回に右前打を放って迎えた 0- 3の 5回一死走者なし。先発山田の見送ればボール、という低めの 135キロにうまく反応。打球はホームランテラスを飛び越え、レフトスタンド最前列に吸い込まれた。自身交流戦「プロ1号」でもあった。福岡出身のD 2位・小野と 2戦連続 2度目の九州男児コンビを組んだが、プロ初勝利には導けなかった。チームが勝たないと、どれだけ活躍しても満足はできない。13日からの西武 3連戦(甲子園)で借りを返す。

糸原健斗内野手(24)が代打適時打を放った。 7回二死 1、 2塁で俊介に代わって打席へ。 2ボール 1ストライクから甘く入った真っすぐを振り抜いた。鋭いライナー性の当たりは、 1塁手の右横を抜けて右前へ。 2塁走者を生還させ、 1点差に追い上げた。前日は 2点適時 2塁打を放ったドラフト 5位ルーキー。金本知憲監督(49)の期待に応える一打となった。前日(10日)は貴重な先制 2塁打を放ち、この日は途中出場でキラリと光るアピールだ。相手先発が左腕ということもあってベンチスタートとなったが、ここ一番での代打の人選で、金本監督に迷いはなかった。

左太もも裏を痛めた糸井嘉男外野手(35)が 2試合ぶりに復帰した。 3点を追う 9回に先頭で代打として出場。守護神サファテに 3球で追い込まれ、最後は 142キロのフォークにバットが空を切った。試合後は患部について「大丈夫、大丈夫」と話した。福岡市内の病院で「左ハムストリングス(太もも裏)の軽い筋挫傷」と診断され、翌10日の試合を移籍後始めて欠場していた。 2- 5で敗れ、 4カードぶりの負け越しとなったが、糸井の早期復帰が明るい材料となった。何よりあの振りが軽傷だということを表していた。 3点を追う 9回先頭。梅野の代打で球界最強クローザー、デニス・サファテ投手(36)と向き合った。カウント 1- 1からの 3球目。真ん中に来た 154キロを、全力でとらえにいった。全身を使った、目にも留まらぬ高速スイング。惜しくも捉えられなかった。追い込まれ、次の球も空振りして三振に倒れたが、とてもとても、どこか体が悪いとは思えない振りだった。虎打線は 6回、福留孝介外野手(40)が左前打を放ったが、これが 3連戦でクリーンアップが放った唯一の安打だった。 3番・高山俊外野手(24)が12打数無安打、 4番・福留は10打数 1安打、 5番・原口文仁内野手(25)が10打数無安打で、 3- 5番が32打数 1安打。金本監督も嘆いた。 4カードぶり、交流戦初の負け越しを喫しただけに、糸井の“ひと振り”がより頼もしく感じられた。13日からは、交流戦残り 6戦を甲子園で戦う。DH制もない。西武戦の出場について、片岡篤史打撃コーチ(47)は「状態を見てやね、火曜日の」と語るに留めた。

先発の阪神ドラフト 2位小野泰己投手は 6回途中 3失点で「2敗目」を喫した。初回にソフトバンク・アルフレド・デスパイネ外野手(30)に先制打を許すなど、いきなり 2失点。 1回だけで 4四球を出すなど、 3つのアウトを取るのに34球を要した。イニングを重ねるごと球数を減らし、その後はソフトバンク打線と対等に戦えた。それだけに 1回の内容が悔やまれた。福岡は小野にとって高校卒業するまで育った街。故郷に錦を飾ることができなかった。次回登板について、香田勲男投手コーチ(52)は少し悩みながら「一応…いかせる予定」と明かした。 2軍では再調整中の藤浪晋太郎投手(23)やこの日、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)で 5回ゼロ封と好投した島本浩也投手(24)らが控える。リベンジの機会は何度も与えられない。次回登板の“5度目の正直”で、初星をつかみ取りたい。

西岡剛内野手(32)が11日、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)に「1番・遊撃」で先発出場。左アキレス腱断裂から復帰後、実戦で初めて守備に就いた。打っては 2試合連続となるタイムリーを放ち、これで復帰後 5試合連続安打。 1軍復帰へ大前進した。「ショート・西岡」がコールされると、ひときわ大きな拍手がわき起こった。左アキレス腱断裂の大けがから復帰後、西岡が初めて実戦で守備に就いた。 1回、先頭でセーフティーバントを試み、 1塁まで全力疾走。結果は投ゴロも 1塁ベースを猛ダッシュで駆け抜けた。 2試合連続となるタイムリーで中押し。復帰後 5試合連続安打で打率 0.385だ。野球の神様が与えた、これまでの「西岡剛」を超えるための試練に打ち勝つ-。 2月の高知・安芸キャンプではチーム宿舎とは別のホテルの一室を借りて疲労回復のための酸素カプセルを設置した。 1分 1秒も無駄にしてこなかったから、今がある。 2遊間は上本博紀内野手(30)、糸原、大和内野手(29)らがしのぎを削っているが、V争いが激しくなるシーズン中盤以降に生まれ変わった西岡が合流すれば、チームの起爆剤になることは間違いない。金本阪神にとって心強い男が帰ってきた。記事をまとめてみました。

 

 

 <日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク 5- 2阪神>◇11日◇ヤフオクドーム福岡

 ソフトバンクは 1回デスパイネの適時打などで 2点先制。 3回に松田の右越え 2塁打で 1点追加。阪神は 3回まで無得点。

 阪神は 5回一死走者なしから、ソフトバンク先発の山田から梅野が左翼ポール際に「2号ソロ」を放って 1点を返した。

 阪神は 7回にも 1点を返したがソフトバンクが逃げきり同カード勝ち越し。山田は今季初登板初先発で「初勝利」。阪神先発小野はプロ初勝利ならず「2敗」目。

 

  5回、左翼に「2号ソロ」を放った梅野隆太郎捕手。故郷に錦を飾ったが、白星は遠かった=ヤフオクドーム福岡

 “ホーム”で博多っ子の大歓声に包まれながらダイヤモンドを一周し、ベンチに戻って白い歯がこぼれた。福岡出身の梅野が 5回にヤフオクドームで自身初の本塁打を放った。

 「追う立場だったので、なんとかという形で。(地元で)まずは元気な姿をみせられたのでよかった。最高の形でみせられて、よかったと思う」

  3回に右前打を放って迎えた 0- 3の 5回一死走者なし。先発山田の見送ればボール、という低めの 135キロにうまく反応。打球はホームランテラスを飛び越え、レフトスタンド最前列に吸い込まれた。

  5回、本塁打を放った梅野隆太郎捕手=ヤフオクドーム福岡

 今季「2号」は 5月 4日のヤクルト戦(神宮)でレフトへのソロを放って以来、26試合ぶり。自身交流戦「プロ1号」でもあった。糸井不在で停滞気味の打線が「0」行進を続けるなか、この一発で虎は息を吹き返し一時 1点差まで詰め寄った。 2安打 1打点と 6試合ぶり、今季 8度目のマルチを記録。故郷で存在感を示した。

 「チーム的には負けてしまったので、その悔しさを甲子園で晴らしたいです」

 福岡出身のD 2位・小野と 2戦連続 2度目の九州男児コンビを組んだが、プロ初勝利には導けなかった。チームが勝たないと、どれだけ活躍しても満足はできない。13日からの西武 3連戦(甲子園)で借りを返す。

 

  7回表阪神二死 1、 2塁、代打糸原健斗内野手は右前適時打を放った=ヤフオクドーム福岡

 糸原健斗内野手が代打適時打を放った。 7回二死 1、 2塁で俊介に代わって打席へ。 2ボール 1ストライクから甘く入った真っすぐを振り抜いた。

 鋭いライナー性の当たりは、 1塁手の右横を抜けて右前へ。 2塁走者を生還させ、 1点差に追い上げた。前日は 2点適時 2塁打を放ったドラフト 5位ルーキー。金本監督の期待に応える一打となった。

  7回、適時打を放った糸原健斗内野手=ヤフオクドーム福岡

 勝負強さは新人離れしている。ドラフト 5位・糸原健斗内野手が 2点ビハインドの七回二死 1、 2塁から俊介の代打で登場。ソフトバンク勝利の方程式の 1人、森の 144キロ直球をとらえ、右前適時打を放った。

 「あそこで雰囲気を変えたかったので」

 前日(10日)は貴重な先制 2塁打を放ち、この日は途中出場でキラリと光るアピールだ。

  6月に入って 6試合連続スタメン出場するなど、熾烈な遊撃の定位置争いの中で、存在感を増している。この日は相手先発が左腕ということもあってベンチスタートとなったが、ここ一番での代打の人選で、金本監督に迷いはなかった。

 「(チャンスに)強いところを見せてくれて」。指揮官の評価もまた上昇。打線低調の中、ルーキーが欠かせぬ 1ピースとなっている。

 

  9回表阪神無死、代打糸井嘉男外野手は空振りの三振に倒れた=ヤフオクドーム福岡

 左太もも裏を痛めた糸井嘉男外野手が 2試合ぶりに復帰した。 3点を追う 9回に先頭で代打として出場。守護神サファテに 3球で追い込まれ、最後は 142キロのフォークにバットが空を切った。試合後は患部について「大丈夫、大丈夫」と話した。

 糸井は 9日ソフトバンク戦で左太もも裏を痛めて負傷交代。福岡市内の病院で「左ハムストリングス(太もも裏)の軽い筋挫傷」と診断され、翌10日の試合を移籍後始めて欠場していた。

 試合前練習、糸井嘉男外野手=ヤフオクドーム福岡

 やっぱり超人だ!!  9日に左太もも裏を痛めて途中交代した糸井嘉男外野手が11日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)の 9回、代打で登場。空振り三振に倒れたが鷹の守護神サファテの 154キロ直球にフルスイングで応じた。試合後は「大丈夫」と明言。 2- 5で敗れ、 4カードぶりの負け越しとなったが、糸井の早期復帰が明るい材料となった。

  9回、梅野隆太郎捕手の代打で登場した糸井嘉男外野手はデニス・サファテ投手(左)の 154キロ 直球にフルスイングで応戦=ヤフオクドーム福岡

 九州一体の空気が震えた。目には目を。 154キロには、超絶フルスイングを。「左ハムストリング(太もも裏)の軽い筋挫傷」からわずか 2日。驚異の振りとともに、糸井が帰ってきた。空は切ったが、打席から全身が飛び出すほど振り切った。

 「大丈夫」

  9回、フルスイングをする糸井嘉男外野手=ヤフオクドーム福岡

 残したのは短い言葉でも、何よりあの振りが軽傷だということを表していた。 3点を追う 9回先頭。梅野の代打で球界最強クローザー、サファテと向き合った。カウント 1- 1からの 3球目。真ん中に来た 154キロを、全力でとらえにいった。全身を使った、目にも留まらぬ高速スイング。惜しくも捉えられなかった。追い込まれ、次の球も空振りして三振に倒れたが、とてもとても、どこか体が悪いとは思えない振りだった。

  9回、三振に倒れた糸井嘉男外野手=ヤフオクドーム福岡

 この日も何度もヘルメットを飛ばしながら、体がねじ切れるほどのスイングを繰り出した鷹の柳田も、元々はソフトバンク前監督の秋山幸二氏が「嘉男、コイツをお前みたいにするから。バッティングをちょっと見させてくれよ」と依頼したことで関係が始まった、糸井の弟子だった。前日10日のデーゲーム後も 2人で食事をする予定だったが、 9日のカード初戦で途中交代し、病院へ直行していたことで、糸井は泣く泣く断りを入れ、チーム宿舎で治療に専念していた。この打席が復帰ゲームだったが、柳田のフルスイングに見慣れた博多っ子たちも「糸井がスタメンでなくてよかった…」と震え上がったに違いない。

  9回、三振に倒れた高山俊外野手=ヤフオクドーム福岡

 虎打線は 6回、福留が左前打を放ったが、これが 3連戦でクリーンアップが放った唯一の安打だった。 3番・高山が12打数無安打、 4番・福留は10打数 1安打、 5番・原口が10打数無安打で、 3- 5番が32打数 1安打。金本監督も「それじゃあ点は入らない」と嘆いた。 4カードぶり、交流戦初の負け越しを喫しただけに、糸井の“ひと振り”がより頼もしく感じられた。

 13日からは、交流戦残り 6戦を甲子園で戦う。DH制もない。西武戦の出場について、片岡打撃コーチは「状態を見てやね、火曜日の」と語るに留めた。

 糸井自身もヤフオクドームから去るタクシーに乗り込みながら、「あした、病院に行かんとアカンのや!」と元気につぶやいた。再検査をし、次なる戦いに備える。だがこの超人は、心もスイングも、少しも弱ってはいない。

 

 ソフトバンク打線を相手に力投した小野泰己投手=ヤフオクドーム福岡

 先発の阪神ドラフト 2位小野泰己投手は 6回途中 3失点で「2敗目」を喫した。

 初回にソフトバンク・デスパイネに先制打を許すなど、いきなり 2失点。 1回だけで 4四球を出すなど、 3つのアウトを取るのに34球を要した。「投げ急いでしまって、フォームのバランスが悪くなってしまった。早く修正ができなかった」。イニングを重ねるごと球数を減らし、その後はソフトバンク打線と対等に戦えた。それだけに 1回の内容が悔やまれた。

 金本監督は「ちょっとコントロールという点では安定感に欠けていたと思うし。いいボールは持っているんだから、ストライクゾーンにさえ投げ込むことができれば、ある程度は抑えられるんだから、自信を持ってコントロールを修正してほしいですね」と注文。福岡は小野にとって高校卒業するまで育った街。故郷に錦を飾ることができなかった。

  1回、阪神先発の小野泰己投手=ヤフオクドーム福岡

 スピンのかかったボールが、打者の手元で浮き上がる。ホップする剛球。ただ、それがストライクゾーンに入らない。D 2位・小野泰己投手が、立ち上がりに制球面で苦戦。 5回 2/3を 3失点で自己ワーストの 6四球と力を発揮できず、 2敗目を喫した。

 「投げ急いでしまって、フォームが悪くなってしまった。悪循環。修正能力というものを身につけていきたい」

 しっかりと原因を自己分析し、反省した。 1回、先頭の川崎に四球。今宮は犠打、柳田にも四球で一死 1、 2塁とされた。ここまで投じた13球はすべて直球。「ブルペンでの直球の走りがよかった」と好感触だったはずが、ストライクゾーンに入らずピンチを招くと、 4番・デスパイネに右前へ先制打を許した。その後も二死満塁から押し出しの四球。 1回 4四球で 2点を失った。

  6回途中で岩崎優投手(右)にマウンドを託す小野泰己投手(中)。真っすぐは走っているが四球が痛かった=ヤフオクドーム福岡

 「自分の投げたいボールが投げられた」と中盤以降は立ち直り、 5回にジェンセンから外角 149キロで空振り三振を奪うなど輝きも放っただけに、失点はすべて四球絡みだけに惜しまれる。金本監督も「いい球を持っているし、使える球を投げ込んでくれれば。自信を持って修正してほしいね」と改善を求めた。

 次回登板について、香田投手コーチは少し悩みながら「一応…いかせる予定」と明かした。 2軍では再調整中の藤浪やこの日、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)で 5回ゼロ封と好投した島本らが控える。リベンジの機会は何度も与えられない。「若者らしく打てるものなら打ってみろと、そういう気持ちで初回からいってほしい」と同コーチ。次がラストチャンスとなる可能性もある。

 小野は「いい勉強にして、今後、打者と勝負できるように」と反省した。次回登板の“5度目の正直”で、初星をつかみ取りたい。

 

 <ウエスタンリーグ:阪神 4‐ 2ソフトバンク>◇11日◇阪神甲子園球場

 Vの使者になる!! 西岡剛内野手が11日、ウエスタン・ソフトバンク戦(甲子園)に「1番・遊撃」で先発出場。左アキレス腱断裂から復帰後、実戦で初めて守備に就いた。打っては 2試合連続となるタイムリーを放ち、これで復帰後 5試合連続安打。 1軍復帰へ大前進した。

 歓声とともに、 1塁側ベンチから誰よりも早くかつての定位置へ向かった。 3塁線手前で立ち止まり、グラウンドに向かって一礼。「ショート・西岡」がコールされると、ひときわ大きな拍手がわき起こった。左アキレス腱断裂の大けがから復帰後、西岡が初めて実戦で守備に就いた。

 「楽しかったです。状態はけがをする前よりもはるかにいいです」

 いきなり魅せた。 1回、先頭でセーフティーバントを試み、 1塁まで全力疾走。結果は投ゴロも「もともとの僕のスタイル」と 1塁ベースを猛ダッシュで駆け抜けた。

  3回、飛球を追う西岡剛内野手。スリムになって大変身、遊撃守備も無難にこなし、 1軍昇格に大前進だ=阪神甲子園球場

  3回は左飛に倒れたが、 2年目の育成枠左腕・児玉と対戦した 5回には右打席に立ち、一死 2塁から左翼へ 2塁打を放った。 2試合連続となるタイムリーで中押し。復帰後 5試合連続安打で打率 0.385だ。

  6回の守備から交代し、 3打数 1安打 1打点。守備機会は 2度で、 3回に 3塁線の遊飛、 5回にゴロを軽快にさばいた。遊撃での出場はロッテ時代の2010年以来、 7年ぶり。掛布 2軍監督は「あの( 1回の)全力疾走がすべて。ボール回しでもチームにリズムを作ってくれた。内野を引き締めてくれた」と頼もしそうに見守った。

 西岡は阪神では 2、 3塁を守ってきたが、遊撃に就く狙いについて「上で自分のポジションがあるとは思っていません。でも遊撃で出られれば、他のポジションもできます、その状態まで上げてきましたという、アピールになる」と説明した。

  5回、タイムリー 2塁打を放った西岡剛内野手。5試合連続安打だ=阪神甲子園球場

 昨年 7月20日の巨人戦(甲子園)でアキレス腱を断裂。手術を決意し、リハビリ過程では2011年からの米大リーグ挑戦のために増量した体重をロッテ時代の78、 9キロまで絞った。ただ、順調な回復のなかでも「もしかしたら、(復帰は) 1年中無理かも分からない」とこぼしたこともある。

 野球の神様が与えた、これまでの「西岡剛」を超えるための試練に打ち勝つ-。 2月の高知・安芸キャンプではチーム宿舎とは別のホテルの一室を借りて疲労回復のための酸素カプセルを設置した。 1分 1秒も無駄にしてこなかったから、今がある。

 「アキレス腱が切れたおかげで状態が上がりました。与えられたポジションをもぎとっていくという心構えでやっていきます」。今後は13日からのウエスタン・中日戦(ナゴヤ)でDH→外野で出場し23日からの同・広島戦(甲子)でフル出場を目指す。この日、 1軍はソフトバンクに敗れるも貯金「10」。首位広島に「2」差の 2位と好位置につけているが、ベテランに疲れが見え、若手にも好不調の波がある。

  5回、ソフトバンク・城所龍磨外野手の遊ゴロを捕球する西岡剛内野手=阪神甲子園球場

  2遊間は上本、糸原、大和らがしのぎを削っているが、V争いが激しくなるシーズン中盤以降に生まれ変わった西岡が合流すれば、チームの起爆剤になることは間違いない。金本阪神にとって心強い男が帰ってきた。

◎西岡について阪神・藤井彰人 2軍育成コーチ

 「体が軽そうで軽快でしたね。練習で動けているから心配はしていない」

★虎の空気変えた

 2013年にツインズから阪神に加入した西岡だが、けがなくフルシーズン1軍でプレーしたのは移籍初年度のみ。2014年には福留と試合中に交錯し、大けが。以降毎シーズン故障に泣かされているが、球団は必要戦力として位置づけている。「西岡が来てくれて、阪神は明るくなった。欠かせない存在だ」と球団幹部。国内フリーエージェント権を再取得した2014年オフも坂井オーナーから絶対残留指令が球団フロントに出ていた。

 

 打てないのでは点数が入らないのは当然の事!西岡がもうすぐ戻れるかも知れないし、糸井が軽傷だったのがこれからの勝利を暗示しているのかも知れない。

 全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

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 ※らくらくスマートフォンには対応しておりません。 

 

んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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秋山西武戦に初先発!マテオ&梅野1位浮上!球宴ファン投票中間発表!阪急阪神HD13日株主総会へ!

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リポビタンD秋山拓巳投手(26)が13日、西武戦(甲子園)に初先発する。この日は甲子園で投手指名練習に参加。自身は交流戦「2連勝」中だ。先発する13日の西武戦(甲子園)に向けて調整した。今回は、シーズンの疲労を考え、ブルペン投球を登板 3日前に変更。能見篤史投手(38)が行っていた調整法で昨年、中継ぎで打ち込まれたレオ打線にリベンジを果たす。 6連戦の初戦、火曜日を任される自覚。エース級と投げ合いを制す。開幕からローテーションを守り続けている秋山が、能見流でレオ斬りに挑む。今季ここまで10試合に先発し、 5勝 3敗、防御率2.91。フル回転を続けているなかで、当然、疲労もたまる。プロ 8年目で経験する“未知の領域”。そこで「試してみる」のは、プロ13年目のベテランの調整法だ。通常、先発投手は登板の 2日前にブルペン投球を行い、最終確認をすることが多く、秋山も例外ではなかった。しかし、38歳の能見は自身の体力面などを考え、昨年頃から登板 3日前ブルペンに変更。現在リーグ 2位の防御率2.33と安定した投球を続けている。メジャーでも一般的で、疲労回復を優先させる調整。長い戦いを見据えた決断に他ならない。10日にヤフオクドームでブルペン入りし、ここ 2日間は肩を“温存”しながらもショートダッシュなどで汗を流した。昨年 6月 3日の西武戦(甲子園)。 8回から中継ぎで登板したが、メヒアに 2ランを浴びるなど、 2回を 4安打 3失点。2017年の秋山拓巳の進化を、獅子軍団に見せつける。

「マイナビオールスターゲーム2017」のファン投票の第16回中間発表が12日、行われた。阪神では、中継部門でマルコス・マテオ投手(33)が12万3938票で巨人スコット・マシソン投手(33)を抜いて 1位に。また、捕手部門でも梅野隆太郎捕手(25)が18万1214票で巨人小林誠司捕手(27)を抜き、 1位となっている。他の部門では 3塁で鳥谷敬内野手(35)、外野で糸井嘉男外野手(35)が 1位となっている。

西岡剛内野手(32)が13日からのウエスタン・中日 3連戦(ナゴヤ)中に外野手として実戦守備に就く。古屋英夫 2軍野手チーフ兼育成コーチ(61)が「指名打者で 2試合、外野でも出場する予定」と明かした。前日11日の同ソフトバンク戦8甲子園)では左アキレス腱断裂からの復帰後初めて実戦の守備に就き、打撃でも 5試合連続となる安打もマーク。 1軍復帰後にどんな形でも戦力となるべく、内外野のどこでも守るつもりだ。

阪神は12日、甲子園歴史館で体感できる「VR(バーチャル・リアリティー)映像」の第 2弾として「高校野球入場行進VR」を導入すると発表した。高校野球開会式のリハーサル時に 360度カメラを駆使して撮影したもので、選手目線でグラウンドを入場行進している映像や、グラウンドレベルから見た選手宣誓の映像など、臨場感あふれる映像で疑似体験できる。13日の午前10時から、甲子園歴史館「甲子園ひろば」コーナーにて、お披露目される予定。入場行進や選手宣誓をグラウンドレベルで見る映像を約 3分間、臨場感たっぷりに疑似体験できる。VRは 4月 4日から導入されており、第 1弾の「甲子園球場空中散歩」の映像も引き続き公開。館内の「甲子園ひろば」に設置され、入場料で体験できる。

阪神が12日、西宮市内の球団事務所で新外国人選手に関する編成会議を開催したことが明らかになった。 2軍落ちのエリック・キャンベル内野手(30)に代わる候補について意見交換。12年ぶりのリーグ優勝へ、バックアップ態勢に死角はない。勝負の夏に向けて、阪神がついに動き出した。西宮市内の球団事務所に四藤慶一郎球団社長、高野栄一球団本部長、三宅、山中両国際スカウトらが集結。新外国人の獲得態勢を整える方針を確認した。球団首脳が口を開いた。“新助っ人会議”が開催されたのは12日正午過ぎ。約 1時間、調査報告や今後の見通しについて意見交換した。 7月末の補強期限が迫る中、獲得調査をさらに加速させる見通しだ。リストアップの対象となりそうなのがメジャー通算43発のウィル・ミドルブルックス内野手(28=レンジャーズ3A)やマイナー通算 124発(メジャー通算4発)のマット・マクブライド内野手(32=アスレチックス3A)ら。 1塁も守れ、今季は「タイガース3A」で打率 0.349、 1本塁打、 3打点とシュアな打撃が売りのジム・アドゥチ外野手(32)らも調査していくとみられる。広島では支配下選手になったサビエル・バティスタ内野手(25)が活躍。パ・リーグ首位の楽天も外国人選手が機能。ここ一発の破壊力がどうしてもほしい。球団初の「13連敗」を喫した巨人は堤辰佳GM(51)が退任(記事は 5面)。阪神サイドの一連の動きは全く関係ないが、フロントが後手を踏めば、どうなるか。一寸先は闇-。それが野球の掟。だから準備だけは怠らない。13日からの西武、楽天との甲子園 6連戦で、交流戦は終了。リーグ戦再開後は、広島との一騎打ちが待っている。現在の支配下選手は66人で枠に余裕はある。いつXデーが来ても大丈夫。12年ぶりのリーグ優勝へ。現場同様、フロントも攻めの姿勢を貫く。

阪神タイガースの親会社、阪急阪神ホールディングス(HD)の株主総会が13日、大阪市内で開かれる。坂井信也オーナー(69=電鉄本社相談役)は同HDの代表取締役を退任する。

大正製薬はプロ野球と“コラボ”した「リポビタンD プロ野球球団ボトル」の通信販売を開始した。数量限定のオリジナルボトルは(北海道日本ハム・楽天・西武・ロッテ・DeNA・中日・阪神・オリックス・広島・ソフトバンク)の計10球団。 1球団分 1箱10本入りで1620円(税込み、送料無料)。記事をまとめてみました。

 

 秋山拓巳投手が13日、西武戦(甲子園)に初先発する。この日は甲子園で投手指名練習に参加。

 「すごく強力な打線だと思う。ここ最近はいいピッチングができていないので、自分のできることをしっかりやれるように心掛けたい」。自身は交流戦「2連勝」中だ。

 キャッチボールをして調整した秋山拓巳投手=阪神甲子園球場

 秋山拓巳投手が12日、甲子園での投手指名練習に参加。先発する13日の西武戦(甲子園)に向けて調整した。今回は、シーズンの疲労を考え、ブルペン投球を登板 3日前に変更。能見篤史投手が行っていた調整法で昨年、中継ぎで打ち込まれたレオ打線にリベンジを果たす。

  6連戦の初戦、火曜日を任される自覚。エース級と投げ合いを制す。開幕からローテーションを守り続けている秋山が、能見流でレオ斬りに挑む。

 「疲れてはいるなと感じているので、シーズンまだ先があるので、(登板 3日前ブルペンを)試してみようかなと」

 甲子園で汗を流す秋山拓巳投手。 2日間ブルペンに入らず肩を“温存”=阪神甲子園球場

 今季ここまで10試合に先発し、 5勝 3敗、防御率2.91。フル回転を続けているなかで、当然、疲労もたまる。プロ 8年目で経験する“未知の領域”。そこで「試してみる」のは、プロ13年目のベテランの調整法だ。

 「能見さんが(今季の)最初やっていたので、香田投手コーチからも『やってみたら』と(勧められた)」

 通常、先発投手は登板の 2日前にブルペン投球を行い、最終確認をすることが多く、秋山も例外ではなかった。しかし、38歳の能見は自身の体力面などを考え、昨年頃から登板 3日前ブルペンに変更。現在リーグ 2位の防御率2.33と安定した投球を続けている。メジャーでも一般的で、疲労回復を優先させる調整。長い戦いを見据えた決断に他ならない。

 練習に臨む能見篤史投手=阪神甲子園球場

 10日にヤフオクドームでブルペン入りし、ここ 2日間は肩を“温存”しながらもショートダッシュなどで汗を流した。この日の投手指名練習では「きょう何もしないのは不安がある。試合前にその不安を取り除きたい」と確認程度の傾斜での投球練習は行ったが、「(本番に)いい状態でいけるようにやってみた」と感触はいい。

 「 1番(金子侑)から足があって長打のある打者が続くので、 1人 1人集中していくことが大事」

 昨年 6月 3日の西武戦(甲子園)。 8回から中継ぎで登板したが、メヒアに 2ランを浴びるなど、 2回を 4安打 3失点。2017年の秋山拓巳の進化を、獅子軍団に見せつける。

 投手指名練習に臨む秋山拓巳投手=阪神甲子園球場

★秋山の昨季の西武戦VTR

  6月 3日の甲子園での一戦に 3- 9の 8回から 3番手で登板。先発の岩貞が 6回途中 9失点と炎上するなか、ビハインドの場面でマウンドに上がったが、秋山、金子侑に安打で出塁を許し、一死後、メヒアに「19号2ラン」を被弾。 2回を 4安打 3失点とレオ打線を抑えられず、チームも 3-12で大敗。12失点は昨季のワーストだった。

 

 阪神マルコス・マテオ投手(左)、梅野隆太郎捕手

 「マイナビオールスターゲーム2017」のファン投票の第16回中間発表が12日、行われた。

 阪神では、中継部門でマテオが12万3938票で巨人マシソンを抜いて 1位に。

 また、捕手部門でも梅野が18万1214票で巨人小林を抜き、 1位となっている。

 他の部門では 3塁で鳥谷、外野で糸井が 1位となっている。

 ファン投票の受付は18日までで、26日に最終結果が発表される。

 

 西岡が13日からのウエスタン・中日 3連戦(ナゴヤ)中に外野手として実戦守備に就く。古屋 2軍野手チーフ兼育成コーチが「指名打者で 2試合、外野でも出場する予定。体の張りなどで変わってくるかもしれない」と明かした。前日11日の同ソフトバンク戦8甲子園)では左アキレス腱断裂からの復帰後初めて実戦の守備に就き、打撃でも 5試合連続となる安打もマーク。 1軍復帰後にどんな形でも戦力となるべく、内外野のどこでも守るつもりだ。

 

 甲子園歴史館に設置されているVR映像を体感する記者

 阪神は12日、甲子園歴史館で体感できる「VR(バーチャル・リアリティー)映像」の第 2弾として「高校野球入場行進VR」を導入すると発表した。

 高校野球開会式のリハーサル時に 360度カメラを駆使して撮影したもので、選手目線でグラウンドを入場行進している映像や、グラウンドレベルから見た選手宣誓の映像など、臨場感あふれる映像で疑似体験できる。

 13日の午前10時から、甲子園歴史館「甲子園ひろば」コーナーにて、お披露目される予定。

 甲子園歴史館にVR(バーチャル・リアリティー)映像の第2弾として新設される「高校野球入場行進VR」

 甲子園歴史館は12日、バーチャル・リアリティー(VR)映像第 2弾として「高校野球入場行進VR」が13日から登場すると発表した。

 入場行進や選手宣誓をグラウンドレベルで見る映像を約 3分間、臨場感たっぷりに疑似体験できる。映像は昨年の選抜大会の開会式リハーサルを撮影したもの。

 VRは 4月 4日から導入されており、第 1弾の「甲子園球場空中散歩」の映像も引き続き公開。館内の「甲子園ひろば」に設置され、入場料で体験できる。

 

 ついに動いた! 集まった-。阪神が12日、西宮市内の球団事務所で新外国人選手に関する編成会議を開催したことが明らかになった。 2軍落ちのエリック・キャンベル内野手に代わる候補について意見交換し、「いつでも動ける状態にしておく、ということ」と球団首脳は明言。12年ぶりのリーグ優勝へ、バックアップ態勢に死角はない。

 勝負の夏に向けて、阪神がついに動き出した。西宮市内の球団事務所に四藤球団社長、高野球団本部長、三宅、山中両国際スカウトらが集結。新外国人の獲得態勢を整える方針を確認した。球団首脳が口を開いた。

 「いつでも動ける状態にしておくということ。(新外国人は)継続的に調査している」

 “新助っ人会議”が開催されたのは12日正午過ぎ。約 1時間、調査報告や今後の見通しについて意見交換した。野手で唯一の外国人だったキャンベルが打撃不振のため 7日に 2軍降格。 7月末の補強期限が迫る中、獲得調査をさらに加速させる見通しだ。

 金本知憲監督(右)と四藤慶一郎球団社長(左)。現場とともにフロントも攻める

 ターゲットは 1塁手。現在は原口、中谷らが務めている。しかし原口は打率 0.245、 4本塁打、19打点。中谷も打率 0.218、 7本塁打、19打点。新外国人を獲得することが若手の芽を摘むことにつながる危険性をフロントは痛感している。それと同時に和製打線の限界も感じている。その中で最善の策を選ぶための会議だった。

 リストアップの対象となりそうなのがメジャー通算43発のウィル・ミドルブルックス内野手(レンジャーズ3A)やマイナー通算 124発(メジャー通算4発)のマット・マクブライド内野手(アスレチックス3A)ら。 1塁も守れ、今季は「タイガース3A」で打率 0.349、 1本塁打、 3打点とシュアな打撃が売りのジム・アドゥチ外野手(32)らも調査していくとみられる。

 開幕前から不安視されていた「助っ人野手 1人制」。 5月末には四藤球団社長が遠征先の千葉を訪れ、金本監督らと会談。先の福岡にも帯同した。広島では支配下選手になったバティスタが活躍。パ・リーグ首位の楽天も外国人選手が機能。ここ一発の破壊力がどうしてもほしい。

 マイナー通算 124発のマット・マクブライド内野手

 球団初の「13連敗」を喫した巨人は堤辰佳GMが退任(記事は 5面)。阪神サイドの一連の動きは全く関係ないが、フロントが後手を踏めば、どうなるか。一寸先は闇-。それが野球の掟。だから準備だけは怠らない。

 「外国人同士も競争させるべきだと思う。キャンベルの刺激にもなるだろう。危機管理も含め、手をこまねいている時間はない」

 別の球団幹部は指揮官と同じく、“競争”を強調した。13日からの西武、楽天との甲子園 6連戦で、交流戦は終了。リーグ戦再開後は、広島との一騎打ちが待っている。

 現在の支配下選手は66人で枠に余裕はある。いつXデーが来ても大丈夫。12年ぶりのリーグ優勝へ。現場同様、フロントも攻めの姿勢を貫く。

 ジム・アドゥチ外野手はシュアな打撃が売り(AP)

★阪神・最近の途中加入した野手助っ人あらかると

◆トム・エバンス内野手(2001年): 6月に途中加入、背番号は前年まで新庄剛志がつけていた「5」と球団の期待も大きかったが、39試合に出場し、打率 0.242、 2本塁打、14打点と期待はずれだった。

◆クレイグ・ブラゼル内野手(2009年): 5月に契約。 1軍登録された 6月 5日のオリックス戦(甲子園)で、オリックス・金子千尋投手(33)から豪快な 2ランを放った。その後も活躍し 1年目の成績は82試合で、打率 0.291、16本塁打、49打点と結果を残した。

◆ネルソン・ペレス外野手 (2015年): 6月に阪神と契約。外国人枠の兼ね合いもあり、 9月中旬までは 2軍でプレーし、チーム最多の14本塁打を記録。 1軍でも活躍が期待されたが、スタメンで出場した 3試合で 9打数無安打と結果が出なかった。

 

 阪神タイガースの親会社、阪急阪神ホールディングス(HD)の株主総会が13日、大阪市内で開かれる。毎年タイガース関連の質問が出ており、「超変革」を継続させながら「挑む」をスローガンに掲げる金本虎 2年目についての質問が出る可能性がある。タイガース、甲子園球場についての質問には阪神電鉄・百北幸司取締役(スポーツ・エンタテインメント事業本部長)が答える。坂井信也オーナーは同HDの代表取締役を退任する。

 

 プロ野球と“コラボ”した「リポビタンD プロ野球球団ボトル」

 大正製薬はプロ野球と“コラボ”した「リポビタンD プロ野球球団ボトル」の通信販売を開始した。数量限定のオリジナルボトルは(北海道日本ハム・楽天・西武・ロッテ・DeNA・中日・阪神・オリックス・広島・ソフトバンク)の計10球団。 1球団分 1箱10本入りで1620円(税込み、送料無料)。購入方法は 2種類で、

(1)インターネットで「リポビタン 野球」と検索→公式サイトから購入

(http://www.taisho.co.jp/lipovitan/lipod/campaign/baseball.html)

(2)0120・14・8428(ワシノツウハン)に電話→申し込み番号6286や希望球団名などを伝える。

大正製薬ダイレクトお客様センター

フリーダイヤル 0120-81-8428(ハイ ワシノツウハン)

[受付時間]9:00~20:00(土・日・祝日も受付) ※大正製薬ダイレクト(通信販売)の商品専用ダイヤルです。

※携帯電話、PHSからもご利用いただけます

※電話番号は、おかけまちがいのないようにご確認下さい。

 

 

 今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め!  ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!  

 

 2017年 公式戦 順位表

 

 2017年 公式戦 日程と結果(06月)

 

 2017年 公式戦 日程と結果(07月)

 

 日本野球機構(NPB)は 4月28日、オールスターゲームの新しい冠協賛社が、就職活動サイトなどを運営するマイナビに決まったと発表した。契約は2019年まで。正式名称は「マイナビオールスターゲーム2017」となり、第 1戦は 7月14日午後 7時からナゴヤドームで、第 2戦は同15日午後 6時からZOZOマリンで行われる。

 2008年から冠協賛社だったマツダは昨季限りで契約満了となった。

 ファン投票は 5月16日から 6月18日まで公式戦開催球場、はがき、パソコン・スマートフォンおよび携帯電話によって行われ、最終結果は 6月26日、選手間投票の結果は同29日、監督推薦を含む最終メンバーは 7月 3日に発表される。

 入場券の購入方法などは、NPBの公式サイトhttp://npb.jp/で。

 

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んな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。

その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。

そうした強い思いをスローガンとして表現しています。

※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。

 

 

 

 

   

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